JP3002490B2 - 駆動回路,表示装置及び表示方法 - Google Patents

駆動回路,表示装置及び表示方法

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JP3002490B2
JP3002490B2 JP2033763A JP3376390A JP3002490B2 JP 3002490 B2 JP3002490 B2 JP 3002490B2 JP 2033763 A JP2033763 A JP 2033763A JP 3376390 A JP3376390 A JP 3376390A JP 3002490 B2 JP3002490 B2 JP 3002490B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サブフィールドを用いて画像を表示する技
術に関する。
〔従来の技術〕
従来、サブフィールドを用いた画像表示装置における
階調表示技術としては、例えばガス放電テレビでは、加
治、他:電子通信学会画像工学研究会資料、資料番号IT
72−45(1973−03)「AC形プラズマディスプレイによる
中間調動画表示」に記載されたものがあり、また、メモ
リパネルについては、例えば、御子柴、他;Soc.Informa
tion display,Digest of Technical Papers(1984)pp9
1〜94の“An 8in.−Diagonal High−Efficacy Townsend
−Discharge Memory Panel Color TV Display"に記載さ
れた技術がある。また、従来のブラウン管での輝度低下
方法については、NHKカラーテレビ教科書「上」S52.10.
20pp139に述べられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、画像の階調の制御は、各サブフィ
ールド(ビット)に対応したパルス(表示パルス)によ
る発光の有無のみで行い、しかも各サブフィールドの表
示パルス数は各サブフィールド毎に固定されていた。こ
のため、全画面にわたり画像が高輝度になったとき、観
測者にとってまぶしく感じられるという欠点があった。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を改善すると同
時に、消費電力をも低減できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、 (1)サブフィールドの表示パルスを用い画像を表示す
る表示装置において、表示前の入力画像信号から得る輝
度情報に基づき表示パルスの数を表示に先立ち予め制御
し該制御した表示パルス数で表示部を駆動する構成とす
る。
(2)サブフィールドの表示パルスを用い画像を表示す
る表示装置において、表示前の入力画像信号から得る輝
度レベル別の輝度情報に基づき表示パルスの数を表示に
先立ち予め制御し該制御した表示パルス数で表示部を駆
動する構成とする。
(3)サブフィールドの表示パルスを用い画像を表示す
る表示装置において、表示前の入力画像信号から得る情
報であって複数フィールドにわたる輝度レベル別の輝度
情報に基づき表示パネルの数を表示に先立ち予め制御し
該制御した表示パルス数で表示部を駆動する構成とす
る。
(4)表示部を駆動するためのサブフィールドの表示パ
ネルを出力する駆動回路において、表示前の入力画像信
号から得る輝度情報に基づき表示パネルの数を表示に先
立ち予め制御する構成とする。
(5)表示前の入力画像信号から得る輝度情報に基づき
サブフィールドの表示パルスの数を表示動作前に予め制
御し、該制御した表示パルス数で表示部を駆動する表示
方法とする。
(6)サブフィールドを用い画像を表示する表示装置に
おいて、 表示前の入力画像信号から得るサブフィールド別の輝度
情報に基づき表示パルスの数を表示に先立ち予め制御し
該制御した表示パルス数で表示部を駆動する構成とす
る。
(7)サブフィールドを用い画像を表示する表示装置に
おいて、表示前の入力画像信号から得る情報であってサ
ブフィールドの表示期間の重みレベル別の輝度情報に基
づき表示パルスの数を表示に先立ち予め変化させ該変化
後の表示パルス数で表示部を駆動する構成とする。
(8)サブフィールドを用い画像を表示する表示装置に
おいて、表示前の入力画像信号からサブフィールドの表
示期間の重みレベル別の輝度情報を検出する検出手段
と、該検出した輝度情報に基づき表示に先立って予め表
示部駆動用の表示パルスの数を変化させ、該変化後の表
示パルス数で表示部を駆動する手段と、を備え、上記画
像信号に基づき画像の明るさを表示前に制御する構成と
する。
〔作用〕
表示パルスは、表示部を発光表示状態等にし、そのパ
ルスの数により表示の輝度レベルを規定する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第14図を用いて説明
する。
先ず、ガス放電テレビのパネル構成、動作につき第2
図〜第4図を用いて説明する。
第2図は、ガス放電パネルの1つのセルの断面構造例
を示す。基板200上に第1電極(陰極)220がBaまたはN
i,LaB6等の材料で形成されている。一方、面板210に
は、第3電極(表示陽極)240が印刷等の技術で形成さ
れている。また、図に示す放電空間(表示放電空間250
と補助放電空間270)は例えば、穴の開いたスペーサを
何故も重ねる等の手段により形成され、図中に示す第2
電極(補助陽極)230が配置される。第1電極220と第3
電極240の間で放電(表示放電)が生じると、表示放電
空間250内のガス(Xe又はNe−Xe,He−Xe等の混合ガス)
から紫外線が発生し、螢光体260が発光して表示が行わ
れる。第1電極220と第2電極230との間では、いわゆる
種火放電(補助放電)が発生し、この補助放電が第1電
極220と第3電極240との間の表示放電に移行するか否か
は、第2電極230に印加するパルスの有無による。この
補助放電は螢光体260を励起しないため、表示発光には
影響を与えない。
第3図はガス放電パネル301の各電極の配線例を示す
図である。ガス放電パネル301の各セル302の第1電極と
第3電極は、横方向に第1電極リード線304(K1,K2…)
と第3電極リード線303(A1,A2…)に配線され、第2電
極は縦方向に補助陽極リード線305(S1,S2…)に配線さ
れている。ここで、パネルを上下に2分割して同時駆動
する場合は、補助陽極電極リード線305をパネルの中央
部で分離する。
これら各電極に印加する電圧の波形を第4図に示す。
図中、Vkは第1電極リード線に印加する電圧の波形、パ
ルス400はガス放電パネル301の1ラインをアドレスする
パルスであって第1電極アドレスパルスと称する。この
第1電極アドレスパルス400のパルス幅は、第4図の例
では1ラインをアドレスするために割り当てられた時間
幅Δと同じである。例えば、各ラインの走査時間を1Hと
し、1フィールドに240ライン(2行同時駆動のパネル
半分のライン数)を8サブフィールドで階調表示する時
は、Δ≒8μsとなる。
図中、Vsは第2電極リードに印加するパルス電圧波形
を示し、パルス410は第2電極パルスで、第1電極アド
レスパルス400よりもパルス幅が狭く、Δの時間幅の後
方に位置する。この第2電極パルス410は、テレビ信号
の内容によって有ったり無かったりする。図中、Vaは第
3電極リードの印加電圧の波形を示し、第1電極リード
と第3電極リードのライン番号の同じものに対しては、
図中第3電極に印加する幅の狭いパルス420を、第1電
極アドレスの直後から階調のビット数に応じた数だけ連
続的に印加する。
次に、各電極間の放電状態を、第4図に示す期間I,I
I,IIIに対応させて説明する。
第1電極にアドレスパルス400が印加されると、期間
Iで第1電極と第2電極の間で放電が生じる。これを補
助放電と呼ぶ。この放電経路は、第2図の補助放電空間
270で生じ、この空間270の壁面には螢光体が塗布されて
おらず、パネルの前面から見て隠れた構造をしているた
め、表示画質への影響は少ない。
次に、第2電極にパルス410が印加される期間IIで
は、第1電極と第2電極の電位差が少なくなるため、第
1電極と第2電極の間の放電は止まる。しかし、予め、
期間Iで種火放電(補助放電)が行われるため、期間II
では第1電極の近接部に空間電荷が多数存在する。この
ため、第1電極と第3電極の間で放電が生じる。このよ
うに、放電が第2電極から第3電極に移ることを、ここ
ではスイッチングと呼ぶ。このスイッチングが行われる
と、第1電極と第3電極の間の放電経路(第2図に示す
表示放電空間250)に荷電粒子が多数発生する。
次に、第4図の期間IIIでは、第3電極にパルス幅の
狭いパルス420が先ず印加される。上記期間IIのスイッ
チングにより、表示放電空間に荷電粒子が多数存在する
ため、このパルス420によって、第1電極と第3電極の
間でパルス的な放電が生じる。このパルス的な放電によ
って表示放電空間にさらに荷電粒子が生成し、次のパル
スでも放電する。このように、期間IIIでは放電が、パ
ルスが連続的に印加されている間、または、この放電を
止めるような新たな電位が第1電極に印加されるまで続
く。これをパルスメモリという。この放電によって第2
図の螢光体260が励起され表示発光が行われる。
表示発光させない場合は、第4図の第2電極のパルス
410を取り除く。その場合、スイッチングは行われず、
第1電極と第3電極の間で放電が生じないため、第2図
の表示放電空間250内の荷電粒子は少ない。従って、第
3電極パルス420を印加しても放電は発生せず、第2図
中の螢光体260を励起することもない。
従って、第2電極パルス410は第1電極と第3電極の
間の放電を制御する役目をし、このパルスの有無によっ
て表示輝度を任意に制御することができる。
次に、ガス放電パネルの階調表示方法につき、8ビッ
ト階調(256階調)の場合を例にとり、第5図を用いて
説明する。第5図は、1フィールド(NTSCテレビ信号の
場合は1/60秒(s))の間に第1電極に印加する電圧Vk
と第3電極に印加する電圧Vaの一例を示す図である。第
1電極には、1フィールドにサブフィールド(ビット)
に対応した8つのパルスを印加する。各々b0,b1,…,b7
のアドレスパルスと呼ぶ。第3電極に印加するパルス
は、第4図、第5図に示すように、アドレスパルス400
の印加直後から始まり、次のアドレスパルスが来る前に
終わる。その各々のパルス数は、b0,b1,b2,…に対応し
ており、その比を1:2:4:8…:128とすれば、2進符号の2
56階調が形成される。この各々の第3電極のパルス列で
放電させるか否かは、前記した各々b0,b1,b2…のアドレ
スパルスに対応した第2電極のパルス(第4図中410)
の有無による。なお、第4図の期間IIにおける発光が無
視できない場合は、これによる輝度も考慮に入れて第3
電極に印加するパルス(第3電極パルス)の数を分配す
るようにする。
この輝度レベル(コントラスト)は各サブフィールド
の第3電極パルスの数で制御する。第1表は7段階のコ
ントラストを示す各サブフィールドの第3電極パルス数
を示す。ただし、この例ではスイッチングによる明るさ
をほぼ第3電極パルス1個分に等しいとしている。
第1図は、γ補正、1H遅延線、ピーク検出・k倍増幅
等をアナログ映像信号処理で行う場合の構成例を示す図
である。
G(緑),B(青),R(赤)のアナログ映像信号10をア
ナログγ(ガンマ)補正回路11に入力する。このγ補正
回路11は、テレビ放送局でγ特性を持たせた信号を元に
戻す回路で、ガス放電テレビの場合はブラウン管の場合
とは異なりγ特性がないので、信号振幅対輝度の特性を
線形に戻す必要がある。この回路は、例えばダイオード
折線近似回路で行う。
γ補正された信号はピーク検出回路16と1H遅延線12に
入力する。
ピーク検出回路16には、例えば第6図に示すように電
圧比較器(コンパレータ)を用いる。この第6図ではG
の信号(γ補正後の信号)607のみを示しているが、B,R
の信号についても同様である。γ補正後の信号607は6
段階のコンパレータ600に入力する。各コンパレータの
比較電圧は、最大信号に対して、1/7,2/7…6/7のレベル
に設定しておく。このコンパレータの出力をノン・リト
リガラブル3入力モノステーブルマルチバイブレータ60
1に入力し、マルチバイブレータ601の出力パルス幅を1H
(≒63.5μs)以上とすれば、映像信号が各比較レベル
以上であれば、1Hのブランキング期間にHighの信号を出
力する。ここでマルチバイブレータはHのブランキング
期間の後方でリセットする。この各比較信号ラッチ回路
602でクロックをHのブランキング期間とすれば、ラッ
チ出力はブランキング期間で6本の信号を出力する。こ
れをROM604に入力するが、ここで、B,Rの同様な信号もR
OM604に出力する。このROM604の内容は、各コンパレー
タ,ラッチ出力の最大値のみに対応して7本の制御信号
606を出力する。この7本の信号606は、信号のピークレ
ベルを比較器の1/7,2/7,…6/7に対応して出力する。こ
の606の制御信号をコントロール電圧発生回路605に入力
し、これにより、ゲインコントロール増幅器13の増幅度
を制御して、1H遅延線12で1H遅れたアナログ映像信号を
増幅する。
第7図は、第6図のコントロール電圧発生回路の構成
例を示したものである。700はゲインコントロール増幅
器13の増幅度をコントロールする電圧発生回路で、ゲイ
ンコントロール増幅器13の増幅度が、7倍,7/2倍,7/3
倍,7/4倍,7/5倍,7/6倍,1倍となるように電圧値が設定さ
れる。各コントロール電圧はスイッチ回路701に入力
し、このスイッチ回路701の制御は第6図のROM604の制
御信号606により行う。信号ピークレベル対増幅度の関
係は第2表のようにする。
第1図の構成の場合、k倍増幅器で増幅されたアナロ
グ映像信号は8ビット対応のA/D変換器14に入力し、デ
ィジタル信号に変換された後フレームメモリ15に格納す
る。なお、ピーク検出回路16で1H毎の増幅度をメモリ17
に格納する。フレームメモリ15に格納されたディジタル
映像信号は、ガス放電パネル301の表示に合った時間で
読み出され、シフトレジスタ22を介して第2電極駆動回
路23によって高電圧信号に変換された後、第3図の第2
電極リード305に入力される。
一方、第1電極を駆動する信号は第1電極用ROM24か
ら発生し、シフトレジスタ26、第1電極駆動回路25を介
してガス放電パネル301の第1電極リード(第3図中30
4)に入力される。
第3電極を駆動する信号は第3電極用ROM群18からk
倍したHの信号に対してROMを選択する。そのときの選
択回路19と制御信号27の具体的な回路例を第8図に示
す。各コントラストレベル1〜7は第1表に示すよう
に、表示陽極に印加する各サブフィールドのパルス数
(表示パネル数)に対応している。これらのコントラス
トレベル1〜7のROM800の選択について第3表に示す。
これらROMの選択は第8図に示すデータセレクタ(選
択回路)19で行うが、その制御信号27は第1図のメモリ
17から発生する信号27である。ここで、第8図のデータ
セレクタ19の出力信号は、第1図のシフトレジスタ20に
入力し、直並列変換するため、第3電極用ROMの読み出
しは、1H,2H,…の順番で行う。従って、この読み出しの
順で各Hのコントラストレベルを決めるROMを切り換え
て行く。第1図でシフトレジスタ20に入力された信号
は、第3電極駆動回路21を介しパルスの位相とパルス幅
を決めパネル301の第3電極リード(第3図中303)に印
加される。
第9図は、ピーク検出、1Hメモリ、k倍増幅を、ディ
ジタル回路で実現する場合の構成例を示す図である。
テレビ信号のG(緑)、B(青)、R(赤)の3原色
アナログ映像信号10は各々A/D変換器900でディジタル信
号に変換される。この例では、A/D変換器900を12ビット
対応としているが、これは、γ補正をするために1ビッ
ト、暗い画像でも階調も多くするために3ビット、ガス
放電テレビの階調表示に8ビットを見込んだもので、こ
の合計として12ビット対応にしたものである。従って、
暗い画像で従来と同じ階調数でもよい場合にはA/D変換
器は9ビット対応のものでよい。
このA/D変換された12ビットの映像信号をγ補正回路9
10を通して11ビット信号とする。次に、このγ補正の出
力信号を1Hメモリ912とピーク検出器911に入力する。ピ
ーク検出器911の回路例を第10図に示す。
γ補正回路910の出力(b0〜b10)の各色信号の上位3
ビット(b10,b9,b8)914をデマルチプレクサ1000に入力
し、7段階の信号に変換する。ここで7段階とするのは
前記表のコントラストレベルが7段階であり、A/D変換
器の入力信号の最大振幅値をA/D変換器規格の最大振幅
の7/8倍にしておく。その各々の出力をカウンタ1001に
入力し、カウンタ動作は1Hの映像信号の存在する期間
で、リセットは1Hのブランキング期間で行う。各カウン
タの出力全てをオア(OR)回路1002に入力すれば、1Hの
ディジタル信号で1つでもそのレベルにあればハイ(Hi
gh)信号となる。それぞれのレベルの各G,B,Rの信号をO
R回路1003に入力すれば出力信号はG,B,Rの最大値を検出
できる。
これらの回路構成をすべてのレベル(7レベル)で行
い、その信号をROM1004に入力する。このROM1004は各レ
ベルの最上のみに対応して3ビットの2進符号のレベル
を表示する。これをラッチ回路1005に入力し、カウンタ
1001がリセットされる寸前にラッチすれば、出力信号A,
B,C1006は1H信号の最大振幅を7段階(3ビット必要)
で出力する。
第9図の構成において、ピーク検出信号を用いて、1H
メモリ912で1H遅延された信号をk倍回路913でk倍にす
る。
この回路913の構成例を第11図に示す。第11図の構成
ではディジタル信号のk倍化をROMを用いて行ってい
る。b0からb10までのテレビ信号をそれぞれ、k=1,k=
7/6,k=7/5,7/4…7/2,7のROMに入力する。このkの値は
前記第1表で示したコントラストレベルに対応してい
る。各ROM1101の出力をデータセレクタ1108によって、
最大輝度信号A,B,C1006で7つのROMから1つだけ取り出
す。1H内の最大輝度のレベルをこの例では7段階に分
け、低い輝度レベルの方からkの値をk=7,7/2…7/6,1
に対応させてk倍して行く。この輝度レベルの制御信号
A,B,C1006は、第9図のHの番号に対応させメモリ17に
格納される。各k倍された信号は上位8ビットのものの
みを第9図のフレームメモリ15に格納する。動作は第1
図の構成における場合と同じである。
第12図は、1画面全体の明るさを検出し、数フィール
ド分を加算して表示画面のコントラストを制御して、明
るい画面を表示したとき観測者がまぶしくないようにす
るための回路構成例である。
第10図に示すアナログ映像信号G,B,Rを9ビット対応
のA/D変換器1200でA/D変換し、γ補正回路(ROM)1201
で8ビットのディジタル信号とする。この信号をフレー
ムメモリ15に格納するとともに重み付けカウンタ1202で
信号の輝度をカウントする。
この重み付けカウンタ1202は、例えば第13図に示すよ
うに、各サブフィールド(上位ビットのサブフィールド
のいくつかでもよい)の信号をカウンタ1300でカウント
し、加算器1301で信号加算するときに、加算器1301の2
進符号のレベルをビットに対応して1ビットずつずらせ
て行く。この加算器出力が1302のフィールド積分輝度信
号となる。
このフィールド積分輝度信号1302を第14図に示すシフ
トレジスタ1400に入力する。このシフトレジスタのクロ
ック信号をV(垂直走査信号)とすると、1フィールド
毎に信号がシフトレジスタ内を転送される。本第14図の
例では8フィールドの積分輝度信号を加算器1401で加算
してコントラスト制御信号1204を得る。
このコントラスト制御信号1204は第12図に示す選択回
路19に入力し、第3電極のROM群から前記第1表に示し
たコントラストレベルのROMを選択する。
なお、上記説明は、ガス放電パネルの場合のものであ
るが、本発明は、これに限定されず、階調や輝度をパル
スの数や表示時間幅で制御する他の表示技術の場合も含
む。
〔発明の効果〕
本発明によれば、消費電力を大幅に少なくできる。ま
た、暗い画面でも階調数を増加させられるため、画質を
向上できる。また、明るい画面では輝度を落として観測
者がまぶしくないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するための構成例図、第2図はガ
ス放電パネルの場合のセル断面例図、第3図はガス放電
パネルの電極配線例図、第4図はガス放電パネルの各電
極に印加する電圧の波形例図、第5図はメモリ型ガス放
電パネルにおける階調表示の説明図、第6図は信号のピ
ーク検出回路の例を示す図、第7図はコントロール電圧
発生回路例図、第8図は第3電極用ROM群と選択回路の
例を示す図、第9図は本発明を説明するための構成例
図、第10図はディジタルで信号のピークを検出する回路
の構成例図、第11図はディジタル信号をk倍する回路の
構成例図、第12図は画面の平均輝度からコントラストを
制御する装置の構成例図、第13図は重み付けカウンタの
構成例図、第14図は数フィールドにわたって平均輝度を
出す回路の構成例図である。 〔符号の説明〕 12……1H遅延回路、13……ゲインコントロール増幅器、
16……ピーク検出回路、18……第3電極用ROM群、19…
…選択回路、301……ガス放電パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品田 眞一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 鈴木 睦三 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 平1−163794(JP,A) 特開 平2−101498(JP,A) 特開 平2−186392(JP,A) 特開 昭61−164385(JP,A) 特開 昭62−117481(JP,A) 特開 平3−102985(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブフィールドの表示パルスを用い画像を
    表示する表示装置において、 表示前の入力画像信号から得る輝度情報に基づき表示パ
    ルスの数を表示に先立ち予め制御し該制御した表示パル
    ス数で表示部を駆動するようにしたことを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】サブフィールドの表示パルスを用い画像を
    表示する表示装置において、 表示前の入力画像信号から得る輝度レベル別の輝度情報
    に基づき表示パルスの数を表示に先立ち予め制御し該制
    御した表示パルス数で表示部を駆動するようにしたこと
    を特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】サブフィールドの表示パルスを用い画像を
    表示する表示装置において、 表示前の入力画像信号から得る情報であって複数フィー
    ルドにわたる輝度レベル別の輝度情報に基づき表示パネ
    ルの数を表示に先立ち予め制御し該制御した表示パルス
    数で表示部を駆動するようにしたことを特徴とする表示
    装置。
  4. 【請求項4】表示部を駆動するためのサブフィールドの
    表示パルスを出力する駆動回路において、 表示前の入力画像信号から得る輝度情報に基づき表示パ
    ネルの数を表示に先立ち予め制御するようにした構成を
    特徴とする駆動回路。
  5. 【請求項5】表示前の入力画像信号から得る輝度情報に
    基づきサブフィールドの表示パルスの数を表示動作前に
    予め制御し、該制御した表示パルス数で表示部を駆動す
    ることを特徴とする表示方法。
  6. 【請求項6】サブフィールドを用い画像を表示する表示
    装置において、 表示前の入力画像信号から得るサブフィールド別の輝度
    情報に基づき表示パルスの数を表示に先立ち予め制御し
    該制御した表示パルス数で表示部を駆動するようにした
    ことを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】サブフィールドを用い画像を表示する表示
    装置において、 表示前の入力画像信号から得る情報であってサブフィー
    ルドの表示期間の重みレベル別の輝度情報に基づき表示
    パルスの数を表示に先立ち予め変化させ該変化後の表示
    パルス数で表示部を駆動するようにしたことを特徴とす
    る表示装置。
  8. 【請求項8】サブフィールドを用い画像を表示する表示
    装置において、 表示前の入力画像信号からサブフィールドの表示期間の
    重みレベル別の輝度情報を検出する検出手段と、 該検出した輝度情報に基づき表示に先立って予め表示部
    駆動用の表示パルスの数を変化させ、該変化後の表示パ
    ルス数で表示部を駆動する手段と、 を備え、 上記画像信号に基づき画像の明るさを表示前に制御する
    ようにしたことを特徴とする表示装置。
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