JP2998073B2 - 弁駆動装置 - Google Patents

弁駆動装置

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JP2998073B2
JP2998073B2 JP4157397A JP4157397A JP2998073B2 JP 2998073 B2 JP2998073 B2 JP 2998073B2 JP 4157397 A JP4157397 A JP 4157397A JP 4157397 A JP4157397 A JP 4157397A JP 2998073 B2 JP2998073 B2 JP 2998073B2
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/066Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the scotch yoke type

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ内
のピストンロッドを往復運動させるによってバルブを開
閉する弁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気やガスなどの気体をシリンダに送
り、このシリンダ内のピストンに直結したピストンロッ
ドをその軸方向の一方へ移動させて、バルブを開き又は
閉じると共に、このピストンロッドと同軸上に設けたバ
ネを圧縮し、上記シリンダの圧力除去時に、このバネの
弾発力によって、ピストンロッドをその軸方向の他方へ
移動させて、バルブを閉じ又は開けるように構成したア
クチュエータは従来から多く用いられている。
【0003】例えば、図7は、主としてガス、油、水な
どを供給する配管に接続されるバルブを開閉するために
多く用いられているアクチュエータの一例を示す横断面
図であり、図5,図6は、図7に示すようなアクチュエ
ータ102を用いた弁駆動装置101,201の回路図
である。
【0004】図5及び図6において、アクチュエータ1
02の気圧シリンダ121に、電磁弁107が図中の状
態から切り換えられて、レシーバタンク104内の圧力
空気が連結口121aから送入されると、ピストン12
6が押されて左方へ移動すると共に、このピストン12
6に直結したピストンロッド122が左方に移動し、こ
のピストンロッド122に固定したピン127がスコッ
チヨーク128を揺動させ、これに伴い出力軸129が
反時計回りに回転してバルブ104を開け又は閉じ、同
時にバネ圧シリンダ123内のバネ124を圧縮する。
【0005】次に、電磁弁107が切り換えられて図中
の状態になると、気圧シリンダ121が大気への放出管
106に通じ、気圧シリンダ121に送り込まれた空気
が連結口121aから除去され、バネ124の弾発力に
よってピストンロッド122が右方へ押され、ピン12
7がスコッチヨーク128を揺動させるのに伴い、バル
ブ104のステム104aが時計回りに回転して、バル
ブ104を閉じ又は開け、図中の状態に戻る。図中、1
03は圧力空気供給配管であって、レシーバタンク10
5内の圧力が低下すると圧力空気が補給されて、レシー
バタンク105内の圧力が上昇する。
【0006】また、図6は、図7に示すアクチュエータ
102の動力源として、パイプラインのガスの圧力を利
用した場合の弁駆動装置201の一例を示す回路図であ
って、203はガスパイプライン、205は減圧弁、そ
の他は、図6における場合と同じであり、同一符号を用
いて説明する。ガスパイプライン203から送られるガ
スは、減圧弁205によって所要の圧力に減圧して電磁
弁107に送られ、電磁弁107の切替によって、気圧
シリンダ121へのガスの送入、排出が行なわれ、図6
における場合と同様、バルブ104の開閉が行なわれ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レシーバタン
ク105から気圧シリンダ121に供給される空気の圧
力は、4〜7kg/cm2Gであり、気圧シリンダ121は、
この圧力でバルブ104を往運動させると共にバネ12
4を圧縮するだけの力を出さなければならず、気圧シリ
ンダ121は大型なものが必要である。
【0008】従って、圧力空気の消費量も多く、圧力空
気のための配管や器具が大きくなって高価になるうえ
に、アクチュエータ102が大型で高価なものであるた
め、弁駆動装置全体が高価なものになってしまう上に、
消費空気量が多くなると閉又は開運動に時間を要し、高
速開閉ができず緊急遮断用として使用できない等の問題
がある。
【0009】また、図6に示すガスパイプライン203
から送られるガスは、減圧弁205によって所要の圧力
に減圧し電磁弁107に送られ、また、使用済みのガス
が大気に放出されるので、ガスの性質により使用できる
場所が限定される。また、このようなパイプラインのガ
ス、特に高圧ガス、のための減圧弁205は、技術的に
難しく高価なものであるなどの課題を有している。
【0010】そして、バネ圧シリンダ123を有するア
クチュエータ102は、バネ圧シリンダ123が所要の
出力とストロークを得るために長く大きくなり、重くな
る。また、バネ圧シリンダ123の分解及び組立ての際
には、圧縮されたバネ124の飛び出しを防止する特殊
構造と特殊工具が必要でありコスト高になる。更に、長
期使用によってバネ124が折損することもあるなど、
多くの問題点を有している。
【0011】本発明は上記の課題を解決するために開発
したものであり、その目的とするところは、軽量、高出
力なうえに、安価で組立て分解が容易なアクチュエータ
を提供でき、かつ、バルブの高速開閉が可能である弁駆
動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、小径の主シリンダと主シリンダより大径
副シリンダの内部の圧力差によってピストンロッドを
往復運動させてバルブを開閉するアクチュエータを有す
る弁駆動装置であって、ピストンロッドの往運動の際
に、主シリンダに連結した回路中に、液体を所要の圧力
まで昇圧して主シリンダ内に送るポンプを設け、このポ
ンプで主シリンダ内に液体を送ることにより往運動を
い、一方、その復運動の際に、主シリンダ内に入れられ
た液体を排出可能に設け、かつ、ピストンロッドの往運
動により上昇した副シリンダ内の気体の圧力により復運
動を行うようにしたもので、ピストンロッドの直線運動
を直接又は回転運動に変換して、バルブの開閉を行う。
【0013】主シリンダ内に液体が送られると、副シリ
ンダ内の気圧よりも内部の圧力が上昇し、ピストンロッ
ドが主シリンダから押し出され、副シリンダ側に移動す
る。このピストンロッドの移動に伴い、副シリンダ内の
気圧は上昇するが、主シリンダ内に液体を送り続けて、
ピストンロッドの往運動を行っている。そして、バルブ
が開又は閉すると、主シリンダへの液体の供給が停止さ
れ、主シリンダと副シリンダの内部圧力が均衡し、ピス
トンロッドの移動は停止する。
【0014】また、この状態から、主シリンダ内に入れ
られた液体を排出可能にすると、ピストンロッドの往運
動により上昇した副シリンダ内の圧力が、主シリンダ内
の圧力よりも高くなり、ピストンロッドが副シリンダか
ら押し出され、主シリンダ側に移動する。このピストン
ロッドの移動に伴い、主シリンダ内の液体が排出され、
バルブが閉又は開すると、主シリンダ内からの液体の排
出が停止され、主シリンダと副シリンダの内部圧力が均
衡し、ピストンロッドの移動は停止する。
【0015】更に、上記主シリンダに連結した回路中
に、液体を所要の圧力まで昇圧して、主シリンダ内に送
るポンプと、主シリンダ内の液体を排出可能にする開閉
弁とを設けた場合、回路中に設けた開閉弁を閉じ、ポン
プを作動させ、タンク内の液体を昇圧させて主シリンダ
に送って、ピストンロッドを主シリンダ内から押し出
し、ピストンロッドの往運動を行い、また、開閉弁を開
いて、主シリンダの液体を排出可能状態にすることによ
り、副シリンダ内の気圧によってピストンロッドを副シ
リンダ内から押し出し、ピストンロッドが主シリンダ内
の液体をタンクへ戻しながら、ピストンロッドの復運動
を行う。
【0016】なお、上記の開閉弁には、自動弁や電磁弁
を使用すればよく、液体には油を使用すればよいが、応
答性が高ければ良く、防錆剤を加えた水などの他の液体
を用いてもよい。
【0017】上記回路のポンプの出口側に逆止弁を介在
させ、さらに、この逆止弁と主シリンダ間にリリーフ弁
を連結すると良い。この場合、ポンプの停止後、配管が
太陽熱を受けて液体が膨張するなどして起こる異常昇圧
を防ぐことができる。なお、ポンプの停止後の太陽熱な
どによる異常昇圧をピストンロッドが更に移動できる余
裕を設けることによって、液体の熱膨張を許し、異常昇
圧を防ぐこともできる。
【0018】上記ポンプの作動の停止を、ピストンロッ
ドの往運動の終了位置用に設けたリミットスイッチの働
きによって行うようにしても良い。
【0019】上記アクチュエータは、上記ピストンロッ
ドの往復運動を回転運動に変換する運動変換機構部の一
方に上記主シリンダを、他方に上記副シリンダを設ける
のが好ましく、この場合、上記ピストンロッドの往復運
動をラックアンドピニオン式、スコッチヨーク式などの
運動変換機構によって出力軸の回転運動に変換し、この
出力軸の回転運動によってバタフライバルブやボールバ
ルブなどを開閉することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明におけ
る弁駆動装置の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の弁駆動装置の一実施形態を示す回路図
であり、弁駆動装置1は、アクチュエータ2と、このア
クチュエータ2の主シリンダ21に、液体を出し入れす
るために接続した液体用回路3と、副シリンダ22に、
空気を出し入れするために接続した気体用回路4とで構
成され、アクチュエータ2とバルブ5のステム5aとを
連結することにより、バルブ5の開閉を行なっている。
【0021】液体用回路3は、液体、例えば油、を貯留
するタンク31と、タンク31内の液体を昇圧して主シ
リンダ21へと送り出すポンプ32と、ポンプ32への
逆流を防ぐ逆止弁33と、これらを接続し、タンク31
から主シリンダ21へと液体を送る主管3aと、主管3
aのタンク31とポンプ32との間から分岐し、主管3
aの逆止弁33と主シリンダ21との間に接続される戻
り管3bと、主管3aと戻り管3bを切り換える開閉弁
34と、主管3aの逆止弁33と主シリンダ21との間
から分岐される枝管3cと、枝管3cに接続された圧力
計35、リリーフ弁36をとで構成されている。なお、
37はドレンの受け皿であって、この受け皿37は一般
にはタンク31と連通されている。また、38はリミッ
トスイッチで、このアクチュエータ2の往運動の終了位
置で作用するように設けられている。
【0022】気体用回路4は、気体、例えば空気、を貯
留するレシーバタンク41と、レシーバタンク41へと
気体を供給する供給配管4aと、レシーバタンク41、
副シリンダ22間で気体を出し入れする給排管4bで構
成されている。
【0023】図2は、上記弁駆動装置1に用いたアクチ
ュエータ2を示す横断面図であって、21は主シリン
ダ、22は副シリンダ、23はピストンロッド、24は
ピストン部、25は運動変換機構部である。
【0024】このアクチュエータ2は、運動変換機構部
25の一方(図において右方)に主シリンダ21を固定
し、他方(図において左方)に副シリンダ22を固定し
て形成され、さらに、アクチュエータ2の中心線に沿っ
て、主シリンダ21から副シリンダ22まで貫通したピ
ストンロッド23を、往復移動自在に有している。
【0025】主シリンダ21は、細長い略中空円柱状に
形成され、運動変換機構部25より突出したピストンロ
ッド23が挿入され、運動変換機構部25と反対側(図
において右側)端部に、ピストンロッド23の復運動を
終了させるストッパ21aが、液密に貫通されている。
このストッパ21aは、主シリンダ21内での突出長さ
を調整できるように、ネジ状に形成されている。さら
に、液体用回路3の主管3aを連結する連結口21bが
設けられている。
【0026】副シリンダ22は、略中空円柱状で、運動
変換機構部25より突出したピストンロッド23が挿入
され、運動変換機構部25と反対側(図において左側)
端部に、ピストンロッド23の往運動を終了させるスト
ッパ22aが、気密に貫通されている。このストッパ2
2aは、副シリンダ22内での突出長さを調整できるよ
うに、ネジ状に形成されている。
【0027】また、副シリンダ22内において、内周面
に沿って摺動する円板状のピストン部24が、ピストン
ロッド23の先端に固定されている。さらに、気体用回
路4の給排管4bを連結する連結口22bが、運動変換
機構部25と反対側の端部に設けられ、また、ピストン
部24と運動変換機構部25間の空気を出し入れする通
気口22cが、運動変換機構部25側の端部に設けられ
ている。
【0028】運動変換機構部25は、スコッチヨーク式
のものが用いられ、出力軸29に固定したスコッチヨー
ク28を、ピストンロッド23に固定したピン27によ
って揺動させることによって、出力軸29を回転させ、
ピストンロッド23の往復運動を出力軸29の回転運動
に変換するものである。なお、ピストンロッドにラック
を形成し、このラックと出力軸に固定したピニオンとを
噛み合わせ、ピストンロッドの往復運動を出力軸の回転
運動に変換するラックアンドピニオン式の運動変換機構
部を用いても良い。
【0029】次に、上述した弁駆動装置1の作用を説明
する。まず、液体用回路3の開閉弁34を閉じ、ポンプ
32を作動させ、タンク31内の液体を、所要の圧力に
昇圧させてポンプ32から送り出し、主シリンダ21に
送入する。
【0030】主シリンダ21内に所要圧力の液体が送り
こまれると、主シリンダ21内の圧力が上昇し、ピスト
ンロッド23が主シリンダ21内から押し出され、ピス
トンロッド23は往運動を行う。一方、副シリンダ22
内では、ピストンロッド23の往運動により、ピストン
ロッド23の一端が、更に副シリンダ22内に進入し、
ピストンロッド23の先端に固定したピストン部24
が、副シリンダ22内の気体を押出し、レシーバタンク
41内に戻す。このピストンロッド23の往運動によ
り、副シリンダ22内の圧力が上昇する。
【0031】また、このピストンロッド23の往運動に
伴って、ピストンロッド23に固定したピン27が、ス
コッチヨーク28を(図2において反時計回りに)揺動
させて、スコッチヨーク28に固定した出力軸29を回
転させ、バルブ5を開又は閉する。
【0032】そして、バルブ5が開又は閉した時、リミ
ットスイッチ38がこれを検知しポンプ32を停止する
一方、ピストンロッド23は、副シリンダ22に設けた
ストッパ22aに当接して停止する。
【0033】次に、開閉弁34を開いて、主シリンダ2
1内の圧力を除去し、主シリンダ21内の液体が戻り管
3bを介して排出できるようにすると、副シリンダ22
内のピストン部24のレシーバタンク41側の圧力が、
主シリンダ21内の圧力よりも高くなり、ピストン部2
4が主シリンダ21側に移動し、これに固定されたピス
トンロッド23が副シリンダ22内より押し出され、ピ
ストンロッド23の復運動が行なわれる。このピストン
ロッド23の復運動に伴って、バルブ5を閉又開すると
共に、主シリンダ21内の液体は、戻り管3bを介して
タンク31に排出される。ここで、ピストンロッド23
を押し出す副シリンダ22内の圧力が、設定圧力、例え
ば4〜7kg/cm2G、以下に低下した場合、供給配管4a
からレシーバタンク41内に圧力空気が補給される。
【0034】そして、バルブ5が閉又は開した時、リミ
ットスイッチ38が開閉弁34閉じて、主シリンダ21
からの液体の排出を停止する一方、ピストンロッド23
は、主シリンダ21に設けたストッパ21aに当接して
停止する。
【0035】上述した弁駆動装置1は、ピストンロッド
23の往運動の際、主シリンダ21内の液圧に比べ、副
シリンダ22内の気圧は小さく、また、ピストンロッド
23の復運動の際、主シリンダ21にかかる圧力は無く
なり、主シリンダ21内の液体による抵抗が殆ど無いた
め、動き始めに大きな力を必要とするバルブであって
も、スムーズに開閉することができ、緊急遮断用や緊急
開放用として使用することができる。
【0036】なお、レシーバタンク41を介さず、直
接、供給配管4aと副シリンダ22とを連結してもよ
い。このように、副シリンダ22内の気体は、レシーバ
タンク41又は供給配管4aから、直接供給又は戻され
るので、消費しないと共に、外気に放出することはない
ので、他との反応を考慮する必要が無く、安全性が高
い。
【0037】ここで、レシーバタンク41と副シリンダ
22の間に電磁弁を介在させ、気体を供給、排気するよ
うにしても良い。この場合、ピストンロッド23を往運
動させるときには、電磁弁を外に連通させて副シリンダ
22内の気体を排気自在にし、ピストンロッド23を復
運動させるときには、電磁弁をレシーバタンク41に連
通させて副シリンダ22内に気体を供給する。これによ
り、ピストンロッド23の往運動を略抵抗の無い状態で
きるため、主シリンダ21内の圧力を上述した場合より
も低くすることができ、かつ、動き始めに大きな力を必
要とする弁であっても、更にスムーズに開閉することが
できる。
【0038】本発明の弁駆動装置1は、開閉弁34とし
て、一般に自動弁又は電磁弁が使われ、また、上記主シ
リンダ21内に送入する液体は油に限られるものでな
く、防錆剤を加えた水などでもよい。また、リミットス
イッチ38若しくはストッパ21a,22aの何れか一
方を設ければ良い。
【0039】また、液体用回路3が太陽熱を受けるなど
して液体が膨張し、圧力が更に異常に上昇するのを、こ
の液体用回路3の枝管3cに接続したリリーフ弁36か
ら液体を逃がすことによって防ぐことができる。また、
ポンプ32の停止後の太陽熱などによる異常昇圧をピス
トンロッド23が更に移動できる余裕を副シリンダ22
内に設けて、液体用回路3内の液体の膨張を許すことに
よって防いでもよい。例えば、副シリンダ22に設けた
ストッパ22aの突出長さを短くして、ピストンロッド
23が、ポンプ32停止時よりも移動できるようにすれ
ばよい。
【0040】さらに、上記ポンプ32は、高圧ポンプで
あって、主シリンダ21に送入する液体圧は高いので、
主シリンダ21の径は小さくてよく、また、主シリンダ
21に送入する液体も少なくてよいので、タンク31を
小さくすることができる。このため、このアクチュエー
タ2の直線運動を回転運動に変換する運動変換機構部2
5のハウジング25aを液体タンクとして使用すること
もできる。
【0041】図3、4に示す回路図は、ゲートバルブな
どに適用する他のアクチュエータを用いた場合の実施例
を示すものであり、図1と同一部分は同一符号で示す。
図3におけるアクチュエータ50は、図示しないバルブ
の直線運動する弁棒に連結する作動棒51を、ピストン
ロッド23の主シリンダ21側端部に延設すると共に、
液圧を受ける弾性体から成るリング状のピストン部54
を設け、さらに、作動棒51を主シリンダ21の運動変
換機構部25と反対側の端部に液密に貫通させ、端部よ
り突出させている。
【0042】また、図4におけるアクチュエータ60
は、図示しないバルブの直線運動する弁棒に連結する作
動棒61を、ピストンロッド23の副シリンダ22側端
部に固定したピストン部24より突設し、副シリンダ2
2の運動変換機構部25と反対側の端部に気密に貫通さ
せ、端部より突出させている。
【0043】なお、上記アクチュエータ50,60のピ
ストンロッドの作動原理は、図2に示すアクチュエータ
2と同じであるため、説明は省略する。
【0044】また、以上に説明した本発明の弁駆動装置
1は、主シリンダ21に液体圧を加えてバルブ5を開け
るように構成すると、緊急遮断用となり、バルブ5を閉
じるようにすると緊急開放用になる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
弁駆動装置は、主シリンダに液体を使用しているので、
供給圧力を高くできるので、シリンダ径を小さく、か
つ、タンクを小さくすることができる。また、従来のバ
ネを用いたものとは異なり、小形軽量かつ安価であっ
て、危険防止のために特殊構造や特殊工具を必要とせ
ず、更にバネのような変形する部分がなく折損のような
故障が起きない。さらに、主シリンダ内に供給する液体
は、非圧縮性であるため、高圧でも排出は速く高速作動
が可能で、バルブを高速開閉ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁駆動装置の一実施形態を示す回路図
である。
【図2】図1に示す弁駆動装置に用いたアクチュエータ
の横断面図である。
【図3】本発明の弁駆動装置の他の実施例を示す回路図
である。
【図4】本発明の弁駆動装置のその他の実施例を示す回
路図である。
【図5】従来の弁駆動装置を示す回路図である。
【図6】従来の他の弁駆動装置を示す回路図である。
【図7】従来の弁駆動装置に用いるアクチュエータを示
す横断面図である。
【符号の説明】
1 弁駆動装置 2,50,60 アクチュエータ 21 主シリンダ 22 副シリンダ 23 ピストンロッド 25 運動変換機構部 3 液体用回路 31 タンク 32 ポンプ 33 逆止弁 36 リリーフ弁 38 リミットスイッチ 5 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/00 - 15/28 F16K 31/12 - 31/124

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径の主シリンダと主シリンダより大径
    副シリンダの内部の圧力差によってピストンロッドを
    往復運動させてバルブを開閉するアクチュエータを有す
    る弁駆動装置であって、ピストンロッドの往運動の際
    に、主シリンダに連結した回路中に、液体を所要の圧力
    まで昇圧して主シリンダ内に送るポンプを設け、このポ
    ンプで主シリンダ内に液体を送ることにより往運動を
    い、一方、その復運動の際に、主シリンダ内に入れられ
    た液体を排出可能に設け、かつ、ピストンロッドの往運
    動により上昇した副シリンダ内の気体の圧力により復運
    動を行うようにしたことを特徴とする弁駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記主シリンダに連結した回路中に、主
    シリンダ内の液体を排出するための開閉弁を設けた請求
    項1記載の弁駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記回路のポンプの出口側に逆止弁を介
    在させ、さらに、この逆止弁と主シリンダ間にリリーフ
    弁を連結した請求項2記載の弁駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記ポンプの作動の停止を、ピストンロ
    ッドの往運動の終了位置用に設けたリミットスイッチの
    働きによって行うようにした請求項2又は3記載の弁駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 上記アクチュエータは、上記ピストンロ
    ッドの往復運動を回転運動に変換する運動変換機構部の
    一方に上記主シリンダを、他方に上記副シリンダを設け
    た請求項1乃至4の何れか1項に記載の弁駆動装置。
  6. 【請求項6】 上記の液体は油である請求項1乃至5の
    何れか1項に記載の弁駆動装置。
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