JP3000279B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3000279B2
JP3000279B2 JP11027263A JP2726399A JP3000279B2 JP 3000279 B2 JP3000279 B2 JP 3000279B2 JP 11027263 A JP11027263 A JP 11027263A JP 2726399 A JP2726399 A JP 2726399A JP 3000279 B2 JP3000279 B2 JP 3000279B2
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健吉 中島
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Heiwa Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定入賞に応じて大
入賞口を開放することにより、遊技者に有利な権利を発
生させるパチンコ機に係り、特にデータの発生により偶
然性を持たせて遊技性を向上させるパチンコ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技機器の多様化が望まれる一
方、マイクロコンピュータの普及に伴なって複雑な手順
の遊技機器が容易に製造可能になっている。このため、
パチンコ機には特定の入賞に応じて入賞確率が拡大す
る、より遊技性の大きいものに人気が集まっている。こ
の種のパチンコ機には、LEDによって形成された可変
表示手段を設けるとともに、たとえば3桁で構成したも
のがある。
【0003】この可変表示手段には予め複数種の識別情
報を表示する機能を設け、これらの識別情報(数字、図
柄情報)を遊技盤面に配設された始動入賞口への入賞に
基づいて、所定タイミングで変動表示させる。そして、
たとえば内蔵タイマのタイムアップによって識別情報の
変動表示を停止させる。この変動表示が停止したとき、
CPUなどを主構成とする判定手段は停止表示状態の各
識別情報の組み合わせを判定し、該判定に応じ可変入賞
装置は遊技盤面に配設された大入賞口を開放するのであ
る。そして、パチンコ機の入賞確率は可変入賞球装置が
大入賞口を開放する時間、回数などに依存する。
【0004】ところで、パチンコ機の入賞確率が拡大す
る可能性、いいかえれば遊技者に有利な権利を発生させ
る確率は、賭博性排除の観点から所定値を越えて拡大さ
せることができない。このため、遊技者に有利な権利が
与えられる各識別情報の組み合わせは、その組み合わせ
の発生確率が所定値以下に抑制されていることから、こ
のようなパチンコ機の入賞装置は遊技変化に乏しいとい
う先入観が持たれ易い。
【0005】そこで、予め遊技者が前記複数種の識別情
報の中から所望のものを選択する特定の識別情報選択手
段と、遊技者に選択された特定の識別情報を表示するた
め特定識別情報表示手段を設けたものが提案されてい
る。このように構成されたパチンコ機の入賞装置は、遊
技者に選択された特定の識別情報と、停止表示状態にあ
る各可変表示手段の識別情報の組み合わせとに基いて入
賞確率を拡大させるので、遊技者に期待感とより変化に
富んだ遊技を提供することができる。
【0006】また、このような装置には可変表示手段が
識別情報の変動表示を開始したとき、特定の識別情報選
択手段の操作を無効にする機能を設け、特定の識別情報
選択手段の操作が有効である期間を限定してある。この
ため、識別情報の組み合わせを不正に操作することが防
止される。なお、特定の識別情報選択手段の操作が有効
であるか否かを表示する機能を設けたパチンコ機の入賞
装置はない。
【0007】また、可変表示手段の識別情報の変動表示
時間を遊技者が押ボタンを押して停止していたので、当
り図柄が狙われ易かった。そのため、特定口の入賞時点
からまたは押ボタンを押した時点から所定の時間後に停
止表示する処理をソフト的タイマーにより行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このために、遊技者は
同装置の特定の識別情報選択手段の操作が有効であるか
否かを明確に知覚することができず、所望識別情報を選
択できない場合がある。いいかえれば、特定の識別情報
選択手段の操作が有効であることを明確に表示していな
いことから、同手段の操作タイミングによっては遊技者
の意向どおりに遊技を進行させることができず、混乱を
招くとともに遊技手順が複雑であるという先入観を持た
れ易い。これにより、遊技者はこのようなパチンコ機の
遊技手順を短時間で理解することは困難で、遊技手順が
複雑であるという先入観を持たれ易く、特定の識別情報
選択手段の機能を充分活用できないという問題があっ
た。また、このようなパチンコ遊技に関する技術を体得
するには多くの時間を要し、初心遊技者と熟練遊技者と
の間に技術格差が発生するので、初心遊技者は遊技意欲
を減退させるという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、遊技者に有利な権利について偶然性を持たせて発生
させることにより遊技性の向上を図ることができるパチ
ンコ機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
遊技盤に設けた特定口を球が通過したことに基づいて複
数の識別情報を変動表示させる可変表示手段を設けたパ
チンコ機において、割込信号を周期的に出力する割込信
号出力手段と、該割込信号出力手段が出力する割込信号
が入力される毎に当りモードを決定するためのデータ値
を1ずつ更新する更新手段とを備え、前記特定口を球が
通過したときの前記更新手段のデータを前記当りモード
を決定するためのデータとするとともに前記特定口を球
が通過した時点を基準にして定めた所定時間後に識別情
報の変動表示を停止表示し、予め定められた待機時間後
に少なくとも前記データに基づいて役判定処理を行うこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記更新手段は、当りモードを決定するた
めのデータ値を1ずつ加算し、加算して得られたデータ
値が所定値に達すると、データ値の初期化を行うことを
特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の構成において、前記所定時間は、予め定められた
基準時間と、前記決定された識別情報の変動表示の停止
タイミングを調整するために前記基準時間に付加される
調整時間とを含むことを特徴とする。請求項4記載の発
明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成におい
て、前記役判定処理と該役判定処理に続いて行われる次
の制御処理との間に、予め定められた補助時間を設定し
たことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面に基いて説明する。図1はパチンコ機の入賞装置
(以下、単に『入賞装置』という)の構成を表わしてお
り、入賞装置は図2に示すパチンコ機1に設けてある。
入賞装置は複数種の図柄を表示する可変表示手段3と、
可変表示手段3に表示される図柄のうち特定の図柄を選
択する識別情報選択手段4と、識別情報選択手段4に選
択された特定の図柄を表示する特定識別情報表示手段5
と、可変表示手段3および特定識別情報表示手段5に表
示される図柄を識別するとともに表示された図柄の特定
の組み合わせを判定するための判定手段6と、判定手段
6の判定結果に応じ遊技盤2面に配設された大入賞口7
を開放するための可変入賞球装置8と、識別情報選択手
段4の選択機能を無効にする選択機能制御手段9と、選
択機能制御手段9の選択機能の有効または無効状態を表
示するための選択機能表示手段10とを主構成とする。
【0014】可変表示手段3は3桁の図柄すなわち識別
情報を、遊技盤2面および可変入賞球装置8に配設され
た始動入賞口(特定口)11,11,11への入賞に基
いて、表示部材12,12,12を予め設定された所定
時間変動表示させるものである。可変表示手段3の各部
は遊技盤2面に配設された表示枠体13に収容され(図
3参照)、表示部材12とタイマ回路14とパルス発生
回路15と可変図柄発生回路16と乱数発生回路57と
を主構成とし、更新手段は可変図柄発生回路16と乱数
発生回路57とを主構成とする。
【0015】表示部材12は複数種の識別情報および特
定の識別情報を変動表示または停止表示するためのもの
であり、表示部材12は可変表示手段3と識別情報表示
手段5とに設けられている。表示部材12は7つのLE
D素子をダイスの目に倣って配設してあり、可変図柄発
生回路16から入力される図柄信号、または識別情報選
択手段4から入力される特定図柄信号に基いて、上記各
識別情報を点灯表示する。識別情報および特定の識別情
報は本実施例において、1ないし6の数値をそれぞれダ
イスの目に基く図柄で表示したものと定める。
【0016】タイマ回路14は始動入賞口11に設けた
始動検知スイッチ17によって発生される検知信号に基
いてタイマ信号を発生させ、タイマ信号を選択機能制御
手段9と可変図柄発生回路16とに入力する。また、タ
イマ回路14は可変表示手段3に設けた図2中の左、
中、右の各表示部材12,12,12毎に、3系統の同
期タイマを備えている。タイマ信号は可変表示手段3が
識別情報を明るく変動表示させ、かつ選択機能制御手段
9を介して識別情報選択手段4の機能を無効にするため
のものである。選択機能制御手段9はタイマ信号が入力
されている間、識別情報選択手段4の機能を停止させる
機能停止信号を発生させる。
【0017】また、タイマ回路14は操作スイッチ18
を閉じること、またはタイムアップすることによってリ
セットがなされ、前記タイマ信号の発生を停止させる。
なお、始動検知スイッチ17は近接センサからなり、始
動入賞口11への入賞を発射球の近接によって検知し、
その検知信号をアップダウンカウンタ58のUP端子
と、2入力OR回路60の一方の入力端子に入力する。
また、アップダウンカウンタ58のDN端子は判定手段
6の出力端子が接続される一方、OR回路60の他方の
入力端子には判定回路59の出力端子が接続されてい
る。さらに、OR回路60の出力端子はタイマ回路14
の入力側に接続してある。
【0018】アップダウンカウンタ58は始動検知スイ
ッチ17からの検知信号入力によって始動入賞球数を加
算格納し、格納されている始動入賞球数データが『1』
以上である場合に、判定手段6から入力される後述の判
定終了信号が入力される度に該始動入賞球数データから
『1』を減算する。なお、アップダウンカウンタ58に
格納される最高値は『4』、最低値は『0』に定めてあ
る。
【0019】また、判定回路59はアップダウンカウン
タ58に格納されている始動入賞球数データが、『0』
であるか否かを表すデジタル(『H』または『L』)信
号をOR回路60に入力する。
【0020】操作スイッチ18は予め設定された可変表
示手段3の可変時間を短縮する周知のもので、操作スイ
ッチ18の接点(図示省略)が閉鎖されたとき、所定の
信号をタイマ回路14に入力するとともに、乱数発生回
路57に入力し該入力時における(入力タイミングに応
じた)乱数を可変図柄発生回路16または乱数発生回路
57に設けられ図示を省略したメモリに入力する。また
は、操作スイッチ18の接点(図示省略)が閉鎖された
とき、所定の信号を乱数発生回路57に入力せず、タイ
マ回路14のみ入力することにより表示部材12の変動
表示時間を短縮させてもよい。
【0021】パルス発生回路(割込信号出力手段)15
は所定のパルス信号を発生させるとともに可変図柄発生
回路16に該パルス信号を入力する。
【0022】可変図柄発生回路16はパルス発生回路1
5から入力されるパルス信号の入力タイミングに基い
て、図示を省略した内蔵メモリに格納された表示図柄デ
ータを読み出し、予め定められた手段に基いて所定数の
表示図柄データを表わす信号に変換する。そして、可変
図柄発生回路16は変換した信号をLEDドライバ19
と、判定手段6とに入力する。
【0023】LEDドライバ19は各表示部材12,1
2,12の駆動手段で、表示部材12の輝度を2段階に
調節する機能が備えてある。以下、表示部材12が上位
の輝度で表示されている場合を明るくといい、下位の輝
度で表示されている場合を暗くということにする。ま
た、可変図柄発生回路16には図示を省略した役チェッ
ク待タイマが設けてあり、この役チェック待タイマには
遊技者が識別情報の役を認識するための役チェック時間
(たとえば、0.5〜1秒)が設けてある。可変図柄発
生回路16は役チェック待タイマに設けた役チェック時
間、各識別情報および特定の識別情報を表示部材12に
よって明るく停止表示する。
【0024】なお、乱数発生回路57の前記メモリに
は、前記6種類の表示図柄データを表す乱数が格納して
ある。この乱数は各桁の可変表示手段3に表示される6
種の表示図柄データ(識別情報)に対応している。さら
には上記内蔵メモリにリセット処理が施された場合にお
いても、上記乱数表を構成する乱数データは消去される
ことがない。なお、乱数は後述するように「1」ずつ更
新処理され、所定値(6)になると初期化されるように
なっており、初期値に「1」加算した値ないし所定値ま
での値が識別情報に対応している。
【0025】そして、可変図柄発生回路16は図柄信号
を可変表示手段3の各表示部材12,12,12に出力
し、乱数発生回路57はパルス発生回路15から1パル
スが入力される毎に前記メモリに格納されている乱数を
更新し、その更新された乱数を可変図柄発生回路16の
メモリに格納する。上記乱数表を所定の順序で常時読み
込んでいる。さらに、始動検知スイッチ17〔上述した
ように始動入賞口(特定口)11に設けられている。〕
が入賞球を検知した(すなわち、特定口を球が通過した
時点に相当する)とき、可変図柄発生回路16のメモリ
に格納されている上記乱数データを読み出し、当該乱数
データに対応した図柄を停止図柄に決定する。いいかえ
れば、停止表示図柄データの決定は検知スイッチ17が
入賞球を検知するタイミングに依存する。
【0026】識別情報選択手段4は選択スイッチ20と
選択図柄発生回路21とからなる。選択図柄発生回路2
1は選択スイッチ20の接点(図示省略)が閉鎖される
度に、複数種の図柄が表わされた特定図柄信号を1種類
づつ特定識別情報表示手段5と判定手段6とに入力す
る。この特定図柄信号は、可変表示手段3が発生させる
図柄信号の1種で、選択スイッチ20の接点(図示省
略)が閉鎖される度に、選択図柄発生回路21は1ない
し6が表わされた特定図柄信号を順次1種づつ循環発生
させる。なお、特定識別情報表示手段5を構成するLE
Dドライバ19および表示部材12は可変表示手段3の
もの(LEDドライバ19および表示部材12)と同じ
ものである。
【0027】判定手段6はCPU(図示省略)を中心に
構成された本装置の各部を制御するためのもので、図示
を省略した信号線によって接続されている。判定手段6
はメモリ22を備え、メモリ22には可変表示手段3と
特定識別情報表示手段5とが入力する各図柄信号の図柄
組み合わせのうち、入賞の確率を拡大させる表示図柄デ
ータの組み合わせを判定するプログラムが格納してあ
る。判定手段6はこのプログラムと、両手段4,5から
入力される特定図柄信号および図柄信号とに基いて、各
図柄信号の図柄組み合わせを判定し、たとえば大役、小
役(ともに後述)とよばれる処理を施すための開放信号
を発生させる。そして、この開放信号が発生している
間、可変入賞球装置8は作動され発射球を内部に取り込
むとともに、本装置の各部を制御する。また、判定手段
6は上述の図柄組み合わせを判定終了する度に判定終了
信号をアップダウンカウンタ58のDN端子に入力す
る。
【0028】上記大役、小役は大入賞口7を所定時間だ
け開放して入賞確率を上昇させることにより遊技者に有
利な権利を発生させる。さらに、判定手段6には開放タ
イマ61が接続されている。この開放タイマ61は開放
信号の発生と同時にスタートし、判定手段6はタイムア
ップと同時に開放信号の発生を停止させる。なお、開放
タイマ61には大入賞口7を開放するための時間が少な
くとも2組(すなわち大役、小役用)設定され、各設定
時間は任意である。
【0029】上記大役の処理は可変表示手段3が表示を
停止させたとき、各桁すなわち3桁全ての表示部材が同
じ図柄で表示を停止させ、かつ該可変表示手段3の停止
表示図柄と特定識別情報表示手段5の表示図柄とが一致
したときに施される。また、小役の処理は3桁全ての表
示部材12が同じ図柄で表示を停止させ、該可変表示手
段3の停止表示図柄と特定識別情報表示手段5の表示図
柄とが一致していないときに施される。なお、小役時に
大入賞口7が開放される時間は、大役時に大入賞口7が
開放される時間より短く(たとえば、2秒)、かつ開放
される回数は1回のみである。また、判定手段6は大入
賞口7を開放させる場合、その旨を表わす開放信号を可
変入賞球装置8に入力する。
【0030】メモリ22は大役処理中における大入賞口
7への入賞球数と、後述する継続信号の発生回数とを格
納するとともに、大入賞口7への入賞球数制限をするた
めのデータを設定格納するためのものである。また、判
定手段6は大役処理を実施するときにはメモリ22に格
納された前回の上記データを初期化する。
【0031】可変入賞球装置8は、開放信号の入力に基
いて開閉制御信号を発生させる開閉板ドライバ回路23
と、開閉板ドライバ回路23の上記開閉制御信号に制御
される開閉ソレノイド24と、開閉ソレノイド24によ
って制御され大入賞口7を開閉する開閉板25とを主構
成とする。可変入賞球装置8の構成部品は遊技盤2面に
配設された入賞枠体(図5および図7参照)26に収容
してある。
【0032】入賞枠体26は上部に始動入賞口11を形
成し、ほぼ中央部に大入賞口7を配設してある。大入賞
口7内には入賞した全ての発射球をカウントするための
10カウントスイッチ27と、大役処理を継続させるた
めの継続スイッチ28とが設けてある。10カウントス
イッチ27は継続スイッチ28の下方に配置され、両ス
イッチ27,28はパチンコ球の近接によって大入賞口
7への入賞球を検知する近接センサからなるものであ
る。これらのスイッチ27,28の検知信号は開閉板ド
ライバ回路23に入力される。
【0033】また、各始動入賞口11への入賞球を検出
する始動センサの図示は省略してあり、遊技盤2と入賞
枠体26とに設けた始動入賞口11,11,11への入
賞球数は後述の始動球数表示器50によって、4球分ま
で点灯表示される。なお、始動球数表示器50は可変表
示手段3が作動する毎に点灯表示を消灯し、また該点灯
表示に使用するドライバなどは図示を省略してある。
【0034】開閉板ドライバ回路23は開閉ソレノイド
24にパルス信号を入力して開閉板25を作動させるこ
とにより、大入賞口7を開閉するものである。開閉板ド
ライバ回路23にはカウンタ機能が備えてあり、10カ
ウントスイッチ27からの入力信号に基いて、大入賞口
7への入賞球数をカウントする。そして、10カウント
スイッチ27が検知した入賞球数が所定数に達したと
き、開閉板ドライバ回路23は開閉ソレノイド24に開
閉板25を閉鎖させるための信号を発生させる。本実施
の形態において、開閉板ドライバ回路23は10カウン
トスイッチ27に対して10球の入賞球を設定してあ
り、その設定に使用するための手段は図示を省略してあ
る。10カウントスイッチ27に検知された入賞球数は
開閉板ドライバ回路23に接続されたメモリ29に一時
的に格納される。なお、30は球数表示器で、球数表示
器30はLEDからなり大入賞口7への入賞球数を点灯
表示する。
【0035】開閉ソレノイド24は入賞枠体26におけ
る後端面のほぼ中央部に、プランジャ31を下側に向け
て配設してあり、プランジャ31の先端には図6に示す
駆動板32が取付けてある。駆動板32には開閉ソレノ
イド24を取付けるためにU字形状に形成してあり、プ
ランジャ31は下方に配置形成された取付凹部33に収
容される。取付凹部33には取付孔34が穿設してあ
り、プランジャ31の先端と駆動板32とをピン35に
よって連結する。駆動板32の上方両側には長孔36,
36が穿設してあり、長孔36,36には駆動クランク
37の駆動軸38を移動自在に挿通させてある。39は
駆動クランク37の従動軸で、従動軸39は扇形状に形
成された開閉板25の中心部に軸着することによって、
開閉板25は開閉ソレノイド24の励磁に基いて従動軸
39を中心に回動する。
【0036】開閉ソレノイド24の励磁は判定手段6が
発生させる前記開放信号の発生に基いて、所定時間(た
とえば30秒)または所定数(10球)のパチンコ球が
大入賞口7に入賞するまで作動させる大役処理が施され
る。この大役処理が施されているとき、継続スイッチ2
8が入賞球を検知することにより開閉板ドライバ回路2
3には継続モードがセットされる。そして、開閉板ドラ
イバ回路23は前記所定時間経過後または所定数入賞
後、後述のタイマクリア信号を発生させるとともに開閉
板25を一旦、閉鎖させてから、当該入賞球の数にかか
わらず大役処理はふたたび1回のみ継続(再開)し、同
時にセットされている上記継続モードを解除する。
【0037】大役処理が施されているときには開閉板ド
ライバ回路23は10カウントスイッチ27の入賞球検
知回数をカウントして、その計測数を入賞球数表示器3
0に点灯表示する。上記継続モードは継続スイッチ28
が入賞球を検知しないときにはセットされず、また大役
処理が予め設定された回数まで継続したときにおいても
セットはされない。さらに本実施例において、上記継続
モードがセットされる最高値は10回と定められてい
る。
【0038】そして、10カウントスイッチ27に検知
された入賞球数データが上記数量(10球)に達したと
き、開閉板ドライバ回路23は開放タイマ61にタイマ
信号の発生が一時的に停止されるタイマクリア信号を入
力する。タイマクリア信号は開放タイマ61が実行して
いる命令に割込をかけるためのものである。そして、開
放タイマ61はタイマクリア信号の入力が停止されるこ
とにより、タイマ信号をふたたび発生させる。また、開
放タイマ61はタイマ信号の発生がタイマクリア信号の
入力によって中断された状態であるとき、開閉板ドライ
バ回路23から特定の信号(たとえば、所定周波数のパ
ルス信号など)が開放タイマ61に入力されたのち、タ
イマクリア信号が再入力された場合、現タイマ信号の発
生を停止する。
【0039】選択機能制御手段9は前述のようにタイマ
回路14から発生されるタイマ信号の入力に基いて、機
能停止信号を継続発生させ、機能停止信号は識別情報選
択手段4の選択図柄発生回路21と、選択機能表示手段
10とに入力される。機能停止信号は選択図柄発生回路
21の特定図柄信号発生を禁止させることにより、識別
情報選択手段4が特定の識別情報を選択するための機能
を無効にし、かつ識別情報選択手段4の上記無効な状態
を選択機能表示手段10によって表示するためのもので
ある。すなわち、機能停止信号の発生中は、選択スイッ
チ20の接点開閉にかかわらず特定図柄信号が発生され
ることはない。
【0040】また、選択機能表示手段10は選択機能制
御手段9が機能停止信号を発生させている間、識別情報
選択手段4の選択機能が無効な状態であることを音声と
光とによって表示するものである。いいかえれば、選択
機能表示手段10が作動していないとき、識別情報選択
手段4の選択機能が有効な状態であることを表わしてい
る。選択機能表示手段10は音声発生回路40およびス
ピーカドライバ41と、ランプドライバ42とを主構成
とし、これらは機能停止信号が発生している間作動す
る。
【0041】音声発生回路40は機能停止信号の発生に
基いて効果音が表わされた音声信号を発生させるための
もので、内部に図示を省略したメモリを備えている。該
メモリには効果音に関するデータが格納され、該データ
に基いてスピーカドライバ41に音声信号を入力する。
スピーカドライバ41は入力された音声信号に適宜増
幅、波形調整を施したのち、調整された音声信号をスピ
ーカ43に入力し、該音声信号による効果音をスピーカ
43によって発生させる。他方、ランプドライバ42は
機能停止信号の発生に基いて、ランプ44を点滅させる
ための信号をランプ44に入力する。
【0042】また、パチンコ機1の表側には図2に示す
ように、遊技盤2面に発射球を誘導する誘導レール4
5、遊技用のパチンコ球を発射するハンドル46、遊技
用のパチンコ球を打球装置(図示省略)に導くととも
に、入賞に応じた賞品球が払出される上皿47、上皿4
7に飽和したパチンコ球が払出される下皿48が設けて
ある。さらに、前記継続モードがセットされた回数は、
可変表示手段3に設けた継続表示器49に表示される。
継続表示器49は7セグメントを8の字状に配置したL
EDからなり、継続表示器49のドライバは図示を省略
してある。
【0043】さらにまた、50はLEDからなる始動球
数表示器で、始動球数表示器50は始動検知スイッチ1
7が検知した始動入賞口11への入賞球数を表示するた
めのものである。始動入賞口11への入賞を表わす始動
入賞信号は、始動検知スイッチ17からタイマ回路14
に入力され、該信号の入力回数、すなわち始動入賞口1
1への入賞球数はアップダウンカウンタ58に格納(カ
ウント)される。始動入賞口11への入賞球数は最高値
を4球(回)に定めてある。
【0044】遊技盤2面には風車51、各種入賞口5
2、アウトロ53、を備え、障害釘は図示を省略してあ
る。54は可変表示手段3に設けた天入賞口である。遊
技盤2の外側および可変表示手段3には入賞状態を表示
する入賞表示灯55が配設され、遊技盤2の左上方には
打止ランプ56が設けてある。
【0045】つぎに、上記構成に係るパチンコ機の入賞
装置の動作を、図8ないし図14に基いて以下に説明す
る。
【0046】はじめにパチンコ機2の電源(図示省略)
が投入されると(s1),s2で本装置は初期化され、
前記各内蔵メモリおよびメモリ22,29はクリアされ
たのち、s3で初期値が設定格納される。このとき本実
施例においては、開放タイマ61には開閉板25の開放
時間を30秒に、そして大役処理の大役継続回数を10
回に、大入賞口7への入賞球数を10個に設定する。な
お、予めメモリ22,29が格納している本装置を操作
するための手順などのデータがまた、s1ですでに遊技
が開始されているとき、電源は投入されているので即座
にs3が処理される。
【0047】つぎにs4では、本装置の各スイッチを含
むハード系のセルフチェックが開始され、異常がある場
合には、s6のエラー処理を施したのちs19の処理を
行う一方、s5で本装置のセルフチェックが正常である
場合、s7で可変表示手段3が変動表示しているか否か
を判定する。そして、始動入賞スイッチ17が入賞球を
検知していない場合、可変表示手段3は表示部材12を
暗く変動表示する一方、始動入賞スイッチ17が入賞球
を検知した場合、可変表示手段3は表示部材12を明る
く変動表示する(図13<a>、<b>参照)。
【0048】表示部材12が明るく変動表示している場
合には、s14で選択機能制御手段9は機能停止信号を
識別情報選択手段4と選択機能表示手段10とに入力す
る。これにより、識別情報選択手段4は特定の識別情報
の選択機能を無効にし、同時に選択機能表示手段10は
無効状態をスピーカ43から発生される音声と、ランプ
44からの光とによって遊技者に表示する。また、s7
で可変表示手段3が変動表示していないとき、s9の処
理を行う。なお、特定の識別情報の選択機能が有効であ
る区間は、可変表示手段3が表示部材12を暗く変動表
示させているときから、始動入賞スイッチ17が入賞球
を検知するまでである。
【0049】つぎにs9で、選択スイッチ20の接点が
閉鎖していないとき、s10の処理を行わずにs11の
処理を行う。他方、s9で選択スイッチ20の接点が閉
鎖している(s9でYES )とき、選択図柄発生回路21
はs9で接点の閉鎖回数に応じた特定図柄信号を特定識
別情報表示手段5と判定手段6とに入力する(s1
0)。これにより、特定識別情報表示手段5の表示部材
12には特定の識別情報が表示されている。
【0050】しかるのちs11で、発射球が始動入賞口
11のいずれかに入賞したとき、始動検知スイッチ17
は図13の<c>に示すように始動入賞信号を発生させ
る。これにより、タイマ回路14は該始動入賞信号の発
生に基いて、内蔵タイマをスタートさせると同時に表示
部材12が明るく変動表示している場合(図柄変動表示
中)、s12でその始動入賞球数をアップダウンカウン
タ58に格納する。これに対し、表示部材12が暗く変
動表示している場合には表示部材12を明るく変動表示
させる。また、s12では該始動入賞球の検出と同時
に、その検出タイミングに応じて可変図柄発生回路16
の内蔵メモリに格納されている左、中、右の各桁の乱数
を読み出し、これらを停止図柄組み合わせとして内蔵メ
モリに格納する。
【0051】このため、タイマ回路14はs13でタイ
マ信号を選択機能制御手段9と可変図柄発生回路16と
に入力する。そして、パルス発生回路15は所定のパル
ス信号を可変図柄発生回路16に入力する。同時に、タ
イマ信号の上記入力によって、選択機能制御手段9は機
能停止信号を識別情報選択手段4と選択機能表示手段1
0とに入力する。これにより、識別情報選択手段4は特
定の識別情報の選択機能を無効にし、同時に選択機能表
示手段10は該無効状態をスピーカ43から発生される
音声と、ランプ44から光とによって継続表示する(s
14)。
【0052】ついでs15で、ゲーム中、すなわち前回
の始動入賞により可変表示手段3の表示部材12,1
2,12が変動表示中か否かと、大役または小役処理中
か否かとを判定する。そして、可変表示手段3が変動表
示している場合には、s16で操作スイッチ18が閉鎖
されているか否か、または自動停止のためのタイムアッ
プを表すタイマ信号がタイマ回路14から発生されたか
否かを判定し、操作スイッチ18が閉鎖されている場
合、またはタイムアップを表すタイマ信号が発生された
場合にはs17で図柄停止モードをセットする。このと
き、可変表示手段3は各桁のLEDドライバ19,1
9,19によって表示部材12,12,12を明るく点
灯させながら変動表示させている。
【0053】他方s15で、可変表示手段3が変動表示
していない場合および、s16で操作スイッチ18が閉
鎖されていない場合、s18の処理を行う。選択機能制
御手段9は機能停止信号を識別情報選択手段4と選択機
能表示手段10とに入力する。これにより、識別情報選
択手段4は特定の識別情報の選択機能を無効にし、同時
に選択機能表示手段10は該無効状態をスピーカ43か
ら発生される音声と、ランプ44から光とによって遊技
者に表示する。
【0054】なお、s16で操作スイッチ18が閉鎖さ
れていない場合、可変表示手段3は予め設定された変動
表示時間(たとえば、5秒)経過後に各桁表示部材1
2,12,12の変動表示を自動に停止表示させる。他
方、操作スイッチ18が閉鎖された場合には、上記変動
表示時間より短い時間(たとえば、3秒)経過後に各桁
表示部材12,12,12の変動表示を自動に停止表示
させる。
【0055】つぎにs18において、s12で可変図柄
発生回路16が内蔵メモリに格納した乱数データを、所
定の手順に従って表示図柄データが表わされた図柄信号
に変換する。さらに、可変図柄発生回路16は該図柄信
号を各桁毎に判定手段6と、LEDドライバ19とに入
力するとともに、図柄の変動表示を一時停止する。そし
てs19で、パチンコ機1は所定の表示処理をセットし
たのち、s20でs19がエラー表示処理である(s2
0でYES)とき、s21で所定の表示処理を施したの
ち、図9のから続けて処理を行う。他方、s19がエ
ラー表示処理でないとき、s22で判定手段6は図柄信
号または各表示部材12に表示されている識別情報が役
中(大役〔当りモード〕、小役)であるか否かを判定
し、役中である場合にはs23の処理を行う一方、役中
でない場合にはs24でゲーム中であるか否かを判定し
ゲーム中でない場合、s25でゲームが開始したか否か
を判定する。
【0056】このとき、s24でゲーム中の場合および
s25でゲームが開始していない場合には、図9の以
降の処理を行う。他方、s25でゲームが開始している
場合、s26でゲーム開始の処理を施したのち図9の
以降の処理を行う。
【0057】また、s22で表示部材12が役中である
場合、s23において判定手段6は図柄信号に基いて大
役か否かを判定したのち、該役が大役である場合にはs
27で開閉板ドライバ回路23の内蔵メモリに蓄えられ
た継続スイッチ28からの継続球データに基いて、大役
が継続されるか否かを判定する。そして、大役が継続さ
れる(s27でNO)とき、s28において開閉板ドラ
イバ回路23は上記継続球データに基いて、大役の継続
回数をチェックする。他方、大役が継続されないときs
29の処理を行う。
【0058】つぎに、s29では開閉板ドライバ回路2
3が10カウントスイッチ27から内蔵メモリに入力さ
れた入賞球データに基いて、大入賞口7への入賞球数を
チェックしたのち、s30で開閉板ドライバ回路23は
該入賞球数が10個に達しているか否かを判定する。こ
のとき、大入賞口7への入賞球数が10個に達している
(s30でYES)場合、開閉板ドライバ回路23はs
31でタイマクリア信号を発生させることによって、判
定手段6から開放信号の発生を一時停止させて一旦開閉
板25を閉鎖させたのち、s32で継続スイッチ28が
入賞球を検知したのち、該入賞球が10カウントスイッ
チ27により検知されたか否かを判定する。そして、1
0カウントスイッチ27が入賞球を検知している(s3
2でYES)とき、s33の処理を行う。
【0059】いいかえれば、上記大役処理は開閉板25
の開放時間の30秒、または大入賞口7への入賞球数が
10球に達するまで継続して施され、両者のいずれか一
方が達成されたときに開閉板25の開放が終了し、継続
信号の発生回数が10回に達するまで前記継続モードは
セット状態であると判定され、大役処理が継続するので
ある。そして、継続信号の発生回数が10回に達したと
き大役処理は終了する。
【0060】また、s23で大役ではないとき、および
s30で入賞球数が10個に達していないときはs33
の処理を行う。さらに、継続スイッチ28が入賞球を検
知したのち、該入賞球が10カウントスイッチ27によ
り検知されていない場合には、10カウントスイッチ2
7に短絡、断線および、10カウントスイッチ27が入
賞球検出不能な位置に移動させられているなどの不都合
が生じているとみなし、38においてエラー処理を施
す。
【0061】s33において、開閉板ドライバ回路23
は大役が終了したか否かを継続回数が10回に達してい
ることに基いて判定する。そして、大役継続回数が10
回に達していない場合、s34で開閉板ドライバ回路2
3はタイマクリア信号の発生を停止させて大役を継続し
たのち、図9の以降の処理を行う。他方、大役継続回
数が10回に達している場合、s35で開閉板ドライバ
回路23はタイマクリア信号を再度発生させて大役を終
了させたのち、s36の処理を行う。
【0062】つぎに、s36では大役が発生しているか
否かをチェックし、s36でYESと判定すると、s3
7で大入賞口7への入賞球数が0であるか否かをチェッ
クする。そして、s36で大役が発生しかつs37で大
入賞口7への入賞球数が0であるとき、S38でエラー
処理を施したのち、図9の以降の処理を行う。他方、
s36で大役が発生していないとき、およびs37で大
入賞口7への入賞球数が0ではないときには、図9の
以降の処理を行う。
【0063】図9の以降の処理は、まずs39におい
てゲームが終了したか否かを判定して、ゲームが終了し
ているときには、s40で大役継続の有無を判定する。
そして、大役継続がある場合に開閉板ドライバ回路23
はs41で内蔵メモリの現継続回数に1を加算して大役
の継続をセットしたのちs42の処理を行う。他方、s
40で大役継続が無い場合には、s43でアップダウン
カウンタ58に格納している始動球数から1を減算する
とともに、s12の処理における始動入賞時に格納した
前記乱数データの格納場所を、可変図柄発生のメモリか
ら判定手段6にシフトしたのち、s42の処理を行う。
また、s39においてゲームが終了していないときs4
2の処理を行う。
【0064】s42で、判定手段6は可変図柄発生回路
16の変動表示が停止されているか否かを判定し、該変
動表示が停止されている場合には、s44で可変図柄発
生回路16はタイマ信号に基いて、各桁表示部材12,
12,12の変動表示を、図2左側から所定のタイミン
グで中側、右側に順次停止させる(図13参照)。な
お、変動表示が停止されると、全ての表示部材12は識
別情報および特定の識別情報を所定時間(たとえば1〜
3秒)明るく点灯させながら停止表示している。ここ
で、図13右図柄の表示部材12の欄に示すように始動
検知スイッチ17が入賞球を検知したとき(特定口を球
が通過した時点)から決定図柄停止タイミング調整時間
<h>(本発明の調整時間を構成している。)終了時点
までの時間が本発明の所定時間を構成している。また、
この所定時間には、前記決定図柄停止タイミング調整時
間<h>が含まれていると共に、図13に示されるよう
に固定時間<d>(本発明の基準時間を構成する。)が
含まれている。本実施の形態では固定時間<d>は図1
3に示されるように0.8秒としている。また、所定時
間を、予め定められた固定時間<d>(基準時間)と、
決定された識別情報の変動表示の停止タイミングを調整
するために前記固定時間<d>(基準時間)に付加され
る決定図柄停止タイミング調整時間<h>(調整時間)
とを含むように構成することにより、所定時間が調整時
間の設定により適宜、調整されることになり、その分、
当該パチンコ機の適用範囲の向上を図ることができる。
【0065】ついで、判定手段6はs45で可変表示手
段3の各表示部材12,12,12が全ての識別情報を
停止表示させているか否かを判定したのち、全ての識別
情報が停止表示されている場合、判定手段6はs46で
図柄信号と特定図柄信号とに基いて識別情報の役の有無
の判定開始をする(図13<e>参照)。
【0066】判定手段6はs47で識別情報が大役でな
いことを判定した場合にs48の処理を行ない、s48
で識別情報が小役でない場合にハズレの処理をセットし
たのち(s49参照)、s50の処理を行う。また、s
47で識別情報が大役である場合、s51で、大役の処
理をセットしたのちs50の処理を行う。さらに、s4
8で識別情報が小役である場合に小役の処理をセットし
たのち(s52)s50の処理を行う。
【0067】s50ではハズレでない場合に、判定手段
6は大役または小役に応じた開放信号を発生させる。こ
れにより、開閉板ドライバ回路23は開閉ソレノイド2
4に開閉板25を所定時間開放する。これにより、大入
賞口7が開放されるので、発射球の入賞確率は拡大す
る。そして、発射球が入賞したときには、s53で入賞
球に応じた賞品球の払出処理を施し、さらに、該大役ま
たは小役を、表示部材12の点滅、音声、光などを発生
させる図示が省略された表示装置によって表示する(s
54〜s56)。
【0068】ついで、s60で乱数発生回路57は乱数
を発生させ、s61で周期的に発生されるリセット信
号、すなわち割込信号が入力されるまで待機する。この
とき、タイマ回路14の内蔵メモリに格納している始動
球数が0であるとき、可変表示手段3のLEDドライバ
19は表示部材12を暗く変動表示する(図13<k>
参照)。このとき、機能停止信号は出力停止されるた
め、識別情報選択手段4は特定の識別情報の選択機能が
有効になる。同時に、選択機能表示手段10が特定の識
別情報を選択する機能の有効な状態は、音声と光とを発
生停止させることによって、遊技者に表示される(図1
3<l>参照)。なお、図13<m>は選択機能表示手
段10が特定の識別情報を選択する機能の無効(また
は、有効)な状態を、音声と光とによって遊技者に表示
される区間を表わしている。これらの音声および光は通
常遊技中とは、音色、リズム、点滅とは異なるものが発
生されればよく、このように新たな音声および光が発生
されることにより、さらに遊技性が高まる。
【0069】図10は停止される識別情報を判別する手
順を表わし、s42からs50をさらに詳細に示してい
る。つぎに、識別情報を判別する手順を図10に基いて
以下に説明する。
【0070】まずs62で、判定手段6は可変図柄発生
回路16が変動停止モードであるか否かを判定し、変動
停止モードである場合には、s63で可変図柄発生回路
16は図2の左側表示部材12が停止表示しているか否
かを判定する。他方、可変図柄発生回路16がs62で
変動停止モードでない場合には、s56の処理を行う。
【0071】こののち、s63で左側表示部材12が停
止表示している場合には、s64で中側表示部材12が
停止表示しているか否かを判定し、つぎにs65で右側
表示部材12が停止表示しているか否かを判定する。
【0072】そして、s63で左側表示部材12が停止
表示していない場合には、s66で可変図柄発生回路1
6は左側表示部材12が停止するタイミングを図り(図
13<f>参照)、該タイミングが適正である場合に
は、s67で可変図柄発生回路16は左側表示部材12
の停止フラグをロードしたのち、s79の処理を行う。
他方、s66で可変図柄発生回路16の左側表示部材1
2が停止するタイミングが適正でない場合にはs56の
処理を行う。
【0073】また、s64で中側表示部材12が停止表
示していない場合には、s68でタイマ回路14の中側
表示部材12用のタイマがタイムアップしたか否かを判
定し、該タイマがタイムアップしているときにはs71
の処理を行う。他方、中側用のタイマがタイムアップし
ていないときには同タイマを減算してゆく(s69)。
そしてs70で、中側表示部材12用のタイマがタイム
アップしたとき、s71で可変図柄発生回路16は中側
表示部材12が停止するタイミングを図り(図13<g
>参照)、該タイミングが適正である場合には、s72
で可変図柄発生回路16は中側表示部材12の停止フラ
グをロードしたのち、s79の処理を行う。他方、s7
0で、中側表示部材12用のタイマがタイムアップした
とき、およびs71で可変図柄発生回路16は中側表示
部材12が停止するタイミングが適正ではないとき、s
56の処理を行う。
【0074】さらに、s65で右側表示部材12が停止
表示していない場合には、s73でタイマ回路14の右
側表示部材12用のタイマがタイムアップしたか否かを
判定し、該タイマがタイムアップしているときにはs7
6の処理を行う。また、s65で右側表示部材12が停
止表示している場合には、図11以降の処理を行う。
【0075】他方、s73で右側用のタイマがタイムア
ップしていないときには同タイマを減算してゆく(s7
4)。つぎにs75で、右側表示部材12用のタイマが
タイムアップしたときに、可変図柄発生回路16は右側
表示部材12が停止するタイミングを図り(s76…図
13<h>参照)該タイミングが適正である場合には、
s77で役チェック待時間を0.5秒に設定し入力タイ
ミングの整合を図る(図13<i>参照)。本実施の形
態では図13<i>が示す時間が本発明の待機時間を構
成している。つぎにs78で、可変図柄発生回路16は
右側表示部材12の停止フラグをロードする。
【0076】なお、図13<j>は遊技者が変動表示を
停止した全ての表示部材12,12,12の確認用に設
けた時間である。本実施の形態では、図13<j>が示
す時間が補助時間を構成している。
【0077】しかるのち、s79で全ての表示部材1
2,12,12の変動表示が停止したことを表わす停止
フラグをセットするとともに、該停止表示を表わす停止
音声フラグをセットしたのち、s53の処理を行う。さ
らに、s75で、右側表示部材12用のタイマがタイム
アップしていないとき、およびs76で可変図柄発生回
路16が右側表示部材12を停止させるタイミングが適
正ではないとき、s53の処理を行う。
【0078】つぎに、図11以降の大役および小役判
定の手順を以下に説明する。まず、s80で役チェック
待ちタイマがタイムアップしたか否かを判定し、役チェ
ック待タイマがタイムアップしていないときにはs50
の処理を行う。他方、s80で役チェック待タイマがタ
イムアップしているときには、s81で判定手段6は図
柄信号と特定図柄信号とが表わす表示図柄データを内蔵
メモリに格納する。
【0079】そして、判定手段6はs82で内蔵メモリ
が格納している表示図柄データに基いて、左側表示部材
12と中側表示部材12とが一致しているか否かを判定
する。つぎに、判定手段6は両表示部材12,12の表
示図柄データが一致しているときには、s83で左側表
示部材12と右側表示部材12とが一致しているか否か
を判定する。そしてs84で、判定手段6は特定図柄信
号が表わす表示図柄データと、左中右の全ての図柄信号
が表わす表示図柄データとが一致しているか否かを判定
する。そこで、判定手段6は全ての表示図柄データが一
致している場合には、大役と判定してs51以降の処理
が施される。
【0080】また、s82およびs83において両表示
図柄データが一致していないと判定された場合、判定手
段6はハズレと判定して、s49以降の処理が施され
る。さらにs84で、左中右の全ての図柄信号が表わす
表示図柄データが一致しており、これらが特定図柄信号
が表わす表示図柄データと一致していない場合、判定手
段6は小役と判定して、s52以降の処理が施される。
【0081】図12は停止される表示図柄データを作成
(選択)する手順すなわち更新手段の手順を表わし、s
60を詳細に示している。つぎに、表示図柄データを作
成する手順を図12に基いて以下に説明する。
【0082】まず、左側表示部材12用の表示図柄デー
タを更新するため、s85で可変表示手段3の乱数発生
回路57はパルス発生回路(割込信号出力手段)15か
らのリセット(パルス、割込信号、前述したように周期
的に発生される)が入力される毎に(すなわち、割込信
号が入力される毎に)、前記内蔵メモリに格納されてい
た乱数に『1』を加算して左乱数データを更新する。
【0083】つぎにs86において、s85で更新され
た乱数データが『6』以上であるか否かを判定する。そ
して、更新された乱数データが『6』以上(本発明の所
定値を構成する)であるとき、該乱数データはs87で
クリア(すなわち、初期化)され、左側表示部材12用
の乱数データとして新たに『0』を、s88で乱数発生
回路57のメモリに格納する。このように前記乱数デー
タが初期化されて乱数発生回路57のメモリに格納され
ることにより、次の演算処理に適切に対処できることに
なる。他方、更新された乱数データ『6』未満であると
きs88で該乱数データを乱数発生回路57のメモリに
格納する。
【0084】そしてs89で、s88において乱数発生
回路57のメモリに格納された乱数データが、『0』で
ある場合に、中側表示部材12用の表示図柄データを作
成するためのs90の処理を行う。他方s89で、s8
8において乱数発生回路57のメモリに格納された乱数
データが、『0』でない場合に、s99で前記割込待ち
の処理を行う。
【0085】つぎにs90で、可変表示手段3は中側表
示部材12用の表示図柄データを更新するため、s89
の処理が完了すると、前記格納されている乱数データに
『1』を加算し、中乱数データを更新する。
【0086】つづいてs91で、s90において更新さ
れた乱数データが『6』以上であるか否かを判定する。
そして、格納された乱数データが『6』以上であると
き、該格納データはs92でクリアされ、中側表示部材
12用の乱数データとして新たに『0』をs93で、乱
数発生回路57のメモリに格納する。他方、更新された
乱数データが『0』未満であるとき、該乱数データを乱
数発生回路57のメモリに格納する。
【0087】s93で格納された乱数データが、s94
において『0』であると判定された場合に、右側表示部
材12用の表示図柄データを更新するためのs95の処
理を行う。他方、s93で格納された乱数データが、s
94で『0』でないと判定された場合に、s99で前記
割込待ちの処理を行う。
【0088】つぎにs95で、可変表示手段3は右側表
示部材12用の表示図柄データを更新するため、s94
の処理が完了すると、前回格納されている乱数データに
『1』を加算し、右乱数データを更新する。ついでs9
6において、s95で更新された乱数データが『6』以
上であるか否かを判定して『6』以上であるとき、該格
納データはs97でクリアされ、右側表示部材12用の
乱数データとして新たに『0』を、s98で乱数発生回
路57のメモリに格納する。他方、格納された乱数デー
タが『6』未満であるとき、該乱数データを乱数発生回
路57のメモリに格納したのち、s99で前記割込待ち
の処理を行う。
【0089】なお、本実施の形態は図13<l>に示す
ように、選択機能表示手段10が特別の識別情報の選択
機能の有効な区間を、表示部材12が停止表示している
ときのみに定めているが、これに限定されるものではな
い。すなわち、特定の識別情報の選択機能の有効区間
は、表示部材12が変動表示を停止表示する直前までに
定めてもよく、つぎにこのように定められた選択機能表
示手段10の同有効区間を、図14ないし図16に基い
て以下に説明する。
【0090】図14は左側の表示部材12の変動表示時
間を始動検知スイッチ17の入賞球検知後、5.2秒間
と定めたものである。そして、識別情報選択手段4の特
定の識別情報の選択機能が有効である区間を、可変表示
手段3が各表示部材12,12,12を暗く変動表示さ
せているときから、始動検知スイッチ17の入賞球検知
により各表示部材12,12,12が変動表示を明るく
点灯させて5秒間経過するまでに定めてある。このた
め、識別情報選択手段4の特定の識別情報の選択機能は
左側表示部材12が明るい変動表示から明るい停止表示
となる0.2秒前まで有効になる(図中、<m>参
照)。
【0091】他方、識別情報選択手段4の特定の識別情
報の選択機能が無効になる区間は、アップダウンカウン
タ58に格納している始動球数が『0』でない場合、始
動入賞スイッチ17が入賞球検知して5秒間経過から、
各表示部材12,12,12が明るく停止表示および明
るく変動表示を開始して5秒間経過するまでに定めてあ
る。また、アップダウンカウンタ58に格納している始
動球数が『0』である場合には、始動入賞スイッチ17
が入賞球検知して5秒間経過から、各表示部材12,1
2,12が暗く変動表示を開始する直前までの区間が、
識別情報選択手段4の特定の識別情報の選択機能を無効
に定めてある(図中<l>参照)。
【0092】これにより、識別情報選択手段4は左側表
示部材12が変動表示を停止表示する直前から、各表示
部材12,12,12が変動表示を開始する直前まで特
定の識別情報の選択機能を無効にし、同時に選択機能表
示手段10は該無効状態をスピーカ43から発生される
音声と、ランプ44から光とによって遊技者に表示する
ことができる。
【0093】また、図15は特定識別情報表示手段5を
可変表示手段3の各表示部材12,12,12に1対1
に対応させて設け、かつ各表示部材12,12,12の
変動表示時間を始動入賞スイッチ17の入賞球検知後、
左側、中側、右側の順にそれぞれ5.2秒間、5.7秒
間、6.7秒間と定めたものである。さらに、各特定識
別情報表示手段5,5,5を制御する識別情報選択手段
4は各表示部材12,12,12に対応させて三対設け
てある。
【0094】そして、各識別情報選択手段4,4,4の
特定の識別情報の選択機能が無効になる区間は、始動入
賞スイッチ17が入賞球検知して5秒間経過から、各識
別情報選択手段4,4,4に対応する各表示部材12,
12,12が明るく停止表示する0.2秒間以前から、
明るく変動表示を開始する直前までである(図中<n
>,<o>,<p>参照)。当該区間以外は各識別情報
選択手段4,4,4の特定の識別情報の選択機能が有効
になる区間である(図中<q>,<r>,<s>参
照)。
【0095】これにより、選択機能表示手段10は各識
別情報選択手段4,4,4の特定の識別情報の選択機能
が無効である状態をスピーカ43から発生される音声
と、ランプ44から光とによって遊技者に表示すること
ができる。また、各識別情報選択手段4,4,4の同無
効状態は、可変表示手段3の各表示部材12,12,1
2に対応した選択機能表示手段10の各表示部材12,
12,12を点滅表示などによって各桁毎に表示しても
よい。
【0096】図16には、識別情報選択手段4の選択機
能有効区間が可変表示手段3の左表示部材12を一端
(たとえば2〜3秒)消灯させることにより、表示され
る例を表している(図中、斜線部参照)。このように選
択機能有効区間を表示する手段は、特に始動入賞球数が
格納されている場合に極めて有効である。
【0097】なお、同選択機能有効区間の表示は可変表
示手段3の左表示部材12を消灯させることに限定させ
るものではなく、右、中の各表示部材12および特定識
別情報表示手段5の表示部材12を複数、または個別に
消灯させることにより、可変表示手段3および特定識別
情報表示手段5の表示部材12を選択機能表示手段10
の一部としてもよい。
【0098】さらには、本実施の形態は通常時、すなわ
ち始動入賞前に可変表示手段3の各表示部材12を暗く
変動表示させ、始動入賞時には同表示部材12を明るく
変動表示させた場合を説明したが、通常時に可変表示手
段3の各表示部材12を停止表示させ、始動入賞時には
同表示部材12を変動表示させてもよい。そして、可変
表示手段3の各表示部材12にはLEDを用いて、識別
情報を変動表示または停止表示させたが、LCDまたは
従来から使用されている回転ドラムを使用して可変表示
手段3の識別情報を変動表示または停止表示させてもよ
い。また、回転ドラムを使用した場合には、選択機能表
示手段10に回転ドラムに表示部分を被覆するための被
覆手段を設け、識別情報選択手段4の選択機能有効区間
または無効区間を、被覆手段の回転ドラム表示部分を被
覆または被覆解除によって表示すればよい。
【0099】上記実施の形態では、識別情報選択手段4
の機能が無効または有効な状態を選択機能表示手段10
によって、音声、光等を介して遊技者に報知することが
できる。このために、遊技者は同装置の特定の識別情報
選択手段4の操作が有効であるか否かを明確に知覚する
ことができ、所望識別情報を選択できないことは皆無に
なる。これにより、遊技者の意向どうりに遊技を進行さ
せることができ、混乱を招くことがなくなるので、識別
情報選択手段4を設けたパチンコ機の遊技手順および操
作手順を容易に理解することができる。したがって、特
定の識別情報選択手段4の機能を充分活用でき、また、
このようなパチンコ遊技に関する初心遊技者と熟練遊技
者との間に技術格差が発生しないので、初心遊技者の遊
技意欲が向上する。
【0100】
【発明の効果】本発明は、割込信号が入力される毎に当
りモードを決定するためのデータ値を1ずつ更新し、か
つ、特定口を球が通過したときの更新手段のデータを当
りモードを決定するためのデータとする一方、発射され
た球が遊技盤を流下して特定口を通過するまでの時間
は、球の流下状態により変化するので、当りモードを決
定するために利用されるデータ(特定口を球が通過した
ときの更新手段のデータ)を遊技盤の状態等(釘の配置
状態等)によりランダムに設定することが可能になり、
当りモード即ち遊技者に有利な権利の発生を偶然性を持
たせて果たすことができる。また、当りモードの偶然性
を持たせた発生を、プログラム内に偶然性発生回路を設
けずに果たすことが可能であるので、その分だけ、プロ
グラム内の構成を簡易にすることができる。さらに、特
定口を球が通過した時点を基準にして定めた所定時間後
に識別情報の変動表示を停止表示し、この後予め定めら
れた待機時間後に役判定処理を行っており、遊技者は、
停止している識別情報を待機時間の間、認識することが
可能になるので、制御手順が適正に行われているか否か
を確実に把握でき、ひいては遊技者とホール側との間に
不要なトラブルを発生させることがない。また、所定時
間を、予め定められた基準時間と、決定された識別情報
の変動表示の停止タイミングを調整するために前記基準
時間に付加される調整時間とを含むように構成すること
により、所定時間が調整時間の設定により調整されるこ
とになり、その分、適用範囲の向上を図ることができ
る。また、役判定処理とこの役判定処理に続いて行われ
る次の制御処理との間に、予め定められた補助時間を設
定することにより、変動表示の停止を確認することが可
能になり、その分、遊技者は遊技状況の把握を確実に行
えて遊技性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を表すブロック図
である。
【図2】図1の装置を設けたパチンコ機を表す正面図で
ある。
【図3】図1の可変表示手段および特定識別情報表示手
段の一部を表す正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1の可変入賞球装置を表す正面図である。
【図6】図5に設けた開閉ソレノイドおよび開閉板を表
す斜視図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】図1の判定手段に設けられたメモリに格納して
ある本装置の制御手順を表す流れ図である。
【図9】図8のつづきを表す流れ図である。
【図10】図8の一部を詳細に表す流れ図である。
【図11】図8の一部を詳細に表す流れ図である。
【図12】図8の一部を詳細に表す流れ図である。
【図13】図1の可変表示手段および特定識別情報表示
手段の動作タイミングを表した図である。
【図14】図13と異なる例を表した図である。
【図15】図13と異なる例を表した図である。
【図16】図13と異なる例を表した図である。
【符号の説明】
3 可変表示手段 6 判定手段 9 選択機能制御手段 10 選択機能表示手段 11 始動入賞口(特定口) 15 パルス発生回路(割込信号出力手段) 16 可変図柄発生回路(更新手段) 57 乱数発生回路(更新手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に設けた特定口を球が通過したこ
    とに基づいて複数の識別情報を変動表示させる可変表示
    手段を設けたパチンコ機において、 割込信号を周期的に出力する割込信号出力手段と、 該割込信号出力手段が出力する割込信号が入力される毎
    に当りモードを決定するためのデータ値を1ずつ更新す
    る更新手段とを備え、 前記特定口を球が通過したときの前記更新手段のデータ
    を前記当りモードを決定するためのデータとするととも
    に前記特定口を球が通過した時点を基準にして定めた所
    定時間後に識別情報の変動表示を停止表示し、予め定め
    られた待機時間後に少なくとも前記データに基づいて役
    判定処理を行うことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記更新手段は、前記当りモードを決定
    するためのデータ値を1ずつ加算し、加算して得られた
    データ値が所定値に達すると、該データ値の初期化を行
    うことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は、予め定められた基準時
    間と、前記決定された識別情報の変動表示の停止タイミ
    ングを調整するために前記基準時間に付加される調整時
    間とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のパ
    チンコ機。
  4. 【請求項4】 前記役判定処理と該役判定処理に続いて
    行われる次の制御処理との間に、予め定められた補助時
    間を設定したことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載のパチンコ機。
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