JP3003620U - 照明器付き水槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 飼育用魚類を収容する水槽に設けられた光源
を消減する際、その明るさを漸次減少するようにした水
槽を提供する。 【構成】 照明器の光源の明るさを制御する回路を有
し、該回路はスイッチ、該スイッチにより電源がオフ状
態になった後、光源の明るさを所定の時間内で漸次減少
すべく位相制御するコントロール回路、該コントロール
回路の制御に基づいて光源に供給する電源の位相を制御
する位相制御回路を具備することを特徴とする照明器付
き水槽。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は熱帯魚等の鑑賞用魚類その他飼育用魚類を保育するための水槽に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

上記水槽に関しては、水槽の任意の付属器具として蛍光灯や白熱灯等の光源を そなえ夜間の照明用として用いられていた。そして、それらの光源は、水槽の一 部に取り付けられた電源スイッチによりその電源供給をオン状態又はオフ状態に 切り替えて光源の照明をコントロールしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の水槽は、夜間において光源のスイッチをオフ状態にすると水槽内が 急激に暗くなり、そのため水槽内に飼育している魚類に対し悪影響を与えていた 。魚類によっては飼育環境の変化に極めて敏感に反応するものもあり、水槽内の 明るさを急に暗くするといわばストレス状態に似た生態反応を惹起し、水槽の壁 に衝突して魚体が傷つくこともある。夜間の暗状態から日中の明状態への変化は 自然光による変化であるので急激な変化は生じないが、室内に設置された水槽に おいては、夜間照明が急激に消失するため、室内照明の制御とは独立して水槽内 の照明の変化をコントロールする必要がある。 本考案は上記問題点にかんがみ創作されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、照明器の光源の明るさを制御する回路を有し、該回路はスイッチ、 該スイッチにより電源がオフ状態になった後、光源の明るさを所定の時間内で漸 次減少すべく位相制御するコントロール回路、該コントロール回路の制御に基づ いて光源に供給する電源の位相を制御する位相制御回路を具備することを特徴と する照明器付き水槽である。

【０００５】

【実施例】

以下実施例に基づき本考案を説明する。図１は本考案の水槽の一実施例を示す 斜視図であり、符号１は水槽、２はガラス、３は蛍光灯収容部、４は蓋、７はス イッチを示す。図２は水槽１内に配置された電源回路図を示し、５は１００Ｖ電 源の供給源、６は照明器、８はコントロール回路、９は位相制御回路を示す。ス イッチ７をオフにすると、その情報に基づきコントロール回路８は一定の時間に おいて照明器６の明るさを漸次減少するように、位相制御信号を作成する。その 時間の設定は任意に行うことができ位相制御の方法は位相１００％から変化させ る。本実施例では１０分間の所定時間において蛍光灯の明るさを漸次暗くするよ うに位相を制御している。照明器６の種類、例えば白熱電球や、蛍光灯の種類に よって位相制御と照明の明るさは各種であるので照明器６の特性に対応した制御 を行う必要がある。

【０００６】 位相制御回路９はコントロール回路８の信号に基づいて、電源５からの電力の 位相を制御して照明器６に供給する回路である。 コントロール回路８は照明器６をオフ状態にするときに位相を制御するための ものであるから、照明器をオン状態にする際は、必要に応じ、位相制御を行って もよく、又行わなくてもよい。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有する照明器付き水槽であるから、上記従来の問題点が 解消され、魚体に不要なストレスを与えることなく、安全に飼育をすることがで きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図。

【図２】本考案の実施例の回路図。

【符号の説明】

１ 水槽 ５ 電源 ６ 照明器 ７ スイッチ ８ コントロール回路 ９ 位相制御回路

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 照明器の光源の明るさを制御する回路を
   有し、該回路はスイッチ、該スイッチにより電源がオフ
   状態になった後、光源の明るさを所定の時間内で漸次減
   少すべく位相制御するコントロール回路、該コントロー
   ル回路の制御に基づいて光源に供給する電源の位相を制
   御する位相制御回路を具備することを特徴とする照明器
   付き水槽。