JP3000020U - 稚蟹選別装置 - Google Patents
稚蟹選別装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 稚蟹の混在したちりめん製品を、乾燥状態で
稚蟹を的確に分離除去し得る稚蟹選別装置を提供する。 【構成】 稚蟹の足を取り胴部4のみにしたものが嵌る
孔2を多数設けた孔板1の下面に裏板5を設けることに
より孔2の下端を閉鎖するようにされた稚蟹選別装置。
稚蟹を的確に分離除去し得る稚蟹選別装置を提供する。 【構成】 稚蟹の足を取り胴部4のみにしたものが嵌る
孔2を多数設けた孔板1の下面に裏板5を設けることに
より孔2の下端を閉鎖するようにされた稚蟹選別装置。
Description
【0001】
本考案はいわしの稚魚を煮熟し乾燥してなるちりめん中に混在する稚蟹を選別 する装置に関するものである。
【0002】
ちりめん原料魚すなわちいわし稚魚の漁獲期内のある一時期には、いわし稚魚 中におびただしい数の蟹の子すなわち稚蟹が混じることがあるが、従来よりこの ような場合には、実際上生の状態での選り分けが労力的にも時間的にも困難であ るため、やむを得ずそのまま製品にしてしまうか、或は煮熟後乾燥し、いったん 製品にした後、風によって選別する風力選別や、製品を水に漬け浮力の差により 選別する浮力選別等が行なわれている。浮力選別とは、ちりめんは水に漬けると 吸水して重くなり沈むが、乾燥した稚蟹は容易に吸水せず浮揚するという性質を 利用したもので、この浮力の差により選別するものである。なお混在する稚蟹が 少量の場合には手で選り分けることが行なわれている。
【0003】
ところが、選別せずにおびただしい数の稚蟹が混じったままのちりめんは、見 栄えが悪く商品価値が著しく低下するという問題がある。一方、風力選別は稚蟹 の混在したちりめんを落下させつつ側方から風を送って選別するものであり正確 に選別することができないという問題点がある。また浮力選別では、ちりめんを 水に漬けるのでうま味成分が逃げ、商品の品質が低下する上に、再度乾燥しなけ ればならないので、加熱費や手間が余分にかかり生産コストが高くなるという問 題点がある。なお、おびただしい数の稚蟹を手で選り分けることは労力と作業時 間の点で実現困難であることは前述の通りである。 そこで本願考案者は稚蟹の足が胴部から簡単に離れることに着目し稚蟹を胴部 のみにすれば、ちりめんとの選別が簡単な装置で可能となる。 本考案はこのような事情を背景としてなされたものであり、本考案の目的は風 力を利用したり、ちりめん製品を水に漬けたりせずにちりめん中の混在する稚蟹 を選別し得る稚蟹選別装置を提供しようとするものである。
【0004】
本考案はこのような目的を達成するためになされたものであり、本考案は下記 のように構成されている。 いわしの稚魚を煮熟し乾燥してなるちりめんの製品中に混在する稚蟹を選別す る装置であって、選別に際し先ず前処理としてちりめんと稚蟹の混在したるもの を攪拌機に入れて攪拌し稚蟹の足と胴を分離する。胴はほぼ球形の形状をなして いる。 A 稚蟹の胴部が嵌入するに適合した孔を多数設けた孔板の下面に底板を接着 する。稚蟹の胴部とちりめんが混在したものを孔板上に置き動揺すれば稚蟹胴部 は球形なるため容易に孔板の孔に嵌る。ちりめんは細く長い形状なるため孔に嵌 ることはない。このように簡単な手段にてちりめんの中に混在する稚蟹を選別す ることができる。 B 前記記載の稚蟹選別装置において孔板の孔の底を開閉し得るように底板を 設け、孔に嵌った稚蟹胴部を底板を開くことにより下に落下させるとともに、ち りめんが孔板の孔を通過して下に落下することを防止するため、孔板上部にちり めん押えを設け、作業性を向上させた稚蟹選別装置である。 C 前記B項記載の稚蟹選別装置における孔板および、ちりめん押えをベルト 状にし電動機にて回転させるようにした連続式自動稚蟹選別装置である。 本明細書において「ちりめん」とはいわしの稚魚を煮熟後乾燥したもの意味し 「稚蟹」とは卵からかえってから、体形がほぼ種の特徴を示すまでに生長した蟹 を意味するものである。
【0005】
以下本考案を稚蟹の混在したちりめんに適用した実施例を図面に基づいて詳細 に説明する。 図1において、1は孔板にて多数の孔2が設けられている。3は孔板1の下面 に接合された裏板である。4は稚蟹の足を取り除いた胴部のみの図であり、孔2 の中に嵌った状態を示している。13はちりめんである。 本案は使用に際し稚蟹の胴と足を分離させる前処理をする必要がある。稚蟹の 足は極めて繊細なるため摩擦にて簡単に胴より分離する。稚蟹胴部4は約6ミリ の、ほぼ球形であるため孔2に嵌り易い。ちりめん13は体長約15ミリより2 5ミリの細長きものなるため孔2に嵌ることはない。 前処理は攪拌機の中にちりめんと混在した稚蟹を入れ僅か攪拌すれば蟹の足は 胴から離れる。この際ちりめんは何等損傷しない。 前処理を終えたちりめんと稚蟹の混在したものを孔板1の上に適量置き、たい らにならすと稚蟹胴部4は孔2の中に嵌入する。ちりめんは孔板1の上に残って 居るので掃き落とせばよい。稚蟹胴部4は孔板1を転倒せば孔2から出る。 以下変更を要しない部分は同一番号を付して詳しい説明を省略する。
【0006】 図2は前記図1の裏板3を可動なものとし、孔板1の上に、ちりめんを押える ものを付加した装置である。前処理を終えたちりめんと稚蟹の混在物を適量孔板 1の上に置き、たいらにならし稚蟹胴部4が孔2に嵌り終えると、弾性押え板6 を下に倒し、ちりめんを押える。以上は(イ)の図の説明である。次に(ロ)の 図について説明する。底板5を下げると孔2の中に嵌った稚蟹胴部4は下に落下 する。落下が終れば、底板5を上にあげ、弾性押え板6を起し、孔板1の上に残 り居るちりめんは掃き落とせばよい。
【0007】 図3は前記図2の孔板1および弾性押え板6をベルト状に変更し、選別を連続 的に自動的にできるようにしたものである。ベルトは電動機(図示省略)によっ て矢印方向に回動されている。前処理を終えたちりめんと稚蟹混在物が原料槽7 の下部出口より多孔ベルト11の上に適量連続して落下する。落下点の多孔ベル ト11の下面に受板10が設けられて居り多孔ベルト11に設けられた孔2は受 板10により孔2の下端は閉鎖される。ために稚蟹胴部4は孔2に嵌ったまま進 行し受板10の無い位置に来て下に落下し蟹入槽8に入る。多孔ベルト11上に 乗ったちりめんは押えベルト12に押えられ進行し、押えベルトの無い位置に来 て下に落下しちりめん槽9に入る。 押えベルト12と多孔ベルト11は同速度で進行して居る。
【0008】 上記各実施例においてちりめんと稚蟹の混じり合ったものから稚蟹を選り分け るようにした稚蟹選別用として適用した例であるが本考案はこのような実施例に 何等限定されるものでなく本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様 で実施し得ることはもちろんである。
【0009】
本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。ちりめ んの製品中に混在する稚蟹を乾燥状態で選別することができ従来の浮力の差によ る選別のようにちりめんを水に漬けて品質を低下させるようなことがなくまた稚 蟹の胴部を孔に嵌めて選別するため正確であり、風力選別の場合より選別精度が 向上する。又本案は機構が極めて簡単なるためコンパクトに製作ができ、製作費 も安価にできる。
【図1】本考案の断面図である。
【図2】本考案の他の実施例における(イ)、(ロ)は
側面図である。
側面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】 1 孔板 2 孔 3 裏板 4 稚蟹胴部 5 底板 6 弾性押え板 7 原料槽 8 蟹入槽 9 ちりめん槽 10 受板 11 多孔ベルト 12 弾性ベルト 13 ちりめん
Claims (2)
- 【請求項1】 いわしの稚魚を煮熟し乾燥してなるちり
めんの製品中に混在する稚蟹を選別する装置であって、
平板に稚蟹胴部のみを嵌入させる孔を多数設け、該孔下
部を底板にて閉塞するにしてなる稚蟹選別装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の稚蟹選別装置において、
孔板の上部に弾性押えを設けてなる稚蟹選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP79194U JP3000020U (ja) | 1994-01-04 | 1994-01-04 | 稚蟹選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP79194U JP3000020U (ja) | 1994-01-04 | 1994-01-04 | 稚蟹選別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000020U true JP3000020U (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=43136038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP79194U Expired - Fee Related JP3000020U (ja) | 1994-01-04 | 1994-01-04 | 稚蟹選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000020U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019151350A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | Jx金属株式会社 | 線状物の除去方法、線状物の除去装置及び電子・電気機器部品屑の処理方法 |
-
1994
- 1994-01-04 JP JP79194U patent/JP3000020U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019151350A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | Jx金属株式会社 | 線状物の除去方法、線状物の除去装置及び電子・電気機器部品屑の処理方法 |
CN111670077A (zh) * | 2018-01-31 | 2020-09-15 | 捷客斯金属株式会社 | 线状物的去除方法、线状物的去除装置以及电子、电气设备部件屑的处理方法 |
JPWO2019151350A1 (ja) * | 2018-01-31 | 2021-01-14 | Jx金属株式会社 | 線状物の除去方法、線状物の除去装置及び電子・電気機器部品屑の処理方法 |
US11548032B2 (en) | 2018-01-31 | 2023-01-10 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Method for removing wire-form objects, device for removing wire-form objects, and method for processing electronic/electrical apparatus component scrap |
JP7438261B2 (ja) | 2018-01-31 | 2024-02-26 | Jx金属株式会社 | 線状物の除去方法 |
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