JP2996148B2 - 冷間圧延用ワークロールとその製造方法 - Google Patents
冷間圧延用ワークロールとその製造方法Info
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Description
ロール、特に普通鋼、ステンレス鋼などの鋼板の冷間圧
延用ワークロールおよびその製造方法に関する。
は、その要求性能から言えば耐摩耗性が最も重要視され
ているが、その使用面からは研削性も必要な性能であ
る。しかし、一般に耐摩耗性と研削性とは相反する特性
であって両者を共に満足させることは困難と言われてい
る。
%、Cr:5%組成の5%Cr鋼が多用されている。近年、
耐摩耗性指向からセミハイス鋼 (例えば、C:1%、C
r:6%、Mo:3%、V:1%) 、高クロム鋼 (例え
ば、C:1%、Cr:10%、Mo:1%) が使用されつつあ
る。
溶製法によりロールインゴットを製造する方法が一般的
であり、このロールインゴットにその後、熱間鍛造、機
械加工、熱処理などを施工して、ワークロール製品とし
ている。その他の製造方法としては、粉末を原料として
使用し焼結あるいは溶射などでロールインゴットを得る
方法もある。
延速度の増大が1つの大きな目標となっている。しかし
ながら、このような今日的要請に対し従来技術には次の
ような問題点が見られるのである。
おける冷間圧延では下記条件で冷間圧延を行う場合、焼
付き、フリクション・ピックアップ、ヒートストリーク
などと呼ばれる圧延材表面欠陥 (以下、焼付きという)
が発生することがあり、かかる焼付きは高圧下・高速圧
延条件ほど発生しやすいため、生産性向上のネックとな
っている。
/min以上で焼付きが発生する。 (2) ステンレス鋼板 (特にSUS430材) をタンデム圧延機
で冷間圧延すると圧延速度300m/min付近が焼付きが生じ
ない限界であり、多段ミルでは1000 m/minが限界であ
る。
は、次のような対応策が考えられ、また実際に行われて
きたが、十分とは言えなかった。まず、当然のことなが
ら、圧下率、圧延速度などの圧延条件を緩和することが
考えられるが、その場合には生産性が犠牲となることは
避けられなかった。
ば、ベース油として合成エステル、または各種添加剤を
使用することが提案されているが、そのような対策の効
果は不十分であり、場合により設備投資が必要なことも
あり、有効な解決手段とは言えない。
的は、普通鋼薄板、ステンレス鋼板などをタンデムミル
あるいは多段ミルを用いて高速で冷間圧延する場合に発
生する焼付きを防止し、生産性向上を図ることのできる
冷間圧延技術を開発することである。
n 以上、タンデムミルによるステンレス鋼板で500m/min
以上の圧延速度を確保でき、また新たな設備投資を要す
ることなく、従来技術の冷間圧延で問題であった焼付き
を防止でき、さらに耐摩耗性、研削性を併せて備えた冷
間圧延用ロールとその製造方法を提供することである。
題を解決すべく種々検討を重ねところ、従来技術にあっ
ては焼付き防止に関してロール側からの対応はほとんど
皆無であって、ロールの耐焼付き性などの潤滑性能に関
する研究例自体非常に少ないことを知り、ロールからの
解決策の研究、開発を行った。
CVD, PVD, TRD などの各表面処理プロセスによりチタン
またはバナジウムに代表される金属の炭化物あるいは窒
化物を形成した表面改質材や超硬合金、セラミックスな
ど良好な潤滑性をも兼備した工具材が開発されている
が、圧延用ロールへの応用を想定した場合、製造の難度
および高コストなどの問題から実用化は極めて困難であ
るばかりか、研削性の観点からも実用的でないことが判
明した。
なったアプローチによって、その解決を図るべく、さら
に検討を重ね、従来の表面改質材に代えてロール材質の
本来含有する炭化物を利用することに着目し、それらの
炭化物の分散形態を制御することで、十分な研削性およ
び耐摩耗性を確保したままで、ロールの耐焼付き性が大
幅に改善されることを知り、本発明を完成した。
化物の面積をSc としたとき相当粒径√Scが1μm以上
の炭化物の粒間間隔が平均値で50μm以下であり、か
つ、炭化物の最大相当粒径が20μm以下である炭化物分
散特性を備えた鉄基合金から少なくとも外層を構成した
ことを特徴とする耐焼付き性にすぐれた冷間圧延用ワー
クロールである。
1.0 〜3.5 %、Cr含有量がC比 (Cr/C) で4〜20の鉄
基合金組成を有し、かつ、上記炭化物分散特性を備え、
より詳述すればM7C3炭化物を有する鉄基合金から少なく
とも外層を構成した耐焼付き性にすぐれた冷間圧延用ワ
ークロールである。
で、C:0.7 〜2.5 %、Cr:3.0 〜7.0 %、Mo:1.0 〜
10%、V:0.5 〜7.0 %、Co:15%以下、W:20%以
下、残部Feおよび不可避不純物から成り、上記炭化物分
散特性を備え、より詳述すればMC炭化物とM6C 炭化物を
有する鉄基合金から少なくとも外層を構成した耐焼付き
性にすぐれた冷間圧延用ワークロールである。
れかの合金組成を有するように配合された原料粉末から
粉末冶金法でロールのインゴットを製造した後、700 ℃
以上、固相温度以下に10時間以上保持し、より詳述すれ
ばM7C3炭化物もしくはMC炭化物とM6C 炭化物を生成、凝
集させることを特徴とした上記炭化物分散特性を備えた
鉄基合金から少なくとも外層を構成した耐焼付き性にす
ぐれた冷間圧延用ワークロールの製造方法である。
焼付き性は、焼付き停止作用のある粒径 (面積Scから求
めた相当粒径√Sc) 1μm以上の炭化物を有し、それら
の炭化物の粒間間隔を平均値で50μm以下とすることで
改善し、一方、研削性は、炭化物の相当粒径を20μm以
下とすることで確保するのである。そしてこのような炭
化物分散特性から十分な耐摩耗性が確保されるのであ
る。
検査面として画像解析装置を用いて求めることができ
る。平均粒径ではなく相当粒径によって炭化物分散特性
を規定するのは、耐焼付き性は表面性状、特に表面潤滑
作用によって規定されるからであり、研削性の良否は炭
化物粒の大きさに左右されるからである。
態が実現される限り、炭化物の量は特に規定されない
が、一般にロール用材質は、炭素含有量が0.4 〜4%で
あり、それに相当する量の炭化物を有しており、本発明
にあってはそのように通常含まれる量の炭化物の分散形
態を制御することで従来相反する特性と考えられていた
耐摩耗性と研削性を共に満足させながら耐焼付き性を改
善しようとするのである。
は、例えば、前記のセミハイス、高クロム鋼の溶製ロー
ルでは、粒間間隔が平均で80μm以上であり、耐焼付き
性が不十分であるばかりか、炭化物の最大相当粒径も20
μmを越え、研削性にも問題がある。このような粗大炭
化物が粗に分散している炭化物分散特性は溶製法を採用
する限り不可避と考えられる。一方、これらの配合組成
の粉末を原料として粉末冶金法で製造したとすれば、炭
化物の最大相当粒径を20μm以下とするロールを製造す
ることができるが、逆に相当粒径が1μm未満の炭化物
が主となってしまい、『相当粒径1μm以上の炭化物の
粒間間隔50μm以下』という炭化物分散特性を満足でき
ず、焼付き抑制効果が小さい。
を上述の範囲に限定した理由についてまとめて述べれば
次の通りである。圧延用ロールに含まれる炭化物の一般
的役割は、基地組織よりも硬さが高い故に耐摩耗性を高
めることにある。しかし、本発明ではこの性質とは全く
異なった観点、すなわち、耐焼付き性の面から、ロール
の炭化物に注目した。
に直接接触する状態にあり、圧延材のロール表面への移
着、いわゆる焼付きがしばしば発生する。ここで焼付き
発生のメカニズムをロールのミクロ組織から説明する
と、圧延材との親和力が強い基地組織から焼付きが開始
し、炭化物は、その成長を停止させる働きがある。この
作用を発揮させるには1μm以上の炭化物の相当粒径が
必要である。またその上限は20μmであり、これを超え
ると研削性を害する。好ましくは、この炭化物相当粒径
は、3〜15μmである。
基づいて、ロールの耐焼付き性を向上するためには炭化
物の粒間間隔をできるだけ小さくすることが有効であ
る。従来ロールと比較して、すぐれた耐焼付き性を実現
させるためには粒間間隔の平均値を50μm以下とするの
である。好ましくは、40μm以下である。
隔は平均80μm以上である。溶製ロールで粒間間隔を小
さくさせるために炭化物を増量すると、個々の炭化物粒
径が、今度は20μmを越えるサイズに粗大化し研削性を
害する。また、粉末冶金法で製造したロールでは1μm
未満の相当粒径の炭化物がほとんどであり、焼付き停止
作用が不十分である。
組成は上述の炭化物分散特性を有する限り特定のものに
限定されないが、さらに耐摩耗性を改善する観点からそ
の好適組成は次の通りである。なお、本明細書において
は「%」は特にことわりがないかぎり、「重量%」であ
る。
(Cr/C) で4〜20の鉄基合金( 第1合金組成という)
。より詳述すれば、M7C3炭化物を含有する。 (2) C:0.7 〜2.5 %、Cr:3.0 〜7.0 %、Mo:1.0 〜
10%、V:0.5 〜7.0 %、Co:15%以下、W:20%以下
の鉄基合金( 第2合金組成という) 。より詳述すれば、
MC炭化物およびM6C 炭化物を含有する。 次に、これらの合金の組成限定理由を詳述する。まず、
第1合金組成の限定理由は次の通りである。
ある。本発明では前述の炭化物粒間平均間隔を確保し、
さらに、後述のCr量との関係を維持しつつ、好ましくは
炭化物の種別として耐摩耗性に富むM7C3炭化物を得るた
めに、その量を上述のように限定する。1.0 %を下回る
と粒間間隔の平均値50μm以下を満足するだけの必要な
炭化物量例えば、3体積 (または面積) %程度以上が確
保できず、耐焼付き性の向上が望めない。
化、熱処理における割れ発生など製造を困難にさせ、か
つ、炭化物量が過剰となる (約25体積 (または面積) %
以上)ため研削性を著しく害することになる。好ましく
は、C含有量は1〜2%である。
粒間間隔の平均値50μm以下を確保するために添加する
が、生成する炭化物の種別を規定すべく、Cとの比率
(Cr/C) を限定する。Cr/Cの比が4〜20で生成する
炭化物は主としてHv 1800 程度の硬質のM7C3型の炭化物
であり、耐摩耗性の向上に有効である。Cr/C比がこの
範囲外ではM3C 型あるいはM23C6 型の比較的軟質の炭化
物 (共にHv1000程度) となってしまい、冷間圧延用ワー
クロールの必須の性能である耐摩耗性が不十分となる。
を目的に適宜の種類、量だけ添加する。それらの1組成
例を挙げれば次の通りである。Si:0.1 〜1.5 %、Mn:
0.1 〜1.5 %、P:0.03%以下、S:0.03%以下、Mo:
0〜1.5 %、V:0〜1.0 %、残部Feおよび不可避不純
物。ここで、前述の第2合金組成を限定した理由を詳述
する。
元素の量との関係において、M7C3炭化物よりもさらに硬
質のMC型炭化物(Hv2500 程度) とM6C 型炭化物とを得る
ために、その量を限定する。0.7 %未満では粒間間隔の
平均値50μm以下を満足するだけの炭化物量が確保でき
ず、2.5 %を越えると研削性を著しく害し、かつ製造を
困難にさせる。好ましくは 0.7〜2%である。
入性を高め、基地硬さを高める。3.0 %未満では、その
作用が不十分であり、7.0 %を越えると逆に硬さが低下
する。好ましくは3〜6%である。
つ2次硬化作用により高硬さ、高耐摩耗性を発揮する。
1.0 %未満ではそのような作用が小さく10%を越えると
脆化し、製造を不安定にさせる。好ましくは1〜8%で
ある。
る。0.5 %未満ではその作用がなく、7.0 %を越えると
炭化物量が過剰になり、研削性および製造安定性を害
す。好ましくは1〜5%である。
十分な効果が得られる。好ましくは10%以下である。
する。20%までで十分な効果が得られる。好ましくは15
%以下である。
いが、1例を挙げれば、Si:0.1 〜1.5 %、Mn:0.1 〜
1.5 %、P:0.03%以下、S:0.03%以下である。Siは
脱酸剤として0.1 %以上添加する。一方、1.5 %を越え
ると脆化が助長される。好ましくは上限は1.0 %であ
る。
上のため0.1 %以上が必要とされる。しかし、1.5 %を
越えると脆化が助長されるため、上限は1.5 %、好まし
くは1.0 %である。PおよびSは不純物としてそれぞれ
0.03%以下に制限される。
ールは、少なくとも外層がそれらで構成されればよく、
ここに「外層」はロール表面性状を左右する深さの領域
をいい、一般には表面より10〜50mm程度の深さの領域で
ある。本発明の場合、一般にはロール全体を同一材質で
構成するが、場合によってはロール表面より100 mm以下
の厚さに、例えば熱間等方圧処理 (ホット・アイソスタ
テック・プレス) によってそのような合金層を設けても
よい。いずれにしても本発明によれば、ロール外層は粉
末冶金法で製造されるが、その製造方法の限定理由は次
の通りである。
も、各単体粉末を目的とする合金組成になるように配合
したものであってもよい。一部を合金化した粉末として
もよい。これらの場合を総称して本発明では「合金組成
を有するように配合された原料粉末」という。なお、粉
末冶金法によるロール材の製造それ自体はすでに公知で
あって、この点についてはこれ以上の説明は略す。
向上と研削性維持を両立することは困難である。すなわ
ち、粒間間隔の平均値50μm以下を満たすには、相当粒
径1μm以上の炭化物量が概ね3%以上必要となるが、
この含有量を確保できる組成では炭化物が粗大化し、相
当粒径が20μmを越えて研削性を悪化し、実用が難し
い。一方、本発明において採用する粉末冶金法による製
造方法によれば相当粒径が1μm未満の微細な炭化物が
得られるため、十分な研削性を確保できるが、今度は耐
焼付き性が不十分となる。
1μm未満の炭化物が主であるため、十分な耐焼付き性
が得られない。そこで700 ℃以上、好ましくは850 ℃以
上、固相温度以下の温度で10時間以上保持すると、炭化
物の凝集作用により耐焼付き性向上に有効な粒径1μm
以上の炭化物が確保できる。700 ℃未満ではその効果が
少なく、固相温度を超えると部分的に溶融してしまう。
mmのロールを用いて圧延実験を行い、耐焼付き性に及ぼ
す炭化物の粒間間隔の平均値の影響について調査した。
られているそれぞれ5%Cr鋼、セミハイス鋼の溶製ロー
ル材およびハイス鋼の粉末冶金法で製造したロール材で
あり、従来例として比較のために用いた。なお、セミハ
イス鋼、ハイス鋼はいずれもMC型とM6C 型の炭化物を含
有していた。
スト材であり、すべて溶製材であった。このうちNo.4〜
7はその炭化物がM7C3型炭化物、No.8、9はMC型+M6C
型炭化物から主として成るものであった。
したロール材であって、固相温度直下に約20h保持し
て、粒間間隔を50μm以下の18〜46μmに調整した粉末
ロール材であった。相当粒径も微細炭化物の析出、凝集
によって20μm以下の11〜19μmを示した。
ド鋼の焼なまし調質材を用い、圧延油には牛脂5%のエ
マルションを50℃に保温して循環使用した。評価ロール
である上ロールの速度は143m/minとし、焼付きが生じや
すい条件とするために圧延材の送り速度はロール速度の
1/10とした。
を図1にグラフにまとめて示す。図中の丸内の数字は表
1のロールNo. を示す。破線の曲線が限界圧下率を示
す。従来ロール材のNo.1〜3の焼付き限界圧下率が12%
以下であるのに対し、粒間間隔を平均値で50μm以下と
したNo.6、7、9、10〜15のロール材では14%以上であ
り、明らかな向上が認められた。
よりも炭化物が均一に分散しており、また粒間間隔が小
さくなっているため、同一組成の従来のロールよりも良
好であった。
下記の条件で研削性の評価試験を行ったところ、図2の
結果を得た。図中の丸内の数も同じく表1のロールNo.
を表わす。研削電流値が小さいほど研削性が良好である
ことを示す。
o.2のロール材では一部のタンデム圧延では研削性が悪
く、使用が難しいことが指摘されている。したがって、
最大相当粒径の上限としては20μm以下とすることが研
削性改善の観点からは必要である。
耐焼付き性) と、最大相当粒径 (→研削性) の両条件を
ともに満足するロール材を得る方法として、粉末冶金法
で製造したロール材をベースにして、高温に長時間保持
することによって微細な析出炭化物を凝集させ、炭化物
粒を成長させることを試みた。
鋼を用いて保持温度および時間を変えて粒間間隔の変化
を調査した結果を図3に示す。700 ℃で30h以上、固相
温度1140℃で10h以上保持した場合、粒間間隔は50μm
以下となる。なお、前述のNo.10 材は1140℃で20h保持
した材料であり、耐焼付き性、研削性にすぐれることは
前述の図1、2の通りであった。
内に本来含まれる炭化物の分散形態を制御することで耐
焼付き性にすぐれ、また従来相反する特性としていずれ
か一方を実用上から犠牲にしてきた耐摩耗性、研削性を
実用上ともに満足する特性を備えたロール材を開発する
ことができ、従来の問題を一挙に解決できるのであっ
て、その実際上の利益は特に大きい。
ラフである。
すグラフである。
グラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロール表面における炭化物の面積をScと
したとき相当粒径√Scが1μm以上の炭化物の粒間間隔
が平均値で50μm以下であり、かつ、炭化物の最大相当
粒径が20μm以下である炭化物分散特性を備えた鉄基合
金から少なくとも外層を構成したことを特徴とする耐焼
付き性にすぐれた冷間圧延用ワークロール。 - 【請求項2】 重量%で、C:1.0 〜3.5 %、Cr含有量
がC比 (Cr/C) で4〜20の鉄基合金組成を有し、か
つ、請求項1記載の炭化物分散特性を備えた鉄基合金か
ら少なくとも外層を構成した耐焼付き性にすぐれた冷間
圧延用ワークロール。 - 【請求項3】 重量%で、C:0.7 〜2.5 %、Cr:3.0
〜7.0 %、Mo:1.0〜10%、V:0.5 〜7.0 %、Co:15
%以下、W:20%以下、残部Feおよび不可避不純物から
なり、かつ、請求項1記載の炭化物分散特性を備えた鉄
基合金から少なくとも外層を構成した耐焼付き性にすぐ
れた冷間圧延用ワークロール。 - 【請求項4】 請求項2また3記載の合金組成を有する
ように配合された原料粉末から粉末冶金法でロールのイ
ンゴットを製造した後、700 ℃以上、固相温度以下に10
時間以上保持することを特徴とした請求項1記載の炭化
物分散特性を備えた鉄基合金から少なくとも外層を構成
した耐焼付き性にすぐれた冷間圧延用ワークロールの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7226775A JP2996148B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 冷間圧延用ワークロールとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7226775A JP2996148B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 冷間圧延用ワークロールとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966305A JPH0966305A (ja) | 1997-03-11 |
JP2996148B2 true JP2996148B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=16850423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7226775A Expired - Lifetime JP2996148B2 (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 冷間圧延用ワークロールとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2996148B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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DE10084289T1 (de) * | 1999-02-26 | 2002-03-14 | Kanto Special Steel Works Ltd | Walze zum Walzen |
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CN108431263B (zh) * | 2015-12-17 | 2020-10-23 | 日立金属株式会社 | 高速工具钢、工具用材料及工具用材料的制造方法 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP7226775A patent/JP2996148B2/ja not_active Expired - Lifetime
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