JP2996346B2 - Mos集積回路 - Google Patents

Mos集積回路

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はMOS集積回路、特にゲート長1.5μ以下の電
界緩和形ドレイン構造を持ったMOSトランジスタで構成
される大規模集積回路の出力回路に使用されるMOSトラ
ンジスタに関する。
〔従来の技術〕
一般にMOSトランジスタはゲート長が短くなるに従
い、スケーリング則にしたがってゲート酸化膜を薄くす
る必要があるため、集積回路の電源電圧が一定である限
りドレイン近傍の電界集中が著しくなる。ドレイン近傍
の電界集中はMOSトランジスタの耐圧を低下させるだけ
でなく、信頼性にも大きな影響を及ぼすため、様々な電
界緩和形のドレイン構造が提案されており、第3図はそ
の一例断面構造を模式的に示した図である。
図に於いて、(1)は半導体基板、(2)は厚い酸化
膜の形成された分離領域、(3)は高濃度拡散で形成さ
れたソース領域、(4)は低濃度拡散で形成されたソー
ス領域、(5)は金属配線で形成されたソース電極、
(6)は高濃度拡散で形成されたドレイン領域、(7)
は低濃度拡散で形成されたドレイン拡散領域、(8)は
金属配線で形成されたドレイン電極、(9)はゲート酸
化膜、(10)はゲート電極、(11)はゲート材料と金属
配線材料の間の層間絶縁膜である。
この構造ではドレイン領域のゲート酸化膜(9)に近
い部分に低濃度拡散領域(7)を設けることにより、ド
レイン近傍の電界を緩和している。ソース領域の低濃度
拡散領域は本来必要ないが、製造上の制限とMOS集積回
路では一般にソースとドレインを区別せずに設計される
ため、ソースとドレインに対して対称な構造になってい
る。
第4図は第3図の構造のMOSトランジスタで集積回路
の出力端子に信号を出力する出力トランジスタを形成し
た場合の従来用いられている構造を示した平面図で、2
つのトランジスタがソースを向かい合った形で平行に配
置されている。図に於いて第3図と同一符号は同一また
は相当部分である。(3a)及び(3b)は各々のトランジ
スタのソースを形成する高濃度拡散領域、(5)は2つ
のトランジスタの共通のソース電極を形成する金属配線
で、集積回路の電源の1つに接続されている。(13a)
及び(13b)は拡散領域(3a)および(3b)と金属配線
(5)を電気的に接続するためのコンタクト開口部、
(12)は拡散領域(6)と金属配線(8)を電気的に接
続するためのコンタクト開口部、(14)は金属配線
(8)を集積回路の端子に接続するワイヤを打つための
開口部で、図から明らかなようにドレイン領域(11)を
中心に2つのトランジスタが対称に配置されており、2
つのトランジスタのドレイン領域は共通の1つの拡散領
域として形成されている。
第5図は第4図をV−V線における断面図で、図中、
第3図および第4図と同一符号は同一または相当部分で
ある。更に第4図では詳細に示さなかったが、(4a)及
び(4b)はソースを形成する低濃度拡散領域、(7a)及
び(7b)はドレインを形成する低濃度拡散領域、(9a)
(9b)はゲート酸化膜である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のMOSトランジスタは以上のように構成されてい
たので、集積回路の端子に接続されるドレイン領域の境
界の大部分をゲート電極との境界が占めており、この境
界では基板との境界に低濃度拡散領域が存在するため直
流的な逆バイアス耐圧が高くなる。このため集積回路の
端子に逆バイアスとなる静電的なサージが印加された場
合に、基板との間でブレークダウンすることにより電荷
を基板に逃がす効果が弱く、高いピーク電圧がゲート酸
化膜にかかるため永久的な破壊に至り易いという問題点
があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、電界緩和型ドレイン構造を持つMOSトラン
ジスタで端子の静電的なサージ耐圧の高いMOSトランジ
スタを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るMOS集積回路は、半導体基板上に形成
され、出力回路を構成するMOSトランジスタを備えるMOS
集積回路であって、前記出力回路は、前記MOS集積回路
の外部に接続されるためのものであり、前記MOSトラン
ジスタは電界緩和型ドレイン構造を持ち、前記半導体基
板の表面に形成された第1乃至第4の不純物拡散領域
と、前記第1及び第2の不純物拡散領域の間に挟まれた
前記半導体基板の表面上と前記第3及び第4の不純物拡
散領域の間に挟まれた前記半導体基板の表面上とに絶縁
層を介して設けられた互いに電気的に接続されているゲ
ート電極とを有し、ドレイン領域を構成する前記第2及
び第3の不純物拡散領域は前記半導体基板表面において
絶縁分離領域を介して離間して配置されつつ、導電体に
よって互いに電気的に接続され、前記第1及び第4の不
純物拡散領域は別の導電体によって互いに電気的に接続
されている。
〔作用〕
この発明におけるMOS集積回路において導電体を通じ
る第2及び第3の不純物拡散領域で構成されるドレイン
領域に静電的なサージが印加されると、第2または第3
の不純物拡散領域と絶縁分離領域との境界が、第2また
は第3の不純物拡散領域と絶縁層との境界、第2または
第3の不純物拡散領域とその直下の半導体基板との境界
のいずれよりも早くブレークダウンし、電荷を半導体基
板に逃がすことにより、絶縁層に高い電界が印加される
のを防ぎ永久的な破壊に至ることから保護する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例による出力トランジスタ
の平面的な構成を示す図で、図中前記従来のものと同一
符号は同一または相当部分を示す。この実施例ではソー
ス及びゲートに関する部分は前記従来のものと殆ど同一
である。従来の構成と大きく異なる点はドレインに関す
る部分であり、従来ドレインは単一の矩形の拡散領域で
構成されていたのに対し、第1図では(6a)及び(6b)
の2つの拡散領域で構成されている。これに伴ってコン
タクト開口部も(13a)および(13b)の2つになってい
る。第2図は第1図のII−II線における断面図で、図
中、第1図及び第3図と同一符号は同一または相当部分
を示している。図から明らかなように、ソース及びゲー
トに関する部分は前記従来のものとほぼ同等の構造とな
っており、ドレインを構成する高濃度拡散領域が(6a)
と(6b)の2つに分割され、その間に分離領域(2)
が、又その上方に接して層間絶縁膜(11)が形成されて
いる。
次に集積回路の端子に逆バイアスとなる静電的なサー
ジが印加された場合の動作について説明する。集積回路
の端子に印加されたサージはドレイン電極(8)を介し
て高濃度拡散領域(6a),(6b)に伝達される。高濃度
拡散領域(6a),(6b)のゲート電極側境界には低濃度
拡散領域(7a),(7b)があるため、耐圧が高くブレー
クダウンが起こりにくい。また、高濃度拡散領域(6
a),(6b)の直下の半導体基板(1)との境界も、境
界領域に近い部分ほど拡散濃度が低いため耐圧が高く、
ブレークダウンが起こりにくい。しかし、高濃度拡散領
域(6a),(6b)と分離領域(2)との境界は、拡散濃
度の濃い部分が半導体基板(1)と接しており、又形状
も比較的先端の鋭利な形状をしているため、耐圧が低く
ブレークダウンが起こり易い。従って、この分離領域
(2)との境界でまずブレークダウンが起こり、電荷を
半導体基板に逃がすことにより、サージの電圧を低下さ
せ、ゲート酸化膜を破壊から保護する。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、MOS集積回路の出力
回路を構成するMOSトランジスタの第2及び第3の不純
物拡散領域(ドレイン領域)を、半導体基板表面におい
て絶縁分離領域を介して離間して配置されつつ、導電体
によって互いに電気的に接続し、導電体を通じて第2及
び第3の不純物拡散領域に静電的なサージが印加された
場合に、第2または第3の不純物拡散領域と絶縁分離領
域との境界が、第2または第3の不純物拡散領域と絶縁
層との境界、第2または第3の不純物拡散領域とその直
下の半導体基板との境界のいずれよりも早くブレークダ
ウンして電荷を基板に逃がすように構成したので、静電
的なサージに強く破壊されにくいMOSト集積回路を得る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるMOSトランジスタの
平面的な構成を示す図、第2図は第1図のII−II線にお
ける断面図、第3図は一般的な電界緩和形ドレイン構造
を持ったMOSトランジスタの断面図、第4図は第3図の
構造を用いて集積回路の端子に信号を出力する出力トラ
ンジスタを構成した従来の構成を平面的に示す図、第5
図は第4図のV−V線における断面図である。 1……半導体基板、2……厚い酸化膜の形成された分離
領域、3a,3b……ソースを構成する高濃度拡散領域、4a,
4b……ソースを構成する低濃度拡散領域、5……ソース
電極、6a,6b……ドレインを構成する高濃度拡散領域、7
a,7b……ドレインを構成する低濃度拡散領域、8……ド
レイン電極、9a,9b……ゲート酸化膜、10……ゲート電
極、11……層間絶縁膜、12a,12b,13a,13b……コンタク
ト開口部、14……ボンディングのための開口部。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成され、出力回路を構成
    するMOSトランジスタを備えるMOS集積回路であって、 前記出力回路は、前記MOS集積回路の外部に接続される
    ためのものであり、 前記MOSトランジスタは電界緩和型ドレイン構造を持
    ち、前記半導体基板の表面に形成された第1乃至第4の
    不純物拡散領域と、前記第1及び第2の不純物拡散領域
    の間に挟まれた前記半導体基板の表面上と前記第3及び
    第4の不純物拡散領域の間に挟まれた前記半導体基板の
    表面上とに絶縁層を介して設けられた互いに電気的に接
    続されているゲート電極とを有し、 ドレイン領域を構成する前記第2及び第3の不純物拡散
    領域は前記半導体基板表面において絶縁分離領域を介し
    て離間して配置されつつ、導電体によって互いに電気的
    に接続され、 前記第1及び第4の不純物拡散領域は別の導電体によっ
    て互いに電気的に接続されているMOS集積回路。
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JPS59205749A (ja) * 1983-05-09 1984-11-21 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
JPS639148A (ja) * 1986-06-30 1988-01-14 Nissan Motor Co Ltd 半導体装置のコンタクト部構造

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