JP3000839B2 - 糸巻きゴルフボール - Google Patents
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- Y10S273/22—Ionomer
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リキッドセンターに糸
ゴムを巻きつけ、更にその上からカバーを被覆した糸巻
きゴルフボールに関する。
ゴムを巻きつけ、更にその上からカバーを被覆した糸巻
きゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糸巻き
ゴルフボールには、リキッドセンターに糸ゴムを巻きつ
け、カバーを被覆したものと、ソリッドセンターに糸ゴ
ムを巻きつけ、カバーを被覆したものとがあるが、その
それぞれについて、カバー材の種類によって糸巻きバラ
タボールと糸巻きサーリンボールとに分けられる。
ゴルフボールには、リキッドセンターに糸ゴムを巻きつ
け、カバーを被覆したものと、ソリッドセンターに糸ゴ
ムを巻きつけ、カバーを被覆したものとがあるが、その
それぞれについて、カバー材の種類によって糸巻きバラ
タボールと糸巻きサーリンボールとに分けられる。
【0003】カバー材としてバラタを用いた糸巻きバラ
タボールは、コントロール性、打感に優れるが、アイオ
ノマー樹脂をカバー材として用いた糸巻きサーリンボー
ルに比べてスピン量が多く、ランが少なく、結果として
飛距離が劣り、またカバーの耐久性も劣る。
タボールは、コントロール性、打感に優れるが、アイオ
ノマー樹脂をカバー材として用いた糸巻きサーリンボー
ルに比べてスピン量が多く、ランが少なく、結果として
飛距離が劣り、またカバーの耐久性も劣る。
【0004】一方、糸巻きサーリンボールは、カバーの
耐久性において優れているものの、打感に劣り、またス
ピン量が少なくコントロール性に劣る。
耐久性において優れているものの、打感に劣り、またス
ピン量が少なくコントロール性に劣る。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
適切なスピン特性と、糸巻きバラタボールと同等の良好
な打感を与え、かつ糸巻きサーリンボール本来の耐久性
と飛距離を維持したリキッドセンター使用糸巻きゴルフ
ボールを提供することを目的とする。
適切なスピン特性と、糸巻きバラタボールと同等の良好
な打感を与え、かつ糸巻きサーリンボール本来の耐久性
と飛距離を維持したリキッドセンター使用糸巻きゴルフ
ボールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するたる鋭意検討を行った結果、リキッド
センターに糸ゴムを巻きつけ、その上からアイオノマー
樹脂を主成分とするカバーを被覆してなる糸巻きゴルフ
ボールにおいて、上記アイオノマー樹脂として、オレフ
ィンと不飽和カルボン酸との二元共重合体及び/又はオ
レフィンと不飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステ
ルとからなる三元共重合体の各々のカルボン酸基の少な
くとも一部が金属イオンで中和したものを用い、上記カ
バーとしてJIS−C硬度が70〜85であるものを使
用すると共に、カバーの厚さを1.0〜1.8mmと
し、かつリキッドセンターがゴム質のセンターバック内
に比重が1.0〜2.0の液体を封入してなり、上記リ
キッドセンターの外径を27〜30mm、上記リキッド
センターのセンターバック硬度をJIS−A硬度で44
〜62、センターバックの厚さを1.8〜2.3mmと
することにより、上記目的とする性能を有する糸巻きゴ
ルフボールが得られることを知見した。
記目的を達成するたる鋭意検討を行った結果、リキッド
センターに糸ゴムを巻きつけ、その上からアイオノマー
樹脂を主成分とするカバーを被覆してなる糸巻きゴルフ
ボールにおいて、上記アイオノマー樹脂として、オレフ
ィンと不飽和カルボン酸との二元共重合体及び/又はオ
レフィンと不飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステ
ルとからなる三元共重合体の各々のカルボン酸基の少な
くとも一部が金属イオンで中和したものを用い、上記カ
バーとしてJIS−C硬度が70〜85であるものを使
用すると共に、カバーの厚さを1.0〜1.8mmと
し、かつリキッドセンターがゴム質のセンターバック内
に比重が1.0〜2.0の液体を封入してなり、上記リ
キッドセンターの外径を27〜30mm、上記リキッド
センターのセンターバック硬度をJIS−A硬度で44
〜62、センターバックの厚さを1.8〜2.3mmと
することにより、上記目的とする性能を有する糸巻きゴ
ルフボールが得られることを知見した。
【0007】即ち、ドライバー等の飛距離向上には、ス
ピンが少ない方がボールの弾道が高くなりすぎず、落下
してからの転がり(ラン)も多くなるので有利となる。一
方、コントロール性は、スピンが多い方がグリーン上で
のボールの止まりも良いので有利となる。このようにス
ピン性能はゴルフボールの性能に重要であるが、このス
ピン性能は打撃時のボールの変形の度合いと、ボールと
クラブフェースとの摩擦力とによって決まる。ドライバ
ーショットのようにボールへの衝撃力が大きい場合はボ
ールの変形量が支配的になり、一方、アプローチショッ
トのようにボールへの衝撃力が小さい場合はボールとク
ラブフェースとの摩擦力が支配的になる。本発明者は、
この点に着目し、ドライバー等のショットでは、従来の
糸巻きバラタボールよりもスピンが少なく、またショー
トアイアン等のショットでは同等のスピンとなるよう
に、カバー材及びリキッドセンターの仕様を検討した。
その結果、カバー材として特定のアイオノマー樹脂を用
い、カバー材の硬度及び厚さを上記特定の値に規定する
と共に、リキッドセンターの比重、径及び硬度、センタ
ーバックの厚さを上記のような適切なものとすれば、良
好な飛距離及びコントロール性を与えるスピン性能が得
られると共に、良好な耐カット性も得られることを知見
し、本発明に到達したものである。
ピンが少ない方がボールの弾道が高くなりすぎず、落下
してからの転がり(ラン)も多くなるので有利となる。一
方、コントロール性は、スピンが多い方がグリーン上で
のボールの止まりも良いので有利となる。このようにス
ピン性能はゴルフボールの性能に重要であるが、このス
ピン性能は打撃時のボールの変形の度合いと、ボールと
クラブフェースとの摩擦力とによって決まる。ドライバ
ーショットのようにボールへの衝撃力が大きい場合はボ
ールの変形量が支配的になり、一方、アプローチショッ
トのようにボールへの衝撃力が小さい場合はボールとク
ラブフェースとの摩擦力が支配的になる。本発明者は、
この点に着目し、ドライバー等のショットでは、従来の
糸巻きバラタボールよりもスピンが少なく、またショー
トアイアン等のショットでは同等のスピンとなるよう
に、カバー材及びリキッドセンターの仕様を検討した。
その結果、カバー材として特定のアイオノマー樹脂を用
い、カバー材の硬度及び厚さを上記特定の値に規定する
と共に、リキッドセンターの比重、径及び硬度、センタ
ーバックの厚さを上記のような適切なものとすれば、良
好な飛距離及びコントロール性を与えるスピン性能が得
られると共に、良好な耐カット性も得られることを知見
し、本発明に到達したものである。
【0008】従って、本発明は、リキッドセンターに糸
ゴムを巻きつけ、その上からアイオノマー樹脂を主成分
とするカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおい
て、上記アイオノマー樹脂として、オレフィンと不飽和
カルボン酸との二元共重合体及び/又はオレフィンと不
飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステルとからなる
三元共重合体であって、各々のカルボン酸基の少なくと
も一部が金属イオンで中和したものを使用し、かつ上記
カバーとしてJIS−C硬度が70〜85であるものを
使用すると共に、カバーの厚さを1.0〜1.8mmと
し、上記リキッドセンターがゴム質のセンターバック内
に比重が1.0〜2.0の液体を封入してなり、上記リ
キッドセンターの外径を27〜30mm、上記リキッド
センターのセンターバック硬度をJIS−A硬度で44
〜62、センターバックの厚さを1.8〜2.3mmと
したことを特徴とする糸巻きゴルフボールを提供する。
ゴムを巻きつけ、その上からアイオノマー樹脂を主成分
とするカバーを被覆してなる糸巻きゴルフボールにおい
て、上記アイオノマー樹脂として、オレフィンと不飽和
カルボン酸との二元共重合体及び/又はオレフィンと不
飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステルとからなる
三元共重合体であって、各々のカルボン酸基の少なくと
も一部が金属イオンで中和したものを使用し、かつ上記
カバーとしてJIS−C硬度が70〜85であるものを
使用すると共に、カバーの厚さを1.0〜1.8mmと
し、上記リキッドセンターがゴム質のセンターバック内
に比重が1.0〜2.0の液体を封入してなり、上記リ
キッドセンターの外径を27〜30mm、上記リキッド
センターのセンターバック硬度をJIS−A硬度で44
〜62、センターバックの厚さを1.8〜2.3mmと
したことを特徴とする糸巻きゴルフボールを提供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の糸巻きゴルフボールは、リキッドセンター、糸ゴ
ム、カバーからなるものである。
明の糸巻きゴルフボールは、リキッドセンター、糸ゴ
ム、カバーからなるものである。
【0010】ここで、リキッドセンターは、センターバ
ッグ内に水等の液体、更にはこれに硫酸バリウム等の重
量調整剤を加えたもので、その比重は1.0〜2.0、
特に1.0〜1.7であることが好ましい。
ッグ内に水等の液体、更にはこれに硫酸バリウム等の重
量調整剤を加えたもので、その比重は1.0〜2.0、
特に1.0〜1.7であることが好ましい。
【0011】一方、センターバッグの材質としては、通
常のゴルフボール用リキッドセンターボールのバッグゴ
ム、例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、或いはこれらの混合ゴム材に、ステアリン酸、亜鉛
華、オイル、硫黄や加硫剤等を加えたものなどにより形
成されるものであるが、本発明においては、このセンタ
ーバッグの外径を27〜30mm、厚さを1.8〜2.
3mmとし、かつJIS−A硬度を44〜62、より好
ましくは48〜58とするものである。センターバッグ
の外径が27mmより小さいとスピンがかかりすぎ、逆
に30mmより大きいとスピンがかかりにくくなる上、
適正なボール硬度を得るには、糸ゴムの張力を高めて糸
巻きする必要があり、これによって糸切れが増加するの
で作業性が低下する。また、センターバッグの厚さが
1.8mmより薄いと強度が弱くなり、2.3mmより
厚いとセンターバッグの硬さが大きくなりすぎてスピン
がかかりすぎ、本発明の目的が達成されない。更に、セ
ンターバッグのJIS−A硬度が48より小さいと、バ
ックスピン量が少なくなりすぎ、特にアイアンショット
でのコントロール性が低下し、逆に62より大きいと、
ドライバーにおけるショットでスピンがかかりすぎ、飛
距離の低下につながる。
常のゴルフボール用リキッドセンターボールのバッグゴ
ム、例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、或いはこれらの混合ゴム材に、ステアリン酸、亜鉛
華、オイル、硫黄や加硫剤等を加えたものなどにより形
成されるものであるが、本発明においては、このセンタ
ーバッグの外径を27〜30mm、厚さを1.8〜2.
3mmとし、かつJIS−A硬度を44〜62、より好
ましくは48〜58とするものである。センターバッグ
の外径が27mmより小さいとスピンがかかりすぎ、逆
に30mmより大きいとスピンがかかりにくくなる上、
適正なボール硬度を得るには、糸ゴムの張力を高めて糸
巻きする必要があり、これによって糸切れが増加するの
で作業性が低下する。また、センターバッグの厚さが
1.8mmより薄いと強度が弱くなり、2.3mmより
厚いとセンターバッグの硬さが大きくなりすぎてスピン
がかかりすぎ、本発明の目的が達成されない。更に、セ
ンターバッグのJIS−A硬度が48より小さいと、バ
ックスピン量が少なくなりすぎ、特にアイアンショット
でのコントロール性が低下し、逆に62より大きいと、
ドライバーにおけるショットでスピンがかかりすぎ、飛
距離の低下につながる。
【0012】上記リキッドセンターに巻かれる糸ゴムの
材質に特に制限はなく、固形ゴムを練ってつくるクラム
糸ゴムやイソプレンラバー(IR)ラテックスからつく
るIRラテックス糸ゴム等の通常の糸ゴムを使用するこ
とができる。
材質に特に制限はなく、固形ゴムを練ってつくるクラム
糸ゴムやイソプレンラバー(IR)ラテックスからつく
るIRラテックス糸ゴム等の通常の糸ゴムを使用するこ
とができる。
【0013】本発明の糸巻きゴルフボールは、このよう
な糸ゴムを上記リキッドセンターの周囲に伸長巻回して
糸ゴム層を形成したものであるが、この場合糸ゴムの厚
さ方向がボールの径方向と一致していれば、その巻回方
式に制限はなく、ランダム巻き(又はバスケットワイン
ディング)やグレートサークル巻き等の公知の方式によ
り巻回することができ、このとき巻回方式に応じて公知
の自動糸巻き機を使用して巻回工程を行うことができ
る。なお、巻回時の糸ゴムの伸長度は糸ゴムの断面積に
もよるが、通常8〜10倍とすることができ、また糸ゴ
ム層の厚さは、センターの直径及びボールの大きさ(ラ
ージボールかスモールボールか)に応じて通常の厚さに
設定することができる。
な糸ゴムを上記リキッドセンターの周囲に伸長巻回して
糸ゴム層を形成したものであるが、この場合糸ゴムの厚
さ方向がボールの径方向と一致していれば、その巻回方
式に制限はなく、ランダム巻き(又はバスケットワイン
ディング)やグレートサークル巻き等の公知の方式によ
り巻回することができ、このとき巻回方式に応じて公知
の自動糸巻き機を使用して巻回工程を行うことができ
る。なお、巻回時の糸ゴムの伸長度は糸ゴムの断面積に
もよるが、通常8〜10倍とすることができ、また糸ゴ
ム層の厚さは、センターの直径及びボールの大きさ(ラ
ージボールかスモールボールか)に応じて通常の厚さに
設定することができる。
【0014】本発明においては、この糸ゴム層を被覆す
るカバーとして、アイオノマー樹脂を主成分とするもの
を使用する。このアイオノマー樹脂としては、オレフィ
ンと不飽和カルボン酸との二元共重合体やオレフィンと
不飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステルとからな
る三元共重合体の各々のカルボン酸基の少なくとも一部
が金属イオンで中和されたものが用いられ、中でもオレ
フィンとしてエチレン、不飽和カルボン酸として、アク
リル酸及び/又はメタアクリル酸を用いた共重合体の少
なくとも一部のカルボン酸基が金属イオンで中和された
ものが好ましく用いられる。
るカバーとして、アイオノマー樹脂を主成分とするもの
を使用する。このアイオノマー樹脂としては、オレフィ
ンと不飽和カルボン酸との二元共重合体やオレフィンと
不飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステルとからな
る三元共重合体の各々のカルボン酸基の少なくとも一部
が金属イオンで中和されたものが用いられ、中でもオレ
フィンとしてエチレン、不飽和カルボン酸として、アク
リル酸及び/又はメタアクリル酸を用いた共重合体の少
なくとも一部のカルボン酸基が金属イオンで中和された
ものが好ましく用いられる。
【0015】具体的には、エチレン−(メタ)アクリル
酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)
アクリル酸エステル三元共重合体のカルボン酸基の少な
くとも一部が金属イオンで中和されたものが挙げられ
る。金属としては、Li,Na,K,Zn等が用いられ
る。
酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)
アクリル酸エステル三元共重合体のカルボン酸基の少な
くとも一部が金属イオンで中和されたものが挙げられ
る。金属としては、Li,Na,K,Zn等が用いられ
る。
【0016】本発明においては、このアイオノマー樹脂
を主成分としてカバーを形成するが、この場合、必要に
応じてEVA,EAA,ポリエステルエラストマーなど
の熱可塑性樹脂等を配合し、カバーを形成できる。
を主成分としてカバーを形成するが、この場合、必要に
応じてEVA,EAA,ポリエステルエラストマーなど
の熱可塑性樹脂等を配合し、カバーを形成できる。
【0017】本発明において、上記カバーは、そのJI
S−C硬度が70〜85、好ましくは76〜82である
必要があり、またその厚さを1.0〜1.8mmとする
必要がある。JIS−C硬度が70より小さいと反発性
能が低下し、85より大きいとスピンがかかりにくくな
る。また、カバー厚が1.0mmより薄いと耐カット性
が低下し、1.8mmより厚いとスピンがかかりにくく
なり、またボールの初速も低下する。
S−C硬度が70〜85、好ましくは76〜82である
必要があり、またその厚さを1.0〜1.8mmとする
必要がある。JIS−C硬度が70より小さいと反発性
能が低下し、85より大きいとスピンがかかりにくくな
る。また、カバー厚が1.0mmより薄いと耐カット性
が低下し、1.8mmより厚いとスピンがかかりにくく
なり、またボールの初速も低下する。
【0018】本発明のゴルフボールは、その全体の直径
が通常42.67mm程度、重さが45.2g程度に形
成される。
が通常42.67mm程度、重さが45.2g程度に形
成される。
【0019】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0020】〔実施例1〜5、比較例1〜8〕まず、セ
ンターバッグの材料として天然ゴムにステアリン酸、亜
鉛華、ナフテン系オイル、加硫促進剤、硫黄を加えたも
のを使用し、表1に示す仕様のリキッドセンターを作成
した。
ンターバッグの材料として天然ゴムにステアリン酸、亜
鉛華、ナフテン系オイル、加硫促進剤、硫黄を加えたも
のを使用し、表1に示す仕様のリキッドセンターを作成
した。
【0021】なお、センターバッグの製造においては、
亜鉛華の配合量を調節することで、その比重、硬度を調
節した。
亜鉛華の配合量を調節することで、その比重、硬度を調
節した。
【0022】
【表1】
【0023】次に糸ゴムとしてクラム糸ゴムを用い、通
常の糸巻き方法により上記リキッドセンターに巻きつ
け、表2に示す外径の糸巻きコアを得た。
常の糸巻き方法により上記リキッドセンターに巻きつ
け、表2に示す外径の糸巻きコアを得た。
【0024】一方、下記アイオノマー樹脂(ハイミラ
ン,三井ジュポンケミカル社)100重量部に酸化チタ
ン5重量部を添加した組成物を用いて成形した一対のハ
ーフシェルを上記糸巻きコアに被覆し、140℃で5分
間加熱圧縮成形して、下記カバーA〜Eを形成した糸巻
きゴルフボールを得た。カバーA ハイミラン1706/ハイミラン1605=50/50
(重量比) カバー硬度JIS−C 92カバーB ハイミラン1557/ハイミラン1856=75/25
(重量比) カバー硬度JIS−C 89カバーC ハイミラン1557/ハイミラン1856=50/50
(重量比) カバー硬度JIS−C 84カバーD ハイミラン1650/ハイミラン1856=40/60
(重量比) カバー硬度JIS−C 78カバーE ハイミラン1557/ハイミラン1855/ハイミラン
1856=10/40/50(重量比) カバー硬度JIS−C 76
ン,三井ジュポンケミカル社)100重量部に酸化チタ
ン5重量部を添加した組成物を用いて成形した一対のハ
ーフシェルを上記糸巻きコアに被覆し、140℃で5分
間加熱圧縮成形して、下記カバーA〜Eを形成した糸巻
きゴルフボールを得た。カバーA ハイミラン1706/ハイミラン1605=50/50
(重量比) カバー硬度JIS−C 92カバーB ハイミラン1557/ハイミラン1856=75/25
(重量比) カバー硬度JIS−C 89カバーC ハイミラン1557/ハイミラン1856=50/50
(重量比) カバー硬度JIS−C 84カバーD ハイミラン1650/ハイミラン1856=40/60
(重量比) カバー硬度JIS−C 78カバーE ハイミラン1557/ハイミラン1855/ハイミラン
1856=10/40/50(重量比) カバー硬度JIS−C 76
【0025】また、比較のため、下記処方 トランス−1,4−ポリイソプレン 70重量部 ハイスチレン樹脂 20 〃 天然ゴム 10 〃 酸化亜鉛 10 〃 酸化チタン 10 〃 ステアリン酸 1.0 〃 硫黄 1.5 〃 の組成物(バラタカバー材)から成形した一対のハーフ
シェルを上記糸巻きコアに被覆し、約85℃で10分間
加熱圧縮成形した後、加硫して、下記カバーFを有する
糸巻きゴルフボールを作製した。カバーF バラタカバー カバー硬度JIS−C 76 次に、得られたゴルフボールの性能を評価した。結果を
表2,3に示す。
シェルを上記糸巻きコアに被覆し、約85℃で10分間
加熱圧縮成形した後、加硫して、下記カバーFを有する
糸巻きゴルフボールを作製した。カバーF バラタカバー カバー硬度JIS−C 76 次に、得られたゴルフボールの性能を評価した。結果を
表2,3に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】 *耐カット性: 9番アイアンを用いてヘッドスピード30m/sで各2
0ヶのボールの中心を打撃し、カットしなかったボール
の個数を測定した。この場合、比較例8の個数を100
として指数表示した。 *ゴルフボール硬度: 100kg荷重時のボールの変形量(mm) *初速: W#1(ドライバー)を用いてヘッドスピード45m/
sで打撃した時のボール打出速度。n=12の平均値を
とる。 *スピン: W#1,S/W(サンドウェッジ)を用いて表中のHS
(ヘッドスピード,m/s)で打撃した時のスピン量。
n=12の平均値をとる。
0ヶのボールの中心を打撃し、カットしなかったボール
の個数を測定した。この場合、比較例8の個数を100
として指数表示した。 *ゴルフボール硬度: 100kg荷重時のボールの変形量(mm) *初速: W#1(ドライバー)を用いてヘッドスピード45m/
sで打撃した時のボール打出速度。n=12の平均値を
とる。 *スピン: W#1,S/W(サンドウェッジ)を用いて表中のHS
(ヘッドスピード,m/s)で打撃した時のスピン量。
n=12の平均値をとる。
【0028】
【発明の効果】本発明の糸巻きゴルフボールは、ドライ
バー等のショットにおいてはスピンが少なく、飛距離が
大きいものであると共に、アプローチショットでは良好
なスピン特性を有し、しかも耐カット性も良好なもので
ある。
バー等のショットにおいてはスピンが少なく、飛距離が
大きいものであると共に、アプローチショットでは良好
なスピン特性を有し、しかも耐カット性も良好なもので
ある。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 37/00 A63B 37/06
Claims (2)
- 【請求項1】 リキッドセンターに糸ゴムを巻きつけ、
その上からアイオノマー樹脂を主成分とするカバーを被
覆してなる糸巻きゴルフボールにおいて、上記アイオノ
マー樹脂として、オレフィンと不飽和カルボン酸との二
元共重合体及び/又はオレフィンと不飽和カルボン酸と
不飽和カルボン酸エステルとからなる三元共重合体であ
って、各々のカルボン酸基の少なくとも一部が金属イオ
ンで中和したものを使用し、かつ上記カバーとしてJI
S−C硬度が70〜85であるものを使用すると共に、
カバーの厚さを1.0〜1.8mmとし、上記リキッド
センターがゴム質のセンターバック内に比重が1.0〜
2.0の液体を封入してなり、上記リキッドセンターの
外径を27〜30mm、上記リキッドセンターのセンタ
ーバック硬度をJIS−A硬度で44〜62、センター
バックの厚さを1.8〜2.3mmとしたことを特徴と
する糸巻きゴルフボール。 - 【請求項2】 上記オレフィンとしてエチレンを用いる
と共に、上記不飽和カルボン酸として、アクリル酸及び
/又はメタアクリル酸を用いた共重合体の少なくとも一
部のカルボン酸基が金属イオンで中和されたものを用い
る請求項1記載の糸巻きゴルフボール。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP5340861A JP3000839B2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 糸巻きゴルフボール |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5340861A JP3000839B2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 糸巻きゴルフボール |
Publications (2)
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---|---|
JPH07155404A JPH07155404A (ja) | 1995-06-20 |
JP3000839B2 true JP3000839B2 (ja) | 2000-01-17 |
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ID=18340989
Family Applications (1)
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JP5340861A Expired - Fee Related JP3000839B2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 糸巻きゴルフボール |
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JP (1) | JP3000839B2 (ja) |
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US6287216B1 (en) | 1999-12-03 | 2001-09-11 | Acushnet Company | Wound golf ball and method of making same |
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US5415937A (en) * | 1993-10-21 | 1995-05-16 | Dunlop Slazenger Corporation | Golf ball cover |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP5340861A patent/JP3000839B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-12-09 US US08/352,633 patent/US5496034A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5496034A (en) | 1996-03-05 |
JPH07155404A (ja) | 1995-06-20 |
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