JP3004530B2 - 中空構造体の製造方法 - Google Patents

中空構造体の製造方法

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JP3004530B2
JP3004530B2 JP6073297A JP7329794A JP3004530B2 JP 3004530 B2 JP3004530 B2 JP 3004530B2 JP 6073297 A JP6073297 A JP 6073297A JP 7329794 A JP7329794 A JP 7329794A JP 3004530 B2 JP3004530 B2 JP 3004530B2
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービン翼等のスキン
とコアで構成される中空構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタービン翼等の軽量の中空構造体
の製造方法の一例を図5及び図6によって説明する。
3,4はスキン、5,6はコアであり、スキン3,4の
複数の突起部3a,4aがそれぞれコア5,6の一方の
面に拡散接合されている。図5に示すように、スキン3
が接合されたコア5とスキン4が接合されたコア6のス
キンが接合されていない他方の面を対面させ、かつ、そ
の間にスペーサ7を介装して上型10と下型11の間に
配置する。なお、前記スキン3,4、コア5,6及びス
ペーサ7はTi−6Al−4V材で構成される。
【0003】その上で前記のスキン3,4、コア5,6
及びスペーサ7を収容した上型10と下型11をAr等
の不活性ガス雰囲気の炉に入れる。スキン3とコア5の
間のスペース及びスキン4とコア6との間のスペースに
不活性ガスの導入口8を接続し、コア5,6との間のス
ペースを真空引き口9に接続する。
【0004】炉内の温度を約900℃とし、導入口8よ
り不活性ガスをスキンとコアの間のスペースに導入する
と共に、コア5,6の間のスペースを真空引き口9より
真空引きする。これによって、図6に示すように、コア
5,6は拡散接合されて一体化され、同時にスキン3は
上型10に倣うように膨張する超塑性成形を受け、これ
に伴ってコア5,6も上向きに超塑性に成形される。従
って、スキン3,4、コア5,6及びスペーサ7よりな
る所定の形状の中空構造体が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の中空構造
体の製造方法では、拡散接合と同時に超塑性成形が行わ
れていてコアとコアの間にボイド(すき間)ができやす
く、コアの曲率が大きい所で薄肉化が生じ、構造体の強
度が低くなるという問題点があった。
【0006】本発明は、前記の問題点を解決する中空構
造体の製造方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の中空構造体の製
造方法は、一方の面に突起部を介してスキンを接合した
コアの2枚をスキンが接合されていない他方の面を対面
させて配置して拡散接合して一体化された中空構造体と
し、前記中空構造体を超塑性成形によって所定の形状に
成形することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、一方の面に突起部を介してスキン
を接合したコアの2枚をスキンが接合されていない他方
の面を対面させて配置し、この他方の面において2枚の
コアを拡散接合しているために、一体化された中空構造
体が得られる。この場合、2枚のコアは拡散接合されて
完全に一体化されボイドが発生することがない。このよ
うにボイドがない一体化された中空構造体を超塑性成形
することによって、所定の形状が得られるが、2枚のコ
アは前記のようにボイドがない状態で接合されているの
で、曲率が大きい所でもコアの薄肉化を最小限に抑える
ことができる。
【0009】
【実施例】本発明のガスタービン翼として用いられる中
空構造体の製造方法に係る一実施例を、図1ないし図4
によって説明する。3,4はそれぞれ複数の突起部3
a,4aを有するスキンであり、スキン3,4はそれぞ
れ突起部3a,4aにおいて平板状のコア5,6の一方
の面に拡散接合されている。前記スキン3,4及びコア
5,6はTi−6Al−4V材で構成されている。
【0010】図1に示すように、前記のコア5,6のス
キン3,4が接合されていない他方の面を対面させて配
置し、その間にTi−6Al−4V材のスペーサ7を介
装し、これらをほぼ平坦な上型1と下型2の間に装着す
る。このスキン3,4、コア5,6及びスペーサ7が装
着された上型1と下型2を不活性ガス雰囲気の炉に入れ
る。スキン3とコア5の間のスペース及びスキン3とコ
ア5の間のスペースに不活性ガスの導入口8を接続し、
コア5,6との間のスペースに真空引き口9を接続す
る。
【0011】炉内の温度を約900℃とし、前記導入口
8より不活性ガスをスキンとコアの間のスペースに導入
し、コア5,6の間のスペースを真空引き口9より真空
引きする。これによって、図2に示すように、コア5,
6は拡散接合されて一体化され中空の構造体が得られ
る。
【0012】この場合コア5,6はほぼ平坦な上型1と
下型2の間で大きな変形を伴うことなく拡散接合され、
ボイドが発生することがない。
【0013】次いで前記のように得られた中空構造体
を、図3に示すように、上方へ向って凹に湾曲した上型
10とほぼ平坦な下型11に装着し、不活性ガス雰囲気
の炉に入れる。スキン3とコア5の間のスペース及びス
キン4とコア6の間のスペースを不活性ガスの導入口8
に接続する。炉内温度を約900℃とし、前記導入口8
より不活性ガスをスキンとコアの間のスペースに導入す
る。これによって、図4に示すように、スキンとコアは
超塑性成形され、スキン3は上型10に倣うように膨張
する超塑性成形を受け、これに伴ってコア5,6も上向
きに超塑性成形される。従って、スキン3,4、コア
5,6及びスペーサ7よりなり、スキン3,4の突起部
3a,4aがコア5,6に島状の部分で接合された所定
形状のガスタービン翼の中空構造体を得ることができ
る。
【0014】本実施例は、以上の通り、先ず図1及び図
2に示すコア5,6を拡散接合させる工程を行うことに
よって、コア5,6はボイドが発生することがない完全
な一体化を行うことができる。このようにして得られた
ボイドがなく一体化された中空構造体を図3及び図4に
示す工程で超塑性成形を行うことによって、所定の形状
を有し、かつ、曲率が大きい所でも薄肉化が生ずること
がなく、強度特に疲労強度が高く、かつ、耐衝撃性が向
上した中空構造体を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明では、一方の面に突起部を介して
スキンを接合したコアの2枚をスキンが接合されていな
い他方の面を対面させて配置し、この他方の面において
2枚のコアを拡散接合して一体化された中空構造体とし
ているために、2枚のコアは完全に接合され、ボイドが
発生することがない。このようにボイドがない一体化さ
れた中空構造体を超塑性成形することによって所定の形
状が得られる。しかも、2枚のコアは前記のようにボイ
ドがない状態で接合されているので、曲率が大きい所で
もその薄肉化を抑えて強度、特に疲労強度を高め、耐衝
撃性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における製造開始前の状態を
示す断面図である。
【図2】同実施例の2枚のコアが拡散接合され一体化さ
れた状態を示す断面図である。
【図3】同実施例において超塑性成形を開始する前の状
態を示す断面図である。
【図4】同実施例における超塑性成形後の状態を示す断
面図である。
【図5】従来の中空構造体の製造方法の一例の製造開始
前の状態を示す断面図である。
【図6】前記従来の中空構造体の製造方法の製造終了の
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 スキン 4 スキン 5 コア 6 コア 7 スペーサ 8 不活性ガスの導入口 9 真空引き口 10 上型 11 下型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に突起部を介してスキンを接合
    したコアの2枚をスキンが接合されていない他方の面を
    対面させて配置して拡散接合して一体化された中空構造
    体とし、前記中空構造体を超塑性成形によって所定の形
    状に成形することを特徴とする中空構造体の製造方法。
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