JP3005069U - 蓄熱槽に接続される配管系統の防食装置 - Google Patents

蓄熱槽に接続される配管系統の防食装置

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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄熱槽の熱媒水と炭酸カルシウムとをゆっく
りとした流速で、かつ、十分に接触させることにより、
熱媒水中に存在している遊離炭酸濃度を確実に減少させ
ることができる防食装置を提供する。 【構成】 複数の隔室槽3よりなる蓄熱槽1において、
一方の端部もしくはその近傍の隔室槽3aと、他方の端
部もしくはその近傍の隔室槽3bのそれぞれに炭酸カル
シウム層7a、7bを設けることにより炭酸カルシウム
を溶解させて、熱媒水5中に存在している遊離炭酸濃度
を減少させるものであって、該炭酸カルシウム層7a、
7bが隔室槽3a、3bの全幅にわたって、かつ、隔室
槽3a、3bの底面から少なくとも熱媒水5の水面と同
じ高さにまで設置されていることを特徴とする蓄熱槽に
接続される配管系統の防食装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調用熱媒としての冷水や温水などの熱媒水を蓄える蓄熱槽に接続 される移送管、機器などの配管系統の防食装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数の隔室槽よりなる蓄熱槽において、端部の隔室槽のそれぞれに 石灰石を配置することにより、石灰石中に含有されている炭酸カルシウムを溶解 させて熱媒水中に存在している遊離炭酸濃度を減少させる防食装置は公知である 。例えば、本出願人にかかる実公平4−10216号公報には、両端の隔室槽に 石灰石を充填した二重籠を設置し、その内籠内に移送管の端部を開口させた防食 装置が開示されている。また、該公報には、隔室槽同志の流通口の周りにコの字 形状の覆いを配設し、該覆い内に石灰石を充填した防食装置も開示されている。 同じく本出願人にかかる特開平1−176083号公報には、端部の隔室槽のそ れぞれに山形に形成した架台を設置し、該架台の周りに石灰石を詰めた蛇籠を積 み上げた防食装置が開示されている。
【0003】 ここで、以上のような従来の出願においては、石灰石層を通過する熱媒水の流 速については特に言及されていない。そして従来は、石灰石層を通過するときの 熱媒水の流速が早ければ早いほど炭酸カルシウムの溶解は進みやすいと考えられ ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、実際には蓄熱槽に蓄えられた熱媒水中には浮遊懸濁物などの微粒子 が不可避的に含まれているため、石灰石層を通過するときの熱媒水の流速を早く すればするほどその微粒子が石灰石の表面に衝突して付着しやすくなるというこ とが判明した。このように微粒子が石灰石の表面に付着すると、石灰石の表面が その薄膜で覆われるようになり、石灰石と熱媒水との接触が妨げられて、熱媒水 中に存在している遊離炭酸濃度を十分に減少させることができず、腐食を防止で きなくなる。
【0005】 従って、以上のように熱媒水中に浮遊懸濁物などが不可避的に含まれてしまう ような蓄熱槽にあっては、石灰石層に通過させる熱媒水の流速をできるだけ遅く することが重要であるが、そのためには、流速が遅くなった分の炭酸カルシウム の溶解量低下を補うために、隔室槽内において熱媒水と石灰石の十分な接触を図 ることが必要となる。しかし、先に示した実公平4−10216号公報に開示さ れた防食装置にあっては、熱媒水と石灰石の接触は移送管の端部近傍や隔室槽同 志の流通口の周辺のみで行われるに過ぎず、しかも、そのような移送管の端部近 傍や隔室槽同志の流通口の周辺は熱媒水の流速が早すぎるといった難点がある。 また、特開平1−176083号公報に開示された防食装置の如く、槽幅の狭い 隔室槽内に設置した山形の架台に石灰石を二重に取り付けたような場合は、隔室 槽内を流動する熱媒水の流速が早いうえに、石灰石と二重に接触するために熱媒 水の流通抵抗が過大になりがちである。
【0006】 従って本考案は、蓄熱槽の熱媒水と炭酸カルシウムとをゆっくりとした流速で 、かつ、十分に接触させることにより、熱媒水中に存在している遊離炭酸濃度を 確実に減少させることができる防食装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、複数の隔室槽よりなる蓄熱槽において、一方の端部もしくは その近傍の隔室槽と、他方の端部もしくはその近傍の隔室槽のそれぞれに炭酸カ ルシウム層を設けることにより炭酸カルシウムを溶解させて、熱媒水中に存在し ている遊離炭酸濃度を減少させるものであって、該炭酸カルシウム層が隔室槽の 全幅にわたって、かつ、隔室槽の底面から少なくとも熱媒水の水面と同じ高さに まで設置されていることを特徴とする蓄熱槽に接続される配管系統の防食装置が 提供される。
【0008】 そして、上記炭酸カルシウム層は、例えば次のように構成される。 ・隔室槽の内部に配置された架台に、炭酸カルシウムを充填した複数の網製袋を 取り付けた構成である。 ・上面が開放され、かつ、少なくとも対向する一対の側面が何れも流通性を有す るように構成された直方体形状のコンテナ内に炭酸カルシウムを充填し、該コン テナをその流通性を有する側面を熱媒水流と直交させるようにして、隔室槽の内 部において積み上げた構成である。 ・隔室槽の内部において熱媒水流と直交する二枚の流通性を有するパネルを互い に間隔を開けて立設し、それら二枚のパネル間に炭酸カルシウムを充填した構成 である。
【0009】 なお、上記炭酸カルシウムとして、石灰石を用いることができる。
【0010】
【作用】
蓄熱槽は、空調用の熱媒水としての温水や冷水を蓄えるための水槽であり、か かる蓄熱槽の熱媒水には、水道水が用いられるのが一般的である。ところが、わ が国の水道水中に溶解している二酸化炭素濃度、即ち、遊離炭酸濃度は少なくと も2mgCO2/リットルで、通常は約5mgCO2/リットル程度もあり、場合によっては1 0mgCO2/リットルを超える遊離炭酸を含有しているようなこともある。このよう に遊離炭酸濃度が比較的高い水道水をそのまま熱媒水として用いると、蓄熱槽に 接続される鉄などで構成された移送管や機器などの配管系統の内面を腐食させて しまう。
【0011】 そこで、本考案にあっては、熱媒水に炭酸カルシウムを接触させることにより 、化1の式で示される平衡反応を生じさせて、遊離炭酸濃度を約1mgCO2/リットル 程度に減少させるようにしたものである。このように、熱媒水中の遊離炭酸濃 度を減少させることにより、蓄熱槽に接続される配管系統の内面の腐食作用を著 しく低下させることが可能である。
【0012】
【化1】
【0013】 また、この化1の式で示されるような平衡状態に達している際においては、炭 酸カルシウムは熱媒水中にそれ以上溶解できない、いわゆる飽和状態にある。そ して、このときの熱媒水のpHは飽和pHと呼ばれており、熱媒水のpHが何らかの原 因で飽和pHよりも大きくなった場合には、炭酸カルシウムは過飽和状態となって 析出する。
【0014】 一方、熱媒水が流通される移送管、バイパス等の配管内面においては、例えば 鉄製の配管であれば、次の反応式で示されるアノード反応とカソード反応を生じ ることにより、腐食が進行する。
【0015】 アノード反応: Fe → Fe2++2e-
【0016】 カソード反応: 1/2O2+H2O+2e- → 2OH-
【0017】 このように、腐食反応を生じている配管内面にあっては、熱媒水のpHが飽和pH よりも大きくなっているために、炭酸カルシウムは過飽和状態となって析出する ようになる。そして、析出した炭酸カルシウムは、配管内面に付着して酸素の拡 散・浸透を阻止する薄膜を形成してカソード反応を停止することによって、腐食 反応の進行が妨げられるのである。なお、以上のような関係は、例えば亜鉛など の腐食性の強い材料についても同様に生ずる。他方、酸素を含む熱媒水と接触し ても腐食しないステンレス鋼や銅、銅合金などで配管が構成されている場合は、 配管内面において炭酸カルシウムは通常析出しない。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。図1は、本考案実施例にかかる防食装置を 備えた蓄熱槽1の説明図である。蓄熱槽1は、隔壁2によって遮られた複数の隔 室槽3を備える。これら隔室槽3の内部には熱媒水5が充填されており、互いに 隣接する隔室槽3に充填されている熱媒水5は隔壁2に形成された流通口6を介 して流通している。隣接する流通口6同志は、互い違いとなるべく上下左右にず らして設けられる。
【0019】 以上のような蓄熱槽1において、一方の端部の(図1では左側端部の)隔室槽 3aと、他方の端部の(図1では右側端部の)隔室槽3bには、炭酸カルシウム 層7a及び炭酸カルシウム層7bが設けられる。炭酸カルシウム層7a及び炭酸 カルシウム層7bは、隔室槽3a及び隔室槽3bの全幅にわたって、かつ、隔室 槽3a及び隔室槽3bの底面から少なくとも熱媒水の水面に達するようにしてそ れぞれ設置されている。また、隔室槽3aと隔室槽3bには、一次回路8及び二 次回路9が接続されている。一次回路8の途中に熱源機10が設けられ、ポンプ 11の稼働によって隔室槽3aから汲み上げた熱媒水5を熱源機10に供給し、 熱源機10により加熱または冷却した熱媒水5を隔室槽3bに排出する。一方、 二次回路9の途中には空調機12が設けられ、ポンプ13の稼働によって隔室槽 3bから汲み上げた、既に加熱または冷却された熱媒水5を空調機12に供給し 、空調空気を加熱または冷却した後、熱媒水5は隔室槽3aに排出される。
【0020】 さて、以上のように構成された蓄熱槽1にあっては、熱源機10により加熱ま たは冷却され、一次回路8のポンプ11の稼働によって隔室槽3bに排出された 熱媒水5は、隔室槽3b内をその流通口6に向かって流れ、炭酸カルシウム層7 bに接触する。これにより、先に化1の式で示した平衡反応を生じ、熱媒水5中 の遊離炭酸濃度は約1mgCO2/リットル程度にまで減少される。こうして遊離炭酸 濃度が減少された熱媒水5は次第に隣の隔室槽3に移行する。
【0021】 こうして蓄熱槽1の隔室槽3に、加熱または冷却された熱媒水5を蓄えた状態 において、次に二次回路9のポンプ13が稼働し、蓄熱された熱媒水5が空調機 12に供給される。そして、蓄熱された熱によって空調空気を加熱または冷却し た後、熱媒水5は隔室槽3aに排出される。こうして隔室槽3aに排出された熱 媒水5は、隔室槽3a内を流通口6に向かって流れ、炭酸カルシウム層7aに接 触し、先と同様に、数1で示した平衡反応を生じることによって熱媒水5中の遊 離炭酸濃度は約1mgCO2/リットル程度にまで減少される。
【0022】 かくして、この蓄熱槽1によれば、熱媒水5中の遊離炭酸濃度を減少させるこ とにより、蓄熱槽1に接続される一次回路8及び二次回路9、更には熱源機10 や空調機12、ポンプ11、13などの配管系統の内面の腐食を防止でき、しか も、既に腐食反応を生じている箇所については炭酸カルシウムを付着させて酸素 の拡散・浸透を阻止する薄膜を形成させることにより、腐食反応を停止させるこ とができるようになる。そして、特にこの実施例のものにあっては、炭酸カルシ ウム層7a及び炭酸カルシウム層7bは、隔室槽3a及び隔室槽3bの全幅にわ たって、かつ、隔室槽3a及び隔室槽3bの底面から少なくとも熱媒水の水面に 達するようにして設置されているので、熱媒水5と炭酸カルシウムとをゆっくり とした流速で、かつ、広い面積において十分に接触させることが可能である。従 って、従来のように炭酸カルシウムに接触する熱媒水の流速が早すぎるといった ような問題が無く、熱媒水5中に存在している遊離炭酸濃度を効率よく確実に減 少させることが可能となる。
【0023】 次に、以上に説明した炭酸カルシウム層7a及び7bのより詳細な具体的実施 例を示す。
【0024】 先ず図2及び図3に示す炭酸カルシウム層7a、7bは、隔室槽3a、3bの 内部に配置された架台15に、炭酸カルシウムを充填した複数の網製袋16を取 り付けた実施例である。架台15は、亜鉛めっき鋼材、ステンレス鋼材、防腐処 理済みの木材などで構成することが好ましく、特に土台17の部分は防腐処理済 みの木材が適する。何れにしても、隔室槽3a、3bの天井に設けられているマ ンホールから内部に搬入して組み立てられるように構成する。網製袋16は、丈 夫な合成繊維製網を用いた枕形の袋とすることが好ましく、例えば漁網などで構 成する。枕形の網製袋16に石灰石を充填し、図示のように架台16の前面にビ ニール紐で縛り付ける等の手段によって隙間無く取り付ける。なお、炭酸カルシ ウムとしては、例えば石灰石を利用することができる。石灰石の粒度は網製袋1 6の網目から漏れ出さないような大きさにする。例えば、石灰石の粒度が20〜 30mmの場合であれば網製袋16の網目の大きさは10mm程度の大きさにすると 良い。なお、石灰石を充填した網製袋16の重量が運搬に支障のないようにする ことが望ましい。
【0025】 次に図4及び図5に示す炭酸カルシウム層7a、7bは、図6に示すように上 面20が開放され、前側面21と後側面22が何れも流通性を有するように構成 された直方体形状のコンテナ23内に石灰石を充填したものを、隔室槽3a、3 bの内部において積み上げるように構成した実施例である。図5に示すように、 コンテナ23を積み上げるに際しては、流通性を有する前側面21と後側面22 を熱媒水流と直交させるようにする。コンテナ23は、隔室槽3a、3bの天井 に設けられているマンホールから内部に搬入可能な大きさのものを用いる。また 、図5に示すようにコンテナ23の底面に段部24を突設し、この段部24をコ ンテナ23の開口部23aに丁度嵌合できるように構成することが好ましい。こ のように構成とすると、積み上げた際にコンテナ23や石灰石の重さを利用する ことによってコンテナ同士をしっかりと固定でき、また、コンテナ同士の位置決 めもし易いため、炭酸カルシウム層7a、7bを容易に組み立てることができる ようになるといった利点がある。
【0026】 次に図7及び図8に示す炭酸カルシウム層7a、7bは、隔室槽3a、3bの 内部において熱媒水の流れと直交する二枚の流通性を有するパネル25、26を 互いに間隔を開けて立設し、それら二枚のパネル25、26間に石灰石27を充 填した構成の実施例である。パネル25、26は適当な大きさにそれぞれ分割し 、隔室槽3a、3bの天井に設けられているマンホールから内部に搬入して、槽 内で組み立てられるように構成する。流通性を有するパネル25、26として、 例えばエキスパンドメタルを用いることができる。組立方法としては、例えば槽 内において型鋼等を用いて枠体28を構成し、その前後面に上記エキスパンドメ タルを溶接等によって取り付けるといった手段が考えられる。なお、防錆のため 、使用するエキスパンドメタルや型鋼等には溶融亜鉛どぶ漬けめっきを施すこと が望ましい。
【0027】 しかして、以上に説明した炭酸カルシウム層7a、7bは、必ずしも図1に示 したように蓄熱槽1の端部に位置する隔室槽3a、3bに設けなくても良く、端 部の隔室槽3a、3bに近接する隔室槽などに炭酸カルシウム層7a、7bに設 置しても良い。
【0028】
【考案の効果】
本考案の防食装置によれば、熱媒水と炭酸カルシウムとをゆっくりとした流速 で、かつ、広い面積において十分に接触させることができ、熱媒水中に存在して いる遊離炭酸濃度を確実に減少させることができる。そして、既に腐食反応を生 じている配管系内面の箇所については炭酸カルシウムを付着させて酸素の拡散・ 浸透を阻止する薄膜を形成させることにより、腐食反応を停止させることができ る。このように、本考案の防食装置によれば、蓄熱槽に接続される配管系統にお いて従来のものに比べて効率よく確実に腐食を防止できるといった優れた特徴が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例にかかる防食装置を備えた蓄熱槽
の平面図
【図2】請求項2の実施例にかかる炭酸カルシウム層の
正面図
【図3】同実施例にかかる炭酸カルシウム層の側面図
【図4】請求項3の実施例にかかる炭酸カルシウム層の
正面図
【図5】同実施例にかかる炭酸カルシウム層の側面図
【図6】コンテナの斜視図
【図7】請求項4の実施例にかかる炭酸カルシウム層の
正面図
【図8】同実施例にかかる炭酸カルシウム層の側面図
【符号の説明】
1 蓄熱槽 3 隔室槽 5 熱媒水 7a、7b 炭酸カルシウム層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の隔室槽よりなる蓄熱槽において、
    一方の端部もしくはその近傍の隔室槽と、他方の端部も
    しくはその近傍の隔室槽のそれぞれに炭酸カルシウム層
    を設けることにより炭酸カルシウムを溶解させて、熱媒
    水中に存在している遊離炭酸濃度を減少させるものであ
    って、該炭酸カルシウム層が隔室槽の全幅にわたって、
    かつ、隔室槽の底面から少なくとも熱媒水の水面と同じ
    高さにまで設置されていることを特徴とする蓄熱槽に接
    続される配管系統の防食装置。
  2. 【請求項2】 上記炭酸カルシウム層は、隔室槽の内部
    に配置された架台に、炭酸カルシウムを充填した複数の
    網製袋を取り付けた構成である請求項1に記載の蓄熱槽
    に接続される配管系統の防食装置。
  3. 【請求項3】 上記炭酸カルシウム層は、上面が開放さ
    れ、かつ、少なくとも対向する一対の側面が何れも流通
    性を有するように構成された直方体形状のコンテナ内に
    炭酸カルシウムを充填し、該コンテナをその流通性を有
    する側面を熱媒水流と直交させるようにして、隔室槽の
    内部において積み上げた構成である請求項1に記載の蓄
    熱槽に接続される配管系統の防食装置。
  4. 【請求項4】 上記炭酸カルシウム層は、隔室槽の内部
    において熱媒水流と直交する二枚の流通性を有するパネ
    ルを互いに間隔を開けて立設し、それら二枚のパネル間
    に炭酸カルシウムを充填した構成である請求項1に記載
    の蓄熱槽に接続される配管系統の防食装置。
  5. 【請求項5】 上記炭酸カルシウムは石灰石である請求
    項1〜4の何れかに記載の蓄熱槽に接続される配管系統
    の防食装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009233668A (ja) * 2009-07-22 2009-10-15 Japan Organo Co Ltd 電気式脱イオン水製造装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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