JP3000686U - 聴音器 - Google Patents

聴音器

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JP3000686U
JP3000686U JP1994000334U JP33494U JP3000686U JP 3000686 U JP3000686 U JP 3000686U JP 1994000334 U JP1994000334 U JP 1994000334U JP 33494 U JP33494 U JP 33494U JP 3000686 U JP3000686 U JP 3000686U
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JP1994000334U
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Inventor
佳孝 舟橋
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三豊機工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音が聴き取りにくい環境下にいても、特定の
小さな音だけをはっきりと聴くことができる聴音器を提
供すること。 【構成】 聴音器1は、基部3に取り付けられた集音管
5と、集音管5に連通する2本のビニルチューブ7と、
各ビニルチューブ7を両耳へ誘導するガイド9と、ガイ
ド9に誘導された各ビニルチューブ7の端部に設けられ
た耳栓部材11と、基部3に設けられた磁石13とを備
えてなる。集音管5は、メガホン状の集音部材21を軸
方向へ多数連結した構造にされ、力を加えると各連結部
分が揺動又は回動して任意の湾曲形状に変形する一方、
力を加えなければその湾曲形状が維持される。また、過
剰に力を加えれば、適当な連結箇所を外して長さを短く
することもできる。基部3の一側面に配設された磁石1
3は、基部3を工作機械のフレームやシャーシに固定す
るためのものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通常は聴き取りにくい特定の音を聴き取るための聴音器に関する。
【0002】
【従来の技術,及び考案が解決しようとする課題】
従来、特定の小さな音を聴き取りたくても、その小さな音が周囲の騒音に邪魔 されて聴こえないといったことがよくある。 例えば、金属材料等を加工する際に、加工用工具が正しく金属材料に当たって いるか否か、あるいは加工状態に異常が無いかどうか等を、加工機から発生する 音によって確認する場合がある。具体的な例としては、砥石で金属材料を研磨す るような場合、金属材料と砥石とを軽く接触した状態に維持するため、金属材料 と砥石との接触によって発生する摩擦音などを頼りに、研磨装置のハンドルを操 作したり、また、切削加工中等に異常音が聴こえたら、切削装置を停止して切削 用刃物や切削中の材料に異常が無いかどうかを確認したりしている。
【0003】 しかし、多くの工場施設では種々の工作機械等が稼働しており、小さな音が聞 き取りにくい場合が非常に多い。また、接触音等が発生する位置が、作業者の作 業位置から離れている場合、狭い機器間の奥の方にある場合、あるいは、装置の 可動部があって近づくと危険である場合等、音の発生源に近づけないような事情 がある場合にも、周りの騒音に邪魔されて小さな音は聞き取りにくい。
【0004】 このため、上述の研磨装置の例で言えば、小さな接触音に気づかないと、過剰 気味に砥石を当ててしまう場合があり、熟練者でないとうまく研磨できないとい った不具合があった。あるいは、上述の切削装置の例で言えば、初期の異常に気 づかずに、被害を大きくしてしまう恐れがあった。
【0005】 また、このように騒々しい工場施設内では、ある作業者の声を他の作業者が聴 き取ることも容易ではない。このため、何度も聴き直さなければならなかったり 、会話の内容を誤って聴き取ったりして、複数人での作業がスムーズに行えない 場合があった。
【0006】 更に、工場施設内に限らず、一般家庭等においてでも小さな音を聴き取りたい という状況はある。例えば、物事を暗記したい場合に声に出して唱えると、自分 の声が耳からも聴こえて集中力が増し、記憶効率が向上するといわれている。し かし、一般家庭においては、テレビの音声や家族の会話など様々な音声が雑音と して聴こえてくるため、小さな声で唱えていたのでは雑音ばかりが耳から入り、 集中力が上がらない恐れがある。
【0007】 そこで本考案は、こうした音が聴き取りにくい環境下にいても、特定の小さな 音だけをはっきりと聴くことができる聴音器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段,及び作用】
上述した目的を達成するためになされた本考案は、請求項1記載の通り、 通常は聴き取りにくい特定の音を聴き取るための聴音器であって、 所定方向からの音だけを集める集音部材と、 該集音部材にて集めた音を中空の内部空間を介して一端から他端へと伝達する 音響伝達管と、 該音響伝達管を耳元まで誘導するガイド部材とを備えたことを特徴とする。
【0009】 本考案の聴音器によれば、集音部材が所定方向からの音だけを集め、音響伝達 管を介して伝えられる音を、耳元で聴くことができる。 ここで、集音部材とは、特定の方向で発せられた音だけを集めると共に、周囲 の別の方向で発せられた音については拾わないようにするための部材である。例 えば、漏斗,ラッパ,メガホン等の形状に似たメガホン状の部材や、径の変わら ない単なる筒状の部材を挙げることができる。両者とも、特定方向の音だけを集 められるが、特にメガホン状の部材は、小さな音を集める作用があるのでより望 ましい。これらの部材は、望ましくは音の吸収が少ない材質が良く、樹脂成形等 にて容易に成形できる。音響伝達管は、集音部材にて集めた音を、離れた位置ま で伝えるための部材で、例えば、柔軟な樹脂製のチューブ,金属線を編んで構成 したチューブ等である。これらの部材も、望ましくは音の吸収が少ない材質が良 い。また、柔軟なチューブにしておくと、作業者が動きやすくなる点において便 利である。ガイド部材は、作業者の耳元へ音響伝達管を誘導しておければよく、 別体の音響伝達管を耳元まで導く部材でも、ガイド部材の一部が音響伝達管とし て機能する一体形の部材でもよい。音響伝達管を耳元で止めておくには、バネ性 を利用して耳に押圧した状態に保つものや、耳に引っかけるもの、バンド等で頭 に結わえておくもの等が考えられる。
【0010】 また、周囲の雑音が特に大きい場合には、請求項2記載の通り、 前記音響伝達管が、両耳の双方に音を伝達する2本のチューブ又は二股に分か れたチューブにて構成され、 両耳の耳元まで誘導された前記音響伝達管のそれぞれの端部には、当該音響伝 達管に連通する放音穴を有する耳栓部材を備えるとよい。
【0011】 この聴音器によれば、耳栓部材が外部から聴こえる音を遮断すると共に、放音 穴からは音響伝達管を介して伝えられた特定の音だけが聴こえる。耳線部材は、 耳穴にフィットする柔らかい素材がよい。 ところで、工場施設内等で聴音器を使用する場合には、集音部材を特定の方向 に向けて固定できれば、手が塞がれることがなく便利である。
【0012】 そこで、請求項3記載の通り、 前記集音部材が、 所定位置に着脱自在に取り付け可能な取付部材を有する基部と、 該基部に一部が固定され、力を加えると変形する一方、力を加えなければその 形状を維持するフレキシブルチューブと、 該フレキシブルチューブの一端に形成されたメガホン状部材とからなることを 本考案の聴音器によれば、適当な位置を取付位置として選び、そこから音の発 生位置近傍へ延びるような任意の形状にフレキシブルチューブを変形させると共 に、取付部材にてその取付位置に基部を固定し、その状態においてメガホン状部 材に入る音をフレキシブルチューブを介して音響伝達管に伝え、その音を音響伝 達管を介して聴くことができる。
【0013】 ここで、フレキシブルチューブの変形とは、長手方向について任意の形状に湾 曲することを指し、フレキシブルチューブ自体が柔軟な素材で湾曲可能に形成さ れていても、個々には変形しない多数の管部品を揺動又は回動可能に連結して全 体として湾曲可能に形成されていてもよい。また、チューブの全体が変形しても 、一部分が変形してもよい。但し、少なくとも形状を変形させた後、力が加わら ない限りその形状が維持される構造でなければならない。これは、そのような性 質を有する金属,合成樹脂等の素材で管を形成する他に、例えば、形状が維持さ れない柔軟な合成樹脂製のチューブを金属線で補強して形状を維持可能にした管 や、多数の管部品を揺動又は回動可能に連結すると共に、各連結部分に自ら揺動 又は回動しない程度の摩擦抵抗がある管などでもよい。
【0014】 また、取付部材は、取り付ける位置に応じて種々考え得る。具体的には、例え ば、吸盤,粘着材,吊り下げ金具,あるいは引っかけ穴等がある。 特に、この聴音器を工場施設内の工作機械等に取り付けるには、請求項4記載 の通り、前記取付部材が、磁石からなるものがよい。
【0015】 このように構成すると、工作機械等の多くが備える鉄製のフレーム,シャーシ ,あるいはパネル等に簡単に取り付け、取り外しができる。 ところで、取付部材を取り付ける位置が限られている場合には、フレキシブル チューブが短くて所期の位置にまで届かないとか、あるいは長すぎて所期の位置 を超えてしまうといった場合もあり得る。
【0016】 そこで、請求項5記載の通り、前記フレキシブルチューブが、メガホン状部材 を分離・連結自在に軸方向へ多数連結した構造にされているとよい。 この請求項5記載の聴音器によれば、任意の連結部分でメガホン状部材を分離 させ、フレキシブルチューブの長さを変更できる。その時、どの連結部分で分離 させてもフレキシブルチューブの端部にはメガホン状部材の開口が現れ、良好な 集音性能が発揮される。
【0017】 更に、特定の音が自分で出す声の場合、請求項6記載の通り、 前記集音部材が、 前記ガイド部材に一部が固定され、力を加えると変形する一方、力を加えなけ ればその形状を維持するフレキシブルチューブと、 該フレキシブルチューブの一端に形成されたメガホン状部材とからなるとよい 。
【0018】 この聴音器によれば、ガイド部材に一部が固定されたフレキシブルチューブを 任意の形状に変形させ、メガホン状部材を口元へ向けた状態にできる。したがっ て、自分で発した声をはっきりと耳から聴くことができる。
【0019】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1実施例としての聴音器1は、図1に示すように、基部3に取り付けられた フレキシブルチューブ5と、基部3に開けられた貫通孔(図示略)を介してフレ キシブルチューブ5に連通する2本のビニルチューブ7と、各ビニルチューブ7 をそれぞれ両耳へ誘導するガイド9と、ガイド9に誘導された各ビニルチューブ 7の端部に設けられた耳栓部材11と、基部3に設けられた磁石13とを備えて なる。
【0020】 このうち、フレキシブルチューブ5は、図2に示すように、メガホン状部材2 1を軸方向へ多数連結した構造になっている。各メガホン状部材21は、略円錐 状部21aと球面部21bとを備え、略円錐状部21aに球面部21bが揺動及 び回動可能に嵌め込まれている。また、各連結部分には、自ら揺動又は回動しな い程度に摩擦抵抗がある。したがって、フレキシブルチューブ5に力を加えると 各連結部分が揺動又は回動して全体の形状が任意の湾曲形状に変形する一方、力 を加えなければその湾曲形状が維持される。また、過剰に力を加えれば、略円錐 状部21aから球面部21bを外して連結部分を離間させることもできる。
【0021】 ガイド9は、図1に示すように、略U字形にされ、内部に通されたビニルチュ ーブ7を作業者の耳にまで誘導する。このガイド9は、合成樹脂にて形成され、 主に薄肉部9aが弾性変形することにより、耳栓部材11を作業者の耳に向かっ て軽く付勢する構造にされている。
【0022】 耳栓部材11は、外部の音を遮断する耳栓として機能すると共に、中央に設け られた穴(図示略)を介して、ビニルチューブ7から伝わる音だけを作業者の耳 に伝える。 磁石13は、角柱状の基部3の一側面に配設されている。この磁石13は、基 部3を工作機械のフレームやシャーシに固定するためのものである。
【0023】 このように構成した聴音器1は、次のようにして使用される。 例えば、研磨装置に装着して使用する場合、まず、音の発生源である被研磨物 と砥石との接触位置の近くで、基部3を固定可能な場所を選定する。この場所は 、本実施例の場合は、磁石13が装着できる鉄製フレーム等でよい。
【0024】 そして、フレキシブルチューブ5を湾曲させて、開口端部を音の発生源に向け る。このとき、選定した取付位置によっては、フレキシブルチューブ5を湾曲さ せても長さが合わない場合がある。この場合は、適当な位置でフレキシブルチュ ーブ5の連結構造を外して、フレキシブルチューブ5の長さを適当な長さに調整 する。ここで、フレキシブルチューブ5は、どの位置でメガホン状部材21の連 結を外しても、開口端部がメガホン状になるので集音性能は良好である。
【0025】 後は、耳栓部材11が耳に当たるように作業者が聴音器1を装着して研磨装置 を操作する。この結果、フレキシブルチューブ5に入る小さな音が、ビニルチュ ーブ7を介して作業者の耳に届く。したがって、騒々しい工場施設内であっても 、被研磨物と砥石との接触音が良好に聴こえる。なお、聴音器1は、ガイド9の 弾性力で耳に当てた状態を保てるので、作業者の手がふさがれることはなく、作 業性は全く損なわれない。
【0026】 以上説明した通り、本実施例の聴音器1によれば、周囲がうるさい場合でも、 工作機械等から発生する小さな音を聞き取ることができる。 また、音の発生源が作業者の作業位置から離れている場合でも、本実施例の聴 音器1によれば、ビニルチューブ7の長さの範囲内において離れた位置の音がは っきりと聴こえる。
【0027】 また、音の発生源が狭い機器間の奥の方にある場合でも、フレキシブルチュー ブ5を差し入れるだけで容易に音が聴き取れる。 更に、装置の可動部があって近づくと危険である場合等にも、作業者が近づか なくてもよいので安全である。
【0028】 更にまた、磁石13にて工作機械等に取り付けるようにしたので、専用の取付 構造を工作機械側に設けなくても、工作機械等の多くが備える鉄製のフレーム, シャーシ,あるいはパネル等に簡単に取り付け、取り外しができる。 また、フレキシブルチューブ5については、メガホン状部材21を分離自在に 軸方向へ多数連結した構造にしたので、長さを自由に変更でき、どの様な長さに 変更しても集音性能が損なわれない。
【0029】 加えて、本実施例の聴音器1は、例えばマイクロフォン等の高価な部品を使用 せず、合成樹脂及び磁石だけで構成したので、きわめて安価に提供できる。した がって、工場での作業中に汚損した場合等は、使い捨てにすることもできる。 次に、第2実施例について説明する。なお、以降に説明する実施例については 、第1実施例と同等の構成部品には同じ符号を付して説明を省略する。
【0030】 第2実施例の聴音器31は、図3に示すとおり、フレキシブルチューブ5の先 端に、フレキシブルチューブ5よりも大きい径のメガホン状部材33を設けてあ る。このメガホン状部材33を設けることにより、第1実施例の聴音器1よりも 集音性能が向上して、より小さな音でも明瞭に聴こえる。なお、聴音器31では 、基部3を円柱状にすると共に、その円形上面の角は面取りをし、さらに円形底 面に磁石13を埋め込んだ構造にしてある。
【0031】 次に、第3実施例について説明する。 第3実施例の聴音器41は、図4に示すとおり、ビニルチューブ7の一方の端 部にメガホン状部材43を設けた構造にしてある。この聴音器41は、第1,第 2実施例の聴音器のように特定の位置には固定せず、主に、騒音の激しい工場施 設内において、近隣の作業者同士が会話を行うために用いる。
【0032】 次に、第4実施例について説明する。 第4実施例の聴音器51は、図5(a),同図(b)に示すとおり、ガイド9 の下端にフレキシブルチューブ53が固定され、フレキシブルチューブ53の一 端にメガホン状部材55を設けた構造にしてある。フレキシブルチューブ53は 、図2に示したフレキシブルチューブ5と同様の構造である。この聴音器51は 、主に、自分で発した小さな声を周りの騒音に邪魔されることなく耳で聴くため に用いる。より具体的な利用方法としては、声に出して唱えながら暗記するよう な場合に、大きな声を出さなくても自分の声がはっきりと耳に聴こえ、集中力が 増して暗記効果が上がる。なお、第4実施例では、フレキシブルチューブ53を 構成するメガホン状部材の向きが、第1,第2実施例とは異なるが、このような 方向で用いても十分に音は伝達できる。但し、第1実施例のように、フレキシブ ルチューブ自体の端部で集音する場合、特に、途中で分離させて長さを調整する 場合には、第1実施例に示した向きでフレキシブルチューブを使うことが望まし い。
【0033】 以上本考案の実施例を説明したが、本考案はこれに限定されず、本考案の要旨 を逸脱しない範囲内の種々なる態様を採用することができる。 例えば、第1,第2,第4実施例ではメガホン状部材21を多数連結したフレ キシブルチューブ5を示したが、これに限らず、柔軟な合成樹脂製のチューブを 金属線で補強した管等でもよい。この場合、チューブの先端にはメガホン状部材 を設けて置くとよい。
【0034】 また、第1,第2実施例では磁石13で工作機械に固定するようにしたが、例 えば、吸盤を設けて工作機械の平滑面に張り付けたり、粘着剤が塗布された面を 設けて所定位置に張り付けるようにしてもよい。あるいは、吊り下げ金具を設け て、工作機械の上から吊したり、引っかけ穴を設けて工作機械の凸部に引っかけ たりしてもよい。但し、汚れた工作機械にでも容易に着脱できること、工作機械 側に特定形状の取付構造を要求しないこと等まで配慮すると、磁石による取付は きわめて便利である。
【0035】
【考案の効果】
以上の如く、本考案の聴音器によれば、周囲の騒音がうるさい場合でも特定箇 所から発生する小さな音を明瞭に聞き取ることができる。また、音の発生源が、 作業者の作業位置から離れている場合、狭い機器間の奥の方にある場合、あるい は装置の可動部があって近づくと危険である場合等にも便利である。
【0036】 特に、請求項2記載の聴音器によれば、周囲の騒音により邪魔されにくく、聴 音器に入った音だけを聴きやすい。 また、請求項3記載の聴音器によれば、任意の場所に聴音器を取り付けておい て作業ができるので、手がふさがれず便利である。
【0037】 特に、請求項4記載の聴音器によれば、工作機械等の多くが備える鉄製のフレ ーム,シャーシ,あるいはパネル等に簡単に取り付け、取り外しができて便利で ある。 更に、請求項5記載の聴音器によれば、長さを自由に変更できる上に、どの様 な長さにしても集音性能が損なわれない。
【0038】 加えて、請求項6記載の聴音器によれば、自分で発した小さな声でも、明瞭に 耳から聴くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の聴音器を示す正面図である。
【図2】 第1実施例の聴音器のフレキシブルチューブ
を示す断面図である。
【図3】 第2実施例の聴音器を示す正面図である。
【図4】 第3実施例の聴音器を示す正面図である。
【図5】 第4実施例の聴音器を示し、(a)はその側
面図、(b)はその正面図である。
【符号の説明】
1,31,41,51・・・聴音器、3・・・基部、
5,53・・・フレキシブルチューブ、7・・・ビニル
チューブ、9・・・ガイド、9a・・・薄肉部、11・
・・耳栓部材、13・・・磁石、21,33,43,5
5・・・メガホン状部材。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常は聴き取りにくい特定の音を聴き取
    るための聴音器であって、 所定方向からの音だけを集める集音部材と、 該集音部材にて集めた音を中空の内部空間を介して一端
    から他端へと伝達する音響伝達管と、 該音響伝達管を耳元まで誘導するガイド部材とを備えた
    ことを特徴とする聴音器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の聴音器において、 前記音響伝達管が、両耳の双方に音を伝達する2本のチ
    ューブ又は二股に分かれたチューブにて構成され、 両耳の耳元まで誘導された前記音響伝達管のそれぞれの
    端部には、当該音響伝達管に連通する放音穴を有する耳
    栓部材を備えたことを特徴とする聴音器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の聴音器にお
    いて、 前記集音部材が、 所定位置に着脱自在に取り付け可能な取付部材を有する
    基部と、 該基部に一部が固定され、力を加えると変形する一方、
    力を加えなければその形状を維持するフレキシブルチュ
    ーブと、 該フレキシブルチューブの一端に形成されたメガホン状
    部材とからなることを特徴とする聴音器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の聴音器において、 前記取付部材が、磁石からなることを特徴とする聴音
    器。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の聴音器にお
    いて、 前記フレキシブルチューブが、メガホン状部材を分離・
    連結自在に軸方向へ多数連結した構造にされていること
    を特徴とする聴音器。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の聴音器にお
    いて、 前記集音部材が、 前記ガイド部材に一部が固定され、力を加えると変形す
    る一方、力を加えなければその形状を維持するフレキシ
    ブルチューブと、 該フレキシブルチューブの一端に形成されたメガホン状
    部材とからなることを特徴とする聴音器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019090642A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 株式会社Jrc 回転体等の異常診断具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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