JP2996106B2 - Muse信号デコーダ - Google Patents
Muse信号デコーダInfo
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- JP2996106B2 JP2996106B2 JP6261922A JP26192294A JP2996106B2 JP 2996106 B2 JP2996106 B2 JP 2996106B2 JP 6261922 A JP6261922 A JP 6261922A JP 26192294 A JP26192294 A JP 26192294A JP 2996106 B2 JP2996106 B2 JP 2996106B2
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- Japan
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- field
- signal
- inter
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- processing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良型のMUSE信号
デコーダに関し、特に、高画質化のための動領域処理の
改良が低コストで行えるMUSE信号デコーダを提供す
ることを目的としている。
デコーダに関し、特に、高画質化のための動領域処理の
改良が低コストで行えるMUSE信号デコーダを提供す
ることを目的としている。
【0002】
【従来の技術】高品位テレビジョン信号を圧縮して衛星
放送で伝送可能にするMUSE方式が提案され、試験放
送が行なわれている。MUSE信号は、動き適応処理に
より静止領域と動領域とにおいて、異なったオフセット
サブサンプリングで帯域圧縮された映像信号である。こ
のMUSE方式については、各種文献に記載されている
ので(例えば、日経エレクトロニクス社刊の「日経エレ
クトロニクス」1987年11月2日号のP189〜P
212「衛星を使うハイビジョン放送の伝送方式MUS
E」等)、ここでは詳細な説明は省略する。
放送で伝送可能にするMUSE方式が提案され、試験放
送が行なわれている。MUSE信号は、動き適応処理に
より静止領域と動領域とにおいて、異なったオフセット
サブサンプリングで帯域圧縮された映像信号である。こ
のMUSE方式については、各種文献に記載されている
ので(例えば、日経エレクトロニクス社刊の「日経エレ
クトロニクス」1987年11月2日号のP189〜P
212「衛星を使うハイビジョン放送の伝送方式MUS
E」等)、ここでは詳細な説明は省略する。
【0003】MUSE方式は、今後、現在の方式と互換
を取りながら、高画質化を目的とした改良が加えられる
予定となっている。(電子情報通信学会論文誌 B-I Vo
l.J75-B-I No.10 pp.639-649 1992年10月 参照)
を取りながら、高画質化を目的とした改良が加えられる
予定となっている。(電子情報通信学会論文誌 B-I Vo
l.J75-B-I No.10 pp.639-649 1992年10月 参照)
【0004】予定されている改良の一つに動領域処理の
改良がある。現在の動領域処理は、フィールド内のみの
処理であるので、垂直斜め高域のフィールド間の折り返
し妨害を考慮し、MUSE信号の伝送は、理論上可能な
伝送帯域よりも狭い帯域での伝送が行われていた。そこ
で、改良方式では、動領域処理において、フィールド内
処理に加えてフィールド間の処理を施すことで、折り返
し妨害による画質上の弊害を抑え、伝送帯域を理論値に
近い値まで拡大しようというものである。
改良がある。現在の動領域処理は、フィールド内のみの
処理であるので、垂直斜め高域のフィールド間の折り返
し妨害を考慮し、MUSE信号の伝送は、理論上可能な
伝送帯域よりも狭い帯域での伝送が行われていた。そこ
で、改良方式では、動領域処理において、フィールド内
処理に加えてフィールド間の処理を施すことで、折り返
し妨害による画質上の弊害を抑え、伝送帯域を理論値に
近い値まで拡大しようというものである。
【0005】この改良は、エンコーダとデコーダとの双
方で行われるが、ここでは、デコード側の静止領域及び
動領域処理のブロック図(改良型MUSEデコーダの従
来例)を図5に示す。
方で行われるが、ここでは、デコード側の静止領域及び
動領域処理のブロック図(改良型MUSEデコーダの従
来例)を図5に示す。
【0006】図5において、入力端子1Aには、ディジ
タル化された入力処理後のMUSE信号が供給される。
入力端子1Aより入来したMUSE信号は、従属に接続
されたフィールドメモリ1B,1C,1Dに供給され、
1フィールド、2フィールド、及び3フィールド遅延さ
れる。そして、フィールドメモリ1B,1C,1Dによ
る各遅延出力、及び入力端子1Aに入来したMUSE信
号が(即ち4フィールド間の信号が)、4フィールド間
静止処理回路1Eに供給される。静止処理回路1Eで
は、4フィールド間による内挿処理が行われ、静止領域
出力端子1Fより復調された静止領域の映像信号(静止
領域信号)が出力される。上記のブロック1B〜1Eに
より静止領域処理部11が構成される。
タル化された入力処理後のMUSE信号が供給される。
入力端子1Aより入来したMUSE信号は、従属に接続
されたフィールドメモリ1B,1C,1Dに供給され、
1フィールド、2フィールド、及び3フィールド遅延さ
れる。そして、フィールドメモリ1B,1C,1Dによ
る各遅延出力、及び入力端子1Aに入来したMUSE信
号が(即ち4フィールド間の信号が)、4フィールド間
静止処理回路1Eに供給される。静止処理回路1Eで
は、4フィールド間による内挿処理が行われ、静止領域
出力端子1Fより復調された静止領域の映像信号(静止
領域信号)が出力される。上記のブロック1B〜1Eに
より静止領域処理部11が構成される。
【0007】また、フィールドメモリ1Cから出力され
る2フィールド遅延信号は、フィールド内2次元内挿フ
ィルタ(2D-Filter) 1Gに供給される。フィールド内2
次元内挿フィルタ1Gでは、図6に斜線で示す帯域を通
過域とするフィルタ処理が行われ、フィルタ1Gの出力
は水平ローパスフィルタ(H-LPF) 1Hに供給される。図
6に示した帯域は、水平ローパスフィルタ1Hにより図
7に斜線で示す帯域に制限される。水平ローパスフィル
タ1Hの出力信号は減算器1Iに供給され、減算器1I
は、フィールド内2次元内挿フィルタ1Gの出力信号か
ら水平ローパスフィルタ1Hの出力信号を減算する。減
算器1Iから出力される信号の帯域は、図8に斜線で示
した帯域となる。
る2フィールド遅延信号は、フィールド内2次元内挿フ
ィルタ(2D-Filter) 1Gに供給される。フィールド内2
次元内挿フィルタ1Gでは、図6に斜線で示す帯域を通
過域とするフィルタ処理が行われ、フィルタ1Gの出力
は水平ローパスフィルタ(H-LPF) 1Hに供給される。図
6に示した帯域は、水平ローパスフィルタ1Hにより図
7に斜線で示す帯域に制限される。水平ローパスフィル
タ1Hの出力信号は減算器1Iに供給され、減算器1I
は、フィールド内2次元内挿フィルタ1Gの出力信号か
ら水平ローパスフィルタ1Hの出力信号を減算する。減
算器1Iから出力される信号の帯域は、図8に斜線で示
した帯域となる。
【0008】減算器1Iの出力は、従属に接続されたフ
ィールドメモリ1K,1Lに供給され、1フィールド、
及び2フィールド遅延される。フィールドメモリ1K,
1Lの遅延出力、及び減算器1Iの出力は、フィールド
間垂直ローパスフィルタ(V-LPF) 1Jに供給される。フ
ィールド間垂直ローパスフィルタ1Jは、入力信号のフ
ィールド間垂直高域成分を制限し、図9に斜線で示す帯
域の信号を出力する。フィールド間垂直ローパスフィル
タ1Jの出力信号は、加算器1Mに供給され、水平ロー
パスフィルタ1Hの出力信号と加算される。加算器1M
の出力信号の帯域は、図10に斜線で示す帯域(フィー
ルド間の垂直斜め高域が除去された帯域)となる。加算
器1Mの出力信号は、復調された動領域の映像信号(動
領域信号)であり、動領域出力端子1Nより外部に供給
される。上記したブロック1G〜1Mにより動領域処理
部12が構成される。
ィールドメモリ1K,1Lに供給され、1フィールド、
及び2フィールド遅延される。フィールドメモリ1K,
1Lの遅延出力、及び減算器1Iの出力は、フィールド
間垂直ローパスフィルタ(V-LPF) 1Jに供給される。フ
ィールド間垂直ローパスフィルタ1Jは、入力信号のフ
ィールド間垂直高域成分を制限し、図9に斜線で示す帯
域の信号を出力する。フィールド間垂直ローパスフィル
タ1Jの出力信号は、加算器1Mに供給され、水平ロー
パスフィルタ1Hの出力信号と加算される。加算器1M
の出力信号の帯域は、図10に斜線で示す帯域(フィー
ルド間の垂直斜め高域が除去された帯域)となる。加算
器1Mの出力信号は、復調された動領域の映像信号(動
領域信号)であり、動領域出力端子1Nより外部に供給
される。上記したブロック1G〜1Mにより動領域処理
部12が構成される。
【0009】現在の試験放送での動領域処理は、前述し
たようにフィールド内2次元内挿フィルタによるフィー
ルド内内挿処理のみである。このため、フィールド内2
次元内挿フィルタによりフィールド間の垂直斜め高域成
分を除去しなければならず、フィールド内2次元内挿フ
ィルタの帯域特性は、図11に斜線で示すような狭帯域
特性となっていた。(折り返し妨害には無関係な水平高
域成分が犠牲となっていた。)
たようにフィールド内2次元内挿フィルタによるフィー
ルド内内挿処理のみである。このため、フィールド内2
次元内挿フィルタによりフィールド間の垂直斜め高域成
分を除去しなければならず、フィールド内2次元内挿フ
ィルタの帯域特性は、図11に斜線で示すような狭帯域
特性となっていた。(折り返し妨害には無関係な水平高
域成分が犠牲となっていた。)
【0010】これに対して、図5に示した改良型動領域
処理では、上述のようにフィールド間処理を加えたこと
により、図10に斜線で示すフィールド間の垂直斜め高
域が除去された帯域が得られる。よって、フィールド内
2次元内挿フィルタ1Gによりフィールド間の垂直斜め
高域成分を除去する必要がなくなるので、フィールド内
2次元内挿フィルタ1Gを図6に示すように広帯域化で
き(即ち折り返し妨害に無関係な水平高域成分が犠牲と
ならない)、動領域信号の解像度の向上が図れる。
処理では、上述のようにフィールド間処理を加えたこと
により、図10に斜線で示すフィールド間の垂直斜め高
域が除去された帯域が得られる。よって、フィールド内
2次元内挿フィルタ1Gによりフィールド間の垂直斜め
高域成分を除去する必要がなくなるので、フィールド内
2次元内挿フィルタ1Gを図6に示すように広帯域化で
き(即ち折り返し妨害に無関係な水平高域成分が犠牲と
ならない)、動領域信号の解像度の向上が図れる。
【0011】なお、フィールドメモリでは動きベクトル
処理が行われている。この処理は、本発明の主旨には関
わらないので、ここでは説明を省略する。また、静止領
域及び動領域との時間軸位相に関しても厳密には規定し
ていない。
処理が行われている。この処理は、本発明の主旨には関
わらないので、ここでは説明を省略する。また、静止領
域及び動領域との時間軸位相に関しても厳密には規定し
ていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】旧タイプ(現行型)の
MUSEデコーダの動領域処理はフィールド内だけの処
理であるので、動領域処理用のメモリはラインメモリの
みで実現できた。しかし、上記した改良型MUSEデコ
ーダの動領域処理は、フィールド間のフィルタ処理が追
加されたため、高価なフィールドメモリが必要となり、
回路規模の増大及びコストアップが問題となっていた。
さらに、動領域処理部をIC化する場合において、フィ
ールドメモリは内蔵が困難でありICを1チップ化する
妨げとなっていた。
MUSEデコーダの動領域処理はフィールド内だけの処
理であるので、動領域処理用のメモリはラインメモリの
みで実現できた。しかし、上記した改良型MUSEデコ
ーダの動領域処理は、フィールド間のフィルタ処理が追
加されたため、高価なフィールドメモリが必要となり、
回路規模の増大及びコストアップが問題となっていた。
さらに、動領域処理部をIC化する場合において、フィ
ールドメモリは内蔵が困難でありICを1チップ化する
妨げとなっていた。
【0013】この発明は、高画質化のための動領域処理
の改良(フィールド間のフィルタ処理の追加)が低コス
トで行え、しかも動領域処理部を1チップIC化ができ
るMUSE信号デコーダを提供することを目的としてい
る。
の改良(フィールド間のフィルタ処理の追加)が低コス
トで行え、しかも動領域処理部を1チップIC化ができ
るMUSE信号デコーダを提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、静止領域処理部に従来より備えら
れているフィールドメモリを動領域処理のフィールドメ
モリとしても利用できるようにした下記構成のMUSE
信号デコーダを提供するものである。
するために本発明は、静止領域処理部に従来より備えら
れているフィールドメモリを動領域処理のフィールドメ
モリとしても利用できるようにした下記構成のMUSE
信号デコーダを提供するものである。
【0015】静止領域と動領域とにおいて、異なったオ
フセットサブサンプリングで帯域圧縮された映像信号で
あるMUSE信号を入力信号とし、フィールドメモリに
より少なくとも1フィールド、2フィールド、及び3フ
ィールド遅延された3つの信号と、前記入力信号である
0フィールド信号との4フィールド間の信号により4フ
ィールド間処理を行い、前記静止領域の映像信号を復調
する静止領域処理部と、前記動領域の映像信号を復調す
る動領域処理部とを備えたMUSE信号デコーダにおい
て、動領域処理部を、前記4フィールド間の信号の内の
連続する3フィールドの信号が供給されるフィールド間
垂直ハイパスフィルタと、前記フィールド間垂直ハイパ
スフィルタの出力が供給される水平ハイパスフィルタ
と、前記水平ハイパスフィルタの出力であるフィールド
間斜め高域信号を、前記連続する3フィールドの信号の
内のセンターフィールドの信号から減算する減算器と、
前記減算器の出力であるフィールド間斜め高域信号が除
去された信号が供給され、フィールド内内挿処理を行う
フィールド内2次元内挿フィルタとより構成したことを
特徴とするMUSE信号デコーダ。
フセットサブサンプリングで帯域圧縮された映像信号で
あるMUSE信号を入力信号とし、フィールドメモリに
より少なくとも1フィールド、2フィールド、及び3フ
ィールド遅延された3つの信号と、前記入力信号である
0フィールド信号との4フィールド間の信号により4フ
ィールド間処理を行い、前記静止領域の映像信号を復調
する静止領域処理部と、前記動領域の映像信号を復調す
る動領域処理部とを備えたMUSE信号デコーダにおい
て、動領域処理部を、前記4フィールド間の信号の内の
連続する3フィールドの信号が供給されるフィールド間
垂直ハイパスフィルタと、前記フィールド間垂直ハイパ
スフィルタの出力が供給される水平ハイパスフィルタ
と、前記水平ハイパスフィルタの出力であるフィールド
間斜め高域信号を、前記連続する3フィールドの信号の
内のセンターフィールドの信号から減算する減算器と、
前記減算器の出力であるフィールド間斜め高域信号が除
去された信号が供給され、フィールド内内挿処理を行う
フィールド内2次元内挿フィルタとより構成したことを
特徴とするMUSE信号デコーダ。
【0016】
【実施例】本発明は、動領域処理部の入力部にフィール
ド間垂直ハイパスフィルタを配置し、そのハイパスフィ
ルタに静止領域処理部に従来より存在するフィールドメ
モリの遅延出力を供給して、フィールド間斜め高域成分
をまず抽出する。その後に、フィールド内2次元内挿フ
ィルタを配置し、図10の斜線で示す帯域を得るように
した。これにより、本発明は、フィールドメモリの追加
なしに改良型動領域処理を実現できるようにしたもので
ある。
ド間垂直ハイパスフィルタを配置し、そのハイパスフィ
ルタに静止領域処理部に従来より存在するフィールドメ
モリの遅延出力を供給して、フィールド間斜め高域成分
をまず抽出する。その後に、フィールド内2次元内挿フ
ィルタを配置し、図10の斜線で示す帯域を得るように
した。これにより、本発明は、フィールドメモリの追加
なしに改良型動領域処理を実現できるようにしたもので
ある。
【0017】図1に一実施例を示す。なお、図5に示し
た従来例と同一部分には同一符号を付し、その部分の具
体的説明は省略する。静止領域処理部11内のフィール
ドメモリ1B,1C,1Dより出力される1フィール
ド、2フィールド及び、3フィールド遅延信号は、フィ
ールド間垂直ハイパスフィルタ(V-HPF) 1Pに供給され
る。フィールド間垂直ハイパスフィルタ1Pでは、図2
に斜線で示す帯域を通過域とするフィールド間のフィル
タ処理が行われ、ハイパスフィルタ1Pの出力は水平ハ
イパスフィルタ(H-HPF) 1Qに供給される。水平ハイパ
スフィルタ1Qにより、図2に示した帯域は図3に斜線
で示す帯域に制限され、帯域制限された信号(即ちフィ
ールド間斜め高域信号)は減算器1Rに供給される。
た従来例と同一部分には同一符号を付し、その部分の具
体的説明は省略する。静止領域処理部11内のフィール
ドメモリ1B,1C,1Dより出力される1フィール
ド、2フィールド及び、3フィールド遅延信号は、フィ
ールド間垂直ハイパスフィルタ(V-HPF) 1Pに供給され
る。フィールド間垂直ハイパスフィルタ1Pでは、図2
に斜線で示す帯域を通過域とするフィールド間のフィル
タ処理が行われ、ハイパスフィルタ1Pの出力は水平ハ
イパスフィルタ(H-HPF) 1Qに供給される。水平ハイパ
スフィルタ1Qにより、図2に示した帯域は図3に斜線
で示す帯域に制限され、帯域制限された信号(即ちフィ
ールド間斜め高域信号)は減算器1Rに供給される。
【0018】減算器1Rでは、フィールドメモリ1Cの
出力信号から水平ハイパスフィルタ1Qの出力信号を減
算する。減算器1Rから出力される信号は、図4に斜線
で示した帯域の信号(即ちフィールド間斜め高域信号が
除去された信号)となる。減算器1Rの出力信号はフィ
ールド内2次元内挿フィルタ(2D-Filter) 1Gに供給さ
れ、図10に斜線で示す帯域(高画質化のために広帯域
化した帯域)となる。そして、内挿フィルタ1Gの出力
は、動領域出力端子1Nより復調された動領域信号とし
て外部に供給される。上記したブロック1P〜1R,1
Gが動領域処理部13を構成する。
出力信号から水平ハイパスフィルタ1Qの出力信号を減
算する。減算器1Rから出力される信号は、図4に斜線
で示した帯域の信号(即ちフィールド間斜め高域信号が
除去された信号)となる。減算器1Rの出力信号はフィ
ールド内2次元内挿フィルタ(2D-Filter) 1Gに供給さ
れ、図10に斜線で示す帯域(高画質化のために広帯域
化した帯域)となる。そして、内挿フィルタ1Gの出力
は、動領域出力端子1Nより復調された動領域信号とし
て外部に供給される。上記したブロック1P〜1R,1
Gが動領域処理部13を構成する。
【0019】このように、本実施例では、動領域処理部
に動領域専用のフィールドメモリを追加することなく、
改良型動領域処理(フィールド間フィルタ処理を追加し
た動領域処理)を行うことができる。従って、このMU
SE信号デコーダでは、高画質化のための改良型動領域
処理を低コストで実現でき、しかも動領域処理部を1チ
ップIC化できるので小型化が図れる。
に動領域専用のフィールドメモリを追加することなく、
改良型動領域処理(フィールド間フィルタ処理を追加し
た動領域処理)を行うことができる。従って、このMU
SE信号デコーダでは、高画質化のための改良型動領域
処理を低コストで実現でき、しかも動領域処理部を1チ
ップIC化できるので小型化が図れる。
【0020】なお、フィールド間垂直ハイパスフィルタ
1Pに供給される信号は、入力信号(0フィールド信
号)、フィールドメモリ1Bによる1フィールド遅延信
号、フィールドメモリ1Cによる2フィールド遅延信号
の連続する3フィールドの信号でもよい。この場合、減
算器1Rにはフィールドメモリ1Bによる1フィールド
遅延信号(センターフィールド信号)を供給する。
1Pに供給される信号は、入力信号(0フィールド信
号)、フィールドメモリ1Bによる1フィールド遅延信
号、フィールドメモリ1Cによる2フィールド遅延信号
の連続する3フィールドの信号でもよい。この場合、減
算器1Rにはフィールドメモリ1Bによる1フィールド
遅延信号(センターフィールド信号)を供給する。
【0021】フィールドメモリ1B〜1Dでは、従来と
同様の動きベクトル処理が行われているが、この処理は
本発明の主旨には関わらないので、ここでは説明を省略
する。また、静止領域及び動領域との時間軸位相に関し
ても厳密には規定していない。
同様の動きベクトル処理が行われているが、この処理は
本発明の主旨には関わらないので、ここでは説明を省略
する。また、静止領域及び動領域との時間軸位相に関し
ても厳密には規定していない。
【0022】本発明は、MUSE−NTSCコンバー
タ、HDTV受像機等におけるMUSE信号復調回路に
幅広く利用できる。
タ、HDTV受像機等におけるMUSE信号復調回路に
幅広く利用できる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明のMUSE信号デコ
ーダは、動領域専用のフィールドメモリを追加すること
なく、改良型動領域処理(フィールド間フィルタ処理を
追加した動領域処理)を行うことができる。従って、こ
のMUSE信号デコーダでは、高画質化のための改良型
動領域処理を低コストで実現でき、しかも動領域処理部
を1チップIC化できるので小型化が図れる。
ーダは、動領域専用のフィールドメモリを追加すること
なく、改良型動領域処理(フィールド間フィルタ処理を
追加した動領域処理)を行うことができる。従って、こ
のMUSE信号デコーダでは、高画質化のための改良型
動領域処理を低コストで実現でき、しかも動領域処理部
を1チップIC化できるので小型化が図れる。
【図1】一実施例のブロック構成図である。
【図2】フィールド間垂直ハイパスフィルタ処理後の信
号帯域図である。
号帯域図である。
【図3】水平ハイパスフィルタ処理後の信号帯域図であ
る。
る。
【図4】減算処理後の信号帯域図である。
【図5】改良型MUSE信号デコーダの従来例を示す図
である。
である。
【図6】フィールド内2次元内挿フィルタ処理後の信号
帯域図である。
帯域図である。
【図7】水平ローパスフィルタ処理後の信号帯域図であ
る。
る。
【図8】減算処理後の信号帯域図である。
【図9】フィールド間垂直ローパスフィルタ処理後の信
号帯域図である。
号帯域図である。
【図10】加算処理後の信号帯域図(復調された動領域
信号の帯域図)である。
信号の帯域図)である。
【図11】旧タイプ(現行型)のフィールド内2次元内
挿フィルタ処理後の信号帯域図である。
挿フィルタ処理後の信号帯域図である。
1B〜1D フィールドメモリ 1E 4フィールド間静止処理回路 1P フィールド間垂直ハイパスフィルタ(V-HPF) 1Q 水平ハイパスフィルタ(H-HPF) 1R 減算器 11 静止領域処理部 13 動領域処理部
Claims (1)
- 【請求項1】静止領域と動領域とにおいて、異なったオ
フセットサブサンプリングで帯域圧縮された映像信号で
あるMUSE信号を入力信号とし、 フィールドメモリにより少なくとも1フィールド、2フ
ィールド、及び3フィールド遅延された3つの信号と、
前記入力信号である0フィールド信号との4フィールド
間の信号により4フィールド間処理を行い、前記静止領
域の映像信号を復調する静止領域処理部と、 前記動領域の映像信号を復調する動領域処理部とを備え
たMUSE信号デコーダにおいて、 動領域処理部を、 前記4フィールド間の信号の内の連続する3フィールド
の信号が供給されるフィールド間垂直ハイパスフィルタ
と、 前記フィールド間垂直ハイパスフィルタの出力が供給さ
れる水平ハイパスフィルタと、 前記水平ハイパスフィルタの出力であるフィールド間斜
め高域信号を、前記連続する3フィールドの信号の内の
センターフィールドの信号から減算する減算器と、 前記減算器の出力であるフィールド間斜め高域信号が除
去された信号が供給され、フィールド内内挿処理を行う
フィールド内2次元内挿フィルタとより構成したことを
特徴とするMUSE信号デコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261922A JP2996106B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | Muse信号デコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261922A JP2996106B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | Muse信号デコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102919A JPH08102919A (ja) | 1996-04-16 |
JP2996106B2 true JP2996106B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17368594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261922A Expired - Fee Related JP2996106B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | Muse信号デコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996106B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261922A patent/JP2996106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08102919A (ja) | 1996-04-16 |
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