JP3001814U

JP3001814U - 携帯電話機用保持具

Info

Publication number: JP3001814U
Application number: JP1994001728U
Authority: JP
Inventors: 璋夫河合
Original assignee: 株式会社カワイ
Priority date: 1994-03-08
Filing date: 1994-03-08
Publication date: 1994-09-06
Anticipated expiration: 2000-03-08

Abstract

(57)【要約】【構成】ベルト１の略中央部を使用者の肩に配し、ベ
ルト１の両端部を使用者のズボン用ベルト４の前後に着
脱自在に連結することにより、使用者の肩部にタスキ掛
けにしたベルト１の前方において、携帯電話機２を挿脱
自在に収容するケース３を縦方向に装着し、しかも前記
ベルト１とケース３に間にケース３の位置調節用接続部
材８を設けたものとしている。【効果】ケース３を使用者の脇の下から側胴部に配置
することができるので、上着の下に隠くせば、あまり膨
らむこともなく目立たないと共に邪魔にならないものと
なる。さらに、使用者の身体への取付位置を調節できる
と共に調節幅も大きくしかも落下することもないので、
都合の良い位置に簡単に調節することができ、非常に使
用し易いものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、携帯電話機用の保持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、小型無線電話呼び出し機、いわゆるポケットベルに代わり、携帯電話機が普及し始めている。この種の携帯電話機の保持具には、使用者のズボン胴部に装着したベルトに直接、取り付けるようにしたものや、ウエスト・バッグ状のものが存在した。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、携帯電話機といっても、ポケットベルよりも数倍、大きくて重いため、その保持具の使用者の身体への適応具合、使用者の身体への取付位置の自由度、保持具内での携帯電話機の保持具合等が、ポケットベルの保持具とは違い、その使用感に非常に影響を与える。

【０００４】しかしながら、上記従来の携帯電話機の保持具は、使用者の腰部で支持するようにしているため腰の辺りが異様に脹れて目立つと共に邪魔になったり、使用者の身体への取付位置を調節できなかったり調節幅が小さいため、都合の良い位置に調節することができず、非常に使用し難いという課題を有していた。

【０００５】そこで、この考案は、上記従来の携帯電話機用保持具が有する課題を解決するためになされたものであり、使用者の身体にフィットすると共に、目立つことも邪魔になることもなく、使用者の身体への取付位置の調節幅も大きくした携帯電話機用保持具を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案の携帯電話機用保持具は、ベルト１の略中央部を使用者の肩に配し、ベルト１の両端部を使用者のズボン用ベルト４の前後に着脱自在に連結することにより、使用者の肩部にタスキ掛けにしたベルト１の前方において、携帯電話機２を挿脱自在に収容するケース３を縦方向に装着し、しかも前記ベルト１とケース３に間にケース３の位置調節用接続部材８を設けたものとしている。

【０００７】そして、前記ベルト１の少なくとも一部を伸縮性部材としたものとすることができる。

【０００８】また、前記ケース３の裏部材３ｂにベルト１の通し部９を設けたものとすることもできる。

【０００９】

【作用】

以上のように構成されたこの考案の携帯電話機用保持具は、次に示すような作用を有する。

【００１０】先ず、ケース３を使用者の脇の下から側胴部に配置することができる。そして、ベルト１の少なくとも一部を伸縮性部材としたものでは、ベルト１が弛むことなく、使用者の身体にフィットさせておくことができる。

【００１１】また、位置調節用接続部材８により、使用者の身体への取付位置を都合の良い位置に簡単に調節することができる。

【００１２】さらに、使用者の身体への取付位置を調節したとき、ケース３の裏部材３ｂにベルト１の通し部９を設けたものでは、ベルト１からケース３が外れて落下するようなことはない。

【００１３】

【実施例】

以下、この考案の携帯電話機用保持具の構成を、実施例として示した図面に基づいて詳細に説明する。

【００１４】先ず、この考案の携帯電話機用保持具は、使用者の肩部にタスキ掛けにしたベルト１の前方において、携帯電話機２を挿脱自在に収容するケース３を縦方向に装着したものとしている。

【００１５】前記ベルト１を使用者の肩部にタスキ掛けにするには、図１に示したように、ベルト１の略中央部を使用者の肩に配し、ベルト１の両端部を使用者のズボン胴部４の前後に着脱自在に連結したものとしている。なお、このベルト１は、ゴムベルト等の伸縮性部材としたり、長さ調節するためのスライド部材５を取り付けたものとしている。

【００１６】前記携帯電話機２は、標準寸法のものは勿論、標準寸法のものから大きさ、厚さが異なるものも使用可能である。

【００１７】前記ケース３は、表部材３ａ、裏部材３ｂ、両側部材３ｃ、３ｃ、及び底部材３ｄよりなり、少なくとも一部を伸縮性部材として、収容部３ｅを伸縮自在に構成している。すなわち、実施例では、ケース３の両側部材３ｃ、３ｃ及び底部材３ｄをゴム布帯等の伸縮性部材としている。このようにすることにより、大きさ、厚さの異なる携帯電話機２がケース３内に収容可能となり、またケース３内で携帯電話機２ががさつくこともなくなる。そして、裏部材３ｂの上部には延長部３ｆを設けており、この延長部３ｆの上端には抜止めベルト６の一端を連結している。この抜止めベルト６と表部材３ａの間には、抜止めベルト６の位置調節用接続部材７を設けている。すなわち、実施例では、抜止めベルト６の裏面に面接着テープの片割れ７ａを取り付け、表部材３ａの表面に縦長形状とした面接着テープの片割れ７ｂを取り付けている。なお、前記面接着テープに代えて、ホック（図示せず）等を用いることもできる。

【００１８】さらに、前記ベルト１とケース３の間には、ケース３の位置調節用接続部材８を設けている。すなわち、図２に示したように、ベルト１の表面に縦長形状とした面接着テープの片割れ８ａを取り付け、図３に示したように、ケース３の裏部材３ｂに縦長形状とした面接着テープの片割れ８ｂを取り付けると共に、この片割れ８ｂの真上にベルト１の通し部９を設けている。前記位置調節用接続部材８により、ベルト１へのケース３の取り付け位置を簡単に調節することができる。また、前記通し部９により、ケース３がベルト１から抜け落ちることもない。なお、前記面接着テープに代えて、ホック（図示せず）等を用いることもできる。

【００１９】

【考案の効果】

この考案の携帯電話機用保持具は、以上のように構成されているので、次に示すような効果を有する。

【００２０】先ず、ケース３を使用者の脇の下から側胴部に配置することができるので、上着の下に隠くせば、あまり膨らむこともなく目立たないと共に邪魔にならないものとなる。

【００２１】さらに、使用者の身体への取付位置を調節できると共に調節幅も大きくしかも落下することもないので、都合の良い位置に簡単に調節することができ、非常に使用し易いものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の携帯電話機用保持具の使用状態を示
す説明図である。

【図２】この考案の携帯電話機用保持具の主要部を示す
説明図である。

【図３】この考案の携帯電話機用保持具のケースの後方
斜視図である。

【符号の説明】

１ベルト２携帯電話機３ケース３ｂ裏部材４ズボン用ベルト８位置調節用接続部材９通し部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ベルト（１）の略中央部を使用者の肩に
配し、ベルト（１）の両端部を使用者のズボン胴部
（４）の前後に着脱自在に連結することにより、使用者
の肩部にタスキ掛けにしたベルト（１）の前方におい
て、携帯電話機（２）を挿脱自在に収容するケース
（３）を縦方向に装着し、しかも前記ベルト（１）とケ
ース（３）に間にケース（３）の位置調節用接続部材
（８）を設けたことを特徴とする携帯電話機用保持具。
【請求項２】前記ベルト（１）の少なくとも一部を伸
縮性部材としたことを特徴とする請求項１記載の携帯電
話機用保持具。
【請求項３】前記ケース（３）の裏部材（３ｂ）にベ
ルト（１）の通し部（９）を設けたことを特徴とする請
求項１記載の携帯電話機用保持具。