JP3004925U - 手動、気動両用油圧ポンプ - Google Patents

手動、気動両用油圧ポンプ

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JP3004925U
JP3004925U JP1994006352U JP635294U JP3004925U JP 3004925 U JP3004925 U JP 3004925U JP 1994006352 U JP1994006352 U JP 1994006352U JP 635294 U JP635294 U JP 635294U JP 3004925 U JP3004925 U JP 3004925U
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pneumatic
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JP1994006352U
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茂雄 洪
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茂雄 洪
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 油圧ポンプにおいて、手動と気動の単独また
は両用によって操作のできる汎用性、利便性のある効率
のよいポンプを提供する。 【構成】 台座2の一端に油槽1を、他端に気動ポンプ
を、上部に手動ポンプを備えた一体構成の油圧ポンプ
で、台座下部に設けた油槽1よりの汲油道21が気動ポ
ンプ室22に通じ、更に手動ポンプ室23に連通し、手
動ポンプ室23及び気動ポンプ室22には各々別個に一
方向弁24,25を備え、気動ポンプは気動モータ4
で、手動ポンプはクランカー3で駆動され、両ポンプよ
りの作動油の油出口221,231は合流し、一つの油
道を形成し、高圧軟管に連結して、作動される油圧シリ
ンダを作動させる構成としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ポンプに関し、特に手動と気動の単独または両用によって操作 のできる汎用性のあるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の油圧ポンプは、その操作に関しては、手動ポンプと気動ポンプのそれぞ れ別個の構成によるものに分けられていた。手動式油圧ポンプでは、クランカー の操作によってクランクポンプよりの作動油の汲入、排出を図り、油管に送入す るものである。
【0003】 気動式油圧ポンプは、電気モータによって油圧ポンプを作動し、作動油の汲入 、排出を行うものであり、モータによる駆動のためリフト速度が速く、効率の高 いものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の油圧ポンプにおいて、手動式油圧ポンプは、機構が簡単で、クランカー の手動操作具合で細かい微幅調整が可能であるが、手動操作のためリフト速度が 遅く、作動には時間と労力がかかる欠点がある。また気動式油圧ポンプは、リフ ト速度が速く、時間と労力の省力化が図れるが、リフト速度が速すぎる場合の精 細な微調整がむずかしいと言う問題点を有している。
【0005】 よって、従来の手動式あるいは気動式油圧ポンプには、それぞれ互いに長所、 欠点を有しており、使用者は作業の必要上、設置場所においてその都度交換する ことは難しく、両ポンプを併設せざるを得ない事情になり、利用効率の低下を来 たし、費用の増大を招いていた。 本考案は、一台の油圧ポンプに手動及び気動のポンプを併せて構成し、使用者 において必要に応じて手動、気動の選択を行い、軽快な操作作動、あるいはリフ ト速度の微調整などでその互いの特徴を発揮させ、時間及び労力の低減を図り、 経費を節減し、前記従来の単独の油圧ポンプによる問題点を解決しようとするも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
台座の一端に油槽を、他端に気動ポンプを、上部に手動ポンプを備えた一体構 成の油圧ポンプであり、前記台座下部に設けた油槽よりの汲油道が気動ポンプ室 に通じ、更に手動ポンプ室に連通し、前記手動ポンプ室及び気動ポンプ室には各 々別個に一方向弁を備え、前記気動ポンプは気動モータによって駆動され、前記 手動ポンプはクランカーによって駆動され、該両ポンプよりの作動油の油出口は 合流し、一つの油道を形成し、高圧軟管に連結して、作動される油圧シリンダを 働かせる構成としたものである。
【0007】
【作用】
本考案は、手動ポンプと気動ポンプを一台に併設することによって、即ち一つ の油槽からの汲油道を流出する作動油を、気動ポンプ室及び手動ポンプ室に導入 し、各々のポンプ室には別個に一方向弁を備えているので、両ポンプは相互に関 連することなく、単独もしくは両用で作動し、作動油は合流して一つの油道に送 出し、稼働作業の油圧シリンダを作動するものである。手動ポンプの操作の精細 性、気動ポンプの軽快にして作業効率の高揚を図ることができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の部分横断面図、図2は本考案の分解立体図、図3は本考案の手 動、気動両用油圧ポンプの外観斜視図、図4は本考案の油道系統の構成斜視図で ある。図示の如く、油槽1の一端に台座2を設け、台座2の他端に気動モータ4 による気動ポンプ、台座2の上部にクランカー3による手動ポンプを備えたもの である。油槽1の外筒上部に作動油の注入のための油孔が設けられ、常時はプラ グ11で封じられている。油槽1の末端のカバーリング12は、油槽1中央の後 記台座2を支えるシャフトタップ13の一端とボルトで固定され、油槽1をカバ ーリング12と台座2の間に固定している。台座2は油槽1の一端にシャフトタ ップ13で固定され、下部に油槽1と相通じ、オイルクリーナ211を設けた汲 油道21が穿つがれている。汲油道21の通り道には、気動ポンプ室22と手動 ポンプ室23がそれぞれ汲油道21によって相互に連通して設けられている。台 座2の油槽1を固定した反対端には、台座2に設けた気動ポンプ室22内に気動 モータ4によって作動される気動ポンプが装入される構成で取り付けられる。台 座2上部に手動ポンプ室23を設け、クランカー3によって作動される手動ポン プが装入される構成で取り付けられる。気動ポンプ室22及び手動ポンプ室23 よりの作動油の油出口221、231は、合流して一つの油道26となる。油道 26は台座2側面に回転自在に設置されたジョイント27に連通し、ジョイント 27の出口は高圧軟管28に接続し、高圧軟管28は稼働場所に設置される図示 しない油圧シリンダのジョイントに連結し、油圧ポンプによる作動油の送入で、 油圧シリンダは稼働作業を遂行する。
【0009】 油道26がジョイント27に連通する反対方向には、放出油道291が開設し 、台座2側面に設けられた放出弁29の操作によって放出油道291の開放また は閉鎖が採られる。通常の油圧ポンプの稼働時には放出弁29は閉鎖されている 。 台座2下部には、任意に適時稼働状況に適合して、設備あるいは装置に固定す るボルト孔を設け、固定することができるようになっている。
【0010】 クランカー3の一端は、台座2上部の固定支柱30に、固定チップ33によっ て結合し、固定チップ33を支点としてクランカー3は手動により上下運動をす る。手動ポンプピストン31は、プレート32にその先端を嵌め込み、コの字型 をしたプレート32の中央に固定チップ33を貫通してクランカー3と結合する 。クランカー3に結合された前記手動ポンプピストン31は、図2及び図3に示 すように、結合ナット34、ワッシャー35、オイルシール36と合わせて、台 座2の手動ポンプ室23に結合ナット34によって固着される。手動ポンプ室2 3には一方向弁25が装入され、該一方向弁25は、図4に示すように円筒状の 筒身の、手動ポンプ室23に装入された場合に汲油道21に直面する下部に環状 凹溝251を形成し、円形面に2個の一方向弁孔252、253が開けられ、一 方向弁孔252は環状凹溝251の一側面に穿たれ、また一方向弁孔253は筒 身を貫通し、該2個の一方向弁孔252、253内には、図示されていないがス プリングと揚弁を備えたもので、手動ポンプを構成する。筒身を貫通した一方向 弁孔253より送出した作動油は、手動ポンプ室23下部に連結された油出口2 31に送出する。
【0011】 一方向弁25の円形面には、更に安全弁孔254が穿たれ、該安全弁孔254 は環状凹溝251の一側面の安全弁孔出口255に連通している。安全弁孔25 4には、図示しないスプリングと揚弁を備え、該スプリングの強度は、前記一方 向弁孔253内に備えられたスプリングより大きいものである。安全弁孔254 とその内部に備えられたスプリング及び揚弁より構成される安全弁は、一方向弁 孔253の通路が、ポンプの油圧で高過ぎるようになった場合、あるいは何かの 障害で阻まれた場合に、安全弁として機能し、作動油を油槽1へ戻すものである 。
【0012】 台座2に設けられた気動モータ4は、図示しない該気動モータ4の回転軸に構 成された往復運動機構が、気動ポンプピストンに結合され、該気動ポンプピスト ンは、図2及び図3に示すように、結合ナット44、ワッシャー45、オイルシ ール46と合わせて、台座2の気動ポンプ室22に結合ナット44によって固着 される。気動ポンプ室22には一方向弁24が装入され、該一方向弁24は、図 4に示すように円筒状の筒身の、気動ポンプ室22に装入された場合に汲油道2 1に直面する横部に環状凹溝241を形成し、円形面に2個の一方向弁孔242 、243が開けられ、一方向弁孔242は環状凹溝241の一側面の一方向弁孔 入口245に穿たれ、また一方向弁孔243は筒身を貫通し、該2個の一方向弁 孔242、243内には、図示されていないがスプリングと揚弁を備えたもので 、気動ポンプを構成する。筒身を貫通した一方向弁孔243より送出した作動油 は、気動ポンプ室22横部に連結された油出口221に送出する。
【0013】 一方向弁24の円形面には、更に安全弁孔244が穿たれ、該安全弁孔244 は環状凹溝241の一側面の安全弁孔出口に連通している。安全弁孔244には 、図示しないスプリングと揚弁を備え、該スプリングの強度は、前記一方向弁孔 243内に備えられたスプリングより大きいものである。安全弁孔244とその 内部に備えられたスプリング及び揚弁より構成される安全弁は、一方向弁孔24 3の通路が、ポンプの油圧で高過ぎるようになった場合、あるいは何かの障害で 阻まれた場合に、安全弁として機能し、作動油を油槽1へ戻すものである。
【0014】 本考案の前記実施例は、台座2に手動式油圧ポンプと気動式油圧ポンプを併設 し、一つの油槽1から作動油を供給して、一台の油圧ポンプを構成したもので、 使用者の選択によって手動、気動の操作が自由に可能になるものである。 手動式油圧ポンプを操作した場合、クランカー3による上下運動によってポン プが稼働し、油槽1内の作動油は汲油道21を通って手動ポンプ室23へ汲入し 、作動油は一方向弁25の環状凹溝251に充満される。該環状凹溝251に充 満した作動油は、手動ポンプピストン31の上昇に伴う吸引力によって一方向弁 孔252内の揚弁を通って一方向弁25の上部に流入する。手動ポンプピストン 31の下降による圧縮力によって、該作動油は一方向弁孔253内の揚弁を通っ て手動ポンプ室23下部に流出し、油出口231に流入する。流入した該作動油 は油道26、ジョイント27、高圧軟管28を通過し、高圧軟管28が稼働場所 に設置された油圧シリンダに送入し、油圧シリンダは稼働作業を遂行する。
【0015】 前記一方向弁25に設けられた安全弁は、通常の油圧ポンプ作業中は、安全弁 のスプリング強度は一方向弁孔253内に設けられたスプリングより大きいので 、安全弁は閉鎖されている。しかし油道26が阻まれて、作動油が送出されない 場合は油圧が増大するので、安全弁が開かれ、作動油は安全弁孔出口255より 環状凹溝251へ送出され、油槽1へ戻される。安全弁の機能によって油圧の増 大に伴う障害を防ぐことができる。
【0016】 気動式油圧ポンプを操作した場合、電気モータによる往復運動によってポンプ が稼働し、前記手動式油圧ポンプの操作の場合と同様の作動でポンプ作業が遂行 される。 油圧シリンダに送入された油圧を解除する場合は、放出弁29を開放し、油圧 シリンダの復元力で作動油は、図4で示す破線の通路、即ち高圧軟管28、ジョ イント27及び油道26を逆流し、放出油道291を流通し、油槽1に戻り、油 圧シリンダの圧力は開放される。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、手動及び気動ポンプを併せて構成した両用の油圧ポンプであるので 、両ポンプの同時の操作、または単独の操作が可能になり、手動ポンプの油圧の 微調整が容易であり、また気動ポンプのリフト速度の速い軽快な作動が可能であ り、作業効率の向上を図る効果がある。
【0018】 手動及び気動ポンプには、各々別個に一方向弁及び安全弁を備えているので、 操作は単独に自由に制御が可能であり、安全弁は各ポンプ内に備えられているの で、容易に変更されることなく、操作の利便性、安全性を備えた効果を奏するも のである。 更に、台座に稼働状況に適合して、設備あるいは装置に固定するボルト孔を設 けているので、作業の状況に適した場所に設置することができること、高圧軟管 のジョイントが回転自在であるため、設置及び配管が容易であること、稼働作業 に適合して、大きなリフト距離が必要な場合は、油槽の長い作動油を多く蓄える 油槽を、長いシャフトタップとの固着で容易に設置することができるなど、稼働 に大きな利便性を発揮する効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の部分横断面図である。
【図2】本考案の分解立体図である。
【図3】本考案の手動、気動両用油圧ポンプの外観斜視
図である。
【図4】本考案の油道系統の構成斜視図である。
【符号の説明】
1 油槽 2 台座 21 汲油道 22 気動ポンプ室 23 手動ポンプ室 221、231 油出口 24、25 一方向弁 26 油道 28 高圧軟管 3 クランカー 4 気動モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座の一端に油槽を、他端に気動ポンプ
    を、上部に手動ポンプを備えた油圧ポンプで構成され、
    前記台座下部に設けた油槽よりの汲油道が気道ポンプ室
    に通じ、更に手動ポンプ室に連通し、前記手動ポンプ室
    及び気動ポンプ室には各々別個に一方向弁を備え、前記
    気動ポンプは気動モータによって駆動され、前記手動ポ
    ンプはクランカーによって駆動され、該両ポンプよりの
    作動油の油出口は合流し、一つの油道を形成し、高圧軟
    管に連結して、作動される油圧シリンダに連結して成る
    構成を有することを特徴とする手動、気動両用油圧ポン
    プ。
JP1994006352U 1994-06-03 1994-06-03 手動、気動両用油圧ポンプ Expired - Lifetime JP3004925U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5409524A (en) 1992-12-01 1995-04-25 The Dow Chemical Company Membranes having improved selectivity and recovery, and process for making same
CN107542637A (zh) * 2017-10-20 2018-01-05 台州巨力工具有限公司 一种手动脚踏两用液压泵
CN113367915A (zh) * 2021-06-04 2021-09-10 芜湖拓谷机器人科技有限公司 一种用于辅助老年人起身的智慧养老座椅

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