JP3000382U - ゴムシート巻取り装置 - Google Patents

ゴムシート巻取り装置

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JP3000382U
JP3000382U JP17594U JP17594U JP3000382U JP 3000382 U JP3000382 U JP 3000382U JP 17594 U JP17594 U JP 17594U JP 17594 U JP17594 U JP 17594U JP 3000382 U JP3000382 U JP 3000382U
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JP
Japan
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rubber sheet
carrier film
roll
winding device
torque
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JP17594U
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幸彦 林
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本考案は、長尺のキャリアフィルム付きゴムシ
ートからのキャリアフィルムの剥ぎ取りと、得られたゴ
ムシートの巻取りの作業を自動化し、人手を要すること
なく、品質の安定化と生産性の向上が図れる、ゴムシー
ト巻取り装置を提供する。 【構成】このゴムシート巻取り装置は、トルク調整器3
を備えたキャリアフィルム付きゴムシート2の繰り出し
ロール1と、トルク制御クラッチ付きモータ14で駆動す
るゴムシート用巻取りロール12との間に、2本のフラン
ジ付きガイドリール5、6を設け、この2本のフランジ
付きガイドリール5、6の間に底部に圧縮バネ8を備え
たテンションバランサ7を設け、テンションバランサ7
の後方にキャリアフィルム付きゴムシート2より剥ぎ取
ったキャリアフィルム10の吸引機11を設けたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粘着剤付きゴムシートあるいは粘着テープ付きゴムシート(以下、 ゴムシートとする)に付着している成形用のキャリアフィルムを剥ぎ取りながら ゴムシートを巻取る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴムシートは 300mm× 300mmサイズに成形されていて、このシートをカ ッター等で所定の幅にスリットして使用している。このため、付着しているキャ リアフィルムを手作業で必要なだけ剥して使用する方法がとられていて、手間が かかり作業効率が悪く、しかもゴムシートの端切れが生じて、無駄が発生し、コ スト高になっていた。また、長尺のゴムシートを所定の幅にスリットし、キャリ アフィルムを剥ぎ取りながら手作業で巻取る場合にも、均一に巻かれなかったり 、巻乱れが起きて見栄えを悪くしたり、さらには静電気が発生し易い製品のため 、埃やごみが付着して品質的にも安定せず、作業効率が悪かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の目的は、長尺のキャリアフィルム付きゴムシートからの キャリアフィルムの剥ぎ取りと得られたゴムシートの巻取りの作業を自動化し、 人手を要することなく、品質の安定化と生産性の向上が図れる、ゴムシート巻取 り装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によるゴムシート巻取り装置は、トルク調整器を備えたキャリアフィル ム付きゴムシート用繰り出しロールと、トルク制御クラッチ付きモータで駆動す るゴムシート用巻取りロールとの間に、2本のフランジ付きガイドリールを設け 、この2本のフランジ付きガイドリールの間に、底部に圧縮バネを備えたテンシ ョンバランサを設け、テンションバランサの後方にキャリアフィルム付きゴムシ ートより剥ぎ取ったキャリアフィルムの吸引機を設けたことを特徴とするもので あり、とくには圧縮バネの伸縮に伴って繰り出しロールのトルクと回転を制御す ること、および繰り出しロールとフランジ付きガイドリールとの間にスリッタを 設けることを好適とするものである。
【0005】 すなわち、本考案のゴムシート巻取り装置は、キャリアフィルム付きのゴムシ ートを繰り出しながら、必要に応じて、例えば、幅2〜5mmにスリットした後、 キャリアフィルムを剥ぎ取り、ゴムシートを巻乱れさせることなく巻取ろうとす るものである。 本巻取り装置では、対象物がゴムシートのため伸び易く、また粘着剤付きのゴ ムシートの場合は、特に取扱いが困難で、キャリアフィルムの剥ぎ取り・巻取り 時には張力を一定に保たなければならないので、繰り出し側にトルク調整器によ るバックテンションを付与すると共に、中間にテンションバランサを取り付けた ことで、常に一定の力で巻取れるようにしたほか、蛇行防止のためにフランジ付 きのガイドリールを用いたことで、巻乱れもなく平らに巻取ることに成功したも のである。さらに、キャリアフィルムの剥ぎ取りもゴムシートに影響することな く自然な力で剥ぎ取れるように、吸引機によりキャリアフィルムだけを吸引する ことで、ゴムシートを片伸びさせたり伸ばしたりすることなく巻取ることができ る。
【0006】 以下、本考案の詳細を例示した図面に基づいて説明する。 図1は本考案のゴムシート巻取り装置を正面図により示すもので、1はキャリ アフィルム付きゴムシート2の繰り出しロール、3は繰り出しロール1に設けら れたトルク調整器、4はキャリアフィルム付きゴムシート2を所定の幅にスリッ トするためのスリット刃で、例えば、炭素工具鋼、合金工具鋼、高速度工具鋼、 またはファインセラミックスなどの材質の、フラットナイフ刃または丸刃などが よい。 5、6はフランジ付きのガイドリールで、スリット幅に合わせて幅の調整がで きるように2分割構造とし、材質としては軽く加工し易いプラスチック樹脂やア ルミニウム材がよい。 7は底部に圧縮バネ8を備えたテンションバランサ、9はキャリアフィルム付 きゴムシート2より剥ぎ取ったキャリアフィルム10を系外に誘導するためのガイ ドロール、11はその吸引機、12はゴムシート13の巻取りロール、14はそのトルク 制御クラッチ付きモータである。 図2は上述したガイドリール5(または6)の縦断面図で、15はそのフランジ である。
【0007】 本考案のゴムシート巻取り装置において、例えば、厚みが 0.2〜5mmのゴムシ ートを幅2〜5mmにスリットしたり、巻乱れを起こさずに安定に巻取るには、ゴ ムシートが一定の張力を保つ必要があり、そのために、テンションバランサに圧 縮バネを取り付け(荷重: 0.5〜0.9kgf)、巻取り時の張力によりゴムシートが 張られると、バネが縮み、センサーで読み取って、繰り出し側のブレーキを緩め 、またゴムシートが撓むと、バネが伸びてブレーキがかかるように連動させてあ る。また、ゴムシートの蛇行防止と張力がかからないようにするため、フランジ 付きのガイドリールを用いている。
【0008】 ゴムシートからのキャリアフィルム( 100〜 125μm )の剥ぎ取りにモータな どの駆動機を使用すると、ゴムシートが引っ張られて伸びてしまい、位置がずれ たり、巻乱れを生ずるので、エア吸引機を採用し、巻取り速度を2〜7m/分の 範囲内の所定速度、トルクを 0.3〜0.5kgf・cm の範囲内の所定トルクに合わせら れるように、レギュレータを取り付けてエアを調整し、エア圧1〜6kg/cm2、空 気量 0.5〜1.5m3/分の範囲内の所定値でキャリアフィルムを剥ぎ取ることにした 。 巻取りロールではゴムシート(厚み 0.2〜5.0mm )に粘着テープ(50〜 100μ 、または粘着剤:30〜50μm )がついていて伸び易いので、一定のトルク( 0.3 〜0.5kgf・cm の間)で速度が2〜7m/分の範囲内の所定速度を保って巻くよう に、トルクリミッタ制御になっている。 このゴムシートは幅 300mm、長さ50〜 100mのロール状で所定の幅にスリット するが、スリットはゴムシート繰り出し時に付属のスリッターでスリットしなが ら巻取ってもよいし、ゴムシートの種類によっては予めロール状のままスリット しておき、繰り出し部にセットしてもよい。
【0009】
【実施例】
図1に示すゴムシート巻取り装置において、厚さ 100μm の長尺のポリエチレ ンテレフタレートをキャリアフィルムとした、幅 300mm、厚さ 1.0mm、長さ60m のロール状に巻かれた粘着テープ付きゴムシート2を、繰り出しロール1にセッ トし、トルク調整器3のトルクを 0.2kgf・cmに合わせた。また、この粘着テープ 付きゴムシート2のスリット幅が3mmになるように、スリット刃(高速度工具鋼 製、50mm径、丸刃)4、フランジ付きのガイドリール(ABS樹脂製)5、6お よびテンションバランサ7の位置を合わせた。フランジ付きのガイドリール5、 6はゴムシートの捩れや蛇行の防止に役立った。3mm幅にスリットされたキャリ アフィルム付きゴムシート2にかかる張力が一定に保たれるように、圧縮バネ8 を 0.7kgf に設定し、キャリアフィルム付きゴムシート2にかかる張力の強弱で 圧縮バネが上下に移動し、その移動をセンサ(図示せず)が読み取り、それに伴 いテンションバランサ7がトルク調整器3のトルクをコントロールして常に一定 の張力になるようにした。 キャリアフィルム付きゴムシート2からのキャリアフィルム10の剥ぎ取りのた めに、トルク制御クラッチ付きモータでの巻取り速度を6m/分とすると共に、 エア吸引機11のエア圧を4kg/cm2、空気量を1.0m3/分に調整した。 この設定でキャリアフィルム付きゴムシート2よりキャリアフィルム10を剥ぎ 取りながら、ゴムシート13を幅 3.0mm、長さ50mのロール状に巻取った。巻取り の際に、巻き乱れや伸び縮みがなく、連続的かつ均一に巻取ることができた。
【0010】
【考案の効果】
本考案の装置によれば、適用されるゴムシートの幅と長さは最終製品としての 要求に応じて任意に選択することができ、しかも自動化で伸び縮みせず連続的に 巻取るので、作業時間が短縮し、繰り出しロールでの位置合わせとガイドリール を取り付けたことで、ゴムシートの蛇行がなくなって、品質および歩留りが向上 し、作業効率が良くなり、ゴムシートの無駄もなく製造コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゴムシート巻取り装置の一実施態様を
示す正面図である。
【図2】図1に示したガイドリールの縦断面図である。
【符号の説明】
1‥繰出しロール、 2‥キャリアフィルム付き
ゴムシート、3‥トルク調整器、 4‥スリット
刃、 5、6‥ガイドリール、7‥テンションバラン
サ、 8‥圧縮バネ、 9‥ガイドロール、10
‥キャリアフィルム、 11‥吸引機、 12
‥巻取りロール、13‥ゴムシート、 14‥トル
ク制御クラッチ付きモータ、15‥フランジ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルク調整器を備えたキャリアフィルム付
    きゴムシート用繰り出しロールと、トルク制御クラッチ
    付きモータで駆動するゴムシート用巻取りロールとの間
    に、2本のフランジ付きガイドリールを設け、この2本
    のフランジ付きガイドリールの間に、底部に圧縮バネを
    備えたテンションバランサを設け、テンションバランサ
    の後方にキャリアフィルム付きゴムシートより剥ぎ取っ
    たキャリアフィルムの吸引機を設けたことを特徴とする
    ゴムシート巻取り装置。
  2. 【請求項2】圧縮バネの伸縮に伴って繰り出しロールの
    トルクと回転を制御する請求項1記載のゴムシート巻取
    り装置。
  3. 【請求項3】繰り出しロールとフランジ付きガイドリー
    ルとの間にスリッタが設けられている請求項1記載のゴ
    ムシート巻取り装置。
JP17594U 1994-01-24 1994-01-24 ゴムシート巻取り装置 Expired - Lifetime JP3000382U (ja)

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