JP2996059B2 - 避雷器及びその組立方法 - Google Patents

避雷器及びその組立方法

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JP2996059B2
JP2996059B2 JP5173946A JP17394693A JP2996059B2 JP 2996059 B2 JP2996059 B2 JP 2996059B2 JP 5173946 A JP5173946 A JP 5173946A JP 17394693 A JP17394693 A JP 17394693A JP 2996059 B2 JP2996059 B2 JP 2996059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の酸化亜鉛素子を積
層した互いに対向する積層素子柱間を保持する避雷器に
関する。
【0002】
【従来の技術】電力は、遠隔の原子力,水力、または火
力発電所で発生され、架空送電線により長距離を高い電
圧で需要地周辺の変電所まで架空送電されている。架空
送電線は山間部を通過しているため、自然現象のうち雷
現象により異常電圧の影響を受けることがある。万一、
雷が架空送電線に落ち、送電機器例えば、ガス絶縁開閉
装置(GIS),遮断器,断路器等が異常電圧の影響を
受け、過電圧により絶縁破壊すると、電力系統は地絡状
態となって送電機器を損傷し、送電不能に至る。このた
め、電力系統に過電圧抑制装置として避雷器を設置して
いる。近年、土地高騰により送電機器の縮小化が求めら
れ、SF6 絶縁ガス中に開閉装置用酸化亜鉛避雷器を収
納した所謂ガス絶縁開閉装置用酸化亜鉛避雷器を使用し
て、酸化亜鉛避雷器の縮小化を図っている。酸化亜鉛避
雷器は基本的には酸化亜鉛素子を直列に積重ね、ドーナ
ツ型酸化亜鉛素子を絶縁ロットと絶縁筒で固定して、ガ
ス例えばSF6 ガス中に直線的に配置している。
【0003】そして、高電圧になると、複数の酸化亜鉛
避雷器を直線的に積層した配置構成では、避雷器の長さ
が長くなり、ガス絶縁開閉装置に接続する避雷器として
適用することが困難となる。そこで、特開昭56−91402
号公報及び特公昭62−44681号公報に記載された避雷器
では酸化亜鉛素子を複数積層した積層素子柱を並列に配
置し、各積層素子柱間を電気的に接続した避雷器を使用
し、積重ねによる高さ方向を縮減させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この避
雷器では各積層素子柱が左右,上下等に振動すると、各
積層素子柱が途中で折れたり、或いは破損する等、耐震
性が悪い。
【0005】本発明の目的は、耐震性に優れた避雷器の
提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な特徴
は、円形状の非直線抵抗体素子が複数積層された積層素
子柱を相対させ、相対する積層素子柱を複数並列に配置
し、複数の積層素子柱間を電気的に接続した避雷器にお
いて、相対する積層素子柱間に連絡部を設けると共に、
少なくとも相対する積層素子柱の対向面又は相対する積
層素子柱間に連絡部を絶縁柱によって支持したことにあ
る。
【0007】
【作用】本発明の避雷器によれば、相対する積層素子柱
間に連絡部を設けると共に、少なくとも相対する積層素
子の対向面又は相対する積層素子柱間に連絡部を絶縁柱
によって支持したので、各積層素子柱は上下,左右等の
振動に対して安定する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図11によ
り説明する。
【0009】図3のガス絶縁タンク形避雷器1は、図4
のように円筒形状のタンク2を横置型配置にしている。
タンク2の脚部2Aはナット3Aが据付面3のボルト3
Bに挿入され、ナット3Aを締め付けて脚部2Aを据付
面3に固定している。タンク両端の開口部は端板4A,
4Bにより塞がれ内部を気密にし、絶縁媒体例えばSF
6 絶縁ガスを充填している。タンク2の上側及び下側に
高圧側シース5及び外側に突起したハンドホールを塞ぐ
蓋6Aを設けている。蓋6A内には輸送中にバネなどの
要因で発生する金属性パーティクルを吸着物6Bに集
め、絶縁信頼性を損なわないようにしている。
【0010】高圧側シース5はタンク上面より上方に延
びており、この内部に高圧側導体16を配置している。
高圧側導体16は対応する高圧側シース5のフランジ5
A間に支持された絶縁スペーサ17に支持され、調整用
金具15を介して高圧導体15Aに接続している。高圧
側導体15Aの先端はリング状のシールド15Tで構成
されている。高圧側調整用金具15は高圧側導体16と
高圧側シールド15Tとの間の寸法を調整する。4本の高
圧導体15Aは高圧側積層酸化亜鉛素子柱(以下高圧側
積層素子柱と称する)20X1の円周上に所定間隔(約
90度間隔)に取付板7A方向に延びて、高圧側支持板
9に接続している。
【0011】高圧導体側には高圧側リング状シールド1
5Tと14とを15Aを介して溶接により取り付け、高
圧側シルード14は高圧側積層素子柱20X1を包囲
し、電位分担を均一化している。対地側シールド18は
取付板7A及び絶縁筒8の一部を包囲していると共に、
端板4Aに取り付け支持されている。中間シールド19
は締付調整板12と低圧側積層酸化亜鉛素子柱(以下低
圧側積層素子柱と称する)20X2を包囲し、電位分担
を均一化し、締付調整板12に取り付け支持されてい
る。
【0012】取付板7A,7Bは端板4A,4Bに取り
付けられている。右側の取付板7Aは複数の絶縁筒8を
取り付けている。絶縁筒8は対地絶縁されていると共
に、常時の運転電圧に耐えるようにしている。絶縁筒8
に取り付けた支持板9と低圧側取付板7Bとの間に4個
の集合積層避雷器10及び絶縁支持筒11を配置してい
る。集合積層避雷器10及び絶縁支持筒11とは中間の
締付調整板12を介して複数の積層酸化亜鉛素子柱(以
下積層素子柱と称する)を配置している。
【0013】絶縁支持筒11は集合積層避雷器10の周
囲に約90度間隔で支持板上に4個配置されている。高
圧側支持板9は金属部材より成る。高圧側支持板9及び
低圧側取付板7Bと締付調整板12と対応する絶縁支持
筒対応面には、図5,図6,図7のように取付フランジ
13Aをネジ13Bにより支持板9に取り付け、取付フ
ランジ13Aの内部に設けた中空部に絶縁支持筒11を
挿入し、例えば中空部側取付フランジ内面の溝に接着剤
13Cを注入して、絶縁支持筒11を取付フランジ13
Aに固着する。
【0014】左右の締付調整板12Aと12Bとの間を
貫通しているボルト12Cは、ナット12Dを装着し、
ボルト12Dを締め付けて締付調整板12A,12Bを
支持する。締め付けをする時には、締付調整板12Aと
12Bとの間及び締付調整板12A側に挿入した皿バネ
12Eを介してボルト12Cに装着したナット12Dを
締め付けると共に、皿バネ12Eで締付力を調整してい
る。締付調整板12Aと12Bとの間は、柔軟性導体1
2Fの両端に設けた端子12Gを挿入したネジ12Hを
締付調整板12A,12Bに取り付けて、両調整板を電
気的に接続している。
【0015】集合積層避雷器10は、絶縁支持筒11と
絶縁支持筒11との間に4個を正方形に配置し、締付調
整板12と低圧側取付板7及び支持板9に支持されてお
り、締付調整板12には上述のボルト,ナット,皿バネ
を備え、上述と同様な働きと構造をしているので、説明
は省略する。
【0016】集合積層避雷器10は図8に示すように4
個の積層素子柱20A,20B,20C,20Dの柱間
を段階的に接続して構成され、これらは図1に示すよう
に同心状に配置している。積層素子柱20は図9に示す
ように、集合積層避雷器10を4並列接続した積層高圧
側積層素子柱20X1と集合積層避雷器10を4並列接
続した低圧側積層素子柱20X2とにより構成されてい
る。
【0017】集合積層避雷器10は図1(A),
(B),図2,図3,図4,図8,図9,図10,図1
1に示すように4個を正方形状に配置している。各集合
積層避雷器10は第1乃至第4の積層素子柱20A乃至
20Dを正方形状に配置している。各積層素子柱20A
乃至20Dは外側絶縁支持筒21と中間絶縁支持筒22
との間に支持されている。中間絶縁支持筒22は外側絶
縁支持筒21の直径より大きい。
【0018】積層素子柱20は、高圧側積層素子柱20
X1と低圧側積層素子柱20X2とより構成されてい
る。各積層素子柱20X1,20X2は次のように製作
する。図8に示すように低圧側取付板7B及び高圧側支
持板9に配置した3個の端部スペーサ23と1個の入力
側接続導体23Bに絶縁ロッド24を支持する。27Zは
低圧板取付板の場合、絶縁板で構成され、他方、高圧側
支持板の場合には導電性の材料で構成される。
【0019】図9に示すように入力側接続導体23Bは
高圧導体16Aと電気的に接続している。絶縁ロッド2
4には非直線抵抗体例えば酸化亜鉛素子25及び絶縁板
26と接続導体27Aを複数個積層し、各積層素子柱2
0A,20B,20Cおよび20Dの絶縁ロッド24の
最端には、絶縁板26および酸化亜鉛素子25とバネ2
6Aを順次挿入する。この後、絶縁ロッド24に締付調
整板12A,12Bを挿入し、締付調整板より突起した
絶縁ロッド24に装着した締付ボルト24Aを回転し
て、締付調整板12A,12Bと低圧側取付板7及び高
圧側支持板9との間に積層素子20を支持する。この効
果により、組立時に狭いタンク内で組立てることなく、
タンク外側の広い組立場所で予め集合積層避雷器10を
組立てることが出来るので、著しく組立作業がしやすく
なり、作業能率が向上した。バネ26Aは柔軟性連絡導
体25Z2により電気的に短絡され、締付調整板12
A,12B各々に接続されている。他方、締付調整板1
2Aと12Bとの間は柔軟性の連絡導体12Cにより電
気的に接続している。
【0020】酸化亜鉛素子25及び絶縁板26と接続導
体27は外観形状と中心とを円形形状と貫通穴29とで
形成している。絶縁板26は複数層の酸化亜鉛素子25
間に介在させると共に、連絡絶縁スペーサ26Aは並列
配置の各酸化亜鉛素子25間を連絡している。連絡絶縁
スペーサ26Aは各酸化亜鉛素子25と同形状の丸形部
26Bと丸形部26Bより幅の狭い連絡部26Cとから
構成されている。また積層素子の形状は正方形,楕円形
でも良く後述の如く4点支持を出来れば良い。いずれに
しろ、絶縁支持筒は各積層素子柱の2点を支持して約二
等辺三角形を形成する。
【0021】即ち、各積層素子柱20A乃至20Dの対
向面の中心より外側対向面間を外側絶縁支持筒21と中
間絶縁支持筒22との4点間により挟持されており、各
積層素子柱20が左右,上下等に振動しても充分な機械
的強度が得られるので、避雷器が破損しにくく、耐震性
が著しく向上をした。保持に関しては、図2の例えば連
絡絶縁スペーサ26Aの窪部間の2点で挟持しても耐震
性を向上させることができる。
【0022】本発明の連絡絶縁スペーサ26Aは第1乃
至第4の積層素子柱20A乃至20D間を連結して、集合
積層避雷器10の断面係数を増加させて、例えば各積層
酸化亜鉛素子柱自身が水平方向に振動するのを防止し
て、各積層素子柱間の短絡事故を防止すると共に、更に
耐震性を著しく向上させることが出来るようになった。
耐震性については、横置型の左右振動、縦置型の上下振
動に応じて、各積層素子柱20の中間は脹らむので、各
積層素子柱20の中間に連絡絶縁スペーサ26Aを連結
して、脹らみを防止する。また26Aは組立時に各積層
素子20A〜20D間の位置を正確に保持できるようにし
たので、組立作業能率を良くすることができるようにな
った。
【0023】本発明の避雷器を特に横型配置の時には、
各積層素子柱20Aと20Bは外側絶縁支持筒21と中
間絶縁支持筒22との間に載置されており、落ちにく
く、安定性が有る。横型配置の場合は、図2の例えば2
1を除去して22で保持する2点間で保持してでも耐震
性を向上させることができる。耐震性が向上出来れば良
い。
【0024】外側絶縁支持筒21と中間絶縁支持筒22
とは酸化亜鉛素子25の丸形部26B間と絶縁板26,連
絡絶縁スペーサ26Aの丸形部26B間の窪部28を挟
持して積層素子柱20を支持し、避雷器1の直径を縮小
するようにした。即ち、外観形状が曲面状の外側絶縁支
持筒21と中間絶縁支持筒22とは各積層素子柱直径の
狭い窪部28を4点間で保持しているので、避雷器の直
径を縮小することが出来るようになった。各両支持筒2
1,22は連絡部26Cで挟持してもよい。
【0025】また中間絶縁支持筒22の直径を外側絶縁
支持筒21の直径より大きくして、積層素子柱20A乃
至20Dを確実に保持することができる。
【0026】このことは、中間絶縁支持筒22の直径を
外側絶縁支持筒21の直径より大きくして、1個の中間
絶縁支持筒22を使用すればよいから、避雷器の組立時
の組立時間が節約できるようになった。
【0027】接続導体27は第1乃至第4の積層素子柱
20A乃至20Dの各酸化亜鉛素子25を高圧側から低
圧側に直列に接続する。隣接する酸化亜鉛素子25Aと
酸化亜鉛素子25Bとを接続する時には、酸化亜鉛素子
25Aの上面側から酸化亜鉛素子25Bの下面側に傾斜
しながら渡り接続する渡り接続部27Aにより接続し
て、積層素子柱20の高さを酸化亜鉛素子1個分だけ、
低く出来るようにしたので、避雷器の高さまたは長さを
縮小することが出来るようになり、耐震性を向上させる
ことが出来るようなった。
【0028】接続導体27の接地端末部27Zはスペー
サ23B2及び低圧側取付板7Bと端板4Bに貫通穴3
0を設ける。貫通穴30には4個の集合積層避雷器10
に囲まれた中心に接地端子31を配置し、各集合積層避
雷器10の位置決めをしやすくすると共に、接地端子3
1と接地端末部27Zとの間を最短距離で接続出来るの
で、その分避雷器の内部インダクタンスを低く出来るよ
うになった。接地端子31に各集合積層避雷器10の接
地端末部27Zをボルト32で固定している。接地端子
31に設けた接地接続部33例えばチュリップ型コンタ
クトに接地導体34を挿入して、電気的に接続する。接
地導体34を設けた接地側スペーサ35はボルト36に
て端板4Bに支持されている。
【0029】矢印で示す接地電流iは高圧側導体15→
15T→15A→高圧側支持板9→高圧側積層素子柱2
0X1→柔軟性導体12F→接続導体23B1→低圧側
積層素子柱20X2→接地端末部27Z→接地端子31
→接地導体34に通電される。
【0030】また、避雷器の放電電流は高圧側導体15
→15T→15A→高圧側支持板9を通って、高圧側積
層素子柱20X1に通電されることから、電流回路は往
復回路となり、相互誘導効果により避雷器固有の内部イ
ンダクタンスを低減させることができる。更に、避雷器
の急峻波応答制限電圧はLdi/dt(L:インダクタン
ス,di/dt:電流変化率)により発生することから、内
部インダクタンスが減少すると誘起電圧は減少するので
制限電圧は低下し、避雷器としての保護特性が向上し
た。
【0031】このように、本発明の避雷器の保持装置に
よれば、 1.各積層素子柱20A乃至20Dは外側絶縁支持筒2
1と中間絶縁支持筒22との複数間により保持されてお
り、左右,上下等の振動に対しても充分な機械的強度が
得られるので、避雷器が破損しにくく、耐震性を著しく
向上させることが出来るようになった。保持に関して
は、図2の4点保持を例えば22を除去して2点間で保
持しても耐震性を向上させることができる。
【0032】また避雷器を特に横型配置時には、各積層
素子柱20Aと20Bは外側絶縁支持筒21と中間絶縁
支持筒22との間に載置されており、落ちにくく、安定
性が有る。横型配置の場合は、図2の4点保持を例えば
21を除去して22で保持する2点間で保持しても耐震
性を向上させることができる。
【0033】2.更に、第1乃至第4の積層素子柱20
A乃至20Dの外観形状が曲面状の外側絶縁支持筒21
と中間絶縁支持筒22とは各積層素子柱20の直径の狭
い窪部28を4点間で保持しているので、避雷器の直径
を縮小することが出来るようになった。
【0034】また中間絶縁支持筒22の直径を外側絶縁
支持筒21の直径より大きくして、1個の中間絶縁支持
筒22を使用出来るようにしたことにより、避雷器の組
立時の組立時間が節約できるようになった。
【0035】3.接地端子31の周囲に4個の集合積層
避雷器10を配置して、各集合積層避雷器10の位置決
めをしやすくすると共に、接地端子31と接地端末部2
7Zとの間を最短距離で接続出来るので、その分避雷器
内部インダクタンスが低く出来るようになり、避雷器と
しての保護特性が向上した。
【0036】4.隣接する酸化亜鉛素子25Aと酸化亜
鉛素子25Bとを接続する時には、酸化亜鉛素子25A
の上面側から酸化亜鉛素子25Bの下面側に渡り接続す
る傾斜接続部27Aを介して接続し、積層素子柱20の
高さを酸化亜鉛素子1個分だけ、低く出来るようにした
ので、避雷器の高さまたは長さを縮小することが出来る
ようになり、耐震性を向上させることが出来るようにな
った。
【0037】5.避雷器の構成を避雷器ユニットの中心
部に避雷器用高圧側リングシールドの端部を配置し、他
方、このリングシールドと直角方向に避雷器高圧ドータ
イを配置したこと、高圧導体より対地側タンクの底面に
外側に突起したくぼみを設けた避雷器の保持装置と構成
を実現することにより、絶縁ガス入り接地タンクに縦置
もしくは横置に避雷器配置接続ができるガス絶縁開閉装
置が可能になり、避雷器による雷サージ保護が確実に行
えるようになった。
【0038】図12は本発明によるタンク形避雷器の垂
直配置の例を示す。リングシールド15Aの先端部リン
グシールド15Tと高圧導体16を接続することによ
り、縦置避雷器として配置したとき、対地側に近い部分
で高圧側母線導体40との接続が可能となり、例えば変
圧器41の母線用導体42に容易に接続できる。このこ
とは変圧器母線に直結でき、ガス母線を最短にすること
が可能となり、コスト低減が図れる。また、低層化ガス
絶縁機器の実現を意味し、変圧器の据付け作業を容易に
するメリットが出た。
【0039】尚、本発明の避雷器は上述実施例の他に気
中でも使用することが出来る。また集合避雷器を予め外
部で組立後、この集合避雷器をタンク内に配置後、タン
ク内に絶縁ガスを注入してタンク形避雷器を組立てれ
ば、狭いタンク内で集合避雷器を組立てる必要がなく、
組立てが容易になった。
【0040】
【発明の効果】本発明の避雷器によれば、各積層素子柱
が上下,左右等の振動に対して安定するので、避雷器の
耐震性を向上させることができる。従って、耐震性に優
れた避雷器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施例である図3,図4のタ
ンク形避雷器に使用した集合積層避雷器の平面図、
(B)は図3,図4の横置タンク形避雷器に使用した積
層素子柱の分解斜視図。
【図2】本発明の他の実施例として示した酸化亜鉛素子
配置例を示した集合積層避雷器の平面図。
【図3】本発明の実施例として示した横置タンク形避雷
器の側断面図。
【図4】本発明による横置タンク形避雷器内の中身を示
す平面図。
【図5】図4に使用した本発明による支持絶縁筒の構造
を示す断面図。
【図6】図4に使用した本発明による支持絶縁筒の配置
を示す断面図。
【図7】図4に使用した本発明による締付調整板間を接
続を示す断面図。
【図8】図4に使用した本発明の複数の積層素子柱間の
接続を示す側断面図。
【図9】図4に使用した本発明の高圧側及び低圧側積層
素子柱の側断面図。
【図10】図4に使用した本発明の接地側の実施例を示
す断面図。
【図11】図4に使用した本発明の接地側端子の実施例
を示す平面図。
【図12】本発明の他の実施例として示した縦置タンク
形避雷器の側断面図である。
【符号の説明】 20…積層素子柱、21…外側絶縁支持筒、22…中間
絶縁支持筒、25…酸化亜鉛素子、26…絶縁板、26
A…連絡絶縁スペーサ、27…接続導体。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形状の非直線抵抗体素子が複数積層され
    た積層素子柱を相対させ、該相対する積層素子柱を複数
    並列に配置し、該複数の積層素子柱間を電気的に接続し
    た避雷器において、前記相対する積層素子柱間に連絡部
    を設けると共に、少なくとも前記相対する積層素子柱の
    対向面を絶縁柱によって支持したことを特徴とする避雷
    器。
  2. 【請求項2】 円形状の非直線抵抗体素子が複数積層され
    た積層素子柱を相対させ、該相対する積層素子柱を複数
    並列に配置し、該複数の積層素子柱間を電気的に接続し
    た避雷器において、前記相対する積層素子柱間に連絡部
    を設けると共に、少なくとも該連絡部の中間部分を絶縁
    柱によって支持したことを特徴とする避雷器。
  3. 【請求項3】 円形状の非直線抵抗体素子が複数積層され
    た積層素子柱を相対させ、該相対する積層素子柱を複数
    並列に配置し、該複数の積層素子柱間を電気的に接続し
    た避雷器において、前記相対する積層素子柱間に連絡部
    を設けると共に、前記相対する積層素子柱の対向面及び
    前記連絡部の中間部分を絶縁柱によって支持したことを
    特徴とする避雷器。
  4. 【請求項4】 円形状の非直線抵抗体素子が複数積層され
    た積層素子柱を相対させ、かつ該相対する積層素子柱間
    を、対向する円形部分と該円形部分間を連絡し該円形部
    分よりも幅の狭い連絡部からなり、これらによって形成
    されたくぼみ部を有する絶縁スペーサによって連絡し、
    該連絡され相対する積層素子柱と絶縁柱とを交互に複数
    並列に配置すると共に、該複数の積層素子柱間を接続導
    体によって電気的に接続し、前記絶縁スペーサのくぼみ
    部に絶縁柱を配置して前記積層素子柱を挟持したことを
    特徴とする避雷器。
  5. 【請求項5】 絶縁性ガスが封入された接地タンクと、該
    接地タンク内に配置された高圧側集合体と、前記接地タ
    ンク内に配置され該高圧側集合体と対向する低圧側集合
    体とを備え、前記高圧側集合体及び低圧側集合体は、円
    形状の非直線抵抗体素子が複数積層された積層素子柱を
    相対させ、かつ該相対する積層素子柱間に連絡部を設
    け、該連絡され相対する積層素子柱と絶縁柱とを交互に
    複数並列に配置すると共に、該複数の積層素子柱間を電
    気的に接続し、少なくとも前記相対する積層素子柱の対
    向面又は前記絶縁スペーサの連絡部の中間部分を絶縁柱
    によって支持したものであり、電気的に接続されている
    ことを特徴とする避雷器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記高圧側集合体及び
    低圧側集合体は、前記高圧側集合体及び低圧側集合体の
    対向側に取付けた板状部材と、該板状部材間に取付けら
    れた柔軟性を有する導体とによって電気的に接続されて
    いることを特徴とする避雷器。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記高圧側集合
    体及び低圧側集合体を横置で前記接地タンク内に配置し
    たことを特徴とする避雷器。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6において、前記高圧側集合
    体及び低圧側集合体を縦置で前記接地タンク内に配置し
    たことを特徴とする避雷器。
  9. 【請求項9】 円形状の非直線抵抗体素子が複数積層され
    た積層素子柱を相対させ、かつ該相対する積層素子柱間
    に連絡部を設け、該連絡され相対する積層素子柱と絶縁
    柱とを交互に複数並列に配置すると共に、該複数の積層
    素子柱間を電気的に接続し、少なくとも前記相対する積
    層素子柱の対向面又は前記絶縁スペーサの連絡部の中間
    部分を絶縁柱によって支持した集合体を形成し、該集合
    体を接地タンク内に収納し、該接地タンク内に絶縁性ガ
    スを封入することを特徴とする避雷器の組立方法。
  10. 【請求項10】 絶縁性ガスが封入されたシース内に導体
    を収納し、該導体を介して電気機器と避雷器とを電気的
    に接続したガス絶縁機器において、前記避雷器は、絶縁
    性ガスが封入され絶縁スペーサを介して前記シースに接
    続された接地タンクと、該接地タンク内に配置された集
    合体とを有し、該集合体は、円形状の非直線抵抗体素子
    が複数積層された積層素子柱を相対させ、かつ該相対す
    る積層素子柱間に連絡部を設け、該連絡され相対する積
    層素子柱と絶縁柱とを交互に複数並列に配置すると共
    に、該複数の積層素子柱間を電気的に接続し、少なくと
    も前記相対する積層素子柱の対向面又は前記絶縁スペー
    サの連絡部の中間部分を絶縁柱によって支持したもので
    あることを特徴とするガス絶縁機器。
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