JP3004784B2 - 高温用高靱性フェライト系ステンレス鋼 - Google Patents

高温用高靱性フェライト系ステンレス鋼

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JP3004784B2 JP3243226A JP24322691A JP3004784B2 JP 3004784 B2 JP3004784 B2 JP 3004784B2 JP 3243226 A JP3243226 A JP 3243226A JP 24322691 A JP24322691 A JP 24322691A JP 3004784 B2 JP3004784 B2 JP 3004784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱疲労特性、溶
接部の靱性および耐酸化性に優れた高温用高靱性フェラ
イト系ステンレス鋼に関する。本発明のフェライト系ス
テンレス鋼は、自動車のエキゾースト マニホールドに
好適である。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のエキゾースト マニ
ホールドのように、その環境温度が高温/室温間で繰返
し変化する部品用の材料には、耐酸化性、耐熱疲労特性
のよいことが要求されている。そして、一般には、鋳物
が用いられていた。
【0003】エキゾースト マニホールドを、鋳物で作
製していた当時は、鋳型でエキマニ形状に鋳込むため、
素材の室温での加工性は要求されなかった。しかし、近
年になり、その軽量化、即ち燃費向上のため、フェライ
ト系ステンレス製溶接パイプへの代替が検討されるよう
になってきた。そのためには、パイプをエキマニ形状に
加工する必要があり、加工性も考慮する必要がでてき
た。
【0004】そのような経緯において、最初にエキゾー
スト マニホールド用の材料として検討されたものは、
18Cr−0.4Nb−0.4Cu鋼(組成は後記表A
中の従来鋼の欄参照)である。また、特に耐熱疲労特性
を向上させた材料である、特開平3−72053号公報
に開示されたような、Al含有フェライト系ステンレス
鋼の使用も検討され始めた。
【0005】エキゾースト マニホールドは、鋼を材料
とする時は、鋼で素パイプを製造した後、その素パイプ
を複雑な形状に加工することによって製造する。従っ
て、特に、溶接部の靱性に注意が必要である。しかし、
前記18Cr−0.4Nb−0.4Cu鋼を用いると、
素パイプの加工の際、溶接部の脆性割れがしばしば生じ
た。また、前記Al含有フェライト系ステンレス鋼は、
Alの添加によって耐酸化性、耐熱疲労特性は著しく向
上したが、同時に脆性劣化も著しく、溶接部の脆性割れ
の問題が残っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、例えば自
動車エキゾースト マニホールドのような、拘束された
状態で加熱冷却を繰返し受けるような環境で用いられる
部品用の材料であって、900℃以上の高温域まで加熱
され、その後室温まで冷却れても、優れた耐熱疲労特
性および耐酸化性を示すとともに、溶接部の靱性と常温
加工性にも優れた材料は知られていなかった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、加熱、冷却が繰返されても、優れた耐熱
疲労特性および耐酸化性を示すと共に、溶接部靱性およ
び常温加工性にも優れた、高温用高靱性フェライト系ス
テンレス鋼の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】フェライト系ステンレス
鋼では、ある種の元素の添加とそれによる特定の性質の
変化について、いくつかの知見がある。一例をあげる
と、下記の通りである。 (i)高温強度の向上には、Nb、Moの添加が有効で
ある。 (ii)耐熱疲労特性の向上には、Alの添加が有効であ
る。 (iii) 耐酸化特性向上には、Si、Al、希土類金属の
添加が有効である。 (iv) Nb、Mo、Al、Si、希土類金属の添加は、
いずれも靱性を著しく悪化させる。
【0009】そこで、本発明者等は、上記(i)〜(ii
i) の効果を享受した上で、上記(iv)の欠点を免れるた
めに、幅広く添加元素の影響を検討した。その結果、C
oを添加することにより、上記(i)〜(iii) の効果を
享受した上で、特に溶接部の靱性を向上させることがで
きることを知見し、本発明を完成するに到ったものであ
る。
【0010】すなわち本発明は、C:0.02wt%以
下、N:0.03wt%以下、Mn:0.51wt%以
上1.5wt%以下、Cr:5wt%以上16wt%以
下、Ni:1.0wt%以下、Nb:0.4wt%以上
1.5wt%以下、Co:0.04wt%以上0.28
wt%以下、Al:0.1wt%以上5.0wt%以
下、Si:1.03wt%以上2.0wt%以下、か
つ、Al+Si:1.13wt%以上5.0wt%以下
を含み、残部はFeおよび不可避的不純物よりなること
を特徴とする高温用高靱性フェライト系ステンレス鋼を
提供するものである。
【0011】前記高温用高靱性フェライト系ステンレス
鋼として、さらに、Moを0.1wt%以上4.5wt
%以下含むものが好ましい。
【0012】前記高温用高靱性フェライト系ステンレス
鋼として、さらに、Zrおよび/またはTiを含み、そ
の含有量は、ZrとTiの合計で0.05wt%以上
0.5wt%以下であるものが好ましい。
【0013】前記高温用高靱性フェライト系ステンレス
鋼として、さらに、希土類金属を1種以上含み、その含
有量は、希土類金属合計で0.005wt%以上0.3
wt%以下であるものが好ましい。
【0014】以下に、本発明を詳細に説明する。本願発
明のフェライト系ステンレス鋼は、C、N、Mn、C
r、Ni、Nb、Co、Al、Siの含有量が各々限定
されている。各成分元素について、含有量の限定理由を
説明する。
【0015】Cは0.02wt%以下である。Cは、靱
性には有害である。しかし、後述するように、Co添加
によって、靱性は著しく向上するので、Cが含有されて
いても、0.02wt%以下であれば実用上問題ないこ
とが明らかとなった。
【0016】Nは0.03wt%以下である。Nは、C
と同じく、靱性に有害であるが、0.03wt%以下で
あれば、実用上問題はない。
【0017】Mnは0.51wt%以上1.5wt%以
下である。Mnは、加工性を低下させるため、少ない程
よいが、製造時の経済性を考慮して、上限を1.5wt
%に限定した。
【0018】Crは5wt%以上16wt%以下であ
る。Crは、耐酸化性を付与する主要元素である。しか
し、5wt%未満では、十分な耐酸化性がなく、16w
t%を超えると、熱延板とした際の靱性劣化及び耐熱疲
労性の劣化が著しいため、5wt%以上16wt%以下
とした。
【0019】Niは1.0wt%以下である。Niは、
オーステナイト形成元素であり、加工性を向上させるも
のの、含有量が多くなると、フェライト相の安定化に悪
影響を及ぼすため、1.0wt%以下に限定した。
【0020】Nbは0.4wt%以上1.5wt%以下
である。Nbは、高温強度向上のために添加する。一般
に、Nb添加により靱性は劣化する(シャルピー吸収エ
ネルギーが低下する)が、本発明者等は、Co添加によ
り、靱性は著しく改善されることを知見した。Nbが
0.4wt%未満では、特に靱性劣化も小さく、Coを
添加する必要もないが、高温強度が十分ではなく、1.
5wt%を超えると、たとえCoを添加しても、靱性改
善効果が不十分であるため、0.4wt%以上1.5w
t%以下とした。
【0021】Coは0.04wt%以上0.28wt%
以下である。Coは、本発明にとって非常に重要な元素
である。溶接熱影響部の靱性を、鋼板熱処理後のシャル
ピー吸収エネルギー、Co含有量との関係で見たと
、Co含有量0.04wt%以上で、かつ0.28
wt%以下であれば、著しい靱性改善効果がある。な
お、シャルピー吸収エネルギーは、20℃における値で
あり、この値が5 Kgf・m/cm2 以上あれば、十分な靱性
を有していると判断できる。
【0022】AlとSiは、Alが0.1wt%以上
5.0wt%以下であり、Siが1.03wt%以上
2.0wt%以下であり、かつ、Al+Siが1.13
wt%以上5.0wt%以下である。Al、Siは、耐
酸化性、耐熱疲労性の向上に有効であり、その効果は、
両者合計の含有量が1.13wt%以上となると顕著に
なる。しかし、5.0wt%を超えると、靱性劣化が著
しいため、5.0wt%を上限とした。また、Alが含
有されない場合も靱性が低下するため、Alの下限は
0.1wt%とし、一方、5.0wt%を超えると、靱
性が著しく低下するため、上限は5.0wt%とした。
Siは、2.0wt%を超えると、シグマ相が析出し、
脆化するため、2.0wt%を上限とした。
【0023】本発明のフェライト系ステンレス鋼は、上
述した範囲で各成分元素を含有し、残部はFeおよび不
可避的不純物であるが、上述した各成分元素に加え、M
oを0.1wt%以上4.5wt%以下、および/また
は、Zrおよび/またはTiをZrとTiの合計で0.
05wt%以上0.5wt%以下、および/または、希
土類金属のうちの1種以上を希土類金属合計で0.00
5wt%以上0.3wt%以下含有すると、さらによ
い。
【0024】Moは、高温強度の向上に有効な成分元素
である。その効果は、0.1wt%以上で大きくなり、
4.5wt%を超えると効果が飽和するため、0.1w
t%以上4.5wt%以下とした。
【0025】ZrとNbの、または、TiとNbの複合
添加は、Nb単独添加に比べ、再結晶温度を下げる効果
がある。そして、熱サイクルによる熱歪みを再結晶によ
り回復させると、それにより、耐熱疲労特性が向上す
る。また、ZrとNbのまたはTiとNbの複合添加
は、Nb単独添加に比べて、高温強度および耐酸化性を
も向上させる。その効果は、ZrあるいはTiのいずれ
か一方のみを用いる場合はその含有量が、また、Zrと
Tiの両者を用いる場合はその合計の含有量が、0.0
5wt%以上となると現れるが、0.5wt%を超える
と、加工性が低下する。そのため、Zrおよび/または
Tiを0.05wt%以上0.5wt%以下に限定し
た。このようなフェライト系ステンレス鋼は、使用上限
温度が900℃、950℃といった高温である場合にも
好適である。
【0026】希土類金属とは、La、Ce等のランタノ
イドのことであり、Alおよび/またはSiの添加鋼に
おいて、耐酸化性を著しく高める成分である。この効果
は、0.005wt%以上となると現れるが、約0.3
wt%でその効果は飽和すると共に、0.3wt%を超
えると靱性の悪化を招くため、0.005wt%以上
0.3wt%以下とした。
【0027】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。
【0028】(実施例) 表Aに示す組成のフェライト系ステンレス鋼(残部はF
eと不可避的不純物である。)の各々を、実験室にて、
30Kg鋼塊から通常の方法により30mm厚に熱間圧
延してシートバーを得、それをさらに後記各試験にあわ
せて加工し、試験片を得た。後記の方法で評価試験を行
い、結果は表Bおよび図1に示した。
【0029】(試験方法) (1)耐熱疲労性試験 前記30mm厚のシートバーを、1000℃にて30分
間加熱し、そこから耐熱疲労性試験用サンプル(平行部
10φの丸棒試験片)を採取した。耐熱疲労性試験は、
サンプルを200℃から950℃の間に完全拘束(20
0℃→950℃→200℃を1サイクル、950℃には
30秒間保持)し、各サイクルの最大引張応力が、最大
引張応力の1〜30サイクルでの平均値の75%まで低
下した時点のサイクル数で評価した。表Bには、下記基
準で記載した。 ◎:200サイクル以上 ○:100サイクル以上200サイクル未満 ×:100サイクル未満
【0030】(2)酸化試験 前記30mm厚のシートバーを、通常の方法で、さらに
熱間圧延、焼鈍、冷間圧延し、2mm厚とし、仕上げ焼
鈍を施した。それから2mm×20mm×30mmのサ
ンプルを切り出し、表面を#320まで研磨した後、大
気中で室温と900℃とを繰り返す(500サイクル)
酸化試験に供し、酸化試験前後における重量変化を測定
し、表Bには酸化増量として記載した。なお、酸化試験
における900℃の保持時間は30分間とした。
【0031】(3)加工性試験 酸化試験用サンプルの作製と同様の方法で、仕上げ焼鈍
の工程までを行なった。それからJIS13号B試験片
を切り出し、JIS Z2241に準じて圧延方向に引
張り、破断伸びを求めた。表Bには、下記基準で記載し
た。 ◎:30%以上 ○:25%以上30%未満 ×:25%未満
【0032】(4)靱性試験 前記30mm厚のシートバーを、通常の方法で、さらに
熱間圧延、焼鈍、冷間圧延し、2mm厚とし仕上げ焼鈍
を施した。
【0033】溶接部の靱性をシュミレートするための後
熱処理条件の検討を行なった。すなわち、従来鋼から得
た後熱処理後のサンプルのシャルピー衝撃試験結果(J
IS Z2202に準じ、2mm圧のサブサイズVノッ
チシャルピー試験片使用)と、同じく従来鋼から製造し
たTIG溶接パイプのTIG溶接部の熱影響部(HA
Z)、同ビート部、ERWパイプのHAZ、同シーム部
から得たサンプルのシャルピー衝撃試験結果(パイプを
フラットにした後、Vノッチを、TIGビード部、ER
Wシーム部、TIG、ERWのHAZに入れた2mm厚
のサブサイズシャルピー試験片使用)とが、よく一致す
る後熱処理条件(20℃のシャルピー吸収エネルギーが
5Kgf/cm2 未満となる条件)について検討した。なお、
従来鋼サンプルについては、1050℃、1150℃ま
たは1250℃に10分間保持した後、水冷または空冷
し、その後20℃にてシャルピー衝撃試験を行なった。
従来鋼から前記のように後熱処理して得たサンプルにつ
いての試験結果を図1に示した。なお、同図中、◎は、
20℃のシャルピー吸収エネルギーが10 Kgf・m/cm2
以上であること、○は、5 Kgf・m/cm2 以上10 Kgf・
m/cm2 未満であること、×は、5 Kgf・m/cm2 未満であ
ることを示す。この結果、従来鋼から前記のようして
得たサンプルを、1250℃に10分間保持した後、空
冷するという熱処理が、TIG、ERWパイプの溶接部
から得たサンプルについてのシャルピー試験結果と一致
することが明らかとなった。
【0034】そこで、表Aに示す組成のフェライト系ス
テンレス鋼の鋼塊各々から、前記のようにしてサンプル
を得、1250℃に10分間保持した後空冷し、その後
20℃にて、シャルピー衝撃試験を行なった。20℃に
おけるシャルピー吸収エネルギーの測定結果を、前記と
同様、◎、○および×で、表Bに示した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】これらの結果より、下記の事実が明らかと
なった。まず、耐酸化性であるが、これは、AlとSi
の含有量合計とよく相関し、SuH409、従来鋼、S
uS304および比較鋼Aを除く、Al+Siが1.1
wt%以上5.0wt%以下の鋼は、いずれも非常に
良好な耐酸化性を示した。
【0039】次に、靱性であるが、AlおよびSi添加
鋼の後熱処理後の靱性向上には、Coを0.04wt%
以上0.28wt%以下含有せしめると、効果がある。
比較鋼D、Hは、Coが無添加であり、また、比較鋼I
は、Co過剰添加鋼であり、いずれも靱性が低かった。
【0040】Co以外の成分と靱性との関係について延
べると、比較鋼B、Gは、Alが過剰のため、靱性が低
く、かつ、常温加工性(破断伸び)も悪かった。また、
比較鋼Cは、Nbが過剰のため、同じく靱性および常温
加工性が低く、比較鋼Eは、Cが過剰のため、靱性が低
かった。さらに、比較鋼Fは、Crが過剰のため、靱性
および常温加工性が低く、比較鋼Jは、Siが過剰のた
め、靱性が低かった。これらはいずれも、本発明鋼には
及ばない。
【0041】耐熱疲労特性については、本発明鋼はいず
れも、従来鋼よりも優れていた。また、常温加工性につ
いては、本発明鋼は、いずれも25%以上の破断伸びを
示し、従来鋼と同等あるいはそれ以上であった。
【0042】
【発明の効果】本発明により、加熱、冷却が繰返されて
も、優れた耐熱疲労特性および耐酸化性を示すと共に、
溶接部靱性および常温加工性にも優れた、高温用高靱性
フェライト系ステンレス鋼が提供される。従って、フェ
ライト系ステンレス鋼を素材とする高特性のエキゾース
ト マニホールドの製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来鋼について、1050℃、1150℃ま
たは1250℃に10分間保持し、水冷又は空冷を施し
た後に測定したシャルピー吸収エネルギー(n=3の平
均)を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−102512(JP,A) 特開 昭57−164963(JP,A) 特開 平3−72053(JP,A) 特開 昭64−8254(JP,A) 特公 昭47−32185(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.02wt%以下、N:0.03w
    t%以下、Mn:0.51wt%以上1.5wt%以
    下、Cr:5wt%以上16wt%以下、Ni:1.0
    wt%以下、Nb:0.4wt%以上1.5wt%以
    下、Co:0.04wt%以上0.28wt%以下、A
    l:0.1wt%以上5.0wt%以下、Si:1.0
    3wt%以上2.0wt%以下、かつ、Al+Si:
    1.13wt%以上5.0wt%以下を含み、残部はF
    eおよび不可避的不純物よりなることを特徴とする高温
    用高靱性フェライト系ステンレス鋼。
  2. 【請求項2】さらに、Moを0.1wt%以上4.5w
    t%以下含む請求項1に記載の高温用高靱性フェライト
    系ステンレス鋼。
  3. 【請求項3】さらに、Zrおよび/またはTiを含み、
    その含有量は、ZrとTiの合計で0.05wt%以上
    0.5wt%以下である請求項1または2に記載の高温
    用高靱性フェライト系ステンレス鋼。
  4. 【請求項4】さらに、希土類金属を1種以上含み、その
    含有量は、希土類金属合計で0.005wt%以上0.
    3wt%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の高
    温用高靱性フェライト系ステンレス鋼。
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