JP2999319B2 - 施設の接客システム - Google Patents

施設の接客システム

Info

Publication number
JP2999319B2
JP2999319B2 JP34830791A JP34830791A JP2999319B2 JP 2999319 B2 JP2999319 B2 JP 2999319B2 JP 34830791 A JP34830791 A JP 34830791A JP 34830791 A JP34830791 A JP 34830791A JP 2999319 B2 JP2999319 B2 JP 2999319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
facility
counter
detection
code signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34830791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05346930A (ja
Inventor
善治 高山
美智代 奥田
基樹 松原
秀孝 宗吉
巧 天津
光男 加村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Sharp Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Sharp Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP34830791A priority Critical patent/JP2999319B2/ja
Publication of JPH05346930A publication Critical patent/JPH05346930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2999319B2 publication Critical patent/JP2999319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施設利用者に対するサ
ービスを向上させることができる施設の接客システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゴルフ場施設においては、利用
者がプレイをするためにクラブハウスに入場すると、ま
ずフロントで受付けを済ませて登録し、伝票やスコアカ
ードホルダ,ロッカーのキー等を受け取り、この後、ロ
ッカーに手荷物バッグ等を預け、コースに出てプレイを
行なう。そして、利用者はプレイが終了してクラブハウ
スのフロントで精算をするまでの間は一切代金の支払い
をする必要がなく、すべて伝票等により利用代金の管理
が行なわれるようになっている。
【0003】つまり、売店でゴルフボール等の商品を買
ったり、レストランで食事をしたり、或はコース途中に
設けられた茶店で飲物を飲んだりした場合でも、その際
の代金の支払いはその都度行なわず、各場所で利用者が
サインをすると共にフロントで受け取った伝票に記入し
たり、或は各場所に配設された端末機器に入力すること
で記録しておき、最後にフロントで精算することによ
り、代金支払いのために財布等を持ち歩くことを不要と
しているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上述のようにして支払い代金の管理をするた
めに、利用者が伝票を携帯してゴルフ場の各所で必要に
応じて提示しなければならない。例えば、食堂,ティー
ラウンジ,売店,茶店等に寄るときには必ず伝票を提示
して記入してもらう必要があり、利用者にとっては常に
伝票を携帯しなければならず、また、その都度伝票を提
示したり或はサインをしたりする等で結構面倒な手続き
となって煩わしさが残る不具合がある。そして、ゴルフ
場側においても、最終的にフロントで精算するための伝
票処理を行なう必要があり、係員にとって煩わしい作業
が残る不具合がある。
【0005】また、従来のゴルフ場においては、頻繁に
来場していない利用者が来場した場合に、ゴルフ場側の
係員がその利用者の名前と顔とを十分に覚えていないこ
とがあり、その場合には利用者に対して係員がその都度
名前を確認する等の必要がある。従って、入会登録した
利用者であるにも拘らず見知らぬ利用者であるかのよう
な応対を受けてしまう場合がある。
【0006】さらに、従来のシステムでは、ゴルフ場側
から利用者に対して個人的にきめこまかな案内を行なう
ことが難しい。例えば、利用者が同伴者の居場所を捜し
ている場合に、場内放送等で捜すことはできるが、これ
では同伴者に失礼になるような場合がある。このような
ときには、係員がクラブハウス内を直接捜す等してメッ
セージを告げる等の方法に頼らざるを得ず、時間が掛か
ってしまう不具合がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、利用者が伝票等を持ち歩く煩わしさが
なく、しかも、施設側にとってはゆきとどいたサービス
を提供することができて利用者に良い印象を与えること
ができる施設の接客システムを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の施設の接客シス
テムは、施設利用者の各種データを登録番号と共に記憶
するコンピュータと、施設内の各所に配置されこのコン
ピュータに記憶されているデータの読出しおよび表示可
能な複数の端末装置と、前記施設利用者が携帯するもの
であって検出エリア内から受ける振動エネルギに基づい
て動作し前記登録番号のコード信号を送信する応答発信
器と、前記施設内の複数の検出場所に設置され前記検出
エリア内に振動エネルギを出力すると共に前記応答発信
器からのコード信号を受信,解読して前記コンピュータ
に送信する複数の送受信装置とを具備し、前記コンピュ
ータを、前記送受信装置から登録番号を受けるとこれに
対応した前記端末装置にその登録番号に対応する利用者
の各種データを前記端末装置に送信して表示させると共
に必要に応じて該端末装置から指令を受けると追加デー
タを記憶するように構成したところに特徴を有する。
【0009】また、応答発信器を、磁気振動エネルギを
受けると動作する応答スイッチと、この応答スイッチの
動作により登録番号に相当するコード信号を空間信号と
して出力するコード信号発信器とを具備した構成とし、
送受信装置により検出エリアに向けて磁気振動エネルギ
を出力すると良い。
【0010】利用者の各種データを、登録番号をインデ
ックスとして氏名,顔写真或はプロフィール等を含んだ
様々なデータとし、端末装置を、前記各種データを必要
に応じてコンピュータから読出し或は受付けて表示部に
表示可能に構成することが好ましい。
【0011】施設内の商品の消費に関与する各検出場所
にPOSレジスタを配設し、コンピュータに前記各PO
Sレジスタからのデータを対応する利用者の追加データ
として受付けて記憶するように構成すると良い。
【0012】施設内の検出場所としてのレストランに、
複数台のテーブルと、これら複数台の各テーブルの着席
位置に対応する部位にそれぞれ配設された送受信装置
と、前記複数台のテーブルのそれぞれに所定個数配設さ
れ着席位置に人が存在するか否かを検出する人検知セン
サと、前記人検知センサが人の存在を検出したときにそ
のテーブルのすべての前記送受信装置を駆動して振動エ
ネルギを出力させると共に応答発信器からのコード信号
を受信させるように制御する制御装置とを設けると良
い。
【0013】施設内の検出場所としてのラウンジに、複
数脚の椅子と、これら複数脚の椅子のそれぞれに着席位
置の下部に送受信装置とを設ける構成にすると良い。
【0014】施設内の検出場所としてのバッグカウンタ
ーに、来場した利用者の荷物の受渡場所に運搬可能なベ
ルトコンベアを設け、予め端末装置に出力された利用者
の各種データに基づいて作成した氏名札を前記来場した
利用者の荷物に付した状態で前記ベルトコンベアにより
運搬するように構成すると良い。
【0015】
【作用】請求項1記載の施設の接客システムによれば、
利用者が施設に入場して受付け等の所定場所で応答発信
器を受けとると、その後は、その応答発信器を携帯して
いれば、その利用者が所定の検出場所の検出エリアに位
置したときにその送受信装置から振動エネルギを受ける
と、これに応じて登録番号に相当するコード信号を送信
する。送受信装置はその応答発信器からの固有のコード
信号を受信,解読してその登録番号をコンピュータに送
信する。
【0016】すると、コンピュータは、その応答発信器
を携帯している利用者の登録番号に対応する各種データ
を読出し、端末装置に送信して表示させるようになる。
これにより、施設の係員は、端末装置の表示を見れば、
すぐにその利用者の氏名,顔写真等の各種データを知る
ことができる。従って、係員がその都度利用者に氏名等
を尋ねることなく応対することができ、利用者に対して
質の高いサービスを提供することにより良い印象を与え
ることができる。
【0017】請求項2記載の施設の接客システムによれ
ば、送受信装置は検出エリア内に磁気振動エネルギを出
力しているので、応答発信器は、検出エリア内に位置し
たときに磁気振動エネルギに応じて応答スイッチが動作
するようになる。これにより、応答発信器は、登録番号
に相当するコード信号を空間伝播信号として出力する。
送受信装置は、このコード信号を受信してその応答発信
器を携帯した利用者に対応する登録番号を検知すること
ができる。
【0018】そして、この場合に、磁気振動エネルギの
出力範囲即ち検出エリアは、電波等による通信と異な
り、人が存在する特定の狭い範囲に設定することができ
るので、複数人が会している場所であっても利用者個人
個人を検出して特定することができる。
【0019】請求項3記載の施設の接客システムによれ
ば、送受信装置により、応答発信器からコード信号を受
信すると、そのコード信号に対応する登録番号をインデ
ックスとしてコンピュータから各種データとしての氏
名,顔写真或はプロフィール等が読み出される。これに
より、応答発信器は、登録番号に相当するコード信号を
記憶するだけの簡単な構成で、各端末装置に大量の各種
データを対応付けて表示することができる。
【0020】請求項4記載の施設の接客システムによれ
ば、施設内の検出場所のうちで、商品を販売したり、飲
食等のサービスをする所では、利用者の消費による代金
はPOSレジスタにより登録される。これにより、その
消費代金のデータはその利用者の追加データとしてコン
ピュータに記憶される。そして、端末装置にその利用者
の登録番号が入力されると、コンピュータからは各種デ
ータと共にそれらの追加データが送信され、端末装置に
表示されるので、利用者の消費代金をその都度精算せず
とも簡単に精算処理を行なうことができ、利用者にとっ
ては伝票等を持参する必要がなくなる。
【0021】請求項5記載の施設の接客システムによれ
ば、利用者がレストランのテーブルに着席すると、人検
知センサがこれを検知して送受信装置を動作させる。こ
れにより、送受信装置から磁気振動エネルギが出力され
ると利用者が携帯している応答発信器はコード信号を出
力する。送受信装置はこのコード信号から登録番号を対
応させてコンピュータに送信し、各種データを受信して
表示するようになる。つまり、利用者がテーブルに着席
すると、自動的にその着席位置に対応してその利用者の
特定をして表示することができるようになる。
【0022】従って、例えば、係員或はウェイトレス等
は、利用者に接する前に予めその利用者の氏名,顔写
真,プロフィール等の各種データを知ることができるの
で、利用者に対して直接氏名で呼び掛けるようにして応
対することができる。また、注文を受ける際に、注文伝
票を予めその利用者の氏名を印刷した状態で提示するこ
とができ、利用者に対する質の高いサービスを提供する
ことができる。さらに、送受信装置および応答発信器を
検出時のみに動作させて効率良く稼働することができる
ので、消費電力を節約することができる。
【0023】請求項6記載の施設の接客システムによれ
ば、ラウンジに配設された椅子においては、着席位置の
下部に埋込配設された送受信装置から磁気振動エネルギ
が上方の検出エリアに向けて出力されている。利用者が
ラウンジの椅子に着席すると、利用者は検出エリア内に
位置することになり、携帯している応答発信器は磁気振
動エネルギが与えられるので、これに応じてコード信号
を出力する。送受信装置はこのコード信号を受信して対
応する登録番号を端末装置に送信するので、着席した利
用者の各種データをコンピュータから読出して端末装置
に表示させることができる。
【0024】これにより、ラウンジにおいては、配設さ
れている個々の椅子に対応して着席した利用者を特定す
ることができるので、係員は、端末装置に表示された各
種データを予め見ておくことにより、応対や案内等をす
る際に直接その利用者の氏名で呼び掛けることができ、
利用者に対して質の高いサービスを提供することができ
る。
【0025】請求項7記載の施設の接客システムによれ
ば、翌日来場する利用者に対する氏名札を予め作成して
いるので、当日利用者が来場して手荷物バッグ等をバッ
グカウンターに預けると、氏名札を付した後ベルトコン
ベアによりそれぞれ所定場所に運搬することができる。
従って、来場した利用者は、場内での移動時に荷物を持
ち歩く必要がなくなり、必要なときにだけ預けている荷
物を受け取ることができる。これにより、利用者に対し
てより質の高いサービスを提供することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明をゴルフ場施設に適用した場合
の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0027】図6および図7はゴルフ場に設けられたク
ラブハウスの平面図を示している。建物の入口1側を示
した図6において、入口1から続く通路1aのすぐ横に
はバッグカウンター2が設けられており、利用者のゴル
フバッグや手荷物バッグ等を預けるようになっている。
このバッグカウンター2には端末装置たる端末コンピュ
ータ3が2台配設されると共に、それぞれの端末コンピ
ュータ3に接続された送受信装置たる2台のカウンター
センサユニット4が配設されている。
【0028】フロントカウンター5は、バッグカウンタ
ー2よりも通路1a奥の右側に設けられており、ここは
利用者が入場時の受付け或いは退場時の精算等を行なう
ところで、ここには上述同様の端末コンピュータ3が3
台配設されると共にそれぞれの端末コンピュータ3に接
続された3台のカウンターセンサユニット4が配設され
ている。
【0029】キーカウンター6は、フロントカウンター
5奥の通路1bを左に進んだロッカー室の入口近傍に配
設されている。このキーカウンター6は、利用者がロッ
カーを利用する際のキーを授受するためのカウンター
で、端末コンピュータ3が1台配設されると共にこの端
末コンピュータ3に接続された2台のカウンターセンサ
ユニット4が配設されている。尚、このキーカウンター
6とバッグカウンター2との間にはベルトコンベア1c
が配設されており、バッグカウンター2で預かった手荷
物バッグ等は、このベルトコンベア1cによりキーカウ
ンター6に運搬されるようになっている。また、ゴルフ
バッグは、このベルトコンベア1cにより所定の位置に
運搬されるようになっている。
【0030】売店カウンター7は、フロントカウンター
5からキーカウンター6へ至る通路1bの途中に設けら
れており、プレイに必要なゴルフ用品等が販売されると
ころで、ここには端末コンピュータ3が1台とこれに接
続されたカウンターセンサユニット4が配設されてい
る。
【0031】入口1の通路1aの直ぐ右側には事務室8
が設けられており、入会受付業務或いは予約業務等の諸
事務処理を行なうところで、端末コンピュータ3(図1
参照)が配設されている。
【0032】図7において、レストラン9には、例えば
正方形状のテーブル10が10台,長方形状のテーブル
11a,11bが5台配設されており、何れのテーブル
10,11a,11bも4人掛けとなっている。そし
て、これらのテーブル10,11a,11bにはテーブ
ルセンサユニット12がそれらの着席位置に対応して配
設されており、それらのテーブルセンサユニット12は
全てセントラルコントローラ13に接続されている。
【0033】ラウンジコーナー14には、図示のように
多数のソファ15が配設されており、それぞれのソファ
15には埋込形のラウンジセンサ16が配設され、それ
らのラウンジセンサ16は全てセントラルコントローラ
17に接続されている。
【0034】上記した検出場所の他に、キャディマスタ
ー室18(図1参照)にも端末コンピュータ3およびカ
ウンターセンサユニット4が配設されており、また、図
示はしないが、ゴルフ場のコース途中に設けられた茶店
にも上述同様の端末コンピュータ3およびカウンターユ
ニット4が配設されている。
【0035】次に、電気的構成の概要について説明す
る。即ち、図1は、電気的構成の概略を示すブロック図
で、全体の制御を行なうコンピュータたるホストコンピ
ュータ19には、入出力ターミナル20が接続されてお
り、この入出力ターミナル20には、上述した各検出場
所に配設された端末コンピュータ3が接続されている。
つまり、バッグカウンター2,フロントカウンター5,
キーカウンター6,売店カウンター7,事務室8、レス
トラン9,ラウンジコーナー14,キャディマスター室
18および図示しない茶店に配設された各端末コンピュ
ータ3が接続されている。
【0036】そして、これらの端末コンピュータ3とホ
ストコンピュータ19との間で各種データの授受が行な
われるようになっている。
【0037】ホストコンピュータ19には、売店カウン
ター7,レストラン9およびラウンジコーナー14に配
設されたPOSレジスタ21が接続されており、利用者
の飲食,購買等の消費状況データがPOSレジスタ21
を介して入力されるようになっている。
【0038】さて、上述したバッグカウンター2,フロ
ントカウンター5,キーカウンター6,売店カウンター
7およびキャディマスター室カウンター18のそれぞれ
に設けられたカウンターセンサユニット4は、図3に示
すように、カウンターセンサ4a,カウンター制御部4
bおよびカウンター電源装置4cから構成されている。
カウンター制御部4bは、カウンター電源装置4cから
電源が与えられカウンターセンサ4aの検出動作を制御
しており、例えばRS−232Cケーブル3aを介して
端末コンピュータ3に接続され、このRS−232Cケ
ーブル3aを介して検出データを送信するようになって
いる。
【0039】そして、各端末コンピュータ3およびカウ
ンターセンサユニット4は、フロントを例にとると、図
8に示すように、フロントカウンター5の内部に埋込配
設されている。端末コンピュータ3のCRT表示装置3
bはフロントカウンター5上にフロントカウンター5の
内部側に向けて配設され、また、カウンターセンサ4a
は、図10に示すように、フロントカウンター5の外部
通路1a側に向けて配設されている。
【0040】カウンターセンサ4aは、利用者が携帯す
る応答発信器たる非接触カード22を検出するように、
フロントカウンター5の所定高さ位置に配設されてい
る。カウンターセンサ4aの検出エリアDは、センサ4
a本体の前後に例えば2m程度の距離で形成されるよう
になっており、通常は利用者が非接触カード22をズボ
ン或いは胸等のポケットに携帯することが予想されるの
で、その携帯状態でフロントカウンター5に近付くとカ
ウンターセンサ4aがこれを検知できるようになってい
る。
【0041】尚、上述のセンサ4aの検出エリアDの検
出距離は、必要に応じて2mよりも短い距離に設定する
ことができ、より短距離で検出したい場所においては検
出条件を適宜変更できるようになっている。
【0042】そして、カウンターセンサ4aは、所定時
間間隔をもって磁気振動エネルギを出力し、これに応じ
て外部から与えられるコード信号を受付けるようにし
て、常に検出動作を行なうように設定されている。
【0043】次に、レストラン9の各テーブル10,1
1a,11bに配設されたテーブルセンサユニット12
は次のように構成される。即ち、図4に示すように、各
テーブル10,11a,11bには4個のアンテナ12
aとこれに接続されたアンプ12bが配設されると共
に、2個の人検知センサ12cが配設されている。これ
らは、それぞれセントラルコントローラ13に接続され
ている。セントラルコントローラ13は端末コンピュー
タ3との間をRS−232Cケーブル3aにより接続さ
れている。
【0044】図9(a),(b),(c)にはテーブル
10,11a,11bにおけるアンテナ12aおよび人
検知センサ12cの配置状態を示しており、それぞれの
アンテナ12aは着席位置に向けて配設され、例えばテ
ーブル10について説明すると、図11(a),(b)
に示すように、それぞれの検出エリアDが重なることな
く一人ずつ検出可能に設定されている。また、人検知セ
ンサ12cは、テーブル10の対角位置にある脚部に配
設され、対向する2つの脚部の着席位置に人体の足部が
あるか否かを検出するようになっている。
【0045】このレストランセンサユニット12におい
ては、人検知センサ12cは常時検出動作状態に設定さ
れると共にアンテナ12aは停止状態に設定されてい
る。そして、人検知センサ12cが人体を検出すると、
セントラルコントローラ13によりそのテーブル10,
11a或は11bの4個のアンテナ12aを一定時間だ
け動作させて検出動作を実施するようになっている。
【0046】ラウンジコーナー14においては、図5に
示すように、ソファ15に埋込配設されたラウンジセン
サ16がセントラルコントローラ17に接続され、その
セントラルコントローラ17は端末コンピュータ3との
間をRS−232Cケーブル3cで接続されている。ラ
ウンジセンサ16は、図12に示すように、着席位置の
内部下方に配設され、検出エリアDがソファ15の着席
部分からその上方に位置するように設定されている。
【0047】図2は、本実施例における非接触カード2
2の原理的な構成を示す図で、この非接触カード22に
おいて、コイル等により構成され磁気振動エネルギを電
磁誘導作用により受ける受波器23は継電装置24に接
続されている。継電装置24には内蔵電池25が接続さ
れ、動作電源が供給される。コード信号発信器26は、
応答スイッチ27を介して内蔵電池25に接続されてお
り、受波器23が磁気振動エネルギを受けて継電装置2
4が動作信号を出力すると応答スイッチ27がオンされ
るようになっている。コード信号発信器26は予め記憶
された登録番号に相当する特定のコード信号を送波器2
8を介して出力するようになっている。
【0048】そして、この非接触カード22は、後述す
るように、フロント5で渡されるスコアカードホルダに
埋込配設されている。このスコアカードホルダは、ゴル
フ場内において、利用者が常時携帯するようになってい
る。
【0049】次に本実施例の作用について、まず、非接
触カード22を検知する(a)検知動作について図2を
参照して説明し、続いて、図13ないし図19を参照し
ながら(b)接客システムを次の各場合に別けて説明す
る。即ち、図13ないし図16に分けて示す流れ図に
は、利用者の行動とこの接客システムとの関わりを示し
ており、それぞれの行動を、(1)入会登録手続,
(2)予約システム,(3)確認システム,(4)プレ
イ当日の行動に対する各応接システムに分け、さらに、
それらの応接システムにおける流れを必要に応じて複数
の行程を分割して説明する。また、(4)のプレイ当日
の利用者の行動については広範囲に渡るため、後述する
ように、各検出場所別に対応させて説明する。
【0050】(a)検知動作の説明 ゴルフ場内の各所に配置されたカウンターセンサ4aお
よびラウンジセンサ16は、図10および図12に示し
たような検出エリアD内に磁気振動エネルギを出力して
いる。また、レストラン9の各テーブル10,11a,
11bに配設されたアンテナ12aは、常には検知動作
を行なっていないが、人検知センサ12cが人体の存在
を検知するとセントラルコントローラ13により一定時
間だけ駆動されて動作状態となり、図11に示す検出エ
リアD内に磁気振動エネルギを出力する。
【0051】一方、非接触カード22は、常には継電装
置24のみに内蔵電池25から駆動電源が与えられてお
り、外部からの磁気振動エネルギを受付ける。そして、
この非接触カード22が検出エリアD内に位置すると、
継電装置24は外部から磁気振動エネルギを受け、その
電磁誘導作用により動作信号を出力し、応答スイッチ2
7をオンさせる。これにより、コード信号発信器26は
送波器28により空中を伝播するコード信号を出力す
る。
【0052】カウンターセンサ4a,アンテナ12a或
はラウンジセンサ16がこのコード信号を受信すると、
これに応じてカウンター制御部4b或はセントラルコン
トローラ13,17により対応する登録番号を解読す
る。端末コンピュータ3は、RS−232Cケーブル3
aを介して与えられる登録番号の情報に応じて該当する
利用者の各種データをCRT表示装置3bに表示する。
【0053】これにより、非接触カード22を携帯した
利用者が、カウンターセンサ4a,アンテナ12a或は
ラウンジセンサ16に近付いただけで自動的にその利用
者が検知され、従って、各検出場所の係員は、そのCR
T表示装置3bの表示を確認することによりその利用者
を迅速に特定することができる。
【0054】(b)接客システムの動作説明 (1)入会登録手続 図13に示すように、利用者の入会登録手続をする際に
は、まず、事務室8の端末コンピュータ3により、登録
会員のデータとして例えば氏名,顔写真およびプロフィ
ール等の各種データを入力し、これにより会員の登録番
号と共にそれらの各種データをホストコンピュータ19
に送信して記憶する(行程A1)。
【0055】以後、会員利用者の各種データは、各検出
場所に配置された端末コンピュータ3から、登録番号を
インデックスとしてホストコンピュータ19から読み出
されるようになっている。
【0056】(2)予約管理システム 次に、利用者からゴルフ場のプレイ予約の問い合わせが
あると、事務室8の係員により端末コンピュータ3に予
約申し込みの指定日の予約確認問い合わせ入力を行な
う。これにより、ホストコンピュータ19は、指定日の
予約状況一覧表を端末コンピュータ3のCRT表示装置
3bに送信して表示する。
【0057】この表示結果を見て、利用者の要求を満た
す期日が空いていれば、その利用者の登録番号と共に人
数等の必要なデータを端末コンピュータ3に入力して仮
予約をする。これにより、ホストコンピュータ19は仮
予約入力を受付けて登録記憶する(行程A2)。
【0058】このような仮予約行程が終了した後、プレ
イ前日までの間に該当日にプレイする利用者の全員の氏
名が確認されると、これらのデータを端末コンピュータ
3から入力して本予約登録を行なう(行程A3)。この
本予約登録では、会員登録された利用者だけでなく、ビ
ジターの利用者に対しても全員の氏名を入力して登録す
る。
【0059】そして、このように本予約登録が行なわれ
ると、フロントカウンター5においては、係員が該当日
の利用者が使用するロッカーの割振りを行なって端末コ
ンピュータ3から入力してホストコンピュータ19に登
録する(行程A4)。
【0060】(3)利用者確認システム 事務室8の端末コンピュータ3においては、翌日にプレ
イする利用者の各種データ、つまり、会員利用者に対し
ては氏名,顔写真データおよびスタート予約時刻等をビ
ジター利用者に対しては氏名を各種データとして読出
し、それらのデータを全ての端末コンピュータ3に送出
する。これにより、各検出場所における係員は、CRT
表示装置3bの表示により事前に翌日利用者の氏名と顔
とを確認して把握することができる(行程A5,A
6)。
【0061】そして、バッグカウンター2においては、
端末コンピュータ3に送られた各種データに基づいて、
当日利用者が持参する手荷物バッグ等のにつける氏名札
を事前に作成して準備しておく(行程A7)。
【0062】(4)利用者来場日の接客システム さて、利用者が来場する当日になると、各検出場所にお
ける接客システムは次のようにして実施される。
【0063】(4−1)玄関入口のバッグカウンター接
客システム 利用者が例えば車等で来場すると、玄関に待機している
係員が利用者の氏名を尋ねた後、ゴルフバッグおよび手
荷物バッグ等を預ってバッグカウンター2に運ぶ。この
とき、利用者の氏名は、予めバッグカウンター2の端末
コンピュータ3にも表示されているので、すぐに確認す
ることができる(行程A8)。そして、来場した利用者
の到着情報をバッグカウンター2の端末コンピュータ3
により入力する。
【0064】次に、係員は、前日に作成準備された氏名
札を該当するゴルフバッグおよび手荷物バッグ等に取り
付けて(行程A9)、ベルトコンベア1cにより手荷物
バッグ等はキーカウンター6に転送し(行程A10)、
ゴルフバッグは所定のバッグ置場に転送する(行程A1
1)。
【0065】(4−2)フロントカウンター接客システ
ム フロントカウンター5においては、端末コンピュータ3
のCRT表示装置3bに本日来場予定の利用者とそのス
タート時刻の一覧表が表示されており(行程A12)、
利用者はフロントカウンター5に到着すると、氏名,会
員の登録番号等を告げて受付けを行なう。フロント係員
は、利用者のサインを貰うと(行程A13)、非接触カ
ード22が埋込内蔵されたスコアカードホルダを各利用
者に渡す(行程A14)。
【0066】このとき、スコアカードホルダに内蔵され
た非接触カード22には、そのときの利用者それぞれに
対応した固有の登録番号がコード信号として記憶されて
いる。コード信号は、会員利用者の場合には、会員登録
番号に対応するコード信号が、またビジター利用者の場
合には、その日のビジター登録番号に対応するコード信
号が記憶されている。
【0067】そして、フロント係員が、利用者のサイン
を得て到着した旨を端末コンピュータ3に入力すると
(行程A15)、利用者が受付けを済ませた旨の情報が
ホストコンピュータ19に送信され、これにより、後述
するPOSシステムと連動して動作する積算システムが
稼働される(行程A16)と共に、すべての端末コンピ
ュータ3に到着情報が送信される。
【0068】キャディマスター室18においては、端末
コンピュータ3に送信された利用者到着の情報に基づい
て、4名毎のスタート順を作成してCRT表示装置3b
に表示する(行程A17)。そして、作成されたスター
ト順の表は、キャディマスター室18の端末コンピュー
タ3から他の全端末コンピュータ3に送信される(行程
A18)。これにより、利用者から問い合わせがあった
ときには、すぐにスタート時刻や予約状況等の情報を提
供することができる(行程A19)。
【0069】受付けを済ませた利用者らは、フロントカ
ウンター5で受け取ったスコアカードホルダを常に携帯
することから、非接触カード22は常に利用者の人体と
共に移動することになる。従って、前述のように、非接
触カード22を検知することにより、その非接触カード
22に記憶されたコード信号の登録番号に対応する利用
者を検知することができる。
【0070】(4−3)キーカウンター接客システム フロントカウンター5で受付けを済ませると、利用者は
着替えをするためにキーカウンター6に移動する。この
とき、利用者がキーカウンター6に近付くと、カウンタ
ー6に設けられたカウンターセンサ4aは磁気振動エネ
ルギを出力しているので、これが利用者が携帯している
スコアカードホルダの非接触カード22に与えられ、非
接触カード22はその利用者に対応したコード信号を空
間伝播信号として出力する。
【0071】カウンターセンサ4aはこのコード信号を
受信するとこれを解読して端末コンピュータ3に送信す
る。端末コンピュータ3はそのコード信号に対応する登
録番号を確認し、該当する利用者を特定してCRT表示
装置3bに表示する(行程A20)。つまり、利用者が
カウンターに近付いただけで、自動的にその利用者の氏
名,顔写真等が表示されるので、キーカウンター6の係
員は、あたかもその利用者の氏名を覚えていたかのよう
にして、例えば、「○○さん、いらっしゃいませ。」と
いった応対をすることができる。
【0072】そして、キーカウンター6に近付いた利用
者を確認すると、係員はその利用者に予め割り振られて
いるロッカーのキーおよび既に預かっている手荷物バッ
グ等を渡す(行程A21)。この場合、手荷物バッグ等
は、アイウエオ順等により整理棚に収容されている(行
程A22)が、即座にCRT表示装置3bにより氏名が
確認できるので、その利用者の氏名をその都度尋ねて確
認してから取り出す場合と異なり、待たせることなく迅
速に手荷物バッグ等を取り出して応対することができ
る。
【0073】また、このような応対を受けた利用者は、
例えば、自分から係員に氏名を告げて確認を得たり、或
は、係員から「どちらさまでしょうか。」といった見知
らぬ利用者のような応対を受ける場合に比べて、きめこ
まかで迅速な行き届いたサービスを受けた印象を得るこ
とができる。
【0074】この後、利用者がロッカー室にて着替えを
行ない(行程A23)、再びキーカウンター6に戻って
キーを返却すると、上述同様にしてカウンターセンサ4
aにより自動的にその利用者の氏名が確認される(行程
A24)。
【0075】(4−4)売店カウンター接客システム 利用者は、プレイ開始時刻までの待ち時間を利用して、
例えば、プロショップと呼ばれる売店で買物をする場合
があり、この場合には、売店カウンター7に利用者が近
付くと、カウンターセンサ4aは、その利用者が携帯す
る非接触カード22がカウンターセンサ4aから出力さ
れた磁気振動エネルギに応じて出力するコード信号を受
信,解読して端末コンピュータ3に送信する。端末コン
ピュータ3は、ホストコンピュータ19から与えられて
いる情報を参照して受信したコード信号に対応する登録
番号の利用者の氏名,顔写真,スタート予定時刻等の各
種データをCRT表示装置3bに表示する(行程A2
5)。
【0076】一方、係員は、このときその利用者が提示
した購入商品をPOSレジスタ21により入力すると、
消費した金額は追加データとしてホストコンピュータ1
9に送信され、その登録番号の各種データに加えて記憶
される(行程A26)。これにより、利用者はその都度
伝票等を持ち歩いたりすることなく、しかも、購入する
際に、自分の氏名や登録番号等を提示することなく、係
員或は店員がその利用者の氏名を把握しているので、購
入にあたっては簡単に手続きが終了する。そして、売店
側においても、係員がその都度利用者に対応した面倒な
伝票処理を行なう必要がなくなる。
【0077】(4−5)プレイ情報案内システム 利用者は、自分のグループのスタート情報やグループの
同伴者の所在或はロッカー番号等の情報を知りたいとき
に、ゴルフ場内の各検出場所で問い合わせることがあ
る。この場合、問い合わせをする各検出場所としては、
フロントカウンター5,レストラン9やラウンジ14の
レジ,売店カウンター7,屋外の茶店,キーカウンター
6或はキャディマスター室18等である。
【0078】このような場合においても、利用者が各検
出場所に近付くと、カウンターセンサ4a等によりその
利用者が特定されて端末コンピュータ3のCRT表示装
置3bに各種データが表示される(行程A27)ので、
係員は問い合わせをした利用者のスタート情報やロッカ
ー番号等の情報を即座に応答できる。
【0079】また、その利用者が同伴者の居所を探して
いる場合に、その同伴者が各検出場所に配置されたカウ
ンターセンサ4a,アンテナ12a或はラウンジセンサ
16の近傍に所在する場合には、その同伴者が検出され
て端末コンピュータ3に表示されるので、問い合わせの
案内放送等をしなくとも、検知された場所を案内するこ
とができ、しかも、迅速な応対をすることができる。
【0080】さらに、利用者がスタート予定時間をうっ
かり忘れている場合に、その利用者を検知した検出場所
の係員が直接話しかけてスタート時刻が近付いているこ
とを告げることができるので、通常の案内放送等で連絡
する場合に比して、より行き届いたサービスを提供する
ことができる。
【0081】(4−6)プレイ中の接客システム 利用者がプレイをしているときには、時間に余裕がある
ときや次のホールへ進むまでの待ち時間を利用して茶店
に寄る等して休憩をする場合があり、このような場合で
も、茶店に備え付けられたカウンターセンサ4aにより
その利用者の氏名や他の各種データを即座に知ることが
でき、その場合に、飲料等を飲んだときにはその飲食代
金をPOSレジスタ21により入力することにより簡単
に記録することができる(行程A26)。従って、この
場合においても、利用者およびゴルフ場の係員共に簡単
な手続きで済ませることができる。
【0082】(4−7)プレイ終了時の接客システム 利用者がプレイを終了すると、その旨のサインをしてキ
ャディに渡す。キャディマスター室においては、キャデ
ィからその旨の報告をうけると端末コンピュータ3にそ
の利用者のプレイ終了を入力する(行程A28)。これ
により、ホストコンピュータ19にその利用者の状況が
送信され、他の全端末コンピュータ3にプレイ終了の情
報を送信するので、他の検出場所においてもその利用者
のプレイ終了状況が把握できるようになる。
【0083】この後、利用者がキーカウンター6に近付
くと、キーカウンター6のカウンターセンサユニット4
がその利用者の非接触カード22を検知して端末コンピ
ュータ3のCRT表示装置3bに表示する(行程A2
9)。キーカウンター6の係員は、CRT表示装置3b
の表示から、氏名および顔写真と共にその利用者がプレ
イ終了状態であることを利用者に尋ねることなく認識で
き、さらにはその利用者が次に入浴するであろうことも
予想することができる。
【0084】ここで、利用者は、ロッカーのキーを受け
取ると(行程A30)、入浴(行程A31)をした後
に、再びキーカウンタ6でロッカーのキーを返却すると
共に手荷物バッグ等を預ける(行程A32)。キーカウ
ンタ6においては、係員が預かっているゴルフバッグお
よび利用者から預かった手荷物バッグ等をベルトコンベ
ア1cにセットしてバッグカウンタ2に転送する(行程
A33)。
【0085】(4−8)レストランの接客システム 次に、レストラン9においては、次のようにして接客シ
ステムが構成されている。いま、レストラン9のテーブ
ル10のうちのひとつに4人組の利用者が着席したとす
る(行程A34)。前述のように、利用者が着席する
と、各テーブル10に配設された人検知センサ12cに
より利用者の足の部分が検知され、アンテナ12aが一
定時間だけ動作される。
【0086】これにより、各アンテナ12aの検出エリ
アD内に存在する利用者の非接触カード22が検出さ
れ、セントラルコントローラ13を介して端末コンピュ
ータ3に登録番号が与えられる。端末コンピュータ3は
この登録番号に対応する利用者の各種データをCRT表
示装置3bに表示する(行程A35)。
【0087】そして、各アンテナ12aによる検出動作
が一定時間が経過して終了すると、非接触カード22の
応答スイッチ27もオフとなってコード信号発生器26
の動作も停止される。これにより、利用者がテーブル1
0,11a或は11bに長時間着席している場合でも、
非接触カード22の内蔵電池25を不必要に消費させる
ことはない。
【0088】また、この後は、人検知センサ12cが検
知動作を継続しており、例えば、検出エリア内から一度
利用者がいなくなると、再び利用者を検知したときに同
じようにアンテナ12aを動作させて検知動作を実施す
る。
【0089】上述の場合、CRT表示装置3bは、例え
ば、テーブル10,11a,11bの配置状態に合わせ
て図17に示すような画面表示をしている。そして、検
知された利用者の氏名を着席したテーブル10の着席位
置に対応させて表示する。この画面表示状態で、例え
ば、画面上で利用者が着席した「8番」のテーブル10
部分に触れると、図18に示すように、その「8番」の
テーブル10が拡大された状態に表示される。さらに、
利用者の詳しいデータを参照したい場合には、図19に
示すように、各利用者の顔写真データと共にプロフィー
ル等を表示することもできるようになっている。
【0090】また、端末コンピュータ3は、「8番」の
テーブル10に対応する注文を取るためのオーダー伝票
を印刷発行する(行程A36)。このオーダー伝票には
4人の利用者の氏名,ロッカー番号等が記入されてい
る。
【0091】ウェイトレスは、CRT表示装置3bに表
示されたこれらのデータにより、「8番」のテーブル1
0に着席した利用者の氏名を確認した上でオーダーを受
けることができ、例えば、「○○さん、いらっしゃいま
せ。ご注文は何に致しましょうか。」といった応対をす
ることができる。従って、ここでも利用者はあたかも顔
馴染みであるかのような行き届いたサービスを受けるこ
とができる。
【0092】そして、ウェイトレスは、そのテーブル1
0の利用者からのオーダーを受けると、オーダー伝票に
記入(行程A37)した後、該当利用者のテーブル10
に置く(行程A38)。
【0093】尚、端末コンピュータ3は、人検知センサ
12cが利用者の検出状態から非検出状態に変わった
後、一定時間の間、例えば、5秒間程度はCRT表示装
置3bに対する表示状態を保持するようになっている。
これは、利用者がほんの数秒だけ席を外して直ぐに戻っ
た場合にでも、CRT表示装置3bにその都度表示状態
を変えていると、CRT表示装置3bを確認する作業が
繁雑となり、係員が誤解する虞があるからであり、5秒
以上席を外した場合には、不在となったと見なして表示
を停止するようにしている。
【0094】しかし、上述の場合でも、人検知センサ1
2cは、人を検知する度にアンテナ12aを一定時間だ
け動作させて検出動作を行なっており、同じ利用者がそ
の席に戻ったときには、CRT表示装置3bの表示状態
をそのまま保持し、異なる利用者を検出した場合には、
新たに検出した利用者の各種データを表示するようにな
っている。
【0095】さて、食事が終了すると、係員は、利用者
にオーダー伝票へのサインをしてもらい(行程A3
9)、POSレジスタ21によりオーダーと共に飲食代
金を入力し(行程A40)、手続きを終了する。これに
より、各利用者の飲食代金等の消費データは、POSレ
ジスタ21を介してホストコンピュータ19に送信さ
れ、追加データとして記憶される。
【0096】(4−9)フロントでの精算時 利用者がゴルフ場の利用を終了してフロントカウンター
5に近付くと、フロントカウンター5のカウンターセン
サ4aがその利用者の登録番号を検知して端末コンピュ
ータ3のCRT表示装置3bに表示する。このとき、フ
ロントの係員は利用者から精算である旨を告げられる
と、伝票を発行すべく端末コンピュータ3に入力する。
【0097】これにより、ホストコンピュータ19から
その利用者および同伴者の各種データおよび追加データ
として各検出場所で入力されたPOSレジスタ21から
の追加データ情報を読み出して精算伝票を発行する(行
程A41)。そして、利用者の支払い方法に応じて、現
金精算(行程A42)或は伝票サインで現金自動引落し
(行程A43)等の方法により精算する。
【0098】この後、利用者がバッグカウンタ2に近付
くと、係員は、その利用者のゴルフバッグおよび手荷物
バッグ等を取り出し、非接触カード22が埋め込まれた
スコアカードホルダを利用者から受け取って引き替えに
渡す(行程A44)。利用者は、係員に荷物を運搬して
もらって駐車場まで送ってもらい(行程A45)、すべ
ての行程が終了する。
【0099】このような本実施例によれば、次のような
効果が得られる。
【0100】即ち、第1に、スコアカードホルダに非接
触カード22を埋込配設してこれを利用者に携帯しても
らうようにし、カウンターセンサ4a,アンテナ12a
或はラウンジセンサ16により磁気振動エネルギを出力
すると共に、非接触カード22からのコード信号を受け
て利用者の登録番号を検知するようにしたので、各検出
場所においては、係員が利用者からその都度氏名を確認
したり或は伝票等の提示をしてもらう必要がなくなり、
また、利用者にとっては伝票を持ち歩いたり或は提示し
たりする煩わしさから解放される。
【0101】また、上述のようにして利用者を非接触で
自動的に検知して特定できるので、各検出場所で係員が
その都度氏名を尋ねる等の失礼をしなくとも確認でき、
利用者にきめ細かな対応ができて質の高いサービスを提
供できる。
【0102】第2に、非接触カード22の検知を磁気振
動エネルギを用いて電磁誘導作用により行なうので、通
常の電波等により検出エリアを設定する場合と異なり、
テーブル10の着席位置のように検知したいエリアが狭
い範囲内である場合でも検出エリアを設定することがで
き、しかも、検出エリア内での指向性が少ないので、利
用者が非接触カード22を携帯する状態によって悪影響
を受けることなく確実に検知できる。
【0103】また、カウンターセンサ4a,アンテナ1
2a或はラウンジセンサ16から磁気振動エネルギを受
けたときのみに応答スイッチ27がコード信号発信器2
6を動作させるように構成したので、常時コード信号を
発生する必要がなく、従って、内蔵電池25の消耗を極
力低減することができる。
【0104】第3に、非接触カード22には登録番号に
相当するコード信号を記憶させるようにし、その登録番
号をインデックスとして対応する利用者の氏名,顔写真
或はプロフィールなどの各種データをホストコンピュー
タ19から読み出すようにしたので、非接触カード22
を簡単且つコンパクトな構成として、利用者が携帯する
ときの負担を軽くすることができ、しかもこの場合でも
各種データの容量が制限を受けないので、豊富なデータ
に基づいて利用者に対して質の高いサービスを提供する
ことができる。
【0105】第4に、売店カウンター7,レストラン
9,ラウンジコーナー14および茶店等にPOSレジス
タ21を配設し、各利用者が商品を購入したり飲食等の
サービスを受けた消費代金のデータをPOSレジスタ2
1を介して追加データとしてホストコンピュータ19に
登録記憶させることができ、これにより、利用者は伝票
等を携帯する必要がなくなって煩わしさが解消されると
共に、ゴルフ場側にとってもその都度消費代金の精算等
を行なう必要がなくなり、簡単且つ迅速に応対ができて
利用者に対して質の高いサービスを提供することができ
る。
【0106】第5に、レストラン9において、各テーブ
ル10,11a,11bには着席位置に対応してアンテ
ナ12aが配設され、これらのアンテナ12aは各テー
ブル10,11a,11bに配設された人検知センサ1
2cが人を検知したときに動作するように構成したの
で、アンテナ12aはコード信号を受信するときのみ動
作するようになり、消費電力を節減できると共に、テー
ブル10,11a,11bに着席した利用者を確実に特
定することができる。
【0107】これにより、ウェイトレス或は係員は、直
接利用者に氏名で呼び掛けて応対することができて、質
の高いサービスを提供できると共に、オーダー伝票に予
めその利用者の氏名を印刷した状態で提示することがで
きる。
【0108】また、人検知センサ12cが非検知状態と
なった後も、一定時間だけCRT表示装置3aの表示状
態を保持するようにしたので、利用者が数秒間といった
短時間だけ席を外した場合でも、その都度表示を消した
りする繁雑さがなくなり、また、逆に利用者が確実に席
を外したときのみ表示状態を消すようにすることができ
るので、係員の誤判断を防止することができる。
【0109】第6に、ラウンジコーナー14のソファ1
5にラウンジセンサ16を埋込配設したので、非接触カ
ード22を携帯した利用者が着席したときにその利用者
を特定することができ、係員が応対や案内等をする際に
直接氏名で呼び掛けることができて質の高いサービスを
提供することができる。
【0110】第7に、バッグカウンタ2にベルトコンベ
ア1cを配設して来場した利用者から預かったゴルフバ
ッグや手荷物バッグ等をキーカウンタ6や所定の収容場
所に運搬するようにしたので、利用者に対してクラブハ
ウス内で荷物を持ち歩く必要をなくしてより利用しやす
くすることができる。
【0111】尚、上記実施例においては、スコアカード
ホルダに埋込配設した非接触カード22を、ゴルフ場に
来場した利用者に渡して場内で携帯するシステムとした
が、これに限らず、例えば、会員利用者には入会登録時
等に予め渡しておいて、ゴルフ場に来場する際には携帯
して来てもらうようにしても良い。
【0112】また、上記実施例においては、検出場所で
出力する振動エネルギとして磁気振動エネルギを用いる
構成としたが、これに限らず、例えば、超音波を振動エ
ネルギをコード信号として発する構成としても良い。
【0113】さらに、上記実施例においては、カウンタ
ーセンサ4aの検出距離を2m程度に設定する構成とし
たが、これに限らず、例えば、これよりも短い検出距離
に設定することもでき、検出場所の検出条件に応じて適
宜設定すれば良い。
【0114】そして、上記実施例においては、本発明を
ゴルフ場施設に適用した場合について説明したが、これ
に限らず、例えば、スキー場,ボーリング場等の遊技施
設や或はリゾート施設,ホテル,レストラン等の施設等
にも適用できるなど、施設の接客システム全般に適用で
きるものである。
【0115】その他、本発明は、上記した実施例に限定
されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形が可能である。
【0116】
【発明の効果】請求項1記載の施設の接客システムによ
れば、施設内の各検出場所に送受信装置を配設して振動
エネルギを出力させると共にコード信号を受信するよう
にし、応答発信器を、登録番号に対応するコード信号を
記憶させて振動エネルギを受けるとこれに応じて動作し
てコード信号を送信するようにし、さらに、利用者の各
種データを登録番号に対応させてコンピュータに記憶さ
せるようにしたので、送受信装置により、応答発信器を
携帯した利用者を自動的に検知してその検出場所の端末
装置に各種データを表示させることができるので、施設
の係員はすぐにその利用者の氏名,顔写真等の各種デー
タを知ることができ、その都度利用者から氏名等を尋ね
ることなく、係員の方から直接氏名で呼び掛けて応対す
ることができ、より質の高いサービスを提供する事がで
きて利用者に対して良い印象を与えることができるとい
う優れた効果を奏する。
【0117】請求項2記載の施設の接客システムによれ
ば、送受信装置に検出エリア内に磁気振動エネルギを出
力させるようにし、応答発信器に応答スイッチを設けて
磁気振動エネルギを受けたときに登録番号に相当するコ
ード信号を空間伝播信号として出力するようにしたの
で、利用者が携帯する応答発信器が検出エリア内に位置
したときに、応答発信器から出力されるコード信号に基
づいてその利用者の登録番号を検知し、コンピュータに
記憶されている各種データを読み出すことができ、ま
た、このように磁気振動エネルギにより検出する構成と
したので、検出エリアの領域を人が存在する特定の狭い
範囲に設定でき、これにより、複数人が会している場所
であっても、ひとりひとりの利用者を区別して検出して
特定することができるという優れた効果を奏する。
【0118】請求項3記載の施設の接客システムによれ
ば、応答発信器には登録番号に相当するコード信号を記
憶させ、利用者の氏名,顔写真或はプロフィール等の各
種データを登録番号をインデックスとしてコンピュータ
に記憶しているので、応答発信器を簡単且つコンパクト
な構成にすることができて利用者の負担が軽減されると
共に、この場合でも、利用者の各種データの容量に制限
がなくなるので、施設の係員は、大量の各種データに基
づいてきめ細かな応接をすることができるという優れた
効果を奏する。
【0119】請求項4記載の施設の接客システムによれ
ば、施設内で商品の販売をしたり飲食等のサービスをす
る検出場所にはPOSレジスタを配設して利用者の消費
代金等の登録をし、その消費代金のデータを追加データ
としてコンピュータに記憶させるようにしたので、利用
者は伝票等を携帯している必要がなくなって煩わしさが
解消されると共に、施設側においてもその都度消費代金
の精算等を行なう必要がなくなり、質の高いサービスを
簡単な手続きで提供することができるという優れた効果
を奏する。
【0120】請求項5記載の施設の接客システムによれ
ば、レストランのテーブルに人検知センサを設けて利用
者を検知したら送受信装置を動作させるようにし、送受
信装置により着席位置に対応した利用者を検知するよう
にしたので、利用者がテーブルに着席するまでは人検知
センサのみが動作状態にあり、送受信装置の消費電力お
よび応答発信器の電池消耗を節減することができる。
【0121】そして、各テーブルのそれぞれの着席位置
に対応して自動的に利用者を特定することができるの
で、係員は、予めその利用者の各種データを知ることが
でき、これにより、直接氏名で呼び掛ける等して応対す
ることができて、利用者に良い印象を与えることができ
る。さらには、予め利用者の氏名等が認識できるので、
注文伝票等を氏名を印刷した状態で提示することがで
き、利用者に対して質の高いサービスを提供することが
できるという優れた効果を奏する。
【0122】請求項6記載の施設の接客システムによれ
ば、ラウンジの椅子にその着席位置の下部に送受信装置
を埋込配設したので、検出エリアを椅子に着席したとき
の人体のみに設定することができ、応答発信器を携帯し
た利用者が着席した椅子に対応させて特定することがで
き、従って、係員が応対や案内等をする際に、直接氏名
で呼び掛けることができ、利用者に対して質の高いサー
ビスを提供することができるという優れた効果を奏す
る。
【0123】請求項7記載の施設の接客システムによれ
ば、翌日来場する利用者に対する氏名札を予め作成して
いるので、当日利用者が来場して手荷物バッグ等をバッ
グカウンターに預けると、氏名札を付した後ベルトコン
ベア1cによりそれぞれ所定場所に運搬することがで
き、従って、来場した利用者は、場内での移動時に荷物
を持ち歩く必要がなくなり、必要なときだけ預けている
荷物を受け取ることができる。これにより、利用者に対
してより質の高いサービスを提供することができるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成のブロック
【図2】非接触カードの電気的構成図
【図3】カウンターセンサユニットの電気的構成のブロ
ック図
【図4】レストランの図3相当図
【図5】ラウンジコーナーの図3相当図
【図6】クラブハウスのカウンター部の平面図
【図7】クラブハウスのレストラン部の図6相当図
【図8】フロントカウンターの平面図
【図9】レストランのテーブルのセンサ配置図
【図10】カウンターセンサの検出エリア説明図
【図11】テーブルのアンテナの図10相当図
【図12】ラウンジのソファの図10相当図
【図13】利用者と接客システムとの関わりを示す流れ
図(その1)
【図14】図13相当図(その2)
【図15】図13相当図(その3)
【図16】図13相当図(その4)
【図17】レストランのCRT表示装置画面
【図18】テーブル毎の図17相当図
【図19】利用者のプロフィールを表示した図17相当
【符号の説明】
1は入口、2はバッグカウンター、3は端末コンピュー
タ(端末装置)、3aはRS−232Cケーブル、3b
はCRT表示装置、4はカウンターセンサユニット(送
受信装置)、4aはカウンターセンサ、4bはカウンタ
ー制御部、4cはカウンター電源、5はフロントカウン
ター、6はキーカウンター、7は売店カウンター、8は
事務室、9はレストラン、10,11a,11bはテー
ブル、12はテーブルセンサユニット(送受信装置)、
13はセントラルコントローラ、14はラウンジコーナ
ー、15はソファ、16はラウンジセンサ(送受信装
置)、17はセントラルコントローラ、18はキャディ
マスター室、19はホストコンピュータ(コンピュー
タ)、20は入出力ターミナル、21はPOSレジス
タ、22は非接触カード(応答発信器)、23は受波
器、24は継電装置、25は内蔵電池、26はコード信
号発信器、27は応答スイッチ、28は送波器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G07C 9/00 G07C 9/00 Z G06F 15/21 Z (73)特許権者 000005049 シャープ株式会社 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 (72)発明者 高山 善治 名古屋市中区新栄町2丁目14番地 鹿島 建設株式会社 名古屋支店内 (72)発明者 奥田 美智代 名古屋市中区新栄町2丁目14番地 鹿島 建設株式会社 名古屋支店内 (72)発明者 松原 基樹 名古屋市中区新栄町2丁目14番地 鹿島 建設株式会社 名古屋支店内 (72)発明者 宗吉 秀孝 大阪市平野区加美南4丁目3番41号 シ ャープテクノシステム株式会社内 (72)発明者 天津 巧 大阪市平野区加美南4丁目3番41号 シ ャープテクノシステム株式会社内 (72)発明者 加村 光男 名古屋市昭和区鶴舞二丁目2番7号 株 式会社エヌケーシー内 (56)参考文献 特開 昭63−68967(JP,A) 特開 平1−131957(JP,A) 特開 平2−211577(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 A63B 71/06 A63C 19/00 E04H 3/00 G06K 7/00 G07C 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設利用者の各種データを登録番号と共
    に記憶するコンピュータと、施設内の各所に配置されこ
    のコンピュータに記憶されているデータの読出しおよび
    表示可能な複数の端末装置と、前記施設利用者が携帯す
    るものであって検出エリア内から受ける振動エネルギに
    基づいて動作し前記登録番号のコード信号を送信する応
    答発信器と、前記施設内の複数の検出場所に設置され前
    記検出エリア内に振動エネルギを出力すると共に前記応
    答発信器からのコード信号を受信,解読して前記コンピ
    ュータに送信する複数の送受信装置とを具備し、前記コ
    ンピュータは、前記送受信装置から登録番号を受けると
    これに対応した前記端末装置にその登録番号に対応する
    利用者の各種データを前記端末装置に送信して表示させ
    ると共に必要に応じて該端末装置から指令を受けると追
    加データを記憶することを特徴とする施設の接客システ
    ム。
  2. 【請求項2】 応答発信器は、磁気振動エネルギを受け
    ると動作する応答スイッチと、この応答スイッチの動作
    により登録番号に相当するコード信号を空間伝播信号と
    して出力するコード信号発信器とを具備し、送受信装置
    は検出エリアに向けて磁気振動エネルギを出力すること
    を特徴とする請求項1記載の施設の接客システム。
  3. 【請求項3】 利用者の各種データは、登録番号をイン
    デックスとして氏名,顔写真或はプロフィール等を含ん
    だ様々なデータとし、端末装置は、前記各種データを必
    要に応じてコンピュータから読出し或は受付けて表示部
    に表示可能に構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の施設の接客システム。
  4. 【請求項4】 施設内における商品の消費に関与する各
    検出場所にPOSレジスタを配設し、コンピュータは前
    記各POSレジスタからのデータを対応する利用者の追
    加データとして受付けて記憶することを特徴とする請求
    項1記載の施設の接客システム。
  5. 【請求項5】 施設内の検出場所としてのレストランに
    おいて、複数台のテーブルと、これら複数台の各テーブ
    ルの着席位置に対応する部位にそれぞれ配設された送受
    信装置と、前記複数台のテーブルのそれぞれに所定個数
    配設され着席位置に人が存在するか否かを検出する人検
    知センサと、前記人検知センサが人の存在を検出したと
    きにそのテーブルのすべての前記送受信装置を駆動して
    振動エネルギを出力させると共に応答発信器からのコー
    ド信号を受信させるように制御する制御装置とを具備し
    てなる請求項1記載の施設の接客システム。
  6. 【請求項6】 施設内の検出場所としてのラウンジにお
    いて、複数脚の椅子と、これら複数脚の椅子のそれぞれ
    に着席位置の下部に配設された送受信装置とを具備した
    ことを特徴とする請求項1記載の施設の接客システム。
  7. 【請求項7】 施設内の検出場所としてのバッグカウン
    ターにおいて、来場した利用者の荷物の受渡場所に運搬
    可能なベルトコンベアを設け、予め端末装置に出力され
    た利用者の各種データに基づいて作成した氏名札を前記
    来場した利用者の荷物に付した状態で前記ベルトコンベ
    アにより運搬することを特徴とする請求項1記載の施設
    の接客システム。
JP34830791A 1991-12-04 1991-12-04 施設の接客システム Expired - Fee Related JP2999319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34830791A JP2999319B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 施設の接客システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34830791A JP2999319B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 施設の接客システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05346930A JPH05346930A (ja) 1993-12-27
JP2999319B2 true JP2999319B2 (ja) 2000-01-17

Family

ID=18396149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34830791A Expired - Fee Related JP2999319B2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 施設の接客システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2999319B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4058772B2 (ja) * 1997-06-09 2008-03-12 双葉電子工業株式会社 情報表示装置
JP2001282969A (ja) * 2000-04-03 2001-10-12 Yamatake Building Systems Co Ltd 予約システム
JP2002236797A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Nhk Spring Co Ltd 特定人へのサービス提供システム
JP5758173B2 (ja) * 2011-03-31 2015-08-05 株式会社日本総合研究所 ハウスカード決済システム、ハウスカード決済方法
US9111273B2 (en) * 2012-10-30 2015-08-18 Ncr Corporation Techniques for checking into a retail establishment
JP6322905B2 (ja) * 2013-06-07 2018-05-16 富士通株式会社 携帯端末の在圏判定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05346930A (ja) 1993-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6920431B2 (en) Remote ordering system and method
CA2424617C (en) Wireless remote ordering device
CA2382020C (en) Remote ordering device
US6880750B2 (en) Remote ordering device
US6415555B1 (en) System and method for accepting customer orders
KR20110005911A (ko) 한정된 장소에서 유저에 의해 아이템을 주문하기 위한 시스템
US8224700B2 (en) System and method for managing restaurant customer data elements
US20040254861A1 (en) Portable ordering device
AU2001294992A1 (en) Wireless remote ordering device
JP2999319B2 (ja) 施設の接客システム
CN102479371A (zh) 一种基于标签信息处理订单的方法
JP3593775B2 (ja) メッセージ通知システム
WO2005015463A1 (en) Improvements in and relating to ordering
JPS58121473A (ja) 無線入力レジスタ
JP2003044944A (ja) 自動券売管理システム
JP2002236797A (ja) 特定人へのサービス提供システム
KR20230015782A (ko) 대중 음식점의 비대면 자가 주문 및 자가 후불 결제시스템, 및 이를 이용한 대중 음식점의 비대면 자가 주문 및 자가 후불 결제방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081105

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees