JP3001835B2 - 電磁気波吸収用の塗料組成物及びその製造方法 - Google Patents

電磁気波吸収用の塗料組成物及びその製造方法

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JP3001835B2 JP9204587A JP20458797A JP3001835B2 JP 3001835 B2 JP3001835 B2 JP 3001835B2 JP 9204587 A JP9204587 A JP 9204587A JP 20458797 A JP20458797 A JP 20458797A JP 3001835 B2 JP3001835 B2 JP 3001835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁気波吸収用の塗
料組成物及びその製造方法に関し、特に、ハンドフォ
ン、無線呼出器、コンピュータ、無線電話機、テレビジ
ョン、真空掃除機、加湿器、ヘアードライヤー、冷蔵
庫、洗濯機及び自動車の電気装置などのような電磁気波
を放出する装置のハウジングの内壁または外壁に簡単に
塗布することにより、前記装置から発生する電磁気波を
効果的に減少させ得る電磁気波吸収用の塗料組成物及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は本出願人による米国特許第56
68070号の改良発明である。
【0003】現在、ハンドフォン、無線呼出器、コンピ
ュータ、無線電話機、ヘアドライヤー、テレビジョン、
真空掃除機、加湿器、冷蔵庫、洗濯機及び自動車の電気
装置などのような各種の電気・電子機器が日常生活に用
いられている。このような電気を使用する装置は現代生
活に必須であるが、ほぼ全ての装置が電磁気波を発生す
る。前記電気を使用する装置から発生して放出される電
磁気波が前記装置を利用する人間の体に悪影響を及ぼす
ことは周知のことである。
【0004】米国標準委員会(American National Stan
dards Institute : ANSI)が1982年設定した比
吸収率(Specific Absorption Rate :SAR)の安全基
準によると、比吸収率(SAR)が4〜8mW/g以上
になると、人体にある障害、特に熱的な障害を誘発でき
るといわれている。このような比吸収率(SAR)の安
全基準は今後電磁気波障害に対する研究が続けられるほ
どより低くなるものとして予想される。最近世界の各国
は電磁気波から人体を保護するために比吸収率(SA
R)の安全基準をすでに備えている。
【0005】従って、前記装置から発生する人体に有害
な電磁気波を遮断しようとする研究が盛んに行われてお
り、このような研究の結果としてフェライトやニッケル
などを利用した超音波発振子を前記装置の前面に取り付
けることにより人体に到達する電磁気波を遮断する方法
が開示されている。また、前記装置を銅を使用して包ん
だり、または酸化イットリウム(Y23 )からなるケ
ースで前記装置を包装する方法などが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁気波を遮断する方法は、前記電気・電子装置から発
生する電磁気波を充分に遮断できず、またその装置の構
成が複雑になるか、又は製造費用が高くなるという問題
点があった。
【0007】一方、本発明者らは、電気・電子装置から
発生する電磁気波を吸収できる電磁気波吸収用のセラミ
ックス組成物及びその製造方法を発明して1996年1
0月21日付で米国特許庁に出願し(出願番号:08/
735,794)、現在米国特許庁に係続中である。
【0008】また、前記出願には従来に比べて著しく電
磁気波が吸収できる電磁気波吸収用のセラミックス組成
物及びその製造方法が開示されている。前記セラミック
ス組成物は電気・電子装置から発生する電磁気波を吸収
する効果があるが、前記装置から発生する電磁気波を前
記機器を使用する人体に害を及ばさないほどに減少させ
る面ではその効果が不充分である。
【0009】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決するためのものであり、本発明の第1目的は、電
磁気波を放出する装置のハウジングの内壁または外壁に
簡単に塗布することにより、前記装置から放出される電
磁気波が人体に害を及ばさないほど充分に減少させられ
る電磁気波吸収用の塗料組成物を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2目的は、前記電磁気波
吸収用の塗料組成物を製造するのに特に適合した塗料組
成物の製造方法を提供することにある。
【0011】また、本発明の第3目的は、前記電磁気波
吸収用の塗料組成物を、電磁気波を放出する装置のハウ
ジングの内壁または外壁に塗布するのに特に適合した電
磁気波吸収用の塗料組成物の塗布方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明は、酸化鉄(Fe2 3 )59〜79
重量%、酸化ニッケル(NiO)3〜8重量%、酸化亜
鉛(ZnO)15〜25重量%、酸化銅(CuO)3〜
8重量%で構成された粉末原料と、前記粉末原料100
重量部に対して、水30〜50重量部、分散剤0.2〜
0.6重量部、可塑剤0.5〜1.0重量部及び潤滑剤
0.1〜0.4重量部で構成されたセラミックス組成物
45〜65重量部と、アクリル樹脂7〜12重量部と、
溶剤(ソルベント)20〜40重量部と、添加剤3〜8
重量部とで構成されることを特徴とする電磁気波吸収用
の塗料組成物を提供する。
【0013】また、前記本発明の第2の目的を達成する
ために本発明は、 i)酸化鉄(Fe2 3 )59〜79重量%、酸化ニッケ
ル(NiO)3〜8重量%、酸化亜鉛(ZnO)15〜
25重量%、酸化銅(CuO)3〜8重量%で構成され
た粉末原料に、前記粉末原料100重量部に対して、水
30〜50重量部、分散剤0.2〜0.6重量部、可塑
剤0.5〜1.0重量部、そして潤滑剤0.1〜0.4
重量部を均一に混合する工程と、 ii) 前記混合された原料を粉砕して第1粉体を形成する
工程と、 iii)前記第1粉体を顆粒形の粉体に形成する工程と、 iv) 前記顆粒形の粉体を焼結して焼結体を形成する工程
と、 v) 前記焼結体を冷却させる工程と、 vi) 前記焼結体を粉砕して第2粉体を形成する工程と、 vii)前記第2粉体とアクリル樹脂、溶剤及び添加剤とを
均一に混合する工程とを含むことを特徴とする電磁気波
吸収用の塗料組成物の製造方法を提供する。
【0014】また、前記本発明の第3の目的を達成する
ために本発明は、 a)前記電磁気波吸水用の塗料塑性物を、電磁気波を放
出する装置のハウジングの内壁または外壁に15〜40
μmの厚さで噴霧する工程と、 b)前記噴霧された塗料組成物を乾燥させる工程とを含
むことを特徴とする電磁気波吸収用の塗料組成物の塗布
方法を提供する。
【0015】前記可塑剤はポリビニルアルコール及び酸
化ビスマス(Bi23 )を含有し、前記分散剤はヘキ
サメタノールを含有する。前記溶剤は主成分50〜90
重量%及び希釈剤10〜50重量%を有する。前記主成
分はケトン20〜40重量%及びエステール30〜50
重量%を含有し、前記希釈剤はアルコール5〜30重量
%及び脂肪族炭化水素5〜20重量%を含有する。
【0016】上記本発明の製造方法における前記工程i
i) はボールミルを使用して2〜4時間湿式粉砕し、1
〜3μmの粒度を有する前記第1粉体を形成する工程で
ある。
【0017】前記工程iii)は噴霧乾燥機を使用して噴霧
乾燥方法で0.1〜0.4重量%の水分を含有する前記
顆粒形粉体を形成する工程である。
【0018】また、前記工程iii)は前記噴霧乾燥機の入
口温度を550〜600℃に維持し、前記噴霧乾燥機の
出口温度を100〜150℃に維持して遂行される。
【0019】前記工程vi) はボールミルを使用して2〜
4時間粉砕し、5〜15μmの粒度を有する前記第2粉
体を形成する工程である。
【0020】前記工程iv) は、前記顆粒形粉体を焼成炉
に入れて400℃温度まで3時間加熱する工程と、前記
焼成炉の温度を400℃から1時間維持する工程と、前
記焼成炉の温度を400℃から900℃に至るまで4時
間加熱する工程と、前記焼成炉の温度を900℃から2
時間維持する工程と、前記焼成炉の温度を900℃から
1200℃に至るまで3時間加熱する工程と、前記焼成
炉の温度を1200℃から2時間維持する工程とを更に
含む。
【0021】前記工程v)は、前記塑性炉を密閉した後4
0〜60時間前記塑性炉内の前記焼結体を徐々に冷却さ
せる工程と、200℃以下の温度で前記塑性炉内の前記
焼結体を取出して前記焼結体を自然冷却させる工程とを
更に含む。
【0022】前記工程vii)は、前記第2粉体45〜65
重量部、アクリル樹脂7〜12重量部、溶剤20〜40
重量部及び添加剤3〜8重量部を混合する工程である。
【0023】また、本発明の塗布方法はa)前記電磁気
波吸水用の塗料組成物を電磁気波を放出する装置のハウ
ジングの内壁またら外壁に15〜40μmの厚さで噴霧
する工程と、b)前記噴霧された塗料組生成組成物を乾
燥させる工程とを有するものである。
【0024】前記工程a)は、3〜5kg/cm2 の噴
霧圧力下で1.3〜1.5mmの口径を有するスプレー
ガンを使用して遂行され、前記工程b)は30〜40℃
の温度で10〜15分遂行される。
【0025】前記セラミックス組成物45〜65重量
部、アクリル樹脂7〜12重量部、溶剤20〜40重量
部及び添加剤3〜8重量部を混合して塗料組成物を製造
した後、電磁気波を放出するハンドフォンの外部に塗料
組成物の厚さが20〜35μmになるように塗布した場
合、前記ハンドフォンのアンテナを畳んだ状態で前記ハ
ンドフォンから発生する電磁気波の比吸収率(SAR)
の測定値は0.13〜1.94mW/gであって、ハン
ドフォンに前記塗料組成物を塗布する前の比吸収率(S
AR)の測定値である2.51〜2.53mW/gより
約23.0%〜94.8%程度減少した。また、前記ハ
ンドフォンのアンテナを広げた状態で前記ハンドフォン
から発生する電磁気波の比吸収率の測定値は0.07〜
1.36mW/gであって、ハンドフォンに前記塗料組
成物を塗布する前の比吸収率(SAR)の測定値である
1.69〜1.71mW/gより約19.5%〜95.
9%程度減少した。
【0026】特に、前記セラミックス組成物が55重量
部、アクリル樹脂10重量部、溶剤30重量部及び添加
剤5重量部を混合して塗料組成物を製造した後、電磁気
波を放出するハンドフォンのケースの外壁に塗料組成物
の厚さが35μmになるように塗布した場合、前記ハン
ドフォンのアンテナを畳んだ状態で前記ハンドフォンか
ら発生する電磁気波の比吸収率(SAR)の測定値は
0.13mW/gであって、ハンドフォンに前記塗料組
成物を塗布する前の比吸収率(SAR)の測定値である
2.51mW/gより約94.8%程度減少した。ま
た、前記ハンドフォンのアンテナを広げた状態で前記ハ
ンドフォンから発生する電磁気波の比吸収率の測定値は
0.07mW/gであって、ハンドフォンに前記塗料組
成物を塗布する前の比吸収率(SAR)の測定値である
1.71mW/gより約95.9%程度減少してその効
果が最も高いものとして示された。
【0027】しかし、前記塗料組成物のうち前記セラミ
ックス組成物の含量が45重量部未満になると、前記塗
料組成物の粘度が低くなり前記ハンドフォンから放出さ
れる電磁気波の比吸収率の減少率が20%以下の低い値
を示した。また、前記塗料組成物のうち前記セラミック
ス組成物の含量が65重量部を超えると、前記塗料組成
物の粘度が高くなりすぎて前記塗料組成物をスプレーガ
ンを使用して前記ハンドフォンに噴霧し難かった。
【0028】従って、本発明による電磁気波吸収用の塗
料組成物は、ハンドフォン、無線呼出器、コンピュー
タ、無線電話機、テレビジョン及び自動車の電気装置な
どのような電気・電子機器などの電磁気波を放出する装
置のハウジングの内壁または外壁に簡単に塗布すること
により、前記装置から発生して外部に放出される人体に
有害な電磁気波を充分に減少させ得る。
【0029】以上のような本発明の目的と別の特徴及び
長所などは次に参照する本発明のいくつかの好適な実施
例に対する以下の説明から明確になるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電磁気波吸収
用の塗料組成物とその製造方法及び電磁気波吸収用の塗
料組成物の塗布方法を実施例を中心に詳細に説明する。
しかし、下記の実施例は本発明を限定し、制限するもの
ではない。
【0031】
【実施例】(実施例1) 酸化鉄(Fe23 )70重量%、酸化ニッケル(Ni
O)5重量%、酸化亜鉛(ZnO)20重量%、そして
酸化銅(CuO)5重量%からなる粉末原料に、前記粉
末原料100重量部に対して、水40重量部を添加し、
分散剤としてヘキサメタノールを0.4重量部を添加
し、可塑剤としてポリビニルアルコール0.75重量部
及び酸化ビスマス(Bi23 )0.001重量部を添
加した後、潤滑剤として亜鉛酸0.2重量部を添加して
均一に混合した。
【0032】前記酸化鉄、前記酸化ニッケル、前記酸化
亜鉛及び前記酸化銅は、京セラ(株)(日本)で生産さ
れる粉末であり、前記分散剤及び可塑剤はSannop
(株)(日本)で生産される製品である。続いて、前記
混合された原料をボールミルを使用して2〜4時間、望
ましくは3時間湿式粉砕し第1粉体を製造した後、前記
第1粉体を噴霧乾燥させ1〜3μm 程度の粒度を有する
顆粒形粉体を製造した。このとき、前記顆粒形粉体を製
造する間に噴霧乾燥機の入口温度が550〜600℃、
望ましくは、580℃になるように維持し、前記噴霧乾
燥機の出口温度は100〜150℃、望ましくは、12
0℃になるように維持して前記粉体内の水分含有量が
0.2〜0.3重量%になるようにした。その結果、
1.05〜1.13g/cm3 の密度を有する顆粒形粉
体が製造された。
【0033】次いで、前記顆粒形粉体を焼成炉に入れて
窒素(N2 )雰囲気下で下記のように15時間6工程に
区分して焼結した。まず、第1工程に前記顆粒形粉体を
塑性炉に入れて400℃の温度まで3時間加熱した後、
第2工程に塑性炉の温度を1時間400℃で固定した。
次に、第3工程に塑性炉の温度が400℃から900℃
に至るまで4時間加熱した後、第4工程に900℃の温
度で2時間維持した。第5工程に塑性炉の温度が900
℃から1200℃に至るまで3時間加熱した後、第6工
程に塑性炉の温度を1200℃から2時間維持して前記
顆粒形粉体を焼結した。
【0034】次いで、前記塑性炉を密閉して50時間徐
々に冷却し、前記塑性炉の温度が200℃以下になった
後、前記塑性炉から焼結体を出し、自然冷却した。
【0035】次いで、前記焼結体をボールミルを使用し
て1〜3時間、望ましくは2時間粉砕し5〜15μm 、
望ましくは8〜10μm程度の粒度を有する第2粉体を
製造した。続いて、前記第2粉体50重量部、アクリル
樹脂10重量部、溶剤35重量部及び添加剤5重量部を
均一に混合して電磁気波吸収用の塗料組成物を製造し
た。前記溶剤は主成分70重量%及び希釈剤30重量%
でからなるものを使用した。前記主成分はケトン30重
量%及びエステル40重量%を含むものを使用し、前記
希釈剤はアルコール20重量%及び脂肪族炭化水素10
重量%を含むものを使用した。
【0036】次いで、韓国現代電子(株)のハンドフォ
ンのケースの外壁にスプレーガンを使用して、15〜2
0cmの間隔をおいて前記電磁気波吸収用の塗料組成物
を塗布した。このとき、前記電磁気波吸収用の塗料組成
物は前記ハンドフォンのアンテナの部分を中心に前記ハ
ンドフォンのケースの外壁に約20〜35μm程度の均
一な厚さを有するように塗布した。
【0037】前記電磁気波吸収用の塗料組成物を塗布す
るために、まず3〜5kg/cm2噴霧圧力で1.3〜
1.5mmの口径を有するスプレーガンを使用して、前
記ハンドフォンのケースの外壁に噴霧した。次いで、前
記噴霧された電磁気波吸収用の塗料組成物を30〜40
℃の温度で10〜15分乾燥して前記塗料組成物を前記
ハンドフォンのケースの外壁に固着させた。
【0038】本実施例による塗料組成物の比吸収率の測
定値を下記の表1に示す。表1に示した比吸収率の測定
値は米国IDXシステム社の電磁気波比吸収率の測定装
備であるIDXシステムを使用して測定した値である。
【0039】
【表1】
【0040】前記表1に示すように、前記現代電子
(株)のハンドフォンのケースの外壁に、本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物を35μm、30μm、
25μm及び20μm程度の厚さで均一に塗布した後の
ハンドフォンのアンテナを畳んだ状態(IN状態)での
比吸収率の測定値はそれぞれ0.15mW/g、0.2
2mW/g、1.36mW/g及び1.83mW/gで
あって、前記塗料組成物をハンドフォンに塗布する前の
比吸収率の測定値である2.53mW/gよりそれぞれ
94.1%、91.3%、46.2%及び27.7%減
少した。
【0041】また、前記現代電子(株)のハンドフォン
のケースの外壁に本実施例による電磁気波吸収用の塗料
組成物を35μm、30μm、25μm及び20μm程
度の厚さで均一に塗布した後の前記ハンドフォンのアン
テナを広げた状態(OUT状態)での比吸収率の測定値
はそれぞれ0.07mW/g、0.11mW/g、1.
32mW/g及び1.32mW/gであって、前記塗料
組成物をハンドフォンに塗布する前の比吸収率の測定値
である1.69mW/gよりそれぞれ95.9%、9
3.5%、21.9%及び21.9%減少した。
【0042】従って、前記表1の結果から本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物は前記ハンドフォンから
放出する人体に有害な電磁気波を充分に減少させ得るこ
とを分かる。本実施例においては、前記ハンドフォンの
ケースの外壁に前記塗料組成物を塗布したが、前記ハン
ドフォンのケースの内壁に前記塗料組成物をコーティン
グすることにより前記ハンドフォンから発生する電磁気
波を減少させ得る。
【0043】(実施例2) 酸化鉄(Fe23 )65重量%、酸化ニッケル(Ni
O)4重量%、酸化亜鉛(ZnO)25重量%、そして
酸化銅(CuO)6重量%からなる粉末原料に、前記粉
末原料100重量部に対して、水40重量部を添加し、
分散剤としてヘキサメタノールを0.3重量部を添加
し、可塑剤としてポリビニルアルコール0.6重量部及
び酸化ビスマス(Bi23 )0.002重量部を添加
した後、潤滑剤として亜鉛酸0.25重量部を添加して
均一に混合した。本実施例において前記原料は前述した
第1実施例の場合と同一な製品を使用した。
【0044】前記混合原料をボールミルを使用し、2〜
4時間、望ましくは3時間湿式粉砕して第1粉体を製造
した後、前記第1粉体を噴霧乾燥させ、1〜3μm 程度
の粒度を有する顆粒形粉体を製造した。前記顆粒形粉体
を製造する間に噴霧乾燥機の入口温度を550〜600
℃、望ましくは、580℃となるように維持し、前記噴
霧乾燥機の出口温度を100〜150℃、望ましくは、
120℃になるように維持して、前記粉体内の水分含有
量が0.2〜0.3重量%になるようにした。その結
果、1.05〜1.13g/cm3 の密度を有する顆粒
形粉体が製造された。
【0045】次いで、前記顆粒形粉体を焼成炉に入れて
窒素(N2 )雰囲気下で下記のように15時間6工程に
区分して焼結させた。まず、第1工程に前記顆粒形粉体
を塑性炉に入れて400℃の温度まで3時間加熱した
後、第2工程に塑性炉の温度を1時間400℃で固定し
た。次に、第3工程に塑性炉の温度が400℃から90
0℃に至るまで4時間加熱した後、第4工程に900℃
の温度で2時間維持した。第5工程に塑性炉の温度が9
00℃から1200℃に至るまで3時間加熱した後、第
6段階に塑性炉の温度を1200℃から2時間維持して
前記顆粒形粉体を焼結した。
【0046】以後に、前記塑性炉を密閉して50時間徐
々に冷却させた後、前記塑性炉の温度が200℃以下に
なった後、前記塑性炉から焼結体を出し、自然冷却し
た。
【0047】次いで、前記焼結体をボールミルを使用し
て、1〜3時間、望ましくは2時間粉砕し、5〜15μ
m 、望ましくは8〜10μm程度の粒度を有する第2粉
体を製造した。続いて、前記第2粉体48重量部、アク
リル樹脂8重量部、溶剤38重量部及び添加剤6重量部
を均一に混合して電磁気波吸収用の塗料組成物を製造し
た。前記溶剤は主成分70重量%及び希釈剤30重量%
でからなるものを使用した。前記主成分はケトン30重
量%及びエステル40重量%を含むものを使用し、前記
希釈剤はアルコール20重量%及び脂肪族炭化水素10
重量%を含むものを使用した。
【0048】次いで、韓国現代電子(株)のハンドフォ
ンのケースの外壁にスプレーガンを使用して、15〜2
0cmの間隔をおいて前記電磁気波吸収用の塗料組成物
を塗布した。このとき、前記電磁気波吸収用の塗料組成
物は前記ハンドフォンのアンテナの部分を中心に前記ハ
ンドフォンのケースの外壁に約20〜35μm程度の均
一な厚さを有するように塗布した。
【0049】前記電磁気波吸収用の塗料組成物を塗布す
るために、まず3〜5kg/cm2噴霧圧力で1.3〜
1.5mmの口径を有するスプレーガンを使用して、前
記ハンドフォンのケースの外壁に噴霧した。次いで、前
記噴霧された電磁気波吸収用の塗料組成物を30〜40
℃の温度で10〜15分乾燥して前記塗料組成物を前記
ハンドフォンのケースの外壁に固着させた。
【0050】本実施例による塗料組成物の比吸収率の測
定値を下記の表2に示す。表2に示した比吸収率の測定
値は米国IDXシステム社の電磁気波比吸収率の測定装
備であるIDXシステムを使用して測定した値である。
【0051】
【表2】
【0052】前記表2に示すように、前記現代電子
(株)のハンドフォンのケースの外壁に本実施例による
電磁気波吸収用の塗料組成物を35μm、30μm、2
5μm及び20μm程度の厚さで均一に塗布した後のハ
ンドフォンのアンテナを畳んだ状態(IN状態)での比
吸収率の測定値はそれぞれ0.16mW/g、0.24
mW/g、1.34mW/g及び1.86mW/gであ
って、前記塗料組成物をハンドフォンに塗布する前の比
吸収率の測定値である2.51mW/gよりそれぞれ9
3.6%、90.4%、46.6%及び25.9%減少
した。
【0053】また、前記現代電子(株)のハンドフォン
のケースの外壁に本実施例による電磁気波吸収用の塗料
組成物を35μm、30μm、25μm及び20μm程
度の厚さで均一に塗布した後の前記ハンドフォンのアン
テナを広げた状態(OUT状態)での比吸収率の測定値
はそれぞれ0.08mW/g、0.11mW/g、1.
29mW/g及び1.33mW/gであって、前記塗料
組成物をハンドフォンに塗布する前の比吸収率の測定値
である1.70mW/gよりそれぞれ95.3%、9
3.5%、24.1%及び21.8%減少した。
【0054】従って、前記表2の結果から本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物、は前記ハンドフォンか
ら放出する人体に有害な電磁気波を充分に減少させ得る
ことを分かる。本実施例においては、前記ハンドフォン
のケースの外壁に前記塗料組成物を塗布したが、前記ハ
ンドフォンのケースの内壁に前記塗料組成物をコーティ
ングすることにより前記ハンドフォンから発生する電磁
気波を減少させ得る。
【0055】(実施例3) 酸化鉄(Fe23 )69重量%、酸化ニッケル(Ni
O)8重量%、酸化亜鉛(ZnO)15重量%、そして
酸化銅(CuO)8重量%からなる粉末原料に、前記粉
末原料100重量部に対して、水40重量部を添加し、
分散剤としてヘキサメタノールを0.5重量部を添加
し、可塑剤としてポリビニルアルコール0.7重量部及
び酸化ビスマス(Bi23 )0.003重量部を添加
した後、潤滑剤として亜鉛酸0.3重量部を添加して均
一に混合した。
【0056】本実施例において前記原料は前述した第1
実施例の場合と同一の製品を使用した。前記粉末原料を
粉砕して第1粉体を製造する方法、前記第1粉体を焼結
及び冷却して焼結体を製造する方法、そして前記焼結体
を粉砕して第2粉体を製造する方法は実施例1の場合と
同一である。
【0057】続いて、前記第2粉体55重量部、アクリ
ル樹脂10重量部、溶剤30重量部及び添加剤5重量部
を均一に混合して電磁気波吸収用の塗料組成物を製造し
た。前記溶剤の組成は実施例1と同一である。
【0058】次いで、韓国現代電子(株)のハンドフォ
ンのケースの外壁にスプレーガンを使用して、15〜2
0cmの間隔をおいて前記電磁気波吸収用の塗料組成物
を塗布した。このとき、前記電磁気波吸収用の塗料組成
物は前記ハンドフォンのアンテナの部分を中心に前記ハ
ンドフォンのケースの外壁に約20〜35μm程度の均
一な厚さを有するように塗布した。前記電磁気波吸収用
の塗料組成物を塗布する方法も実施例1と同一である。
【0059】本実施例による塗料組成物の比吸収率の測
定値を下記の表3に示す。表3に示した比吸収率の測定
値は、米国IDXシステム社の電磁気波比吸収率の測定
装備であるIDXシステムを使用して測定した値であ
る。
【0060】
【表3】
【0061】前記表3に示すように、前記現代電子
(株)のハンドフォンのケースの外壁に、本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物を35μm、30μm、
25μm及び20μm程度の厚さで均一に塗布した後の
ハンドフォンのアンテナを畳んだ状態(IN状態)での
比吸収率の測定値はそれぞれ0.13mW/g、0.1
9mW/g、1.33mW/g及び1.79mW/gで
あって、前記塗料組成物をハンドフォンに塗布する前の
比吸収率の測定値である2.51mW/gよりそれぞれ
94.8%、92.4%、47.0%及び28.7%減
少した。
【0062】また、前記現代電子(株)のハンドフォン
のケースの外壁に、本実施例による電磁気波吸収用の塗
料組成物を35μm、30μm、25μm及び20μm
程度の厚さで均一に塗布した後の前記ハンドフォンのア
ンテナを広げた状態(OUT状態)での比吸収率の測定
値はそれぞれ0.07mW/g、0.11mW/g、
1.30mW/g及び1.32mW/gであって、前記
塗料組成物をハンドフォンに塗布する前の比吸収率の測
定値である1.71mW/gよりそれぞれ95.9%、
93.6%、24.0%及び22.8%減少した。
【0063】従って、前記表3の結果から本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物は、前記ハンドフォンか
ら放出する人体に有害な電磁気波を充分に減少させ得る
ことを分かる。
【0064】(実施例4) 酸化鉄(Fe23 )75重量%、酸化ニッケル(Ni
O)4重量%、酸化亜鉛(ZnO)17重量%、そして
酸化銅(CuO)4重量%からなる粉末原料に、前記粉
末原料100重量部に対して、水40重量部を添加し、
分散剤としてヘキサメタノールを0.4重量部を添加
し、可塑剤としてポリビニルアルコール0.8重量部及
び酸化ビスマス(Bi23 )0.002重量部を添加
した後、潤滑剤として亜鉛酸0.25重量部を添加して
均一に混合した。
【0065】本実施例において前記原料は、前述した第
1実施例の場合と同一の製品を使用した。前記粉末原料
を粉砕して第1粉体を製造する方法、前記第1粉体を焼
結及び冷却して焼結体を製造する方法、そして前記焼結
体を粉砕して第2粉体を製造する方法は実施例1の場合
と同一である。
【0066】続いて、前記第2粉体60重量部、アクリ
ル樹脂10重量部、溶剤25重量部及び添加剤5重量部
を均一に混合して電磁気波吸収用の塗料組成物を製造し
た。前記溶剤の組成は実施例1と同一である。
【0067】次いで、韓国現代電子(株)のハンドフォ
ンのケースの外壁にスプレーガンを使用して、15〜2
0cmの間隔をおいて前記電磁気波吸収用の塗料組成物
を塗布した。このとき、前記電磁気波吸収用の塗料組成
物は前記ハンドフォンのアンテナの部分を中心に、前記
ハンドフォンのケースの外壁に約20〜35μm程度の
均一な厚さを有するように塗布した。
【0068】本実施例による塗料組成物の比吸収率の測
定値を下記の表4に示す。表4に示した比吸収率の測定
値は、米国IDXシステム社の電磁気波比吸収率の測定
装備であるIDXシステムを使用して測定した値であ
る。
【0069】
【表4】
【0070】前記表4に示すように、前記現代電子
(株)のハンドフォンのケースの外壁に、本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物を35μm、30μm、
25μm及び20μm程度の厚さで均一に塗布した後の
ハンドフォンのアンテナを畳んだ状態(IN状態)での
比吸収率の測定値は、それぞれ0.19mW/g、0.
26mW/g、1.38mW/g及び1.94mW/g
であって、前記塗料組成物をハンドフォンに塗布する前
の比吸収率の測定値である2.52mW/gよりそれぞ
れ92.5%、89.7%、45.2%及び23.0%
減少した。
【0071】また、前記現代電子(株)のハンドフォン
のケースの外壁に、本実施例による電磁気波吸収用の塗
料組成物を35μm、30μm、25μm及び20μm
程度の厚さで均一に塗布した後の前記ハンドフォンのア
ンテナを広げた状態(OUT状態)での比吸収率の測定
値は、それぞれ0.14mW/g、0.16mW/g、
1.35mW/g及び1.36mW/gであって、前記
塗料組成物をハンドフォンに塗布する前の比吸収率の測
定値である1.69mW/gよりそれぞれ91.7%、
90.5%、20.1%及び19.5%減少した。
【0072】従って、前記表4の結果から本実施例によ
る電磁気波吸収用の塗料組成物は前記ハンドフォンから
放出する人体に有害な電磁気波を充分に減少させ得るこ
とを分かる。
【0073】
【発明の効果】従って、本発明によると、有無線通信機
器類、家庭用電気機器類、放送用機器類、医療機器類、
事務自動化用機器類、電気配線機器類、電気モータ類、
自動車の電気部品類などのような電磁気波を放出する各
種の電気・電子装置のハウジングの内壁または外壁に、
本発明の電磁気波吸収用の塗料組成物を簡単にコーティ
ングすることにより、前記装置から外部に放出される電
磁気波を人体に害を及ばさないほど充分に減少させ得
る。
【0074】前記有無線通信機器類はハンドフォン、無
線呼出器、有無線送信機などを含み、前記家庭用電気機
器は有無線電話機、コンピュータ、テレビジョン、マイ
クロウェーブオーブン、ヘアドライヤー、電気剃刀など
を含む。前記電気配線機器は、電灯、電気ヒータ、電気
ストーブ、プラグ、送電線、変圧器、発電器などを含
む。
【0075】また、本発明の電磁気波吸収用の塗料組成
物を使用することにより、人体に及ぼす電磁場及び電磁
波の比吸収率を減少させ得るだけでなく、EMC、EM
I、RFIなどの機器間の干渉及びノイズを減少させ得
る。
【0076】また、本発明の電磁気波吸収用の塗料組成
物は測定用の遮蔽室を遮蔽させる用途としても使用可能
であり、実験室で着用する衣類及びアクセサリーに噴霧
塗布して電磁気波を吸収する用途としても使用可能であ
り、通信線及び送配電線などのような遮蔽ケーブルに噴
霧または粉末圧出などのような方式に塗布され電磁気波
の発生を減少させる用度としても使用でき得る。
【0077】また、本発明による電磁気波吸収用の塗料
は、壁紙、タイル、ペイントなどのような建築資材にも
適用でき得る。
【0078】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有するものであれば本
発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正また
は変更できるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08J 3/20 C08J 3/20 Z C09D 1/00 C09D 1/00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 5/00 B05D 1/02 B05D 7/24 302 B05D 7/24 303 C08J 3/20 C09D 1/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化鉄(Fe23 )59〜79重量
    %、酸化ニッケル(NiO)3〜8重量%、酸化亜鉛
    (ZnO)15〜25重量%、酸化銅(CuO)3〜8
    重量%とから構成された粉末原料を焼結して収得された
    セラミックス組成物45〜65重量部と、 アクリル樹脂7〜12重量部と、 溶剤(ソルベント)20〜40重量部と、 添加剤3〜8重量部とを含むことを特徴とする電磁気波
    吸収用の塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記溶剤は主成分50〜90重量%及び
    希釈剤10〜50重量%を含有することを特徴とする請
    求項1記載の電磁気波吸収用の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記主成分はケトン20〜40重量%及
    びエステル30〜55重量%を含有することを特徴とす
    る請求項2記載の電磁気波吸収用の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記希釈剤はアルコール10〜30重量
    %及び脂肪族炭化水素5〜15重量%を含有することを
    特徴とする請求項2又は3記載の電磁気波吸収用の塗料
    組成物。
  5. 【請求項5】 i) 酸化鉄(Fe23 )59〜79重量
    %、酸化ニッケル(NiO)3〜8重量%、酸化亜鉛
    (ZnO)15〜25重量%、酸化銅(CuO)3〜8
    重量%で構成された粉末原料に、前記粉末原料100重
    量部に対して、水30〜50重量部、分散剤0.2〜
    0.6重量部、可塑剤0.5〜1.0重量部及び潤滑剤
    0.1〜0.4重量部を均一に混合する工程と、 ii) 前記混合された原料を粉砕して第1粉体を形成する
    工程と、 iii)前記第1粉体を顆粒形の粉体に形成する工程と、 iv) 前記顆粒形の粉体を焼結して焼結体を形成する工程
    と、 v) 前記焼結体を冷却させる工程と、 vi) 前記焼結体を粉砕して第2粉体を形成する工程と、 vii)前記第2粉体とアクリル樹脂、溶剤及び添加剤とを
    均一に混合する工程とを含むことを特徴とする電磁気波
    吸収用の塗料組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記工程ii) は、 ボールミルを使用して2〜4時間湿式粉砕して1〜3μ
    mの粒度を有する前記第1粉体を形成する工程であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電磁気波吸収用の塗料組
    成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記工程iii)は、 噴霧乾燥機を使用して噴霧乾燥方法で0.1〜0.4重
    量%の水分を含有する前記顆粒形粉体を形成する工程で
    あることを特徴とする請求項5又は6記載の電磁気波吸
    収用の塗料組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程iii)は、 前記噴霧乾燥機の入口温度を550〜600℃に維持
    し、前記噴霧乾燥機の出口温度を100〜150℃に維
    持して遂行することを特徴とする請求項7記載の電磁気
    波吸収用の塗料組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記工程vi) は、 ボールミルを使用して2〜4時間湿式粉砕し、5〜15
    μmの粒度を有する前記第2粉体を形成する工程である
    ことを特徴とする請求項5〜8いずれかの項記載の電磁
    気波吸収用の塗料組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記工程iv) は、 前記顆粒形粉体を焼成炉に入れて400℃温度まで3時
    間加熱する工程と、 前記焼成炉の温度を400℃から1時間維持する工程
    と、 前記焼成炉の温度を400℃から900℃に至るまで4
    時間加熱する工程と、 前記焼成炉の温度を900℃から2時間維持する工程
    と、 前記焼成炉の温度を900℃から1200℃に至るまで
    3時間加熱する工程と、 前記焼成炉の温度を1200℃から2時間維持する工程
    とを更に含むことを特徴とする請求項5〜9いずれかの
    項記載の電磁気波吸収用の塗料組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記工程v)は、 前記塑性炉を密閉した後40〜60時間、前記塑性炉内
    の前記焼結体を徐々に冷却させる工程と、 200℃以下の温度で前記塑性炉内の前記焼結体を取出
    して前記焼結体を自然冷却させる工程とを更に含むこと
    を特徴とする請求項5〜10いずれかの項記載の電磁気
    波吸収用の塗料組成物の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記工程vii)は、 前記第2粉体45〜65重量部、アクリル樹脂7〜12
    重量部、溶剤20〜40重量部及び添加剤3〜8重量部
    を混合する工程であることを特徴とする請求項5〜11
    いずれかの項記載の電磁気波吸収用の塗料組成物の製造
    方法。
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