JP2999236B2 - 組織化ファスナーを有する吸収性製品 - Google Patents

組織化ファスナーを有する吸収性製品

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JP2999236B2
JP2999236B2 JP2249912A JP24991290A JP2999236B2 JP 2999236 B2 JP2999236 B2 JP 2999236B2 JP 2249912 A JP2249912 A JP 2249912A JP 24991290 A JP24991290 A JP 24991290A JP 2999236 B2 JP2999236 B2 JP 2999236B2
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    • A44B18/0069Details
    • A44B18/008Hooks or loops provided with means to reinforce the attachment, e.g. by adhesive means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/5605Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like
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    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/58Adhesive tab fastener elements
    • A61F13/581Tab fastener elements combining adhesive and mechanical fastening

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は繰り返し締結しまた離脱させる事のできる感
圧接着性ファスナーに関するものであり、さらに詳しく
はファスナーの使用中に見られる剪断力およびある程度
の引き裂き力に対して抵抗する事を可能にする球状乃至
球根状(bulbous)表面突起を有する感圧接着性ファス
ナーに関するものである。また本発明は前記ファスナー
および、このファスナーを特に有効に使用する製品、特
に使い捨て吸収性製品の製造方法に関するものである。
[従来技術と問題点] 使い捨て吸収性製品は幼児および失禁者によって着用
される公知の製品である。使い捨てオシメ着用者の胴体
下部の回りに着用され、尿またはその他の排泄物を吸収
し収容して、これらの排泄物がオシメ着用者と接触する
製品(例えば衣類、シーツなど)を汚し、ぬらし、また
はその他汚染する事を防止するためのものである。
使い捨てオシメを使用する際に、オシメの使用者は着
用者の上にオシメを取り付け、ウエストの回りにファス
ナーシステム乃至フアスニングシステムによって締結し
て側面閉鎖を成す。通常着用者の回りにオシメを取り付
けるには、オシメの前ウエスト部分と後ウエスト部分と
を相互に重ね合わせる必要がある。着用者のウエストと
脚の回りにきちんと持続的に取り付ける事は、オシメか
らの排泄物の洩れを最小限にする性能にとって最も重要
であるから、オシメのファスナーシステムは前後のウエ
スト部分が重なり合い状態に保持される効果的な側面閉
鎖を生じる事ができなければならない。オシメが着用さ
れた時に、この重なり合い部分を相互に移動させる力が
加えられる。言い替えれば、オシメの重なり合い部分
は、オシメを着用者に最初に取り付けた時の位置と異な
る相対位置をとらせる力を受ける。このような位置の移
動が制限されない限り、オシメのフィット特性と収容特
性が失われる。従ってファスナーシステムは、使用中に
加えられる引き裂き力および剪断応力によって分離しな
いように確実に係合するように設計されなければならな
い。
この場合、「剪断応力」とはファスナーシステムの部
材間の接触面に対して接線方向に作用するように分布さ
れた力を言う。オシメの着用中に剪断応力はファスナー
システムの各部材を相互に移動させる傾向を持つ。剪断
応力は、ファスナーシステムの部材を相互に分離し離脱
させるように作用する「引き裂き力」と相違する。使い
捨てオシメは代表的には次の3態様において引き裂き力
を受ける。着用者が使用中にファスナーシステムの第1
部材と第2部材とを相互に引き離す傾向のある運動によ
って、また着用者が着用中にファスナーシステムを解除
させようとする事によって(これは幼児の着用する使い
捨てオシメの場合、特に問題である。幼児は自分自身で
オシメを解除し除去できないからである)、また使用者
がオシメの汚れをチェックしてオシメを着用者から除去
しようとする事によって前記の引き裂き力が発生され
る。ファスナーシステムは使用者によってチェックされ
除去されなければならないので、また使用者の生じる引
き裂き力は前記の最初の2つの原因による引き裂き力よ
りはるかに大きいので、ファスナーシステムは着用者の
運動および着用者による解除に対してのみ引っ張り力を
有する事が好ましい。従って、ファスナーシステムの引
き裂き抵抗は、最初の2ケース中の破損を防止する程度
に大きいが、使用者が過度の困難なしにまたはオシメの
他の部材を引き裂く事なくオシメの汚れをチェックしま
たは着用者からオシメをはずす事ができる程度に低くな
ければならない。
従って、着用者の発生する剪断応力または引き裂き力
には抵抗できるが使用者がオシメを簡単に除去しまたは
オシメの汚れをチェックできる程度に低い引き裂き抵抗
を有するファスナーシステムを設計する事が好ましい。
一般に、オシメのパネルの相互移動を防止する程度の
剪断抵抗を有するファスナーシステムが提供される。し
かし剪断応力が非常に高ければ、ファスナーシステムの
引き裂き抵抗も非常に高くなる。これは一般にファスナ
ーの剪断抵抗を増大するためにファスナーの裏あてウエ
ブの平滑面上の接着剤皮膜重量が増大するに従って引き
裂き抵抗も急速に増大するからである。その結果、オシ
メの汚れをチェックするためあるいはオシメのフィット
を調節するためファスナーシステムを解除する際に、フ
ァスナーの高い引き裂き抵抗の故にオシメのバックシー
トを引き裂いて穴を残しファスナーを締結不能とする
か、またはオシメを使用不能とする。従って、パネルの
相互移動を防止する程度に高い剪断抵抗と着用者の運動
によるファスナーシステムの解除を防止する程度の引き
裂き抵抗とを有するが、使用者がファスナーシステムを
締結不能に成しまたはオシメを使用不能にする事なくオ
シメを簡単に除去して汚れをチェックしまたはフィット
させる事のできる程度に低い引き裂き抵抗を有するファ
スナーシステムを提供する事が望ましい。
[発明の目的および効果] 従って本発明の目的は、独特の感圧接着性ファスナー
を提供するにある。
また本発明の目的は、組織化(textured)面を有する
感圧接着性ファスナーを提供するにある。
さらに本発明の目的は、所望の引き裂き抵抗を有する
と共に比較的高い剪断応力に抵抗する事のできる感圧接
着性ファスナーを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は本発明の感圧接着性ファス
ナーを使用したファスナーシステムを提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、着用中に着用者のウエス
トと脚上のオシメのフィットを保持し、また使用中の引
っ張り力または剪断応力に抵抗できると共に、使用者が
ファスナーシステムを締結不能になしあるいはオシメを
使用不能とする事なく、オシメの汚れを簡単にチェック
してオシメを除去する事のできるファスナーシステムを
有するオシメなどの使い捨て製品を提供するにある。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明
する。
[発明の概要] 本発明によれば、感圧接着性ファスナーは比較的高い
剪断抵抗と所望の引き裂き抵抗とを有する組織化ファス
ナー面を備える。この感圧接着性ファスナーは、表面か
ら突出した球状表面突起を有する裏あてウエブと、前記
裏あてウエブの球状表面突起の少なくとも一部の上に被
覆され接着された感圧接着剤層とを含む。
さらに本発明は本発明の感圧接着性ファスナーを使用
したファスナーシステムに関するものである。このファ
スナーシステムは種々の形状をとる事ができるが、好ま
しいファスナーシステムは感圧接着性ファスナーを含む
第1部材と、前記感圧接着性ファスナーと係合可能のラ
ンディング部材とを含む。ランディング部材は組織化さ
れた面、好ましくは第1部材の感圧接着性ファスナーと
嵌合する事のできる面を有するので、所望のファスナー
特性が得られる。
さらに、本発明は本発明のファスナーシステムを有す
るオシメまたは衛生ナプキンなどの使い捨て吸収性製品
に関するものである。オシメのファスナーシステムはオ
シメの重なり合い部分を相互に固着して、使用期間中こ
れらの部分を相互に接触状態に保持する。このファスナ
ーシステムは、着用中に着用者の生じる引き裂き力に抵
抗しまたオシメの着用時に見られる剪断応力に抵抗する
事ができるので、重なり合ったオシメ部分の分離を防止
する。さらにこのファスナーシステムは、使用者がファ
スナーシステムを締結不能になしあるいはオシメを使用
不能とする事なく、ファスナーシステムを解除してオシ
メの汚れを簡単にチェックしオシメを除去する事を可能
にする。
[実施例] 本発明はオシメまたは衛生ナプキンなどの使い捨て吸
収性製品のファスナーシステムを提供する場合について
説明されるが、本発明はこれらの例に限定されない。実
際上、本発明は、下記に説明する特性を有する感圧接着
ファスナーが必要とされる任意の用途に使用する事がで
きる。下記の好ましい構造および使い捨て吸収性製品上
のそのファスナーとしての用途に関する説明により、当
業者は容易に本発明をその他の用途に適用する事ができ
るであろう。
本発明による組織化ファスナー面22を有する感圧接着
性ファスナー20の好ましい実施態様を第1図に図示す
る。ファスナー20は、球状表面突起26を有する裏あてウ
エブ24と、前記球状表面突起26の表面の少なくとも一部
に塗布され被着された感圧接着剤28層とを含む。
第1図に図示の裏あてウエブ24は第1面30と第2面32
とを有し、組織化ファスナー面22を有する感圧接着剤フ
ァスナー20を成すように、第1面30から突出した個々の
球状表面突起26から成るパタンを示す。各球状表面突起
は基部34と端部36とを有する。この場合、「球状表面突
起」とは、基部34に対して拡大された円いまたはナシ状
の端部36を有する突起を言う。従って球状表面突起36の
X軸の直径は、垂直Y軸に沿って上がるに従ってX1面よ
りもX2面において増大する。
従って本発明の球状表面突起26は種々の形状を有する
事ができる。この球状表面突起26の形状はきのこ型など
の規則的形状とし、または非対称的プロペラなどの不規
則形状する事ができる。各球状表面突起26の末端部36は
最も好ましくは少なくとも1つの小球38を含む。各球状
表面突起26の小球末端部36は比較的薄い可撓性の膜から
成り、この膜の外周が裏あてウエブ24の表面から出た比
較的厚い基部34に接合する。
第2図に図示のように、各小球体38を成す端部36の最
大内側断面積(第2図において面X2)は、比較的厚い底
部34の最小内側断面積(第2図において面X1)より大で
ある。これらの測定値は、完全に膨張した小球体38を有
する球状表面突起26の振幅または軸線(第2図における
Y軸)に対して直角の一対の平行面において成される。
これにより、球状表面突起26は側面から見た時にきのこ
状の外観または形状をもつ。本発明の裏あてウエブ24と
して使用するのに特に好ましい小球体つきウエブは、米
国特許第4,846,821号に記載され、これを引例とする。
小球体端部36を有する本発明の裏あてウエブ24の唯一
の特色は、球状表面突起26の底部から上端に進むに従っ
て壁体の厚さが減少するにある。このような壁体の底部
から上端まで厚さが減少する比率は約10:1である。理論
に関わるつもりはないが、このような壁体の薄化は、球
状表面突起26の底部において弾性変形が生じるのに対し
て小球体36においては可塑性降状が生じ事によると思わ
れる。末端部36の中において可塑性変形が生じると、小
球体36の弾性回復すなわち収縮の傾向は殆どない。これ
に対して、底部34においては弾性変形が比較的小さい。
従って、底部34を変形させる力が除去されると、底部34
は少なくともある程度の弾性回復を生じるが、可塑的に
変形した小球体38は回復しない。底部34と小球体38との
接合面において測定された底部34の最小内側断面積(第
2図のX1)は前記の面に対して平行な面(第2図の面X
2)において測定された膨張端部36の最大内側断面積よ
り小である。従って、本発明の球状表面突起26は側面か
ら見た時にキノコ状の断面形状を示す 本発明の裏あてウエブ24の小球体端部36の薄化度は、
球状表面突起26の端部36から剛性を実質的に除去してこ
れを薄い可撓性の容易に変形する膜に変換するのに十分
である。原料ウエブが不透明の場合、この薄化度は小球
体38を実質的に透明とするのに十分である。理論にこだ
わるつもりはないが、各球状表面突起26の端部36から剛
性を除去すれば、裏あてウエブ24全体に多数のヒンジま
たは屈折点を生じものと思われる。本発明による裏あて
ウエブ24は他の裏あてウエブより剛性度がはるかに低
い。このような剛性の低下は、得られた感圧接着性ファ
スナー20の球状表面突起26をこのファスナーが取り付け
られる接合部材の接触面と合致させて、感圧接着性ファ
スナー20の所望の剪断特性と引き裂き特性とを生じるた
めに重要である。
小球体端部36のきわめて薄い膜状行動の故に、前記の
断面積関係が裏あてウエブの任意の箇所において存在す
るかどうかを確認する前に、裏あてウエブのサンプルに
対して僅かの流体圧を加えて小球体端部36を完全に膨張
させる必要があろう。多くの場合に裏あてウエブ24の第
2面32に加えられる比較的低い空気圧で十分である。
球状表面突起26の断面を分析する特に好ましい方法
は、裏あてウエブ24がその完全に膨張した状態において
その鋳型を取り、その後この鋳型からとられた非常に薄
い断面スライスの拡大写真を撮る方法である。この方法
は前記米国特許第4,846,821号に詳細に記載されてい
る。もちろん、若干の場合には、特定の球状表面突起26
の小球体端部36が特定の側面から見られた時にキノコ状
を示さない場合にウエブサンプルのスライスを作る場合
も有り得る。実際にこれは特定の球状表面突起26が前記
の断面積関係を満たし損なった場合よりは、同一の球状
表面突起26が相異なる軸線に沿って断面をとればキノコ
状断面を示す場合が有り得るからである。従って、所定
の裏あてウエブサンプル中に存在する多数の球状表面突
起26の中にキノコ状断面が存在するかどうかを決定する
ための分析は、分離された特定の1つの球状表面突起26
ではなく、多数の球状表面突起26を同時に検査しなけれ
ばならない。
裏あてウエブ24上の平方インチ当り球状表面突起26の
数はだいたい3段階に分けられる。平方インチ当りの球
状表面突起26の数が増大するに従って、そのサイズが当
然に減少する事を注意しなければならない。球状表面突
起26のサイズ範囲の例を下記の表に示す。
平方インチ当り約62,500以上の球状表面突起26(高さ
と幅約2〜約3ミル)を有する裏あてウエブ24は平方イ
ンチ当り球状表面突起26の数の上限を示す(突起サイズ
の下限)。この平方インチ当り比較的多数の数と各球状
表面突起26の小サイズにおいては、感圧接着性ファスナ
ー20の接着特性について大きな影響がある。各球状表面
突起26が非常に小さいので、これらの突起に対して小量
の感圧接着剤を塗布しても、本発明によって求められる
組織化ファスナー面22ではなく、平滑な連続的なファス
ナー面を生じる事になる。この結果は、組織化ファスナ
ー面22を有する感圧接着性ファスナー20の接着性効果の
損失となろう。
平方インチ当り球状表面突起26の数の下限は平方イン
チ当り約20である。大きな球状表面突起26は感圧接着性
ファスナー20の使用中に小球体38を「膨張された状態」
に保持する程度の強さを持っていない。小球体端部36の
強さは各小球体38に加えられる臨界押し曲げ荷重と関係
がある。臨界押し曲げ荷重とは、小球体38を新しい構造
に永久に変形させる力である。この数学的理論がG.Mene
ges & F.Knipschild forplastics(Mechanics of Cell
ular Plastics,Ed.N.C.Hilyard,McMillan Publishing,N
ew York(1982)に記載されている。一般に小球体構造
が大きいほどこの小球体38を押し曲げるに必要な力が低
下する。壁体の厚さおよび弾性係数など他のすべてのフ
ァクタをほぼ同一とすれば、小球体38の半径とその容積
比が臨界押し曲げ荷重に影響する重要な変数となる。小
球体38のサイズが増大するに従って、容積比(小球体の
材料とサイズの比)が減少する。小球体38の半径は臨界
押し曲げ力に対して一次的に変化するが、容積比は二次
的に変化する。すなわち容積比の減少は小球体38を押し
曲げる力の低下の2乗に比例する。使用されるニップロ
ールの圧力を低下させまたは巻取り引っ張り力を低下さ
せるなど、大きな小球体38に対する押し曲げ力を低下さ
せる二、三の方法がある。しかしある限界で、小球体38
の大きなサイズは押し曲げられない球状表面突起26を作
製する事ができないほどに臨界押し曲げ力を低下させ
る。平方インチ当り約20、実際的には約100の球状表面
突起26を有する裏あてウエブ24(小球体38の直径と高さ
は約20〜約30ミル)が平方インチ当りの球状表面突起26
の数の下限である(各球状表面突起26のサイズの上
限)。
球状表面突起26を含む区域において平方インチ当りの
球状表面突起26の数は好ましくは約400〜約10,000、最
も好ましくは約1,000〜約5,000の範囲内である。しか
し、裏あてウエブ24の第1面30全体が球状表面突起26を
含む必要はない事を注意しなければならない。球状表面
突起26はファスナー機能を実施するための第1面の部分
にのみ使用する事ができ、他の部分はこのような球状表
面突起26を含む必要はなく、これらの部分はそれぞれの
場所において追加的な他の機能を果たす事ができる。
さらに、裏あてウエブ24上に使用される球状表面突起
26は同一のサイズを有する必要もなく、また規則的な反
復パタンを形成する必要も全くない。球状表面突起26の
パタン、サイズおよび間隔は必要に応じて均一としまた
は不均一とする事ができる。例えばファスナーの二、三
の部分の締結能力を変動させるために球状表面突起26が
相異なるサイズを有する事ができる。本発明の好ましい
実施態様において、球状表面突起26は同一サイズを有
し、裏あてウエブ24上に規則的反復パタンで形成され
る。
本発明の小球体端部36は、球状表面突起26の可撓性を
保持するために連続膜とする事が好ましい(連続面を有
する事が好ましい)。この場合「連続」とは、端部36の
膜の表面がその中に形成された構造物によって断絶され
ない事を言う。例えば、小球体38が破裂する時に火山型
の構造を成す(端部36中のアパチュア)。アパチュアを
有する不連続不連続端部36は非常に低い臨界押し曲げ荷
重を有する。従って、感圧接着剤層がアパチュアを有す
る端部のうえに被覆された場合、接着剤が構造を押し曲
げて自己接着し、非可撓性構造を固定する事になる。こ
のような可撓性の喪失は得られたファスナーの引き裂き
特性および剪断に対して悪い影響を与える。故に端部36
の表面は好ましくは連続面とする。
また本発明の裏あてウエブ24は、この裏あてウエブに
被着された接着剤がその構成材料を透過して裏あてウエ
ブ24の他の部分またはその形成装置と接触することのな
いように、接着剤に対して実質的に不透過性とする事が
好ましい。
一般的に、本発明の裏あてウエブ24を作製するための
フィルムとして使用するに適した好ましい原料は重合体
フィルム材料(重合体ウエブ)である事が発見された。
裏あてウエブ24として使用するに好ましいプラスチック
樹脂グループはポリオレフィンと熱可塑性エラストマー
である。重合体は単独でまたは、他の重合体樹脂と混合
して使用する事ができる。裏あてウエブ24として使用す
るに適したポリオレフィンの例は、低密度(LLDPE)お
よび中密度(LMDPE)を含む線状ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル
酸メチル共重合体(EMAC)、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体(EEA)、超低密度ポリエチレン(ULDPE)、
およびポリプロピレンランダムエチレン共重合体であ
る。適当な熱可塑性エラストマーの例はポリエステル/
ポリエーテルブロック重合体、ポリアミド/ポリエーテ
ルブロック重合体、およびエチレン/メタクリル酸共重
合体のイオノマー金属塩である。好ましい材料は低度の
分子配向を示し、最も好ましくは低収率特性と高延伸特
性とを示す。さらに、好ましくは原料フィルムは歪硬化
するものである。好ましい原料フィルムの例は、線状低
密度ポリエチレン、バージニア、リッチモンド、Ethyl
VisQueenから市販される線状低密度ポリエチレンと低密
度ポリエチレンとの配合物、ロードアイランド、ハリス
ビル、TUREX,Incから市販される線状超低密度ポリエチ
レン、およびデラウエア、ウイルミングトン、E.I.DuPo
nt Nemours & Co,からHytrelとして販売されるポリエ
ステル−ポリエーテルなどのブロック共重合体である。
球状表面突起26および裏あてウエブ24全体は感圧接着
剤に対して湿潤性でなければならない。裏あてウエブ24
の表面は感圧接着剤によって湿潤性であれば、接着剤は
裏あてウエブ24の第1面30上に、特に球状表面突起26上
に容易に展張され、球状表面突起および/または裏あて
ウエブ24の上に均一なまたは均等な接着剤皮膜が配置さ
れる。水を主成分とする感圧接着剤の場合、多くの重合
体フィルムの表面はこの接着剤を湿潤させるためにコロ
ナ処理される。またコロナ処理は裏あてウエブ24の表面
に対する感圧接着剤の接着を改良する。
この事は、ファスナーシステムが使用中に裏あてウエ
ブ24と感圧接着剤との界面ではなく、基層部材/感圧接
着剤界面において剥離する必要があるからである。接着
剤の湿潤性と表面接着を増進するための重合体フィルム
のコロナ処理は米国特許第3,703,569号、第4,029,876
号、第4,351,784号および第4,535,020号に記載され、こ
れらの特許を引例とする。
本発明の裏あてウエブ24は多くの各種の方法および手
順によって製造する事ができる。小球体を備えた裏あて
ウエブ24の特に好ましい製造法および装置は米国特許第
4,772,444号に記載され、これを引例とする。本発明の
小球体つき裏あてウエブ24の製造例が前記特許に記載さ
れ、この方法は高圧液流を使用する。本発明の小球体裏
あてウエブ24はラミネート構造を使用する高圧液流法に
よって作製される。その原料は、Ethyl VisQueen of Ri
chmond,VAから販売されるEthyl VisQueen No.XP−4337
商標のポリエチレン配合物から成るウエブを含んでい
た。処理前のこのウエブの初期厚さは原則として1.2ミ
ル(0.0012in)であった。成形構造のアパチュアシート
部分は薄い金属のラミネート層から成り、それぞれ直径
約8ミル(0.008in)の複数の円形穴を備えていた。穴
のパタンは規則的間隔を有し、インチあたり100穴×イ
ンチあたり100穴の密度を示した。アパチュアを有する
ラミネートシート部分の厚さは約6ミル(0.006in)で
あった。このラミネートシートの直下に、ノースカロラ
イナ、グリーンスボロ、Facet Co.から販売されるよう
なツイルダッチ織りパタンに配列された直径約1ミル
(0.001in)のフィラメントから成る織成ワイヤ多孔裏
あて層またはスクリーンが配置されていた(このパタン
については、ある程度の重なり合いがある)。このスク
リーンは、インチあたり約325本のフィラメント×イン
チあたり約2,300本のフィラメントを有する。前記ラミ
ネートアパチュアシートと多孔性裏あて層がFacet Co.
によって実施されるように拡散結合法によって相互に結
合されて一体的成形シリンダを成し、このシリンダはそ
の内側面において、スクリーンの穴を「塞ぐ」事なく機
械的に支持される。この円筒形の成形構造が、中心に真
空チャンバを配置された静止ドラムの周囲を回転させら
れる。
ウエブは毎分約300フィートの速度で前記の回転式成
形構造の上に送られ、高圧水噴流の作用を受ける。この
噴流は平方インチ当り約800ポンドのゲージ圧と、クロ
スマシン方向のウエブ幅当り毎分約3ガロンの流量で作
動する。高圧噴流中の水温はノズルで測定して約180゜F
であった。
約50゜Fの温度の冷却水がクロスマシン方向インチ当
り毎分約1ガロンの流量で加えられた。
真空チャンバはスクリーンの冷却とチャンバの通気の
ため、約7.5インチ水銀に保持された。
得られた小球体つき裏あてウエブ24は球状表面突起26
の規則的反復パタンを示し、各球状表面突起26はその最
大振幅点と一致する高さの非常に薄いキノコ型膜からな
っていた。球状表面突起26の密度は成形構造のラミネー
トアパチュアシート部分の穴の密度に対応し、すなわち
線インチ当り約100の球状表面突起26×線インチ当り約1
00の球状表面突起26であった。得られた裏あてウエブ24
の厚さは、約0,21ポンド/in2(95g/in2)の低荷重条件
において測定して約6ミル(0.006in)であった。半透
明ウエブの球状表面突起26の小球体端部36は実質的に透
明であった。
感圧接着性ファスナー20の強度を増大するため、裏あ
てウエブ24の第2面32を単数または複数の追加ウエブに
積層する事ができる。第2ウエブはファスナーの裏あて
に一般に使用される各種の材料から製造する事ができ
る。第2ウエブは好ましくは、ファスナーの引き裂き抵
抗を増大するように一般に可撓性の材料を含む。裏あて
ウエブ24は業界公知の任意の積層技術によって他のウエ
ブに対して積層する事ができる。例えば、裏あてウエブ
24は湿式法、乾燥法、熱可塑性法および加圧法によって
積層する事ができる。
裏あてウエブ24を他のウエブに対して積層する際に、
球状表面突起26か変形または変質されないように積層工
程中に二、三の操作条件を満たす必要がある。積層装置
のニップロール圧は、それぞれの球状表面突起26の臨界
押し曲げ荷重以下に保持されなければならない。若干の
硬化剤を乾燥または活性化するために積層工程中に加熱
が必要な場合、裏あてウエブ24の温度はこの裏あてウエ
ブを形成材料の軟化点以下に保持されなければならな
い。裏あてウエブと積層された第2ウエブとの接合より
さきにファスナーとランディング部材との接合が破れる
ように、前記積層接合強さは得られたファスナーの引き
裂き力および剪断抵抗力より大でなければならない。
本発明の感圧接着性ファスナー20の第2要素は球状表
面突起26の表面の少なくとも一部に被着され接合される
接着剤層である。本発明において使用される接着剤は、
軽い圧力を短時間加えるだけで常温で表面に接着するよ
うに配合された感圧接着剤である。本発明において使用
される感圧接着剤は、エマルジョン接着剤、溶媒接着剤
およびホットメルト感圧接着剤に分類される。
エマルジョン感圧接着剤は連続水槽の中に分散された
種々の重合体材料(一般に熱可塑性材料またはエラスト
マー材料)を含む。配合物中の水量は変動するが、通常
水の約50重量%含有される。エマルジョン感圧接着剤は
種々の被覆法によって裏あてウエブ24に被着する事がで
きる。一般に水分の除去は蒸発によって行われる。水分
が除去されるに従って、分散した粒子がゲル状態に集合
し始める。水分を連続的に除去した後にゲル状塊は連続
フィルム状に凝集する。
溶媒型感圧接着剤は、水性溶媒または有機溶媒の中に
1%〜99%固体のレベルで溶解された熱可塑性またはエ
ラストマー組成物から成る。このクラスのすべての重合
体系は溶媒中に溶解しているので、重合体が分散された
エマルジョンと混同してはならない。この溶媒型感圧接
着剤はエマルジョン法と非常に類似した被着法によって
裏あてウエブに対して被着される。溶媒の除去は加熱
法、真空法または強制空気法によって実施する事ができ
る。このように感圧接着剤から溶媒を除去すれば固体の
接着剤フィルムが残る。
ホットメルト型感圧接着剤は、溶融されて溶融状態に
おいて基層に対して被着され比較的急速に冷却し固化す
る組成物から成る。適当なホットメルト型接着剤の例は
エチレン−酢酸ビニル接着剤(EVA)またはゴムベース
ホットメルト感圧接着剤である。特に好ましいホットメ
ルト型感圧接着剤は増粘剤を含むクレートンベース接着
剤、およびウイスコンシン,エルムグループのフィンド
レーアドヘッシブから商標Findley990またはH−2085で
市販されている材料などのその他の接着剤である。
本発明の感圧接着剤配合には各種の重合体原料を使用
する事ができる。例えば使用されうる業界公知の重合体
の例は天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリビニルエーテ
ル、各種の合成ゴム、エチレン共重合体、ビニル共重合
体およびポリウレタンである。本発明において使用する
のに好ましい感圧接着剤はエマルジョン型感圧接着剤で
ある。しかし溶媒型感圧接着剤またはホットメルト型感
圧接着剤を使用する事もできる。本発明において使用す
る事のできる前記の感圧接着剤の大部分は、Handbook o
f Adhesivesの535−539頁および726−728頁に記載さ
れ、これを引例とする。
感圧接着剤28の層は、球状表面突起26の表面の一部に
のみ被着する必要がある。一般に少なくとも球状表面突
起26の端部36の表面に接着剤を被着する。接着剤を球状
表面突起26の少なくとも表面(端部36と基部34)の上に
被着する事が望ましい。感圧接着剤を裏あてウエブの第
1面30のランド部分39にのみ被着する事も考えられるが
(ランド部分39は球状表面突起26の間の面)、球状表面
突起26の表面の少なくとも一部分を被覆する事が好まし
い事が発見された。本発明の感圧接着性ファスナー20を
製造する製造方法の被着技術が高速であるが故に、一般
に感圧接着剤は裏あてウエブ24の第1面全体に被着され
る(すなわち球状表面突起26の表面とランド部分39との
全体に被着される)。第2図に図示のように、感圧接着
剤が裏あてウエブ24の第1面30全体に均一に被着されて
連続的な薄層を形成する事が好ましい。しかしファスナ
ーを製造するための接着剤の量を減少させるため、裏あ
てウエブ24の一部のみ、好ましくは小球体端部36のみを
被覆すればよい。
また感圧接着剤28の層はすべての球状表面突起26の上
に、すなわち裏あてウエブ24の第1面30全体に被着する
必要はない(すなわち接着剤の被着面積はファスナーの
用途によって変動する事ができる)。例えば、裏あてウ
エブ24の若干の区域において接着剤特性が望まれなけれ
ばこれらの区域を被着しないでもよい(すなわち接着剤
の部分被着)。すなわち接着剤の被着面のパタンはファ
スナー20の用途に従って広く変動する事ができる。好ま
しくは第1面30全体を接着剤28の層によって完全に被覆
するように第1面全体に被着する。
裏あてウエブ24上の感圧接着剤の被膜重量は得られた
感圧接着性ファスナー20の接着特性に大きな影響を与え
る。球状表面突起26の上に過度に多量の感圧接着剤を被
着すれば、球状表面突起26の間隙が完全に感圧接着剤に
よって充填されるので、平滑な連続的ファスナー面が生
じ、接着性が失われる結果となる。従って、本発明のフ
ァスナーの組織化ファスナー面22を保持するためには、
感圧接着剤の被膜重量は、裏あてウエブ24の第1面30を
被覆するには十分であるが球状表面突起26の間隙を完全
に満たす程に多量であってはならない。本発明のファス
ナーについては、約0.002g/in2〜約0.08g/in2の間の感
圧接着剤被膜重量が望ましい事が発見された。例えばメ
ーヤロッドアプリケータを使用して代表的な水性エマル
ジョン型感圧接着剤を被着する場合、5バールメーヤロ
ッドアプリケータについて代表的な被膜重量は約0.0201
g/in2である。10バールメーヤロッドアプリケータにつ
いて代表的な被膜重量は約0.0210g/in2である。また20
バールメーヤロッドアプリケータについて代表的な被膜
重量は約0.0248g/in2である。本発明のファスナーを効
果的に成形するためにホットメルト型接着剤の使用量が
はるかに少ない事が発見された。例えば、5バールメー
ヤロッドアプリケータについて代表的な被膜重量は約0.
0032g/in2である。10バールメーヤロッドアプリケータ
について代表的な被膜重量は約0.0041g/in2である。ま
た20バールメーヤロッドアプリケータについて代表的な
被膜重量は約0.0549g/in2である。
また裏あてウエブ24に対して感圧接着剤の反復被覆を
するか否かが感圧接着性ファスナー20の接着特性に対し
て大きな影響を及ぼす。裏あてウエブ24に対する感圧接
着剤の反復被覆はファスナーの表面に特殊の構造要因を
導入する。すなわち感圧接着剤が1つの球状表面突起26
からつぎの球状表面突起26への間隙を橋かけする。この
ような現象は基層に対する急速把持レベルを増大する。
感圧接着性システムにおいて、急速把持とは低荷重を加
えた場合に得られる十分な/適当な接着強さと定義され
る。感圧接着性の橋かけ効果によって得られる急速把持
の利点と、接着剤の反復被覆が球状表面突起26の間隙を
充填する危険性とを釣合わせなければならない。このよ
うにして、本発明のファスナーの最大利点を得るには、
前記の被覆重量が望ましい事が発見された。
裏あてウエブ24の上に感圧接着剤を被着するために
二、三の方法を使用する事ができる。例えば過剰被覆技
術を適用する事ができる。この場合秤量されない量また
は部分的に秤量された量の感圧接着剤を裏あてウエブ24
の上に被着させる。つぎに事後秤量システムがナイフ、
ブレード、ロッドおよび/または業界公知のディップコ
ータによって余分の被膜を除去する。他の方法は裏あて
ウエブ24の上に感圧接着剤を予秤量して被覆する方法で
ある。予め秤量された量の感圧接着剤が裏あてウエブ24
の上に被着される。例えば業界公知のロッドグラビア、
オフセットグラビア、キスロールプレッシャ、リバース
ロール、スプレーカーテン、キャストおよび/またはオ
リフィスコーターによって被着量が正確に制御されてい
るので、事後秤量システムは必要ない。また裏あてウエ
ブ24の上に感圧接着剤を被覆するためにハイブリッド被
着技術を使用する事もできる。この技術は過剰被着原理
と予秤量被着技術とを組合せたものである。例えば裏あ
てウエブ24上にエアブレードドクタリングによってキス
コーティングし、仕上げバーを用いてロール圧によって
事後秤量して同一の結果が得られる。このようなそれぞ
れの技術の詳細な説明はCoating and Laminating Machi
nes,H.B.Weiss,Converting Technology Company,Milwau
kee,Wisconsin(1977)。これをを引例とする。
本発明により感圧接着性ファスナー20を製造する方法
の1例を第9図に示す。この第9図に図示のように、裏
あてウエブ24の上に球状表面突起26が形成された後に、
裏あてウエブ24は繰り出だしロール900からコロナ処理
装置910に送られ(毎分約20〜約40フィート)、このコ
ロナ処理装置の中で接着剤を裏あてウエブ24の第1面30
の上に、特に球状表面突起26の上に均一に分散させる。
つぎに裏あてウエブは単一ロールキスコータ920の上を
通過させられ、そこで秤量されない量または部分的に秤
量された量の水性エマルジョン型感圧接着剤が被着され
る。つぎに裏あてウエブ上の接着剤の最終重量を秤量す
るために、前記の被着された裏あてウエブ24をメーヤロ
ッド930の上に通す。つぎにこの複合材料は赤外線乾燥
器940(37.5キロワット/440ボルト)の中に通され、こ
の乾燥器は好ましくは10〜30秒間、100゜Fの排気温度で
1/3馬力で作動し、裏あてウエブに対して接着剤を接着
する。つぎにこのように加工された感圧接着性ファスナ
ー20を巻取り付けロール950によって巻取る。
このような被着工程の目的は、被覆された球状表面突
起26の変形を最小限にするにある。高温、過度の秤量圧
または高い巻き取りロール引っ張り力が裏あてウエブ24
の球状表面突起26の被覆された表面を永久的に変形させ
る可能性がある。従って一定限度以上の温度、圧力およ
び引っ張り力を避けなければならない。これらは使用さ
れる裏あてウエブ24に対応して決定する事ができる。
また本発明は、本発明の感圧接着性ファスナー20を使
用して2つの部品を相互に固着するファスナーシステム
に関するものである。第4図に図示のように、ファスナ
ーシステム40は好ましくは、前記の感圧接着性ファスナ
ー20を含む第1部材42と、この感圧接着性ファスナー20
と係合するランディング部材44とから成る。
ランディング部材44は、第1部材42、すなわち本発明
の感圧接着性ファスナー20が使用中に接触する物体また
は材料(すなわちアドヒアレンド)である。本発明の感
圧接着性ファスナー20の剪断特性および引き離し特性の
利点は、特にランディング部材44が組織化接触面46を有
する時に達成される。(「組織化」とは表面突起を有す
る面をいう)理論にこだわるつもりはないが、組織化接
触面46を有するランディング部材44が有効であるのは、
感圧接着性ファスナー20の球状表面突起26がランディン
グ部材44の組織化接触面46の突起と干渉して、相互間の
接着面積が増大するので剪断力を増大すると共に引き離
し抵抗が増進されるからである。反対に、ランディング
部材44の接触面46が平坦または平滑になるに従って、剪
断力抵抗が減少し引き離し抵抗がゼロに近づく。これ
は、球状表面突起26がランディング部材44の接触面の突
起と干渉せず、相互に接着する表面積が減少するからで
ある。このようにして、ランディング部材44の接触面46
の組織化はファスナーシステム40の最終特性に対して大
きな制御作用をもつ。
ランディング部材44は組織化接触面46を有する各種の
材料、例えば不織布、重合体フィルム、織布、表面を織
成または編成した布、皮革、前記の型の球状表面突起26
を有する裏あてウエブ、または本発明による他の感圧接
着性ファスナー20を含む。
2つの物体を相互に固着するため、本発明の感圧接着
性ファスナー20の組織化ファスナー面22をランディング
部材44の組織化接触面46に接触させ、これらの2つの物
体の一方または両方に力を加えて両者を相互に固着させ
る。
本発明のファスナーシステムは使い捨て吸収性製品に
応用した場合にと有効で有益である事が発見された。こ
の場合、「使い捨て吸収性製品」とは、排泄物を吸収し
収容する製品を言い、着用者の身体に当接しまたは隣接
配置されて種々の排泄物を吸収し収容し、1回の使用後
に廃棄される製品(すなわち選択またはその他の方法で
回収または再使用されない製品)を言う。適当な使い捨
て吸収性製品の例はオシメ、失禁者ブリーフ及び下着、
衛生ナプキン、よだれ掛け、包帯などを含む。
本発明による使い捨て吸収性製品の好ましい実施態様
を第5図においてオシメ50として示す。この場合、「オ
シメ」とは一般に幼児または失禁者によって着用され、
脚の間に引き上げられ、ウエスト回りに固定される衣類
を言う。本発明を応用しやすい種類のオシメの例は、米
国特許第RE.26,151号、米国特許第3,860,003号、米国特
許第4,834,735号に記載され、これらの特許を引例とす
る。下記の説明に見られるように、図示説明されたファ
スナーシステムは前記のようなオシメの本体部分に使用
される。しかし本発明は特定のオシメ構造または形状に
限定されるものではない。
第5図は着用者によって着用される前の本発明による
オシメ50の部分破断斜視図である。この第5図に見られ
るように、好ましいオシメ50は本体部分52とファスナー
システム54とを含む。
好ましい本体部分52は、透液性トップシート56と、吸
収性コア58と、不透液性バックシート60と、弾性収縮性
脚カフス52とを含み、各カフスは側面フラップ64と単数
または複数の弾性部材66とを含む。トップシート56、吸
収性コア58、バックシート60および側面フラップ64と弾
性部材56は公知の種々の形状に組合わせる事ができる
が、好ましい使い捨てオシメの形状は、全体として前記
の米国特許第3,860,003号に記載され、この特許を引例
とする。この好ましいオシメ形状において、バックシー
ト60がトップシート56に接合される。吸収性コア58がト
ップシート56とバックシート60との間に配置され、側面
フラップ64が吸収性コア58の両縁に沿って外側に延在
し、また弾性部材66が各側面フラップ64と作動的に連結
されている。
第5図は本体部分52の好ましい実施態様を示し、この
場合トップシート56とバックシート60は同延長であっ
て、全体として吸収性コア58よりも大きな長さと幅を有
する。トップシート56がバックシート60の上に重ね合わ
されるので、本体部分52の縁68を成し、言い換えれば本
体部分52の外周を成す。この縁68は長手方縁70と両端縁
72とを含む。
本体部分52は内側部分74と、外側面76とを有する。一
般に外側面76はオシメの一方の縁72から他方の縁72ま
で、また一方の長手方縁70から他方の長手方縁70まで延
在し、オシメ50の使用中に着用者から離れた面を成す。
バックシート60が使用される場合、これは本体部分52の
外側面76を成す。内側面74は外側面76と反対側の面であ
って、この実施態様においてはトップシート56によって
形成される。一般に、オシメ50の内側面は、外側面76と
同延長であって、オシメ50を着用した時に大部分が着用
者と接触する面である。
オシメ50は末端縁72からオシメ50の横方向中心に向か
って延在する第1末端区域78と第2末端区域80とを有す
る。第1末端区域78と第2末端区域80はオシメの長さの
ほぼ半分の距離延在するので、これらの末端区域はそれ
ぞれオシメ50の約半分を成す。
第1末端区域78と第2末端区域80はそれぞれパネル82
を有する。これらのパネル82は、オシメ50が着用者のウ
エスト回りに固定された時に相互に重なり合う第1末端
区域78と第2末端区域80のそれぞれの部分である。末端
区域が相互に重なり合う長さ、すなわちパネル82の形成
される長さはオシメ50の全体的寸法および形状と着用者
のサイズに依存する。
オシメ50は側面閉鎖を成すためにファスナーシステム
54を備えている。すなわちオシメ50は着用者に対して取
り付けられ従ってオシメ50が着用者に取り付けられる
と、パネル82が相互に重なり合った状態に保持される。
第5図に図示の好ましい実施態様において、各長手方
縁70に隣接して配置された閉鎖部材84と、第2末端区域
において外側面76上に配置されたランディング部材44と
を含む。第5図に図示のように閉鎖部材84は、タブテー
プ86と、本発明の感圧接着性ファスナー20(第1ファス
ナー要素88)とを含み、ランディング部材44は好ましく
は前記の第1ファスナー要素88と係合可能の組織化接触
面46を有する。
各閉鎖部材84は、ランディング部材44と係合してオシ
メ50の確実な側面閉鎖を成すファスナー手段として作用
する。従って閉鎖部材84は少なくとも第1ファスナー要
素88を含む。またそれぞれ閉鎖部材84は第1ファスナー
要素88をランディング部材44に隣接するように配置して
側面閉鎖を成す手段を含む。すなわち閉鎖部材84は、オ
シメの内側面74および/または外側面76に固着された内
側ファスナー部材、テープタブまたはベルトなど、オシ
メの側面閉鎖を実施するための任意公知の固着手段を含
む。このような内側ファスナー部材の実施例は米国特許
第4,699,622号に記載され、この引例を引例として加え
る。ベルトサスペンションシステムを使用した失禁用下
着の実施態様は米国特許第4,315,508号に記載され、こ
れを引例とする。
第5図に図示のように各閉鎖部材は最も好ましくはテ
ープタブ86を含む。任意公知の形状および構造のテープ
タブ86を使用する事ができる。好ましいテープタブ86は
米国特許第3,848,594号に記載のようなY型テープタブ
であって、この特許を引例とする。第5図に図示のよう
に、テープタブ86は本体部分52の両方の長手方縁に備え
られ、最も好ましくは第1末端区域78に備えられる。
特に好ましいテープタブ86を第6図に図示し、これは
ファスナー面90と裏あて面92とを含む。タブのファスナ
ー面90は、本発明のランディング部材44と係合するよう
に設計された面である。従ってタブのファスナー面90は
一般に本体部分52の内側面74に対応する。タブの裏あて
面92はファスナー面90と反対側側面であって、一般に本
体部分52の外側面76に対応する。従ってタブの裏あて面
82がオシメの着用中に外側に露出される。
第6図に図示の好ましいテープタブ86は、本体部分52
の内側面74と外側面76の両方に固着されて、固定端部94
を成す(すなわちオシメ50に対するテープタブ86の固着
はオシメ50の製造中に実施される)。テープタブ86はタ
ブ端部96を成す他の要素を有する(すなわち、この継目
はオシメ50を着用者に固着する人によって作られる。)
このタブ端部96は固着端部94に固着され、本体の長手方
縁70を越えて延在し、ランディング部材44に固着され
る。このようにして本発明の好ましいテープタブ86は少
なくとも3要素、すなわち第1固定部分98、第2固定部
分100、および連結部分102とを有する。第1固定部分98
は本体52の内側面74に固着されるテープタブの部分であ
る。第2固定部分100は本体の外側面76に固着されるテ
ープタブ部分である。このようにして第1固定部分98と
第2固定部分100がテープタブの固定端部94を成す。連
結部分102はオシメ50が着用される時にオシメ50の他の
部分、一般にランディング部材44に対して取り付けられ
るテープタブの部分である。従って連結部分102はタブ
端部96を成している。さらに第2固定部分100の外側面1
04と連結部分102の外側面106はテープタブの裏あて面92
を成すが、第1固定部分98の内側面108と連結部分102の
内側面110はテープタブのファスナー面90を成してい
る。
本発明の好ましいY型テープタブ86は種々の方法で作
製する事ができる。第1固定部分98、第2固定部分100
および連結部分102はそれぞれ別個のテープとし、これ
らのテープを本体の長手方縁70に隣接した接合区域にお
いて接合させる事ができる。テープタブ86のさらに実際
的な構造は、連結部分102と第1固定部分98または第2
固定部分100のいずれかが一体的テープストリップを成
す構造である。連結部分102が第2図に図示のように第
2固定部分100と一体を成す場合、第1固定部分98は別
個の要素を成し、本体の長手方縁70に隣接して連結部分
/第2固定部分に対して固着される。
テープタブとして好ましい材料はミネソタ、セントポ
ールのMinnesota Mining and Manufacturing Companyか
ら販売されるテープコード#XPF14.43.,Y−9376、また
はY−9030を含む。本発明の実施態様において好ましい
テープ材料はポリエチレンフィルムであって、このフィ
ルムはテープ材料上に配置されたポリエチレンに接合す
るように成されたタブ取り付け手段を含む。この取り付
け手段はオシメ50の他の部分と十分な接合を成す任意の
接着剤を含み、当業界において公知の感圧接着剤とす
る。好ましいタブ取り付け手段は、ミネソタ、セントポ
ールのMinnesota Mining and Manufacturing Companyか
ら市販されるコード#XPF1.42.34などの感圧接着剤であ
る。
閉鎖部材84の第1ファスナー要素88は、閉鎖部材84と
ランディング部材44との間の閉鎖を成す。すなわち第1
ファスナー要素88は、ランディング部材44の組織化接触
面46に係合してオシメの第1末端区域78と第2末端区域
80とを重なり合い状態に保持し側面閉鎖を成す手段であ
る。第1ファスナー手段88は本発明の感圧接着性ファス
ナー20を含む。
第1ファスナー要素88は閉鎖部材84に組合された別個
の部材とし、または閉鎖部材84と一体的部材とする事が
できる。例えば、第1ファスナー要素88は本体部分52ま
たはテープタブ86に接合された本発明の感圧接着性ファ
スナー20の別個のパッチまたはストリップとする事がで
きる(すなわち別個部材)。あるいは、感圧接着性ファ
スナー20の裏あてウエブ24を閉鎖部材84の要素として形
成し、例えばテープタブ86が裏あてウエブ24を含み、第
1ファスナー要素88が一体的部材をなすようにする事が
できる。好ましくは、第1ファスナー要素88はテープタ
ブ86のファスナー面90に接合された別個のストリップと
する。
第1ファスナー要素88は好ましくは本体部分52または
テープタブ86に対して接合される。ここに「接合」と
は、第1ファスナー要素88がオシメ50に対して着脱自在
に固着され、オシメの使用中にオシメから除去しまた固
着できる事を言う。また「接合」とは第1ファスナー要
素88が直接にオシメ50に固着される場合、または第1フ
ァスナー要素88を介在部材に対して着脱自在にに固着し
この介在部材をオシメ50に対して着脱自在に固着する間
接的固着の場合とを含む。好ましくは、第6図に図示の
ように、第1ファスナー要素88はテープタブ86の連結部
分に対して第2タブ取り付け手段112によって直接に取
り付けられる。
また第1ファスナー要素88はオシメ50上の任意の箇所
に配置する事ができる。閉鎖部材84が内側ファスナー部
材である場合、第1ファスナー要素88は好ましくは第1
末端区域78のパネル82の中に長手方縁70に隣接して配置
される。閉鎖部材84がテープタブ86である場合、第1フ
ァスナー要素88はファスナー面90の全部または少なくと
も一部の上に配置され、あるいは好ましくは連結部分10
2の全部または少なくとも一部の上に配置される。最も
好ましくは、第1ファスナー要素88はテープタブ86のフ
ァスナー面90上の連結部分102に配置される。
ファスナーシステム54のランディング部材44は、それ
自体と閉鎖部材84とを相互に固着して確実な側面閉鎖を
成し、オシメの第1末端区域78と第2末端区域80とを重
なり合い状態に保持する手段を成す。ランディング部材
44は、閉鎖部部材84と係合して側面閉鎖を成す限りオシ
メ50上の任意の場所に配置する事ができる。例えば、ラ
ンディング部材44は第2末端区域80の外側面76上に、あ
るいは第1末端区域78の内側面74上に、あるいは閉鎖部
材84と係合するその他の任意の箇所に配置する事ができ
る。さらにランディング部材44はオシメ50の要素(トッ
プシート56またはバックシート60)に固着された別個の
要素とし、あるいはトップシートまたはバックシートな
どの要素と不可分の連続的一体部材とする事ができる。
ランディング部材44は任意のサイズと形状を有する事が
できるが、着用者のウエストに対する最大のフィット調
節を可能とするように、本体52に固着された単数または
複数の(少なくとも1つの)別個のパッチとする。第5
図の実施態様のオシメ50は、本体52の外側面に、第2末
端区域80のパネル82の中に、長手方縁70に隣接配置され
た長方形ランディング部材44を有する。
第5図の実施態様において、ランディング部材44は、
本発明の感圧接着性ファスナー20と同一構造を成し、フ
ァスナーシステムの各部材上の球状表面突起26が相互に
嵌合して確実な側面閉鎖を成す事が好ましい。
オシメ50を使用する際に、第1末端区域78を着用者の
背中の下部に配置し、オシメの他の部分を着用者の股間
から引っ張ると第2末端区域80が着用者の前側に配置さ
れて着用者に着用される。つぎにテープタブ86の連結部
分102を第2末端区域80の外側面76に配置されたランデ
ィング部材44に隣接するように配置すると、テープタブ
86のファスナー面96上に配置された第1ファスナー要素
88の感圧接着性ファスナー20の組織化ファスナー面22が
ランディング部材44の組織化接触面46に係合して側面閉
鎖を形成する。
第7図に図示の本発明の他の実施態様においては、使
い捨て吸収性製品は、月経などの膣排泄物を受けて収容
するための衛生ナプキン720である。この衛生ナプキン7
20は、下着、パンティまたは特殊設計のベルトなどの衣
類によって人体に隣接保持されるように設計されてい
る。本発明を容易に適用する事のできる型の衛生ナプキ
ンの例は米国特許第4,687,478号、第4,589,876号、第4,
681,578号および第4,690,680号に記載され、これのら特
許を引例とする。下記の説明から明らかなように、図示
説明されたファスナーシステムがこのような衛生ナプキ
ンに対して応用する事ができる。また他方、本発明はな
んら特定の衛生ナプキンの構造または形状に限定される
ものではない。第7図は着用者の下着の中に配置する前
の状態の本発明による衛生ナプキン720の平面図であ
る。この図に見られるように、本発明による好ましい構
造は本体部分722とファスナーシステム724とを含む。
本体部分722は、透液性トップシート726と、吸収性コ
ア728と、不透液性バックシート730とを含む。これらの
トップシート、吸収性コアおよびバックシートは種々の
公知の構造に組み立てられるが、好ましい構造は米国特
許第4,687,478号に記載され、この特許を引例とする。
この構造において衛生ナプキン720はフラップ732と73
2′とを有する。
本体部分722は内側面734と外側面736とを有する。全
体として外側面736は本体722の末端縁738から他方の末
端縁738まで、また長手方縁740から他方の長手方縁740
まで延在し、衛生ナプキン720の使用中に着用者から離
れた面であって、着用者の衣類にフィットするように設
計される。使用中にバックシート730は本体722の外側面
736を成す。内側面734は外側面736と反対側の面であっ
て、図示の実施態様においてはトップシート726から成
る。一般にこの内側面734は外側面736と同延長であっ
て、衛生ナプキン720を着用した時にその大部分が着用
者の体と接触する。
衛生ナプキン720は、これを着用者の衣類に固着する
ためのファスナーシステム724を備える。
第8図に図示の好ましい実施態様において、ファスナ
ーシステム724は、外側面736に配置された固着部材742
と、この固着部材の接着剤に着脱自在に取り付けられた
リリースライナ748とを含む。固着部材724は、前記の本
発明の感圧接着性ファスナー20から成るファスナー要素
744を含む。ファスナー要素744は外側面736に固着され
た別個の部材とし、あるいはバックシートなどの要素と
不可分の連続的な一体部材とする事ができる。第8図の
好ましい実施態様において、バックシート730が感圧接
着性ファスナー20の裏あてウエブ24として使用されるの
で、ファスナー要素744はバックシート730と一体を成
す。感圧接着性ファスナー20は、感圧接着剤28の層をも
って裏あてウエブ/バックシートの外側面を被覆する事
によって形成される。
ファスナー要素744は例えばストリップ、円形、三角
形など複数の要素から成り、これらの要素を接着区域と
して不規則または規則的パタンに配置する事ができる。
外側面のファスナー要素のサイズ、配置または構造は種
々でありうるが、好ましくは本体722の長手方に延在す
る長方形の感圧接着剤層とする。
衛生ナプキン720を使用する時、この衛生ナプキン720
は、衣類の股部分の内側に固着され、衛生ナプキンの感
圧接着性ファスナー側が衣類の股部分に対して固着され
る。このようにして衣類はファスナーシステム724のラ
ンディング部材として作用する。リリースライナ748を
固着部材742から除去し、露出された感圧接着性ファス
ナー20を下着の股部分に対して強く圧着する事によって
衛生ナプキン720を固着する。感圧接着性ファスナー20
も球状表面突起26が下着の一部の繊維に係合して感圧接
着剤層28によって固着され、衣類の中に衛生ナプキン72
0を確実に固着する事ができる。
衛生ナプキン720の好ましい実施態様はフラップ732,7
32′を含むので、これらのフラップが下着の股部分の縁
に沿って取り付けられた後にこれらのフラップを保持す
るため、一方または両方のフラップの上にフラップ固着
部材746が備えられる。衛生ナプキン720が使用されるま
で接着剤を保護するためにフラップ固着部材746の上に
それぞれリリースライナ748が配置され、このリリース
ライナ748を除去して、フラップを衣類の股部分の縁に
沿って取り付ける。フラップ固着部材746はそれぞれ前
記の本体部分の固着部材742と同様のファスナー要素744
を含む。従ってこれらのフラップ固着要素746はそれぞ
れ本発明の感圧接着性ファスナー20を含む。第8図に図
示のように、フラップ固着部材746はそれぞれバックシ
ート730と一体を成すファスナー要素744を含む。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、そ
の主旨の範囲内において任意に変更実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の感圧接着性ファスナーの部分破断斜視
図、第2図は第1図の2−2線に沿った拡大部分断面
図、第3図は本発明の感圧接着性ファスナーの裏あてウ
エブの100×100メッシュパタンの繊維の形状を示す約17
5倍の顕微鏡拡大写真、第3a図は第3図と類似の裏あて
ウエブを含む感圧接着性ファスナーの繊維の形状を示す
約90.5倍の拡大顕微鏡写真、第4図は本発明の感圧接着
性ファスナーを含む第1部材と、本発明の感圧接着性フ
ァスナーを含むランディング部材とを有する本発明のフ
ァスナーシステムの部分破断斜視図、第5図は本発明の
ファスナーシステムと感圧接着性ファスナーとを使用す
るオシメの部分破断斜視図、第6図は第5図の6−6線
に沿ってとられた部分拡大断面図、第7図は本発明の感
圧接着性ファスナーを使用する衛生ナプキンの部分破断
平面図、第8図は第7図の8−8線に沿ってとられた断
面図、また第9図は本発明の感圧接着性ファスナーの製
造装置および製造方法を示す側面図である。 20……感圧接着性ファスナー、24……裏あてウエブ、26
……球状表面突起、28……感圧接着剤層、34……基部、
36……端部、38……小球体、40……ファスナーシステ
ム、42……第1部材、44……ランディング部材、54……
ファスナーシステム、88……第1ファスナー、86……テ
ープタブ、90……ファスナー面、92……裏あて面、98…
…第1固定部分、100……第2固定部分、102……連結部
分、724……ファスナーシステム、742,746,746′……固
着部材、910……コロナ加工装置、920……キスコータ、
930……メーヤロッド、940……IR乾燥器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/56 - 13/62 A61F 5/44

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トップシートと、前記トップシートに接合
    されたバックシートと、前記トップシートと前記バック
    シートとの間に配置された吸収性コアとを含む本体部分
    と、 前記本体部分に固着されたファスナー要素を有するファ
    スナーシステムとを含み、 前記ファスナー要素において、(i)第1面と第2面と
    を有する裏あてウエブが前記第1面から突出した個別の
    球状表面突起のパタンを示し、また(ii)前記球状表面
    突起の表面の少なくとも一部に対して感圧接着剤層が被
    覆され接着されることを特徴とする使い捨て吸収性製
    品。
  2. 【請求項2】内側面と外側面と、長手方両縁と、第1末
    端区域と第2末端区域とを有し、透液性トップシート
    と、前記トップシートに接合された不透液性バックシー
    トと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配
    置された吸収性コアとを含む本体部分と、 使用中に前記第1末端区域と前記第2末端区域を重ね合
    わせ状態に保持するため前記本体部分の上に配置された
    ファスナーシステムとを含む使い捨てオシメにおいて、 前記ファスナーシステムは、(a)前記第1末端区域の
    各長手方縁に隣接して配置された閉鎖部材を含み、前記
    閉鎖部材は第1ファスナー要素を含み、前記第1ファス
    ナー要素において(i)第1面と第2面とを有する裏あ
    てウエブが前記第1面から突出した個別の球状表面突起
    のパタンを示し、また(ii)前記球状表面突起の表面の
    少なくとも一部に対して感圧接着剤層が被覆され接着さ
    れ、及び (b)前記第2末端区域において前記外側面に配置され
    た少なくとも1つのランディング部材を含み、前記ラン
    ディング部材は前記第1ファスナー要素の前記球状表面
    突起と係合可能の組織化接触面を有している、ことを特
    徴とする使い捨てオシメ。
  3. 【請求項3】前記の各閉鎖部材は前記第1末端区域の各
    長手方縁に隣接配置されたテープタブを含み、前記各テ
    ープタブはファスナー面と裏あて面とを備え、前記第1
    ファスナー要素が前記ファスナー面上に配置されるよう
    に成されたことを特徴とする請求項2に記載の使い捨て
    オシメ。
  4. 【請求項4】前記組織化接触面は前記第1ファスナー要
    素の前記球状表面突起と係合可能の個別の球状表面突起
    パタンを示すことを特徴とする請求項2に記載の使い捨
    てオシメ。
  5. 【請求項5】前記ランディング部材はその球状表面突起
    の表面の少なくとも一部分に被覆され接着された感圧接
    着剤層を有することを特徴とする請求項4に記載の使い
    捨てオシメ。
  6. 【請求項6】内側面と外側面と、長手方両縁とを有し、
    透液性トップシートと、前記トップシートに接合された
    不透液性バックシートと、前記トップシートと前記バッ
    クシートとの間に配置された吸収性コアとを含む本体部
    分と、 前記本体部分の前記外側面に配置されたファスナーシス
    テムとを含み、前記ファスナーシステムはファスナー要
    素を有する固着部材を含み、 前記ファスナー要素において、(i)第1面と第2面と
    を有する裏あてウエブが前記第1面から突出した個別の
    球状表面突起のパタンを示し、また(ii)前記球状表面
    突起の表面の少なくとも一部に対して感圧接着剤層が被
    覆され接着されることを特徴とする衛生ナプキン。
  7. 【請求項7】前記球状表面突起がそれぞれ基部と端部を
    有し、前記の各球状表面突起の前記端部はこの球状表面
    突起の最大振幅点と実質的に一致する少なくとも1つの
    小球体を含み、前記小球体の外周が前記基部に対して接
    合することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の吸収性製品、オシメまたは衛生ナプキン。
  8. 【請求項8】前記球状表面突起の前記小球体は前記基部
    より薄い高度に可撓性の膜から成ることを特徴とする請
    求項7に記載の吸収性製品、オシメまたは衛生ナプキ
    ン。
  9. 【請求項9】前記小球体は連続膜を成すことを特徴とす
    る請求項8に記載の吸収性製品、オシメまたは衛生ナプ
    キン。
  10. 【請求項10】前記感圧接着剤が前記裏あてウエブの前
    記第1面に対して被覆され接着されることを特徴とする
    請求項9に記載の吸収性製品、オシメまたは衛生ナプキ
    ン。
  11. 【請求項11】前記の各テープタブは、 第1固定部分と、 前記第1固定部分を前記内側面に固着するため、前記第
    1固定部分と前記本体内側面に組み合わされた第1タブ
    固着手段と、 第2固定部分と、 前記第2固定部分を前記外側面に固着するため、前記第
    2固定部分と前記本体外側面に組み合わされた第2タブ
    固着手段と、 前記第2固定部分と一体を成し、ファスナー面および裏
    あて面を有する連結部分とを含み、 前記第1ファスナー要素は前記連結部分の前記ファスナ
    ー面の少なくとも一部の上に接合されることを特徴とす
    る請求項3ないし5のいずれかに記載の使い捨てオシ
    メ。
  12. 【請求項12】前記本体部分の長手方縁から横方向外側
    に延長したフラップを含み、前記ファスナーシステムは
    さらに前記フラップの少なくとも一方と組み合わされた
    フラップ固着部材を含み、前記フラップ固着部材は前記
    ファスナー要素を含み、前記ファスナー要素は前記バッ
    クシートと一体を成すことを特徴とする請求項6に記載
    の衛生ナプキン。
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