JP3001682U - 生体情報測定装置 - Google Patents

生体情報測定装置

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JP3001682U
JP3001682U JP1994000148U JP14894U JP3001682U JP 3001682 U JP3001682 U JP 3001682U JP 1994000148 U JP1994000148 U JP 1994000148U JP 14894 U JP14894 U JP 14894U JP 3001682 U JP3001682 U JP 3001682U
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敏彦 小椋
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日本コーリン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体情報の出力時に同時に出力するコメント
等の変更が簡単な生体情報測定装置を提供する。 【構成】 コメント記憶領域90に記憶されているコメ
ントが、生体情報記憶領域88に記憶されている生体情
報と共にプリンタ26によって出力される一方、そのコ
メントは、磁気カード読取装置74によってコメントカ
ードである磁気カード76から読み出させるという簡単
な操作でコメント記憶領域90に記憶されるため、コメ
ントの変更を簡単に行うことが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は生体情報測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
血圧値、脈拍数、呼吸数、血液酸素飽和度、呼気ガス濃度等の生体情報を自動 的に測定して測定値を記憶する生体情報測定装置が知られている。例えば、特公 昭57−25216号の明細書に記載された自動血圧測定装置がそれである。こ の自動血圧測定装置は、予め特定の生体を示すID信号が記憶されたカードを差 し入れると共に、腕を差し込んで起動釦操作をするだけで簡単に血圧測定値が得 られるので、各個人が健康管理に役立てることができる。そのため、上記自動血 圧測定装置は、病院のみならず、銀行、生命保険会社、証券会社或いはアスレチ ッククラブ等に設置され、顧客サービスの一つとしても利用されている。
【0003】 そして、上記生体情報測定装置の一種として、生体情報測定手段により測定さ れた生体情報を記憶する生体情報記憶手段を設け、その生体情報記憶手段に記憶 されたデータから、測定時の生体情報と併せてそれまでの生体情報の経時的変化 を示すデータを、生体情報測定操作時或いは適宜の操作において入力されたID コードに応じて出力するようにした生体情報測定装置が考えられる。
【0004】
【考案が解決すべき課題】
ところで、上記のような生体情報測定装置を顧客サービスの一つとして利用す る場合には、生体情報の出力時に、サービスの差別化の目的でミニ知識や標語、 俳句等の簡単なコメント等を同時に出力することが考えられ、差別化の効果を高 めるためには、上記コメント等を頻繁に変更する方が好ましい。このため、この コメント等の変更が簡単な装置の実現が望まれていた。
【0005】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところ は、上記のコメントの変更が簡単な生体情報測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】 かかる目的を達成するための第1考案の要旨とするところは、生体情報を測定 する生体情報測定手段と、その生体情報測定手段により測定された生体情報を逐 次記憶する生体情報記憶手段とを備え、その生体情報記憶手段に逐次記憶された 生体情報を出力する生体情報測定装置であって、(a) 複数種類のコメントがそれ ぞれ記憶された複数のカードの内から選択された所定のカードの記憶内容を読み 出すカード読取装置と、(b) そのカード読取装置によって読み出されたコメント を記憶するコメント記憶手段と、(c) 前記生体情報と共にそのコメント記憶手段 に記憶されているコメントを出力する情報出力手段とを含むことにある。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】 また、上記の目的を達成するための第2考案の要旨とするところは、生体情報 を測定する生体情報測定手段と、その生体情報測定手段により測定された生体情 報を逐次記憶する生体情報記憶手段とを備え、その生体情報記憶手段に逐次記憶 された生体情報を出力する生体情報測定装置であって、(a) 複数種類のコメント が記憶された記録媒体の記憶内容を読み出す記録媒体読取装置と、(b) その記録 媒体読取装置によって記録媒体から読み出された複数種類のコメントの内から所 定のコメントを選択するコメント選択手段と、(c) そのコメント選択手段によっ て選択された所定のコメントを記憶するコメント記憶手段と、(d) 前記生体情報 と共にそのコメント記憶手段に記憶されているコメントを出力する情報出力手段 とを含むことにある。
【0008】
【作用および第1および第2考案の効果】 このようにすれば、コメント記憶手段によって記憶されているコメントが生体 情報記憶手段によって記憶されている生体情報と共に出力される一方、そのコメ ントは、複数のカードの内から選択された所定のカードに記憶されたコメントを カード読取装置によって読み出すか、或いはカードまたは記録媒体に記憶された 複数種類のコメントの内からカード読取装置または記録媒体読取装置によって所 定のコメントを選択的に読み出すという簡単な操作でコメント記憶手段に記憶さ れるため、コメントの変更を簡単に行うことが可能である。
【0009】 好適には、前記カード読取装置または記録媒体読取装置は、(a) 挿入されたカ ードまたは記録媒体のID信号をも読み取るものであり、前記生体情報測定装置 は、(b) 前記測定された生体情報に関連付けて測定日時或いは測定者名等の管理 情報を逐次記憶する管理情報記憶手段と、(c) 前記カード読取装置または記録媒 体読取装置により読み取られたID信号が予め定められた管理者のIDであるか 否かを判定する判定手段と、(d) その判定手段によって読み取られたID信号が 管理者のものであると判定された場合には、前記管理情報を読み出す管理情報読 出手段と、(e) その管理情報読出手段により読み出された管理情報を出力する管 理情報出力手段とを含む。
【0010】 このようにすれば、生体情報が測定された際には、測定日時或いは測定者名等 の管理情報が生体情報に関連付けて、その生体情報と共に逐次記憶される一方、 カード読取装置または記録媒体読取装置によって読み取られたID信号が予め定 められた管理者のIDであると判定された場合には、管理情報が出力される。そ のため、生体情報測定装置の利用状況を容易に知ることが可能である。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本考案の 一実施例の自動血圧測定装置8を示す斜視図である。図において、箱体10には 、被測定者の腕12を差し込むための貫通穴14が設けられており、その貫通穴 14内には、袋状の可撓性布およびゴム袋から成るカフ16を内周面に備えて円 筒状に保持されたベルト18が配設されている。箱体10の操作パネル20には 、起動スイッチ22、停止スイッチ24、プリンタ26、カード挿入口28等が 配設され、表示パネル30には、最高血圧表示器32、最低血圧表示器34、脈 拍数表示器36、時刻表示器38がそれぞれ配設されている。また、箱体10の 側面には音声出力のためのスピーカ40が設けられている。
【0012】 図3は、上記自動血圧測定装置8の回路構成を説明するブロック線図である。 図において、カフ16は、圧力センサ42、排気制御弁44、および空気ポンプ 46と配管48を介して接続されており、そのカフ16を内周面に備えて円筒状 に巻回されたベルト18の一端は固定され且つ他端は減速機付DCモータ50に より駆動されるドラム52により引き締められるようになっている。圧力センサ 42の出力信号はバンドパスフィルタ54により弁別され、脈拍に同期して発生 するカフの圧力振動である脈波信号SMが演算制御回路56のA/D変換器58 に供給される。また、圧力センサ42の出力信号はローパスフィルタ60により 弁別され、カフ16の静圧を表すカフ圧信号SKが演算制御回路56のA/D変 換器58に供給される。
【0013】 上記演算制御回路56は、バス61で接続されたCPU62、ROM64、R AM66、入力インターフェース回路68、出力インターフェース回路70等を 備えたマイクロコンピュータである。CPU62は、RAM66の一時記憶機能 を利用しつつ予めROM64に記憶された手順に従って入力信号を処理して駆動 信号や表示信号等を出力する。すなわち、血圧測定に際しては、CPU62は、 減速機付DCモータ50および空気ポンプ46を順次駆動させると共に、排気制 御弁44を駆動する一方、脈波信号SMおよびカフ圧信号SKに基づいて血圧値 を決定し、その血圧値を表示器32および34に表示させると同時に、プリンタ 26に印字させる。また、CPU62は、磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性 半導体メモリ等の記憶装置86と接続されており、記憶装置86の評価メッセー ジ記憶領域87に血圧値或いはその変化状態に対応して予め記憶された複数種類 の評価メッセージを音声駆動回路77を介してスピーカ40から出力させ、コメ ント記憶領域90に予め記憶された複数種類のミニ知識或いは標語、俳句等の簡 単なコメント等を、プリンタ26に印字させて表示させる。この記憶装置86に は、生体情報を記憶するための生体情報記憶領域88およびID信号を登録する ためのID記憶領域89が設けられており、その生体情報記憶領域88に前回の 血圧値が記憶されている場合には、CPU62は測定された血圧値と共に、血圧 値のトレンドグラフをプリンタ26に印字させて表示させる。
【0014】 そして、前記自動血圧測定装置8は例えば銀行の店内に配置され、上記演算制 御回路56は、通信用インターフェース80を介して銀行のホストコンピュータ 82とデータの授受を行うことが可能とされている。このホストコンピュータ8 2は、例えば顧客の住所、年齢、性別、口座の種類、残高、自動振込先口座、自 動入金先口座等、預金口座を有する顧客に関する複数種類の関連情報を記憶して いる。
【0015】 図1は、上記演算制御回路56の制御機能を説明する機能ブロック線図である 。図において、生体情報測定手段84により測定された生体情報は生体情報記憶 手段として機能する記憶装置86の生体情報記憶領域88に逐次記憶され、生体 情報読出手段92により、前回までにその生体情報記憶領域88に記憶された生 体情報と共に読み出される一方、カード読取装置74により磁気カード76から 読み取られてコメント記憶手段として機能するコメント記憶領域90に記憶され ているコメントが、コメント読出手段94によって読み出されて、情報出力手段 として機能するプリンタ26により生体情報とコメントとが出力される。
【0016】 以下、上記演算制御回路56の作動の要部をフローチャートに従って説明する 。
【0017】 図4のステップS1では、カード読取装置74のカード挿入口28への磁気カ ード76の挿入や、図示しないメインSWの投入等により、操作が開始されたか 否かが判断される。このステップS1の判断が否定された場合には待機させられ るが、肯定された場合にはステップS2において磁気カード76或いは図示しな いキーボード等のID入力手段によってID信号が入力される。
【0018】 続くステップS3では、入力されたID信号が記憶装置86の記憶領域に予め 登録されたものであるか否かが判断される。このステップS3の判断が否定され た場合は、ステップS4において予め定められた登録ルーチンに従ってIDの登 録操作が行われた後に、ステップS3の判断が肯定された場合は直ちに、ステッ プS5に進む。ステップS5においては、血圧測定のための起動スイッチ22が 操作されたか否かが判断され、この判断が否定されると肯定されるまで待機させ られる。ステップS5の判断が肯定されると、ステップS6において血圧測定ル ーチンが実行され、最高血圧値、最低血圧値、平均血圧値、脈拍数等が測定され る。この血圧測定ルーチンでは、予め定められた手順にしたがってカフ16が自 動的に昇圧させられ、このカフの降圧過程においてはよく知られたオシロメトリ ック法に従って血圧値が決定される。例えば、採取された脈波の大きさの変化に 基づいて最高血圧値、最低血圧値が決定され、その脈波の最大振幅時のカフ圧が 平均血圧値として決定される。
【0019】 次いでステップS7では、測定された上記最高血圧値、最低血圧値、平均血圧 値、脈拍数と測定日時とが生体情報記憶領域88に記憶されると共に最高血圧表 示器32、最低血圧表示器34、脈拍数表示器36にそれぞれ表示される。続く ステップS8では、生体情報記憶領域88およびコメント記憶領域90にそれぞ れ記憶されている生体情報およびコメント等が読み出され、ステップS9におい て、測定日時、血圧値、および脈拍数のリスト100、血圧値トレンドグラフ1 02、脈拍数トレンドグラフ104、コメント106が、図5に例示するように 記録紙96に印字出力される。すなわち、本実施例においては、生体情報および コメント106は、同時に同じ出力媒体から出力される。なお、血圧値トレンド グラフ102では、最高血圧値および最低血圧値を上端および下端に示すバーが 測定日を表す横軸上において表示され、脈拍数トレンドグラフ104では、○に より脈拍数が測定日を表す横軸上において表示されるようになっている。
【0020】 上記コメント106は、例えば図6に示すフローチャートに従って磁気カード 76等のコメントカードから読み出されて自動血圧測定装置8に記憶される。な お、コメントカードは、例えばJISX6301およびJISX6302に規定 されている磁気カードであって、裏面或いは表面に1トラック乃至2トラックの 情報記録領域を備えており、ミニ知識や標語、俳句等の簡単なコメント106が 一つその情報記録領域に記録されていると共に、一面にはカードの識別のために そのコメント106が印刷されている。このコメントカードは、複数種類のコメ ントがそれぞれ一つ記録されたものが複数用意されており、その複数種類のカー ドの内から選択された一枚のカードが用いられる。ステップSA1では、カード 読取装置74の磁気カード挿入口28へ磁気カード76が挿入されたか否かが判 断される。このステップSA1の判断が否定された場合は、磁気カード76が挿 入されるまで待機させられるが、肯定された場合にはステップSA2において磁 気カード76に記録されたIDが読み込まれる。
【0021】 続くステップSA3では、読み込まれたID信号がコメントカードのものであ るか否かが判断される。このステップSA3の判断が否定された場合には本ルー チンが終了させられるが、肯定された場合にはステップSA4に進み、コメント カードから記録紙96に表示されるコメント106が読み出され、コメント記憶 手段に対応するステップSA5においてコメント記憶領域90に記憶される。
【0022】 上述のように、本実施例によれば、コメント記憶手段(ステップSA5)によ ってコメント記憶領域90に記憶されているコメント106が、生体情報記憶領 域に記憶されている生体情報と共にプリンタ26によって出力される一方、その コメント106は、複数種類のコメントがそれぞれ一つ記録されたコメントカー ドとしての複数種類の磁気カード76の内から一枚を選択し、磁気カード読取装 置74によってコメントカードである磁気カード76から読み出させるという簡 単な操作でコメント記憶領域90に記憶されるため、コメント106の変更を簡 単に行うことが可能である。
【0023】 なお、上述の実施例においては、コメントカードとして一つのコメントが記録 された磁気カード76を用いたが、一枚に複数種類のコメントが記録されたコメ ントカードを用いることも可能である。コメントカードとして例えば複数種類の コメントが記録されたICカード108が用いられる場合には、図7(a)(b)に示 すように、そのコメントを読み取るための専用のカード読取装置110が自動血 圧測定装置8或いはホストコンピュータ82に備えられる。カード読取装置11 0は、入力インターフェース112、およびバス61或いはバス114を介して 接続されており、ホストコンピュータ82に備えられた場合には通信用インター フェース80を介して自動血圧測定装置8にコメント106が送られ、コメント 記憶領域90に記憶される。なお、本実施例においては、上記ICカード108 が記録媒体に、カード読取装置110が記録媒体読取装置にそれぞれ相当する。
【0024】 上記ようなカード読取装置110を備えた自動血圧測定装置8では、前述の図 6に示すコメント記憶ルーチンにおいて、図8に示すようにステップSA3に代 えてステップSA6が実行されて、複数種類のコメントから生体情報と共に出力 するコメント106が一つ選択され、ステップSA4において読み出されてステ ップSA5においてコメント記憶領域90に記憶される。上記ステップSA6に おいては、例えば、複数種類のコメントを日付と対応してICカード108に記 録しておき、コメント記憶操作が行われた日付に対応するコメント106を自動 的に読み出させる方法や、コメントの読み出し順序を予め設定しておき、その順 序に従って前回までに読み出されていないコメント106を読み出させる方法等 によって、コメント記憶操作によって異なるコメント106が自動的に選択され る。
【0025】 本実施例においても、コメント記憶手段(ステップSA5)によってコメント 記憶領域90に記憶されているコメント106が、生体情報記憶領域に記憶され ている生体情報と共にプリンタ26によって出力される一方、そのコメント10 6は、複数種類のコメント106等が記録されたコメントカードとしてのICカ ード108からカード読取装置110によって読み出させるという簡単な操作で コメント記憶領域90に記憶されるため、コメント106の変更を簡単に行うこ とが可能である。
【0026】 また、本実施例によれば、ICカード108内に複数種類のコメントが記録さ れており、コメント106の選択はICカード108内で定められた順序に従っ て自動的に行われる。そのため、コメント106の記憶操作に際しては、カード 読取装置108のカード挿入口にICカード108を挿入するだけの操作で良い ため、コメント106の変更が一層簡単であり、また、コメント記憶操作におい てコメントカードを選択する手間を要しない。
【0027】 なお、前述のように、生体情報が測定されて生体情報記憶領域88に記憶され る際には、利用日時等の管理情報が生体情報の一部としてその生体情報記憶領域 88に記憶される。したがって、自動血圧測定装置8において演算制御回路56 の制御機能を変更することにより、例えば専用の管理者カード等を用いてその管 理情報を独立して取り出すことが可能である。図9は、その場合の演算制御回路 56による制御機能を説明する機能ブロック線図である。磁気カード読取装置7 4によって磁気カード76のID信号が読み込まれると、判定手段116によっ てその磁気カード76の種別が判定され、その種別に応じて生体情報の測定・出 力、コメント106の記憶、或いは管理情報読出手段118による生体情報から の管理情報の読み出しおよび出力が行われる。なお、上記の説明から明らかなよ うに、本実施例においては、生体情報記憶領域88が管理情報記憶手段を兼ねて いる。以下に、本実施例における上記演算制御回路56の作動の要部を図10に 示すフローチャートに従って説明する。
【0028】 ステップSB1およびSB2については前述の図6のコメント記憶ルーチンの ステップSA1およびSA2と同様である。ステップSB3においては、読み込 まれたIDの種別が判断される。そのIDが顧客を示すものであった場合には、 ステップSB5に進み、前述の図4の生体情報測定・出力ルーチンのステップS 3乃至S9が実行される。この場合、ステップS2のID入力はステップSB2 における磁気カード76からのID信号の読み込みによって代替される。ステッ プSB3でIDが管理者のものである(すなわち、差し込まれたカードが管理者 カードである)と判断された場合には、管理情報読出手段118に対応するステ ップSB5に進み、毎日の利用者数や顧客毎の利用状況等の管理情報が生体情報 記憶領域88から読み出され、管理情報出力手段に対応するステップSB6にお いて例えば図11に示すように顧客別利用状況リスト122や日別利用者数12 4などがプリンタ26によって印刷される。また、ステップSB3でIDがコメ ントカードのものであると判断された場合には、前述の図6のコメント記憶ルー チンのステップSA4およびSA5と同様なステップSB7およびSB8におい て、コメント106がコメント記憶領域90に記憶される。
【0029】 本実施例においても、前述の実施例と同様に生体情報と共にコメント106が 印刷される一方、そのコメント106は磁気カード76をカード読取装置74の カード挿入口28に差し込むだけで簡単に変更することが可能である。
【0030】 また、本実施例においては、自動血圧測定装置8が設置されている銀行等の管 理担当者が、顧客毎の利用状況や日毎の利用者数等の管理情報を管理者カードを 差し込むことで容易に得ることが可能である。そのため、一層綿密な顧客管理を 行うことができる。
【0031】 なお、上記の実施例において顧客が磁気カード76を用いる場合には、例えば 、裏面に1トラックの情報記憶領域を備えたクレジットカード、病院の診察カー ドや、表面に1トラックの情報記録領域を備えた銀行キャッシュカード、裏面に 2トラックの情報記録領域を備えた血圧測定用健康管理カード等を利用すること ができる。上記キャッシュカードには、社名コード、支店コード、口座コード、 口座番号等が記憶されており、例えば社名コード、口座コード、および口座番号 が本人を示すID信号として用いられる。また、上記血圧測定用カードには、社 名コード、フォーマット実行日時、フォーマット時の通し番号等が記憶されてお り、例えばフォーマット実行日時およびフォーマット時の通し番号が本人を示す ID信号として用いられる。
【0032】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 においても適用される。
【0033】 例えば、前述の実施例においてコメントカードとして複数種類のコメントが記 録されたICカード108が用いられた場合には、生体情報と共に出力される一 つのコメント106がその複数種類のコメントから自動的に選択されたが、この コメントの選択は、図示しないキーボード操作に従って任意のコメント106を 読み出させる方法によっても良い。
【0034】 また、前述の実施例においては、複数種類のコメントが記録された記録媒体と してICカード108が用いられ、記録媒体読取装置としてカード読取装置11 0が用いられたが、記録媒体としてはCD、磁気ディスク或いは光磁気ディスク 等のディスクや、磁気テープ等も用いられ得、記録媒体読取装置としてはそれぞ れの記録媒体に応じた読取装置が用いられる。その場合には、図8に示した実施 例においてステップSA1およびSA2の「カード差込」および「カード読取」 に代えて「記録媒体のセット」および「記録媒体の読取」が実行される。
【0035】 また、前述の実施例においては、ミニ知識等のコメント106は生体情報と共 にプリンタ26によって印刷されていたが、その他の出力形態をとっても良い。 例えば、スピーカ40による音声出力とされても良いし、或いは表示パネル30 に液晶、LED等の表示盤を設けて表示させても良い。すなわち、生体情報の出 力とコメント106の出力は必ずしも同じ媒体によらなくとも良く、同時に或い は一連の生体情報測定・出力ルーチンの中で同一の生体に対して出力されれば、 別々の出力手段によっても良いのである。
【0036】 また、管理者カードにより出力される管理情報は、前述の実施例で説明したよ うに生体情報の一部として生体情報記憶領域88に記憶させる他、記憶装置86 内に管理情報記憶領域を設け、管理情報を顧客毎の生体情報とリンクさせてその 管理情報記憶領域に記憶させても良い。
【0037】 また、前述の実施例においては、磁気カード読取装置74が自動血圧測定装置 8のみに備えられていたが、図7(b) に示すカード読取装置110のようにホス トコンピュータ82にも磁気カード読取装置74を備え、コメントカード或いは 管理者カードはホストコンピュータ82に備えられた磁気カード読取装置74に 挿入するようにしても良い。
【0038】 また、自動血圧測定装置8内に備えられた記憶装置86の記憶容量を充分に確 保できない場合には、例えばホストコンピュータ82に備えられた他の記憶装置 に顧客のIDや生体情報等を記憶しておいても良い。その場合に、図4の生体情 報測定・出力ルーチンでは、例えばステップS2の次に「ホストコンピュータへ 送信」とのステップを加えて、入力されたID信号をホストコンピュータ82へ 送信してステップS3の判定をそのホストコンピュータ82に行わせ、或いはス テップS7およびS8の生体情報の記憶・読出をホストコンピュータ82に対し て行わせるようにすれば良い。また、図10のルーチンでは、ステップSB4の 前に「ホストコンピュータへ送信」とのステップを加えて、ステップSB3にお いて顧客IDと判断された場合はそのID信号をホストコンピュータ82へ送信 してステップSB4を実行し、或いは、ステップSB3において管理者IDと判 断された場合は管理情報をホストコンピュータ82から読み出すようにすれば良 い。
【0039】 また、記憶装置86の評価メッセージ記憶領域87に記憶された血圧値或いは その変化状態に対応する評価メッセージや、ホストコンピュータ82から送信さ れるID信号に対応する顧客の関連情報、例えばその顧客に有用な定期預金の満 期の案内、顧客に応じた新商品の案内等の情報等を、生体情報、コメント106 と共にプリンタ26によって印刷するようにしても良い。
【0040】 また、管理者カード或いは顧客の用いるカードとして、磁気的にではなく機械 的にID信号が記録されたカードや電気的にID信号が記録されたICカードが 用いられても良い。
【0041】 また、前述の実施例では、生体情報測定装置として自動血圧測定装置8が用い られていたが、例えば体重、身長、体脂肪率測定装置や動脈硬化度測定装置等の 他の生体情報測定装置であってもよいのである。
【0042】 また、前述の実施例では、自動血圧測定装置8が銀行の店頭に配置された場合 が説明されていたが、郵便局、生命保険会社、証券会社、アスレチッククラブ等 の他の場所に配置されても差支えない。
【0043】 なお、上述したのはあくまでも本考案の一実施例であり、本考案はその主旨を 逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の自動血圧測定装置の演算制御回路の制御
機能を説明する機能ブロック線図である。
【図2】本考案の一例の自動血圧測定装置を示す斜視図
である。
【図3】図2の自動血圧測定装置の構成を説明するブロ
ック線図である。
【図4】図3の自動血圧測定装置の演算制御回路の作動
を説明するフローチャートである。
【図5】図3の制御作動の結果出力された記録紙の印字
状態を説明する図である。
【図6】図2の自動血圧測定装置にコメントを記憶させ
る作動を説明するフローチャートである。
【図7】複数種類のコメントが記録されたカードが用い
られる装置を説明する図であって、図3の一部に対応す
る図である。
【図8】図7の装置におけるコメントを記憶させる作動
を説明するフローチャートであって、図6の一部に対応
する図である。
【図9】図2の自動血圧測定装置の演算制御回路の他の
制御機能を説明する機能ブロック線図である。
【図10】図9の機能ブロック線図に対応する演算制御
回路の作動を説明するフローチャートである。
【図11】図10のフローチャートに従って管理情報が
出力された記録紙の印字状態を説明する図である。
【符号の説明】
8:自動血圧測定装置(生体情報測定装置) 74:磁気カード読取装置(カード読取装置) 76:磁気カード(カード) 84:生体情報測定手段 88:生体情報記憶領域(生体情報記憶手段) 90:コメント記憶領域(コメント記憶手段) 108:ICカード(記録媒体) 110:カード読取装置(記録媒体読取装置) 116:判定手段 118:管理情報読出手段
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報を測定する生体情報測定手段
    と、該生体情報測定手段により測定された生体情報を逐
    次記憶する生体情報記憶手段とを備え、該生体情報記憶
    手段に逐次記憶された生体情報を出力する生体情報測定
    装置であって、 複数種類のコメントがそれぞれ記憶された複数のカード
    の内から選択された所定のカードの記憶内容を読み出す
    カード読取装置と、 該カード読取装置によって読み出されたコメントを記憶
    するコメント記憶手段と、 前記生体情報と共に該コメント記憶手段に記憶されてい
    るコメントを出力する情報出力手段とを含むことを特徴
    とする生体情報測定装置。
  2. 【請求項2】 生体情報を測定する生体情報測定手段
    と、該生体情報測定手段により測定された生体情報を逐
    次記憶する生体情報記憶手段とを備え、該生体情報記憶
    手段に逐次記憶された生体情報を出力する生体情報測定
    装置であって、 複数種類のコメントが記憶された記録媒体の記憶内容を
    読み出す記録媒体読取装置と、 該記録媒体読取装置によって記録媒体から読み出された
    複数種類のコメントの内から所定のコメントを選択する
    コメント選択手段と、 該コメント選択手段によって選択された所定のコメント
    を記憶するコメント記憶手段と、 前記生体情報と共に該コメント記憶手段に記憶されてい
    るコメントを出力する情報出力手段とを含むことを特徴
    とする生体情報測定装置。
  3. 【請求項3】 前記カード読取装置または記録媒体読取
    装置は、挿入されたカードまたは記録媒体のID信号を
    も読み取るものであり、 前記測定された生体情報に関連付けて測定日時或いは測
    定者名等の管理情報を逐次記憶する管理情報記憶手段
    と、 前記カード読取装置または記録媒体読取装置により読み
    取られたID信号が予め定められた管理者のIDである
    か否かを判定する判定手段と、 該判定手段によって読み取られたID信号が管理者のも
    のであると判定された場合には、前記管理情報を読み出
    す管理情報読出手段と、 該管理情報読出手段により読み出された管理情報を出力
    する管理情報出力手段とを含むものである請求項1また
    は2の生体情報測定装置。
  4. 【請求項4】 前記生体情報出力手段は、記録紙に印字
    出力するプリンタである請求項1乃至3の生体情報測定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記生体情報測定手段は、前記生体の血
    圧値を自動的に測定する血圧測定手段である請求項1乃
    至4の生体情報測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017225744A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 日本光電工業株式会社 生体情報表示装置、生体情報表示方法、プログラム及び記憶媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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