JP6232541B2 - 電子聴診器 - Google Patents

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Description

本発明は、チェストピースで検出した聴診音を電気信号に変換して再生手段で再生させる電子聴診器に関し、殊に、電子的な音声による聴診機能に加え通常の音声による聴診機能を備えた電子聴診器に関する。
聴診音を電気信号に変換して再生する電子聴診器としては、チェストピースに設けた変換手段で聴診音を電気信号に変換して再生手段に送信する方式が、特表平8−506495号公報に記載されているように周知である。この電子聴診器では、チェストピース内にマイクロフォンを備え、これから延設したコードがゴム管内を通り所定位置に配置したコネクタに連結されており、このコネクタに接続したスピーカで聴診音を再生する方式を採用しており、その電子聴診器自体もチェストピースからイヤーピースに至る空気伝達経路を介した通常の音声による聴診を行えるものとしている。
また、特開平8−84728号公報にも記載されているように、チェストピース内のマイクロフォンで変換した電気信号を、耳管・イヤーピースの代わりに設けたイヤホンやヘッドフォンで聴診音を再生しながら聴診を実施する方式の電子聴診器も普及しており、聞き取りにくい聴診音を大きくしたり雑音を電子的にカットしたりして高い診断精度を実現しようとしている。
しかし、前者の電子聴診器において、それ自体で聴くことができるのは空気伝達経路を介した通常の聴診音だけであり、後者の電子聴診器自体で聴けるのは再生手段を介した電子的な聴診音のみであり、どちらもそれ自体で通常の聴診音と電子的な聴診音の両方を聴く機能を有しておらず、そのいずれか聞きやすい方を適宜選択することができない。
これは、通常の聴診器においてチェストピースにマイクロフォン、イヤーピースにスピーカを追加した場合は、電子的な聴診音を聞く際に空気伝達経路を介した通常の聴診音も重なってしまい、かえって聴きにくくなるためと推察される。また、後者のように電子聴診音のみ聴ける電子聴診器にあっては、そのバッテリが切れた場合に聴診を継続できなくなるという難点もある。したがって、通常の聴診音と電子的な聴診音を適宜切り替えて聴くことができれば、実用性・利便性に優れたものとなる。
一方、特開2001−309916号公報にも記載されているように、電子聴診器で取得した聴診音の電気信号を、これから離れた場所の端末に無線送信することにより、遠隔的に診断を行ったり聴診音を記憶手段に記録させたり、或いは複数人で同時に診断させる等、新たな機能を追加した電子聴診器も普及している。
しかしながら、このように複数の機能を付加した場合でも、患者の身体に対し適切な状態でチェストピースを当てながら聴診を行うためには、聴診の際に1人の患者に対し1人の人員を配置することが必要であることは従来通りである。そこで特開2001−505085号公報にも記載されているように、患者の身体に音声検出手段を密着させた状態で保持させるバンド状部材を用いることが提案されているが、これを患者に装着する作業自体が面倒であり、また患者の身体に触れた部分を毎回消毒するのにも多大な手間を要するため、利便性の改善において未だ不十分と言わざるを得ない。
特表平8−506495号公報 特開平8−84728号公報 特開2001−309916号公報 特開2001−505085号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、電子聴診器について、通常の聴診と電子的な聴診の両方で実用的な使用を可能としながら一層利便性に優れたものとすることを課題とする。
そこで、本発明は、チェストピース・ゴム管・耳管・イヤーピースに加えて音声を電気信号に変換する変換手段を備えており、チェストピースで検出した聴診音を変換手段で電気信号に変換し、これを聴診音または聴診音の波形図として再生する所定の再生手段に送信することにより電子的な聴診を行わせる電子聴診器において、そのチェストピースからゴム管・耳管を経てイヤーピースに至る空気振動を伝える空気伝達経路を連通させることで通常の聴診を実施可能な状態となり、且つ、通常の聴診を実施可能な状態と電子的な聴診を実施可能な状態との間で切り替え操作が可能なものとされており、通常の聴診を実施可能な状態から電子的な聴診を実施可能な状態に切り替える操作により、前記空気伝達経路の一部が分断または遮断されることを特徴とするものとした。
このように、通常の聴診器と同様にチェストピース・ゴム管・耳管・イヤーピースを備えて通常の聴診を実施可能としながら、この状態と電子的な聴診を行う状態との間で切り替え操作を可能なものとしながら、電子的な聴診に切り替える操作に連動して、通常の聴診に使用する空気伝達経路が分断又は遮断される構成としたことにより、電子的な聴診の際に通常の聴診音が混在してしまうことを回避できるようになる。
また、この電子聴診器において、その変換手段はチェストピースに内装されたマイクロフォンであり、このマイクロフォンから延設された配線がゴム管の途中又は基端側に配置した再生手段としてのスピーカに接続されており、所定の切り替え手段を操作して電子的な聴診を実施可能な状態に切り替えることで、スピーカの手前で空気伝達経路が遮断されるとともにこのスピーカで聴診音を再生するものとして、このスピーカからイヤーピースに至る空気伝達経路を介して再生した聴診音を使用者の耳に到達させる状態となり、この状態から通常の聴診を実施可能な状態に切り替えることにより、前記遮断が解除されてチェストピースからイヤーピースに至る空気伝達経路が連通した状態となることを特徴としたものとすれば、使用者が切り替え手段を操作するだけで、通常の聴診と電子的な聴診とが切り替えられるとともに、電子的な聴診の際にチェストピースからの空気伝達経路を確実に遮断することができる。
この場合、その切り替え手段は、外周面の所定位置からその中心軸線を直角方向に貫通しながら反対側まで貫通した連通孔を備えている円柱状部材が、所定のケーシング内でその軸周りに回動可能な状態で軸支されて空気伝達経路の途中に介装されてなるものであり、その円柱状部材を外部から回動操作することにより、空気伝達経路と前記連通孔の中心線が一致して空気伝達経路を総て連通させる角度位置と、空気伝達経路の途中を前記外周面で塞いで遮断する角度位置との間で切り替え可能なものとされ、且つ、その外周面の所定位置には出力面を外側にして前記スピーカが埋設されており、電子的な聴診を実施可能な状態では、空気伝達経路の耳管側に連通する開口端にスピーカの出力面が一致して、このスピーカからイヤーピースに至る空気伝達経路が連通した状態となる、ことを特徴としたものとすれば、簡易な構成による切り替え手段を用いながら、電子的な聴診に切り替える操作に連動して通常の聴診に使用する空気伝達経路が確実に遮断されるものとなる。
或いは、請求項1に記載した電子聴診器において、その変換手段は、所定の位置に併設した送信機に内装または接続してなるマイクロフォンであり、電子的な聴診の際に、ゴム管基端側が前記送信機の接続口またはマイクロフォンを有した部分の接続口に接続されるものとして、そのチェストピースで検出した聴診音が、ゴム管による空気伝達経路でマイクロフォンまで到達して電気信号に変換されるとともに、送信機に内装した無線送信手段で無線信号に変換されて無線受信手段を併設した所定の再生手段に送信され、通常の聴診の際には、ゴム管基端側が耳管の先端側所定位置に開口した接続口に接続されてチェストピースからゴム管を介して耳管・イヤーピースに至る空気伝達経路が連通する、ことを特徴としたものとすれば、ゴム管の基端側を脱抜しその接続先を替えるだけで、通常の聴診と電子的な聴診との間で容易に切り替えられるものとなる。
この場合、その耳管がアーチ状とされイヤーピースがクローズ型ヘッドフォン状とされてこれらでオーバーヘッド式のヘッドフォン部を構成し、チェストピース・ゴム管・送信機からなる部分が、前記アーチ状の耳管の外周側に内周側を密着して装着されるアーチ状の弾性部材の外周側に固定されて患者に装着させるための装着部を構成しており、これらが互いに分離可能で着脱操作が可能なものとされ、その装着部は、前記分離した状態でアーチ状の弾性部材の内周側所定位置に検出面が内側に向くようにチェストピースを配置しながらその内周側で患者の胴体を挟むことにより、患者の身体に対するチェストピースの固定手段として機能する、ことを特徴としたものとすれば、送信機を備えたアーチ状の弾性部材を用いてチェストピースを患者の目的位置に容易に固定できるため、その後はチェストピースを保持する人員を要することなく、送信先の端末による再生手段で聴診音を再生しながら電子的な聴診を実施できるものとなる。
さらにまた、このアーチ状の弾性部材を備えた電子聴診器において、そのクローズ型ヘッドフォン状のイヤーピースは、前記再生手段としてのスピーカ及び無線受信手段を備えており、前記分離した状態で前記送信機により送信された無線信号を受信しながら聴診音を再生可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、この電子聴診器1台を用いるだけで患者に対しチェストピースを固定しながら離れた位置で電子的な聴診を実施できるようになる。
通常の聴診から電子的な聴診に切り替える際に、通常の聴診に使用する空気伝達経路が分断又は遮断されるものとした本発明によると、通常の聴診と電子的な聴診の両方で実用的な使用を可能としながら、一層利便性に優れたものとすることができる。
(A)は本発明における第1の実施の形態の正面図、(B)は(A)を部分的に拡大した縦断面図である。 (A)は図1(B)の電子聴診器の通常の聴診を実施可能な状態にした場合の縦断面図、(B)は(A)を電子的な聴診を実施可能な状態に切り替えた場合の縦断面図、(C)は(A)を無線送信する状態に切り替えた場合の縦断面図である。 (A)は、図1(A)の電子聴診器を各種端末に無線送信している状態を示す模式的な正面図、(B)は(A)の電子聴診器の耳管から上の部分を外した状態を示す部分正面図である。 図3(B)の分離した電子聴診器の一方の部分と組み合わせて用いる固定用具の斜視図、(B)は(A)の固定用具と前記一方の部分を組み合わせた状態で各種端末に無線送信している状態を示す模式的な斜視図である。 (A)は本発明における第2の実施の形態の正面図、(B)は(A)の側面図である。 (A)は図5(A)の状態からヘッドフォン部と装着部を分離した状態を示す正面図、(B)は(A)の側面図である。 図6(A)の装着部の機能を説明するための正面図、(B)は(A)の側面図である。 図7(A)の装着部を患者に固定しながら各種端末及びヘッドフォン分に無線送信している状態を示す模式的な正面図である。 図5(A)の電子聴診器を通常の聴診を実施可能な状態にした正面図である。 (A)は図5の電子聴診器の応用例を示す正面図、(B)は図5の電子聴診器の他の応用例を示す正面図である。 (A)は図5の電子聴診器におけるチェストピース及びゴム管の応用例を示す拡大した縦断面図、(B)は(A)の変形例を示す拡大した縦断面図である。 (A)は図6のヘッドフォン部の応用例を示す側面図、(B)は(A)のヘッドフォン部のアルコール浸潤部を覆うカバーを設けた場合を示す正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。尚、本発明においては、電子聴診器の耳管には、左右の耳に適用する対の管状部材のほか、これらを先端側で連結しているU字状の管状部材も含まれるものとする。また、パソコンはパーソナルコンピュータの略であるが、これにはタブレット端末呼ばれるものも含まれる。
図1(A)は、本実施における第1の形態である電子聴診器1Aを示しており、図(B)はその中央部分の拡大した縦断面図を示している。この電子聴診器1Aは、チェストピース10、直管状のゴム管30、U字状でバネ材を内装した軟質の管体41とL字状で硬質の管体42,43からなる耳管40、イヤーピース50a,50bを備え、チェストピース10からイヤーピース50a,50bに至る空気伝達経路が内部で連通するように形成されており、通常の聴診を実施可能なものとされている。そのため、通常の聴診器とほぼ同様の形態を有しており、注意して見ないと電子聴診器とは気付きにくくなっている。
そのチェストピース10は、検出面側に図示しないダイヤフラムを張設してあり、その内側空間がゴム管30の内腔側に連通しているが、その内側空間の所定位置には、音声を電気信号に変換する変換手段としてのマイクロフォン100が配設されており、図1(B)に示すようにダイヤフラムを介して検出した聴診音を、電気信号に変換しながらマイクロフォン100から延設した配線31でゴム管30の内腔部30aを通りゴム管30基端側を嵌装したケーシング20まで送信するようになっている。
そのケーシング20は、通常の聴診器においてゴム管の基端側がY字状に分岐している部分を模した外観に形成してなる逆三角形状で薄型の箱状部材であり、その内部には下方から挿入したゴム管30基端側が固定されており、その上面側は耳管40におけるU字状の管体41下面側に密着する形状とされその中央位置で開口した連結孔27に、管体41から垂設した連結管44が嵌入されて耳管40側と連結している。
このケーシング20には、電源としてのバッテリ26が収装されているとともに、これから延設した図示しない電源線を接続した基板22が収装されている。また、この基板22には、前述したマイクロフォン100からの配線31が接続されているとともに、図示しない増幅部品や低音用・高音用の切り替え部品24、音量調整部品25、無線送信部品23等の各種電子部品が配設されている。
そして、本実施の形態においては、このケーシング20のほぼ中央位置に、外周面の所定位置からその中心軸線を直角方向に貫通しながら反対側に貫通してなる連通孔21aを備えた円柱状の部材であるスイッチ体21が、その軸周りに回動可能な状態で軸支されながら、ゴム管30の内腔部30aと耳管40の内腔部40aで形成されている空気伝達経路の途中に介装されており、そのケーシング20正面側で外部に露出している端面のツマミ21bを外部から回すことで、これを回動操作できるようになっている。
即ち、ツマミ21bを摘んで回動させることで、スイッチ体21の連通孔21aの中心線がその上下側の空気伝達経路の中心線に一致して空気伝達経路を総て連通させる角度位置と、その空気伝達経路の途中をスイッチ体21の外周面で塞いで遮断する角度位置との間で切り替え操作できるようになっており、電子的な聴診を実施可能な状態において、通常時に使用する空気伝達経路の途中が遮断されるものとされ、この点が本実施の形態における特徴部分となっている。
そのスイッチ体21の外周面所定位置には、再生手段であるスピーカ200が出力面を外側にして埋設されており、電子的な聴診を実施可能な状態では、空気伝達経路の耳管40側に連通する連結管44の開口端にその出力面が一致して、このスピーカ200からイヤーピース50a,50bに至る空気伝達経路が連通した状態となり、配線31で送信された電気信号をスピーカ200で聴診音に再生しながら、これを耳管40・イヤーピース50a,50bを介して使用者が聴けるようになっている。
このスイッチ体21は、外部に露出したツマミ21bを回して操作するON/OFスイッチも兼ねており、図2(A)に示すように連通孔21aが縦向きの場合はツマミ21bも縦向きであり、この状態で電子聴診器1Aの電源がOFFであるとともにチェストピース10からイヤーピース50a,50bに至る空気伝達経路が総て連通していることから、通常の聴診が行える状態となっている。
そして、図2(B)に示すように、ツマミ21bを回してスイッチ体21の連通孔21aが横向き且つスピーカ200が上向きの状態にした場合は、電子聴診器1Aの電源がONになるとともに空気伝達経路がスピーカ200の手前側(下方)で遮断されるため、通常の聴診音が耳管40側に混入しない状態にてスピーカ200の再生による電子的な聴診を実施可能な状態となる。
さらに、図2(C)に示すように、図2(A)の状態からツマミ21bを回してスイッチ体21の連通孔21aが横向き且つスピーカ200が下向きの状態にした場合は、電子聴診器1Aの電源がONになるとともに聴診音の電気信号を無線送信部品23で無線信号に変換しながら外部に送信を行うものとなり、無線受信手段を併設した再生手段としてのパソコン、スマートフォン、ワイヤレスヘッドフォン等を用いて、離れた位置で電子的な聴診実施可能な状態となる。
尚、上述したように聴診音を無線送信する場合は、前記再生手段との間の無線的な互換性の観点から、無線送信部品23で使用する無線方式として、半径10m程度の範囲内での使用においてはいわゆるBLUETOOTH(登録商標)による方式が好適である。また、図2(B)の電子聴診を実施可能な状態において、所定のスイッチを入れることにより、スピーカ200を作動させながら聴診音の送信も行える方式としても良い。
さらに、図2(B),(C)の状態に共通して、その際に電子聴診器1Aの作動(及び送信)を開始させる方式のほか、スイッチ体21をその角度位置にすることで待機状態になるものとして、チェストピース10の検出面を患者に当てる動作またはチェストピース10の把持部を摘む動作等で所定のスイッチ手段がONとなって作動を開始する方式としても良く、これにより電力消費量を低減しやすいものとなる。
図3(A)は電子聴診器1Aで聴診しながら検出した聴診音を電気信号・無線信号に変換して、無線受信手段を併設したパソコン400、スマートフォン300、ワイヤレスヘッドフォン500に送信している状態を示している。この場合、パソコン400及びスマートフォン300では、受信した無線信号をリアルタイムで聴診音の波形図に再生しているが、これと同時に聴診音を音声として再生することも可能である。
図3(B)は上述した電子聴診器1Aを、マイクロフォン100を有したチェストピース10・ゴム管30・スピーカ200及びスイッチ体21による切り替え手段を有したケーシング20からなる分離体1aと、耳管40・イヤーピース50a,50bからなる分離体1bの2つの部分に分離した状態を示している。即ち、本実施の形態の電子聴診器1Aは、耳管40の先端側から垂設した連結管44をケーシング20の連結孔27との間で挿脱操作することで着脱可能とされており、この点も本実施の形態の特徴部分となっている。
このようにして分離したチェストピース10・ゴム管30・ケーシング20からなる分離体1aは、図4(A)に示すようなアーチ状の弾性部材からなり患者の身体にチェストピース10を装着させるためのアーチ体7と組み合わせて使用することができる。このアーチ体7は、樹脂を馬蹄形に成形しながらその外周面に沿って溝71を形成するとともに、その一端側からチェストピース10の把持部を挿通してこれに固定するための固定用スリット72を溝71の底面に形成してなるものである。
そして、図4(B)に示すように、チェストピース10をその検出面が内周側に向くように固定用スリット72にその把持部側を挿通・固定しながらゴム管30を溝71に沿うように挿入することで、分離体1aをアーチ体7に連結し、これをチェストピース10の検出面が聴診位置に一致する位置にてその内周側で患者の身体を挟み込みながら装着・固定可能なものとなる。
このような構成としたことにより、患者に装着してある分離体1aから離れた位置にあるパソコン400、スマートフォン300、ワイヤレスヘッドフォン500に対し、検出した聴診音のデータをリアルタイムで送信することができ、また、分離体1aから分離された耳管40・イヤーピース50a,50bからなる分離体1bにおける連結体44の開口部に、ワイヤレスイヤフォン600の耳挿入部を嵌挿して接続することで、この分離体1bでも送信された聴診音を聴くことができる。
したがって、電子聴診器1Aを用いて電子的な聴診を実施する際には、その使用者が両手の自由が確保されるため、診療に必要な他の作業を同時に行いやすくなり、或いはチェストピース10を患者の身体に支持しておくための人手を要さない点において利便性に優れている。また、前述した状態で各種再生手段に送信することにより、患者から離れた位置でも聴診が行えるとともに、複数の者が同時に聴診に参加したり、モニターを用いて疾患モデルの聴診音やその波形、或いは過去に記録した同じ患者の聴診音やその波形と比較したりすることも可能なものとなる。尚、比較的通信距離の短いBLUETOOTH(登録商標)による端末同士の通信方式をインターネット回線経由の通信方式で繋ぐことにより、遠く離れた位置から聴診行うことも可能なものとなる。
図5(A)は、本発明における第2の実施の形態である電子聴診器1Bの正面図を示し、図5(B)はその側面図を示している。この実施の形態では、その耳管51がアーチ状とされ、イヤーピース51a,51bがクローズ型ヘッドフォン状とされて、これらでオーバーヘッド式のヘッドフォン部50を構成しており、チェストピース10・ゴム管62・送信機64からなる部分が、前記アーチ状の耳管51の外周側に内周側を密着する弾性素材からなるアーチ体61の外周側に固定されて、チェストピース10を患者に装着・固定するための装着部60を構成している点を特徴としている。
また、本実施の形態においては、ゴム管62がコイル状に形成されてその長さが弾性的に伸縮可能とされていることに加え、アーチ体61の外周側に配置した送信機64には、聴診音を電気信号に変換する変換手段であるマイクロフォン64aが内装されているとともに、これによる電気信号を無線信号に変換して送信する無線送信部品64bが内装されている。
即ち、電子的な聴診を実施する際には、ゴム管62の基端側を送信機64の側面に開口した接続口64cに嵌入して接続するものとして、チェストピース10で検出した聴診音を、ゴム管62による空気伝達経路で通信機64内に送り、マイクロフォン64aで電気信号に変換しながら無線送信部品64bで無線信号にして送信するようになっている。
また、この電子聴診器1Bにおいては、イヤーピース51a,51bがイヤーカップとイヤーパッドを有したクローズ型ヘッドフォン状とされており、前述した電子聴診器1Aにおける挿入式のイヤーピース50a,50bと比べて、外部の雑音が侵入しにくいことに加え、その耳に触れる部分を介した使用者間の感染を招きにくいものとしている。
さらに、図5(B)、図6(B)に示すようにこのイヤーピース51a,51bには、再生手段としてのスピーカ510、無線受信手段としての無線受信部品520が各々内装されており、耳管51の内腔部511による空気伝達経路を介した通常の聴診音のほか、無線通信を介した電子的な聴診音を聴けるようになっている点を特徴としている。
そして、上述したヘッドフォン部50と装着部60は、図6(A),(B)に示すように、互いに分離可能で着脱操作が可能とされている。その装着部60は、分離した状態で弾性素材からなるアーチ体61の一端から上向きに形成したスリット611aに、チェストピース10がその把持部を挿通されてアーチ体61の内周側でその検出面が内側に向くように掛止・固定されている。
そのアーチ体61は、図7(A)に示すように、2つの弧状部材61a,61bが軸60aで軸着されて図示しないバネで互いに内側に屈曲するように付勢されてなるものであり、その内周側で患者の身体を挟み込むように動作しながら様々な体の厚さに対応可能なものとなっている。また、その弧状部材61bは、さらに鞘状部610とこれに挿入されて伸縮動作する伸縮部611からなり、伸縮部611の先端側で掛止されたチェストピース10の患者に対する固定位置が、伸縮により適宜調整できるようになっている。
この電子聴診器1Bを使用する場合は、図6に示したようにヘッドフォン部50と装着部60に分離する動作等により、図示しないスイッチが入って各々ONまたは待機状態となり、図8に示すように装着部60をそのチェストピース10が患者の目的位置(集音箇所)に一致する位置にてその内周側で挟み込むことで装着され、チェストピース10をその位置で保持する人員を要することなく、患者の身体から聴診音を検出して送信を開始する。
これにより、分離したヘッドフォン部50を受信手段及び再生手段として用いることで、装着部60から離れた位置でも無線信号を受信しながら電子的な聴診を実施可能な状態になる。また、前述した第1の実施の形態と同様に、無線受信手段を併設した再生手段としてのパソコン400やスマートフォン300等を用いて聴診音を波形図や音声にして再生しながら、電子的な聴診を実施することもできる。
このように本実施の形態では、装着具としてのアーチ体61がチェストピース10・ゴム管62・送信機64と一体化するため、これを保持するための人員を要することなく、患者に対しチェストピース10を容易に装着・固定しながら聴診を実施させることができる。また、この装着具として機能する装着部60が聴診音を聴くためのヘッドフォン部50と一体化し、オーバーヘッド式ヘッドフォン状の1つの器具としてコンパクトに収まることから、電子聴診器とは別に装着具を用意して携行する必要もなくなる。
図9は、上述した電子聴診器1Bを通常の聴診器として使用可能な状態にした場合を示している。図6に示したように、装着部60とヘッドフォン部50の2つに分離してから、装着部60のゴム管62をチェストピース10とともに送信機64から取り外し、ゴム管62の先端側をヘッドフォン部50の内腔部511(図6(B)参照)に連通している接続口51cに挿入・接続することにより、チェストピース10からゴム管62・耳管51を介してイヤーピース51a,51bに至る空気伝達経路が連通して、通常の聴診を実施可能な状態となる。
図10(A)は、図5の電子聴診器1Bの応用例としての電子聴診器1Cを示しており、電子聴診器1Aの送信機64から無線送信部品64bを省略したものとして、接続ボックス65に内装したマイクロフォン64aで聴診音を電気信号に変換しながら、その嵌装部65aに嵌装した送信手段としてのスマートフォン300に図示しない接続手段を介して入力するとともに、その送信機能を利用して外部に送信させる方式としたものである。
一方、図10(B)は、さらにその応用例としての電子聴診器1Dを示しており、前述の電子聴診器1Cからさらにマイクロフォン64aを省略して、接続ボックス66の嵌装部66aに設けた接続口66bに、ゴム管62の先端側を挿入・接続しながら、スマートフォン300内装のマイクロフォンに対し聴診音を直接的に入力しながら、その送信機能を利用して送信させる方式としたものである。尚、これらの応用例においては、スマートフォン300で他の再生手段に送信させることのみならず、そのディスプレイに聴診音の波形図を表示したり、そのスピーカで聴診音を再生したりすることもできる。
図11(A),(B)は、上述した総ての実施の形態に共通してそのチェストピース及びこれに接続したゴム管の応用例としての縦断面図を示している。図11(A)は、上述したチェストピース10と同様に検出面がダイヤフラム10bを貼設した1面のみのチェストピース10Bであるが、その配線32がゴム管63の内腔部63aを通ってその基端側で端子部品66から突設したジャック66aに接続されている。一方、図11(B)は、高音用のダイヤフラム10cによる検出面のほか、低音用のベル10dによる検出面を備えたチェストピース10Cが、回転接続部10eで回動可能に軸支されている点で図11(A)と異なっている。
また、いずれも内部に変換手段としてのマイクロフォン100,110を備えて、これから延びた配線32がゴム管63の基端側まで配設されており、且つ、作動中に点灯するLED120,125を内装しているが、これらで通常の聴診に使用する空気伝達経路の連通状態を悪化させたりその着脱操作を妨げたりしない構成とされ、且つ、空気伝達経路及び電気伝達経路の着脱作業の容易化をも実現したものとなっている。
図12(A)は、電子聴診器1B,1C,1Dに共通したヘッドフォン部の応用例としてのヘッドフォン部50Bを示しており、その耳管51Bの外周面には消毒用のアルコールを浸潤した状態で保持する不織布等による浸潤面515が形成されており、装着部60をこれに連結することでその内周側が患者に触れる部分に浸潤面515で接して消毒される点を特徴としており、また、チェストピース10の検出面が触れる位置にも浸潤面515が延長して設けられている。
これにより、ヘッドフォン部50の外周側に設けた浸潤面515にアルコールを浸潤させておけば、装着部60をヘッドフォン部50に装着するだけでその患者に触れる内周面側に浸潤面515のアルコールが触れて消毒されることから、装着部60を消毒する手間を大幅に削減することができる。また、図6(B)のように装着部60を外した状態において、浸潤面515のアルコールが蒸発してしまうのを防止するために、その外面側開口部を覆う樹脂製のカバー体525を装着する方式としても良い。
次に、上述した本発明による電子聴診器の特徴部分である、通常の聴診と電子的な聴診の切り替え機能・分離機能・送信機能等を活用した新たな使用方法について説明する。先ず、送信先のスマートフォンやパソコンのディスプレイ機能・記憶機能を利用することにより、聴診音を波形図にして表示することのみならず、これを患者毎に毎回記録し、聴診時に過去のデータを呼び出しながらディスプレイ上で現在の聴診音と並べて表示したり、交互に音声を出力させたりして比較することができ、異なる時期の聴診音との比較により状態の変化を認識しやすいものとなる。
また、送信先のスマートフォンやパソコンの記憶手段に、症例別の聴診音のサンプルデータを予め記憶させておき、これと現在の患者聴診音とを並べて表示したり交互に音声を出力させたりすることにより、経験が乏しい使用者でも比較的容易に診断を行えるものとなる。さらに、その比較・解析を自動的に行いながら診断する自動診断用のソフトウエアを送信先のスマートフォンやパソコンにインストールしておき、簡易に自動診断を行えるようにしても良い。
さらにまた、上述した電子聴診器を血圧測定時に使用する場合は、検出したコロトコフ音を送信先のスマートフォンやパソコンに送信しながら、専用のソフトウエアを用いてこれを自動解析させ、最高血圧・最低血圧のタイミングで補助音を出したり、過去の血圧測定で記憶したデータと比較して血圧値の経過状況や血管の劣化状況等の判定に使用させたりすることもできる。
加えて、臨床現場において医師が手を離せなかったりその場を離れられなかったりする場合や、診断に疑問が生じた場合等においても、本発明の電子聴診器を使用しながらリアルタイムのバックアップサポートを実施することも可能である。例えば、2つに分離した装着部60,60B,60Cの機能を利用して、これを看護師等が患者の身体に装着した状態としながら、前述した送信機能を用いることで医師に対し遠隔的に診断を仰ぐこともできる。また、例えば在宅医療の場合に、自宅で前述した装着部を被験者自身が装着し、検出データを近くのパソコンに送信しながらインターネット回線を介して専属の医療機関にリアルタイム又は後日に送信することで、高い診療レベルを確保しやすいものとなる。
また加えて、上述した送信機能及びこれによるパソコンの表示機能は、医局等における複数のスタッフ間で査閲を行ったり、学生や看護師の教育にも使用したりすることにも適している。或いは、企業の集団検診や学童検診等においても、各聴診音をパソコン等に送信して表示させながら自動解析させることにより、大量の被験者を短時間で診断することも可能となる。尚、これらのデータをパソコンの記憶手段に適宜分類して記録しておけば、後に様々な目的に活用することも可能である。
以上、述べたように、電子聴診器について、本発明により通常の聴診と電子的な聴診の両方で実用的な使用を可能としながら、一層利便性に優れたものとすることができた。
1A,1B,1C,1D 電子聴診器、7,61 アーチ体、10,10B,10C チェストピース、21 スイッチ体、21a 連通孔、21b ツマミ、23,64b 無線送信部品、30,62,63 ゴム管、30a,63a,511 内腔部、31,32 配線、40,51 耳管、50 ヘッドフォン部、50a,50b,51a,51b イヤーピース、51c,64c 接続口、60,61,62 装着部、64 送信機、64a,100,110 マイクロフォン、300 スマートフォン、400 パソコン、500 ワイヤレスヘッドフォン、510 スピーカ、600 ワイヤレスイヤフォン

Claims (4)

  1. チェストピース・ゴム管・耳管・イヤーピースに加えて音声を電気信号に変換する変換手段を備えており、前記チェストピースで検出した聴診音を前記変換手段で電気信号に変換し、該電気信号を聴診音または聴診音の波形図として再生する所定の再生手段に送信することにより電子的な聴診を行わせる電子聴診器において、前記チェストピースから前記ゴム管・耳管を経て前記イヤーピースに至る空気振動を伝える空気伝達経路を連通させることで通常の聴診を実施可能な状態となり、且つ、前記通常の聴診を実施可能な状態と前記電子的な聴診を実施可能な状態との間で切り替え操作が可能なものとされており、前記通常の聴診を実施可能な状態から前記電子的な聴診を実施可能な状態に切り替える操作により、前記空気伝達経路の一部が分断または遮断され、前記前記変換手段は、前記チェストピースに内装されたマイクロフォンであり、該マイクロフォンから延設された配線が前記ゴム管の途中又は基端側に配置した前記再生手段としてのスピーカに接続されており、所定の切り替え手段を操作して前記電子的な聴診を実施可能な状態に切り替えることで、前記スピーカの手前で前記空気伝達経路が遮断されるとともに前記スピーカで聴診音を再生するものとして、該スピーカから前記イヤーピースに至る前記空気伝達経路を介して再生した聴診音を使用者の耳に到達させる状態となり、この状態から前記通常の聴診を実施可能な状態に切り替えることにより、前記遮断が解除されて前記チェストピースからイヤーピースに至る空気伝達経路が連通した状態となり、前記切り替え手段は、外周面の所定位置からその中心軸線を直角方向に貫通しながら反対側まで貫通した連通孔を備えている円柱状部材が、所定のケーシング内で軸周りに回動可能な状態で軸支されて前記空気伝達経路の途中に介装されてなるものであり、該円柱状部材を外部から回動操作することにより、前記空気伝達経路と前記連通孔の中心線が一致して前記空気伝達経路を総て連通させる角度位置と、前記空気伝達経路を前記外周面で塞いで遮断する角度位置との間で切り替え可能なものとされ、且つ、前記外周面の所定位置には出力面を外側にして前記スピーカが埋設されており、前記電子的な聴診を実施可能な状態では、前記空気伝達経路の耳管側に連通する開口端に前記スピーカの出力面が一致して、該スピーカから前記イヤーピースに至る前記空気伝達経路が連通した状態となる、ことを特徴とした電子聴診器。
  2. チェストピース・ゴム管・耳管・イヤーピースに加えて音声を電気信号に変換する変換手段を備えており、前記チェストピースで検出した聴診音を前記変換手段で電気信号に変換し、該電気信号を聴診音または聴診音の波形図として再生する所定の再生手段に送信することにより電子的な聴診を行わせる電子聴診器において、前記チェストピースから前記ゴム管・耳管を経て前記イヤーピースに至る空気振動を伝える空気伝達経路を連通させることで通常の聴診を実施可能な状態となり、且つ、前記通常の聴診を実施可能な状態と前記電子的な聴診を実施可能な状態との間で切り替え操作が可能なものとされており、前記通常の聴診を実施可能な状態から前記電子的な聴診を実施可能な状態に切り替える操作により、前記空気伝達経路の一部が分断または遮断され、前記変換手段は、所定の位置に併設した送信機に内装または接続してなるマイクロフォンであり、前記電子的な聴診の際に、前記ゴム管の基端側が前記送信機の接続口または前記マイクロフォンを有した部分の接続口に接続されるものとして、前記チェストピースで検出した聴診音が、前記ゴム管による前記空気伝達経路で前記マイクロフォンまで到達して電気信号に変換されるとともに、送信機に内装した無線送信手段で無線信号に変換されて無線受信手段を併設した所定の再生手段に送信され、前記通常の聴診の際には、前記ゴム管の基端側が前記耳管の先端側所定位置に開口した接続口に接続されて前記チェストピースからゴム管を介して耳管・イヤーピースに至る前記空気伝達経路が連通する、ことを特徴とした電子聴診器。
  3. 前記耳管がアーチ状とされ前記イヤーピースがクローズ型ヘッドフォン状とされてこれらでオーバーヘッド式のヘッドフォン部を構成し、前記チェストピース・前記ゴム管・前記送信機からなる部分が、前記アーチ状の耳管の外周側に内周側を密着して装着されるアーチ状の弾性部材の外周側に配置されて患者に装着させるための装着部を構成しており、前記ヘッドフォン部と前記装着部とが互いに分離可能で着脱操作が可能なものとされ、前記装着部は、前記分離した状態でアーチ状の弾性部材の内周側所定位置に検出面が内側に向くように前記チェストピースを配置しながら前記内周側で患者の胴体を挟むことにより、患者の身体に対する前記チェストピースの装着・固定手段として機能する、ことを特徴とする請求項2に記載した電子聴診器。
  4. 前記イヤーピースは、前記再生手段としてのスピーカ及び無線受信手段を備えており、前記分離した状態で前記送信機により送信された前記無線信号を受信しながら聴診音を再生可能なものとされている、ことを特徴とする請求項3に記載した電子聴診器。
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