JP3003829B2 - 球技用バット - Google Patents

球技用バット

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JP3003829B2
JP3003829B2 JP6069260A JP6926094A JP3003829B2 JP 3003829 B2 JP3003829 B2 JP 3003829B2 JP 6069260 A JP6069260 A JP 6069260A JP 6926094 A JP6926094 A JP 6926094A JP 3003829 B2 JP3003829 B2 JP 3003829B2
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JP
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ball
bat
ball game
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core material
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JP6069260A
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悠史 山森
敬次郎 林
好彦 端山
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悠史 山森
敬次郎 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬式若しくは軟式野球
又はソフトボール等に使用する球技用バットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属バットよりも飛距離・耐久性
に優れ、打球時の衝撃が小さいカーボンバットが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーボ
ンバットは、製造コストが高い・成型が複雑で製造工程
数が多い・打球時の音が高い・重量調整が難しい等の問
題点があった。
【0004】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、従来のカーボンバット同様に飛距離
・耐久性等を維持すると共に、打球時の音を低くし、且
つ簡易に重量調整可能で、しかも安価に且つ容易に製造
することができる球技用バットを提供することを課題と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、カーボン繊維からなる芯材1と、その
芯材1に周設される硬質の発泡ポリウレタン層2と、そ
の発泡ポリウレタン層2を被覆する保護層5とから構成
したことにある。
【0006】尚、前記保護層5として、ガラス繊維3に
合成樹脂を含浸させたものを用いることも可能である。
【0007】
【作用】本発明に係る球技用バットは、カーボン繊維か
らなる芯材1に発泡ウレタン層2を周設し、しかもその
発泡ウレタン層2に保護層5を被覆することにより、打
球の飛距離が増し、更に打球時には衝撃の少ないものと
することができる。さらに、比較的安価な材質を用いて
製造可能で、且つ成型工程が極めて少ないので、製造コ
ストを抑えることができる。
【0008】また、前記発泡ウレタン層2は、打球時に
生ずる音を吸収するので、消音効果がある。さらに、発
泡ウレタンは容易に発泡倍率(密度)を変えることがで
きるので、それを変えるだけで球技用バットの重量調整
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る球技用バットの一実施例
について、図面を参照しながら説明する。図1に於い
て、1はカーボン繊維に熱硬化性樹脂を含浸させて形成
された剛性の筒状の芯材を示す。2は芯材1の周囲に設
けられた硬質の発泡ポリウレタン層を示す。
【0010】3は発泡ウレタン層2の周囲に設けられた
ガラス繊維を示し、そのガラス繊維3には溶液型ポリウ
レタン4が含浸されて保護層5が形成されて前記発泡ウ
レタン層2を被覆してなる。
【0011】上記構成からなる球技用バット6は、硬質
の発泡ウレタン層2を設けたことにより打球の飛距離が
増し、更に打球時の衝撃を発泡ウレタン層2が吸収する
ので手に衝撃が伝わり難い。また、表面の保護層5とし
てガラス繊維3にポリウレタン4を含浸させることによ
り極めて強度を有することとなり、打球時に表面の損傷
も起こらず、即ち耐久性に優れたものとなる。
【0012】さらに、通常球技用バットは使用者により
その重量が異なるため予め数種類のものを製造する必要
があるが、本発明に係る球技用バット6は、発泡ウレタ
ン層2の発泡倍率(密度)を変えるだけで重量調整が可
能である。即ち、他の構成、例えば芯材1を変える必要
がないので、芯材1は一種類のみ用意しておけばよく、
容易に且つ安価に異なる重量の球技用バットを何種類も
製造することができるのである。
【0013】また、本発明に係る球技用バット6は、非
常に消音効果に優れたものである。なぜなら、保護層5
の次に打音を吸収し易い発泡ウレタン層2を設けている
ためである。さらに、芯材1の空洞部1aにスポンジ等を
収納することにより、より一層消音効果があることは言
うまでもない。
【0014】尚、上記実施例に於いて、芯材1の材質
は、カーボン繊維に熱硬化性樹脂を含浸させて形成され
ているが、必ずしも熱硬化性樹脂を含浸させなければな
らないわけではない た、芯材1は必ずしも空洞部1a
を有する筒状に限定されず、空洞部1aを有しない棒状で
あってもよく、又一部が空洞部1aを有しない筒状、例え
ばグリップ6a部分が空洞部1aを有しない棒状に形成され
た筒状等であってもよい。
【0015】さらに、上記実施例に於いて、保護層5に
は、ガラス繊維3を用いてなるが、ガラス繊維3に限定
されず、例えばカーボン繊維、アラミッド繊維、ウィス
カー繊維等を使用してもよい。その他、保護層を強化で
きるものであれば、前記各繊維に限定されるものではな
い。また、これら各繊維に含浸するものとしては、上記
実施例の如く溶液型ポリウレタン4に限定されるもので
はなく、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、又は
熱可塑性樹脂、更には2液型ポリウレタン等を使用して
もよい。
【0016】さらに、上記実施例に於いて、保護層5は
強化繊維に合成樹脂が含浸されてなるが、必ずしもこれ
に限定されず、強化繊維に合成樹脂が含浸された上に更
に合成樹脂が被覆されたもの、或いは合成樹脂だけで形
成されたもの、又は合成樹脂の多層構造であってもよ
い。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る球技用バットは、カーボン
繊維からなる芯材に発泡ウレタン層を設け、その発泡ウ
レタン層に保護層を被覆することにより、打球の飛距離
が増し、更に打球時に手への衝撃を少ないものとするこ
とができる。
【0018】さらに、本発明に係る球技用バットは、保
護層の次に発泡ウレタン層を設けることにより、打球時
に生ずる打音を効率よく吸収するため、非常に消音効果
に優れるものである。
【0019】また、前記発泡ウレタン層の発泡倍率(密
度)を変えるだけで重量調整を行うことができるので、
重量の異なる数種類の球技用バットを容易に製造するこ
とができる。従って、数種類の球技用バットを製造する
場合でも芯材は一種類あればよいので成型工程が従来に
比べ少なく、しかも比較的安価な材質にて製造可能であ
るのでかなり製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における球技用バットの一部
省略一部断面平面図。
【符号の説明】
1 芯材 2 発泡ウレタン層 3 ガラス繊維 5 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 端山 好彦 三重県四日市市桜花台2−16−4 (56)参考文献 実開 昭49−66561(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 59/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボン繊維からなる芯材(1) と、該芯
    材(1) に周設される硬質の発泡ポリウレタン層(2) と、
    該発泡ポリウレタン層(2) を被覆する保護層(5) とから
    なることを特徴とする球技用バット。
  2. 【請求項2】 前記保護層(5) が、ガラス繊維(3) に合
    成樹脂が含浸されたものからなる請求項1記載の球技用
    バット。
JP6069260A 1994-04-07 1994-04-07 球技用バット Expired - Lifetime JP3003829B2 (ja)

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JPH07275413A JPH07275413A (ja) 1995-10-24
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JP3607257B2 (ja) 2001-05-02 2005-01-05 美津濃株式会社 軟式野球ボール用又はゴムソフトボール用バット

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JPS4966861U (ja) * 1972-09-25 1974-06-11

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