JPH09100940A - バルブアクチュエータ - Google Patents

バルブアクチュエータ

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JPH09100940A
JPH09100940A JP28434095A JP28434095A JPH09100940A JP H09100940 A JPH09100940 A JP H09100940A JP 28434095 A JP28434095 A JP 28434095A JP 28434095 A JP28434095 A JP 28434095A JP H09100940 A JPH09100940 A JP H09100940A
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JP
Japan
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valve actuator
valve
output
spring
springs
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JP28434095A
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Sadayuki Nakanishi
定之 中西
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Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールバルブやバタフライバルブを全閉状態
から開弁する時の出力を大きくするようにして、このバ
ルブアクチュエータを小形にし、経済的なものにする。 【解決手段】 動力用の複数個のスプリング7及び8を
有するスプリングリターン型バルブアクチュエータ1に
おいて、この複数個のスプリング7及び8の中の任意の
個数のスプリング8を、バルブアクチュエータ1の全ス
トロークの中の任意の部分だけで圧縮と伸長を行うよう
にした。この場合、上記の任意の個数のスプリング8を
予め所要の長さにまで圧縮し、その状態で圧縮は可能で
伸長は不可能に拘束して、又は、任意の個数のスプリン
グ8を自然長が短いものにして、このバルブアクチュエ
ータ1の上記の全ストロークの中の任意の部分だけで圧
縮と伸長を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往作動を空気圧や
油圧の流体圧によって行い、復作動を往作動の間に圧縮
されたスプリングの弾発力によって行うように構成し、
この往復作動をそのまま、又は回転作動に交換してバル
ブの開閉に用いられるスプリングリターン型のバルブア
クチュエータに関し、特にその始動出力の大きいバルブ
アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、動力用の複数個のスプリング
を有し、往復作動を回転作動に変換するスコッチヨーク
式の運動変換機構を有するスプリングリターン型バルブ
アクチュエータの従来の一例を示す横断面図であって、
このバルブアクチュエータ51のシリンダ52に給排口
52aから送入される空気圧又は油圧の流体圧によって
ピストン53が左方へ押され、このピストン53に直結
されたピストンロッド54が左方へ移動する。
【0003】ピストンロッド54に固定されたピン55
がスコッチヨーク56を押し、スコッチヨーク56が固
定されている出力軸57を回転させ、この出力軸57に
接続されたボールバルブやバタフライバルブのステムを
反時計回りに回転させて、これらのバルブを開弁又は閉
弁させる。この時、ピストンロッド54は、その左端に
固定されたばね受け58を左方へ押してスプリング59
及び60を圧縮する。
【0004】次に、給排口52aからシリンダ52に送
入していた空気圧又は油圧の流体圧を止め、この流体を
大気中又は油タンクに放出させると、スプリング59及
び60が弾発力によって伸長し、ばね受け58を介して
ピストンロッド54を右方へ移動させる。このためピン
55がスコッチヨーク56を押し、出力軸57を時計回
りに回転させて、バルブを閉弁又は開弁する。
【0005】図14は、このバルブアクチュエータ51
の出力軸57がバルブに伝える出力を示す出力曲線図で
あり、実線で示したのがシリンダ52に空気圧又は油圧
の流体圧が送入される場合、破線で示したのがシリンダ
52への空気圧又は油圧の流体圧の送入が止められて大
気中又は油タンクに放出される場合を示しており、通常
は、ボールバルブやバタフライバルブの全閉状態が右
端、全開状態が左端になるようにされる。なお、出力の
単位及び数値は一例に過ぎない。
【0006】図15は、動力用の複数個のスプリングを
有し、往復作動を回転作動に変換するラックエンドピニ
オン式の運動変換機構を有するスプリングリターン型バ
ルブアクチュエータの従来の一例を示す横断面図であっ
て、このバルブアクチュエータ61のシリンダ室62に
給排口63から送入される空気圧又は油圧の流体圧によ
ってピストン64が右方へ、ピストン65が左方に移動
する。
【0007】そして、ピストン64、65のそれぞれに
設けられているラック64a及び65aがかみ合ってい
るピニオン66を反時計回りに回転させ、このピニオン
66が固定されている出力軸67を同様に回転させ、こ
の出力軸67に接続されているボールバルブやバタフラ
イバルブのステムを回転して、これらのバルブの開弁又
は閉弁を行う。この時、ピストン64及び65は、スプ
リングユニット68のスプリング68aを圧縮する。な
お、スプリングユニット68は、ピストン64及び65
のそれぞれの背後に、すなわち図の右方と左方に数個ず
つ装着されている。図の左方のスプリングユニット68
は、右方のように断面で示すのを省略して2点鎖線のハ
ッチングを施した長方形で示されている。
【0008】図7は、本発明の実施例に使用されるスプ
リングユニットの拡大断面図であるが、上記のスプリン
グユニット68は同じものであり、図7のスプリング2
8aは、予め図の長さまで圧縮されていて、ばね受け2
8b、28cの間でピン28dによって、この状態で圧
縮可能で伸長不可能に拘束されている。そして、この状
態から圧縮し得る最大長さl4は、図15のバルブアク
チュエータ61において、上述のように空気圧又は油圧
の流体圧を送入して出力軸67が略90度回転するまで
ピストン64及び65が移動してスプリング68a、図
7の28aを圧縮することができる長さ以上でなければ
ならない。
【0009】図16は、このバルブアクチュエータ61
の出力軸67がバルブに伝える出力を示す出力曲線図で
あって、図14と同様に作られたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した図13
及び図15に示した従来のバルブアクチュエータ51及
び61において、スプリング59と60及び68aは、
図14及び図16における破線の左端部Lの出力、これ
は通常は開弁状態から閉弁する時のバルブアクチュエー
タ51及び61の出力であるが、これを得るために必要
な圧縮がなされていなければならず、この結果、この破
線の右端部Mにおける出力が、これは通常閉弁するため
のスプリング59と60又は68aによる出力である
が、比較的大きな出力になる。
【0011】このため、これらのバルブアクチュエータ
51及び61は、図14及び図16における実線の右端
部Nの出力、通常は閉弁状態から開弁するための出力で
あって最も大きな出力を必要とするが、この出力を生ず
るためにはシリンダ52及びシリンダ室62に流体圧が
加わって生ずる出力が、この開弁するための出力の他に
上述の予め圧縮されているスプリング59と60又は6
8(複数)のMにおける出力に相当する弾発力に打ち勝
ち、更に、これらのスプリング59と60及び68を一
層圧縮するための出力が加わった出力でなければならな
い。
【0012】このため、このNにおける大きな出力を得
るためにバルブアクチュエータ51及び61は大型にな
り、コスト高になって、経済的でないという課題を有し
ている。本発明のバルブアクチュエータは、これらの課
題を解決しようとするためのものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、動力用の複数個のスプリングを有するスプ
リングリターン型バルブアクチュエータにおいて、この
複数個のスプリングの中の任意の個数のスプリングを、
バルブアクチュエータの全ストロークの中の任意の部分
だけで圧縮と伸長を行うようにした。
【0014】この場合、上記の全数でない任意の個数の
スプリングを予め所要の長さにまで圧縮し、その状態で
圧縮は可能で伸長は不可能に拘束して、このバルブアク
チュエータの上記の全ストロークの中の任意の部分だけ
で圧縮と伸長を行うようにするとよい。
【0015】或は、上記の全数でない任意の個数のスプ
リングを自然長が短いものにして、このバルブアクチュ
エータの上記の全ストロークの中の任意の部分だけで圧
縮と伸長を行うようにするとよい。
【0016】
【作用】本発明のバルブアクチュエータは、上記のよう
に構成したスプリングリターン型バルブアクチュエータ
であるから、このバルブアクチュエータに空気圧又は油
圧の流体圧を送入して始動させてボールバルブやバタフ
ライバルブなどのバルブを操作する場合に、同時に圧縮
するリターン用のスプリングは全数でない任意の個数を
除いた残りのスプリングであるので、リターン用のスプ
リングを圧縮するために必要とする力が小さく、その分
バルブを操作することができる出力が大きくなる。
【0017】この時の出力軸の出力が、通常、ボールバ
ルブやバタフライバルブで最も大きな力を必要とする全
閉状態から開弁する時に使われ、この必要とする出力の
大きさによってバルブアクチュエータの大きさが決ま
る。従って、この出力が大きい本発明のバルブアクチュ
エータは、従来のバルブアクチュエータより小形にする
ことができ、極めて経済的なものである。
【0018】本発明のバルブアクチュエータの上記以外
の作用については、次に記す実施例において具体的に説
明する。また、本発明のバルブアクチュエータを運動変
換装置なしでゲートバルブなどに用いるものにし、全閉
状態から開弁するための出力をこのバルブアクチュエー
タに空気圧や油圧の流体圧を送入した時に得られるよう
にすれば、上に説明した場合と同様に小形で経済的なも
のにすることができる。
【0019】
【実施例】以下に本発明のバルブアクチュエータの実施
例を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明のバル
ブアクチュエータの一実施例であるスプリングリターン
型スコッチヨーク式バルブアクチュエータの横断面図で
あって、同図において、1はバルブアクチュエータ、2
はシリンダ装置、3はばね装置、4は運動変換装置、5
はピストン、6はピストンロッド、7及び8はスプリン
グ、9は出力軸である。
【0020】図1に示した状態は、このバルブアクチュ
エータ1がボールバルブやバタフライバルブに装着され
た場合に、通常、これらのバルブが全閉である状態であ
る。この状態でシリンダ装置2に給排口2aから空気圧
や油圧の流体圧を送入するとピストン5が左方へ押さ
れ、ピストン5に固定されたピストンロッド6が左方へ
移動し、このピストンロッド6に固定されたピン10が
スコッチヨーク11を押して、スコッチヨーク11が固
定されている出力軸9を反時計回りに回転させる。出力
軸9は、バルブのステムに接続されていて、出力軸9の
回転によってバルブが全閉状態から開弁する。
【0021】この時、ピストンロッド6は、その左端に
固定されたばね受け12を左方へ押して、既に一定量圧
縮されて図のようにばね装置3に組み込まれているスプ
リングを更に圧縮する。スプリング8は、既に一定量圧
縮されて図に示したようにばね受け12と他方のばね受
け13との間でピン14によって圧縮可能で伸長不可能
に拘束されており、ばね受け12と共に左方へ移動し、
ばね受け13がばね装置3のふた3aに当接した以後、
更に圧縮される。こうして、ピストン5、ピストンロッ
ド6が左方へ移動してバルブを全開状態にすると共に、
スプリング7及び8を圧縮する。図2は、この状態を示
した横断面図である。
【0022】次に、給排口2aからシリンダ装置2に送
入していた空気圧又は油圧の流体圧を止め、この流体を
大気中又は油タンクに放出させると、スプリング7及び
8が弾発力によって伸長し、ばね受け12を介してピス
トンロッド6を右方へ移動させる。ただし、スプリング
8は、ばね受け13とピン14とで拘束された状態にな
るまでばね受け13を押すが、それ以後はばね受け12
を押すのはスプリング7だけになる。こうして、ピスト
ンロッド6が右方へ移動して図1の状態になり、バルブ
は全閉状態になる。
【0023】図3は、このバルブアクチュエータ1の出
力軸9がバルブに伝える出力を示す出力曲線図であり、
実線で示したのがシリンダ装置2に空気圧又は油圧の流
体圧が送入されている場合、破線で示したのがシリンダ
装置2への空気圧又は油圧の送入が止められて大気中又
は油タンクに放出されている場合を示しており、図の右
端がバルブの全閉状態、左端が全開状態に相当する。な
お、図中2点鎖線で示した曲線は、図14に示された従
来のバルブアクチュエータ51の出力曲線に相当するも
のである。なお、出力の単位及び数値は一例に過ぎな
い。
【0024】図3において、開度X°より右方はスプリ
ング8が圧縮又は伸長を行っておらず、スプリング7だ
けが圧縮又は伸長を行っている範囲であり、開度X°よ
り左方はスプリング7及び8が共に圧縮又は伸長を行っ
ている。図3の出力曲線図及び図1及び図2の横断面図
からわかるように、このバルブアクチュエータ1は、空
気圧又は油圧の流体圧によって動き始める時の図3にお
けるA点の出力がスプリング8を圧縮しなくてもよいた
めに、従来のバルブアクチュエータの図3におけるB点
(図14のN点に相当する)の出力よりも大きく、通
常、この出力がバルブを閉弁状態から開弁するための出
力であって最も大きな出力を必要とし、この出力が上に
説明したように大きい本発明のバルブアクチュエータ1
では、この分小形にすることができて、甚だ経済的であ
る。
【0025】なお、図3の出力曲線図に示したように、
バルブを閉弁するC点の出力がスプリング7によって生
ずる力だけであって、スプリング8の弾発力が働かない
ので、従来のバルブアクチュエータの図3におけるD点
(図14のM点に相当する)の出力よりも小さい。しか
し、ボールバルブやバタフライバルブが閉弁する時に
は、内部流体の流れがバルブを閉弁する方向に作用する
ので、C点での出力が小さいことは問題にならない。
【0026】図4は、本発明のバルブアクチュエータの
他の実施例であるスプリングリターン型スコッチヨーク
式バルブアクチュエータの横断面図であって、このバル
ブアクチュエータ15は、図1に示したバルブアクチュ
エータ1におけるスプリング8に代えて自然長l2が短
いスプリング16が用いられていて、ピストンロッド6
が左方へl3だけ移動して始めてスプリング16の圧縮
が始まるようになっている。
【0027】図5は、このバルブアクチュエータ15の
出力曲線図であって、図3と同様に作成されたものであ
り、このバルブアクチュエータ15が空気圧又は油圧の
流体圧によって動き始める時の図5におけるA点の出力
が、スプリング16を圧縮しなくてもよいために、従来
のバルブアクチュエータの図5におけるB点(図14の
N点に相当する)の出力よりも大きく、通常、この出力
がバルブを閉弁状態から開弁するための出力であって最
も大きな出力を必要とし、この出力が上に説明したよう
に大きい本発明のバルブアクチュエータ15では、この
分小形にすることができて、甚だ経済的である。なお、
図5において、バルブを閉弁するC点の出力が従来のバ
ルブアクチュエータの図5におけるD点(図14のM点
に相当する)の出力より小さいことについては、先に図
3について説明したのと同じである。
【0028】図6は、本発明のバルブアクチュエータの
他の実施例であるスプリングリターン型ラックエンドピ
ニオン形バルブアクチュエータの横断面図であって、こ
のバルブアクチュエータ21では、シリンダ室22に給
排口23から空気圧又は油圧の流体圧が送入されると、
ピストン24が右方へ、ピストン25が左方へ移動す
る。
【0029】そして、ピストン24、25のそれぞれに
設けられているラック24a及び25aがかみ合ってい
るピニオン26を反時計回りに回転させ、このピニオン
26が固定されている出力軸27を同様に回転させ、こ
の出力軸27に接続されているボールバルブやバタフラ
イバルブのステムを回転して、これらのバルブを通常
は、全閉状態から開弁させる。
【0030】この時、ピストン24及び25は、スプリ
ングユニット28のスプリング28aを圧縮する。な
お、ピストン24及び25の背後、すなわち図の右方と
左方のそれぞれに複数個(実施例では6個)のスプリン
グユニットが装着されており、その中の全数でない任意
の個数(実施例では3個)は、図のスプリングユニット
29であって、このスプリングユニット29のスプリン
グ29aは、ピストン24及び25が移動する全ストロ
ークの中の任意の部分、すなわち図においてピストン2
4又は25がスプリングユニット29に当って圧縮を始
める以後の部分だけで圧縮と伸長が行われるようになっ
ている。なお、図の左方のスプリングユニット28と2
9は、右方のように断面を示すのを省略して、2点鎖線
のハッチングを施した長方形で示されている。
【0031】図7はスプリングユニット28の、図8は
スプリングユニット29の拡大断面図であり、スプリン
グ28a及び29aは予め図の長さまで圧縮されてい
て、ばね受け28bと28c又は29bと29cの間で
ピン28d又は29dによって、図の状態で圧縮可能で
伸長不可能に拘束されている。これらのスプリングユニ
ット28及び29の圧縮し得る最大長さは、両側のばね
受け28bと28c又は29bと29cの間の距離
4、l5であって、この長さは図6のバルブアクチュエ
ータ21において空気圧又は油圧の流体圧が送入されて
出力軸27が略90度回転するまでピストン24及び2
5が移動して、スプリングユニット28及び29を、従
ってスプリング28a及び29aを圧縮することができ
る長さ以上でなければならない。
【0032】上記のようにこのバルブアクチュエータ2
1に空気圧又は油圧の流体圧が送入されてピストン24
及び25が移動し、まず、スプリングユニット28を圧
縮し、途中からスプリングユニット29も圧縮して、バ
ルブを全開状態にする。図9は、バルブアクチュエータ
21のこの時の状態を示した断面図である。次いで、こ
のバルブアクチュエータ21に送入していた空気圧又は
油圧の流体圧を止めて、この流体圧を大気中又は油タン
クに放出させると、スプリング28a及び29aが弾発
力によって伸長し、ピストン24及び25をそれぞれ左
方及び右方へ押して移動させる。ただし、途中からはス
プリング28aの弾発力だけによる。
【0033】図10は、このバルブアクチュエータ21
の出力曲線図であって、図3の出力曲線図と同様に作ら
れたものであり、このバルブアクチュエータ21が空気
圧又は油圧の流体圧によって動き始める時の図10にお
けるA点の出力がスプリングユニット29を圧縮しなく
てもよいために、従来のバルブアクチュエータの図10
におけるB点(図16のN点に相当する)の出力よりも
大きく、通常、この出力がバルブを閉弁状態から開弁す
るための出力であって最も大きな出力を必要とし、この
出力が上に説明したように大きい本発明のバルブアクチ
ュエータ21では、この分小形にすることができて、甚
だ経済的である。なお、図10においてバルブを閉弁す
るC点の出力が従来のバルブアクチュエータの図10に
おけるD点(図16のM点に相当する)の出力より小さ
いことについては、先に図3について説明したのと同じ
である。
【0034】図11は、本発明のバルブアクチュエータ
の他の実施例であるスプリングリターン型ラックエンド
ピニオン形バルブアクチュエータの横断面図であって、
このバルブアクチュエータ30は、図6に示したバルブ
アクチュエータ21におけるスプリングユニット29に
代えて自然長l6が短いスプリング31が用いられてい
て、ピストン24が右方へ及びピストン25が左方へl
7だけ移動して始めてスプリング31の圧縮が始まるよ
うになっている。
【0035】図12は、このバルブアクチュエータ30
の出力曲線図であって、図3と同様に作成されたもので
あり、このバルブアクチュエータ30が空気圧又は油圧
の流体圧によって動き始める時の図12におけるA点の
出力がスプリング31を圧縮しなくてもよいために、従
来のバルブアクチュエータの図12におけるB点(図1
6のN点に相当する)の出力よりも大きく、通常、この
出力がバルブを閉弁状態から開弁するための出力であっ
て最も大きな出力を必要とし、この出力が上に説明した
ように大きい本発明のバルブアクチュエータ30では、
この分小形にすることができ、甚だ経済的である。な
お、図12においてバルブを閉弁するC点の出力が従来
のバルブアクチュエータの図12におけるD点(図14
のM点に相当する)の出力よりも小さいことについて
は、先に図3について説明したのと同じである。
【0036】以上に説明した実施例はボールバルブなど
に用いられるものであるが、運動変換装置のないゲート
バルブなどに用いられるものであり、上に説明した実施
例と同様に作用して、小形で経済的なものにすることが
できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバルブア
クチュエータは、ボールバルブやバタフライバルブに装
着した場合に、これらのバルブが最も大きな回転力を必
要とする閉弁状態から開弁する時の出力が、従来のバル
ブアクチュエータよりも大きく、そのため小形にするこ
とができて、極めて経済的である。更に、ゲートバルブ
などに広く適用して、同様の効果を得ることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブアクチュエータの一実施例を示
す横断面図である。
【図2】図1に示したバルブアクチュエータの動力用の
流体圧が送入されて作動し終った状態を示す横断面図で
ある。
【図3】図1及び図2に示したバルブアクチュエータの
出力曲線図である。
【図4】本発明のバルブアクチュエータの他の実施例を
示す横断面図である。
【図5】図4に示したバルブアクチュエータの出力曲線
図である。
【図6】本発明のバルブアクチュエータの他の実施例を
示す横断面図である。
【図7】図6におけるスプリングユニットを示す拡大断
面図である。
【図8】図6におけるスプリングユニットを示す拡大断
面図である。
【図9】図6に示したバルブアクチュエータの動力用の
流体圧が送入されて作動し終った状態を示す横断面図で
ある。
【図10】図6及び図10に示したバルブアクチュエー
タの出力曲線図である。
【図11】本発明のバルブアクチュエータの他の実施例
を示す横断面図である。
【図12】図11に示したバルブアクチュエータの出力
曲線図である。
【図13】従来のバルブアクチュエータの一例を示す横
断面図である。
【図14】図13に示したバルブアクチュエータの出力
曲線図である。
【図15】従来のバルブアクチュエータの他の例を示す
横断面図である。
【図16】図15に示したバルブアクチュエータの出力
曲線図である。
【符号の説明】
1 バルブアクチュエータ 2 シリンダ装置 3 ばね装置 4 運動変換装置 5 ピストン 7、8 スプリング 9 出力軸 15 バルブアクチュエータ 16 スプリング 21 バルブアクチュエータ 22 シリンダ室 24、25 ピストン 27 出力軸 28 スプリングユニット 28a スプリング 29 スプリングユニット 29a スプリング 30 バルブアクチュエータ 31 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力用の複数個のスプリングを有するス
    プリングリターン型バルブアクチュエータにおいて、こ
    の複数個のスプリングの中の任意の個数のスプリング
    を、バルブアクチュエータの全ストロークの中の任意の
    部分だけで圧縮と伸長を行うようにしたことを特徴とす
    るバルブアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 上記の任意の個数のスプリングを予め所
    要の長さにまで圧縮し、その状態で圧縮は可能で伸長は
    不可能に拘束して、このバルブアクチュエータの上記の
    全ストロークの中の任意の部分だけで圧縮と伸長を行う
    ようにした請求項1記載のバルブアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 上記の任意の個数のスプリングを自然長
    が短いものにして、このバルブアクチュエータの上記の
    全ストロークの中の任意の部分だけで圧縮と伸長を行う
    ようにした請求項1記載のバルブアクチュエータ。
JP28434095A 1995-10-06 1995-10-06 バルブアクチュエータ Pending JPH09100940A (ja)

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JP28434095A JPH09100940A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 バルブアクチュエータ

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JP28434095A JPH09100940A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 バルブアクチュエータ

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JPH09100940A true JPH09100940A (ja) 1997-04-15

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1323929A1 (fr) * 2001-12-21 2003-07-02 Techspace Aero S.A. Actionneur pneumatique trois positions
WO2007069526A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Kitamura Valve Mfg. Co., Ltd. バルブアクチュエーター
JP2011231869A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Nhk Spring Co Ltd バルブアクチュエータ
KR101397014B1 (ko) * 2013-12-06 2014-05-20 주식회사 신정기공 밸브 회동장치

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