JP3001614U - 火災報知器 - Google Patents

火災報知器

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JP3001614U
JP3001614U JP1994002714U JP271494U JP3001614U JP 3001614 U JP3001614 U JP 3001614U JP 1994002714 U JP1994002714 U JP 1994002714U JP 271494 U JP271494 U JP 271494U JP 3001614 U JP3001614 U JP 3001614U
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武雄 青木
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武雄 青木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家屋の内外にワックスで被覆された花火を取
付けておき、火災発生の際に導火線が着火して連続的な
破裂音を発生することで、火の手が大きくなる前に家人
もしくは隣人に火災の発生を報知する。価格が低廉で、
特に尊い人命が失われることの多い放火のような屋外か
ら発生する火災に対して有効な火災報知器を提供する。 【構成】 複数個の破裂音発生型花火3を、少なくとも
一面に開口部2を有する壁面等への取付けが可能な容器
1内に、夫々導火線4が開口部2側に位置するように収
納して、該容器1内に充填したワックス5により各花火
3を一体に固定すると共に、容器開口部2を前記ワック
ス5により遮蔽することで、花火3を雨水による損傷か
ら防いで長期間の耐久性を維持し、火災の発生の際にワ
ックス5が溶解して導火線4が着火することで花火3の
破裂による警報音を発生する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、家屋内もしくは家屋外に簡単に取り付けられ、火災発生の際に、着 火により連続的な破裂音を発生することで火災の発生を報知することのできる簡 易、低廉な火災報知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より各種の火災報知器が知られているが、それらの殆どは家屋内に設置し ておいて、火災発生の際に室内に充満するの煙を感知することで電気的に警報装 置を作動するものである。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
従来の火災報知器は、火災が発生した際の煙を感知することで警報装置を作動 するものであるため、火災が大きくなる前の段階で火災の発生を予知できるとい う利点を有するが、煙感知手段を含む警報装置が電気回路により構成されている ために装置の価格が高く、ビル等の建築物には設けられているが、一般の家庭に 何個でも取付けられるというところまでは普及されていない。
【0004】 また、従来の火災報知器は、煙を感知することで火災の発生を報知するため、 屋内から火災が発生した場合には、室内に充満するの煙を感知することができる が、例えば放火事件のように、屋外から火災が発生した場合には、煙が大気中に 拡散されてしまうために、煙の発生を的確に感知することができないという欠陥 があり、そのため、従来の煙を感知する方式の警報装置は、専ら家屋の内部だけ に設けられるものであって、放火事件のような場合に対処する手段として、家屋 外に設けても、有効に機能しないという火災予防対策の面からきわめて大きな問 題点を有していた。
【0005】 このように、従来の火災報知器では、屋外から発生した火災に対しては適切な 手段がないために、深夜に屋外に放火されるような事件が発生した場合、家人が 火災の発生を知ったときには手の施しようがないえるような状態となり、死亡者 がでるような悲惨な事態となることが多い。このような意味から、屋外に取付け ておくことで、屋外に放火されたような際には、火災の発生をいち早く家人もし くは隣人に報知して、避難を促すことができれば、少なくとも人命が失われると いう悲惨な事態を防ぐことができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来における火災報知器の上記のような問題点を解消し、屋内で発 生する火災はもとより、放火のような屋外で発生した火災の場合でも、火の手が 大きくなる前に家人もしくは隣人に火災の発生を報知して、いち早く避難するこ とがてき、尊い人命が失われること防止できる火災報知器の提供を目的としたも のである。
【0007】 本考案における請求項1の火災報知器は、そのための具体的手段として、夫々 導火線を含む複数個の破裂音発生型花火を、少なくとも一面に開口部を有する壁 面等への取付けが可能な容器内に収納して、該容器内にワックスを充填して前記 の各花火を一体に固定し、容器開口面に前記ワックスによる被覆面を露呈させた ことを特徴とするものである。
【0008】 請求項2の火災報知器は、具体的な構成を例示するものであり、一面が広い開 口部をもつ皿状容器内に、複数個の破裂音発生型花火を載置する棚板を設けて、 前記花火を棚板上に夫々導火線が開口部側に向くようにして並列状に収納し、容 器内に充填したワックスにより夫々の花火が容器内で固定されて、夫々の花火を 被覆固定する前記のワックスの表面が前記皿状容器の開口部に露呈していること を特徴とする。
【0009】 請求項3の火災報知器は、複数個の花火が皿状容器内に接着剤もしくは粘着テ ープ等の固定手段とワックスとにより固定されるようにして収納されていること を特徴とする。
【0010】 請求項4の火災報知器は、別の構成として、一面に開口部をもつ箱状容器内に 、複数個の破裂音発生型花火を束状にまとめて夫々導火線が開口部側に向くよう に収納し、容器内に充填したワックスにより夫々の花火が容器内で固定されて、 夫々の花火を被覆固定する前記のワックスの表面が前記箱状容器の開口部に露呈 していることを特徴とする。
【0011】 請求項5の火災報知器は、複数個の花火が一連の導火線により互いに接続され るようにして容器内に収納されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
この考案に係る火災報知器は、ワックスにより一体に固定された破裂音発生型 の花火を収納した容器を、家屋内もしくは家屋外等の火災が発生し易いと思われ る個所にワックスによる被覆面が外側に向くようにして取付けておくと、通常時 は、花火の外表面が容器とワックスとにより被覆されているので、台所等におけ る水濡れや屋外での雨水による破損や湿気の惧れなく、花火としての機能を長期 間にわたって維持する。
【0013】 容器が家屋内もしくは家屋外に取付けられた状態で、深夜等の家人の気付かな い時に火災が発生した場合には、火炎が容器に接近することで外表面のワックス が溶解して内側の花火が露呈され、更に、火炎が露呈した花火の導火線に着火さ れることで夫々の花火が次々と爆発して連続的な破裂音を発生し、家人に火災の 発生を報知する。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に係る火災報知器を、図面に示した実施例について説明すると、 図1に示すように、この火災報知器の基本的構成は、少なくとも一面に開口部2 を有する壁面等への取付けが可能な容器1と、この容器1内に設けられた夫々導 火線4を含む複数個の破裂音発生型花火3と、これらの花火3を容器1内におい て一体に固定すると共に、花火3を水濡れから保護するためのワックス5とから なっている。
【0015】 図1に示す実施例の火災報知器では、花火3を収納するための容器1が金属、 合成樹脂、陶器等の耐水製素材により、裏面6と上下両面7,8及び左右両面9 ,10とを備えて、表面を広い開口部2とした長方形の皿状容器からなっており 、上下両面7,8もしくは左右両面9,10の外側に容器1を壁面へ固定保持す るための取付け用突片11が設けられている。
【0016】 また、前記容器1内には、一端もしくは両端に導火線4を突出した複数個の前 記破裂音発生型花火3を、前記導火線4の先端が開口部2に向くようにして夫々 の仕切り壁状棚板12の上に載せるようにして収納し、次に、その状態で容器開 口部2より容器1内の全域に溶融ワックス5を充填して、前記花火3の表面がワ ックス5により完全に被覆されるようにして容器1内に埋め込み、ワックス5の 表面を容器1の開口部2に露呈させる。
【0017】 容器1の棚板12上に花火3を収納した後に、該容器1内に溶融ワックス5を 充填すると、各棚板12内における断面円形の花火3の周面にワックス5が付着 することにより、夫々の花火3がワックス5により一体に固定されると共に、ワ ックス5が容器1の内周面に付着して、花火3及びワックス5を容器1内に離脱 する惧れなく固定収納することができる。
【0018】 上記のようにして構成される火災報知器は、図1のような横向きか、もしくは 縦向きの状態で、屋内もしくは屋外の壁面に、容器開口部2のワックス表面が外 側に露呈するようにして取付け用突片11を介して固定される。容器1が図1の ように広い開口面11を有するような皿形の場合には、火災発生の際に炎と接す る面を広くして、夫々の花火3が着火し易い条件を与える。
【0019】 前記容器1には複数個の花火3を収納するための手段として夫々棚板12を設 けたが、収納された花火3は後に充填されるワックス5により容器内に一体的に 固定されるので、必ずしも棚板12は必要でない。しかし、前記の実施例のよう に容器1が広い開口部2をもつ皿状の場合には、棚板12のない容器1内に花火 3をワックス5で固定しただけであると、火災の発生によりワックス5が高熱の 溶解温度を受けた際に、ワックス5が内部まで短時間に溶解して、ワックス5に よる夫々の花火3の固定力が一度に開放されるため、花火3が導火線4に着火さ れる前に容器1外に脱落してしまう惧れが考えられる。
【0020】 このように、棚板を設けない広い開口部2をもつ皿状容器1内に花火3を収納 する場合には、夫々の花火3の一部を接着剤13により固着するか、もしくは粘 着テープ14により固定しておけば、ワックス5の溶解により夫々の花火3の固 定力が一度に開放された場合でも花火3が導火線4に着火される前に容器1外に 脱落することを防ぐことができる。
【0021】 なお、前記のように夫々の花火3を接着剤13もしくは粘着テープ14により 容器1に固定することは、容器1内に棚板がない場合に利用するが、容器1内に 棚板13を設けて、花火3をこれらの棚板12上に載置する場合に利用してもよ い、容器1内に前記棚板12を設けることは、花火3を容器1内に着火し易いよ うに正しく配置することができ、かつ、容器1とワックス5との付着面積を増大 させて、容器内に対するワックスの付着性を良好にするので好ましい。
【0022】 一方、容器1の形状としては、図5に示すように、奥行きのある箱形の形状と して、複数個の花火3を束状にまとめて開口部2より内部に収納し、該容器1内 に開口部2よりワックス5を充填して花火3を固定するようにしてもよく、この ような実施例の場合には容器1内に棚板を必要としない。なお、この場合も花火 3を夫々導火線4が夫々に容器1の開口面2側に向くようにして容器1内に収納 する。
【0023】 前記の各実施例では、複数個の花火3を夫々導火線4が別々に容器開口部2側 に向くようにして容器1内に収納したが、導火線4が別々に突出していると、一 部の導火線4に着火しないことも考えられるので、図6のように、夫々の花火3 の導火線4を接続導火線15により一連の連続導火線16に接続し、この連続導 火線16には複数個の口火導火線17を突出させて、この連続導火線16の口火 導火線17が容器開口部2側に配置するようにして容器1内に収納し、その上に ワックス5を充填するようにしてもよい。
【0024】
【効果】
本考案に係る火災報知器は、複数個の破裂音発生型花火と、これらの花火を収 納する容器と、容器内に花火を固定するためのワックスという、きわめて価格の 低廉な素材により構成することができ、しかも夫々の花火が表面の開口された容 器内にワックスにより固定されるように収納されるので、容器が花火を壁面に的 確に保持すると共に、容器とワックスが流し水や雨水による湿気を的確に防いで 、花火としての機能を長期間にわたって維持することがでる。
【0025】 また、従来では放火による火災には適切な対応策がなかったのに対して、この 火災報知器では、屋内の台所のような火災が発生し易い場所に取付けられるのみ ならず、屋外の板壁等放火された場合に火災が発生し易い場所に複数個取付けて おくことができるので、放火による火災が発生した場合に、炎がこの容器に接す ることで熱により容器開口部のワックスが溶解して導火線が着火し、夫々の花火 が次々に破裂して大きな破裂音を連続的に発生するので、火災が未だ大きくなる 前に家人を眠りから覚まして火災の発生を知らせていち早く避難させることがで き、尊い人命が失われるという悲惨な事故を的確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るボ火災報知器の構造を示す一部欠
切斜視図。
【図2】図1のA−A線における断面図。
【図3】図1の別の実施例における一部欠切斜視図。
【図4】更に別の実施例の構成を示す断面図。
【図5】更に別の実施例の構成を示す一部欠切斜視図。
【図6】導火線の別の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
1:容器 2:開口部 3:花火 4:導火線 5:ワックス 6:容器裏面 7,8:容器上下面 9,10:容器左
右面 11:取付け用突片 12:棚板 13:接着剤 14:粘着テープ 15:接続導火線 16:連続導火線 17:口火導火線

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々導火線を含む複数個の破裂音発生型
    花火を、少なくとも一面に開口部を有する壁面等への取
    付けが可能な容器内に収納して、該容器内にワックスを
    充填して前記の各花火を一体に固定し、容器開口面に前
    記ワックスによる被覆面を露呈させたことを特徴とする
    火災報知器。
  2. 【請求項2】 一面が広い開口部をもつ皿状容器内に、
    複数個の破裂音発生型花火を載置する棚板を設けて、前
    記花火を棚板上に夫々導火線が開口部側に向くようにし
    て並列状に収納し、容器内に充填したワックスにより夫
    々の花火が容器内で固定されて、夫々の花火を被覆固定
    する前記のワックスの表面が前記皿状容器の開口部に露
    呈している請求項1の火災報知器。
  3. 【請求項3】 複数個の花火が皿状容器内に接着剤もし
    くは粘着テープ等の固定手段とワックスとにより固定さ
    れるようにして収納されている請求項1又は2の火災報
    知器。
  4. 【請求項4】 一面に開口部をもつ箱状容器内に、複数
    個の破裂音発生型花火を束状にまとめて夫々導火線が開
    口部側に向くように収納し、容器内に充填したワックス
    により夫々の花火が容器内で固定されて、夫々の花火を
    被覆固定する前記のワックスの表面が前記箱状容器の開
    口部に露呈している請求項1の火災報知器。
  5. 【請求項5】 複数個の花火が一連の導火線により互い
    に接続されるようにして容器内に収納されている請求項
    1乃至4のいずれかに記載の火災報知器。
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