JP3001441U - 着脱自在な存在確認ラベル - Google Patents

着脱自在な存在確認ラベル

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JP3001441U
JP3001441U JP1994002597U JP259794U JP3001441U JP 3001441 U JP3001441 U JP 3001441U JP 1994002597 U JP1994002597 U JP 1994002597U JP 259794 U JP259794 U JP 259794U JP 3001441 U JP3001441 U JP 3001441U
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JP1994002597U
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Inventor
侑佐 戸塚
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日本ダム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間や早朝暗い間における交通事故を未然に
防止するために衣服などの柔軟性素材に着脱自在に付着
し、不用時には貼着個所から剥がして保管すると多数回
繰返し使用できる。 【構成】 所定の着色を行った表側の再帰反射部と、離
型紙で覆った裏側の粘着部とからなる可撓性のラベルで
あって、該ラベルにおける裏側の粘着部の接着剤層は指
圧などの低い圧力で接着し且つはぎ取るときに被着面に
痕跡を殆ど残さない剥離性の感圧接着剤からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣服などの柔軟性素材に着脱自在に付着でき、夜間や早朝暗い間に おける交通事故を未然に防止する存在確認ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、教育熱の高まりとともに進学塾に通う子供が増加し、学校から帰っ た後に塾に出かけるため、塾帰りの子供は夜遅くまで出歩いている。また、中高 年が健康維持のために行うジョギングや散歩も盛んであり、一般に早朝暗い間や 夜遅くに出歩く機会が多くなっている。
【0003】 幹線道路でない一般道路では、夜遅くや早朝暗い間である と車の通行量が少ないから、オートバイ,乗用車やトラックは一般道路を走る時 に制限速度を守らずに高速走行する。このため、夜遅くや早朝暗い間において、 塾帰りの子供又はジョギングや散歩する人が交通事故に遭遇する場合が急増し、 その事故を減らすことが急務の課題となってている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般道路において夜遅くや早朝暗い間に多発する交通事故を減らすには、自動 車を運転する人が歩行者を容易に視認できるようにすればよい。この場合、歩行 者が着る服を蛍光染料などの発色性染料で部分的に着色すれば簡単であるが、嗜 好が多様化した現在では、蛍光染料で着色したような単純なデザインの衣服は好 まれないことが多い。また、毛糸製品のように蛍光染料で後染しにくい衣服もあ り、蛍光染料の発色効果の持続期間にも一定の限界がある。
【0005】 これに対し、公知の再帰反射ラベルを衣服に縫着すれば、 蛍光染料で着色したデザインのような単純化が回避でき、毛糸製品などであって も取付け可能になる。しかし、比較的固い再帰反射ラベルを縫着すると、洗濯時 にラベルが邪魔になって衣服を傷つけたり、その衣服に違和感を与えて着心地が 低下させてしまう。また、たとえ再帰反射ラベルに視認効果があっても、該ラベ ルを縫着したトレーナーの上にセーターやコートを羽織ると、その視認効果が完 全に消滅してしまう。
【0006】 本考案者は、公知の再帰反射ラベルにおける前記の問題点 に関して種々検討を重ねた結果、可撓性のラベルにおいて表側に再帰反射部及び 裏側に粘着部を形成すれば、指圧などの低い圧力でラベルを自由に接着したりは ぎ取ったりでき、該ラベルを容易に使用でき且つ安価に製造できることを見いだ した。したがって、本考案は、衣服などの柔軟性素材に着脱自在に付着でき、夜 間や早朝暗い間において歩行者が自動車事故を未然に回避できる存在確認ラベル を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る存在確認ラベル1(図1)は、図2 に示すように、所定の着色を行った表側の再帰反射部2と、離型紙3で覆った裏 側の粘着部4とからなり、通常の繊維製品とほぼ同様の可撓性を有する。裏側の 粘着部4の接着剤層10(図3)は、指圧などの低い圧力で接着し且つはぎ取る ときに被着面に痕跡を殆ど残さない剥離性の感圧接着剤からなる。
【0008】 表側の再帰反射部2は、図3に例示するように、表面に配 置した透明小球5と、鏡面反射物質(図示しない)を混入した着色樹脂層6から なり、さらにその裏側に基布7を有する。透明小球5は、ガラスや酢酸ビニルな どのビーズであり、その直径は35〜60μm程度である。
【0009】 着色樹脂層6は、一般に透明性を有する顔料を含む合成樹 脂からなり、例えば加熱又は経時的に自己架橋反応を起こすことで高弾性を有す る樹脂などを用いる。着色樹脂層6の表面には、適宜に文字11(図1)や模様 をスクリーンや凸版などで印刷し、宣伝文句,会社名,個人名などの文字や図柄 模様を印刷する。表側に着色樹脂層6を有する基布7及び支持布8は、通常の布 地やフェルト地であればよく、両者を接着した後に個々のラベル状に切断すれば よい。
【0010】 再帰反射部2は、その周囲をミシンで縁取り縫製して全体 を一体化させる。図2から明らかなように、再帰反射部2の縁取り部12の平面 が粘着部4の平面よりも大きく、縁取り部12に指先を掛けて引っ張るとラベル 1を容易にはぎ取ることが可能である。
【0011】 一方、裏側の粘着部4は、剥離性である感圧接着剤層10 と、ポリエチレンフォーム,ポリウレタンフォーム,ポリ塩化ビニルフォーム, ゴムなどの薄いクッション層15とからなり、クッション層15によって剥離し ようとする力を分散させて実質的に接着力を高める。粘着部4で用いる感圧接着 剤は、アクリル系接着剤などの合成樹脂系接着剤、SBR,NBR,CR,天然 ゴム,再生ゴムなどのゴム系接着剤である。この感圧接着剤は、水によって再活 性するゴム系接着剤であってもよく、再活性によってラベル1の使用回数を増や すことができる。
【0012】
【作用】
本考案の存在確認ラベル1は、主として着色樹脂層6,支持布8及びクッショ ン層15を有する可撓性のラベルであり、衣服などの柔軟性素材に着脱自在に付 着でき、付着時における違和感は少ない。ラベル1は、指圧などの低い圧力で容 易に接着でき且つはぎ取るときに被着面に痕跡を殆ど残さず、夜間の使用時にブ ルゾン16(図4)のような衣服又は帽子17(図5)などの目立つ個所に貼着 すればよい。
【0013】 本考案のラベル1は、不用時には衣服などの貼着個所から 剥がし、適当な壁面などに貼りつけて保管すればよく、感圧接着剤層10の感圧 接着剤が接着力を失うまで繰返し使用が可能である。ラベル1において、表側の 再帰反射部2の縁取り部平面が裏側の粘着部平面よりも大きく、該縁取り部に指 先を掛けて引っ張るとラベルを容易にはぎ取ることが可能である。
【0014】
【実施例】
次に、本考案を実施例に基づいて説明すると、本考案に係る存在確認ラベル1 は、図2に示すように表側の再帰反射部2と裏側の粘着部4とからなる。図3か ら明らかように、表側の再帰反射部2は、表面にガラスビーズ5を配置した着色 樹脂層6と基布7及び支持布8とを有し、該着色樹脂層の表面に文字11(図1 )をスクリーン印刷する。着色樹脂層6の色彩は、黄色や青色など11色存在す る。
【0015】 再帰反射部2を形成するには、白色の基布7上に着色樹脂 層6を塗布して乾燥し、該樹脂層には金属粉,雲母,金属蒸着片,魚燐粉などの 鏡面反射物質を混入しておく。ガラスビーズ5は、基布7上にローラーやスプレ ーで塗布した着色樹脂層6が軟化又は溶融状態にあるときに上方から散布し、所 望に応じてローラなどで適宜に加圧すればよい。着色樹脂層6は、例えば、透明 性を有する顔料を含むアクリル系の合成樹脂からなる。
【0016】 表側に着色樹脂層6を有する白色の基布7及び黒色の支持 布8は、一般に帯状の布地とフェルト地からなり、該基布と支持布を重合して熱 接着する。この後に、重合したシート材をラベル状に切断して、例えば縦54× 横110mmの矩形平面状に定め、その周囲をミシンで縁取り縫製して全体を一 体化させる。
【0017】 一方、裏側の粘着部4は、指圧などの低い圧力で接着でき る剥離性の感圧接着剤からなる感圧接着剤層10と、薄い特殊発泡ポリエチレン のクッション層15とを有する。粘着部4は、感圧接着剤層10の反対側にも接 着剤を塗布した両面シート(例えば商品名:PF−370、日東電工製)からな り、これを縦50×横106mmの矩形平面形に裁断する。粘着部4において、 感圧接着剤層10の反対側を再帰反射部2の裏側中央に接着すると、該粘着部の 平面よりも再帰反射部2の縁取り部12の平面の方が大きい。
【0018】 存在確認ラベル1は、裏側の粘着部4から離型紙3を剥が し、例えば、図4のようにブルゾン16のような衣服の胸近辺に着脱自在に付着 する。ラベル1は、全体が可撓性であるから、ブルゾン16に付着した際に違和 感は少なく、ブルゾン16の着心地を損ねない。ラベル1は、指圧などの低い圧 力で容易に接着でき且つはぎ取るときに被着面に痕跡を殆ど残さない。また、ラ ベル1は、図5のように帽子17の目立つ個所に貼着してもよく、帽子17が凹 凸表面の生地であってもクッション層15によって接着可能である。
【0019】 ラベル1は、不用時には衣服などの貼着個所から剥がし、 玄関などの適当な壁面に貼りつけておけばよく、感圧接着剤層10の感圧接着剤 が接着力を失うまで繰返し使用が可能である。ラベル1において、表側の再帰反 射部2の縁取り部平面が裏側の粘着部平面よりも大きいから、縁取り部12に指 先を掛けてラベル1を容易にはぎ取ることができる。
【0020】 裏側の粘着部4において、感圧接着剤層が水によって再活 性するゴム系接着剤であれば、繰返し使用によって感圧接着剤層10の感圧接着 剤が接着力を失うと、該ラベルを水で洗ったり、フェルトパッド法において水を 含んだフェルトにラベル裏面を押しつければよい。粘着部4の感圧接着剤層10 が再活性可能であると、前記のラベルよりも繰返し使用の回数を増やすことがで き、場合によっては数倍の繰返し使用回数となる。
【0021】
【考案の効果】
本考案の存在確認ラベルは、主として着色樹脂層,支持布及びクッション層を 有する可撓性のラベルであり、所望に応じてトレーナー,ブルゾン,コート,セ ーターや帽子などの柔軟性素材に着脱自在に付着できる。このラベルは可撓性で あるから、衣服などが使用時に屈曲したり引っ張られても違和感は少なく、衣服 の着心地を殆ど損ねることがない。
【0022】 本考案のラベルは、柔軟な衣服以外にも乳母車カバー,か ばん,自転車の前籠や後泥よけ板などに貼着してもよい。このラベルでは、表側 の再帰反射部の縁取り部平面が裏側の粘着部平面よりも大きいので、該縁取り部 に指先を掛けて引っ張ると容易にはぎ取ることができる。
【0023】 本考案のラベルは、指圧で簡単に接着できるうえにはぎ取 るときに被着面に痕跡を殆ど残さず、夜間や早朝暗い間などの使用時にだけ衣服 又は帽子などの目立つ個所に貼着できる。したがって、衣服の目立つ個所にラベ ルを貼着しても、該ラベルを昼間は剥がすので衣服本来の美観を損わない。また 、冬期においてトレーナーの上にセーターやコートを羽織っても、そのセーター やコートにラベルを貼着すれば本来の視認効果を完全に維持できる。
【0024】 本考案のラベルは、昼間の不用時には貼着個所から剥がし 、玄関の壁面などの適当な場所に保管すればよい。このラベルは、剥離性の感圧 接着剤が接着力を失うまで繰返し使用でき、再活性可能なゴム系接着剤であれば 該ラベルの使用回数をいっそう増やせる。このラベルは、衣服の洗濯や日光によ る退色・変性とは無関係であるから、結果的に永久縫着の再帰反射ラベルが視認 効果を失って付け直す場合よりも経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る存在確認ラベルの一例を示す平
面図である。
【図2】 図1の存在確認ラベルの概略横断面図であ
る。
【図3】 存在確認ラベルを拡大して示す部分横断面図
である。
【図4】 本考案の存在確認ラベルをブルゾンに付着し
た状態を例示する正面図である。
【図5】 本考案の存在確認ラベルを帽子に付着した状
態を例示する正面図である。
【符号の説明】
1 存在確認ラベル 2 再帰反射部 4 粘着部 5 透明小球 6 着色樹脂層 7 基布 8 支持布 10 感圧接着剤層 12 縁取り部 15 クッション層

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の着色を行った表側の再帰反射部
    と、離型紙で覆った裏側の粘着部とからなる可撓性のラ
    ベルであって、該ラベルにおける裏側の粘着部の接着剤
    層は指圧などの低い圧力で接着し且つはぎ取るときに被
    着面に痕跡を殆ど残さない剥離性の感圧接着剤からな
    り、夜間の使用時に衣服や帽子などの目立つ個所に貼着
    し、不用時には貼着個所から剥がして保管すると多数回
    の繰返し使用が可能である着脱自在な存在確認ラベル。
  2. 【請求項2】 表側に着色樹脂層を有する基布の裏面に
    支持布を接着し、ラベル状に切断した後に周囲をミシン
    で縁取り縫製して全体を一体化させる請求項1記載のラ
    ベル。
  3. 【請求項3】 再帰反射部の縁取り部平面が裏側の粘着
    部平面よりも大きく、該縁取り部に指先を掛けて引っ張
    るとラベルをはぎ取ることが可能である請求項1記載の
    ラベル。
  4. 【請求項4】 再帰反射部が、表面に配置した透明小球
    と、鏡面反射物質を混入し且つ適宜に文字や模様を印刷
    している着色樹脂層からなる請求項1記載のラベル。
  5. 【請求項5】 裏側の粘着部が感圧接着剤層とクッショ
    ン層とからなり、クッション層によって実質的に接着力
    を高める請求項1記載のラベル。
  6. 【請求項6】 裏側の粘着部における感圧接着剤は、水
    によって再活性するゴム系接着剤である請求項1記載の
    ラベル。
JP1994002597U 1994-02-25 1994-02-25 着脱自在な存在確認ラベル Expired - Lifetime JP3001441U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013178307A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Seiko Instruments Inc 粘着ラベル及びラベル発行装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013178307A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Seiko Instruments Inc 粘着ラベル及びラベル発行装置

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