JP3001526B1 - 割り込み処理回路及び割り込みデバッグ方法 - Google Patents

割り込み処理回路及び割り込みデバッグ方法

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JP3001526B1
JP3001526B1 JP10262793A JP26279398A JP3001526B1 JP 3001526 B1 JP3001526 B1 JP 3001526B1 JP 10262793 A JP10262793 A JP 10262793A JP 26279398 A JP26279398 A JP 26279398A JP 3001526 B1 JP3001526 B1 JP 3001526B1
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修二 高橋
友喜 綾部
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 プログラムの割り込み処理を実行してデバッ
グを行うに際し、開発期間を短縮するとともに、プログ
ラムの変更を必要としないこと。 【解決手段】 外部及び内蔵I/Oからの割り込み要求
を受け付ける割り込み入力回路10と、割り込み要求を
選択する割り込み選択回路11と、その割り込み要求
と、割り込み発生回路15からの割り込み要求とを選択
するセレクタ12と、セレクタ12で選択した割り込み
要求に基づいて割り込み処理を行う割り込み制御回路1
3と、割り込み制御回路13の出力からハンドラアドレ
スを生成してCPUへ通知するハンドラアドレス生成回
路18と、割り込み発生の有無、条件などの設定を行う
各種レジスタ16,17,19とを備える。割り込み処
理回路の内部で疑似的な割り込みを発生し、この擬似的
な割り込みによって当該割り込み処理を含むプログラム
のデバッグが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロコンピュー
タに設けられる割り込み処理回路に関し、特に割り込み
処理におけるデバッグを可能とした割り込み処理回路と
割り込みデバッグ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータにおいては、使用
するプログラムのデバッグとして、当該プログラムに含
まれる割り込み処理のデバッグを行うことが要求され
る。特に、近年のマイクロコンピュータの性能、機能向
上はめざましく、割り込み要因の増加/多様化が進んで
いる。この割り込み要因としては、外部からの割り込み
要求(INT入力)、内蔵I/Oからの割り込み要求、
専用命令実行による例外処理などがある。そのため、マ
イクロコンピュータにプログラムを組み込む際には、割
り込み処理がキーアイテムとなり、システムの高性能
化、高機能化や開発TAT(応答時間)の短縮が要求さ
れる現状における開発期間増大の一因となっていた。
【0003】従来のこの種の割り込み処理のデバッグを
行うためのデバッグ回路とそのデバッグ方法について説
明する。図7は従来のデバッグ回路のブロック図であ
り、外部および内蔵I/Oからの割り込み要求を受け付
ける割り込み入力回路10と、前記割り込み入力回路1
0からの出力を選択する割り込み選択回路11と、前記
割り込み選択回路11からの出力から割り込み処理を行
う割り込み制御回路13と、前記割り込み制御回路13
からの出力から図外のCPUに対する割り込み制御を行
う割り込み要求回路14と、前記割り込み制御回路13
からの出力からハンドラアドレスを生成して前記CPU
へ通知するハンドラアドレス生成回路18と、割り込み
の条件などの設定を行うマスクレジスタ16と、制御レ
ジスタ17から構成されている。
【0004】このようなデバッグ回路を備えるマイクロ
コンピュータにおける、外部からの割り込み要求(IN
T0)に対応した割り込み処理に関するプログラムのデ
バッグを行う場合の動作について説明する。図8を参照
すると、最初に、メインルーチンの初期化作業を行う。
具体的には、制御レジスタ17で割り込みレベル、サン
プリングなどの割り込み条件の設定を行う。次に、外部
からの割り込み要求INT0信号が割り込み入力回路1
0に入力されると、割り込み入力回路10は前記INT
0信号を割り込み要求として受け付け、割り込み選択回
路11に出力する。前記割り込み選択回路11は前記I
NT0信号が入力されると、レベル0の割り込み要求と
して、割り込み制御回路13に出力する。前記割り込み
制御回路13は、他の割り込み入力やマスクレジスタ1
6の状態から有効な割り込み入力の選択を行う。そし
て、前記割り込み制御回路13がレベル0の割り込みを
受け付けると、有効な割り込み入力があることを割り込
み要求回路14に通知する。
【0005】割り込み要求回路14は、その入力がアク
ティブになると、CPUに対する割り込み要求信号IN
TRQ信号を出力する。また、前記割り込み要求回路1
4は、CPUからの割り込み許可信号INTAK信号が
アクティブになると、レベル0に対する割り込みが許可
されたことを割り込み制御回路13に通知して、実際の
割り込み処理を開始させる。具体的には、前記割り込み
制御回路13がハンドラアドレス生成回路18にレベル
0の割り込みが選択されたことを通知して、ハンドラテ
ーブル上にハンドラアドレス(10000H:INT
0)を生成させ、CPUに出力させる。CPUは、前記
ハンドラアドレスが入力されると、メインルーチンの処
理を中断して前記ハンドラアドレスからの命令の実行を
開始し、すなわち割り込み処理を実行し、当該割り込み
処理のデバッグを実行する。一連の割り込み処理が終了
すると、メインルーチンに復帰して、割り込み前の処理
を再開する。
【0006】以上のように、割り込み処理に関するプロ
グラムのデバッグは外部割り込み入力よる方法が一般的
であるが、図9に示すような専用命令(Trap命令)
の実行よる例外処理(ソフト割り込み)でも実現可能で
ある。この専用命令による疑似割り込みの動作は次のと
おりである。メイン・ルーチンの中に直接Trap命令
を記述しておき、前記命令の実行による例外処理を疑似
割り込みとして処理することにより、プログラムのデバ
ッグを行う。具体的には、メインルーチンでTrap命
令が実行されると、CPUは例外が発生したことを認識
して、メインルーチンの処理を中断し、ハンドラテーブ
ル上のハンドラアドレス(11000H)からの例外処
理を開始する。ここで、例外処理のプログラム中に外部
割り込みINT0の割り込み処理の開始番地への分岐命
令を記述しておくことで、あたかもINT0の外部割り
込みが入力されたような処理を行うことが可能となる。
一連の例外処理、割り込み処理が終了すると、メインル
ーチンに復帰して処理を再開する。これにより、INT
0の外部割り込みが実際に入力されなくても、専用命令
実行による例外処理(疑似割り込み)でプログラムのデ
バッグが可能となる。なお、このような手法によるデバ
ッグを行う技術として、特開平1−159743号公報
に記載の技術がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明した従来の
デバッグ回路及びデバッグ方法において、前者の技術で
は、外部からの割り込み入力(INT0)が必要とされ
るため、図10(a)に示すようなターゲットボードを
開発し、実際のシステム仕様に対応した割り込み要求を
外部回路で生成し、マイクロコンピュータに入力する構
成がとられていた。また、図10(b)に示すようなマ
イクロコンピュータシステム(汎用ボード+拡張ボー
ド)のように、マイクロコンピュータ、汎用回路、拡張
バスなどで構成された汎用ボードと、システム仕様に対
応した拡張ボードを開発し、相互接続することで、マイ
クロコンピュータに対する割り込み要求の通知を行って
いた。このため、従来の方法における第1の問題点とし
て、ターゲットボード入手時期までプログラムのデバッ
グを行うことができないという問題が生じる。また、汎
用ボードを使用した場合でも、追加の拡張ボードの開発
で、工数増、費用増となってしまうという問題も生じ
る。
【0008】また、後者の技術では、第2の問題点とし
て、プログラム変更工数の増大という問題と、デバッグ
環境が実際の動作環境と異なるという問題が生じる。そ
の理由は、専用命令を使用した従来の方法では、プログ
ラム中に専用命令を記述しなければならず、また、割り
込み処理の多重化が必要になるなどプログラムが煩雑に
なってしまうことである。また、専用命令の実行による
デバッグでは、マイクロコンピュータのCPUの命令実
行とは非同期で発生する割り込み本来の事象を実現する
ことができないため、時系列的なデバッグを行うことが
できないからである。
【0009】本発明の目的は、以上の問題点を解決し
て、開発期間を短縮するとともに、プログラムの変更を
必要としない割り込み処理回路と割り込みデバッグ方法
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は割り込み要求を
受けて、当該割り込みアドレスを生成し、生成したアド
レスの割り込み処理を実行するマイクロコンピュータの
割り込み処理回路において、前記マイクロコンピュータ
のクロック信号に基づいて立ち上がり又は立ち下がりタ
イミングが異なる複数の信号を生成し、これら複数の信
号から選択して擬似的な割り込み要求を出力する割り込
み発生回路を備えており、この擬似的な割り込み要求に
基づいて前記割り込み処理を実行することを特徴として
いる。例えば、本発明の割り込み処理回路の具体的な形
態としては、外部及び内蔵I/Oからの割り込み要求を
受け付ける割り込み入力回路と、前記割り込み入力回路
からの割り込み要求を選択する割り込み選択回路と、前
記割り込み選択回路からの割り込み要求と、前記割り込
み発生回路からの割り込み要求とを選択するセレクタ
と、前記セレクタで選択した割り込み要求に基づいて割
り込み処理を行う割り込み制御回路と、前記割り込み制
御回路の出力によりCPUに対する割り込み制御を行う
割り込み要求回路と、前記割り込み要求回路の出力から
ハンドラアドレスを生成して前記CPUへ通知するハン
ドラアドレス生成回路と、割り込み発生の有無、条件な
どの設定を行う各種レジスタとを備える構成とする。
【0011】また、前記割り込み発生回路は、前記マイ
クロコンピュータのクロック信号を分周して複数の異な
る分周信号を出力する分周回路と、前記複数の異なる分
周信号から選択した分周信号を選択して出力する選択分
配回路とで構成され、前記選択分配回路において選択し
た分周信号を割り込み要求として出力する構成とする。
あるいは、前記マイクロコンピュータのクロック信号を
カウントするタイマと、前記タイマのカウント値をそれ
ぞれ異なる値と比較するための2つのコンペアレジスタ
と、前記2つのコンペアレジスタの出力をセット、リセ
ット信号とするフリップフロップと、前記タイマ、前記
2つのコンペアレジスタの各出力、及び前記フリップフ
ロップからの出力を割り込みの設定条件に合わせて、選
択、分配するための選択分配回路とを備え、前記選択分
配回路で選択した信号を割り込み要求として出力する構
成とする。
【0012】また、本発明のデバッグ方法は、外部又は
内蔵I/Oからの割り込み要求を受けて、当該割り込み
アドレスを生成し、生成したアドレスの割り込み処理を
実行して当該割り込み処理を含むプログラムのデバッグ
を行うデバッグ方法において、マイクロコンピュータの
クロック信号に基づいて立ち上がり又は立ち下がりタイ
ミングが異なる複数の信号を生成し、これら複数の信号
から選択して擬似的な割り込み要求を出力し、当該擬似
的な割り込み要求に基づいて前記割り込み処理を実行す
ることを特徴とする。
【0013】割り込み処理回路の内部で疑似的な割り込
みを発生することができ、この擬似的な割り込みによっ
て当該割り込み処理を含むプログラムのデバッグが実現
できるため、ターゲットボードがなくても、汎用ボード
やインサーキットエミュレータでのプログラム開発が可
能となり、そのTATを短縮できる。また、プログラム
の煩雑な書き換え作業も不要となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態のマ
イクロコンピュータの要部のブロック回路図であり、従
来構成と同一部分には同一符号を付してある。同図を参
照すると、外部および内蔵I/Oからの割り込み要求を
受け付ける割り込み入力回路10と、前記割り込み入力
回路10からの出力を選択する割り込み選択回路11
と、前記割り込み選択回路11からの出力と後述する割
り込み発生回路15からの出力を選択するセレクタ12
と、前記セレクタ12からの出力から割り込み処理を行
う割り込み制御回路13と、前記割り込み制御回路13
からの出力から図外のCPUに対する割り込み制御を行
う割り込み要求回路14と、前記割り込み制御回路13
からの出力からハンドラアドレスを生成し、CPUへ通
知するハンドラアドレス生成回路18と、割り込み発生
の有無、条件などの設定を行うマスクレジスタ16、制
御レジスタ17、拡張レジスタ19とから構成されてい
る。
【0015】ここで、本実施形態の割り込み処理回路に
おいては、前記した割り込み発生回路15を備えている
ことが特徴であり、この割り込み発生回路は、図2
(a)にブロック回路を示すように、入力されるCLK
信号を任意の同一及び異なる分周比で分周してそれぞれ
立ち上り、あるいは立ち下りタイミングが異なる複数の
分周信号A〜Hを出力する分周回路20と、前記分周回
路20からの複数の分周信号A〜Hを割り込みの設定条
件に合わせて、選択、分配するための選択分配回路21
から構成されている。前記選択分配回路21の制御は前
記セレクタ12の制御と同時に前記拡張レジスタ19か
らのコントロール信号1aで行い、また、前記分周回路
20の制御は同じく前記拡張レジスタ19からのコント
ロール信号1bで行う。
【0016】以上の構成のデバッグ回路のデバッグ方法
を図3を参照して説明する。ここで、外部割り込み(I
NT0信号)に関するプログラムデバッグを行う場合の
動作について説明する。最初に、図3(a)に示すよう
に、メインルーチンの初期化作業を行う。具体的には、
拡張レジスタ19で割り込み発生モードの選択、割り込
みレベル、サンプリングタイミング、分周比などを設定
する。ここでは、例えば、割り込み発生モード選択とし
て割り込み発生回路15を有効とし、割り込みレベルと
して0レベルを、サンプリングタイミングとして立ち下
がりを、分周比として分周信号Hとして設定を行う。こ
の設定に基づいてコントロール信号1bは、割り込み発
生回路15の分周回路20を制御し、図2(b)に示す
ように分周信号A〜Hのうちから設定された分周比の分
周信号Hを出力する。また、選択分配回路21はコント
ロール信号1bに基づいて分周信号Hをレベル0の割り
込み要求として、セレクタ12に出力する。前記セレク
タ12は、同じくコントロール信号1bに基づき、前記
選択分配回路21からの出力を選択して割り込み制御回
路13に出力する。
【0017】前記割り込み制御回路13は、他の割り込
み入力やマスクレジスタ16の状態から有効な割り込み
入力の選択を行う。そして、前記割り込み制御回路13
がレベル0の割り込みを受け付けると、有効な割り込み
入力があることを割り込み要求回路14に通知する。割
り込み要求回路14は、前記入力がアクティブになる
と、CPUに対する割り込み要求信号INTRQ信号を
出力する。前記割り込み要求回路14は、CPUからの
割り込み許可信号INTAK信号がアクティブになる
と、レベル0に対する割り込みが許可されたことを割り
込み制御回路13に通知して、実際の割り込み処理を開
始させる。具体的には、前記割り込み制御回路13がハ
ンドラアドレス生成回路18にレベル0の割り込みが選
択されたことを通知して、ハンドラアドレス生成回路1
8は、図3(b)に示すようにハンドラテーブル上にハ
ンドラアドレス(10000H:INT0)を生成し、
CPUに出力する。CPUは前記ハンドラアドレスが入
力されると、メインルーチンの処理を中断して、前記ハ
ンドラアドレスからの命令の実行を開始し、すなわち割
り込み処理を実行し、当該割り込み処理のプログラムの
デバッグを実行する。一連の割り込み処理が終了する
と、メインルーチンに復帰して、処理を再開する。。以
上の動作により、INT0の外部割り込みが実際に入力
されなくても、プログラムのデバッグを行うことが可能
となる。
【0018】ここで、本発明にかかるマイクロコンピュ
ータシステムの汎用ボードのブロック構成を図4に示
す。同図を参照すると、汎用ボードは、本発明のデバッ
グ回路を搭載したマイクロコンピュータ、汎用回路、拡
張バスなどで構成されており、この汎用ボードで前記マ
イクロコンピュータのプログラムのデバッグを実行する
ことが可能である。このため、ターゲットボードを形成
しなくても擬似的な割り込みを発生して割り込み処理の
デバッグが実行可能であり、これによりシステム開発の
TATを短縮することができる。また、従来の専用命令
によるデバッグのようなプログラムの煩雑な書き換え作
業も不要となる。さらに、ターゲットボード入手後のシ
ステムデバッグにおいても、割り込みのようなクリティ
カルな部分のプログラムデバッグが事前に終了している
ため、ハードウエア依存部分のデバッグを効率的に行う
ことができ、システムレベルでの開発期間を短縮するこ
とができる。
【0019】図5は本発明の第2の実施形態のブロック
回路図である。同図において、回路要素は第1の実施形
態と同じであるが、割り込み発生回路15Aの制御を拡
張レジスタ19からのコントロール信号1aと、内部バ
スを通して入力されるコントロール信号1cで行ってい
る点で相違している。また、前記割り込み発生回路15
Aは、図6に示すように、CLK信号をカウントするタ
イマ30と、前記タイマ30のカウント値を比較するた
めの2つのコンペアレジスタ0,1で構成されるコンペ
アレジスタ対31と、前記コンペアレジスタ0,1の出
力をそれぞれセット、リセットとしてTOUT信号を生
成するためのフリップフロップ32と、前記タイマ3
0、コンペアレジスタ対31およびフリップフロップ3
2からの出力を割り込みの設定条件に合わせて、選択、
分配するための選択分配回路33から構成されている。
そして、前記タイマ30、コンペアレジスタ対31は前
記コントロール信号1cにより制御され、前記選択分配
回路33は第1の実施形態と同様にコントロール信号1
aにより制御される。
【0020】以上の構成の第2の実施形態の動作を、第
1の実施形態と同じ図3を参照して説明する。最初に、
図3(a)のように、メインルーチンの初期化作業を行
う。具体的には、制御レジスタ17と、拡張レジスタ1
9で割り込み発生モードの選択(割り込み発生回路15
Aを有効)、割り込みレベル(レベル0)、サンプリン
グ(立ち下がり)などを設定する。次に、割り込み発生
間隔を設定するためのタイマ30、コンペアレジスタ対
31の設定を行う。前記初期化が終了すると、タイマ3
0はカウント動作を開始し、設定された任意の信号を選
択分配回路21に出力する。また、コンペアレジスタ対
31は、タイマ30のカウント出力をコンペアレジスタ
0,1でそれぞれ比較し、比較結果に基づいてフリップ
フロップ32をセット、リセットし、その出力をTOU
T信号として出力する。前記選択分配回路33は、TO
UT信号をレベル0の割り込み要求として、セレクタ1
2に出力する。前記セレクタ12は、選択分配回路33
からの出力を選択して、割り込み制御回路13に出力す
る。以降の動作は、第1の実施形態と同様である。以上
の動作により、INT0の外部割り込みが実際に入力さ
れなくても、第1の実施形態と同様に、プログラムの割
り込み処理におけるデバッグを行うことが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマイクロコ
ンピュータ及びデバッグ方法によれば、次の作用効果を
得ることができる。第1の効果は、システム開発のTA
Tを短縮できることである。その理由は、ターゲットボ
ードがなくても、疑似的な割り込みを発生することがで
きるため、汎用ボードやインサーキットエミュレータで
のプログラム開発が可能となるからである。また、従来
の専用命令によるデバッグのようなプログラムの煩雑な
書き換え作業も不要となる。さらに、ターゲットボード
入手後のシステムデバッグにおいても、割り込みのよう
なクリティカルな部分のプログラムデバッグが事前に終
了しているため、ハードウエア依存部分のデバッグを効
率的に行うことができ、システムレベルでの開発期間を
短縮することができる。第2の効果は、特別なハードウ
エアが不要であるということである。その理由は、プロ
グラマブルに擬似的な割り込みを発生することができる
ため、マイクロコンピュータのハードウエア(端子レベ
ル)設定のための外部回路が不要となる。また、汎用ボ
ードやインサーキットエミュレータでのプログラム開発
でも、拡張ボードを開発することなく、プログラム開発
を行うことができる。なお、マイクロコンピュータ単体
のデバイス評価に使用することで、同様、あるいは、必
要最小限のハードウエアで評価を行うことも可能とな
る。第3の効果は、本発明を実現するためのハードウエ
ア追加が非常に少ないということである。その理由は、
既存の割り込み回路と内蔵I/Oを組み合わせること
で、本発明を実現することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のブロック回路図であ
る。
【図2】図1の割り込み発生回路のブロック図とその動
作タイミング図である。
【図3】デバッグ動作を説明するためのフローチャート
と割り込みのハンドラテーブルの構成図である。
【図4】マイクロコンピュータシステム(汎用ボード)
のブロック図である。
【図5】第2の実施形態のブロック構成図である。
【図6】図6の割り込み発生回路のブロック図である。
【図7】従来のマイクロコンピュータの一部のブロック
回路図である。
【図8】従来の外部入力を使用したデバッグ動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】従来の専用命令を使用したデバッグ動作を説明
するためのフローチャートである。
【図10】従来のマイクロコンピュータシステムのター
ゲットボードと、汎用ボード+拡張ボードのブロック図
である。
【符号の説明】
10 割り込み入力回路 11 割り込み選択回路 12 セレクタ 13 割り込み制御回路 14 割り込み要求回路 15 割り込み発生回路 16 マスクレジスタ 17 制御レジスタ 18 ハンドラアドレス生成回路 19 拡張レジスタ 20 分周回路 21 選択分配回路 30 タイマ 31 コンペアレジスタ対 32 フリップフロップ 33 選択分配回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−224140(JP,A) 実開 昭56−88344(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 G06F 9/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割り込み要求を受けて、当該割り込みア
    ドレスを生成し、生成したアドレスの割り込み処理を実
    行するマイクロコンピュータの割り込み処理回路におい
    て、前記マイクロコンピュータのクロック信号に基づい
    て立ち上がり又は立ち下がりタイミングが異なる複数の
    信号を生成し、これら複数の信号から選択して擬似的な
    割り込み要求を出力する割り込み発生回路を備え、前記
    擬似的な割り込み要求に基づいて前記割り込み処理を実
    行することを特徴とする割り込み処理回路。
  2. 【請求項2】 外部及び内蔵I/Oからの割り込み要求
    を受け付ける割り込み入力回路と、前記割り込み入力回
    路からの割り込み要求を選択する割り込み選択回路と、
    前記割り込み選択回路からの割り込み要求と、前記割り
    込み発生回路からの割り込み要求とを選択するセレクタ
    と、前記セレクタで選択した割り込み要求に基づいて割
    り込み処理を行う割り込み制御回路と、前記割り込み制
    御回路の出力によりCPUに対する割り込み制御を行う
    割り込み要求回路と、前記割り込み制御回路の出力から
    ハンドラアドレスを生成して前記CPUへ通知するハン
    ドラアドレス生成回路と、割り込み発生の有無、条件な
    どの設定を行う各種レジスタとを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の割り込み処理回路。
  3. 【請求項3】 前記割り込み発生回路は、前記マイクロ
    コンピュータのクロック信号を分周して複数の異なる分
    周信号を出力する分周回路と、前記複数の異なる分周信
    号から選択した分周信号を出力する選択分配回路とで構
    成され、前記選択分配回路において選択した分周信号を
    割り込み要求として出力する請求項1又は2に記載の割
    り込み処理回路。
  4. 【請求項4】 前記割り込み発生回路は、前記マイクロ
    コンピュータのクロック信号をカウントするタイマと、
    前記タイマのカウント値をそれぞれ異なる値と比較する
    ための2つのコンペアレジスタと、前記2つのコンペア
    レジスタの出力をセット、リセット信号とするフリップ
    フロップと、前記タイマ、前記2つのコンペアレジスタ
    の各出力、及び前記フリップフロップからの出力を割り
    込みの設定条件に合わせて、選択、分配するための選択
    分配回路とを備え、前記選択分配回路で選択した信号を
    割り込み要求として出力する請求項1又は2に記載の割
    り込み処理回路。
  5. 【請求項5】 外部又は内蔵I/Oからの割り込み要求
    を受けて、当該割り込みアドレスを生成し、生成したア
    ドレスの割り込み処理を実行して当該割り込み処理を含
    むプログラムのデバッグを行うマイクロコンピュータの
    プログラムデバッグ方法において、前記マイクロコンピ
    ュータのクロック信号に基づいて立ち上がり又は立ち下
    がりタイミングが異なる複数の信号を生成し、これら複
    数の信号から選択して擬似的な割り込み要求を出力さ
    、当該擬似的な割り込み要求に基づいて前記割り込み
    処理を実行することを特徴とする割り込みデバッグ方
    法。
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