JP3001267B2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法

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JP3001267B2
JP3001267B2 JP2402348A JP40234890A JP3001267B2 JP 3001267 B2 JP3001267 B2 JP 3001267B2 JP 2402348 A JP2402348 A JP 2402348A JP 40234890 A JP40234890 A JP 40234890A JP 3001267 B2 JP3001267 B2 JP 3001267B2
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needle
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秀敬 須原
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射量をエン
ジン負荷に応じて調整するディーゼルエンジンの燃料噴
射制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンでは、空気のみを燃
焼室に導いてここで圧縮し、この圧縮により高温となっ
た燃焼室内に、燃料噴射弁を介して適量の燃料を噴射す
ることにより自己着火させている。そして、このような
ディーゼルエンジンの出力調整は、燃料の噴射量を加減
することで行われており、この燃料の要求噴射量は、エ
ンジン負荷が増大する程、多くなるように設定されてい
る。
【0003】ところで、車両用のディーゼルエンジン
は、パワーステアリングのオイルポンプや空気調和機の
コンプレッサのような補機を駆動しているため、この補
機が作動すると、エンジン負荷が急激に増加する。
【0004】このことから、特にアイドリング運転時の
ように、エンジン回転数が低い時に上記補機が作動する
と、エンジン負荷の増加によってエンジン回転数が正規
のアイドリング回転数よりも低くなり、場合によっては
エンジンが停止することがあり得る。
【0005】したがって、従来のディーゼルエンジンで
は、エンジン回転数が低い時にエンジン負荷が増加した
場合に、燃料噴射ポンプから燃料噴射弁に供給される燃
料圧力を一時的に高め、燃料の噴射量を増量させること
が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、燃料噴射ポ
ンプで加圧された燃料は、燃料分配管を通じて燃料噴射
弁に導かれるので、この燃料分配管の容積の分だけ燃料
圧力の立ち上がりが遅くなり、燃料圧力の応答性が悪く
なる。このため、燃料噴射弁に供給される燃料圧力を高
めただけでは、エンジンが要求する噴射量に燃料の増量
タイミングが追い付かなくなり、エンジン回転数が極端
に低下したり、回転が不安定となるといった不具合があ
る。
【0007】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、アイドリング運転を含むエンジン回転数
が低い運転域においてエンジン負荷が急激に増加して
も、エンジン回転数の低下を確実に防止することがで
き、安定した運転を継続できるディーゼルエンジンの燃
料噴射制御方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、燃料噴射ポンプによって加
圧された燃料を、燃料噴射弁のノズル口を介して気筒
に噴射するディーゼルエンジンに適用される燃料噴射制
御方法であって、エンジン運転時の実際のエンジン回転
数と、アイドリング運転を維持し得るエンジン回転数の
下限値とを比較し、実際のエンジン回転数が上記下限値
を下回った時に、上記燃料噴射弁の燃料噴射期間をクラ
ンク軸のクランク角度を基準として一定に固定する行程
と; 上記実際のエンジン回転数が上記下限値を下回った時
に、上記燃料噴射弁のノズル口の開口面積を一時的に大
きくして、上記固定された燃料噴射期間内での燃料噴射
量を多くする行程と;を具備したことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】このような方法において、ディーゼルエンジン
のクランク軸があるクランク角θだけ回転するに要する
時間がT(秒)である時、エンジン回転数A(rpm)
は、 A=θ/2π×60/T…(1) の式で求めることができる。この式を変形すると、 T=60θ/2πA…(2) の関係が成立する。この(2)式から分かるように、エ
ンジン回転数Aが明らかとなれば、クランク軸がクラン
ク角度θだけ回転するに要する時間Tを求めることがで
きる。
【0010】すなわち、クランク軸がある一定のクラン
ク角度θ回転する期間中、燃料噴射弁を介して気筒内に
燃料を噴射する場合、エンジン回転数Aと燃料噴射時間
Tとは反比例の関係にあるので、エンジン回転数Aが増
加する程、燃料噴射時間Tは短くなり、エンジン回転数
Aが低下する程、燃料噴射時間Tは増加する。
【0011】このことから、エンジン負荷の増大により
実際のエンジン回転数がアイドリング運転を維持し得る
下限値よりも低下した時に、燃料噴射弁の燃料噴射期間
をクランク角度を基準として固定的に定めれば、この固
定されたクランク角度だけクランク軸が回転する際に要
する時間が長くなり、実際のエンジン回転数と下限値と
の回転差が大きくなると、燃料噴射弁が実際に燃料を噴
射している時間が長くなる。
【0012】しかも、この燃料の噴射時間の増大と同時
に、燃料噴射弁のノズル口の開口面積が大きくなり、気
筒内への燃料の噴射量が増量される。よって、エンジン
回転数が下限値よりも低下した時に燃料噴射量を迅速に
増大させることができ、従来の燃料圧力を高める場合と
の比較において、燃料増量の応答性を高めることができ
る。
【0013】
【実施例】以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。
【0014】まず、本発明方法に用いる燃料噴射装置の
構成について、図11を参照して説明する。
【0015】燃料噴射装置1は、ケーシング2を備えて
いる。ケーシング2内には、駆動軸3が支持されてお
り、この駆動軸3は、ディーゼルエンジン4のクランク
軸5によって回転駆動される。駆動軸3は、ケーシング
2内のロータリー式フィードポンプ7を回転駆動してい
る。このフィードポンプ7は、燃料タンク8内の燃料を
吸い上げた後、この燃料をケーシング2内の低圧燃料室
9に供給するようになっている。
【0016】駆動軸3の一端には、カップリング12を
介してカムプレート13が連結されている。カムプレー
ト13の一端面には、エンジン4の気筒数に対応した数
のフェイスカム14が形成され、これらフェイスカム1
4は、複数のローラ15に接している。
【0017】したがって、駆動軸3が回転すると、カム
プレート13のフェイスカム14がローラ15に順次接
触していくので、カムプレート13は、1回転する間に
エンジン4の気筒数に対応した数だけ駆動軸3の軸方向
に往復動される。
【0018】ケーシング2には、ポンプハウジング16
が連結されている。このポンプハウジング16には、プ
ランジャ形の燃料噴射ポンプ17が設けられている。燃
料噴射ポンプ17は、低圧燃料室9に開口するシリンダ
18を備えており、このシリンダ18内にはプランジャ
19が収容されている。プランジャ19は、カムプレー
ト13と一体に回転しつつ軸方向に往復動されるように
なっており、このプランジャ19とシリンダ18の終端
との間には、ポンプ室20が形成されている。ポンプ室
20は、プランジャ19がシリンダ18から引き出され
た際に、吸入通路21を介して低圧燃料室9と連通し、
この連通により低圧燃料室9内の燃料がポンプ室20に
吸入されるようになっている。
【0019】ポンプハウジング16の側面には、チャン
バーケース22が取り付けられている。チャンバーケー
ス22とポンプハウジング16との間には、大容量の蓄
圧室23が形成されている。この蓄圧室23は、吐出弁
24を介してポンプ室20に連なっている。
【0020】このため、プランジャ19がシリンダ18
内に押し込まれると、ポンプ室20に吸入された燃料が
加圧されて、吐出弁24から蓄圧室23に吐出されるよ
うになっている。
【0021】蓄圧室23には、燃料分配管25を介して
燃料噴射弁26が接続されている。図5に示すように、
燃料噴射弁26は、ディーゼルエンジン4の燃焼室に装
着されるバルブボデー27を備えている。バルブボデー
27の先端には、ノズル本体28がねじ込まれており、
このノズル本体28には、燃料を噴射するノズル口29
が開口されている。
【0022】バルブボデー27のノズル口29とは反対
側の端部には、電磁石収容箱30が嵌合されている。電
磁石収容箱30の先端とバルブボデー27の内面との間
には、バルブボデー27の内部を上下二室に仕切る仕切
り部材31が挾持されている。仕切り部材31の中央部
には、ノズル本体28側に向けて開口するシリンダ部3
2が形成されている。このシリンダ部32とノズル本体
28との間には、ノズル口29を開閉するニードル33
が支持されている。
【0023】ニードル33の上下端部には、シリンダ部
32やノズル本体28に摺動可能に保持される一対のガ
イド部34a,34bが形成されており、これらガイド
部34a,34bの間に、フランジ状の係止部35が形
成されている。
【0024】図8に示すように、ニードル33は、ノズ
ル口29と向かい合う端部に先細り状に傾斜されたシー
ル部36を備えている。このシール部36の先端には、
ノズル口29に挿入される第1の凸部36aが同軸状に
形成されている。第1の凸部36aの外径R1は、ノズ
ル口29の内径R2よりも僅かに小さく定められてお
り、これら第1の凸部36aとノズル口29との間に
は、数μの隙間S1が形成されている。
【0025】また、第1の凸部36aの先端には、第2
の凸部36bが同軸状に形成されている。第2の凸部3
6bは、第1の凸部36aよりもさらに小径に形成され
ており、この第2の凸部36bは、ノズル口29の内側
に位置されている。
【0026】図8に示すように、ノズル口29に臨むノ
ズル本体28の内部には、上記シール部36が着脱可能
に接触するテーパ状の弁座面37が形成されており、こ
の弁座面37にシール部36が接触することで、ノズル
口29が閉じられるようになっている。
【0027】図5に示すように、バルブボデー27の内
部には、容量の大きな燃料蓄圧室38が形成されてい
る。燃料蓄圧室38は、ノズル本体28と仕切り部材3
1との間に位置し、この燃料蓄圧室38内をニードル3
3が貫通している。そして、燃料蓄圧室38は、ノズル
本体28とニードル33との間の隙間を介してノズル口
29に連なっている。
【0028】バルブボデー27の内部には、仕切り部材
31と燃料蓄圧室38との間に位置して、第1の電磁石
39が配置されている。第1の電磁石39は、コイル4
0が巻回された円筒状のコア41を備えている。コア4
1は、ニードル33が貫通する貫通孔42を有し、この
貫通孔42の内側に上記係止部35が位置されている。
【0029】コア41と仕切り部材31との間には、リ
ング状のアーマチュア43が配置されている。アーマチ
ュア43の中央部の下面には、ニードル33を取り囲む
円筒状のストッパ44が取り付けられている。ストッパ
44は、コア41の貫通孔42に摺動可能に嵌合されて
おり、その先端がニードル33の係止部35と向かい合
っている。そして、このニードル33は、圧縮コイルば
ね45によって常時ノズル口29を閉じる方向に付勢さ
れている。
【0030】仕切り部材31と第1の電磁石39との間
には、燃料導入通路46が形成されている。燃料導入通
路46は、燃料供給路47を介して上記燃料噴射装置1
の燃料分配管25に連なるとともに、ストッパ44やコ
ア41の内側を通じて燃料蓄圧室38に連なっている。
【0031】ニードル33の上側のガイド部34aとシ
リンダ部32の終端との間には、小容量の圧力室48が
形成されている。この圧力室48のニードル33の径方
向に沿う断面積は、燃料蓄圧室38の断面積よりも格段
に小さく形成されている。この圧力室48は、ガイド部
34a内の燃料通路49を介して燃料導入通路46に連
なっている。このため、燃料噴射装置1から供給される
高圧な燃料は、燃料導入通路46ばかりでなく圧力室4
8にも供給される。
【0032】この際、圧力室48に臨むニードル33の
ガイド部34aは、このニードル33の燃料蓄圧室38
を貫通する部分よりも大径であるので、ニードル33に
は、これをノズル口29に向けて押圧する力が作用す
る。この結果、ニードル33は、上記圧縮コイルばね4
5による付勢力と合わせてノズル口29を閉じる方向に
押圧され、常時そのシール部36が弁座面37に押し付
けられている。
【0033】仕切り部材31の中央部上面には、上記圧
力室48に連なる圧抜き孔51が形成されている。この
圧抜き孔51は、第2の電磁石52によって開閉され
る。第2の電磁石52は、コイル53が巻回されたコア
54と、このコア54を覆うヨーク55とを備えてお
り、上記電磁石収容箱30内に収められている。
【0034】ヨーク55は、仕切り部材31とコア54
との間に介在される支持壁56を備えている。この支持
壁56には、プランジャ形のアーマチュア57が摺動可
能に支持されている。アーマチュア57の上面は、コア
54の下面に近接しており、このアーマチュア57の下
面には、圧抜き孔51を開閉する突部58が形成されて
いる。
【0035】コア54の中央部には、アーマチュア57
の上面に連なる通孔60が形成されている。この通孔6
0の上端部は、端部材61によって閉塞されている。こ
の端部材61とアーマチュア57との間には、圧縮コイ
ルばね62が架設されている。この圧縮コイルばね62
は、常時圧抜き孔51を閉じる方向にアーマチュア57
を付勢している。そして、圧抜き孔51は、アーマチュ
ア57および支持壁56に夫々開けた連通孔63や端部
材61の排出孔64を介して電磁石収容箱30の上部空
間に連なっており、この上部空間は、燃料戻し管65を
介して燃料タンク8に接続されている。
【0036】ところで、この種の燃料噴射弁26は、バ
ルブボデー27内の二つの電磁石39,52を励磁させ
ることで、燃料噴射量の制御がなされる。
【0037】すなわち、第1の電磁石39に通電するこ
とで、この第1の電磁石39を励磁させると、アーマチ
ュア43がコア41に吸引され、このアーマチュア43
のストッパ44の先端がニードル33の係止部35に近
づく。このため、ニードル33のリフトは、係止部35
とストッパ44との当接により制限されることになり、
燃料噴射弁26は、図9に示すように、ニードル33の
リフト量LHが小さく抑えられたリフト制限状態とな
る。
【0038】第1の電磁石39への通電を停止すること
で、この第1の電磁石39の励磁を解除すると、アーマ
チュア43がコア41から開放されるので、ストッパ4
4は、ニードル33の軸方向に自由に動き得る状態とな
る。そのため、燃料噴射弁26は、ストッパ44による
ニードル33のリフト制限が解除されたリフト制限解除
状態に移行する。
【0039】また、第2の電磁石52に通電すること
で、この第2の電磁石52を励磁させると、アーマチュ
ア57がコア54に吸引され、その突部58が圧抜き孔
51から離脱する。これにより、圧力室48内の高圧な
燃料が圧抜き孔51を通じて電磁石収容箱30の上部空
間に排出され、その分、ニードル33を閉じ方向に押圧
する力が減少するので、ニードル33は、そのシール部
36がノズル口29の弁座面37から離脱する方向にリ
フトする。このため、燃料噴射弁26は、圧力室48の
圧力を下げてニードル33をリフトさせるリフト状態と
なる。
【0040】第2の電磁石52への通電を停止すること
で、この第2の電磁石52の励磁を解除すると、アーマ
チュア57が圧縮コイルばね62を介して仕切り部材3
1の上面に向けて押圧される。これにより、アーマチュ
ア57の突部58を介して圧抜き孔51が閉じられ、圧
力室48の圧力が回復するので、ニードル33がノズル
口29に向けて押圧される。そのため、燃料噴射弁26
は、ニードル33のシール部36を弁座面37に押し付
けるリフトダウン状態に移行する。
【0041】このことから、第1および第2の電磁石3
9,52の双方の励磁が解除されている時、燃料噴射弁
26は、上記リフト制限解除状態およびリフトダウン状
態にあり、それ故、ニードル33は、図8に示すように
先端のシール部36が弁座面37に密接された密着位置
に保持されている。
【0042】第1および第2の電磁石39,52の双方
が励磁されている時、燃料噴射弁26は、上記リフト制
限状態およびリフト状態にあり、ニードル33のリフト
量LHが小さくなる。このため、図9に示すように、ニ
ードル33は、そのシール部36が弁座面37から僅か
に離脱するとともに、第1および第2の突部36a,3
6bの双方がノズル口29に入り込んだ第1のリフト位
置に保持されている。そして、この状態では、ニードル
33とノズル口29との間の隙間S1が狭く保たれ、こ
のノズル口29から噴射される燃料が絞られる。
【0043】また、第1の電磁石39の励磁が解除さ
れ、第2の電磁石52が励磁されている時、燃料噴射弁
26は、上記リフト制限解除状態およびリフト状態にあ
り、ニードル33のリフト量LHが増大する。このた
め、図10に示すように、ニードル33は、そのシール
部36が弁座面37から大きく離脱するとともに、最も
小径な第2の突部36bのみがノズル口29に入り込ん
だ第2のリフト位置に保持されている。そして、この状
態では、ニードル33とノズル口29との間の隙間S1
が数十μに拡大し、このノズル口29からの燃料噴射量
が増大する。
【0044】したがって、励磁すべき第1および第2の
電磁石39,52を選択することで、燃料噴射弁26の
ノズル口29の開口状態を、全閉、中間開度および全開
の三段階に亘って変化させることができる。
【0045】そして、ニードル33が第1のリフト位置
に保持されている状態では、ノズル口29の内側にニー
ドル33の先端の第1および第2の突部36a,36b
が挿入され、ニードル33が第2のリフト位置に保持さ
れている状態では、ノズル口29の内側に上記第2の突
部36bが介在されている。このため、ノズル口29か
ら噴出される燃料の噴流に指向性が付与され、この噴流
の燃焼室内での貫通力が維持される。
【0046】このような燃料噴射弁26に対する燃料噴
射量の制御は、第1の電磁石39の通電時間を燃料噴射
期間内で変化させることにより行われる。
【0047】つまり、図6の(a)ないし(c)は、第
1の電磁石39の駆動パルスAと、第2の電磁石52の
駆動パルスBとのON・OFFタイミングを示してい
る。この図中Tは、燃料噴射弁26の燃料噴射期間を示
しており、この燃料噴射期間Tは、クランク角度(クラ
ンク軸5の回転角度)を基準として例えば15゜〜30
゜の範囲内に設定される。
【0048】図6の(a)は、アイドリング運転を含む
低負荷・低回転運転時での第1および第2の電磁石3
9,52の駆動パルスを示している。低負荷・低回転運
転時では、燃料噴射期間Tが17゜に固定され、この燃
料噴射期間中、第1および第2の電磁石39,52が共
に励磁される。このため、燃料噴射弁26のニードル3
3は、上記第1のリフト位置に保持され、図7の(a)
に示すように、ニードル33のリフト量LHが小さくな
る。
【0049】図6の(b)は、高負荷・高回転運転時で
の第1および第2の電磁石39,52の駆動パルスを示
している。高負荷・高回転運転時では、燃料噴射期間T
が15゜〜30゜の範囲内で変化し、この燃料噴射期間
中、第2の電磁石52のみが励磁される。このため、燃
料噴射弁26のニードル33は、上記第2のリフト位置
に保持され、図7の(b)に示すように、ニードル33
のリフト量LHが増大する。
【0050】図6の(c)は、中負荷・中回転運転時で
の第1および第2の電磁石39,52の駆動パルスを示
している。中負荷・中回転運転時では、燃料噴射期間T
が17゜に固定され、この燃料噴射期間中、エンジン4
の運転状況に応じて第1の電磁石39の励磁期間が制御
される。このため、図7の(c)に示すように、燃料噴
射弁26のニードル33のリフト量LHは、第1の電磁
石39がOFFとなっている期間Eにおいて長くなり、
ノズル口29の開口面積が変化する。
【0051】そして、これら第1および第2の電磁石3
9,52は、エンジン運転中、マイクロコンピュータ7
0から出力される信号により、励磁期間の制御がなされ
る。すなわち、エンジン運転中、マイクロコンピュータ
70には、エンジン4の運転状況を示すデータとして、
実際のエンジン回転数Rおよびアクセル開度に対応した
エンジン負荷が入力され、このマイクロコンピュータ7
0では、これらデータにもとづいてニードル33のリフ
ト量LHを決定するようになっている。
【0052】なお、燃料噴射装置1のケーシング2に
は、蓄圧室23内に吐出された燃料の一部を逃がす圧力
可変装置71が取り付けられており、この圧力可変装置
71をエンジン4の運転状況に応じて作動させることに
より、燃料噴射弁26に導かれる燃料圧力が調整される
ようになっている。
【0053】ところで、燃料噴射弁26を制御するマイ
クロコンピュータ70は、アクセルが全閉で、しかもエ
ンジン回転数が850rpmにあるアイドリング運転中
に、例えばクランク軸5によって駆動される空気調和装
置のコンプレッサがONとなってエンジン負荷が一時的
に増加した時に、燃料噴射弁26のニードル33のリフ
ト量LHを増やすためのプログラムが組まれている。
【0054】この制御方法について図1ないし図4を加
えて説明する。
【0055】すなわち、マイクロコンピュータ70に
は、ディーゼルエンジン4が安定してアイドリング運転
を維持し得るエンジン回転数の下限値R1(600rp
m)を示すデータと、目標とする正規のアイドリング回
転数Rref(750rpm)を示すデータとが予め記憶
されている。
【0056】また、このマイクロコンピュータ70に
は、エンジン運転中、実際のエンジン回転数Rを示すデ
ータが入力されているので、このマイクロコンピュータ
70では、実際のエンジン回転数Rと上記下限値R1
を比較し、実際のエンジン回転数Rがアイドリング運転
を維持し得る状況にあるか否かについてを判断する。
【0057】実際のエンジン回転数Rが下限値R1より
も高い場合には、エンジン回転数Rを検出する最初のス
テップに戻り、再びこのエンジン回転数Rと下限値R1
とを比較する。そして、実際のエンジン回転数Rが下限
値R1よりも高い場合には、図4の(a)に示すよう
に、燃料噴射弁26の燃料噴射期間Tが17゜に固定さ
れ、この燃料噴射期間T中の燃料噴射量が一定に保たれ
る。
【0058】実際のエンジン回転数Rが下限値R1と等
しいか、それよりも低いと判断されると、次のステップ
に進み、ここでは実際のエンジン回転数Rと正規のアイ
ドリング回転数Rrefとの回転差△Rを計算によって求
める。この回転差△Rは、△R=RーRrefによって求
めることができる。
【0059】次に、マイクロコンピュータ70は、上記
回転差△Rにもとづいて燃料噴射弁26の第1の電磁石
39の励磁時間を補正する。この補正に際して、マイク
ロコンピュータ70には、回転差△Rから第1の電磁石
39の励磁を解除する、つまり、ニードル33のリフト
制限を解除するためのクランク角度を導くマップが予め
記憶されている。そして、マイクロコンピュータ70
は、このマップ上から回転差△Rにもとづいて第1の電
磁石39の励磁を解除するクランク角度を検出する。
【0060】図3は、第1の電磁石39の励磁を解除す
るクランク角度が7゜であると判断された例を示してお
り、この場合は、図2に示すように、燃料の噴射終了時
期よりもクランク角度で7゜早いタイミングで第1の電
磁石39の励磁が解除され、ニードル33のリフト量L
Hが燃料噴射期間Tの途中から長くなる。
【0061】このため、回転差△Rが大きくなると、ス
トッパ44が外れている時間が長くなるから、燃料の噴
射波形は、図4の(b)に示すように、燃料噴射期間T
の途中から噴射量が増加するような特性を描くことにな
り、この噴射量は、実際のエンジン回転数Rが下限値R
1よりも低くなる程多くなるように設定されている。
【0062】なお、本実施例では、実際のエンジン回転
数Rが下限値R1を下回ると、圧力可変装置71が作動
されて、燃料噴射装置1から燃料噴射弁26に供給され
る燃料圧力が一時的に増大するようになっている。
【0063】次に、マイクロコンピュータ70は、エン
ジン回転数Rの回復状況について判断する。エンジン回
転数Rが700rpmに達していない場合は、回転差△
Rを計算するステップまで戻り、上記と同様の処理を繰
り返す。エンジン回転数Rが700rpmを上回ってい
る場合には、エンジン回転数Rを検出する最初のステッ
プまで戻り、再び上記と同様の処理を繰り返すことにな
る。
【0064】このような制御方法によれば、アイドリン
グ運転域のようにエンジン回転数Rが低い時に、エンジ
ン負荷の急激な増加によって実際のエンジン回転数Rが
一時的に下限値R1よりも低下すると、燃料噴射期間T
がクランク角度で17゜に固定される。
【0065】そのため、クランク軸5が17゜回転する
のに要する時間が長くなるので、実際のエンジン回転数
Rと下限値R1との回転差△Rが大きくなると、実際に
燃料噴射弁26が燃料を噴射している時間が長くなる。
【0066】しかも、この燃料の噴射時間の増大と同期
して、固定された燃料噴射期間T内で燃料噴射弁26の
ニードル33のリフト量LHが増大するので、燃料噴射
弁26のノズル口29の開口面積が増大し、燃料噴射量
を実質的に増量させることができる。このため、実際に
燃料を噴射する時間が長くなることと合わせて、エンジ
ン回転数Rが下限値R1よりも低下した場合に、燃料噴
射量を迅速に増大させることができ、従来の燃料噴射弁
26への燃料の供給圧力を高める場合に比べて、燃料増
量の応答性を高めることができる。
【0067】よって、エンジン負荷の増加によるエンジ
ン回転数Rの低下を確実に防止することができ、アイド
リング運転域でのエンジン回転が安定するといった利点
がある。
【0068】一方、本実施例のディーゼルエンジン4で
は、アイドリング状態での空ぶかしや、走行中にアクセ
ルを急激に閉じた時のように、エンジン回転数Rがアイ
ドリング域にまで戻る時、燃料の噴射をカットする領域
を作り、エンジン回転数Rをアイドリング域にまで滑ら
かに制御している。
【0069】この制御方法について図12ないし図14
を加えて説明する。マイクロコンピュータ70は、エン
ジン運転中、実際のエンジン回転数Rを検出しているの
で、まず、マイクロコンピュータ70では、実際のエン
ジン回転数Rにもとづいてエンジン4が燃料をカットす
る運転状況にあるか否かを判断する。この判断は、アク
セルが全閉の時にエンジン回転数Rが2000rpmを
上回るか否かを基準としてなされ、エンジン4が燃料を
カットする領域を外れている場合は、現在のエンジン4
の運転状況がアイドリング域であるか否かについての判
断がなされる。この判断は、アクセルが全閉の時にエン
ジン回転数Rが850rpmを下回るか否かを基準とし
てなされる。
【0070】そして、現在のエンジン4の運転状況が燃
料カット域とアイドリング域を外れていると判断される
と、マイクロコンピュータ70は、予め記憶されている
マップ上から燃料噴射弁26の燃料噴射期間Tを導き、
これを実現するための制御信号を燃料噴射弁26に出力
する。
【0071】エンジン4が燃料をカットする領域にある
と判断されると、マイクロコンピュータ70は、燃料噴
射期間Tをクランク角度で5゜に補正し、図13の
(c)に示すように、この燃料噴射期間Tをアイドリン
グ域を含む低負荷・低回転域よりも短くする。このた
め、燃料噴射弁26からの燃料噴射量が少なくなり、図
13の(b)に示すように、エンジン回転数が徐々に低
下する。
【0072】次に、マイクロコンピュータ70は、エン
ジン回転数Rがアイドリング域を示す850rpmにま
で低下したかについてを判断する。エンジン回転数Rが
アイドリング回転数よりも高い場合は、燃料噴射期間T
が5゜のままで運転が継続され、エンジン回転数Rがさ
らに低下する。
【0073】エンジン回転数Rがアイドリング域を示す
850rpmにまで低下すると、マイクロコンピュータ
70は、予め記憶されているマップ上からアイドリング
運転時の燃料噴射弁26の燃料噴射期間Tを導き、これ
を実現するための制御信号を燃料噴射弁26に出力す
る。この場合、燃料噴射期間Tはクランク角度で5゜か
ら17゜に変化するが、エンジン回転数Rが低下する
程、クランク軸5が5゜回転する際の所用時間が長くな
るので、燃料噴射期間Tが5゜に固定されている時で
も、実際に燃料噴射弁26が燃料を噴射している時間
は、エンジン回転数Rの低下に反比例して徐々に長くな
る。
【0074】このため、エンジン回転数Rの低下割合も
徐々に少なくなるから、図13の(b)に示すように、
エンジン回転数Rは、正規のアイドリング回転数に滑ら
かに到達することになり、このエンジン回転数Rが極端
に低下したり、回転が不安定となるといった不具合を解
消することができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、実際のエ
ンジン回転数がアイドリング運転を維持し得る下限値よ
りも低下すると、燃料噴射弁が気筒内に燃料を噴射して
いる時間が長くなるとともに、この燃料噴射弁からの燃
料噴射量が増えるので、気筒への燃料噴射量を迅速に増
大させることができ、従来に比べて燃料増量の応答性を
高めることができる。このため、エンジン負荷の増加に
よるエンジン回転数の低下を確実に防止でき、アイドリ
ング運転域においても安定した運転を継続できるといっ
た利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイドリング運転時の燃料噴射量を制御するた
めのフローチャート。
【図2】燃料噴射弁のニードルのリフトの変化状態を示
す図。
【図3】エンジン回転数の変化に対する燃料噴射量の変
化状態や燃料噴射弁のストッパが外れるタイミング等を
説明するための図。
【図4】(a)は、エンジン回転数が700rpmより
も高い時の燃料の噴射波形を示す図。 (b)は、エンジン回転数が600rpm前後にまで低
下した時の燃料の噴射波形を示す図。
【図5】蓄圧式の燃料噴射弁の断面図。
【図6】(a)は、低負荷・低回転運転時の燃料噴射弁
の駆動パルスと燃料噴射期間を示す図。 (b)は、高負荷・高回転運転時の燃料噴射弁の駆動パ
ルスと燃料噴射期間を示す図。 (c)は、中負荷・中回転運転時の燃料噴射弁の駆動パ
ルスと燃料噴射期間を示す図。
【図7】(a)は、低負荷・低回転運転時の燃料噴射弁
のリフト量を示す図。 (b)は、高負荷・高回転運転時の燃料噴射弁のリフト
量を示す図。 (c)は、中負荷・中回転運転時の燃料噴射弁のリフト
量を示す図。
【図8】燃料噴射弁のノズル口が閉じられた状態の断面
図。
【図9】低負荷・低回転運転時のノズル口の開口状態を
示す断面図。
【図10】高負荷・高回転運転時のノズル口の開口状態
を示す断面図。
【図11】燃料噴射装置の断面図。
【図12】エンジン回転数がアイドリング回転数に向け
て急激に低下した時の燃料噴射量を制御するためのフロ
ーチャート。
【図13】(a)は、アクセル開度の変化状態を示す
図。 (b)は、エンジン回転数の低下状態の推移を示す図。 (c)は、実際に燃料噴射弁から燃料が噴射されている
時間の推移を示す図。
【図14】アクセル開度とエンジン回転数に対するエン
ジン運転状態の推移を示す図。
【符号の説明】
1…燃料噴射装置 5…クランク軸 17…燃料噴射ポンプ 26…燃料噴射弁 29…ノズル口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射ポンプによって加圧された燃料
    を、燃料噴射弁のノズル口を介して気筒内に噴射するデ
    ィーゼルエンジンに適用される燃料噴射制御方法であっ
    て、 エンジン運転時の実際のエンジン回転数と、ディーゼル
    エンジンがアイドリング運転を維持し得るエンジン回転
    数の下限値とを比較し、実際のエンジン回転数が上記下
    限値を下回った時に、上記燃料噴射弁の燃料噴射期間を
    クランク軸のクランク角度を基準として一定に固定する
    行程と; 上記実際のエンジン回転数が上記下限値を下回った時
    に、上記燃料噴射弁のノズル口の開口面積を一時的に大
    きくして、上記固定された燃料噴射期間内での燃料噴射
    量を多くする行程と; を具備したことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料
    噴射制御方法。
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