JP3004000U - 連続式電解水生成器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】電解槽内の気泡、不要物質等の滞溜を防止して
電解効率をあげる。 【構成】電極板と隔膜の間に、導入された水が蛇行する
如く構成した隔壁を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、連続式電解水生成器の電解槽内の気泡及びカルシウム等の不要物 質の滞溜を防止して効率良く電解を行わんとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

短時間に電解を行う為には、電極板と隔膜の間隙は出来得る限り小さくする事 が望ましいので、従来例では、電極板面積２００ｃｍ^２に対して、該間隔は１乃 至２ｍｍに設定して、且、水の流入口と流出口を夫々電解槽の両端に設けたので 電解槽内を通過する水は均一な流速にならなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

電解槽内の水の流速が不均一であるが為に、電極板に付着した気泡、不要物質 等が完全に流出されなかった。 特に電解槽のコーナー付近にその現像がいちじるしかった。 気泡、不要物質等が電極板に付着すると、電気伝導度が悪くなるので電解効率 が低下する。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

電極板と隔膜の間に、流入された水が蛇行する如く構成した隔壁を設ける。

【０００５】

【作用】

流入した水が電極板と隔膜の間の細長い間隙を蛇行するので流速が均一になり 且、間隙を狭くする事によって流速を大きくする事が出来るから、電極板に付着 した気泡、不要物質等を効率良く流失させる事が出来る。

【０００６】

【実施例】

【図１】

【図２】によって本考案の実施例を説明する。 陽極板１、陽極隔壁２、隔膜３、陰極隔壁４、陰極板５は夫々の外周に於いて 互いに接着され、陽極１と陰極５の間は、陽極隔壁２と隔膜３及び陰極隔壁４に よって漏水無きように隔離されている。 尚、

【図１】

【図２】は陽極板と陰極板への電気接続が省略してある。 陽極板１に取り付けられた流入口Ａ６から流入した水は、隔壁流入口Ａ７から 陽極隔壁２に設けられた蛇行状流水路Ａ８を通って隔壁流出口Ａ９に達し、酸性 水流出口１０から酸性水として流出される。 陰極板５に取り付けられた流入口Ｂ１１から流入した水は、隔壁流入口Ｂ１２ から陰極隔壁４に設けられた蛇行状流水路Ｂ１３を通って隔壁流出口Ｂ１４に達 し、アルカリ性水流出口１５からアルカリ性水として流出される。 蛇行状流水路Ａ８及び蛇行状流水路Ｂ１３は、細長い形状にすることが出来、 又コーナーに十分の曲率半径を持たせることが可能であるから、流水路の流速を 均一にする事が出来、又流水路の巾を狭めて流速を大きくする事も出来る。 又、電解水が隔壁流出口Ａ９及び隔壁流出口Ｂ１４に近づくに従って、電解が 激しくなり、気泡、不要物質等が多く発生するので、隔壁流出口Ａ９及び隔壁流 出口Ｂ１４に近づくに従って、蛇行状流水路Ａ８及び蛇行状流水路Ｂ１３の巾を 狭めて流速を大きくして、前記気泡、不要物質を効果的に流失させる事が出来る 。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記の構成によるものであるから、陽極板及び陰極板の表面に付着し た気泡、不要物質等を、均一に流失させる事が出来、又流速を大きくして気泡、 不要物質等を十分に除去する事が出来て電解効率を向上せしめ得るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施例を示す外観図

【図２】 本考案の実施例を示す構造図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】電極板と隔膜の間に、導入された水が蛇行
   する如く構成した隔壁を設けた連続式電解水生成器。