JP3003251U - 藤よじ登り式緑化施設 - Google Patents

藤よじ登り式緑化施設

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JP3003251U JP1994001307U JP130794U JP3003251U JP 3003251 U JP3003251 U JP 3003251U JP 1994001307 U JP1994001307 U JP 1994001307U JP 130794 U JP130794 U JP 130794U JP 3003251 U JP3003251 U JP 3003251U
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黄尊景
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 構造物の表面に多数の凹槽または固定点を形
成したり多数の容器を固定し、該凹槽または容器内に肥
料および保水剤等を含んだ蓄容部を設置し、随時、植物
に養分と水分を提供できる数個の供給部を形成し、藤よ
じ登り類植物が構造物の表面に沿い、植生する時に、そ
の根部が随時、凹槽の中に伸び入り凹槽内に設けられた
蓄容部に含まれる養分を吸収し迅速に生長する並びに、
藤よじ登り類植物の根部が日に晒され、迅速に枯れ萎む
のを避け、かつ未だ牢固でない藤よじ登り類植物を吸着
固定し、それが暴風や暴雨の後ひとさしになって落ちる
のを避ける。 【効果】 有効的に水分および養分を貯えでき、施工コ
ストを大幅に減低でき、コンクリート構造面を岩面に敷
き被してなる保護層を提供でき、風化作用を防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、藤よじ登り式の新規な緑化施設に関する。さらに詳しくは、一般に 使用されている藤よじ登り式緑化工法およびその植物材料の育苗と実務運用上の 数多くの欠点を改善、排除し、藤よじ登り式緑化工法をより経済的、快速的かつ 実用的にならしめる藤よじ登り式緑化施設に関する。また本考案は、藤よじ登り 植物の生長習性に必要により考案された新規な施設に関する。さらに詳しくは、 藤よじ登り植物が地区気候およびその立地方位等の要素の影響により生じる生長 が芳しくない状況を排除するのに供じる藤よじ登り式緑化施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年来、環境緑化の問題が頗る重視され、その結果、環境緑化問題に関連した 各種の工法、施設および植物材料等に関し不断に新しい発明、考案とその発明な どを利用した製品が研究開発され、さらに進んで広く運用されている。
【0003】 しかしながら、環境の緑化に非常に適した藤よじ登り式緑化工法およびその植 物材料のみが過去ずっと重視されていなかった。徹底的にその原因を究めると下 記の数点に帰納できる。
【0004】 (1)一般に使用されている育苗の方式は、維持および保護管理が困難で、常 に移植の際に植株が厳しく重い損傷を受け、その結果、苗株が定植された後に生 長が遅れたり大量に死亡し、育苗の効果を得難い。
【0005】 すなわち、一般の植物育苗は、土地と施設の経済的な運用と管理上の便利さを 考慮すべきなので、総て袋植あるいは盆植の形式で育苗した後、密集的に排列す る方式を採用しており、従来、藤苗の培育もこの方法を採用している。しかしな がら、藤類植物は、生長する時によじり付かせるものがなければ、相当の高さま でに生長した後に伏し倒れて生長し、互いに緊密に絡み付きもつれ合う現象をき たし、それを移植する際に引き離そうとすれば、それぞれの植株が互いにひっぱ るために相当な程度傷害を受ける。折り損ないを減少するために、出荷販売業者 は、常に互いに絡み付きもつれ合っている部分を切り除いていた。
【0006】 しかしながら、最近では、藤苗の培育の大部分は、袋植あるいは盆植の形式で 育苗した後、密集的に排列する方式の代りに堅い扞によっているが未だ安定しな い状態のまま、あるいは弱い幼苗を挿しなした段階で出荷販売しているので、藤 よじ登り式緑化に使用されている苗株は、その高さが総て15cm以下であり、 かつ植株の体質が殆んどあまり良好でない。
【0007】 (2)移転定植区の各々の立地条件が、苗株の生存に適する土地と非常に大き な差異がある場合には、直接に比較的長い苗株を施用すると、常に移植後の環境 に適応できず迅速に死亡してしまうため、移植による緑化促進の効果が得られ難 い。
【0008】 すなわち、よじ登り藤類植物の原生地は、大部分が湿っぽいあるいは日陰の環 境、例えば、ジャングルの中または山あいのそば等であり、直接に日光に晒され る現象が少なく、よじ登り藤類植物のよじり付いている対象物は、大部分が該藤 類植物の茎節上根系(茎や幹などから生えてくる根をさす)に水分と養分を供給 し、該藤類植物を良く生長させることができるが、人々が藤よじ登り式緑化を実 施したい所は、皆険しく非常に硬い岩盤あるいはセメント面であり、周りの環境 も、上記原生地とは対称的に、日当たりが良く、比較的湿っぽくない環境が多く 、日中はずっと日光に晒されている以外に、栽植する苗株は上記(1)に示す各 因子の影響により大部分が体質が脆く良くない状態なので、その移転定植した後 の状況は、恰かも丁度大手術を終えたばかりの傷疾者あるいは幼童を砂漠の中に 置いたのと同様である。
【0009】 従って、現在、一般に使用されている藤よじ登り式緑化手段は、いずれも良好 な効果が少ない。上記の色々な欠点は、未だに有効な解決の方法がないので、緑 化に適した藤類植物を施設することにより環境景観の改善を図るとする非常に良 いアイディアの藤よじ登り式緑化工法は、過去ずっと有効的に推し広め実施する ことができなかった。
【0010】 上記とは別に、人口が急速に増加し、公共工事等の建設が不断に施工、拡張す るのに伴い、周りの元来存在する緑地景観が日と共に減少し、硬く単調なセメン ト構造物に取り替えられてる。この種の状況は、視覚景観を破壊し、人々の情緒 と健康に影響しているだけでなく、生活品質を厳重な悪化をもきたしている。
【0011】 社会が生長進歩する過程で避けられないこの種の現象を有効的に改善するため 、関連の機関が幾多の施設について、テストおよび評価した結果、その中で藤よ じ登り類植物を植え付けて緑化するのが最も実用的かつ経済的であることが判明 した。
【0012】 一般に見掛ける藤よじ登り式緑化施設は、図6に示す如く、緑化したいところ のベース部30または該ベース部30の上方に植栽槽31を構築し、客土を詰め 入れた後、藤よじ登り類植物32を植え付け、該藤よじ登り類植物32を自らセ メント面に沿いよじ登らせている。
【0013】 しかしながら、上記藤よじ登り類植物32は、その茎節および根系がいずれも 下記の特性を有する。
【0014】 すなわち、上記藤よじ登り類植物32が芽生えたばかりの時は、ただ吸着およ び固着の効能を有する吸い盤または気生性吸着根を有し、生存に適する環境下に あれば、急速に延伸し、養分および水分を吸収できる根系に発展する(または茎 節上の芽点から再び生長する)が、逆の場合は、徐々に萎縮し、退化し遂に消え 失せてしまう。
【0015】 また、藤よじ登り類植物32の原産地(例えば、ジャングル、谷間の傍)は、 ほとんどが湿っぽい日陰のところであり、日光に晒されることが少なく、よじり 付いている物も、その茎節上の根系に水分と養分を供給できるものが多いので、 植株の生長は、いずれも皆快速、茂密である。
【0016】 しかしながら、上記に一般に使用されている施設は、ほとんどが裸露した硬く 険しい岩盤またはセメント面33であり、何度も追跡して観察した結果、藤よじ 登り類植物は、湿っぽい雨の多い環境または日陰の地区で初めて比較的良好に生 長でき、乾燥し日光が十分であるところではほとんどが生長が遅く、甚だしい場 合には、大量に死滅することが分かった。その結果、良くない原因は、立地環境 条件の要素以外に、下記数点の要素に帰することを発見した。
【0017】 (1) コンクリート建築物または岩盤等の表面は、すべて組織が緊密であり 、構造も堅実なので、藤よじ登り類植物の茎節間の根系は、ただ吸い盤の効能を 発揮してその表面に密着できるだけで、該藤よじ登り類植物の生長に必要な養分 と水分は、総てその根部が上に向け供給するのに依存しており、藤よじ登り類植 物がある長さまでに生長すると、日当たりの面は、高温の乾燥効果により水分蒸 発の作用が加速され、高温の持続または上昇に伴い、水分の需要と供給のバラン スが破壊され、生長が徐々に減速の後、ついに停止し、この時に葉っぱが黄色く なり落ちるなど、景観的に寂しい現象が生じる。
【0018】 (2) また、夏季の最高温度は、常に最も植物の生存に適する温度の上限を オーバーし、さらにセメント壁と岩盤板面は、日光輻射の高温を吸収し保温する 作用がある並びに、温度を直接その表面に密着かつ裸露している根系および株体 に伝導するので、藤よじ登り類植物の腹と背中、特に初めて芽生えた若芽がその ために傷害される。
【0019】 (3) 藤よじ登り類植物で緑化を施行したい区域は、全てその傾斜度が1: 0.5から垂直に近い状態の険しい地形に属し、さらに地形表面が平らで密実な ので、全く水分および養分を止め蓄える能力がなく、たとえ常に水をかけ液体肥 料を与えても、その立地条件が悪いために生長不良の欠点を改善しがたいもので ある。
【0020】 以上述べたように、藤よじ登り類植物による緑化施設は、立地環境の条件が特 殊なので、もし有効的にその問題を解決したければ、決して一般に使用されてい る技芸の範疇に囚われてはいけないが、過去これに携わる者がこの点に注意しな かったので、最近十何年来、環境の植生緑化および美化などに関する材料が皆相 当完全な発展を遂げているが、藤よじ登り式緑化に関する上記の問題のみが未だ に有効的に解決できる措置が見当たらない状況のままである。
【0021】
【考案が解決しようとする課題】
上記問題点に鑑み、まず、本考案の目的は、能率の高い速緑育苗のための藤よ じ登り式緑化施設を提供することにある。
【0022】 また、本考案の他の目的は、藤よじ登り類植物の生長の特性およびニーズによ り各々の苗株をすべて快速に生長させ、互いに干渉せずかつ移植の場合に苗株の 完全さと健康を保持できる簡単で能率の高い植物育苗のための藤よじ登り式緑化 施設を提供することにある。
【0023】 次に、本考案の目的は、一種の藤よじ登り式緑化施設を提供するにあたり、該 藤よじ登り式緑化施設が構造面を灌鑄すると同時または灌鑄後に形成され、一般 に見掛けるような構造物を別に二次施工した後に初めて藤よじ登り式緑化施設の 目的が達せられるとするような欠点のない新規な藤よじ登り式緑化施設を提供す るものである。
【0024】 また、本考案の他の目的は、構造物の表面に藤よじ登り類植物の異なる生長期 により数個の供給部を設けて随時水分および養分を供給する、および該供給部に 未だ牢固でない藤よじ登り類植物を吸着固定させ、該藤よじ登り類植物が嵐の来 襲によりひとさしになって落ちるのを避けられる藤よじ登り式緑化施設を提供す るものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
まず、現在の環境景観の改善に対する藤よじ登り式緑化施設の果たす役割の重 要性並びに上記一般に使用されている育苗方法およびその施設材料等を藤よじ登 り式緑化に適用した場合の欠点に鑑みて、上記諸目的を達成すべく、本考案者は 、積極的に研究改良した結果、本考案を完成するに至った。
【0026】 次に、本考案者は、藤よじ登り式緑化施設が現在の環境景観の改善に対する重 要性および切迫性に鑑み、数十年来植生緑化の実務に携わっている経験に基づき 、積極的に一般に使用されている施設の欠点に対し不断に研究改善した後、遂に 本考案の完成に至った。
【0027】 すなわち、まず、本考案の目的は、表層部に多数の通孔を有する中空の長形体 であり、該長形体の中空部に養分および保水剤が蓄積されている畜容部が内設さ れてなることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設により達成される。
【0028】 また、本考案の目的は、表層部に多数の通孔を有する中空の長形体であり、該 長形体の中空部に、養分および保水剤が蓄積された畜容部並びに水分を均一に浸 透し伝導させるための縦貫する芯材が設けられてなることを特徴とする藤よじ登 り式緑化施設によっても達成される。
【0029】 さらに、本考案の目的は、表層部に多数の通孔を有する中空の長形体であり、 該長形体の中空部に養分および保水剤が蓄積された畜容部が設けられてなる藤よ じ登り式緑化施設であって、複数個の長形体を連接して構成してなることを特徴 とする藤よじ登り式緑化施設によっても達成される。
【0030】 さらにまた、本考案の目的は、表層部に多数の通孔を有する中空の長形体であ り、該長形体の中空部に、養分および保水剤が蓄積された畜容部並びに水分を均 一に浸透し伝導させるための縦貫する芯材が設けられてなることを特徴とする藤 よじ登り式緑化施設であって、複数個の長形体連接して構成してなることを特徴 とする藤よじ登り式緑化施設によっても達成される。
【0031】 次に、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物にお いて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長期 で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物が 吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部を設 置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなること を特徴とする藤よじ登り式緑化施設により達成することができる。
【0032】 また、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物にお いて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長期 で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物が 吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部を設 置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなる藤よ じ登り式緑化施設であって、該構造物の表面に設置された数個の供給部として、 該構造物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤 を含む蓄容部を設けてなることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設によっても達 成することができる。
【0033】 さらに、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物に おいて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長 期で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物 が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部を 設置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、 該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造物の表面に多数の凹槽 を形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなる藤 よじ登り式緑化施設であって、該凹槽の外側に槽蓋を固設してなることを特徴と する藤よじ登り式緑化施設によっても達成することができる。
【0034】 さらにまた、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造 物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる 生長期で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類 植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給 部を設置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてな り、該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造物の表面に多数の 凹槽を形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてな り、該凹槽の外側に槽蓋を固設してなる藤よじ登り式緑化施設であって、該凹槽 の外側に設けられた槽蓋が、一つ以上の孔を有することを特徴とする藤よじ登り 式緑化施設によっても達成することができる。
【0035】 また、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物にお いて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長期 で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物が 吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部を設 置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなる藤よ じ登り式緑化施設であって、該構造物の表面に多数の固定点があることを特徴と する藤よじ登り式緑化施設によっても達成することができる。
【0036】 さらに、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物に おいて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長 期で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物 が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部を 設置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、 該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造物の表面に多数の凹槽 を形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなる藤 よじ登り式緑化施設であって、該構造物の表面に多数の固定点があることを特徴 とする藤よじ登り式緑化施設により達成することができる。
【0037】 さらに、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物に おいて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長 期で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物 が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部を 設置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、 該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造物の表面に多数の凹槽 を形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなり、 該凹槽の外側に槽蓋を固設してなる藤よじ登り式緑化施設であって、該構造物の 表面に多数の固定点があることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設によっても達 成することができる。
【0038】 さらにまた、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造 物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる 生長期で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類 植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給 部を設置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてな り、該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造物の表面に多数の 凹槽を形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてな り、該凹槽の外側に槽蓋を固設し、該槽蓋が一つ以上の孔を有する藤よじ登り式 緑化施設であって、該構造物の表面に多数の固定点があることを特徴とする藤よ じ登り式緑化施設によっても達成することができる。
【0039】 また、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物にお いて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面によじり沿って生長する時、その根 部に随時、養分を吸収させるべく、該構造物の表面に多数の蓄容部を固定してな ることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設によっても達成することができる。
【0040】 さらに、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物に おいて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面によじり沿って生長する時、その 根部に随時、養分を吸収させるべく、該構造物の表面に多数の蓄容部を固定して なる藤よじ登り式緑化施設であって、該蓄容部が、構造物の表面の容器内に固設 されていることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設により達成することができる 。
【0041】 さらに、本発明の目的は、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させる構造物に おいて、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面によじり沿って生長する時、その 根部に随時、養分を吸収させるべく、該構造物の表面に多数の蓄容部を固定して なり、該蓄容部が、構造物の表面の容器内に固設されている藤よじ登り式緑化施 設であって、該容器が、分離および止め合わせできる底座および上蓋で構成され 、かつ該容器に多数の通孔が形成されていることを特徴とする藤よじ登り式緑化 施設によっても達成することができる。
【0042】
【作用】
まず、本考案による藤よじ登り式緑化施設においては、表層部に多数の通孔を 有する中空の長形体であり、該長形体の中空部に養分および保水剤が蓄積されて いる畜容部が設けられているため、該中空内部に均一に十分な養分および保水剤 が蓄積され、各通孔を通じて有効的に藤苗の茎節の根系の発育に必要な養分およ び水分の吸収を促進することができ、藤よじ登り式緑化植物を育苗期間内に迅速 に理想の長さまでに生長させることができる並びに、それぞれの藤よじ登り式緑 化施設たるよじり付け体の上を快速によじ登り、互いに干渉することがないので 、藤よじ登り式緑化施設としての苗株をそっくり快速かつ損傷せずに移転定植す ることができ、藤よじ登り類植物が短時間内に直ぐに全面的に永続して緑化でき る。
【0043】 さらに、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設においては、実際に使用する場合 、複数個の中空の長形体を用いることにより、各中空の長形体を互いに連接して 一組にすることもできる。
【0044】 さらにまた、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設においては、藤よじ登り式緑 化施設の表層内の中空部分に不織布等を巻き束ねてなる芯材を、表層内を縦貫す るように設置することで、藤よじ登り式緑化施設の頂端から水分を中空部分に注 入した後、該水分を均一に浸透させて伝導させることができる。
【0045】 次に、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、藤よじ登り類植物をよじ登らせ生 長させる構造物において、該構造物の表面に分散的に配列してなる数個の供給部 を設置し、該供給部にそれぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなる ため、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面に沿って生長する時、異なる生長期 で総て適当な養分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類植物が 吸着固定し、暴風や暴雨の後ひとさしになって落ちるのを避けることができる。
【0046】 また、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、構造物の表面に設置された数個の 供給部として、該構造物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくとも肥 料および保水剤を含む蓄容部が設けられているため、該構造物の表面に形成され た日光が長期的に照射するのを免れる該凹槽の陰湿な環境および該凹槽内に嵌設 された該蓄容部により該藤よじ登り類植物の根系の生長の特性に呼応し、該藤よ じ登り類植物の根系を該凹槽内に伸び入り急速に生長させ、かつ該藤よじ登り類 植物の茎と葉を該構造物の表面に沿わせて日光に十分に照らさせ生長させること ができる。
【0047】 さらに、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、凹槽の外側に槽蓋を固設してな るため、凹槽内に設けられた蓄容部が落ちるなどの現象を防ぐことができる。
【0048】 さらにまた、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、凹槽の外側に設けられた槽 蓋が、一つ以上の孔を有するため、藤よじ登り類植物が上に向きよじ登り生長す るときに、該孔を通じて幼根が該凹槽内に伸入し、蓄容部内の水分および養分を 吸収でき、藤よじ登り類植物の生長を促進し、該構造物の表面に栄養層を噴植す ることもでき、また該蓄容部が雨水に洗い流され落ちたり外物が侵入するのを予 防できる。
【0049】 また、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、構造物の表面に多数の固定点があ るため、藤よじ登り類植物の固定に便利ならしめるようにすることができる。
【0050】 さらに、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、藤よじ登り類植物をよじ登らせ 生長させる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表面によじり沿っ て生長する時、その根部に随時に養分を吸収させるべく、該構造物の表面に多数 の蓄容部を固定してなるため、急速に緑化の効能を達成することができる。
【0051】 さらにまた、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、蓄容部が、構造物の表面の 容器内に固設されているため、養分を吸収するのに便利ならしめることができる 。
【0052】 また、本発明の藤よじ登り式緑化施設では、容器が、分離および止め合わせで きる底座および上蓋で構成され、かつ該容器に多数の通孔が形成されているため 、雨水を吸収するなどの効能が達せられる。
【0053】
【実施例】
以下、添付した図面を参照し、具体的な実施例により本考案の詳細な構造、応 用の原理、作用と効能を説明する。
【0054】 まず、図1に示す如く、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設1としては、中空 の長形体であり、その外形とサイズは、設計上の必要に応じて調整できるが、そ の中でも図1に示すような半円筒状の中空の長形体が比較的理想であり、その材 質は、使用する区域により、例えば、硬性材料と軟性材料の二種に分けることも できる。この場合、硬性材質の中で比較的良いのは、風化と腐食に耐えられ、か つ強度が適当であり並びに軽いなどの特性を有する金属あるいはプラスチック等 で造られ、型具で射出あるいはプレスして必要な形状にすることができ、表面が 平らなセメント構造面などに適用できるものである。また軟性材質の中で比較的 良いのは、腐食に耐えられ、かつ靭性が適当であるなどの特性を有する不織布(n on-textile cloth) などで造られ、ミシンなどで必要な形状に裁縫でき、地形表 面の変化が比較的に大きい各種の岩坂(岩肌で覆われた傾斜地)面などに適用で きる。
【0055】 さらに、上記藤よじ登り式緑化施設1は、その構造面で下記の特徴を有する。
【0056】 (1)まず、藤よじ登り式緑化施設1の外観表層部分たる半円筒状の中空の長 形体は、一体成形により形成することもできるほか、例えば、図1に示すように 、二つの構成部材に分かれ、その一つは多数の通孔101を有するよじ登り藤類 植物のよじり付け面部材11であり、別の一つは密閉し滑らかで膠布等を有する ことができる張り付け面部材(セメント面あるいは岩坂面に施設される接触面を 有する部材)12であり、この両構成部材11、12は色々な方式で一体化でき る。かかる一体化の一例としては、例えば、図1に示すように、断面半円状のよ じり付け面部材11の側面部分に当たる断面半円状の両端にフランジ13を設け ると共に、プレート状の張り付け面部材12のセメント面あるいは岩坂面に施設 される接触面とは反対側の面によじり付け面部材11のフランジ13が係合し得 る係合片14を設けた構造とすることにより、よじり付け面部材11のフランジ 13を張り付け面部材12の係合片14に係合して機械的に結合し、両構成部材 11、12を一体化する方式などが挙げられる。
【0057】 (2)また、張り付け面部材12の適当な位置、例えば、図1に示すように、 よじり付け面部材11のフランジ13を張り付け面部材12の係合片14に係合 して機械的に結合し、両構成部材11、12を一体化した際に、該プレート状の 張り付け面部材12の係合片14よりも両外側部分には、釘し易いように、複数 の釘孔121を設けておくこともできる。該釘孔121を設けておくことにより 、施設の取付が迅速かつ容易に行うことができる。
【0058】 (3)さらに、上記藤よじ登り式緑化施設1の外観表層部分たる半円筒状の中 空の長形体は、二つの構成部材を組み合わせ一体化することにより、その外観表 層内には中空部分が形成できる。従って、図1に示すように、例えば、一体化す る前に、該中空が形成される部分に養分および保水剤を蓄積してなる畜容部10 を挟み込み、その後一体化することにより該畜容部10を中空部分に内包した状 態で固設することができる。ここで畜容部10に蓄積される養分としては、泥炭 土、腐質酸、微生菌および緩効性粒状肥料などを1種単独で、あるいは2種以上 を適当な割合に混同したものなどを用いることができる。
【0059】 次に、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設を用いてなる育苗方法を、以下に詳 細に説明する。
【0060】 よじ登り藤類植物の生成習性を観察すると、一つの面白い現象が発見される。 即ち、よじ登り藤類植物を二組に分け、その中の一組に垂直よじり付け体を与え 、別の一組を自由に生長させると、約1ヶ月後に明らかな差異を生じ、生長の態 勢、長さの面で垂直よじり付け体がある組は、総てよじり付け体がない組より遥 かに優れ、そして時間がたつにつれこの種の傾向が更に明らかになり、成長した 藤類植物を真っ直ぐに延ばした状態で比較すると、3ケ月生長した二組の藤類植 物の長さは10倍も違う。そして、よじ登り藤類植物は、各々の茎節がすべて根 系芽点を有し、生存に適する環境にあうと、該根系芽点が成長し、養分や水分を 吸収できる根群が迅速に発育して養分や水分を吸収し、その植株がより強健、快 速的に上に向けよじり登る。本考案による上記の藤よじ登り式緑化施設の構造は 、よじ登り藤類植物のこの生理上の特性に即応して研究開発された施設である。
【0061】 さらに、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設においては、材質に硬性材料を用 いた硬式であるか、軟性材料を用いた軟式であるかにより、その育苗方法が多少 異なり、それぞれ下記の如きである。
【0062】 (1)硬式の藤よじ登り式緑化施設による育苗方法 硬式の藤よじ登り式緑化施設は、極めて使用し易く、必要とする長さの藤よじ 登り式緑化施設を、適当な大きさの育苗容器(例えば、育苗袋あるいは育苗盆な どの鉢など)の中の任意の位置側に挿し固め、該育苗容器に植えられている藤苗 株体を藤よじ登り式緑化施設のよじり付け面部材の表面上に案内し、寄り付かせ 、藤苗が生長し、該藤よじ登り式緑化施設のよじり付け面部材の表面の通孔部分 に絡み付き付着した後、育苗容器と共に該藤よじ登り式緑化施設を移動させ、該 藤よじ登り式緑化施設を直立した壁上に釘打する等して固定して行う育苗方法に 適用することができる。
【0063】 また、硬式の藤よじ登り式緑化施設は、上記育苗方法において、育苗容器に植 えられている藤苗株体が生長し、該藤よじ登り式緑化施設のよじり付け面部材の 表面の通孔部分に絡み付き付着した後、育苗場に並べる場合に二つの育苗容器に それぞれ挿し固められた藤よじ登り式緑化施設の両張り付け面同士を互いに寄り 合わさせて固定して行う育苗方法に適用することもできる。
【0064】 さらに、硬式の藤よじ登り式緑化施設は、図2に示す如く、育苗容器(例えば 、育苗袋2aあるいは育苗盆2bなど)あるいは育苗場の目的とする地面2cに 植えられている藤苗株体5を、該育苗容器の任意の位置側の上方(もしくは下方 )に仮固定された、必要とする長さの藤よじ登り式緑化施設1に案内し、該藤よ じ登り式緑化施設1のよじり付け面部材11の表面上に寄り付かせ、藤苗が生長 に合わせて根系芽点が成長し、藤よじ登り式緑化施設1の中空部分に固定されて いる畜容部10に蓄積された養分および保水剤に含まれる水分を吸収できる根群 が該よじり付け面部材11の表面上の多数の通孔101に絡み付いて付着した後 、仮固定された藤よじ登り式緑化施設1を取り外し、必要に応じて育苗場の目的 とする位置に移動させ、該藤よじ登り式緑化施設1の張り付け面部材12の釘孔 121に釘打する等して直立した壁15上に固定して行う育苗方法に適用するこ ともできる。
【0065】 上記硬式の藤よじ登り式緑化施設を用いて、上記方法に即して育苗を行うこと により、よじ登り藤類植物の移植による環境を緑化する効果を達成できる。
【0066】 (2)軟式の藤よじ登り式緑化施設による育苗方法 図3に示す如く、軟式の藤よじ登り式緑化施設1を採用する場合は、軟式の藤 よじ登り式緑化施設1を所望の岩坂や壁などのなるべく必要な高さの所に設けて おくべきであり、予め並べた育苗容器2(例えば、育苗袋あるいは育苗盆など) の真上に軟式の藤よじ登り式緑化施設1の吊り掛けに供じられる吊り掛け部材と して、例えば、簡単な糸線6が付いた横竿7を設けた後、軟式の藤よじ登り式緑 化施設1の一端(頂端)部を吊り掛け部材の糸線6を用いて取り付けて固定し、 別の一端(下端)は、真下の育苗容器2の傍らの所に真直ぐに垂れさせて行うよ うな育苗方法に適用することができる。
【0067】 さらには、上記育苗方法において、軟式の藤よじ登り式緑化施設1の別の一端 (下端)を育苗容器2の一部に挟み固定して行う育苗方法などにも適用すること ができる。
【0068】 ここで注意すべき点は、硬式の藤よじ登り式緑化施設による育苗方法と軟式の 藤よじ登り式緑化施設による育苗方法は、共に育苗場の壁あるいは岩坂等の表面 に直接あるいは定植により藤よじ登り式緑化施設を設けて、育苗並びに生長させ ることにより、藤よじ登り式緑化施設による効能を得ることができる。
【0069】 また、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設は、実際に使用する場合、図4に示 す如く、藤よじ登り式緑化施設1が複数本の中空の長形体からなるものであって もよく、かつ藤よじ登り式緑化施設1の中空の長形体の間にビース体3を有し、 藤よじ登り式緑化施設1の各中空の長形体を互いに連接して一組にすることもで きる。そうすれば比較的密集して藤類植物をよじ登りさせることができる。
【0070】 さらに、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設では、図5に示す如く、藤よじ登 り式緑化施設1の表層内に畜容部10の内側に、例えば、不織布8等を巻き束ね てなる芯材4を表層内を縦貫するように設置し、頂端から水分を注入した際に、 該芯材4(もしくは不織布8)を伝い、水分が均一に畜容部10の養分および保 水剤に浸透しながら下端まで伝導させることができるものである。これにより、 藤よじ登り式緑化施設1の表層のすべての通孔101から、均一に養分および水 分を吸収目的に供することが可能となる。
【0071】 次に、図6は、一般に見掛ける藤よじ登り類植物施設を示し、その構成の状況 および欠点は、先に述べたごときである。
【0072】 続いて、図7および図8に示す如く、本考案に係る他の一実施態様を示す藤よ じ登り式緑化施設としては、構造物110を灌鑄した後、該構造物110の表面 に多数の供給部としての凹槽111、112、113…、および固定点111a ,112a,113a…を形成したものである。これらは、藤よじ登り類植物の 異なる生長期にあわせて、数個の供給部および固定点を設けたものであり、随時 、水分および養分を供給すると共に、未だ牢固でない藤よじ登り植物を吸着固定 させる働きを有するため、該凹槽111、112、113…の形状は、できれば 一つの容室を形成し、品物をその中に入れた後、落ちないような形状にすること が望ましいものである。例えば、該凹槽111、112、113…を均一に密布 し上に向け斜めに伸びさせ、底面は水平またはやや傾斜させ、藤よじ登り類植物 800の茎節の根系を誘い、該凹槽111、112、113…の内側に深入り延 伸させ、該藤よじ登り植物800の根部が烈日の下に裸露し、養分の吸収を助け る効能が発揮できなくなるのを避けるものである。
【0073】 また、藤よじ登り類植物の根部の生長に適する環境を作るため、上記凹槽11 1、112、113…に適当な深さをもたせ、該凹槽111、112、113… 内が長い間、日光に直射されることなく日陰を維持および雨水を導入できる効果 が保てるようにし、そして固定点111a,112a、113a…には適度の突 起を持たせ、該藤よじ登り類植物の固定に便利ならしめるようにすることができ る。
【0074】 また、該凹槽111,112,113…内には緩効性肥料と保水材等を詰め入 れた肥料束ね条または肥料包みよりなる蓄容部700が嵌め入れられ、構造物の 粗い面のさえぎり作用により非常に能率良く雨水または人為に与えた水分および 液体肥料を該凹槽111,112,113…の内側の蓄容部700に導き蓄え、 これにより長期間、日に照らされる環境に暴露している植物に充分な養分および 水分を供給する構造を提供し、これら植物が茂るのを高め、引いては環境の美化 を促進するものである。
【0075】 また、上記凹槽111,112,113…内の蓄容部700が落ちるなどの現 象を防ぐため、該凹槽111,112,113…以外に多数の通気孔を有する槽 蓋300を固設し、これにより藤よじ登り類植物800が上に向きよじ登り生長 するときに、幼根が該凹槽111,112,113…内の湿っぽい環境に伸入し 、該蓄容部700内の水分および養分を吸収し、さらに該蓄容部700が雨水に 洗い流され落ちたり外物が侵入するのを予防でき、さらに藤よじ登り類植物80 0の生長を促進するため、該構造物110の表面に栄養層を噴植することもでき る。
【0076】 さらに、上記藤よじ登り式緑化施設で、該構造物110のベース部の栽植槽に 植え付けた藤よじ登り類植物800が該構造物110によじり付くと、その茎節 上の根系芽点が、該凹槽111,112,113…内の湿潤な環境および肥料分 に引き付けられ、該凹槽111,112,113…内に伸入し、養分を吸収する ための根群が発育し、養分を吸収し、該藤よじ登り類植物800の植株に供給し て快速に生長し、また高温、強光に照射される虞がないので、快速緑化の目的が 達成される。
【0077】 また、該構造物110に設けた多数の供給部として、随時、養分および水分を 与える該蓄容部700を有する該凹槽111,112,113…により、未だ牢 固でない藤よじ登り類植物を、これら供給部たる凹槽111,112,113… 内に吸着固定させることができるため、暴風や暴雨に襲われた後、ひとさしにな って落ちるのが避けられる。
【0078】 本考案の藤よじ登り緑化施設は、さらに図4および図5に示す如く、現有の構 造物110の上に多数の蓄容部700を固定することによっても達成できる。ま た、該蓄容部700は、一定の適当な距離に設置し、該蓄容部700を容器70 の中に設置することもできる。該容器70は、できれば細長い形をなし、該容器 70は、分離および止め合わせできる低座71と上蓋72からなり、かつ該容器 70の上(例えば、上蓋72)に多数の通孔70a、70b、70c…が形成さ れ、藤よじ登り類植物800の根部が該通孔70a、70b、70c…から該容 器70の中に伸び入り、該容器70内の該蓄容部700の養分を吸収するのに便 利ならしめるほかに、該通孔70a、70b、70c…は、雨水を吸収するなど の効能が達せられる。
【0079】
【考案の効果】
まず、本考案の藤よじ登り式緑化施設は、一般に使用されている藤よじ登り式 緑化および育苗施設と異なる下記の特有な効果を有する。
【0080】 (1)藤よじ登り式緑化施設の中空内部に均一に十分な養分および保水剤が蓄 積され、各通孔を通じて有効的に藤苗の茎節の根系の発育に必要な養分および水 分の吸収を促し、総ての苗株がすべて、藤よじ登り式緑化施設内の養分および保 水剤により旺盛な強健に生存する機会が得られ、それぞれの中空の長形体たるよ じり付け体の上を快速によじ登り、互いに干渉することがないのでたやすく維持 および保護管理できる。
【0081】 (2)藤苗が必要な高さまでに生長すれば、手軽に必要な修正と包装を経た後 に株をそっくり完全に移植できる。
【0082】 (3)定植した後に即時緑化および坂面保護の効果を発揮できる。
【0083】 (4)たとえ立地条件が悪劣な地区に定植しても、その茎節上の根群がすべて 通孔内で良好な保護を受けることができ、さらに養分などが直接、各茎節に供給 されてるので、よく見かけるよじ登り藤栽植方式の如く適応できないために死亡 する現象を生じることがない。
【0084】 また、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設においては、実際に使用する場合、 複数本の中空の長形体を用いることにより、各中空の長形体を互いに連接して一 組にできるため、比較的密集して藤類植物をよじ登りさせることができる。
【0085】 さらに、本考案に係る藤よじ登り式緑化施設においては、藤よじ登り式緑化施 設の表層内の中空部分に不織布等を巻き束ねてなる芯材を、表層内を縦貫するよ うに設置することで、藤よじ登り式緑化施設の頂端から水分を中空部分に注入し た後、該水分を均一に浸透させて伝導できるため、すべての茎節上の根群が通孔 内より養分および適当な水分までも均等に補給できるので、バラツキの少ない成 長を達成できる。
【0086】 以上で述べたように、本考案の藤よじ登り式緑化施設は、確実に、よじ登り藤 類植物を迅速に生長させ緑化する効能が有り、これは従来、一般に使用されてい るものが及ばない点であり、確かに産業上利用の価値がある。
【0087】 次に、本考案に係る他の一実施態様としての藤よじ登り式緑化施設の主な効能 の特徴は、下記の如きである。
【0088】 (1) 藤よじ登り類植物の根系と初めて生えた若葉が暴露したり高温に傷害 されないようにすることができる。
【0089】 (2) 藤よじ登り類植物の茎節根系に必要な養分および水分を充分に供給で きる並びに、適当に該藤よじ登り類植物の茎節根系を覆い被して保護し、生存に 適した良好な環境を持たせ、藤よじ登り類植物を快速に生長させ緑化、美化の効 能を発揮することができる。
【0090】 (3) 人為的に与えたまたは天然の雨降りによる水分と養分を有効的に蓄え られる新規な施設を提供することができる。
【0091】 (4) 一時施工だけで本考案の藤よじ登り式緑化施設の目的が達せられ、二 次施工の必要がないので、施設のコストを大いに低減することができる。
【0092】 (5) コンクリート構造面と岩面に敷き被してなる保護層を提供でき、風化 作用を防止してその使用の寿命が延長できる。
【0093】 以上に述べたように、本考案の藤よじ登り式緑化施設は確かに構造物の表面で 藤よじ登り類植物の異なる生長期により数個の随時に養分と水分を供給できる供 給部を設置し、藤よじ登り類植物の根部を適当に覆い被して保護し、生存に適し た良好な環境を持たせ、藤よじ登り類植物を快速に生長させ緑化、美化の効能を 発揮できる効果があり、これらの効能は、一般に見掛ける植栽槽で藤よじ登り類 植物を植え付けている方法の欠点を改善できる。
【0094】 なお、ここで特に強調する点は、以上述べたのは本考案の比較的理想な具体的 実施例の描写に属し、もし本考案の構想を一部修飾または変えた後生じた効能、 作用が明細書と図面に含まれる精神をオーバーしない場合は、総て本考案の範囲 に属するものと見做すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施態様として実施例で用いてな
る藤よじ登り式緑化施設の説明図である。
【図2】 本考案に係る藤よじ登り式緑化施設を用いた
場合の藤類植物の育苗および施行状況ごとの実施態様を
示す全体図である。
【図3】 本考案に係る藤よじ登り式緑化施設を用いた
場合の藤類植物の育苗および施行状況の他の実施態様を
示す全体図である。
【図4】 本考案の他の一実施態様として実施例で用い
てなる藤よじ登り式緑化施設の説明図である。
【図5】 本考案の他の一実施態様として実施例で用い
てなる藤よじ登り式緑化施設の説明図である。
【図6】 一般に見掛ける藤よじ登り類植物施設の一実
施態様の示す説明図である。
【図7】 本考案を施工した後の構造物の実施例の説明
図である。
【図8】 本考案を施工した後の構造物の断面説明図で
ある。
【図9】 本考案の別の実施例の見取図である。
【図10】 図9に示す本考案の縦断面図である。
【符号の説明】
1…藤よじ登り式緑化施設、 2…育苗容
器、2a…育苗袋、 2b…
育苗盆、2c…地面、 3
…ピース体、4…芯材、
5…藤苗株体、6…糸線、
7…横竿、8…不織布、
10…畜容部、11…よじり付け面部材、
12…張り付け面部材、13…フランジ、
14…係合片、21…直立した
壁、 30…ベース部、31…植
栽槽、 32…藤よじ登り類
植物、33…工作面、 70
…容器、70a,70b、70c…通孔、 7
1…底座、72…上蓋、
101…通孔、110…構造物、
111、112、113…凹槽、111a、112
a、113a…固定点、 121…釘孔、300…格子
網、 700…蓄容部、800
…藤よじ登り類植物。

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層部に多数の通孔を有する中空の長形
    体であり、該長形体の中空部に養分および保水剤が蓄積
    されている畜容部が設けられてなることを特徴とする藤
    よじ登り式緑化施設。
  2. 【請求項2】 表層部に多数の通孔を有する中空の長形
    体であり、該長形体の中空部に、養分および保水剤が蓄
    積された畜容部並びに水分を均一に浸透し伝導させるた
    めの縦貫する芯材が設けられてなることを特徴とする藤
    よじ登り式緑化施設。
  3. 【請求項3】 表層部に多数の通孔を有する中空の長形
    体であり、該長形体の中空部に養分および保水剤が蓄積
    された畜容部が設けられてなる藤よじ登り式緑化施設で
    あって、複数個の長形体を連接して構成してなることを
    特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  4. 【請求項4】 表層部に多数の通孔を有する中空の長形
    体であり、該長形体の中空部に、養分および保水剤が蓄
    積された畜容部並びに水分を均一に浸透し伝導させるた
    めの縦貫する芯材が設けられてなることを特徴とする藤
    よじ登り式緑化施設であって、複数個の長形体を連接し
    て構成してなることを特徴とする藤よじ登り式緑化施
    設。
  5. 【請求項5】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させ
    る構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表
    面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養分
    と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類
    植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に
    配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれぞ
    れ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなること
    を特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  6. 【請求項6】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させ
    る構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表
    面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養分
    と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類
    植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に
    配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれぞ
    れ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなる藤よ
    じ登り式緑化施設であって、該構造物の表面に設置され
    た数個の供給部として、該構造物の表面に多数の凹槽を
    形成し、該凹槽内に少なくとも肥料および保水剤を含む
    蓄容部を設けてなることを特徴とする藤よじ登り式緑化
    施設。
  7. 【請求項7】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させ
    る構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表
    面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養分
    と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類
    植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に
    配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれぞ
    れ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、該
    構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造
    物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくとも
    肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなる藤よじ登り
    式緑化施設であって、該凹槽の外側に槽蓋を固設してな
    ることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  8. 【請求項8】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させ
    る構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表
    面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養分
    と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類
    植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に
    配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれぞ
    れ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、該
    構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構造
    物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくとも
    肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなり、該凹槽の
    外側に槽蓋を固設してなる藤よじ登り式緑化施設であっ
    て、該凹槽の外側に設けられた槽蓋が、一つ以上の孔を
    有することを特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  9. 【請求項9】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長させ
    る構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の表
    面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養分
    と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り類
    植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的に
    配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれぞ
    れ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなる藤よ
    じ登り式緑化施設であって、該構造物の表面に多数の固
    定点があることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  10. 【請求項10】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長さ
    せる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の
    表面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養
    分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り
    類植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的
    に配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれ
    ぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、
    該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構
    造物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくと
    も肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなる藤よじ登
    り式緑化施設であって、該構造物の表面に多数の固定点
    があることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  11. 【請求項11】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長さ
    せる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の
    表面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養
    分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り
    類植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的
    に配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれ
    ぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、
    該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構
    造物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくと
    も肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなり、該凹槽
    の外側に槽蓋を固設してなる藤よじ登り式緑化施設であ
    って、該構造物の表面に多数の固定点があることを特徴
    とする藤よじ登り式緑化施設。
  12. 【請求項12】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長さ
    せる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の
    表面に沿って生長する時、異なる生長期で総て適当な養
    分と水分を獲得でき、かつ未だ牢固でない該藤よじ登り
    類植物が吸着固定し得るように該構造物の表面に分散的
    に配列してなる数個の供給部を設置し、該供給部にそれ
    ぞれ養分または水分を供給できる蓄容部を設けてなり、
    該構造物の表面に設置された数個の供給部として、該構
    造物の表面に多数の凹槽を形成し、該凹槽内に少なくと
    も肥料および保水剤を含む蓄容部を設けてなり、該凹槽
    の外側に槽蓋を固設し、該槽蓋が一つ以上の孔を有する
    藤よじ登り式緑化施設であって、該構造物の表面に多数
    の固定点があることを特徴とする藤よじ登り式緑化施
    設。
  13. 【請求項13】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長さ
    せる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の
    表面によじり沿って生長する時、その根部に随時、養分
    を吸収させるべく、該構造物の表面に多数の蓄容部を固
    定してなることを特徴とする藤よじ登り式緑化施設。
  14. 【請求項14】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長さ
    せる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の
    表面によじり沿って生長する時、その根部に随時、養分
    を吸収させるべく、該構造物の表面に多数の蓄容部を固
    定してなる藤よじ登り式緑化施設であって、該蓄容部
    が、構造物の表面の容器内に固設されていることを特徴
    とする藤よじ登り式緑化施設。
  15. 【請求項15】 藤よじ登り類植物をよじ登らせ生長さ
    せる構造物において、該藤よじ登り類植物が該構造物の
    表面によじり沿って生長する時、その根部に随時、養分
    を吸収させるべく、該構造物の表面に多数の蓄容部を固
    定してなり、該蓄容部が、構造物の表面の容器内に固設
    されている藤よじ登り式緑化施設であって、該容器が、
    分離および止め合わせできる底座および上蓋で構成さ
    れ、かつ該容器に多数の通孔が形成されていることを特
    徴とする藤よじ登り式緑化施設。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082007A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Sumitomo Forestry Co Ltd 付着性蔓植物の面状案内体
CN115316153A (zh) * 2022-08-16 2022-11-11 杨梦珂 用于测定提升垂直绿墙栽培基质肥力保持容器构件的装置

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