JP3000240U - 直流電動機の保護装置 - Google Patents
直流電動機の保護装置Info
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- JP3000240U JP3000240U JP1994000107U JP10794U JP3000240U JP 3000240 U JP3000240 U JP 3000240U JP 1994000107 U JP1994000107 U JP 1994000107U JP 10794 U JP10794 U JP 10794U JP 3000240 U JP3000240 U JP 3000240U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】多相の磁石式交流発電機の整流出力で駆動され
る直流電動機の電機子巻線が焼損するのを防止する。 【構成】発電コイル11u〜11wの出力を整流する整
流回路12を設け、整流回路12の出力で直流電動機4
を駆動する。1つの相の発電コイル11wと整流回路1
2との間にスイッチ手段14を挿入する。整流回路12
の出力電圧を検出する電圧検出回路15と、スイッチ手
段制御部16とを設け、整流回路12の出力電圧が所定
の大きさよりも低いときには、スイッチ手段14を導通
状態にして発電コイル11wの出力を整流回路12を通
して直流電動機4に供給し、整流回路の出力電圧が所定
の大きさを超えたときにスイッチ手段14を遮断状態に
して直流電動機4に印加される電圧が過大になるのを防
止する。
る直流電動機の電機子巻線が焼損するのを防止する。 【構成】発電コイル11u〜11wの出力を整流する整
流回路12を設け、整流回路12の出力で直流電動機4
を駆動する。1つの相の発電コイル11wと整流回路1
2との間にスイッチ手段14を挿入する。整流回路12
の出力電圧を検出する電圧検出回路15と、スイッチ手
段制御部16とを設け、整流回路12の出力電圧が所定
の大きさよりも低いときには、スイッチ手段14を導通
状態にして発電コイル11wの出力を整流回路12を通
して直流電動機4に供給し、整流回路の出力電圧が所定
の大きさを超えたときにスイッチ手段14を遮断状態に
して直流電動機4に印加される電圧が過大になるのを防
止する。
Description
【0001】
本考案は、磁石式交流発電機の整流出力により駆動される直流電動機を過電圧 から保護する直流電動機の保護装置に関するものである。
【0002】
近年農薬散布機、自走式灌水機、茶刈機等の農業機械の分野においては、複雑 な機構を駆動することが必要になるために、直流電動機が駆動源として広く利用 されるようになっている。この種の用途に用いられる直流電動機は、内燃機関を 原動機とした磁石式交流発電機(以下磁石発電機ともいう。)の整流出力により 駆動される。
【0003】 図6は直流電動機を駆動源とした農業機械の構造例を示したものである。同図 において1は駆動車輪2と従動車輪3とを備えた車体、4は直流電動機、5は駆 動車輪2に出力軸が連結されたギアボックスで、直流電動機4の出力軸に取付け られたプーリ6とギアボックス5の入力軸に取付けられたプーリ7とがベルト8 により結合されている。また、9は内燃機関と該内燃機関により駆動される磁石 式交流発電機とからなる発動発電機で、この発動発電機9の出力が整流されて直 流電動機4に供給されている。10は作業機で、電動機4の出力はギアボックス 5を介してこの作業機10にも伝達されている。作業機10は、例えば農薬を収 容するタンクと該タンク内の農薬を送給するポンプとからなる農薬散布機である 。
【0004】 図7は農業機械の分野で使用されていた従来の直流電動機駆動回路の構成を示 したもので、同図において11は3相の発電コイル11u〜11wを有する磁石 発電機、12はダイオードD1 ないしD6 を3相ブリッジ接続してなる整流器で あり、整流器12の負極性側の直流出力端子は接地されている。3相の発電コイ ル11u〜11wは星形結線され、これらの発電コイル11u〜11wの中性点 と反対側の端子がそれぞれ整流器12の3相の交流入力端子に接続されている。 C1 は整流器12の正極性側の直流出力端子と接地間に接続された平滑用コンデ ンサであり、コンデンサC1 の両端に得られる直流電圧が直流電動機4の電機子 巻線の両端に印加されている。
【0005】 尚通常は、直流電動機4に与える駆動電流の大きさを調整して電動機の回転速 度を調整する回路が設けられるが、この回路の図示は省略されている。
【0006】
磁石発電機は回転速度の上昇に伴ってその出力電圧が上昇する特性を有するた め、図7に示すような駆動回路により直流電動機4を駆動すると、磁石発電機の 回転数が上昇したときに、直流電動機に印加される電圧が上昇して、電動機の入 力が過大になり、電機子巻線が焼損することがあった。
【0007】 本考案の目的は、磁石式交流発電機の回転数が上昇したときに、直流電動機の 入力が過大になることがないようにして電動機の保護を図った直流電動機の保護 装置を提供することにある。
【0008】
本考案は、多相の発電コイルを有する磁石式交流発電機の出力を整流回路によ り整流して得た直流電圧により駆動される直流電動機を過電圧から保護する直流 電動機の保護装置に係わるものである。
【0009】 本考案に係わる保護装置は、磁石式交流発電機の少なくとも1相の出力をオン オフするように設けられたスイッチ手段と、整流回路の出力電圧を検出する電圧 検出回路と、整流回路の出力電圧の上昇に伴う直流電動機の入力電圧の増大を抑 制するように電圧検出回路の出力に応じてスイッチ手段のオンオフを制御するス イッチ手段制御部とを備えている。
【0010】 上記のスイッチ手段制御部は、整流回路の出力電圧が設定された範囲にあると きに少なくとも1相の発電コイルの出力が他の相の発電コイルの出力とともに直 流電動機に供給されるのを許容し、整流回路の出力が設定された範囲を超えたと きに少なくとも1相の発電コイルの出力が直流電動機に供給されるのを阻止する ように電圧検出回路の出力に応じてスイッチ手段のオンオフを制御する回路によ り構成できる。
【0011】 上記スイッチ手段は例えば、整流回路の入力側で少なくとも1相の発電コイル に対して直列に接続されていて、導通した際に該少なくとも1相の発電コイルの 出力が整流回路を通して直流電動機に与えられるのを許容し、遮断した際に該少 なくとも1相の発電コイルの出力が整流回路を通して直流電動機に与えられるの を阻止するスイッチにより構成することができる。
【0012】 上記スイッチ手段はまた、導通した際に少なくとも1相の発電コイルを直流電 動機から側路するように設けられたスイッチであってもよい。
【0013】 上記スイッチ手段を整流回路の入力側に少なくとも1相の発電コイルに対して 直列に接続する場合、上記スイッチ手段制御部は例えば、電圧検出回路の出力を 設定値と比較する比較器と、電圧検出回路の出力が設定値未満のときにスイッチ を導通させ、電圧検出回路の出力が設定値を超えたときにスイッチを遮断状態に するように比較器の出力に応じてスイッチを制御するスイッチ制御回路とにより 構成できる。
【0014】 上記スイッチ手段が、導通した際に少なくとも1相の発電コイルを実質的に短 絡するように設けられる場合、スイッチ手段制御部は例えば、電圧検出回路の出 力を設定値と比較する比較器を備えて、電圧検出回路の出力が設定値未満のとき にスイッチを遮断状態に保持し、電圧検出回路の出力が設定値を超えたときにス イッチを導通させるようにスイッチを制御するスイッチ制御回路により構成でき る。
【0015】 本発明において用いるスイッチ手段は、オンオフ制御が可能なスイッチ素子か らなっていればよく、電磁開閉器(またはリレー)のような有接点スイッチをス イッチ手段として用いてもよく、トランジスタやサイリスタ等の半導体スイッチ をスイッチ手段として用いてもよい。またサイリスタのような整流機能を有する 半導体スイッチをスイッチ手段として用いる場合には、該スイッチ手段が整流回 路の一部を兼ねるようにしてもよい。
【0016】
上記のように構成すると、磁石式交流発電機の回転数が上昇してその出力電圧 が上昇したときにスイッチ手段が動作して、発電機の出力が整流回路を通して直 流電動機に供給されるのを阻止するため、何等かの原因で発電機の回転数が上昇 したときに電動機の入力が過大になってその電機子巻線が焼損するのを防ぐこと ができる。
【0017】
図1は本考案の実施例を示したもので、同図において11は内燃機関により駆 動される磁石発電機で、この発電機は、U,V,W3相の発電コイル11u〜1 1wを有している。12はダイオードD1 及びD2 の直列回路とダイオードD3 及びD4 の直列回路とダイオードD5 及びD6 の直列回路とを並列に接続して構 成した3相ブリッジ全波整流回路である。整流回路12の負極性側の直流出力端 子(ダイオードD1 ,D3 ,D5 のアノードに共通接続点)は接地されている。 3相の発電コイル11u〜11wは星形結線され、これらの発電コイル11u〜 11wの出力端子(中性点と反対側の端子)がそれぞれ整流器12の3相の交流 入力端子に接続されている。C1 は整流器12の正極性側の直流出力端子と接地 間に接続された平滑用コンデンサであり、コンデンサC1 の両端に得られる直流 電圧が直流電動機4の電機子巻線の両端に印加されている。
【0018】 13はコンデンサC1 の両端の電圧を入力とする3端子レギュレータ等の定電 圧電源、C2 は定電圧電源13の出力端子間に接続された電源コンデンサであり 、電源コンデンサC2 の両端に得られる直流定電圧VD が後述するスイッチ手段 制御部の電源電圧として用いられる。
【0019】 本考案では、磁石式交流発電機11の少なくとも1相の出力をオンオフするよ うに設けられたスイッチ手段14と、整流回路12の出力電圧を検出する電圧検 出回路15と、整流回路の出力電圧の上昇に伴う直流電動機の入力電圧の増大を 抑制するように電圧検出回路15の出力に応じてスイッチ手段14のオンオフを 制御するスイッチ手段制御部16とが設けられる。
【0020】 図1の実施例では、スイッチ手段14が、励磁コイル14aと、励磁コイル1 4aが非励磁のときに閉じていて、励磁コイル14aが励磁されたときに開く接 点14bとを有する電磁開閉器からなり、整流回路12のW相の交流入力端子と W相の発電コイル11wとの間に接点14bが接続されている。励磁コイル14 aの両端にはダイオードD7 が並列に接続されている。
【0021】 電圧検出回路15は整流回路12の出力端子間に接続された抵抗R1 ,R2 の 直列回路からなり、抵抗R2 の両端に整流回路12の出力電圧に相応した電圧検 出信号Vb を出力する。
【0022】 スイッチ手段制御部16は、比較器CP1 と、抵抗R3 ないしR10と、トラン ジスタTr1及びTr2とからなっている。
【0023】 抵抗R3 及びR4 は直列に接続されていて、抵抗R3 及びR4 の直列回路の両 端に定電圧電源13から得られる直流定電圧VD が印加されている。抵抗R3 及 びR4 の接続点に得られる基準電圧Va が比較器CP1 の非反転入力端子に入力 され、比較器CP1 の出力端子と非反転入力端子との間にダイオードD8 を介し て抵抗R5 が接続されている。比較器CP1 の反転入力端子には電圧検出信号V b が入力され、Vb ≦Va のとときに比較器CP1 の出力段が非接地状態となっ て比較器CP1 の出力端子の電位が高レベルになり、Vb >Va となったときに 比較器CP1 の出力段が接地された状態になって、該比較器の出力端子の電位が ほぼ零レベルになる。
【0024】 比較器CP1 の出力端子は抵抗R6 を通して定電圧電源13の出力端子に接続 されるとともに、抵抗R7 を通してNPNトランジスタTr1のベースに接続され ている。トランジスタTr1のエミッタは接地され、該トランジスタTr1のベース エミッタ間に抵抗R8 が接続されている。トランジスタTr1のコレクタは抵抗R 9 を通して定電圧電源13の出力端子に接続されるとともに、NPNトランジス タTr2のベースに接続され、トランジスタTr2のコレクタがスイッチ手段14を 構成する電磁開閉器の励磁コイル14aの一端に接続されている。またトランジ スタTr2のエミッタは接地され、該トランジスタのベースエミッタ間に抵抗R10 が接続されている。
【0025】 図1の実施例においては、抵抗R3 ないし抵抗R5 とダイオードD8 とにより 、基準電圧発生回路が構成され、抵抗R3 とR4 との接続点がこの基準電圧発生 回路の出力端子となっている。この基準電圧発生回路が発生する基準電圧Va は 、比較器CP1 の出力の状態により異なる。
【0026】 即ち、Va >Vb で、比較器CP1 の出力端子が非接地状態にあってその電位 が高レベルになっているときには、基準電圧Va が下記の式(1)で与えられる 。
【0027】 Va =VaH=R4 ・VD /(R3 +R4 ) …(1) またVa <Vb で、比較器CP1 の出力端子が接地された状態にあるときには、 基準電圧Va が下記の式(2)により与えられる。
【0028】 Va =VaL=R4 ・R5 ・VD /{R5 ・R4 +R3 (R5 +R4 ) …(2) また検出電圧Vb は、整流回路12の出力電圧(直流電動機の印加電圧)をV d とすると、下記の式で与えられる。
【0029】 Vb =R2 ・Vd /(R1 +R2 ) …(3) 上記の実施例において、磁石発電機11の出力電圧が低く、電圧検出信号Vb が基準電圧Va よりも低いときには、比較器CP1 の出力端子の電位が高レベル になるため、抵抗R6 とR7 とを通してトランジスタTr1にベース電流が供給さ れる。そのためトランジスタTr1が導通状態にあり、トランジスタTr2が遮断状 態にある。このときスイッチ手段14の接点14bは閉じているため、3相の発 電コイル11u〜11wの出力が整流回路12を通して直流電動機4に供給され る。
【0030】 内燃機関の回転数が上昇して磁石発電機11の出力電圧が上昇し、整流回路1 2の出力電圧が図5に示すVH に達すると、電圧検出信号Vb が基準電圧Va ( =VaH)を超えるため、比較器CP1 の出力端子が接地された状態になり、トラ ンジスタTr1へのベース電流の供給が阻止される。そのため、トランジスタTr1 が遮断状態になり、トランジスタTr2が導通状態になる。トランジスタTr2が導 通すると、励磁コイル14aに通電されるため、接点14bが開き、W相の発電 コイル11wを整流回路12から切り離す。したがって、整流回路12の出力電 圧が低下し、直流電動機4に過大な電圧が印加されるのが防止される。このとき 、比較器CP1 の出力端子が接地された状態になると、抵抗R5 がダイオードD 8 を通して抵抗R4 の両端に並列に接続された状態になるため、基準電圧Va は 、前記(2)式により決まる値VaLまで低下する。
【0031】 整流回路12の出力電圧が図5に示すVL まで低下すると、Vb ≦Va =VaL になるため、比較器CP1 の出力端子の電位が高レベルになり、トランジスタT r1にベース電流が供給されて、該トランジスタTr1が導通する。そのためトラン ジスタTr2が遮断状態になり、スイッチ手段14の接点14bが閉じて、発電コ イル11wが整流回路12に接続される。これにより発電機の出力電圧が上昇し 、整流回路12の出力が上昇していく。
【0032】 上記の実施例では、W相の発電コイル11wの出力をオンオフするようにスイ ッチ手段14を設けたが、他の相の発電コイルの出力をオンオフするようにスイ ッチ手段14を設けてもよく、2相以上の発電コイルに対してそれぞれの出力を オンオフするスイッチ手段を設けてもよい。
【0033】 上記のように、本考案の保護装置では、発電機の出力電圧が所定のレベルを超 えたときにスイッチ手段が動作して、少なくとも1相の発電コイルの出力が整流 回路を通して直流電動機に供給されるのを阻止するため、内燃機関の回転数が上 昇して磁石発電機の出力電圧が上昇したときに直流電動機に過電圧が印加されて 電動機の電機子コイルが焼損するのを防ぐことができる。
【0034】 図1の実施例では、発電コイル11wと整流回路12の直流入力端子との間に スイッチ手段14を設けたが、スイッチ手段14を整流回路内に設けるようにし てもよい。例えば図2に示したように、整流回路12のダイオードD5 とD6 と の間にスイッチ手段14を設けて、スイッチ手段14とダイオードD5 との接続 点に発電コイル11wの出力端子を接続するようにしてもよい。図2において他 の部分の構成は図1の実施例と同様である。
【0035】 また図3に示したように、整流回路12のダイオードをサイリスタTh1で置き 換えて、該サイリスタTh1をスイッチ手段として用いるようにしてもよい。この 例ではサイリスタTh1のアノードカソード間に抵抗R12が接続され、サイリスタ Th1のゲートにトランジスタTr2のコレクタが接続されている。その他の構成は 図1の実施例と同様である。
【0036】 図3の実施例において、整流回路12の出力電圧が設定された電圧VH よりも 低いときには、比較器CP1 の出力端子の電位が高レベルにあって、トランジス タTr1が導通状態にあり、トランジスタTr2が遮断状態に保持されるため、発電 コイル11wが電圧を誘起する毎に抵抗R12を通してサイリスタTh1にトリガ信 号が与えられる。したがって、整流回路12の出力電圧が設定された電圧よりも 低いときには、発電コイル11wが電圧を誘起する毎にサイリスタTh1が導通し 、3相の出力が整流回路12を通して直流電動機4に供給される。
【0037】 整流回路12の出力電圧が設定された電圧VH よりも高くなり、Vb >Va ( =VaH)となると、比較器CP1 の出力端子の電位が零(接地電位)になってト ランジスタTr1が遮断状態になるため、発電コイル11wが電圧を誘起する毎に トランジスタTr2が導通してサイリスタTh1にトリガ信号が与えられるのを阻止 する。したがって整流回路12の出力電圧が設定された電圧VL を超えたときに は、サイリスタTh1が導通することができなくなり、W相の発電コイル11wの 出力が整流回路12を通して直流電動機に供給されるのが阻止される。
【0038】 整流回路の出力電圧が設定された電圧VL よりも低くなると、Vb <Va (= VaL)となるため、比較器CP1 の出力端子の電位が高レベルになり、トランジ スタTr1が導通状態になる。そのためトランジスタTr2が遮断状態に保持され、 再びサイリスタTh1へのトリガ信号の供給が許容されるようになる。したがって 発電コイル11wが出力電圧を誘起する毎にサイリスタTh1が導通して、その出 力が整流回路12を通して直流電動機4に供給される。
【0039】 上記の各実施例では、整流回路の入力側で1つの発電コイルに対して直列にス イッチ手段を接続して、出力電圧が設定された値を超えたときにスイッチ手段が オフ状態になって少なくとも1相の発電コイルの出力が整流回路を通して直流電 動機に供給されるのを阻止するようにしたが、整流回路の出力電圧が設定された 値を超えたときに少なくとも1相の発電コイルの出力を短絡する(直流電動機か ら側路する)ようにスイッチ手段を設けるようにしてもよい。
【0040】 図4は、整流回路12の出力電圧が設定された値を超えたときにW相の発電コ イル11wの出力を短絡するようにスイッチ手段を設けた実施例を示したもので 、この実施例では、発電コイル11wの出力端子がダイオードD5 とD6 との接 続点に直接接続されている。この例では、スイッチ手段としてカソードが接地さ れたサイリスタTh2が用いられ、サイリスタTh2のアノードが発電コイル11w の出力端子に接続されている。スイッチ手段制御部16は図1の実施例の回路か らトランジスタTr2と抵抗R10とを取り除いた回路からなり、サイリスタTh2の ゲートがトランジスタTr1のコレクタに接続されている。サイリスタTh2のゲー トカソード間には保護用の抵抗R13及びコンデンサC3 が並列に接続されている 。
【0041】 図4の実施例において、整流回路12の出力電圧が設定された値よりも低いと きには、比較器CP1 の出力端子の電位が高レベルになっていて、トランジスタ Tr1が導通状態を保つため、サイリスタTh2にトリガ信号が与えられず、該サイ リスタTh2は遮断状態を保つ。この状態では、磁石発電機11の3相の出力が整 流回路12を通して直流電動機4に供給される。
【0042】 磁石発電機の出力電圧が上昇し、整流回路12の出力電圧が設定された値を超 えると、比較器CP1 の出力端子の電位が零(接地電位)になるため、トランジ スタTr1が遮断状態になる。トランジスタTr1が遮断状態になると定電圧電源1 3から抵抗R9 を通してサイリスタTh2にトリガ信号が与えられるため、発電コ イル11wが出力電圧を誘起する毎にサイリスタTh2が導通して、発電コイル1 1wの出力を直流電動機4から側路する。このとき発電コイル11w→サイリス タTh2→ダイオードD3 →発電コイル11v→発電コイル11wの回路、または 発電コイル11w→サイリスタTh2→ダイオードD1 →発電コイル11u→発電 コイル11wの回路で発電コイル11wに短絡電流が流れるため、磁石発電機の 出力が低下させられる。
【0043】 上記のように、本考案においては、少なくとも1相の発電コイルの出力をオン オフするスイッチ手段を設けて、整流回路の出力電圧が設定値を超えたときに、 該スイッチ手段を動作させることにより、少なくとも1相の発電コイルの出力が 直流電動機に供給されるのを阻止するように、電圧検出回路の出力に応じてスイ ッチ手段をオンオフ制御するため、電動機への入力を常に適正な範囲に保つこと ができ、発電機の回転数が上昇してその出力電圧が過大になったときに、電動機 の入力が過大なるのを防いで、電機子巻線の焼損を防止することができる。
【0044】 上記の実施例では、スイッチ手段制御部16の基準電圧発生回路を抵抗R3 〜 R5 とダイオードD8 とにより構成して、電圧検出信号Vb が基準電圧Va より も高くなって比較器CP1 の出力端子の電位が接地電位となったときに、基準電 圧Va の大きさを低下させるようにしたが、このように構成しておくと、整流回 路の出力電圧が設定値を超える状態が生じたときにスイッチ手段が頻繁にオンオ フを繰り返すチャタリング現象が生じて直流電動機の動作が不安定になるのを防 止することができる。
【0045】 しかしながら、本考案で用いるスイッチ手段制御部は、基本的には、整流回路 の出力電圧の上昇に伴う直流電動機の入力電圧の増大を抑制するように電圧検出 回路の出力に応じてスイッチ手段のオンオフを制御するものであればよいので、 上記の各実施例において、抵抗R5 とダイオードD8 とを取り除いて、基準電圧 Va を一定としてもよい。
【0046】 上記の実施例では、整流回路12として全波整流回路を用いたが、図1におい て発電コイル11u〜11wの中性点を接地して、ダイオードD1 ,D3 及びD 5 を省略したものに相当する半波整流回路を用いる場合にも本考案を適用するこ とができる。
【0047】 上記の実施例では、磁石発電機が3相の発電コイルを有しているが、本考案に おいて磁石発電機の相数は任意であり、2相や6相等の発電コイルが設けられる 場合にも本考案を適用することができる。
【0048】
以上のように、本考案によれば、少なくとも1相の発電コイルの出力をオンオ フするスイッチ手段と、整流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路とを設けて 、整流回路の出力電圧の上昇に伴う直流電動機の入力電圧の増大を抑制するよう に電圧検出回路の出力に応じてスイッチ手段のオンオフを制御するようにしたの で、発電機の回転数の如何にかかわらず、電動機の入力を適正な範囲に保つこと ができ、何等かの原因で発電機の回転数が上昇したときに電動機の入力が過大に なってその電機子巻線が焼損するのを防ぐことができる利点がある。
【図1】本考案の実施例の構成を示した回路図である。
【図2】本考案の他の実施例の要部を示した回路図であ
る。
る。
【図3】本考案の更に他の実施例を示した回路図であ
る。
る。
【図4】本考案の更に他の実施例を示した回路図であ
る。
る。
【図5】本考案の実施例における整流回路の出力電圧と
発電機の回転数との関係を示した線図である。
発電機の回転数との関係を示した線図である。
【図6】本考案の保護装置を適用する直流電動機の用途
の一例として、農業機械の一構成例を示した概略構成図
である。
の一例として、農業機械の一構成例を示した概略構成図
である。
【図7】従来の直流電動機の駆動回路を示した回路図で
ある。
ある。
4 直流電動機 4a 電機子巻線 11 磁石式交流発電機 11u〜11w 発電コイル 12 整流回路 14 スイッチ手段 14a 励磁コイル 14b 接点 15 電圧検出回路 16 スイッチ手段制御部 D1 〜D6 整流回路を構成するダイオード R1 〜R10 抵抗 CP1 比較器 Tr1,Tr2 トランジスタ Th1,Th2 スイッチ手段を構成するサイリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 9/00 B 2116−5H
Claims (6)
- 【請求項1】 多相の発電コイルを有する磁石式交流発
電機の出力を整流回路により整流して得た直流電圧によ
り駆動される直流電動機を過電圧から保護する直流電動
機の保護装置において、 前記磁石式交流発電機の少なくとも1相の出力をオンオ
フするように設けられたスイッチ手段と、 前記整流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、 前記整流回路の出力電圧の上昇に伴う直流電動機の入力
電圧の増大を抑制するように前記電圧検出回路の出力に
応じて前記スイッチ手段のオンオフを制御するスイッチ
手段制御部とを備えてなる直流電動機の保護装置。 - 【請求項2】 多相の発電コイルを有する磁石式交流発
電機の出力を整流回路により整流して得た直流電圧によ
り駆動される直流電動機を過電圧から保護する直流電動
機の保護装置において、 前記磁石式交流発電機の少なくとも1相の出力をオンオ
フするように設けられたスイッチ手段と、 前記整流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路と、 前記整流回路の出力電圧が設定された範囲内にあるとき
に前記少なくとも1相の発電コイルの出力が他の相の発
電コイルの出力とともに直流電動機に供給されるのを許
容し、整流回路の出力が設定された範囲を超えたときに
前記少なくとも1相の発電コイルの出力が直流電動機に
供給されるのを阻止するように前記電圧検出回路の出力
に応じて前記スイッチ手段のオンオフを制御するスイッ
チ手段制御部とを備えてなる直流電動機の保護装置。 - 【請求項3】 前記スイッチ手段は、前記整流回路の入
力側で少なくとも1相の発電コイルに対して直列に接続
されていて、導通した際に該少なくとも1相の発電コイ
ルの出力が整流回路を通して直流電動機に与えられるの
を許容し、遮断した際に該少なくとも1相の発電コイル
の出力が整流回路を通して直流電動機に与えられるのを
阻止するスイッチからなっている請求項1または2に記
載の直流電動機の保護装置。 - 【請求項4】 前記スイッチ手段は、導通した際に少な
くとも1相の発電コイルの出力を直流電動機から側路す
るように設けられたスイッチからなっている請求項1ま
たは2に記載の直流電動機の保護装置。 - 【請求項5】 前記スイッチ手段制御部は、前記電圧検
出回路の出力を設定値と比較する比較器と、電圧検出回
路の出力が設定値未満のときに前記スイッチを導通さ
せ、電圧検出回路の出力が設定値を超えたときに前記ス
イッチを遮断状態にするように前記比較器の出力に応じ
て前記スイッチを制御するスイッチ制御回路からなって
いる請求項3に記載の直流電動機の保護装置。 - 【請求項6】 前記スイッチ手段制御部は、前記電圧検
出回路の出力を設定値と比較する比較器を備えていて、
電圧検出回路の出力が設定値未満のときに前記スイッチ
を遮断状態に保持し、電圧検出回路の出力が設定値を超
えたときに前記スイッチを導通させるように前記スイッ
チを制御するスイッチ制御回路からなっている請求項4
に記載の直流電動機の保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994000107U JP3000240U (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 直流電動機の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994000107U JP3000240U (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 直流電動機の保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3000240U true JP3000240U (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=43136256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994000107U Expired - Lifetime JP3000240U (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | 直流電動機の保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000240U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019196162A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 哲男 前田 | ハイブリッド型電動作業車 |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP1994000107U patent/JP3000240U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019196162A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 哲男 前田 | ハイブリッド型電動作業車 |
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