JP2996295B2 - 指ガイド付指紋画像入力装置 - Google Patents

指ガイド付指紋画像入力装置

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JP2996295B2
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    • G06V40/13Sensors therefor
    • G06V40/1306Sensors therefor non-optical, e.g. ultrasonic or capacitive sensing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指ガイド付きの指
紋画像入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の指ガイド付きの指紋画像を
入力する装置として、リニアイメージセンサを内蔵する
指紋センサが特開平4−190470号公報に提案され
ている。図12はその構成を示す断面図である。
【0003】この指紋センサは、指紋入力台101、線
状光源102、レンズ103、リニアイメージセンサ1
04、ローラ105、ロータリエンコーダ106、画像
合成バッファ107を図のように組み合せて構成され
る。次に動作を説明する。線状光源102で指Fを照明
しながら、指Fを指紋入力台101の上で滑らせる。指
からの反射光はレンズ103によりリニアイメージセン
サ104に結像される。同時に指Fの移動距離をローラ
105とロータリエンコーダ106により検出する。リ
ニアイメージセンサ104とロータリエンコーダ106
からの出力を画像合成バッファ107により合成して、
指の2次元画像を得る。
【0004】一方、本、紙などの原稿上の画像を入力す
る装置として、ペン型の筐体に平行に完全密着型リニア
イメージセンサを内蔵する小型ハンディスキャナが特願
平7−277334号公報に提案されている。図13は
この小型ハンディスキャナを入力面から見たときの斜視
図であり、図14は図13の小型ハンディスキャナのA
−A′線断面図であり、図15は図13の小型ハンディ
スキャナのB−B′線断面図である。但し、図15は、
説明のための概念図であり、縦横のスケールが実際とは
異なる。更に、図16はこの小型ハンディスキャナの構
成要素の機能を説明するための説明図である。
【0005】図13及び図14に示すように、この小型
ハンディスキャナ120は、ペン型の筐体121、ロー
ラ122、ロータリエンコーダ123、光ファイバー集
束部材124、リニアイメージセンサ130、線状光源
140、スキャナ制御部150とから構成される。
【0006】図15に示すように、リニアイメージセン
サ130は、厚さ約10ミクロン以下の接着層136を
介して、直径が15〜25ミクロンの多数の光ファイバ
ーからなる光ファイバー集束部材124と接着されてい
る。光ファイバー集束部材124の厚さは1〜2mmで
ある。リニアイメージセンサ130は、厚さ1mm程度
の透明基板134の上に形成された、線状に配列した多
数のフォトダイオード131と薄膜トランジスタ(以
下、TFTと呼ぶ)132とからなる画素と、各画素の
TFT132を順番にオン/オフするためのシフトレジ
スタ133とから構成される。画素の配列ピッチは、5
0〜125ミクロン程度である。フォトダイオード13
1は、透明基板134側の面が遮光されており、光ファ
イバー集束部材124側から入射する光に対してのみ感
度を有する。相互に隣り合う2つのフォトダイオード1
31の間には開口部135が設けられて、線状光源14
0からの光が透過するようになっている。
【0007】図16に模式的に示すように、線状光源1
40は発光素子141を多数線状に配列して構成され
る。更に、スキャナ制御部150は、図16に示すよう
に、イメージセンサ駆動部151、画像合成バッファ1
52、及び、線状光源駆動部とを含んでいる。
【0008】次に動作について説明する。原稿Dの読取
りは、小型ハンディスキャナ120を原稿D上を手動で
走査しながら行う。このとき、スキャナ駆動部153は
全ての発光素子141に電流を供給し、これらの素子を
発光させる。線状光源140から発せられた光は、リニ
アイメージセンサ130の開口部135、接着層13
6、光ファイバー集束部材124を順に通過して原稿D
を照明する。原稿Dからの反射光は、光ファイバー集束
部材124、接着層136を順に通過して、フォトダイ
オード131により検出される。イメージセンサ駆動部
151は、ある一定の時間間隔(蓄積時間と呼ばれる)
をおいて各画素のTFT132をオンして、フォトダイ
オード131に一定の電荷を蓄積する。その後、この電
荷は光により生成される電荷により部分的に打ち消され
るので、時間と共に減少する。従って、次にTFT13
2をオンするときにフォトダイオード131に流れ込む
電荷を測定することにより、フォトダイオード131が
蓄積時間中に受けた光の総量を知ることができる。即
ち、イメージセンサの出力は蓄積時間と光量に比例す
る。
【0009】以上により、光ファイバー集束部材124
を介してフォトダイオード131に対応した領域の原稿
Dの明暗情報を得ることができる。同時に小型ハンディ
スキャナ120の移動距離をローラ122とロータリエ
ンコーダ123により検出する。画像合成バッファ15
2により、リニアイメージセンサ130とロータリエン
コーダ123からの出力を合成して、原稿Dの2次元画
像を得る。この小型ハンディスキャナの入力面に指を押
し付けながら移動すれば、指紋画像を入力することも可
能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の指紋画像入力装
置では、レンズ等の光学部品により指紋画像をイメージ
センサの表面に結像するため、指とイメージセンサとの
距離を1cm程度より小さくすることは困難である。従
って、指紋画像入力装置の厚さは1cm以上になる。
【0011】一方、小型ハンディスキャナに用いられて
いるイメージセンサ技術を指紋入力に応用すれば、厚さ
1cm程度の指紋画像入力装置を実現することができ
る。ところが、この指紋画像入力装置の大きさと製造コ
ストは、ローラとロータリエンコーダの大きさで制限さ
れる。これらの構成要素の厚さは4−5mm以上である
ため、指紋画像入力装置をこれ以下に薄型化するのは不
可能である。また、入力面に指を押し付けながら移動す
ることにより指紋を入力しようとすると、光ファイバー
集束部材とローラとの間に、弾力性のある指の一部が入
り込んでひっかかり、指の走査が滑らかに行えないこと
がある。更に、イメージセンサの指が密着しない領域
に、蛍光灯等の光源からの光が入射した場合、光源の点
灯と指の走査とが同期していないため、指紋画像の背景
に白黒の濃淡模様が現れ、後の指紋照合処理に悪影響を
及ぼすという問題もある。
【0012】本発明の目的は、かかる従来の指紋画像入
力装置、及び、従来技術から類推される指紋画像入力装
置の有する不都合を改善し、更に、薄型で、使用感が良
く、後の指紋照合処理が容易な指紋画像を得ることがで
きる指紋画像入力装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
受光素子を有するリニアイメージセンサと、該リニアイ
メージセンサの受光素子側の面に密着して配設された光
ファイバー集束部材と、該光ファイバー集束部材の多数
の光ファイバー内を光が伝送されるように光を発する線
状光源と、該光ファイバー集束部材のリニアイメージセ
ンサと反対側の面が露出した状態で前記リニアイメージ
センサと該線状光源とを固定する固定手段とから構成さ
れる指紋画像入力装置において、前記光ファイバー集束
部材の近傍に指を支持しながら、該受光素子の配列方向
と直交する方向に該指と共に移動することが可能な指支
持手段を備え、該指支持手段が、該指の一部の領域を前
記光ファイバー集束部材に密着させるための開口を備え
ることを特徴とする指ガイド付指紋画像入力装置が得ら
れる。
【0014】さらに、本発明によれば、前記指支持手段
が、前記開口以外の場所からの該受光素子への光の入射
を防止するように、前記指の厚さを考慮した深さを有
し、該指の背部の形状とほぼ一致する凹部を備えている
ことを特徴とする指ガイド付指紋画像入力装置が得られ
る。
【0015】さらに、本発明によれば、前記指支持手段
と前記固定手段のいずれか一方に、前記受光素子の配列
方向と直交する方向の位置と共に規則的に強度が変化す
る光、電場、磁場、等の物理量を発生する信号発生手段
を備え、他方に、前記物理量を検出する信号検出手段
と、該信号検出手段の出力から前記指支持手段の移動距
離を導出する移動距離導出手段とを備えていることを特
徴とする指ガイド付指紋画像入力装置が得られる。
【0016】さらに、本発明によれば、前記信号発生手
段が、前記指支持手段の前記光ファイバー集束部材に対
向する面に設けられた白縞と黒縞とからなる白黒パター
ンであり、前記信号検出手段が前記リニアイメージセン
サの前記受光素子であることを特徴とする指ガイド付指
紋画像入力装置が得られる。
【0017】さらに、本発明によれば、前記信号発生手
段が、一定の間隔で配列された複数の発光素子であり、
前記信号検出手段が前記リニアイメージセンサの受光素
子であることを特徴とする指ガイド付指紋画像入力装置
が得られる。
【0018】さらに、本発明によれば、前記信号発生手
段が一定の間隔で配列された複数の発光素子であり、前
記信号検出手段が該複数の発光素子に対向する場所に配
設された受光素子であることを特徴とする指ガイド付指
紋画像入力装置が得られる。
【0019】さらに、本発明によれば、前記信号発生手
段が一定の間隔で配列された複数の高周波発生素子であ
り、前記信号検出手段が高周波の受信素子であることを
特徴とする指ガイド付指紋画像入力装置が得られる。
【0020】さらに、本発明によれば、前記信号発生手
段が一定の間隔で配列された複数の磁石であり、前記信
号検出手段がコイルと電流検出器であることを特徴とす
る指ガイド付指紋画像入力装置が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て図1〜図6を参照して説明する。図1は本発明の指紋
入力装置の第一の実施の形態を示す分解斜視図である。
図1に示すように、この指紋画像入力装置は、スライド
式指ガイド10、筐体30、及び、筐体30に埋め込ま
れたイメージセンサ部20とから構成される。スライド
式指ガイド10は、筐体30に挿入され、指Fを乗せた
状態で軽く押すことにより、滑らかに前後に滑るように
なっている。筐体30は、指紋画像入力装置としての専
用の筐体でもよいが、携帯情報端末、ノートパソコン、
キーボード等の電子機器の筐体と一体化して形成しても
よい。
【0022】図2は図1の指紋入力装置をスライド式指
ガイドのスライド方向からみた断面図であり、図3は図
1の指紋入力装置をスライド式指ガイドのスライド方向
と直交する方向からみた断面図である。図2及び図3に
示すように、イメージセンサ部20は、光ファイバー集
束部材21、リニアイメージセンサ130、線状光源4
0を重ね合せて構成される。ここで、リニアイメージセ
ンサ130の構成要素と光ファイバー集束部材21との
位置関係は、図15に示したものと同一である。また、
線状光源40は、従来の発光ダイオード等の発光素子を
用いて構成してもよいが、ここでは、図4に示す薄型の
線状光源をリニアイメージセンサ130に密着して配置
する。
【0023】図4は、図2及び図3の線状光源40の構
成を説明するための斜視図である。線状光源40は、ガ
ラス等の透明基板45上にインジウムスズ酸化物(IT
O)等の材量で透明電極44を帯状に形成し、有機EL
薄膜43を塗布し、その上にアルミ等の金属材量からな
る不透明電極42を帯状に形成して構成する。
【0024】透明電極44と不透明電極42との間に電
圧を印加した場合、両者で挟まれる有機EL薄膜の領域
が発光領域41で、透明電極44を通して外部に光が発
せられる。この線状光源40の厚さはほぼ透明基板45
の厚さに等しく、50ミクロン程度のものが製造でき
る。
【0025】一方、スライド式指ガイド10は、指Fが
光ファイバー集束部材21に接触するための開口部11
を備えている。スライド式指ガイド10は不透明材量で
形成する、或いは、アクリル等の透明材量で形成した場
合は不透明材量を塗布して、開口部11以外の場所から
イメージセンサ部20へ光が入射しないように設計す
る。更に、スライド式指ガイド10のイメージセンサ部
20に対向する表面には、白黒パターン12を設けてい
る。
【0026】図5は、白黒パターン12、リニアイメー
ジセンサ130の構成要素であるフォトダイオード13
1、及び光ファイバー集束部材21のそれぞれの位置関
係を示す説明図である。この例の白黒パターン12は、
フォトダイオード131の配列方向に対してある角度を
持って配置されており、イメージセンサ130の1番か
ら12番のフォトダイオードのある領域に、光ファイバ
ー集束部材21を介して重ね合わされている。
【0027】次に図1〜図6を参照しながら、本発明の
第一の実施の形態の動作について説明する。指Fをスラ
イド式指ガイド10に接触させると、開口部11を通し
て光ファイバー集束部材21に指Fが密着する。図15
で説明したのと同様にして、線状光源40の発光領域4
1から発せられた光が指Fを照明し、指Fからの反射光
がフォトダイオード131で検出される。同時に、白黒
パターン12からの反射光もリニアイメージセンサ13
0の端部の複数のフォトダイオード131で検出され
る。例えば、図6は、白黒パターン12とフォトダイオ
ード131とが図5の位置関係にあるときのリニアイメ
ージセンサの各フォトダイオード131の出力を示すグ
ラフである。この状態でスライド式指ガイド10を筐体
130に対して移動させるとき、これらフォトダイオー
ド131の出力パターンも変化し、この変化から、スラ
イド式指ガイド10の移動距離を求めることができる。
この位置情報と、その時々の指Fからの反射光の情報と
から指紋画像を合成する。
【0028】以上では、指の移動距離を求めるために、
スライド式指ガイドに設けた白黒パターンからの反射光
をリニアイメージセンサの端部の画素で検出する構成を
説明したが、本発明の指紋画像入力装置はこれに限るも
のではない。
【0029】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。本実施の形態では、白黒パターンの代わりに
発光素子アレイをスライド式指ガイドに設ける。図7
は、この発光素子アレイの構造を示す斜視図である。発
光素子アレイ50は、透明基板55の上に図7に示した
ような形状の透明電極54を形成し、有機EL薄膜53
を一様に塗布し、最後に帯状の不透明電極52を形成し
て構成される。これは図4の線状光源とほぼ同一の構造
であるが、透明電極54の形状が異なっている。発光領
域51は透明電極54と不透明電極52とで挟まれた有
機EL薄膜53になる。
【0030】図8は図7の発光領域51とリニアイメー
ジセンサ130の構成要素であるフォトダイオード13
1との位置関係を示す説明図である。この例では、発光
素子アレイ50はリニアイメージセンサ130の1番目
のフォトダイオード131のある領域に、光ファイバー
集束部材21を介して重ね合わされている。透明基板5
5は、スライド式指ガイドに一体化して形成してもよい
し、独立して製造して貼り合わせてもよい。
【0031】次に図7〜図9を参照しながら、本発明の
第二の実施の形態の動作を説明する。指Fからの反射光
がフォトダイオード131で検出されるのは上記した第
一の実施の形態の動作と同様である。同時に、発光素子
アレイ50から発せられた光は、透明基板55を通過す
る間に横方向にある程度広がり、光ファイバー集束部材
の中を伝送された後に、リニアイメージセンサ130の
端部の1番目のフォトダイオード131の近傍を照明す
る。
【0032】図9は、図8の発光素子アレイ50がフォ
トダイオード131に対して矢印の方向に移動したとき
の1番目の画素の出力の変化を示すグラフである。即
ち、フォトダイオード131の出力は、発光領域51が
真上にあるときに最大になり、2つの発光領域51の中
間にあるときに最小になる。従って、フォトダイオード
131の出力パターンの変化から、スライド式指ガイド
10の移動距離を求めることができる。この位置情報
と、その時々の指Fからの反射光の情報とから指紋画像
を合成する。
【0033】以上に説明した本発明の第一及び第二の実
施の形態において、白黒パターンの反射光の検出、ある
いは、発光素子アレイから発せられた光の検出のため
に、イメージセンサ130の端部のフォトダイオードを
用いたが、筐体30側に配置した、複数あるいは1個の
独立した受光素子を用いても同様の効果が得られる。
【0034】以上に説明した本発明の第一及び第二の実
施の形態では、指の移動距離を検出するために、スライ
ド式指ガイドから発せられた反射光や直接発せられた光
を筐体側で検出する構成であるが、本発明の指紋画像入
力装置はこれに限るものではない。
【0035】次に本発明の第三の実施の形態について説
明する。本実施の形態では、光の代わりに高周波を用い
る。図10は、本発明の第三の実施の形態として、白黒
パターンや発光素子アレイの代わりに、一定の間隔で配
列された複数の高周波発生素子を設置し、筐体側のこれ
らに対向する場所に高周波の受信素子を配設する場合の
構造を示す分解斜視図である。絶縁性基板62上に高周
波印加用電極61を形成し、絶縁性基板64に検出用電
極63を形成する。絶縁性基板62はスライド式指ガイ
ドと一体化して形成してもよいし、独立して製造した後
に貼り合せてもよい。絶縁性基板64は筐体30と一体
化して形成してもよいし、独立して製造した後に貼り合
せてもよい。
【0036】次に本発明の第三の実施の形態の動作を説
明する。指Fからの反射光がフォトダイオード131で
検出されるのは上記した第一及び第二の実施の形態の動
作と同様である。同時に、高周波印加用電極61に高周
波を印加すると、検出用電極63と高周波印加用電極6
1との間の静電容量に比例した電荷が検出用電極63に
投入され、アンプ65により検出される。高周波印加用
電極61が検出用電極63に対して移動したとき、検出
用電極63に投入される電荷の変化は、図9と同様にな
る。即ち、検出される電荷は、高周波印加用電極61が
検出用電極63の真上にあるときに最大になり、2つの
高周波印加用電極61の中間にあるときに最小になる。
従って、検出される電荷の出力の変化から、スライド式
指ガイド10の移動距離を求めることができる。この位
置情報と、その時々の指Fからの反射光の情報とから指
紋画像を合成する。
【0037】以上に説明した本発明の第一、第二、及び
第三の実施の形態では、指の移動距離を検出するため
に、光や高周波を発生する手段とこれらの検出手段を用
いたが、本発明の指紋画像入力装置はこれらに限るもの
ではない。
【0038】本発明の第四の実施の形態について図11
を参照して説明する。図11は、発光素子アレイや高周
波発生器等の代わりに、一定の間隔で配列された複数の
発信用のコイルを設置し、これらに対向する場所に受信
用のコイルを配設する場合の構造を示す分解斜視図であ
る。絶縁性基板72上にコイル71を形成し、更に、絶
縁性基板75にコイル73を形成して電流検出器74に
接続する。絶縁性基板72はスライド式指ガイドと一体
化して形成してもよいし、独立して製造した後に貼り合
せてもよい。絶縁性基板72は筐体30と一体化して形
成してもよいし、独立して製造した後に貼り合せてもよ
い。
【0039】次に本発明の第四の実施の形態の動作を説
明する。指Fからの反射光がフォトダイオード131で
検出されるのは上記した第一、第二、及び第三の実施の
形態の動作と同様である。同時に、コイル71が生成す
る磁場は、コイル73の中の磁場を変化させて電流検出
器74により検出される。コイル71がコイル73に対
して移動したとき、電流検出器74により検出される電
流の変化は、図9と同様になる。即ち、検出される電流
は、コイル71がコイル73の真上にあるときに最大に
なり、2つのコイル71の中間にあるときに最小にな
る。従って、検出される電流の出力の変化から、スライ
ド式指ガイド10の移動距離を求めることができる。こ
の位置情報と、その時々の指Fからの反射光の情報とか
ら指紋画像を合成する。
【0040】以上に説明した実施の形態において、指の
移動距離を検出するために、光、高周波、磁場、のいず
れかの物理量を発生する手段をスライド式指ガイドに設
け、これらの物理量を検出する手段を筐体に設けた。こ
れらの物理量の発生手段を筐体に設け、検出手段をスラ
イド式指ガイドに設ける構成でも同様の効果が得られ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、指が接触するのはスラ
イド式指ガイドの他には光ファイバー集束部材のみであ
るため、指の滑りが滑らかになり、指紋を入力するとき
の使用感が向上する。イメージセンサ部の指が密着しな
い領域はスライド式指ガイドにより遮光されているの
で、蛍光灯等の光源からの光が入射して指紋画像の背景
に白黒の濃淡模様が現れることはない。
【0042】又、本発明によれば、指の位置検出手段と
してローラとロータリエンコーダが不要になるので、指
紋画像入力装置を4−5mm以下に薄型化することが可
能である。したがって筐体は、携帯情報端末、ノートパ
ソコン、キーボード等の電子機器の筐体と一体化して形
成され、これらの機器に指紋検出機能を付加することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の指紋画像入力装置の第一の実施の形態
を示す分解斜視図である。
【図2】図1の指紋画像入力装置のA−A′線断面図で
ある。
【図3】図1の指紋画像入力装置のB−B′線断面図で
ある。
【図4】図2及び図3の線状光源の構成を示した斜視図
である。
【図5】図1乃至図3の白黒パターン、リニアイメージ
センサのフォトダイオード、及び光ファイバー集束部材
のそれぞれの位置関係を示す説明図である。
【図6】白黒パターンとフォトダイオードとが図5の位
置関係にあるときのリニアイメージセンサの各画素の出
力を示すグラフである。
【図7】本発明の第二の実施の形態として、白黒パター
ンの代わりに発光素子アレイを用いる場合の該発光素子
アレイの構造を示す斜視図である。
【図8】図7の発光領域とリニアイメージセンサのフォ
トダイオードとの位置関係を示す説明図である。
【図9】図8の発光素子アレイがフォトダイオードに対
して矢印の方向に移動したときのリニアイメージセンサ
の1番目の画素の出力の変化を示すグラフである。
【図10】本発明の第三の実施の形態として、白黒パタ
ーンの代わりに、一定の間隔で配列された複数の高周波
発生素子を用い、これらに対向する場所に高周波の受信
素子を配設する場合の構造を示す分解斜視図である。
【図11】本発明の第四の実施の形態として、白黒パタ
ーンの代わりに、一定の間隔で配列された複数のコイル
を用い、これらに対向する場所にコイルを配設する場合
の構造を示す分解斜視図である。
【図12】リニアイメージセンサを内蔵する従来の指紋
センサの構成を示す断面図である。
【図13】リニアイメージセンサ内蔵のハンディスキャ
ナを示した斜視図である。
【図14】図13の小型ハンディスキャナのA−A′線
断面図である。
【図15】図13の小型ハンディスキャナのB−B′線
断面図である。
【図16】スキャナ製造部の機能と、線状光源と、リニ
アイメージセンサの構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10 スライド式指ガイド 11 開口部 12 白黒パターン 20 イメージセンサ部 21 光ファイバー集束部材 30 筐体 40 線状光源 41 発光領域 42 不透明電極 43 有機EL薄膜 44 透明電極 45 透明基板 50 発光素子アレイ 51 発光領域 52 不透明電極 53 有機EL薄膜 54 透明電極 55 透明基板 61 高周波印加用電極 62 絶縁性基板 63 検出用電極 64 絶縁性基板 65 アンプ 71 コイル 72 絶縁性基板 73 コイル 74 電流検出器 75 絶縁性基板 101 指紋入力台 102 線状光源 103 レンズ 104 リニアイメージセンサ 105 ローラ 106 ロータリエンコーダ 107 画像合成バッファ 120 小型ハンディスキャナ 121 筐体 122 ローラ 123 ロータリエコーダ 124 光ファイバー集束部材 130 リニアイメージセンサ 131 フォトダイオード 132 薄膜トランジスタ 133 シフトレジスタ 134 透明基板 135 開口部 136 接着層 140 線状光源 141 発光素子 150 スキャナ制御部 151 イメージセンサ駆動部 152 画像合成バッファ 153 線状光源駆動部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−154921(JP,A) 特開 平3−36679(JP,A) 特開 平4−190470(JP,A) 特開 昭59−62979(JP,A) 特開 平10−255050(JP,A) 特開 平10−3532(JP,A) 実開 昭63−199355(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子を有するリニアイメージ
    センサと、該リニアイメージセンサの受光素子側の面に
    密着して配設された光ファイバー集束部材と、該光ファ
    イバー集束部材の多数の光ファイバー内を光が伝送され
    るように光を発する線状光源と、該光ファイバー集束部
    材のリニアイメージセンサと反対側の面が露出した状態
    で前記リニアイメージセンサと該線状光源とを固定する
    固定手段とから構成される指紋画像入力装置において、
    前記光ファイバー集束部材の近傍に指を支持しながら、
    該受光素子の配列方向と直交する方向に該指と共に移動
    することが可能な指支持手段を備え、該指支持手段が、
    該指の一部の領域を前記光ファイバー集束部材に密着さ
    せるための開口を備えることを特徴とする指ガイド付指
    紋画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記指支持手段が、前記開口以外の場所
    からの該受光素子への光の入射を防止するように、前記
    指の厚さを考慮した深さを有し、該指の背部の形状とほ
    ぼ一致する凹部を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の指ガイド付指紋画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記指支持手段に設けられている前記開
    口部からは光が漏れないことを特徴とする請求項1又は
    2記載の指ガイド付指紋画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記指支持手段と前記固定手段のいずれ
    か一方に、前記受光素子の配列方向と直交する方向の位
    置と共に規則的に強度が変化する光、電場、磁場、等の
    物理量を発生する信号発生手段を備え、他方に、前記物
    理量を検出する信号検出手段と、該信号検出手段の出力
    から前記指支持手段の移動距離を導出する移動距離導出
    手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の指
    ガイド付指紋画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記信号発生手段が、前記指支持手段の
    前記光ファイバー集束部材に対向する面に設けられた白
    縞と黒縞とからなる白黒パターンであり、前記信号検出
    手段が前記リニアイメージセンサの前記受光素子である
    ことを特徴とする請求項2記載の指ガイド付指紋画像入
    力装置。
  6. 【請求項6】 前記信号発生手段が、一定の間隔で配列
    された複数の発光素子であり、前記信号検出手段が前記
    リニアイメージセンサの受光素子であることを特徴とす
    る請求項2記載の指ガイド付指紋画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記信号発生手段が一定の間隔で配列さ
    れた複数の発光素子であり、前記信号検出手段が該複数
    の発光素子に対向する場所に配設された受光素子である
    ことを特徴とする請求項2記載の指ガイド付指紋画像入
    力装置。
  8. 【請求項8】 前記信号発生手段が一定の間隔で配列さ
    れた複数の高周波発生素子であり、前記信号検出手段が
    高周波の受信素子であることを特徴とする請求項2記載
    の指ガイド付指紋画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記信号発生手段が一定の間隔で配列さ
    れた複数の磁石であり、前記信号検出手段がコイルと電
    流検出器であることを特徴とする請求項2記載の指ガイ
    ド付指紋画像入力装置。
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