JP3005165U - 歯みがき人形 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は歯みがき人形に関し、特に人形が電動
歯ブラシで実際に歯をみがいているように表現すること
のできる歯みがき人形に関するものである。 【構成】先端部に異方性マグネットを収納せる模造電動
歯ブラシを人形の口元へ当接すると、人形の口元の内部
に収納せるリードスイッチがＯＮとなり、該人形の頭部
に収納せる振動機構が駆動し、該異方性マグネットを収
納せる模造電動歯ブラシを該人形の口元から離すとリー
ドスイッチがＯＦＦとなり該振動機構の駆動が停止する
ように構成したことを特徴とする歯みがき人形である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は歯みがき人形に関し、特に先端部に異方性マグネットを収納せる模造 電動歯ブラシを人形の口元へ当接すると、人形の口元の内部に収納せるリードス イッチがＯＮとなり、該人形の頭部に収納せる振動機構が駆動し、人形が電動歯 ブラシで実際に歯をみがいているように表現することのできる歯みがき人形に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、幼児が赤ちゃん人形に歯みがきをさせるような玩具では単に赤ちゃん人 形と歯ブラシとがセットになっているものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記せるような従来の単に赤ちゃん人形と歯ブラシとがセットになっているも のでは、幼児が赤ちゃん人形に歯みがきをさせる場合に赤ちゃん人形にはなんの 反応もなく幼児の興味を引きつけるには不十分なものであった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案歯みがき人形は特に女児の好むままごと遊びなどで実際に実際に赤ちゃ ん人形に歯をみがかせる状況をつくり、幼児に楽しく歯をみがかせることに役立 つような歯みがき人形を提供するものであり、先端部に異方性マグネットを収納 せる模造電動歯ブラシを人形の口元へ当接すると、人形の口元の内部に収納せる リードスイッチがＯＮとなり、該人形の頭部に収納せる振動機構が駆動し、該異 方性マグネットを収納せる模造電動歯ブラシを該人形の口元から離すとリードス イッチがＯＦＦとなり該振動機構の駆動が停止するように構成したことを特徴と し、人形頭部内に収納される振動機構はモーターケース内に収納されるモーター と該モーターのシャフトに固定されているおもりからなり、該モーターケースは 基部を人形ボディに固定された振動緩衝材によって保持されるように構成したこ とを特徴とし、ＡＢＳ樹脂等の熱可塑性樹脂からなる人形ボディ内にバッテリー が収納され、人形頭部が植毛および彩色された軟質の塩化ビニル樹脂等の熱可塑 性樹脂で形成されていることを特徴とし、且つ、振動機構の駆動に伴い、頭部の 振動が顕著に表現されるように該頭部の植毛が形成されていることを特徴とする 歯みがき人形である。

【０００５】

【作用】

本考案歯みがき人形は、模造電動歯ブラシを人形の口元へ当接すると、人形の 口元の内部に収納せるリードスイッチがＯＮとなり、該人形の頭部に収納せる振 動機構が駆動し、人形の頭部が振動してあたかも人形が歯をみがいているように 表現することができるものである。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に基づいて本考案歯みがき人形の構成を具体的に説明する。図１は 本考案歯みがき人形の全体斜視図、図２は本発明歯みがき人形の構成部分の部分 断面図である。

【０００７】 本考案歯みがき人形は、バッテリー９や振動機構Ｂを収納する人形Ａ、および 付随する模造電動歯ブラシ３とからなり、それらの具体的構成は以下に説明する 通りである。

【０００８】 模造電動歯ブラシ３は先端部に異方性マグネット３１を収納しており、人の手 １０で持って人形Ａの口元へその先端部を当接すると、人形の口元の内部に収納 せるリードスイッチ４がＯＮとなり、該人形Ａの頭部１に収納せる振動機構Ｂが 駆動し、口元や頭部１および植毛１１が振動して人形Ａが歯みがきをしている状 態が表現される。

【０００８】 また、該模造電動歯ブラシ３を該人形Ａの口元から離すとリードスイッチ４が ＯＦＦとなり該振動機構Ｂの駆動が停止するように構成されている。

【０００９】 人形Ａの頭部１内に収納されている振動機構Ｂは、モーターケース５内に収納 されるモーター６と該モーター６のシャフトに固定されているおもり７から構成 されており、該モーターケース５は基部を人形ボディ２に固定された振動緩衝材 ８によって保持されるように構成されている。

【００１０】 ＡＢＳ樹脂等の熱可塑性樹脂からなる人形ボディ２内にはバッテリー９が収納 され、彩色された軟質の塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂で形成されている人形 の頭部１には植毛１１が施されている。

【００１０】 モーターケース５は基部を人形ボディ２に固定された振動緩衝材８によって保 持されるように構成され、該振動緩衝材８は直径０．７ｍ／ｍの弾力性のあるス テンレスシャフトにて構成されているので、柔らかい素材の塩化ビニル樹脂等で 形成されている頭部１が大きく振動しても該振動緩衝材８が硬質の人形ボディに 与える振動を緩衝し、且つ、振動機構Ｂを保持するように構成されている。

【００１１】

【考案の効果】

本考案歯みがき人形は以上説明したような構成であるので、特に幼児の好む人 形遊びで実際に人形が歯をみがいている状態を表現することができ、幼児の興味 を喚起すると共に、幼児に歯をみがくことの意識を持たせる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案歯みがき人形の全体斜視図である。

【図２】本考案歯みがき人形の構成部分の部分断面図で
ある。

【符号の説明】

１．頭部 １１．植毛 ２．人形ボディ ３．模造電動歯ブラシ ３１．異方性マグネット ４．リードスイッチ ５．モーターケース ６．モーター ７．おもり ８．振動緩衝材 ９．バッテリー １０．人の手 Ａ．人形 Ｂ．振動機構

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６３Ｈ 33/42 Ｂ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】先端部に異方性マグネットを収納せる模造
   電動歯ブラシを人形の口元へ当接すると、人形の口元の
   内部に収納せるリードスイッチがＯＮとなり、該人形の
   頭部に収納せる振動機構が駆動し、該異方性マグネット
   を収納せる模造電動歯ブラシを該人形の口元から離すと
   リードスイッチがＯＦＦとなり該振動機構の駆動が停止
   するように構成したことを特徴とする歯みがき人形。
2. 【請求項２】人形頭部内に収納される振動機構はモータ
   ーケース内に収納されるモーターと該モーターのシャフ
   トに固定されているおもりからなり、該モーターケース
   は基部を人形ボディに固定された振動緩衝材によって保
   持されるように構成したことを特徴とする請求項１の歯
   みがき人形。
3. 【請求項３】ＡＢＳ樹脂等の熱可塑性樹脂からなる人形
   ボディ内にバッテリーが収納され、人形頭部が植毛およ
   び彩色された軟質の塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂で
   形成されていることを特徴とする請求項１の歯みがき人
   形。
4. 【請求項４】振動機構の駆動に伴い、頭部の振動が顕著
   に表現されるように該頭部の植毛が形成されていること
   を特徴とする請求項１の歯みがき人形。