JP3005162B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3005162B2
JP3005162B2 JP17989094A JP17989094A JP3005162B2 JP 3005162 B2 JP3005162 B2 JP 3005162B2 JP 17989094 A JP17989094 A JP 17989094A JP 17989094 A JP17989094 A JP 17989094A JP 3005162 B2 JP3005162 B2 JP 3005162B2
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嶋田  智
忠雄 九嶋
広一 井上
隆一 斎藤
英雄 清水
洋 鈴木
州志 江口
森島  慎
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    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
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    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパッケージケースを用い
た樹脂封止型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパワーモジュール装置の構成につ
いて、図1に一般的なIGBTモジュールの模式断面図
を例示し説明する。
【0003】図1において、IGBTあるいはダイオー
ドチップ等のパワーチップ1は、モリブデン板2を介し
て銅板3と接合されている。銅板3からは、直接または
セラミックス板5を介して半田付けされた外部接続端子
4が立ち上がっている。外部接続端子4とパワーチップ
1とは金属ワイヤ7により電気的に接続されている。
【0004】更に銅板3は、セラミックス板5を介して
銅等の金属基板6に接続されている。金属基板6にはポ
リフェニレンスルフィド(PPS)等の樹脂製外囲ケー
ス8が接着されている。蓋状ケース9は外囲ケース8と
同じ樹脂で作製されている。パワーチップ1は保護のた
め低弾性率のシリコーンゲル10で充填され、さらにこ
の上には、端子固定とパッケージの機密を保持するため
エポキシ樹脂等のシールレジン11が充填されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のパワーモジ
ュール装置では、耐湿寿命が短いと云う問題があった。
これはシリコーンゲル10の充填によるケース8の内面
汚染により、ケース8とシールレジン11との接着性が
阻害される。更にまた、シリコーンゲルの大きな体積温
度変化により発生するゲル硬化物の構造欠陥(クラック
やボイド)とに起因するものと考えられる。即ち、外部
からの水分は、ケース8とシールレジン11との接着不
良面の隙間から内部に侵入し、さらにゲル硬化物の構造
欠陥部を伝わってパワーチップ1上に到達して、モジュ
ールの耐湿信頼性を低下させるためである。
【0006】ケース8とシールレジン11との接着阻害
は、先に注入されたシリコーンゲル10がケース8の内
面に付着したり、硬化時に揮散する低分子量シロキサン
がケース8の内面に付着し、離型性を有するシロキサン
化合物の被膜の形成により生ずる。
【0007】一方、シリコーンゲル中の構造欠陥は、ゲ
ルが熱収縮する際、外囲ケース8で拘束され、その体積
変化分をシリコーンゲル内で吸収することができず、こ
れによって発生するシリコーンゲル内の応力によりクラ
ックやボイド等の構造欠陥が発生する。
【0008】シリコーンゲルの熱膨張に伴う内圧上昇、
および外部からの吸湿を防ぐ半導体装置が提案されてい
る(特開平4−321259号公報)が、前記ケース8
とシールレジン11との接着不良を改善することはでき
なかった。
【0009】本発明の目的は、ケースとシールレジンと
の接着阻害が生じない構造のパッケージケースを有す
る、耐湿信頼性に優れた半導体装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】既述のように半導体装置
の耐湿性低下の要因は、ケースと封止樹脂との接着阻害
により生じた微小間隙を通って浸入した水分が、更に、
シリコーンゲル中の構造欠陥部を伝わってチップに到達
することにある。従って、半導体装置の耐湿性向上のた
めの肝要な点は、上記水分浸入個所となるケースと封止
樹脂との界面の接着阻害を防止し、また、ゲル中の構造
欠陥部の発生を抑制することにある。上記課題を達成す
る本発明の要旨は次のとおりである。
【0011】(1) 半導体素子を搭載し、前記半導体
素子と外部へ電気的に接続する外部接続端子を有する基
板が金属基板上に取付けられており、前記金属基板上に
設けられた外囲ケースと蓋状ケースとにより前記半導体
素子が収納され、前記半導体素子が樹脂封止されている
半導体装置であって、所定の隙間を設けて遊嵌された前
記蓋状ケースと外囲ケースとが遊嵌部において、一方が
フック状突起に、他の一方が前記フック状突起を受ける
ように前記蓋状ケースの周囲に溝状構造に形成されてお
り、前記溝状構造内にレジンが充填されて前記遊嵌部に
設けた所定の隙間はレジンシールされており、少なくと
も前記半導体素子はシリコーンゲルおよび/または封止
樹脂で封止されていることを特徴とする半導体装置にあ
【0012】(2) 半導体素子を搭載し、前記半導体
素子と外部へ電気的に接続する外部接続端子を有する基
板が金属基板上に取付けられており、前記金属板上に
設けられた外囲ケースと蓋状ケースとにより前記半導体
素子が収納され、前記ケース内の少なくとも半導体素子
が樹脂封止されている半導体装置の製法において、所定
の隙間を設けて遊嵌された前記蓋状ケースと外囲ケース
の一方がフック状突起に、他の一方が前記フック状突起
を受ける溝状にそれぞれ構成し、前記遊嵌部に設けた所
の隙間にシールレジンを充填,硬化した後、前記蓋状
ケースに設けた注入孔よりシリコーンゲルおよび/また
は封止樹脂を注入して前記半導体素子を封止、前記注
入孔を封じて大気と遮断することを特徴とする半導体装
置の製法。
【0013】本発明のポイントは、シリコーンゲル充填
に先だって前記蓋状ケースと前記外囲ケースを樹脂でシ
ールすることにある。即ち、図2(a)または(b)に
例示するような、隙間を有する遊嵌構造を外囲ケースお
よび蓋状ケースの嵌合部に設け、上記隙間をシールレジ
ンで充填,封止することにある。
【0014】図2(a)の場合の製造工程を図3により
説明する。蓋状ケース9には外部接続端子4が嵌合ある
いはエポキシ樹脂等でシールされており、上記蓋状ケー
ス9を、半導体素子(以下、チップと呼ぶ)を搭載した
銅等の金属基板6上に配置した後(a)、半田リフロー
等により金属基板6に接続する(b)。次いで、外囲ケ
ース8と蓋状ケース9とを所定の隙間を介して遊嵌する
ように配置し、外囲ケース8を金属基板6上に接着固定
する。その後、前記隙間をシールする(c)。
【0015】なお、前記遊嵌部は、図2に例示したよう
に、蓋状ケース9と外囲ケース9との一方がフック状突
起に、他の一方が前記フック状突起を受ける溝状にそれ
ぞれ構成され、両者間に所定の隙間を有する溝状構造に
なっている。
【0016】まず、前記隙間に図3(c)において第一
段目のシールとして、シールレジン11aを充填、硬化
させる。次いでこの上に第2段目のシールとして、シー
ルレジン11bを充填、硬化させ、前記隙間のシールが
完了する。遊嵌構造の隙間のシールを2段階で行なうの
は、1回では、溝状構造の上端部を超えたシールレジン
がパッケージ内部に流入するのを防ぐ上で望ましい。即
ち、第一段目のシールレジンを充填硬化することで、パ
ッケージ内へ連通する隙間を塞ぎ、次に、第2段目のシ
ールレジンを充填硬化することで完全なシールが得られ
る。
【0017】次に、図2(a)の場合の上記とは異なる
製造工程を図4により説明する。第1段目のシールレジ
ン11aを、前記蓋状ケース9と前記外囲ケース8との
遊嵌に先立って、予め、蓋状ケース9の溝状構造中に所
定量充填し(a)、次いで外囲ケース8を遊嵌後、金属
基板6上に接着する(b)。この場合、金属基板6上へ
の外囲ケース8の接着硬化と、上記第1段目のシールレ
ジン11aの硬化を同時に行うことになる。次いで、硬
化したシールレジン11aの上に、第2段目のシールレ
ジン11bを充填、硬化させる(c)。
【0018】前記溝状構造の溝内面を図5に示すような
段差部を設け、この段差面を第1シールレジンの注入量
の目安とすることにより、第1シールレジンの充填量を
視認できるので、充填レジン量を容易に決めることがで
きる。
【0019】2段階でシールレジンを充填することによ
り、図3(c)、図4(c)に示す様に、パッケージ外
のシールレジン11bの充填面の高さを、パッケージ内
のシールレジン11aの充填面の高さよりも高くするこ
とができ、ケースとシールレジンとの接着面積を大きく
できると共に、シールレジンバルクの水分浸入経路を長
くとることができるので、耐湿性の上で好ましい。
【0020】前記蓋状ケース9に設けられた外部接続端
子4のシールについても、上記と同様にシリコーンゲル
充填に先立って完了することが必要である。この部分の
シールは、図6に示すような構成が有効である。即ち、
蓋状ケース9に溝状空間12を設け、これに端子を嵌合
した後、シールレジンを充填してシールすることができ
る。この際、充填したシールレジンが、端子と蓋状ケー
スとの嵌合部の隙間から漏れる心配がある場合には、シ
ールレジンの充填を前記のように2段階で行なうのがよ
い。即ち、図6(b)に示すように、第1段目に溝状空
間12の底部を流動性の低いシールレジン11aで充
填、硬化した後、その上部に第2段目のシールレジン1
1bを充填、硬化する。
【0021】上記第2段目のシールレジン11bの充
填、硬化は、蓋状ケース9と外囲ケース8とをシールす
る際の第2段目のシールレジンの充填,硬化と同時に行
うことができる。
【0022】上記の様に、蓋状ケース9と外囲ケース8
とのシールおよび蓋状ケースを挿通する端子のシールを
シリコーンゲルの注入に先立って行うことにより、シリ
コーンゲルによる接着阻害の影響を全く受けることがな
いので、水分浸入を抑える上で非常に有効である。
【0023】次に、パッケージ内のチップ上へのシリコ
ーンゲルの充填について説明する。シリコーンゲルの充
填は、図7に示すように蓋状ケース9に設けた、1個以
上の注入孔13より行なう。所定量のシリコーンゲルを
充填した後、硬化させるが、硬化時は注入孔13は開放
したまゝでも、あるいは注入孔を塞いでから硬化しても
よい。
【0024】また、シリコーンゲル充填後、さらにこの
上に第2のレジンを被覆,充填してもよい。第2のレジ
ンとしては、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、
ウレタン樹脂あるいはこれらの発泡性樹脂が挙げられ
る。さらにまた、第2のレジンの充填方法としては、第
1段目のシリコーンゲルの上部全面、あるいはシリコー
ンゲル上部の一部に被覆,充填することが可能である。
【0025】シリコーンゲル硬化物中にクラック等の構
造欠陥が発生するのは、シリコーンゲルをパッケージケ
ースや周囲の構造物が接着して拘束するためである。シ
リコーンゲルへの拘束力を小さくするには、シリコーン
ゲル上部を空間とするか、あるいはシリコーンゲル上部
に、例えば、発泡性樹脂等の低弾性率の樹脂を第2のレ
ジンとして被覆,充填するのがよい。
【0026】図8は、パッケージ内部にシリコーンゲル
のみ充填しゲル上面に空間17を設けた例である。この
場合、外部接続端子4が裸のままでは、内部放電などに
よる不良発生が懸念されるときは、図8に示す様に外部
接続端子4の外套絶縁物14で絶縁するのがよい。
【0027】前記蓋状ケース9に設けた注入孔13から
パッケージ内にシリコーンゲル等の樹脂を充填した後、
注入孔13は密封する。これには樹脂製の栓を取付け
る、樹脂溶接あるいは超音波溶接によりシールする、レ
ジンシールするなどにより行うことができる。図9
(a)は、前記注入孔13をゴム等の弾性材料で形成さ
れたキャップ15を嵌め込みシールする場合の一例であ
る。その際、接着剤を併用してもよい。
【0028】また、図9(b)は、蓋状部品16を注入
孔13の上部に接着しシールする場合の一例である。前
記注入孔13のシールは、パッケージ内に封止樹脂を充
填後、該樹脂の硬化前でも、硬化後でもよい。
【0029】
【作用】本発明によれば、パッケージケースによる封止
型の半導体装置において、シリコーンゲルに起因するケ
ースとシールレジンとの接着阻害を防止することができ
るので、耐湿信頼性を向上することができる。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例により説明する。
【0031】〔実施例 1〕図10に本発明のパワーモ
ジュール装置の模式断面を示す。パワーチップ1を搭載
した窒化アルミニウムのセラミックス板5の所定の位置
に、樹脂製の蓋状ケース9に固定された外部取出端子4
をクリーム半田により接合した。この蓋状ケース9は、
その周囲に設けた溝状構造と2個の注入孔13を有す
る。また蓋状ケース9を挿通する外部取出端子4の該ケ
ース9への固定は、高粘度のアミン硬化型ビスフェノー
ルA系エポキシ樹脂を用いて行なった。
【0032】次いで、蓋状ケース9の周囲に設けた溝状
構造の内部に、無水酸硬化型脂環式エポキシ樹脂からな
るシールレジン11aを溝の深さの約半分まで充填し
た。そして、樹脂製の外囲ケース8がモリブデンからな
る金属基板6と接する端面にシリコーン系接着剤を塗布
した後、この外囲ケース8を上記蓋状ケース9と嵌め合
わせ金属基板6に接着した。150℃/2時間の加熱に
より、上記接着剤とシールレジン11aを同時に硬化さ
せた。
【0033】蓋状ケース9のシールレジン11aの上部
と、外部取出端子4を取り巻く様に蓋状ケース9に設け
た溝状空間部12に無水酸硬化型脂環式エポキシ樹脂か
らなるシールレジン11bを充填し、120℃/2時間
および150℃/4時間加熱して硬化させた。
【0034】次に、蓋状ケース9に設けた注入孔13か
らパッケージ内部へシリコーンゲル10を注入し、ゲル
上面が蓋状ケース9の下面に接しない量充填した。シリ
コーンゲルを脱泡後、80℃/3時間および150℃/
2時間加熱して硬化した。その後、前記注入孔13にシ
リコーンゴム製のキャップ15を嵌め込んでパッケージ
内部を大気と遮断した。
【0035】〔実施例 2〕実施例1と同じ工程でシリ
コーンゲルを硬化させ、次いで、シリコーン系接着剤を
塗布したシリコーンゴム製のキャップ15を前記注入孔
13に嵌め込んだ後、150℃/2時間加熱して前記キ
ャップを接着した。
【0036】〔比較例 1〕シリコーンゲル充填量が異
なる以外は、実施例1と同様にしてパッケージを組み立
てた。本例では、ゲル上面が蓋状ケース下面に付着する
量のシリコーンゲルを充填した。
【0037】〔比較例 2〕実施例1と同じ部材を用
い、エポキシ樹脂による溝状構造のシール工程に先立
ち、シリコーンゲルの充填を行った。本比較例が実施例
1と異なっているのは工程の順序だけなので、図10を
用いて説明する。
【0038】パワーチップ1を搭載した窒化アルミニウ
ム板5の所定の位置に、蓋状ケース9に固定された外部
取出端子4をクリーム半田により接合した。この蓋状ケ
ース9は、周囲に溝状構造を有し、2個の注入孔13を
有する。また、蓋状ケース9を挿通する外部取出端子4
の該ケース9への固定は、高粘度エポキシ樹脂により行
なった。
【0039】次いで、外囲ケース8がモリブデン基板6
と接する端面にシリコーン系接着剤を塗布した後、この
外囲ケース8を上記蓋状ケース9と嵌め合わせモリブデ
ン基板6に接着した。150℃/2時間加熱し、接着剤
を硬化させた。次に、蓋状ケース9の注入孔13からパ
ッケージ内部へシリコーンゲル10をゲル上面が蓋状ケ
ース9の下面に付着しないように所定量充填した。ゲル
を脱泡した後、80℃/3時間、150℃/2時間加熱
してシリコーンゲルを硬化した。
【0040】次に、蓋状ケース9の周囲に設けた外囲ケ
ース8との遊嵌部の隙間にシールレジン11aを、パッ
ケージ内に連通する隙間を埋めるのに必要な量だけ充填
し、150℃/2時間加熱して硬化後、シールレジン1
1aの上にシールレジン11bを充填し、120℃/2
時間および150℃/4時間加熱して硬化させた。その
後、前記注入孔13にシリコーンゴム製のキャップ15
を嵌め込んでパッケージ内部を大気と遮断した。
【0041】上記樹脂封止型パワーモジュール装置につ
いて、耐湿性試験を行った。本試験は、パワーモジュー
ル装置を65℃/95%RHの雰囲気に1000時間放
置し、漏洩電流/電圧特性の変化を調べ、漏洩電流が1
0μAを超えた場合を不良と判定した。試験結果を表1
に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1の結果から明らかなように、シリコー
ンゲルの充填工程に先立ちシール工程を完了させた、ゲ
ル上面に空間17を設けた拘束力が小さい実施例のパワ
ーモジュール装置の耐湿性が飛躍的に向上している。
【0044】
【発明の効果】本発明の半導体装置は、パッケージシー
ルを完了後に半導体素子を封止するパッケージ構造を有
しているため、シリコーンゲルのケース/シールレジン
界面の接着性阻害を防ぐことができ、この界面からの水
分浸入を抑制することができる。また、シリコーンゲル
への拘束力を小さくする充填,封止により、シリコーン
ゲル中の構造欠陥発生が抑制される。
【0045】上記により半導体素子への水分浸入が抑制
されるので、耐湿信頼性に優れた半導体装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパワーモジュール装置の模式断面図であ
る。
【図2】本発明による蓋状ケースおよび外囲ケースの断
面図である。
【図3】本発明による半導体装置の組立工程の断面図で
ある。
【図4】本発明による半導体装置の組立工程の断面図で
ある。
【図5】本発明による蓋状ケースおよび外囲ケースの断
面図である。
【図6】本発明による蓋状ケースへの外部取出端子の固
定工程の断面図である。
【図7】本発明による半導体装置の断面図である。
【図8】本発明による半導体装置の断面図である。
【図9】本発明による蓋状ケース注入孔と該注入孔シー
ル部材の断面図である。
【図10】実施例の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1…パワーチップ、2…モリブデン板、3…銅板、4…
外部取出端子、5…セラミックス板、6…金属基板、7
…金属ワイヤ、8…外囲ケース、9…蓋状ケース、10
…シリコーンゲル、11…シールレジン、12…溝状空
間部、13…注入孔、14…外套絶縁物、15…キャッ
プ、16…蓋状部品、17…空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 九嶋 忠雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 井上 広一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 斎藤 隆一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 清水 英雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 鈴木 洋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 江口 州志 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 森島 慎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平1−225192(JP,A) 特開 平5−175351(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/28 H01L 23/12 H01L 23/29 H01L 23/31

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を搭載し、前記半導体素子と
    外部へ電気的に接続する外部接続端子を有する基板が金
    属基板上に取付けられており、前記金属基板上に設けら
    れた外囲ケースと蓋状ケースとにより前記半導体素子が
    収納され、前記半導体素子が樹脂封止されている半導体
    装置であって、所定の隙間を設けて遊嵌された前記蓋状
    ケースと外囲ケースとが遊嵌部において、一方がフック
    状突起に、他の一方が前記フック状突起を受けるように
    前記蓋状ケースの周囲に溝状構造に形成されており、
    記溝状構造内にレジンが充填されて前記遊嵌部に設けた
    所定の隙間はレジンシールされており、少なくとも前記
    半導体素子はシリコーンゲルおよび/または封止樹脂で
    封止されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋状ケースと外囲ケースとの遊嵌部
    に設けた溝状構造の隙間は断面形状がU字状に形成され
    ており、該溝状隙間に充填されたシールレジンは、内側
    の充填面の高さが、外側の充填面の高さよりも低い請求
    項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子を封止するシリコーンゲ
    ルおよび/または封止樹脂の封止面上に空間が設けられ
    ている請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記外部接続端子は、前記外囲ケースと
    蓋状ケースで構成されたパッケージ内部の露出部が外套
    絶縁物で被覆されている請求項1,2または3に記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記半導体素子がシリコーン
    ゲルで封止され、封止したシリコーンゲル上が前記シリ
    コーンゲルより針入度が小さいシリコーンゲルまたは熱
    硬化性樹脂により被覆,充填されている請求項1に記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記半導体素子がシリコーン
    ゲルで封止され、封止したシリコーンゲル上がウレタン
    樹脂またはシリコーン樹脂の発泡体により被覆,充填さ
    れている請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記外部接続端子が前記蓋状ケースに挿
    通して取付けられており、前記外部接続端子と蓋状ケー
    スの挿通部との隙間がレジンシールされている請求項1
    〜6のいずれかに記載の半導体装置。
JP17989094A 1994-08-01 1994-08-01 半導体装置 Expired - Lifetime JP3005162B2 (ja)

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