JP2997177B2 - 回路基板挿入型電気コネクタ - Google Patents

回路基板挿入型電気コネクタ

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JP2997177B2
JP2997177B2 JP6335350A JP33535094A JP2997177B2 JP 2997177 B2 JP2997177 B2 JP 2997177B2 JP 6335350 A JP6335350 A JP 6335350A JP 33535094 A JP33535094 A JP 33535094A JP 2997177 B2 JP2997177 B2 JP 2997177B2
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憲一 山口
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Hirose Electric Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路基板挿入型電気コネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気コネクタとしては、例え
ば、中華民国専利公報、公告編号第185300(19
92年06月01日)に開示されているものがある。
【0003】この公知の電気コネクタは、添付図面の図
に示される絶縁材料から成るハウジング51に回路基
板Pを上方から挿入するための受入溝が形成されてい
る。上記ハウジング51は紙面に対し直角な方向に長く
延びており、上記受入溝に挿入された回路基板Pの両側
に、ハウジングの長手方向(紙面に直角方向)に複数の
接触子52が所定ピッチのもとに列をなして植設されて
いる。
【0004】各接触子52は上部に巻回形成された接触
部53とハウジング51外の下部に形成された接続部
(図示せず)を有している。上記接触部53はその中間
接触部53Aで回路基板Pの接続回路部と弾圧接触し、
先端接触部53Bで接触子52の中間の軸部に弾圧接触
している。かくして、接触部53は、ハウジング51の
受入溝への回路基板Pの挿入時に、上記中間接触部53
Aと先端接触部53Bとの間で所定の接触圧を安定して
得ることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公知の電気コネクタにあっては、接触部53の先端接触
部53Bが中間接触部53Aに近づく方向に巻き込まれ
て形成しているため、接触部53全体としての弾性が十
分に確保できないのみか、上記先端接触部53Bと中間
接触部53Aとの距離、すなわち接触子の幅が大きくな
り、コネクタが大型化してしまう。弾性を十分に確保す
るには、上記接触部の高さ方向の寸法を大きくする必要
があり、その結果としてコネクタが高さ方向にも大型化
してしまうこととなる。
【0006】さらに、電気的な特性からみると、図
みられるごとく、回路基板Pと中間接触部53Aとの接
点Aから接続部への伝送路が、点Bあるいは点Cを迂回
して接触子の軸部と先端接触部53Bとの接点Dを経る
ようになり、路長がきわめて長くなる。その結果、高周
波においては、回路インピーダンスに対する伝送路イン
ピーダンスの不整合が大きくなり、特に、100MHz
以上の高周波を伝送する際には、信号の反射が大きくな
ってしまうという問題がある。
【0007】本発明はかかる問題を解決し、コネクタ全
体の小型化が図れ、安定した接触のもとに電気的特性、
特に高周波における特性を改善できる回路基板挿入型電
気コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、絶縁材料から成るハウジングに回路基板の一縁部
を受け入れるための挿着空間が形成され、該ハウジング
に植設された複数の接触子のそれぞれが、一端部に形成
された接触部と上記ハウジング外での結線のために他端
部に形成された接続部と上記接触部を接続部に一体的に
連接する軸部とを有し、上記回路基板の一縁部に設けら
れた回路接続部へ上記接触部が弾性接触するために該接
触部を収容する接触部空間を上記挿着空間と連通して上
記ハウジングに形成する電気コネクタにおいて、接触子
は上記一端部が軸部に対し回路基板側に折り返されるよ
うに屈曲されて接触部を形成し、該接触部は、上記挿着
空間への回路基板の挿入時に該接触部の中間部に形成さ
れて該回路基板の接続回路部に対して弾圧接触する中間
接触部と、該接触部の先端部に形成されて上記軸部もし
くはグランド板に対して弾圧接触する先端接触部とを有
し、該先端接触部が形成されている接触部の先端部は上
記接続部の方向に指向しており、上記先端接触部は、受
入空間への回路基板の挿入時に、軸部との間でグランド
板を挟圧するようになっていることにより達成される。
【0009】
【作用】かかる構成の本発明によれば、接触子は一端部
が折り返されるように屈曲されて接触部が形成される
が、該接触部はさらにその方向を逆方向に変えるように
屈曲されることなく、先端接触部は接続部の方向に指向
しており、回路基板がハウジングの挿着空間に挿入され
た際、該回路基板と接触子の中間接触部との接点から、
該接触子の先端接触部と軸部との接点を経た、接続部へ
の伝送路長が最短となる。
【0010】すなわち、機械的には、先端接触部が接続
部側に指向するので、接触部と軸部との境界をなす屈曲
部位からの上記先端接触部までの距離が自ずと長いもの
となり接触部の高さ寸法を大きくせずとも弾性が十分確
保できると共に、接触部の幅方向寸法が小さくなる。
又、電気的には伝送路長が最短となり回路インピーダン
スに対する伝送路インピーダンスの不整合が大きくなる
ことがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面の図1〜図にもとづき本発
明の実施例を説明する。
【0012】図1及び図2に見られるように、本実施例
の電気コネクタのハウジング1は横長に形成され、長手
方向の両端に形成された端壁部2及び該両端の端壁部
2,2を結ぶ側壁部3によって中央に凹部4が形成され
ている。上記端壁部2,2の中央部には溝部2Aが形成
されており、該溝部2Aと上記凹部4を連通する保持溝
2Bが設けられている。該保持溝2Bの溝幅は回路基板
Pの厚みとほぼ同じに設定されており、上記両端の端壁
部2,2に形成された該保持溝2B,2Bにわたるよう
に挿入された回路基板Pの両端部を該保持溝2B,2B
で保持するようになっている。かくして、上記凹部4の
一部と該保持溝2Bとにより回路基板Pのための挿着空
間が確保されている。
【0013】上記凹部4の底面には、両側の側壁部3,
3に沿ってハウジング1を下方に貫通する接触子孔5が
多数形成されている。各接触子孔5には、それぞれ接触
子6が植設されている。
【0014】各接触子孔5には、図3に見られるごと
く、接触子6が植設されている。該接触子6は、ピン状
の部材を屈曲することにより中間部の軸部7に対して下
端側に接続部8、上端側に上記凹部4内へ突出する接触
部9を形成している。軸部7は側壁部3の面から凹部4
の中央部へ向けて突出する隆起部7Aを有している。上
記接続部8は直状にハウジング1外に下方に突出してお
り、他の回路基板(図示せず)等の相手方部材と半田等
により結線されるようになっている。該接続部8には爪
部8Aが図3において紙面に直角方向に鋸歯状に突出形
成されていて、上記接触子孔5内に圧入されて該接触子
孔5の内壁に喰い込んでその位置を固定できるようにな
っている。
【0015】接触部9は軸部7の上部7Bの位置にて、
ハウジング1の中央方向に、すなわち挿着空間に挿入さ
れた回路基板Pの方向に向けて、折り返されるようにし
て屈曲されて形成されている。該接触部9は、上記回路
基板9が挿入される領域A内にまで進入するように突出
せる中間接触部9Aと、該中間接触部9Aの下方位置9
Bで屈曲されて下方に延出する直状の先端接触部9Cと
を有している。該先端接触部9Cは接触子孔5の内側の
内壁に弾性接触し上記隆起部7Aとの間に隙間Bを形成
している。かくして、上記接触子6は上記隆起部7A、
上部7Bそして下方位置9Bにて弾性をもつようにな
る。また、該接触子6は中間接触部9A、先端接触部9
Bが順次下方に形成され、しかも上記先端接触部9Cが
下方に指向しているために、上部7Bから先端接触部9
Cまでが長くすることができて弾性が確保され、したが
って、幅方向寸法が小さく収まる。
【0016】
【0017】
【0018】又、本実施例では電気コネクタにグランド
板を備えている。本実施例では、図のごとくグランド
板11がハウジング1の複数の接触子孔5を連通するよ
うに該ハウジング1の下部に形成された溝部12に挿入
されている。グランド板11自体は、図に見られるよ
うに、板状の固定部11Aと、該固定部11Aの上部か
ら屈曲して腕状に延びる接触部11Bと、上記固定部1
1Aから下方に延びる脚部11Cとから成っている。上
記固定部11Aは図において紙面の直角方向に複数の
接触子6の植設範囲にわたり延びる溝部12の壁面に密
着して挿入固定されるように形成され、上記接触部11
Bはグランドの必要な接触子6に対応した位置に設けら
れていて該接触子6の先端接触部9Cと隆起部7Aとの
間にあって隙間を形成するように設けられ、また接続部
11Cはすべての接触子6に対応する位置に設けられて
いても良いし、任意の位置に設けられていても良い。
【0019】本実施例にあっては、図のごとく回路基
板Pが挿入されて接触子6の中間接触部9Aを外方に押
圧すると、接触部9が外方に変位し、先端接触部9Cも
外方に変位する。その結果、グランド板11の接触部が
存在していない側の接触子6にあっては、図の右半部
に見られるように先端接触部9Cが隆起部7Aに接触
し、グランド板の接触部11Bが存在している側の接触
子6にあっては、図の左半部に見られるように先端接
触部9Cと隆起部7Aとの間で上記グランド板11の接
触部11Bを挟圧するようになる。かくして、回路基板
Pのグランド回路は、接触子6の中間接触部9A、先端
接触部9Cそしてグランド板11の接触部11Bを経て
接続部11Cあるいは接触子6の接続部への最短伝送路
により接地される。
【0020】接続部11Cが、任意の位置に設けられる
場合は、グランドの必要な接触子6の接続部は接触子6
に対応することとなり、回路インピーダンスに対する伝
送路インピーダンスの不整合を小さくできる。
【0021】
【0022】
【発明の効果】以上のごとく、本発明は、接触子に屈曲
形成される接触部の中間接触部の下方に位置する先端接
触部を、該接触子の接続部方向に指向するように形成す
ることとしたので、機械的には十分なる弾性を確保しつ
つ高さ方向の寸法を大きくすることなく幅方向に小さな
寸法とすることができ、コネクタ小型化が図れ、電気的
には伝送路長を最短にでき、回路インピーダンスに対す
る伝送路のインピーダンスの不整合を小さくできるとい
う効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気コネクタの概要を示す平
面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1におけるIII−III断面図である。
【図4】図3のコネクタに用いられるグランド板の斜視
図である。
【図5】図3のコネクタに回路基板を挿入したときの
面図である。
【図6】従来のコネクタの断面図である。
【図7】図6のコネクタの接触子における伝送路を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 23/02 - 23/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料から成るハウジングに回路基板
    の一縁部を受け入れるための挿着空間が形成され、該ハ
    ウジングに植設された複数の接触子のそれぞれが、一端
    部に形成された接触部と上記ハウジング外での結線のた
    めに他端部に形成された接続部と上記接触部を接続部に
    一体的に連接する軸部とを有し、上記回路基板の一縁部
    に設けられた回路接続部へ上記接触部が弾性接触するた
    めに該接触部を収容する接触部空間を上記挿着空間と連
    通して上記ハウジングに形成する電気コネクタにおい
    て、接触子は上記一端部が軸部に対し回路基板側に折り
    返されるように屈曲されて接触部を形成し、該接触部
    は、上記挿着空間への回路基板の挿入時に該接触部の中
    間部に形成されて該回路基板の接続回路部に対して弾圧
    接触する中間接触部と、該接触部の先端部に形成されて
    上記軸部もしくはグランド板に対して弾圧接触する先端
    接触部とを有し、該先端接触部が形成されている接触部
    の先端部は上記接続部の方向に指向しており、上記先端
    接触部は、受入空間への回路基板の挿入時に、軸部との
    間でグランド板を挟圧するようになっていることを特徴
    とする回路基板挿入型電気コネクタ。
JP6335350A 1994-12-22 1994-12-22 回路基板挿入型電気コネクタ Expired - Lifetime JP2997177B2 (ja)

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JP5063713B2 (ja) * 2010-01-28 2012-10-31 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP2010244080A (ja) * 2010-07-20 2010-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール

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