JP3000684B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3000684B2
JP3000684B2 JP2413200A JP41320090A JP3000684B2 JP 3000684 B2 JP3000684 B2 JP 3000684B2 JP 2413200 A JP2413200 A JP 2413200A JP 41320090 A JP41320090 A JP 41320090A JP 3000684 B2 JP3000684 B2 JP 3000684B2
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正彰 高間
純二 町田
彰仁 池側
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンター,複写機
等の電子写真技術を利用した画像形成装置に係り、特
に、像担持体の表面に帯電ブラシを接触させて像担持体
を所定の極性に帯電させ、このように帯電された像担持
体の表面に潜像形成手段により画像情報に応じた静電潜
像を形成し、静電潜像が形成された像担持体の表面に現
像装置からトナーを供給して、像担持体の表面に形成さ
れた静電潜像を顕像化させるようになった画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真技術を利用したプリンタ
ー,複写機等の画像形成装置においては、一般に像担持
体をコロナ放電法によって帯電させ、このように帯電さ
れた像担持体の表面に潜像形成手段により画像情報に応
じた静電潜像を形成し、静電潜像が形成された像担持体
の表面に現像装置からトナーを供給して、像担持体の表
面に形成された静電潜像を顕像化させるようにしてい
た。
【0003】しかし、上記のように像担持体をコロナ放
電法によって帯電させるようにした場合、コロナ放電を
行った際に有害なオゾンを発生し、またコロナ放電を行
うために高圧電源が必要となり、装置全体としての製造
コストが高く付くという問題があった。
【0004】そこで、近年においては、上記のように像
担持体を高圧電源を用いて帯電させるコロナ放電法の他
に、像担持体を低電圧で帯電させる方法が検討されるよ
うになった。そして、このように像担持体を低電圧で帯
電させる方法として、帯電ブラシを像担持体の表面に接
触させて像担持体を帯電させる方法が開発されるに至っ
た。
【0005】しかし、帯電ブラシを像担持体の表面に接
触させて像担持体を帯電させる方法については未だ充分
な検討がなされておらず、像担持体に残留するトナーが
帯電ブラシに付着してたまり、像担持体の帯電に帯電む
らが生じたり、またこのように帯電ブラシに付着してた
まったトナーが像担持体にフィルミングされたりする等
の問題があり、一般化されていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うに帯電ブラシを像担持体の表面に接触させて像担持体
を帯電させるようになった画像形成装置における上記の
ような問題を解決することを課題とするものである。
【0007】すなわち、この発明は、上記のような画像
形成装置において、帯電ブラシを像担持体の表面に接触
させて像担持体を帯電させるにあたり、像担持体に残留
するトナーが帯電ブラシに付着してたまり、像担持体の
帯電に帯電むらが生じたり、帯電ブラシに付着してたま
ったトナーが像担持体にフィルミングされたりすること
がなく、像担持体を安定して帯電できるようになると共
に、良好な画像が安定して得られるようにすることを課
題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は上
記のような課題を解決するため、帯電ブラシを像担持体
の表面に接触させて像担持体を帯電させるにあたり、像
担持体に残留するトナーが帯電ブラシに付着してたまっ
たり、像担持体の帯電に帯電むらが生じたりするのを抑
制するため鋭意研究を重ねたところ、像担持体を帯電さ
せるのに使用する帯電ブラシのブラシ密度や、現像装置
において使用するトナーの状態がこれらに影響を及ぼす
ということが分かり、この発明を完成するに至ったので
ある。
【0009】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな課題を解決するため、像担持体の表面に接触して像
担持体を所定の極性に帯電させる帯電ブラシと、このよ
うに帯電した像担持体の表面に画像情報に応じた静電潜
像を形成する潜像形成手段と、像担持体の表面に形成さ
れた上記静電潜像をトナーによって顕像化する現像装置
とを有する画像形成装置において、上記帯電ブラシとし
て、そのブラシ密度が5〜20万本/inch2 の帯電
ブラシを使用する一方、前記トナーとしては、特許請求
の範囲に記載した数式に示される形状係数SF−1の値
が160以下のトナーが全体のトナー粒子数に対して9
0%以上で、かつ形状係数SF−1の値が170以上の
トナーが全体の1%未満になったトナーを用いるように
したのである。
【0010】ここで、帯電ブラシとして、上記のように
ブラシ密度が5〜20万本/inch2 のものを用いる
ようにしたのは、ブラシ密度が5万本/inch2 未満
の帯電ブラシを用いると、像担持体の帯電に帯電むらが
生じやすくなると共に、帯電を行うのに高電圧が必要と
なり、またブラシ密度が20万本/inch2 より多い
帯電ブラシを用いると、帯電むらは解消されるものの、
どのようなトナーを用いた場合であっても、繰り返して
画像形成を行うとトナーが帯電ブラシに付着してたま
り、そのたまりが無視できなくなる程多くなるためであ
る。
【0011】そして、このような帯電ブラシとしては、
通常、人工繊維内に導電部材を分散させたものを用いる
ようにし、人工繊維としては、ナイロン,アクリル,レ
ーヨン,ポリカーボネート,ポリエステル等で構成され
た繊維を使用する一方、導電部材としては、カーボンブ
ラック,金属粉等を用いるようにする。
【0012】また、上記の帯電ブラシにおいては、通
常、上記繊維の太さが1〜20デニール、ブラシの毛の
長さが1〜10mm、繊維の抵抗値が102 〜109 Ω
cmであり、像担持体の移動方向において像担持体と接
触する幅が2〜20mm程度のものを用いるようにす
る。
【0013】そして、このような帯電ブラシを像担持体
の表面に接触させて像担持体を帯電させるにあたって
は、像担持体の表面に対して、この帯電ブラシにおける
ブラシの圧接量(押し付け量)を0.2〜5mm程度に
し、この帯電ブラシに±700〜1500Vの直流電圧
を印加しながら、像担持体を移動させて所定の極性に帯
電させるようにする。また、このようにして像担持体を
帯電させる場合、像担持体の帯電が充分に行われるよう
にするため、像担持体の移動速度を帯電ブラシに対して
5〜60mm/secにすることが好ましい。
【0014】このようにして像担持体を帯電ブラシによ
って帯電させた後は、この像担持体の表面に潜像形成手
段によって画像情報に応じた静電潜像を形成し、このよ
うに静電潜像が形成された像担持体の表面に、現像装置
からトナーを供給してその表面に形成された静電潜像を
顕像化させるようにする。
【0015】ここで、現像装置から像担持体の表面に供
給するトナーとしては、前記の数式に示される形状係数
SF−1の値が160以下のトナーが全体のトナー粒子
数に対し90%以上で、かつ170以上のトナーが全体
の1%未満になったトナーを使用するようにした。これ
は、形状係数SF−1の値が160以下のトナーが全体
の90%未満であると、上記のように帯電ブラシのブラ
シ密度が5〜20万本/inch2 である場合にトナー
がこの帯電ブラシを通過しにくく、画像形成を繰り返し
て行うと、帯電ブラシにトナーがたまるようになる。ま
た、形状係数SF−1の値が160以下のトナーが90
%以上であっても、形状係数SF−1の値が170以上
となると、上記のようなブラシ密度の帯電ブラシをほと
んど通過することができず、その含有量は1%未満でな
ければ、上記の場合と同様に、画像形成を繰り返して行
うと、帯電ブラシにトナーがたまるようになる。なお、
本発明においては、上記形状係数SF−1の値をイメー
ジアナライザー(日本レギュレータ社製,ルーゼックス
5000)を用いて測定するようにし、この値が100
に近づく程、トナーの形状が真球に近くなる。
【0016】また、この発明において使用するトナー
は、上記の条件を満たすものであればどのような方法で
製造したものであってもよく、例えば、混練,粉砕,分
級の工程を経て製造したトナー、トナー成分を溶媒に溶
解あるいは分散させた溶液を噴霧させたり水系媒体中に
分散させて製造したトナー、懸濁重合法によって製造し
たトナー、懸濁重合法等で得られた粒子を芯材としてカ
プセル構成を持たせるように処理したトナー等を使用す
ることができる。
【0017】また、上記のトナーに使用するバインダー
樹脂も、公知のバインダー樹脂であればどのようなもの
であってもよく、例えば、ポリスチレン、スチレンアク
リル共重合体、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリエチ
レン,ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリア
ミド樹脂、マレイン酸樹脂、あるいはこれらの変性樹脂
などの公知の樹脂を挙げることができ、これらを単独又
は2種以上混合させて用いるようにしてもよい。また、
上記のトナーに使用する着色剤としては、例えば、カー
ボンブラック、フタロシアニン系、キサンテン系の有機
顔料,有機染料等を用いることができる。
【0018】さらに、上記のトナーにおいては、必要に
応じてニグロシン染料、トリフェニルメタン系染料等の
荷電制御剤、シリカ,酸化チタン,フッ化ビニリデン,
ポリプロピレン,ポリエチレン等の公知の流動化剤を配
合させることも可能であり、これらの流動化剤を添加す
ると、上記の帯電ブラシにおけるトナーのたまりはさら
に軽減されるようになる。但し、これらの流動化剤を添
加させる場合、その添加量が少ないと効果が弱く、トナ
ーの流動性が向上しない一方、その添加量が多すぎる
と、トナーの摩擦帯電が不安定になってトナーの帯電量
が安定しなくなるため、通常は流動化剤を0.01〜1
0重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で添加さ
せるようにする。
【0019】また、上記トナーの粒径が小さすぎると、
トナーの充分な帯電が行われなくなると共に、トナー同
志の凝集力あるいはブラシに対する付着力が強くなり、
トナーが帯電ブラシに付着してたまりやすくなる一方、
その粒径が大きすぎると、細線やハーフトーンのきめ等
の再現性が悪く、高品位な画質が得られなくなると共
に、上記の場合と同様にトナーが帯電ブラシに付着して
たまりやすくなるため、一般にはその体積平均粒径が2
〜20μm程度のものを用いるようにし、好ましくは、
体積平均粒径が3〜8μmのものを用いるようにする。
【0020】さらに、上記トナー中に粒径が20μm以
上のトナーが1%以上含まれると、形成される画像のき
めが悪くなると共に、帯電ブラシにおけるトナーのたま
りも著しく多くなり、また粒径が1μm以下のトナーが
1%以上含まれると、トナーの帯電が充分に行われず、
トナー飛散やかぶり等が発生すると共に、帯電ブラシに
対するトナーの付着が多くなるため、好ましくは、粒径
が20μm以上のトナーが1%未満であり、かつ粒径が
1μm以下のトナーが1%未満のものを用いるようにす
る。
【0021】また、上記のようなトナーを像担持体に供
給する現像装置は、トナーのみ使用した一成分現像方式
のものであっても、またトナーにキャリアを加えた二成
分現像方式のものであってもよい。
【0022】特に、現像装置としては、トナーを保持す
る現像スリーブ等の現像剤担持体を像担持体の表面に接
触させて、トナーを像担持体に供給するようになった一
成分接触現像方式のものや、現像剤担持体と像担持体と
を非接触の状態で保ち、両者の間に交番電界を印加し、
トナーを現像剤担持体と像担持体との間で飛翔させて像
担持体に供給するようになった所謂ジャンピング方式の
ものを使用することが好ましい。すなわち、これらの現
像装置においては、静電潜像が形成されていない像担持
体の箇所に付着したトナーが、現像剤担持体側に引き付
けられて現像剤担持体に回収されるようになり、像担持
体上に残留するトナーの量が少なくなって、帯電ブラシ
にたまるトナーの量も少なくなるからである。このた
め、これらの現像装置を用いた場合には、像担持体の表
面をクリーニング装置によってクリーニングする必要も
少なくなる。
【0023】
【作用】この発明に係る画像形成装置においては、上記
のように帯電ブラシとして、ブラシ密度が5〜20万本
/inch2 の帯電ブラシを用い、この帯電ブラシを像
担持体の表面に接触させて、像担持体を所定の極性に帯
電させるようにする。
【0024】そして、このように帯電された像担持体の
表面に潜像形成手段によって画像情報に応じた静電潜像
を形成し、静電潜像が形成された像担持体の表面に、現
像装置から下記の数式に示される形状係数SF−1の値
が160以下のトナーが全体のトナー粒子数に対して9
0%以上で、かつ形状係数SF−1の値が70以上のト
ナーが全体の1%未満になったトナーを供給し、像担持
体の表面に形成された静電潜像を顕像化させるようにす
る。 [形状係数SF−1]=(最大長2 /面積)×π/4×100 (式中、面積とは粉体の投影面積の平均値を示し、最大
長とは粉体の投影像における最大長の平均値を示す。)
【0025】このようにして画像形成を行うと、像担持
体に残留するトナーが帯電ブラシに付着してたまるとい
うことがなく、帯電ブラシによって像担持体が均一に帯
電されるようになり、また帯電ブラシにたまったトナー
が像担持体にフィルミングされるということもなくな
る。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て具体的に説明すると共に、比較例を挙げ、この発明の
実施例に係る画像形成装置が優れていることを明らかに
する。
【0027】(実施例1)この実施例の画像形成装置に
おいては、下記のようにして製造したトナーを用いるよ
うにした。
【0028】先ず、溶媒であるジクロロメタン663重
量部に、スチレン−アクリル樹脂100重量部と、カー
ボンブラック(三洋化成工業株式会社製,MA#8)8
重量部と、荷電制御剤(オリエント化学工業株式会社
製,E−84)3重量部とを加えて充分に混合させた樹
脂溶液を、界面活性剤としてアラビアゴムを含む濃度5
重量%のアラビアゴム水溶液中に加え、これらを撹拌機
(特殊機化工業株式会社製,T.Kホモミクサー)によ
り4000rpmで20分間撹拌させてエマルジョン分
散液を調製した。そして、この分散液を50℃に昇温さ
せ、これを撹拌しながら8時間で有機溶媒のジクロロメ
タンを蒸発させた後、上記の分散液を濾過し、得られた
粒子を5リットルの蒸留水で水洗した後、この粒子を乾
燥させて体積平均粒径が4μmになったトナーを製造し
た。
【0029】このようにして製造したトナーの形状係数
SF−1をイメージアナライザ(日本レギュレータ社
製,ルーゼックス5000)を用いて測定したところ、
形状係数SF−1の値が160以下のトナーが100%
で、具体的には形状係数SF−1の値が100〜120
の範囲内に全てのトナーが含まれており、形状係数SF
−1の値が170以上のトナーは存在していなかった。
なお、以下に示す各実施例及び各比較例において使用す
るトナーについても、上記のイメージアナライザを用い
て形状係数SF−1の値を測定した。
【0030】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、第3図に示すような東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。なお、
この帯電ブラシ2においては、レイヨンからなる繊維に
カーボンブラックを18重量%分散させた材料を使用
し、ブラシの毛の長さが5mm,ブラシの太さが約20
μm,ブラシ密度が10万本/inch2 ,繊維の抵抗
値が106 〜108 Ωcmになったブラシ部21を構成
し、このブラシ部21を両面テープ22によってアルミ
ニウム板23に取り付けると共に、このブラシ部21の
一部がアルミニウム板23と接するようにし、このアル
ミニウム板23を通してブラシ部21に電圧を印加でき
るようにした。
【0031】(実施例2)この実施例の画像形成装置に
おいては、下記のようにして製造したトナーを用いるよ
うにした。
【0032】ここでは、スチレン−アクリル樹脂微粒子
(単分散で粒径5.5μm)100重量部と、カーボン
ブラック(三洋化成工業株式会社製,MA#8)8重量
部と、粒径0.15μmのPMMA樹脂粒子(綜研化学
株式会社製,MP−1451)15重量部と、荷電制御
剤(オリエント化学工業株式会社製,E−84)4重量
部とを充分に混合し、その混合粉体をハイブリダイゼー
ションシステム(株式会社奈良機械製作所製)により8
0m/secで5分間処理して体積平均粒径が6μmに
なったトナーを製造した。
【0033】なお、このようにして製造したトナーにお
いては、形状係数SF−1の値が160以下のトナーが
96%で、具体的には形状係数SF−1の値が110〜
140の範囲内に全トナーの90%が存在しており、形
状係数SF−1の値が170以上のトナーは存在してい
なかった。
【0034】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。(実施
例3)この実施例の画像形成装置においては、下記のよ
うにして製造したトナーを用いるようにした。
【0035】ここでは、スチレン−アクリル樹脂100
重量部と、カーボンブラック(三洋化成工業株式会社
製,MA#8)8重量部と、荷電制御剤(オリエント化
学工業株式会社製,E−84)3重量部とを充分に混合
した後、これらを混練し、この混練物を冷却させた後、
これを粉砕,分級し、さらにこれをバイブリダイゼーシ
ョンシステム(奈良機械株式会社製)により90m/s
ecで5分間球形化処理して体積平均粒径が5μmにな
ったトナーを製造した。
【0036】なお、このようにして製造したトナーにお
いては、形状係数SF−1の値が160以下のトナーが
92%で、具体的には形状係数SF−1の値が140〜
160の範囲内に全トナーの90%が存在しており、形
状係数SF−1の値が170以上のトナーは0.6%含
まれているだけであった。
【0037】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0038】(実施例4)この実施例の画像形成装置に
おいては、トナーとして、上記実施例1の場合とほぼ同
様にして製造したトナーであって、上記撹拌機の回転数
を遅くすることにより、その体積平均粒径が10μmに
なったトナーを用いるようにした。なお、このトナーに
おいては、形状係数SF−1の値が160以下のトナー
が100%で、具体的には形状係数SF−1の値が10
0〜120の範囲内に全てのトナーが存在しており、形
状係数SF−1の値が170以上のトナーは存在してい
なかった。
【0039】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0040】(実施例5)この実施例の画像形成装置に
おいては、下記のようにして製造したトナーを用いるよ
うにした。
【0041】ここでは、樹脂成分であるスチレン60重
量部,n−ブチルメタクリレート35重量部及びメタク
リル酸5重量部と、重合開始剤である2,2−アゾビス
−(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5重量部
と、カーボンブラック(三洋化成工業株式会社製,MA
#8)8重量部と、荷電制御剤(オリエト化学工業株式
会社製,E−84)3重量部とをサンドスターラーによ
り充分に混合して重合性組成物を調製した。そして、こ
の重合性組成物を、界面活性剤としてアラビアゴムを含
む濃度3重量%のアラビアゴム水溶液中に加え、撹拌機
(特殊機化工業株式会社製,T.Kホモミクサー)によ
り5000rpmで撹拌しながら、60℃の温度で6時
間重合反応を行い、さらにこれを80℃に昇温させて懸
濁重合反応を行い、反応終了後、反応系を冷却して5〜
6回水洗し、これを濾過し乾燥させて体積平均粒径が2
μmであるトナーを製造した。
【0042】なお、このようにして製造したトナーにお
いては、形状係数SF−1の値が160以下のトナーが
100%で、具体的には形状係数SF−1の値が100
〜120の範囲内に全てのトナーが含まれており、形状
係数SF−1の値が170以上のトナーは存在していな
かった。
【0043】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0044】(比較例1)この比較例の画像形成装置に
おいては、トナーとして、上記実施例3の場合とほぼ同
様にして製造したトナーであり、球形化の処理条件をか
えて形状係数SF−1の値が160以下のトナーが90
%、形状係数SF−1の値が170以上のトナーが3%
であり、その体積平均粒径が6μmであるトナーを用い
るようにした。
【0045】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0046】(比較例2)この比較例の画像形成装置に
おいては、トナーとして、上記実施例3の場合とほぼ同
様にして製造したトナーであり、球形化の処理条件をか
えて形状係数SF−1の値が160以下のトナーが80
%、形状係数SF−1の値が170以上のトナーが0.
5%であり、その体積平均粒径が5μmであるトナーを
用いるようにした。
【0047】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0048】(比較例3)この比較例の画像形成装置に
おいては、下記のようにして製造したトナーを用いるよ
うにした。
【0049】ここでは、スチレン−アクリル樹脂100
重量部と、カーボンブラック(三洋化成工業株式会社
製,MA#8)8重量部と、荷電制御剤(オリエント化
学工業株式会社製,E−84)3重量部とを充分に混合
した後、これらを混練し、この混練物を冷却させた後、
これを粉砕し分級して体積平均粒径が4μmになったト
ナーを製造した。
【0050】なお、このようにして製造したトナーにお
いては、形状係数SF−1の値が160以下のトナーが
22%で、形状係数SF−1の値が170以上のトナー
が65%存在していた。
【0051】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0052】(比較例4)この比較例の画像形成装置に
おいては、トナーとして、上記比較例1の場合とほぼ同
様にして製造したトナーであり、その粉砕,分級条件を
変え、その体積平均粒径が25μmになったトナーを用
いるようにした。なお、このトナーにおいては、形状係
数SF−1の値が160以下のトナーが18%で、17
0以上のトナーが70%存在していた。
【0053】また、像担持体を帯電させる帯電ブラシ2
としては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のR
EC B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0054】(比較例5)この比較例の画像形成装置に
おいては、上記実施例1の場合と同一のトナーを用いる
一方、帯電ブラシ2としては、そのブラシ密度が4万本
/inch2 になったものを用いるようにした。
【0055】(比較例6)この比較例の画像形成装置に
おいては、上記実施例1の場合と同一のトナーを用いる
一方、帯電ブラシ2としては、そのブラシ密度が24万
本/inch2 になったものを用いるようにした。
【0056】そして、上記実施例1〜5及び比較例1〜
6の各画像形成装置においては、第1図に示すように、
給紙カセット7内に収容された転写紙(図示せず)をロ
ーラ71によって給紙カセット7内から送り出し、この
ように送り出された転写紙をローラ72,73によって
像担持体1である円筒状の感光体1と転写チャージャー
6との間に導くようにした。
【0057】一方、上記感光体1はその接線方向の移動
速度が3.5cm/secになるようにして図中に矢印
で示す方向に回転させると共に、この感光体1の表面に
上記の各帯電ブラシ2のブラシ部21を接触させ、この
帯電ブラシ2によって感光体1を帯電させるようにし
た。
【0058】ここで、上記の各帯電ブラシ2を感光体1
の表面に接触させて感光体1を帯電させるにあたって
は、帯電ブラシ2の短辺側の幅を10mmにし、この短
辺側を感光体1の移動方向に沿わせて、帯電ブラシ2の
ブラシ部21を感光体1の表面に接触させるようにする
と共に、このブラシ部21を上記感光体1の表面に圧接
量が1.0mmになるようにして押し付け、帯電ブラシ
2のブラシ部21に上記アルミニウム板23を通して電
源(図示せず)から−1.1kVの直流電圧を印加し、
それぞれ感光体1の表面電位が−600Vになるように
した。
【0059】そして、上記のように帯電された感光体1
の表面に潜像形成手段3によって静電潜像を形成するに
あたっては、潜像形成手段3として一般に使用されてい
る半導体レーザーを光源として用いた光学系3を使用
し、この光学系3から画像情報に基づいてレーザー光を
上記のように帯電された感光体1の表面に照射して、感
光体1の表面に静電潜像を形成するようにした。なお、
レーザー光が照射された感光体1の表面においては、そ
の電位が約−50Vに低下するようにレーザー光の出力
を調整した。
【0060】次いで、このように静電潜像が形成された
感光体1の表面に、現像装置4から上記の各トナー5を
供給して、感光体1の表面に形成された静電潜像を顕像
化させるようにした。
【0061】ここで、上記の現像装置4においては、上
記の各トナー5をそれぞれトナー収容槽41内に収容さ
せ、このトナー収容槽41内に設けられたアジテーター
42を回転させて上記トナー5を撹拌させると共に、こ
のトナー5を上記感光体1側に位置するトナー供給部4
3に送り込み、このように送り込まれたトナー5を、送
りローラ44によって駆動ローラ45の外周を覆うよう
にして設けられたスリーブ状の現像剤担持体46に供給
するようにした。
【0062】また、上記のように駆動ローラ45の外周
を覆うようにして現像剤担持体46を設けるにあたって
は、この現像剤担持体46として、駆動ローラ45の外
径より少し長い径を有するスリーブ状に形成された薄い
可撓性のもの用いるようにした。
【0063】そして、この現像剤担持体46が駆動ロー
ラ45を外周を覆うように配すると共に、この現像剤担
持体46が上記感光体1と対面する現像領域以外の部分
においては、この現像剤担持体46を駆動ローラ45の
外周面に圧接させ、駆動ローラ45の回転に伴ってこの
現像剤担持体46が回転されるようにする一方、現像剤
担持体46が感光体1と対面する現像領域においては、
この現像剤担持体46が駆動ローラ45から感光体1側
に突出し、このように突出した現像剤担持体46のたる
み部分が感光体1の表面に柔らかく接触するようにし
た。
【0064】そして、駆動ローラ45を感光体1の回転
方向と逆方向に回転させて、トナー5が供給された上記
現像剤担持体46を回転させ、現像剤担持体46に供給
されたトナー5を感光体1側に搬送させると共に、その
途中の段階で、この現像剤担持体46の表面に規制ブレ
ード47を圧接させ、この規制ブレード47により現像
剤担持体46の表面に供給されたトナー5を摩擦帯電さ
せると共に、この現像剤担持体46によって搬送される
トナー5の量を規制するようにした。なお、この現像装
置4においては、上記規制ブレード47の圧接力を調整
し、各実施例及び比較例におけるトナー5を約20μC
/gに帯電させると共に、現像剤担持体46におけるト
ナー5の付着量が約0.6mg/cm2 になるようにし
た。
【0065】このようにして現像剤担持体46の表面に
供給されたトナー5を摩擦帯電させると共にその量を規
制した後は、この現像剤担持体46によって帯電された
トナー5を感光体1と対面する現像領域に導き、この現
像領域において、上記のように現像剤担持体46のたる
み部分を感光体1の表面に柔らかく接触させ、帯電され
たトナー5を現像剤担持体46から感光体1の表面に供
給し、感光体1の表面に形成された静電潜像をトナー5
によって顕像化させるようにした。
【0066】なお、現像剤担持体46から感光体1の表
面にトナー5を供給するにあたっては、電源(図示せ
ず)から現像剤担持体46に−250Vのバイアス電圧
を印加して反転現像を行い、上記のようにレーザー光が
照射されて表面電位が−50Vに低下した感光体1の静
電潜像部分にトナー5を供給し、静電潜像をトナー5に
よって顕像化させるようにした。
【0067】その後は、上記のように静電潜像部分にト
ナー5が供給されて表面にトナー像が形成された感光体
1を回転させ、感光体1の表面に形成されたトナー像を
転写チャージャー6によって転写紙に転写させ、このよ
うにトナー像が転写された転写紙を定着ローラ8に導
き、この定着ローラ8により転写されたトナー像を転写
紙上に熱あるいは圧力により定着させるようにした。
【0068】そして、このようにトナー像を転写紙上に
定着させた後は、この転写紙を排出ローラ81により排
出部82に排出させて、画像形成処理を完了させるよう
にした。
【0069】一方、上記のようにトナー像を転写紙に転
写させた後の感光体1については、その表面に残留する
トナー5をクリーニング装置50によって感光体1の表
面から除去し、次の画像形成処理に備えるようにした。
なお、このクリーニング装置9においては、弾性体から
なるクリーニングブレード91をスプリング92によっ
て感光体1側に付勢し、このクリーニングブレード91
の端部を感光体1の表面に圧接させて、感光体1の表面
に残留するトナー5をこのクリーニングブレード91に
よって除去するようにした。
【0070】次に、上記実施例1〜5及び比較例1〜6
の各画像形成装置に対して耐刷試験を実施した。なお、
この耐刷試験においては、A4用紙を縦通しにして、紙
面に対する黒の比率が5%になった画像を形成し、上記
帯電ブラシ2にトナー5が付着して画像に及ぼす影響を
調べた。
【0071】この結果、実施例1〜3の各画像形成装置
においては、10000枚の耐刷試験を行った時点にお
いても、帯電ブラシ2にトナー5がたまって画像に影響
を及ぼすということがなく、良好な画像を安定して形成
することができた。また、実施例4,5の各画像形成装
置の場合、5000枚の耐刷試験を行った時点において
は帯電ブラシ2にトナー5がたまって画像に影響を及ぼ
すということがなく、良好な画像を安定して形成するこ
とができたが、10000枚の耐刷試験時では帯電ブラ
シ2に若干のトナー5のたまりあるいは付着が観察され
た。
【0072】これに対し、比較例1,2の各画像形成装
置においてはそれぞれ5000枚の耐刷試験時おいて、
比較例3の画像形成装置においては3000枚の耐刷試
験時において、比較例4の画像形成装置においては20
00枚の耐刷試験時において、それぞれ帯電ブラシ2に
トナー5がたまり、形成された画像の白紙部が汚れたり
する等、画像に悪影響が発生し、良好な画像を安定して
形成することができなかった。
【0073】また、比較例5の画像形成装置において
は、初期画像から帯電むらに起因する画像不良が観察さ
れ、比較例6の画像形成装置においては、3000枚の
耐刷試験時において帯電ブラシ2にトナー5がたまって
画像不良が生じた。
【0074】また、上記実施例1〜5の各画像形成装置
においては、第2図に示すように、感光体1の表面に残
留するトナー5を除去する上記クリーニング装置9をな
くした場合においても、感光体1の表面に付着している
トナー5が静電的に現像剤担持体45側に引き付けられ
て、現像剤担持体5に回収されるようになり、転写後に
おいて感光体1の表面に付着しているトナー5をクリー
ニング装置9によって除去しなくとも、トナー5が帯電
ブラシ2に付着してたまるということが少なく、良好な
画像を安定して形成することができた。
【0075】なお、上記のように感光体1の表面に付着
しているトナー5を現像剤担持体46に回収させるにあ
たっては、その回収が充分に行われるようにするため、
感光体1の表面と接触する現像剤担持体46のたるみ部
分のニップ幅をある程度広くするほうがよく、これらの
実施例のものにおいては、そのニップ幅を2mm以上に
することが好ましかった。
【0076】(実施例6)この実施例の画像形成装置に
おいては、トナーとして上記実施例5で使用したトナー
と同じものを用いるようにすると共に、帯電ブラシ2と
しては、上記実施例1と同じ東英産業株式会社製のRE
C B6−9(商品名)を用いるようにした。
【0077】ここで、この実施例の画像形成装置におい
ても、上記実施例1〜5の場合と同様に、感光体1の表
面に帯電ブラシ2を接触させ、この帯電ブラシ2によっ
て感光体1を帯電させると共に、このように帯電された
感光体1の表面に半導体レーザーを用いた光学系3から
画像情報に基づく露光を行い、感光体1の表面に静電潜
像を形成するようにした。
【0078】そして、このように静電潜像が形成された
感光体1の表面にトナー5を供給して、感光体1の表面
に形成された静電潜像を顕像化させるにあたり、この実
施例の画像形成装置においては、第4図に示す現像装置
4を用いるようにした。
【0079】ここで、この現像装置4においては、上記
トナー5をトナー収容槽41内に収容させ、このトナー
5を、感光体1と対向するようにして設けられた円筒状
の現像剤担持体46に供給するようにした。なお、現像
剤担持体46を感光体1と対向するように設けるにあた
っては、現像剤担持体46と感光体1とが最も近接する
箇所における間隔が200μmになるようにした。
【0080】そして、上記のようにトナー5が供給され
た現像剤担持体46を感光体1と逆方向に回転させて、
現像剤担持体46に供給されたトナー5を感光体1側に
搬送させると共に、その途中の段階で、規制ブレード4
7により現像剤担持体46に供給されたトナー5の塗布
厚を約70μmに規制すると共に、トナー5を摩擦帯電
させて、トナー5に負電荷を付与するようにした。
【0081】このようにして摩擦帯電されたトナー5を
現像剤担持体46により感光体1と対面する箇所に導い
た後は、電源48から上記現像剤担持体46と上記感光
体1との間に振幅400V(800Vpp)の交番電圧
と直流電圧200Vとを重畳させた電圧を印加させて、
現像剤担持体46における帯電されたトナー5を現像剤
担持体46と感光体1との間で飛翔させ、感光体1に形
成された静電潜像の箇所にトナー5を付与し、感光体1
の表面に形成された潜像を顕像化させるようにした。
【0082】その後は、上記実施例1〜5の場合と同様
に、感光体1の表面に形成されたトナー像を転写チャー
ジャー6によって転写紙に転写させ、このようにトナー
像が転写された転写紙を定着ローラ8に導き、この定着
ローラ8により転写されたトナー像を転写紙上に熱ある
いは圧力により定着させて画像形成を行う一方、転写後
における感光体1の表面に残留するトナー5をクリーニ
ング装置9によって除去するようにし、前記のような操
作を繰り返して行うようにした。
【0083】そして、この実施例の画像形成装置につい
ても、上記実施例1〜5の場合と同様にして耐刷試験を
行い、帯電ブラシ2にトナー5が付着して画像に及ぼす
影響を調べた。
【0084】この結果、この実施例6の画像形成装置に
おいても、5000枚の耐刷試験を行った時点では、帯
電ブラシ2にトナー5がたまって画像に影響を及ぼすと
いうことがなく、良好な画像を安定して形成することが
できた。
【0085】なお、この実施例の画像形成装置において
も、上記実施例1〜5の画像形成装置の場合と同様に、
感光体1の表面に付着しているトナー5が静電的に現像
剤担持体46側に引き付けられて現像剤担持体5に回収
されるようになり、転写後における感光体1の表面に付
着しているトナー5をクリーニング装置9によって除去
しなくとも、トナー5が帯電ブラシ2に付着してたまる
ということが少なく、良好な画像を安定して形成するこ
とができた。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る画
像形成装置においては、像担持体を所定の極性に帯電さ
せるにあたり、ブラシ密度が5〜20万本/inch2
の帯電ブラシを像担持体の表面に接触させて像担持体を
帯電させるようにすると共に、このように帯電された像
担持体の表面に潜像形成手段により画像情報に応じた静
電潜像を形成した後、現像装置からトナーを供給して像
担持体の表面に形成された静電潜像を顕像化させるにあ
たり、そのトナーとして、前記の数式に示される形状係
数SF−1の値が160以下のトナーが全体のトナー粒
子数に対して90%以上で、かつ形状係数SF−1の値
が170以上のトナーが全体の1%未満になったものを
用いるようにしたため、何度も繰り返して画像形成を行
った場合であっても、像担持体に残留するトナーが帯電
ブラシに付着してたまるということがなく、像担持体の
帯電に帯電むらが生じたり、また帯電ブラシに付着して
たまったトナーが像担持体にフィルミングされたりする
ということがなかった。
【0087】この結果、この発明に係る画像形成装置に
おいては、帯電ブラシを像担持体の表面に接触させて像
担持体を帯電させる場合においても、良好な画像形成が
安定して行えるようになった。
【0088】また、この発明に係る画像形成装置におい
ては、上記のように像担持体に残留するトナーが帯電ブ
ラシに付着してたまるということが少なくなるため、像
担持体に残留するトナーを除去するクリーニング装置を
あえて設ける必要も少なく、装置の小型化が図れるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜5及び比較例1〜6における画像形
成装置の概略断面図である。
【図2】実施例1〜5の画像形成装置においてクリーニ
ング装置を除去した状態を示した概略断面図である。
【図3】画像形成装置において使用した帯電ブラシの分
解斜視図である。
【図4】実施例6の画像形成装置において使用した現像
装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光体) 2 帯電ブラシ 3 画像形成手段(光学系) 4 現像装置 5 トナー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−220588(JP,A) 特開 昭64−23266(JP,A) 特開 平4−204661(JP,A) 特開 平4−204662(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/02 G03G 9/08 G03G 15/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面に接触して像担持体を所
    定の極性に帯電させる帯電ブラシと、このように帯電し
    た像担持体の表面に画像情報に応じた静電潜像を形成す
    る潜像形成手段と、像担持体の表面に形成された上記静
    電潜像をトナーによって顕像化する現像装置とを有する
    画像形成装置において、上記帯電ブラシとして、そのブ
    ラシ密度が5〜20万本/inch2 の帯電ブラシを使
    用する一方、前記トナーとして、下記の数式に示される
    形状係数SF−1の値が160以下のトナーが全体のト
    ナー粒子数に対して90%以上で、かつ形状係数SF−
    1の値が170以上のトナーが全体の1%未満になった
    トナーを使用したことを特徴とする画像形成装置。 [形状係数SF−1]=(最大長2 /面積)×π/4×100 (式中、面積とは粉体の投影面積の平均値を示し、最大
    長とは粉体の投影像における最大長の平均値を示す。)
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