JP3003069U - セキュリティ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不法侵入者を防犯センサーユニットで検知
し、適宜な信号処理を行ない、音声と光とで威嚇して、
不法侵入を未然に防止するセキュリティ装置を提供す
る。 【構成】 不法者の侵入等の異常を検出する検出手段２
と、前記検出手段２の検出結果に基づき所定の制御を行
う制御手段３と、前記制御手段３で制御される発音装置
１３と発光装置１４とからなり、前記検出手段２が異常
を検出すると前記発音装置１３と発光装置１４とを作動
せしめるように構成したことを特徴とするセキュリティ
装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はマンションや一戸建住宅に好適なセキュリティ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のセキュリティ装置では不法侵入者の処置に手間どり、直ちに対応ができ なかったり、また、警報の威嚇効果も低いなどのため、不法侵入を未然に防止す ることが十分にできないという欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 不法侵入者の不安感や心理を突き、音声と光とによって、侵入者に対し即効的に かつ十分に威嚇してマンションや一戸建住宅への侵入を阻止する新規なセキュリ ティ装置を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するための本考案に係わるセキュリティ装置は、不法者の侵入 等の異常を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき所定の制御を 行う制御手段と、前記制御手段で制御される発音装置と発光装置とからなり、前 記検出手段が異常を検出すると前記制御手段は前記発音装置と発光装置とを作動 せしめるように構成したものである。 また、発音装置と発光装置とは略同時に作動することを特徴とするものである 。

【０００５】

【作用】

不法侵入者が異常状態の検出手段である、例えば、赤外線センサーの送受光間 の光路を遮断すると、赤外線センサーは異常の検出信号を出力する。 この出力信号は制御手段であるセキュリティコントローラに入力されるが、こ の時、セキュリティコントローラは音声装置と発光装置とを作動させ、侵入者を 音と光とで威嚇する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて説明する。 図１は本考案に係わるセキュリティ装置のブロック図である。この装置１は異 常の検出手段である防犯センサーユニット２、制御手段であるセキュリティコン トローラ３、警報出力ユニット４、監視カメラ５および手動スイッチ６とから構 成されている。

【０００７】 防犯センサーユニット２は、人間の体温などの熱の変化を検出するパッシブセ ンサー７、赤外線センサー８、シャッターセンサー９、マグネットセンサー１０ 、火炎センサー１１およびガス漏れセンサー１２等からなり、不法侵入者の動き などの異常に対応して、異常を検出したことを示す検出信号をセキュリティコン トローラ３へ出力する。すなわち、前記各センサーそれぞれのチャンネルを経て 、検出信号が同時または時系列的にセキュリティコントローラ３へ送り込まれる 。

【０００８】 セキュリティコントローラ３は各センサーからの検出信号を内部において所定 の信号処理を行ない、音声の発音、光の発光、自動通報および監視カメラの動作 等必要な出力信号を警報出力ユニット４へ供給する。

【０００９】 警報出力ユニット４は発音装置である警報ベル１３、発光装置であるフラッシ ュライト１４、および、関係機関への通報を行なう自動通報器１５からなり、単 独または複数のユニットを同時または時系列的に作動させる。

【００１０】 監視カメラ５はセキュリティコントローラ３によって監視エリアを選択したり 、部分拡大など適宜に制御でき、チェックを詳細に行なうことができるようにな っている。

【００１１】 手動スイッチユニット６は、０〜９の数字をもつキースイッチ１６、磁気記録 を用いた磁気カードスイッチ１７等からなり、いずれも、前記セキュリティコン トローラ３の状態を手動操作出来るようになっている。 前記手動スイッチ６を屋外に設けて、屋外で手動操作ができるようにしてもよ く、更に、屋内においても複数の手動スイッチ６を適当に分散して設置し、必要 に応じて手動の操作ができるように構成してもよい。 特に、上記数字のキースイッチ１６は暗唱番号の入力装置として用いることが できる。

【００１２】 このように構成したセキュリティ装置において、例えば、赤外線センサー８を マンションなどの通常、人の通らない庭などに設置すると、不法侵入者があった 時、赤外線センサー８が不法侵入者があることを検出するから、この検出信号が ただちにセキュリティコントローラ３に送られ、セキュリティコントローラ３は 、予め決められたプログラムに基づき警報ベル１３を鳴動させ、同時にフラッシ ュライト１４を点灯させ、庭を照明する。 このため、侵入者は直ちに退散する。 また、このような装置が予めセットされているような場合には侵入者は侵入を やめる。 また、上記したセンサーの他に、人の物音などを検出する音感センサーを用い ると、更に効果的に異常状態を検出することが出来る。 更に、発音装置としては音声合成装置を用いて動物の声や、人の声を発声させ るようにしてもよいし、フラッシュライトの代わりに庭園燈を用いてもよいこと は勿論である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案のセキュリティ装置は上述のように構成したので、マンションや一戸建 住宅への不法侵入を未然に防止することができるばかりでなく、侵入者があった 場合でも音と光とにより侵入者を威嚇するから、安全性がより確保される。 しかも、構成が簡単であるから実施も容易である等優れた特長を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るセキュリティ装置のブロック図で
ある。

【符号の説明】

１ セキュリティ装置 ２ 防犯センサーユニット ３ セキュリティコントローラ ４ 警報出力ユニット ５ 監視カメラ ６ 手動スイッチユニット ７ パッシブセンサー ８ 赤外線センサー ９ シャッタセンサー １０ マグネットセンサー １１ 火炎センサー １２ ガス漏れセンサー １３ 警報ベル １４ フラッシュライト １５ 自動通報器 １６ キースイッチ １７ カードスイッチ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 不法者の侵入等の異常を検出する検出手
   段と、前記検出手段の検出結果に基づき所定の制御を行
   う制御手段と、前記制御手段で制御される発音装置と発
   光装置とからなり、前記検出手段が異常を検出すると前
   記制御手段は前記発音装置と発光装置とを作動せしめる
   ように構成したことを特徴とするセキュリティ装置。
2. 【請求項２】 発音装置と発光装置とは略同時に作動す
   ることを特徴とする請求項１記載のセキュリティ装置。