JP3001944U - ウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構造 - Google Patents

ウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構造

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JP3001944U
JP3001944U JP1994003409U JP340994U JP3001944U JP 3001944 U JP3001944 U JP 3001944U JP 1994003409 U JP1994003409 U JP 1994003409U JP 340994 U JP340994 U JP 340994U JP 3001944 U JP3001944 U JP 3001944U
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jet
ejector
exhaust gas
water
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JP1994003409U
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Inventor
實 高木
昌和 森永
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株式会社大阪補機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速艇等のウオ−タ−ジエット推進船を、そ
のエンジンの排気ガスを効率よく利用してエンジンの性
能を改良するにある。 【構成】 ウオ−タ−ジエット推進船1のウオ−タ−ジ
エット用の吐出ノズル4にエジェクタ8を設け、このエ
ジェクタ8にエンジン5の排気口10をエンジンの排気
ガスを掃気可能に連結している。そのため、吐出ノズル
4からジエット水流を噴出すると、エジェクタ8からエ
ンジン5の排気ガスを吸い込んで噴流とともに排出する
ことができ、エンジン5の掃気効率を改善できるととも
に、排気騒音の消音がはかれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構造に関し、特にエン ジンの掃気効率の改善がはかれるウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、船舶の高速化によってウオ−タ−ジエット推進の高速船が広く使用され 、より速く、しかも安全で快適な運航がきるように押し進められている。
【0003】 上記ウオ−タ−ジエット推進船のエンジンから放出される排気ガスは、排気ガ ス導出管を介して大気中に排出したり、水中に排出しているものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、より速く、経済的なウオ−タ−ジエット推進船を得るためには、上記 したエンジンの排気ガスを単に放棄することなく、有効に利用することが要望さ れるものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、船 底部から水を吸い込んで後方へ噴出してジエット推進するようにしたウオ−タ− ジエット推進船において、上記ウオ−タ−ジエット用の吐出ノズルにエジェクタ を設け、このエジェクタにエンジンの排気口をエンジンの排気ガスが掃気可能に 連結したことを特徴とするウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構造を提 供するにある。
【0006】
【作用】
本考案のウオ−タ−ジエット推進船では、ウオ−タ−ジエット用の吐出ノズル にエジェクタを設け、このエジェクタにエンジンの排気口をエンジンの排気ガス が掃気可能に連結することによって、ウオ−タ−ジエットの吐出ノズルから噴出 される噴流を利用してエンジンの排気ガスを吸い込んで排出することができ、エ ンジンの掃気効率を改善できるとともに、排気騒音の消音がはかれる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。図1、図2は、本考案の一実施 例である。高速艇等のウオ−タ−ジエット推進船1は、その後方部にジェットポ ンプ2を図1のように装着し、底面部の吸込口3から水を吸い込んで、吐出ノズ ル4を介して後方へ噴出して推進できるようにしている。
【0008】 そして、上記ジエットポンプ2の上方部にエンジン5を配置し、その出力軸6 を垂設してその下端部に上記ジエットポンプ2を軸着し、ジエットポンプ2を所 定の回転数で回転駆動するようにしている。
【0009】 このジエットポンプ2の後方側に突出した吐出ノズル4の外周部には、図1、 図2のように吐出ノズル4にそってその吐出口7の付近まで断面を絞って、その 後方を拡大させたエジェクタ8を吐出ノズル4と同心円状に被覆して配設してい る。
【0010】 そして、このエジェクタ8の前側の吸入口9に、図1、図2のようにエンジン 5の排気口10から排気ガス導出部11を垂直に下方に突出して対向し、ジエッ トノズルの吐出ノズル4から噴出される水流のエジェクタ作用で、エンジン5の 排気ガスを吸い込んで噴流とともに排出できるようにしている。
【0011】 上記エンジン5の排気ガス導出部11は、図1のように下方にいくにしたがっ て断面を漸次大きくしたパイプ状としてエンジン5のそれぞれの気筒12に接続 し、そのまわりに外壁13を配設してエジェクタ8の吸入口9に連結するように しており、ジエットノズルのエジェクタ作用で効率よく排気できるようにしてい る。
【0012】 しかして、ジエットポンプ2を駆動して吐出ノズル4からジエット水流を噴出 すると、吐出ノズル4のまわりのエジェクタ8を介して排気ガス導出部11から エンジン5の排気ガスを吸入して掃気することができる。
【0013】 そのため、エンジンの掃気効率を改善でき、エンジンの効率を向上でき、高速 艇等のウオ−タ−ジエット推進船の性能を高められる。
【0014】 しかも、エンジンの排気ガスをウオ−タ−ジエットの噴流中に流し込めるため 、排気ガス放出の騒音を削減して消音することができる。
【0015】 特に、実施例ではエジェクタを、絞り部を設けたノズル形状としているため、 エジェクタ効果が高くて好ましい。
【0016】 また、排気ガス導出部を垂直状としてエジェクタの吸入口に対向しているため 、排気ガスの導出長さを最短にできて、掃気効率がよいものであり、また下方に いくにしたがって断面を大きくしているため、一層掃気効率を高められて好まし いものである。
【0017】 上記では、エンジンが2サイクルの本考案の効果が高い小型のものについて説 明したが、4サイクルについても同様に適用できるものである。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案にあっては、ウオ−タ−ジエット用の吐出ノズルにエジェ クタを設け、このエジェクタにエンジンの排気口をエンジンの排気ガスを掃気可 能に連結したので、吐出ノズルからジエット水流を噴出すると、エジェクタから エンジンの排気ガスを吸い込んで噴流とともに排出することができ、エンジンの 掃気効率を改善できるとともに、排気騒音の消音がはかれる。
【0019】 また、ウオ−タ−ジエット用のジエットポンプの上方にエンジンを配置し、エ ンジンの排気口とエジェクタの吸入口とをほぼ垂直状に排気ガス導出部を対向し て、エンジンの排気ガスを掃気可能に連結すると、排気ガスの導出通路を最短に できて、エンジンの掃気効率を最高に発揮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略説明用側断面図、
【図2】同上の吐出ノズル部の概略拡大側断面図。
【符号の説明】
1…ウオ−タ−ジエット推進船 2…ジエットポンプ
4…吐出ノズル 5…エンジン 7…吐出口
8…エジェクタ 9…吸入口 10…排気口 1
1…排気ガス導出部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船底部から水を吸い込んで後方へ噴出し
    てジエット推進するようにしたウオ−タ−ジエット推進
    船において、 上記ウオ−タ−ジエット用の吐出ノズルにエジェクタを
    設け、 このエジェクタにエンジンの排気口をエンジンの排気ガ
    スが掃気可能に連結したことを特徴とするウオ−タ−ジ
    エット推進船のジエットノズル構造。
  2. 【請求項2】 吐出ノズル部の外周部に、吐出ノズル部
    にそってその吐出口付近まで断面を絞ってその後方を拡
    大させたエジェクタを配設し、 このエジェクタの後部の吸入口にエンジンの排気口をエ
    ンジンの排気ガスが掃気可能に連結した請求項1に記載
    のウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構造。
  3. 【請求項3】 ウオ−タ−ジエット用のジエットポンプ
    の上方にエンジンを配置し、エンジンの排気口とエジェ
    クタの吸入口とをほぼ垂直状に排気ガス導出部を対向し
    てエンジンの排気ガスが掃気可能に連結した請求項2に
    記載のウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構
    造。
  4. 【請求項4】 排気ガス導出部を下方にいくにしたがっ
    て漸次断面が大きい形状とし、この排気ガス導出部のま
    わりに外壁を配設してエンジンの排気口とエジェクタの
    吸入口とを連結した請求項3に記載のウオ−タ−ジエッ
    ト推進船のジエットノズル構造。
JP1994003409U 1994-03-11 1994-03-11 ウオ−タ−ジエット推進船のジエットノズル構造 Expired - Lifetime JP3001944U (ja)

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