JP3003924B2 - 印刷状態監視方法及び装置 - Google Patents

印刷状態監視方法及び装置

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JP3003924B2 JP8019798A JP1979896A JP3003924B2 JP 3003924 B2 JP3003924 B2 JP 3003924B2 JP 8019798 A JP8019798 A JP 8019798A JP 1979896 A JP1979896 A JP 1979896A JP 3003924 B2 JP3003924 B2 JP 3003924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体表面上に塗布
される透明樹脂の印刷状態を監視し、その良否を判定す
るための印刷状態監視方法及び装置に係り、特に、走行
する鋼板表面上に塗布される透明樹脂を用いたレジスト
インクの印刷状態を監視し、印刷の制御を行う際に用い
るのに好適な、着色剤を含まない透明樹脂であっても非
塗布部を抽出し、有効に印刷状態を監視することが可能
な印刷状態監視方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電磁鋼板の低鉄損化のために、図
1に示す如く、鋼板10の表面にレジストインクの塗布
部12と非塗布部14を交互に印刷し、非塗布部14を
エッチングして溝を形成することが行われている。
【0003】この印刷工程では、図2に示す如く、印刷
用ロール20を用いて、サポートロール22に保持され
た鋼板10にレジストを塗布する方法が用いられるが、
この方法では、印刷用ロール20の押付力を大きくする
と、非印刷部にレジストが染み出し、図3に示す如く、
非印刷部が狭くなる(カブリと称する)。又、印刷用ロ
ール20の押付力を小さくすると、レジストが部分的に
印刷されず、印刷領域に小さな非印刷部が生じる(網点
と称する)。
【0004】このような印刷状態の欠陥を監視するべ
く、例えば特開平6−134976では、目視検査では
監視できない速度で連続的に移動している移動体表面の
印刷状態を静止画像として撮像した後、2値化等による
画像処理を施して非塗布部と塗布部を識別分離し、印刷
面の一定面積以上の検出すべき網点を定量的に検出し、
非印刷部の面積でカブリを検出すると共に、その最小幅
から局所的なカブリ不良を検出することが記載されてい
る。
【0005】このような方法は、樹脂塗布部と非塗布部
の反射率の差が大きく、画像濃度コントラストとして識
別分離可能な場合には有効で、着色剤が含まれる樹脂の
印刷状態を対象とする場合に適用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、着色剤コ
ストの削除、除去された不要なレジストの廃棄による環
境問題等の点から、着色剤を含まない透明樹脂をレジス
トインクに用いることが求められている。ところが、透
明樹脂をレジストインクに用いる場合には、透明樹脂塗
布部と非塗布部の反射率の差が僅かであるため、特開平
6−134976で示されるような2値化等による画像
処理では、非塗布部を抽出することができないという問
題点を有していた。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、縞状に塗布した、着色剤を含まない
透明樹脂非塗布部を抽出し、有効に印刷状態を監視で
きるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、物体表面上に
一定間隔で間欠的に透明樹脂を塗布し、直線状に交互に
塗布部、非塗布部を作成する際の透明樹脂の塗布状態を
監視するための印刷状態監視方法において、前記透明樹
脂の非塗布部が画像処理画面内で垂直あるいは水平方向
になるように検査面の画像を得て、該画像に対し、非
塗布部の長手方向に画像濃度値を加算し、得られた加算
画像濃度分布から非塗布部をピークとして抽出し、該ピ
ークの幅から非塗布部の幅を算出し、算出された非塗布
部の幅が、設定許容範囲にあるかどうかを監視すること
で、透明樹脂塗布状態の良否を判定するようにして、前
記目的を達成したものである。
【0009】本発明は、又、表面上に一定間隔で間欠的
に透明樹脂が塗布され、直線状に交互に塗布部、非塗布
部が作成された物体の透明樹脂の塗布状態を監視するた
めの印刷状態監視装置において、前記透明樹脂の非塗布
部が画像処理画面内で垂直あるいは水平方向になるよう
に被検査面の画像を得る手段と、該画像に対し、非塗布
部の長手方向に画像濃度値を加算する手段と、得られた
加算画像濃度分布から非塗布部をピークとして抽出する
手段と、該ピークの幅から非塗布部の幅を算出する手段
と、算出された非塗布部の幅が、設定許容範囲にあるか
どうかを監視することで、透明樹脂塗布状態の良否を判
定する手段とを備えることにより、同様に前記目的を達
成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0011】図4に示す如く、鋼板10等の金属表面に
透明樹脂が塗布された塗布部12と非塗布部14を、撮
像装置30を用いて画像として取り込む場合、塗布部と
非塗布部では反射率に若干の差しか生じていないので、
適当な閾値で2値化することにより非塗布部を抽出する
ことが難しい。そこで本実施形態では、まず、画像処理
装置32の画面内で非塗布部14が垂直若しくは水平方
向になるように、撮像装置30の位置を設定して撮像す
る。非塗布部14が垂直若しくは水平方向でない場合、
非塗布部の長手方向への画像濃度加算が複雑になるた
め、画像を回転させて垂直若しくは水平方向になるよう
に修正しなければならないが、画像回転に要する処理時
間がかかるので、予め非塗布部14が画像処理画面内で
垂直若しくは水平方向になるように撮像することが望ま
しい。
【0012】本実施形態による処理手順を示す図5のス
テップ100に示す如く、撮像装置30によって取り込
まれた静止画像に対して、ステップ102で、非塗布部
の長手方向に画像濃度値を加算することにより、加算画
像濃度分布を得る。この処理を行うことにより、非塗布
部と塗布部の画像濃度に差がほとんどないような画像に
対しても、非塗布部はピークとして出現し、塗布部と非
塗布部を識別することが可能となる。
【0013】次いでステップ104でピークを検出し、
検出したピークに対して、ステップ106でそのピーク
幅を計測し、ステップ108で、計測されたピーク幅か
ら非塗布部の幅を算出し、この算出幅から、ステップ1
10で、カブリ等の印刷状態の良否を判定することが可
能となる。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例は、図6に示す如く、非
塗布部14の幅が100μmとなるように設定され、1
000mm/秒で走行する鋼板10の表面上に塗布され
た透明レジストインクの印刷状態の監視に適用したもの
である。
【0015】この第1実施例において、撮像装置30と
してはCCDカメラを用い、画像処理装置32として
は、512×512画素のメモリを有するものを用い
た。又、1画素当りの分解能を10μmとするため、設
定視野は5mmとした。図6は、非塗布部14が画像
理画面に対して垂直になるように撮像装置30で撮像し
た画像であり、非塗布部14が塗布部12に比べて明る
い場合である。
【0016】撮像した画像に対して、非塗布部14の長
手方向(図の上下方向)に各画素a1 〜a512 の画像濃
度値を加算(512画素分加算)していくと、図7で示
すような加算画像濃度分布が得られる。図6のように非
塗布部14が明るい場合には、非塗布部はピークとして
出現する。
【0017】本実施例ではピーク幅に半値幅を採用し、
計測された半値幅h/2から非塗布部の幅を検量線を用
いて算出した。図8は、非塗布部半値幅の計測値x(ピ
クセル)に対する非塗布部の幅y(μm)の関係を表わ
す、例えば次式のような検量線を示したものである。
【0018】 y=14.062・x−37.980 …(1)
【0019】図8に示すような検量線を用いて算出され
た非塗布部の幅が、設定許容範囲(例えば100±10
μm以内)にあるかどうかを監視することで、印刷状態
の良否判定を行うことができた。
【0020】本発明の第2実施例は、第1実施例とは逆
に、図9に示す如く、非塗布部14が塗布部12に比べ
て暗い場合に本発明を適用した。この場合、加算画像濃
度分布を求めると図10に示す如くとなり、非塗布部は
ピーク状の落ち込みとして出現する。この図10に対し
ては、例えば符号を逆にすることで、図7と同様な分布
が得られる。あるいは、図9に対して各画素の濃度値を
(最大濃度値256−画像濃度値)で置き換えて白黒反
転することにより、図7と同様の分布を得ることが可能
となり、以下、第1実施例と同様の処理を行うことがで
きる。
【0021】なお、前記実施例においては、いずれも、
本発明が、エッチングレジストが塗布された、走行する
鋼板の印刷状態の監視に適用されていたが、本発明の適
用対象はこれに限定されない。又、非塗布部の幅を求め
る方法も、ピークの半値幅を用いるものに限定されな
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
着色剤を含まない、あるいは僅かに含むような透明な樹
脂が印刷された物体表面の印刷状態を評価することが可
能となり、薄膜化された印刷状態の調整や印刷補償を行
うことが可能となる。従って、着色剤コストの削除、除
去レジストの発生量の低減による環境汚染の低減等、製
造工程上大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】間欠的に樹脂が塗布された鋼板表面の一例を示
す平面図
【図2】鋼板に対して樹脂を塗布している状態を示す側
面図
【図3】カブリが発生した非塗布部を示す鋼板の平面図
【図4】本発明の実施形態を説明するための斜視図
【図5】前記実施形態の処理手順を示す流れ図
【図6】本発明の第1実施例における原画像を示す線図
【図7】図6に対する加算濃度ヒストグラムを示す線図
【図8】半値幅から非塗布部の幅を求める検量線の例を
示す線図
【図9】本発明の第2実施例における原画像を示す線図
【図10】図9に対する加算濃度ヒストグラムを示す線
【符号の説明】
10…鋼板 12…塗布部 14…非塗布部 20…印刷用ロール 22…サポートロール 30…撮像装置 32…画像処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−198352(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 33/14 G01B 11/04 G01N 21/89

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体表面上に一定間隔で間欠的に透明樹脂
    を塗布し、直線状に交互に塗布部、非塗布部を作成する
    際の透明樹脂の塗布状態を監視するための印刷状態監視
    方法において、 前記透明樹脂の非塗布部が画像処理画面内で垂直あるい
    は水平方向になるように検査面の画像を得て、 該画像に対し、非塗布部の長手方向に画像濃度値を加算
    し、 得られた加算画像濃度分布から非塗布部をピークとして
    抽出し、 該ピークの幅から非塗布部の幅を算出し、 算出された非塗布部の幅が、設定許容範囲にあるかどう
    かを監視することで、透明樹脂塗布状態の良否を判定す
    ることを特徴とする印刷状態監視方法。
  2. 【請求項2】表面上に一定間隔で間欠的に透明樹脂が塗
    布され、直線状に交互に塗布部、非塗布部が作成された
    物体の透明樹脂の塗布状態を監視するための印刷状態監
    視装置において、 前記透明樹脂の非塗布部が画像処理画面内で垂直あるい
    は水平方向になるように被検査面の画像を得る手段と、 該画像に対し、非塗布部の長手方向に画像濃度値を加算
    する手段と、 得られた加算画像濃度分布から非塗布部をピークとして
    抽出する手段と、 該ピークの幅から非塗布部の幅を算出する手段と、 算出された非塗布部の幅が、設定許容範囲にあるかどう
    かを監視することで、透明樹脂塗布状態の良否を判定す
    る手段と、 を備えたことを特徴とする印刷状態監視装置。
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