JP3002143U - ウェットアイマスク - Google Patents

ウェットアイマスク

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JP3002143U
JP3002143U JP1994003778U JP377894U JP3002143U JP 3002143 U JP3002143 U JP 3002143U JP 1994003778 U JP1994003778 U JP 1994003778U JP 377894 U JP377894 U JP 377894U JP 3002143 U JP3002143 U JP 3002143U
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JP
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wet
eye
mask body
face
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JP1994003778U
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史朗 日並
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史朗 日並
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライアイに対する効果の期待できる器具を
一般の人にも簡単かつ違和感なく使用できるようにす
る。 【構成】 アイマスク本体を合成樹脂製不透水性素材に
て形成し、アイマスク本体内面に保水性のウェット部を
設ける。アイマスク本体を粘着材にて顔面に貼り付け、
ウェット部を眼球部位に実質的に密着した状態に保持す
る。アイマスク本体はウェット部を内装した状態で台紙
に貼着しておくのがよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ウェットアイマスクに関し、特にいわゆるドライアイに対する治 療効果の期待できるマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、各家庭にもテレビゲーム機、ワープロ、パソコン等の電子応用機器が広 く普及し、モニターを凝視する時間が非常に長くなる傾向にある結果、涙の分泌 量が少なくなって眼精疲労や乾燥感を伴い、眼を開けていられないような強い眼 痛を有する、いわゆるドライアイが問題になってきた。
【0003】 通常、眼精疲労等に対してはビタミンA、B2、B12、麦門冬湯等の漢方薬 やパロチン等を内服し、あるいは点眼薬を眼に点眼する方法が有効であるが、ド ライアイに対してはほとんど効果が得られていない。
【0004】 そこで、涙管に涙点プラグあるいはゼラチンロッドを挿入し、涙の流出を阻止 方法が開発され提案されている。かかる涙点プラグ等は当初少し違和感があるも のの、強い眼痛や乾燥感をほぼ消失させることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、涙点プラグ等を使用すると、体質その他の個人差によって涙の濃縮等 に起因して目やにがたまったような粘っこい感じの不快感が残り、しかも効果が 長期にわたって持続しないとか、感染することがあった。さらには、涙点プラグ 等は医師による施術を必要とし、一般の人には入手が難しく、簡単には使用でき ないという問題がある。
【0006】 本件考案者は入浴時にはドライアイの症状がほとんど完全に消え、又スポーツ 等で汗が眼に入った時にも症状がかなり軽快することを体験し、夜間就寝時に眼 球表面からの水分の蒸発を防ぎ、外部より積極的に水分を浸み込ませる、いわゆ る眼球に対するODA療法(Occlusive Drassing Technique)を着目するに至っ た。
【0007】 そこで、複数の異なるタイプの水中メガネやゴーグルを使用し、その中に水に 浸したスポンジやガーゼを入れ、これを眼に当て就寝してみたところ、いくぶん 効果があったが、水中メガネやゴークル、これを保持するゴムバンドによって顔 面や頭部に違和感が生じ、しかも睡眠中に水中メガネやゴーグルが顔面から外れ てしまうと眼痛が残っていた。
【0008】 この考案は、かかる点に鑑み、一般人にも簡単にかつ違和感なく使用でき、ド ライアイに対して効果の期待できる器具を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本件考案者は明るい部屋でも熟睡できるように使用されるアイマスクを利用し 、これを違和感なく使用でき、しかも睡眠中に常に水分の蒸発を防ぎつつ眼球に 水分を浸み込ませることができるようにすればよいことに着目し、本考案を完成 するに至った。
【0010】 即ち、本考案に係るウェットアイマスクは、アイマスク本体を合成樹脂製不透 水性素材にて顔面の少なくとも両眼球を含む部分を覆う形状に形成し、アイマス ク本体内面の少なくとも一方の眼球を覆う部位には保水性素材を含水させてなる ウェット部を設ける一方、アイマスク本体の周縁には全周又は一部に粘着材を設 け、アイマスク本体を顔面に貼着してウェット部を眼球部位に実質的に密着した 状態に保持可能となしたことを特徴とする。
【0011】 アイマスク本体は合成樹材料にて顔面に沿った形状に成形してもよいが、硬質 で顔面にハードな感触を与えて違和感が残るおそれがある。そこで、ビニールシ ート等の合成樹脂製シートを所望の形状に切り抜き、顔面に沿って変形させかつ ソフトな感触を与えるようにするのがよい。但し、合成樹脂シートの場合には皺 等ができやすいので、台紙を利用して展開した状態に保持し、使用時に台紙から 剥離して顔面に貼着するのがよい。
【0012】 粘着材はアイマスク本体が顔面から外れるのを防止し、水分の蒸発を防止する のが基本的な機能であるので、アイマスク本体周縁の一部に設けてもよいが、ウ ェット部が眼球部位からずれるのを防止するのも重要な機能であるので、アイマ スク本体周縁の略全周に設けるのがよい。この場合、間欠的に設けてもよいが、 ウェット部の水分が周囲に滲み出さないように連続的に設けるのがよい。この粘 着材はアイマスク本体の内面に塗布してもよいが、塗布作業や保管が煩雑となる 。そこで、両面粘着テープをアイマスク本体の内面に貼るようにすると、使用す るまでは粘着材が露出せず、貼着作業が簡単で、しかも保管に便利となる。
【0013】 ウェット部は眼球に水分を補給する機能を有するので、保水性を有する素材、 例えば保水性を有する織布、不織布、紙片やスポンジ、あるいは吸水性ポリマー シート等を用いて作製できるが、水分を眼球に補給できれば全てこれらの素材で ある必要はない。このウェット部はアイマスク本体にて眼球に適度な力で押し付 けられる程度の厚みとするのがよく、又使い捨て性や取扱い性を考慮すると、ア イマスク本体の内面に固着するのがよい。ここに、「ウェット部が眼球部位に実 質的に密着した」とは、ウェット部から眼球に水分を補給しうる状態をいい、例 えばウェット部が眼球部位に接触し又は押し付けられた状態をいうが、含水量が 多い場合にはウェット部が眼球部位に接触していなくとも眼球部位に水分を補給 できるのでかかる状態も含む。
【0014】
【作用及び考案の効果】
本考案によれば、ウェット部に適度に水分を吸水し、ウェット部を眼球の部位 に合わせてアイマスク本体を顔面に貼着すると、不透水性のアイマスク本体によ ってウェット部及び眼球表面からの水分の蒸発が防止され、又眼球にはウェット 部から常に水分が補給される結果、涙の分泌量の減少を補うことができ、いわゆ るドライアイに対する効果が期待できる。
【0015】 また、予めウェット部を濡らしておき、あるいは使用に際してウェット部を濡 らし、アイマスク本体を顔面に貼着すればよいので、一般の人にも簡単に取扱う ことかでき、しかも特別な材料を必要としないので、入手も容易である。
【0016】 さらに、アイマスク本体を粘着材にて顔面に貼着しているので、アイマスク本 体を確実に顔面に装着でき、外れたり、ずれたりすることはない。従って、夜間 就寝時に安心して使用でき、しかも顔面や頭部に違和感が生じることはなく、大 変使い易い。
【0017】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4 は本考案の一実施例によるウェットアイマスクを示す。図において、アイマスク 本体1は0.2mm〜1.0 mm のビニールシートをゴークル正面形状に切り抜い て製作されている。このアイマスク本体1には食品包装等に使用される極薄の樹 脂シート(例えば、商品名:サランラップ)を切り抜いて使用してもよいが、皺 になり易く、取り扱いが煩雑であるので、市販のビニール袋を切り取って使用す るのがよい。
【0018】 このアイマスク本体1の周縁には粘着材2が顔面5の鼻根部51を除くほぼ全 周にわたって帯状に設けられ、台紙4に展開した状態で貼着されている。この粘 着材2はこれを塗布すると作業が煩雑で取り扱いが煩雑となるので、両面粘着テ ープを使用するのがよい。また、台紙4にはアイマスク本体1が簡単に剥がれる ように表面に離型剤を塗布したものを使用するのがよい。
【0019】 また、アイマスク本体1の内面には保水性を有するウェット部3が設けられ、 該ウェット部3は両眼50の部位をほぼ覆う形状に形成されている。このウェッ ト部3はアイマスク本体1と台紙4との間に配設し保持しておいてもよく、又両 面粘着テープ等でアイマスク本体1の内面に貼着しておいてもよい。ウェット部 3には適当な大きさのガーゼを折り畳み、適当にミシンで縫合したものを使用し ているが、他の織布、不織布、スポンジ、紙、吸水性ポリマーシートを使用する こともできる。ウェット部3は使用に際して濡らしてもよいが、予め含水させて おくのが便利である。
【0020】 本例のウェットアイマスクを使用する場合、台紙4からウェットアイマスクを 外し、図3及び図4に示すように、ウェット部3を両眼50の部位に当てて両面 粘着テープ2にてアイマスク本体1を顔面5に貼り付けると、ウェット部3を両 眼50に押し付けた状態に保持できる。
【0021】 本件考案者が上記ウェットアイマスクを装着して就寝したところ、何らの違和 感もなく熟睡でき、しかも翌日よりほとんど眼痛が消失し、いわゆるドライアイ に対してきわめて有効であることが確認された。
【0022】 本例のウェットアイマスクではウェット部3は適宜煮沸消毒して再使用するこ ともできるが、衛生上は1回限りの使い捨て式にするのがよい。従って、アイマ スク本体1は合成樹脂材料を成形したものよりも樹脂シートを切り抜いたタイプ の方がコスト的にも好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例によるウェットアイマスクを
示す正面図である。
【図2】 図1のAーA線断面図である。
【図3】 上記ウェットアイマスクの装着状態を示す正
面図である。
【図4】 図3のBーB線断面図である。
【符号の説明】
1 アイスマク本体 2 粘着材 3 ウェット部 5 顔面 50 眼球

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイマスク本体1が合成樹脂製不透水性
    素材にて顔面5の少なくとも両眼球50を含む部分を覆
    う形状に形成されており、 該アイマスク本体1内面の少なくとも一方の眼球50を
    覆う部位には保水性素材を含水させてなるウェット部3
    が設けられている一方、上記アイマスク本体1の周縁に
    は全周又は一部に粘着材2が設けられ、上記アイマスク
    本体1が顔面5に貼着されてウェット部3が眼球50部
    位に実質的に密着した状態に保持可能となっていること
    を特徴とするウェットアイマスク。
  2. 【請求項2】 上記ウェット部3は保水性を有する織
    布、不織布、紙片、スポンジ、又は吸水性ポリマーシー
    トで形成されている請求項1記載のウェットマスク。
  3. 【請求項3】 上記アイマスク本体1が合成樹脂製シー
    トで製作され、該アイマスク本体1の内面周縁略全周に
    粘着材2が設けられており、上記アイマスク本体1が台
    紙4に貼着されていて台紙4から剥離されて顔面5に貼
    着されるようになっている請求項1又は2記載のウェッ
    トアイマスク。
  4. 【請求項4】 上記アイマスク本体1が合成樹材料にて
    顔面にほぼ沿った形状に成形されている請求項1又は2
    記載のウェットアイマスク。
JP1994003778U 1994-03-18 1994-03-18 ウェットアイマスク Expired - Lifetime JP3002143U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292840A (ja) * 2009-09-18 2009-12-17 Shiseido Co Ltd アイパック化粧料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009292840A (ja) * 2009-09-18 2009-12-17 Shiseido Co Ltd アイパック化粧料

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