JP3003860U

JP3003860U - 写真付メモ書きボード

Info

Publication number: JP3003860U
Application number: JP1994003809U
Authority: JP
Inventors: 裕介平河
Original assignee: 株式会社九州開発企画
Priority date: 1994-03-19
Filing date: 1994-03-19
Publication date: 1994-11-01
Anticipated expiration: 2000-03-19

Abstract

(57)【要約】【目的】メモや行事等の書込みや消去ができる上に、
写真を体裁良く簡単に取付けることができ、しかも、安
価に製作できると共に見栄えもよい写真付きメモ書きボ
ードを提供すること。【構成】文字や図形等を印刷した印刷表示部５と、空
欄のある書込み部４と、裏側に写真ａを装着することに
より写真ａを表示することができる窓部３とを有するボ
ード本体１の正面側１１を、ホワイトボード用マーカー
による書込みおよび消去が可能なプラスチックフィルム
２で被覆したこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ホワイトボード用マーカーによる書込みおよび消去が可能な写真付メモ書きボードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の黒板や白板は実用性を第一にして作られているから、個人的、家庭的な使用にはあまり適当でない。そのため、近年は行事予定欄等のまわりにカラフルな絵柄等を添えたボードを、机上に置いたり画鋲で壁に貼付けできる手頃な大きさに形成してラミネートフィルムでラミネートしたものが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この従来の行事予定欄等のまわりにカラフルな絵柄等を添えたボードをラミネートフィルムでラミネートしたものでは、黒板や白板より目を楽しませてくれる利点はあるが、更に家族や子供の写真を取付けて楽しもうとする場合、その取付け場所がないから体裁良く取付けられないという問題があった。

【０００４】また、ラミネ−トフィルムでラミネ−トしたものはコストが高くつき、また、見栄えもあまりよくないという問題もあった。

【０００５】本考案は、かかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、メモや行事等の書込みや消去ができる上に、写真を体裁良く簡単に取付けることができ、しかも、安価に製作できると共に見栄えもよい写真付きメモ書きボードを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するための手段として本考案の写真付メモ書きボードでは、文字や図形等を印刷した印刷表示部と、空欄のある書込み部と、裏側に写真を装着することにより写真を表示することができる窓部とを有するボード本体の正面側を、ホワイトボード用マーカーによる書込みおよび消去が可能なプラスチックフィルムで被覆した構成とした。

【０００７】

【作用】

本考案の写真付メモ書きボードでは、前記のように構成したので、写真を窓部の裏側に貼り正面側から見えるようにした後、これを机やテ−ブル等の上に置いたり、画鋲等で壁に貼付けることにより装飾品として使用することができる。写真が古くなった場合には新しい写真と差替えることができる。

【０００８】また、ホワイトボード用マーカーでプラスチックフィルムの上から書込み部位置に行事、メモ、伝言等を書込むことにより、ホワイトボードとして使用することができる。また、印刷表示部の表示内容によりカレンダ−や商店の広告等としても使用することができる

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の写真付メモ書きボードの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

【００１０】図１は本実施例の写真付メモ書きボードを示す斜視図、図２はボード本体を示す斜視図、図３はボ−ド本体の裏面側を示す説明図である。

【００１１】まず、実施例の構成を説明する。本実施例の写真付メモ書きボードＡは、ボード本体１と、プラスチックフィルム２と、を主要な構成としている。

【００１２】前記ボード本体１は、厚紙を二つ折りして形成されたもので、折り曲げた前半部１０の外面を正面側１１とし、この前半部１０にはチューリップの花の形をした窓部３が開設され、その下方には何も印刷していない書込み部４が設けられ、更にその下方には印刷表示部５としてカレンダーや花模様が印刷されている。尚、図中６は差込片で、厚紙の後半部１２に形成した差込片挿入用切込７に差し込んで両半部１０，１２を接合するためのものである。

【００１３】また、厚紙の後半部１２は、ボ−ド本体１の裏面側を構成するもので、この後半部１２には前記切込７の他にボ−ド本体１を机等に立設させるための折畳み式のスタンド用脚８とロック９とが切り込みにより形成されている。

【００１４】前記プラスチックフィルム２は、ボード本体１の表面を保護すると共に、ホワイトボード用マーカーによる書き消しができるようにするためのもので、本実施例ではポリプロピレンフィルムを使用し、これを接着剤でボ−ド本体１の正面側１１に接着させている。尚、図中ａは写真である。

【００１５】次に実施例の作用を説明する。本実施例の写真付メモ書きボードＡは、ボ−ド本体１の窓部３の裏側に写真ａを貼り、窓部３からその画像を表出させた状態とする。そして、前半部１０と後半部１２を重ね、差込片６を切込７に差し込んで両者を接合し、脚８をロック９で固定した後、机等に置いて装飾品として使用する。そして、メモが必要な時には、ホワイトボード用マーカーで書込み部４にプラスチックフィルム２の上から書込み、不要時には消去するようにして使用する。

【００１６】以上説明してきたように、本実施例の写真付メモ書きボードＡにあっては、机等に置いて書込み部４にホワイトボード用マーカーでメモ，伝言，行事予定等を手軽く記入し、また消去することができる。チューリップの花の形の窓部３に好みの写真ａを入れることにより、写真ａがボードと一体化しボード面のデザインを優れたものとすることができる。また、個人的、家庭的な使用にマッチしたものとなる。写真ａやボード面は透明なプラスチックフィルム２で保護されるから、写真ａやボード面が汚損したり破損したりすることがなく、長い期間新しい状態で使用することができる。

【００１７】以上、本考案の実施例を説明してきたが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限定されるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考案に含まれる。

【００１８】例えば、実施例では、窓部３の形状をチューリップの花形にするとしたが、窓部形状は丸形や多角形型、動植物の型、抽象的な型、日常品や工業製品の型等任意であり、その配置位置も任意に設定することができる。

【００１９】ボード本体１は、厚紙を二つ折りにして形成しているが、一枚ものでもよく、また、その場合は裏面にスタンド用脚やロックを形成した厚紙を前記窓部の周囲を除いて接着させてもよい。この場合はその非接着部から写真の出し入れをすることができる。

【００２０】書込み部４は印刷表示部５の中に混在させてもよい。例えば、印刷表示部５が大きなタヌキであり、書込み部４はそのタヌキの腹部に設けることもできる。

【００２１】プラスチックフィルムとしてはポリプロピレンフィルムを使用しているが、ホワイトボード用マーカーによる書込みおよび消去が可能なプラスチックフィルムであれば他のフィルムを使用してもよい。

【００２２】

【考案の効果】

以上、説明してきたように本考案の写真付メモ書きボードにあっては、前記のように構成したので、窓部の裏に写真を装着して飾ることができる。また、プラスチックフィルムの上からホワイトボード用マーカーでメモや伝言，行事予定等を記入し、また消去することができるから、写真飾りとホワイトボードとを兼用させることができる。また、このため、場所を取らずすっきりさせることができる等の効果が得られる。また、印刷表示部に商店等の広告等を表示すると、販促品としても使用することができる。また、ボ−ド本体の表面に透明なプラスチックフィルムを被覆させているから、安価に製作することができ、また製品をきれいに製作することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の写真付メモ書きボードを示す斜
視図である。

【図２】実施例のボード本体を示す斜視図である。

【図３】実施例のボ−ド本体の裏面側を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ａ写真付メモ書きボード１ボード本体２プラスチックフィルム３窓部４書込み部５印刷表示部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】文字や図形等を印刷した印刷表示部と、
空欄のある書込み部と、裏側に写真を装着することによ
り写真を表示することができる窓部とを有するボード本
体の正面側を、ホワイトボード用マーカーによる書込み
および消去が可能なプラスチックフィルムで被覆したこ
とを特徴とする写真付メモ書きボード。