JPH0534801B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0534801B2 JPH0534801B2 JP59136185A JP13618584A JPH0534801B2 JP H0534801 B2 JPH0534801 B2 JP H0534801B2 JP 59136185 A JP59136185 A JP 59136185A JP 13618584 A JP13618584 A JP 13618584A JP H0534801 B2 JPH0534801 B2 JP H0534801B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- resistors
- tank
- case
- exhaust pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 15
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 8
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 5
- 229910018503 SF6 Inorganic materials 0.000 claims description 2
- SFZCNBIFKDRMGX-UHFFFAOYSA-N sulfur hexafluoride Chemical compound FS(F)(F)(F)(F)F SFZCNBIFKDRMGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 229960000909 sulfur hexafluoride Drugs 0.000 claims description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 16
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 10
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 8
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 1
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910000040 hydrogen fluoride Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 239000000741 silica gel Substances 0.000 description 1
- 229910002027 silica gel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C3/00—Non-adjustable metal resistors made of wire or ribbon, e.g. coiled, woven or formed as grids
- H01C3/10—Non-adjustable metal resistors made of wire or ribbon, e.g. coiled, woven or formed as grids the resistive element having zig-zag or sinusoidal configuration
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Details Of Resistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は変圧器巻線の中性点を抵抗器を介して
接地する電力用の中性点接地抵抗装置に使用する
封入形抵抗装置に関するもので、その目的は封入
形抵抗装置の小型化および安全性の向上をはかる
ことにある。
接地する電力用の中性点接地抵抗装置に使用する
封入形抵抗装置に関するもので、その目的は封入
形抵抗装置の小型化および安全性の向上をはかる
ことにある。
一般に送電系統においては、一線地絡時の異常
電圧抑制および地絡継電器の要素の検出、あるい
は通信線への誘導障害を防止するうえから中性点
設置方式が広く採用されており、この方式の実例
としては、第5図に示すように、例えば、中性点
接地抵抗装置1が、送電系統の中継地点とる変電
所内において、変圧器2の中性点ブツシング2a
に接続設置されている。前記中性点接地形抵抗装
置1はケース3内に抵抗素体aをグリツド状に配
置した複数台の抵抗器4からなり、その設置は変
圧器2の横に立設した保護柵5内に、複数台の抵
抗器4を直列接続させて据付けられている。尚、
6は抵抗器4据付用の絶縁硝子である。
電圧抑制および地絡継電器の要素の検出、あるい
は通信線への誘導障害を防止するうえから中性点
設置方式が広く採用されており、この方式の実例
としては、第5図に示すように、例えば、中性点
接地抵抗装置1が、送電系統の中継地点とる変電
所内において、変圧器2の中性点ブツシング2a
に接続設置されている。前記中性点接地形抵抗装
置1はケース3内に抵抗素体aをグリツド状に配
置した複数台の抵抗器4からなり、その設置は変
圧器2の横に立設した保護柵5内に、複数台の抵
抗器4を直列接続させて据付けられている。尚、
6は抵抗器4据付用の絶縁硝子である。
然るに、前記各抵抗器4は通常気中絶縁方式を
採用している関係上大形化し、又、据付けに当つ
ては大部分が横1列の状態で設置されいるので、
据付面積が広くなると共に、安全性に問題があつ
た。一方、近年ガス絶縁機器にみられるように、
変電機器は絶縁材として六フツ化イオウガス(以
下SF6ガスという)を使用して機器の小形軽量化
がはかられており、中性点接地抵抗装置1に使用
する抵抗器4においても同様である。例えば、第
6図に示すように、SF6ガスGを封入した密閉型
のケース3内に抵抗素子aを収納したり、又、第
7図のように、抵抗素体a間に無機質・板状の絶
縁スペーサ7を介して設けた抵抗素体aを、SF6
ガスGを封入したケース3に収納したものがあ
る。そして、各抵抗素体aはケース3内において
それぞれ多段状に積層されている。しかし、前者
は抵抗素体aに電流が流れると、抵抗電流分又は
電力量に応じた熱がそのまま抵抗素体aから放酸
されるので、抵抗素体aやケース3は耐熱性に優
れたものを必要とし、又、SF6ガスは抵抗素体a
からの熱で分解されてフツ化水素ガス等の分解ガ
スが発生し、これがケース3内に蓄積される結
果、抵抗素体aへの通電容量が制限を受けること
があつた。この欠点は抵抗器4自体を大きくすれ
ば問題はないが、これでは中性点接地抵抗装置1
が大型化すると共に、広い設置面積が必要とな
る。又、後者は絶縁スペーサ7によつて抵抗素体
aに電流が流れたときに生ずる電磁機械力によつ
て抵抗素体a同士が接触するのを防止できるの
で、抵抗素体a間の間隔を狭まくして抵抗器4の
小型化をはかることができるが、抵抗器4の組立
に際しては、抵抗素体aを絶縁スペーサ7や連結
部材8に固定しながら組立てなければならないの
で、製作に多くの手間と時間を要していた。又、
抵抗素体aの発熱によりSF6ガスGが分解され、
この分解ガスによつて絶縁スペーサ7を劣化損傷
させる虞れがあり、このため、長年月の間に抵抗
器4としての機能が低下したり、その寿命を短縮
させる等の虞れがあつた。
採用している関係上大形化し、又、据付けに当つ
ては大部分が横1列の状態で設置されいるので、
据付面積が広くなると共に、安全性に問題があつ
た。一方、近年ガス絶縁機器にみられるように、
変電機器は絶縁材として六フツ化イオウガス(以
下SF6ガスという)を使用して機器の小形軽量化
がはかられており、中性点接地抵抗装置1に使用
する抵抗器4においても同様である。例えば、第
6図に示すように、SF6ガスGを封入した密閉型
のケース3内に抵抗素子aを収納したり、又、第
7図のように、抵抗素体a間に無機質・板状の絶
縁スペーサ7を介して設けた抵抗素体aを、SF6
ガスGを封入したケース3に収納したものがあ
る。そして、各抵抗素体aはケース3内において
それぞれ多段状に積層されている。しかし、前者
は抵抗素体aに電流が流れると、抵抗電流分又は
電力量に応じた熱がそのまま抵抗素体aから放酸
されるので、抵抗素体aやケース3は耐熱性に優
れたものを必要とし、又、SF6ガスは抵抗素体a
からの熱で分解されてフツ化水素ガス等の分解ガ
スが発生し、これがケース3内に蓄積される結
果、抵抗素体aへの通電容量が制限を受けること
があつた。この欠点は抵抗器4自体を大きくすれ
ば問題はないが、これでは中性点接地抵抗装置1
が大型化すると共に、広い設置面積が必要とな
る。又、後者は絶縁スペーサ7によつて抵抗素体
aに電流が流れたときに生ずる電磁機械力によつ
て抵抗素体a同士が接触するのを防止できるの
で、抵抗素体a間の間隔を狭まくして抵抗器4の
小型化をはかることができるが、抵抗器4の組立
に際しては、抵抗素体aを絶縁スペーサ7や連結
部材8に固定しながら組立てなければならないの
で、製作に多くの手間と時間を要していた。又、
抵抗素体aの発熱によりSF6ガスGが分解され、
この分解ガスによつて絶縁スペーサ7を劣化損傷
させる虞れがあり、このため、長年月の間に抵抗
器4としての機能が低下したり、その寿命を短縮
させる等の虞れがあつた。
本発明は前記の欠点を除去して、抵抗素体を収
容したケースを開放形として、抵抗素体に電流が
供給されたときに発生する前記抵抗素体からの熱
を速やかに大気中に放出されることにより、抵抗
素体からの熱によつてSF6ガスが熱分解するのを
防止するようにした小型で絶縁性能に優れた中性
点接地抵抗装置を提供するものである。
容したケースを開放形として、抵抗素体に電流が
供給されたときに発生する前記抵抗素体からの熱
を速やかに大気中に放出されることにより、抵抗
素体からの熱によつてSF6ガスが熱分解するのを
防止するようにした小型で絶縁性能に優れた中性
点接地抵抗装置を提供するものである。
以下本発明の実施例を第1図乃至第4図により
説明する。第1図において、11は変電所内に設
置された変圧器、12は変圧器11の横に設置さ
れた本発明の中性点設置抵抗装置(以下抵抗装置
という)で、この抵抗装置12はその入力側の硝
子12aを介して変圧器11の中性点ブツシング
11aとケーブル13によつて接続されている。
そして、前記抵抗装置12は複数段に積層された
抵抗器14、SF6ガスGを充満させて前記複数段
の抵抗器14を被覆するタンク15によつて構成
されている。次に前記抵抗器14の構造を第2図
および第3図によつて説明すると、16は金属板
を四角形状に成形したシールドケース(以下ケー
スという)、17はケース16内に収容設置され
た抵抗体で、フエライト系の特殊鋼等からなる板
材をグリツド状に曲成した抵抗素体17aと、こ
の抵抗素体17aを挾持する絶縁支持棒18とか
らなり、絶縁支持棒18は耐熱性に優れた例えば
磁器材料によつて棒状に成形され、その表面の
上、下部にはグリツ状の抵抗素体17aが嵌合で
きるように凹溝18aが必要数形成されている。
抵抗体17を組立てる場合は、所要の間隔で2本
平行に並べた絶縁支持棒18上に第3図の如く、
グリツド状の抵抗素体17aを凹溝18aに嵌合
させて載置し、次に前記抵抗素体17a状には第
2図に示すように、2段目となる絶縁支持棒18
を、1段目の絶縁支持棒18と同様に配置してそ
の下側の凹溝18aに抵抗素体17aの上端縁を
嵌合させて乗載する。以上のような動作を順次繰
り返して抵抗素体17aを各段毎に絶縁支持棒1
8を介在させて所要段数積層する。前記抵抗素体
17aの積層後、絶縁支持棒18の両端部から突
出する支持ボルト18bを側板19の外側に挿通
させて、この支持ボルト18bにツト20を締付
けて抵抗体17の組立てを行う。尚、各段の抵抗
素体17aはそれぞれ板状の接続導体21によつ
て直列に接続される。22,23は抵抗体17の
入力端と出力端とにそれぞれ接続した端子板、そ
して、前記抵抗体17はケース16内に収容して
から側板19をケース16の底面にボルト等にて
固定する。24はケース16の側面に取付けた硝
子で、この硝子24の導電部に前記端子板22,
23を接続する。つづいて、ケース16にカバー
16aを被せて抵抗器14の組立てを終了する。
25はケース16の上、下部にパイプを周設して
形成したシールドリングである。次に、前記抵抗
器14を用いて抵抗装置12を組立てる場合は、
抵抗器14は各段毎に絶縁硝子26を介して必要
段数(本実施例では5段)積層して相互に固定す
る。この際、抵抗器14は硝子24側を向き合せ
た状態で2列になつて積層される。前記のように
して積層した抵抗器14は、第1図および第3図
に示すように、互いに対応する抵抗器14の硝子
24に設けた引出端子24aを接続導体27にて
接続することにより、各抵抗器14はその最下段
から最上段に向けて電流が第1図のように、左列
の抵抗器と右列の抵抗器とに交互に流れるように
直列に接続されている。又、横方向に相対応する
抵抗器14,14間は直線状の連絡管28により
連結されて、ケース16,16同志が互いに連通
するようになつており、更に、第4図に示すよう
に、右列の抵抗器14と、この抵抗器14より1
段だけ上となる左列の抵抗器14との間には、ほ
ぼZ型の連絡管29が前記連絡管28と同様、連
通可能に接続されている。そして、右列最上段の
抵抗器14からは、熱気排出管30が外気を各抵
抗器14内に流通させるように取付けられてい
る。従つて、各抵抗器14内はそれぞれ連絡管2
8,29、熱気排出管30を介して外気が流通す
るように構成されている。このあと、積層された
抵抗器14をタンク15て気密に被覆させる。こ
の際、熱気排出管30はタンク15外に導出され
ている。タンク15の被覆後、このタンク15内
に絶縁用のSF6ガスGを封入することにより、電
力用の中性点接地抵抗装置12を構成する。図
中、31は熱気排出管30の先端に取付けられた
シリカゲル等の吸湿剤を収納した吸湿装置、又、
12bはタンク15に取付けた出力側の硝子で、
この硝子12bの導電部には第1図に示すタンク
15内右列最上段の抵抗器14の出力側と接続さ
れてアース線32により接地されている。又、入
力側の硝子12aの導電部には第1図に示すタン
ク15内左例最下段の抵抗器14の入力側が接続
されている。33はタンク15の接地用アース線
である。
説明する。第1図において、11は変電所内に設
置された変圧器、12は変圧器11の横に設置さ
れた本発明の中性点設置抵抗装置(以下抵抗装置
という)で、この抵抗装置12はその入力側の硝
子12aを介して変圧器11の中性点ブツシング
11aとケーブル13によつて接続されている。
そして、前記抵抗装置12は複数段に積層された
抵抗器14、SF6ガスGを充満させて前記複数段
の抵抗器14を被覆するタンク15によつて構成
されている。次に前記抵抗器14の構造を第2図
および第3図によつて説明すると、16は金属板
を四角形状に成形したシールドケース(以下ケー
スという)、17はケース16内に収容設置され
た抵抗体で、フエライト系の特殊鋼等からなる板
材をグリツド状に曲成した抵抗素体17aと、こ
の抵抗素体17aを挾持する絶縁支持棒18とか
らなり、絶縁支持棒18は耐熱性に優れた例えば
磁器材料によつて棒状に成形され、その表面の
上、下部にはグリツ状の抵抗素体17aが嵌合で
きるように凹溝18aが必要数形成されている。
抵抗体17を組立てる場合は、所要の間隔で2本
平行に並べた絶縁支持棒18上に第3図の如く、
グリツド状の抵抗素体17aを凹溝18aに嵌合
させて載置し、次に前記抵抗素体17a状には第
2図に示すように、2段目となる絶縁支持棒18
を、1段目の絶縁支持棒18と同様に配置してそ
の下側の凹溝18aに抵抗素体17aの上端縁を
嵌合させて乗載する。以上のような動作を順次繰
り返して抵抗素体17aを各段毎に絶縁支持棒1
8を介在させて所要段数積層する。前記抵抗素体
17aの積層後、絶縁支持棒18の両端部から突
出する支持ボルト18bを側板19の外側に挿通
させて、この支持ボルト18bにツト20を締付
けて抵抗体17の組立てを行う。尚、各段の抵抗
素体17aはそれぞれ板状の接続導体21によつ
て直列に接続される。22,23は抵抗体17の
入力端と出力端とにそれぞれ接続した端子板、そ
して、前記抵抗体17はケース16内に収容して
から側板19をケース16の底面にボルト等にて
固定する。24はケース16の側面に取付けた硝
子で、この硝子24の導電部に前記端子板22,
23を接続する。つづいて、ケース16にカバー
16aを被せて抵抗器14の組立てを終了する。
25はケース16の上、下部にパイプを周設して
形成したシールドリングである。次に、前記抵抗
器14を用いて抵抗装置12を組立てる場合は、
抵抗器14は各段毎に絶縁硝子26を介して必要
段数(本実施例では5段)積層して相互に固定す
る。この際、抵抗器14は硝子24側を向き合せ
た状態で2列になつて積層される。前記のように
して積層した抵抗器14は、第1図および第3図
に示すように、互いに対応する抵抗器14の硝子
24に設けた引出端子24aを接続導体27にて
接続することにより、各抵抗器14はその最下段
から最上段に向けて電流が第1図のように、左列
の抵抗器と右列の抵抗器とに交互に流れるように
直列に接続されている。又、横方向に相対応する
抵抗器14,14間は直線状の連絡管28により
連結されて、ケース16,16同志が互いに連通
するようになつており、更に、第4図に示すよう
に、右列の抵抗器14と、この抵抗器14より1
段だけ上となる左列の抵抗器14との間には、ほ
ぼZ型の連絡管29が前記連絡管28と同様、連
通可能に接続されている。そして、右列最上段の
抵抗器14からは、熱気排出管30が外気を各抵
抗器14内に流通させるように取付けられてい
る。従つて、各抵抗器14内はそれぞれ連絡管2
8,29、熱気排出管30を介して外気が流通す
るように構成されている。このあと、積層された
抵抗器14をタンク15て気密に被覆させる。こ
の際、熱気排出管30はタンク15外に導出され
ている。タンク15の被覆後、このタンク15内
に絶縁用のSF6ガスGを封入することにより、電
力用の中性点接地抵抗装置12を構成する。図
中、31は熱気排出管30の先端に取付けられた
シリカゲル等の吸湿剤を収納した吸湿装置、又、
12bはタンク15に取付けた出力側の硝子で、
この硝子12bの導電部には第1図に示すタンク
15内右列最上段の抵抗器14の出力側と接続さ
れてアース線32により接地されている。又、入
力側の硝子12aの導電部には第1図に示すタン
ク15内左例最下段の抵抗器14の入力側が接続
されている。33はタンク15の接地用アース線
である。
尚、タンク15内において各抵抗器14,14
間を連通可能に連絡する連絡管28,29と熱気
排出管30並びに吸湿装置31は耐熱性のゴムと
か合成樹脂等からなる絶縁材料によつて製作さ
れ、抵抗器14や吸湿装置31との連結部分は耐
熱性の図示しないシール材を用いて気密に連結さ
れている。
間を連通可能に連絡する連絡管28,29と熱気
排出管30並びに吸湿装置31は耐熱性のゴムと
か合成樹脂等からなる絶縁材料によつて製作さ
れ、抵抗器14や吸湿装置31との連結部分は耐
熱性の図示しないシール材を用いて気密に連結さ
れている。
次に動作について説明すると、今、変圧器11
の中性点ブツシング11aからケーブル13一硝
子12aを通つて抵抗装置12を構成するタンク
15内の各抵抗器14に電流が流れた場合、抵抗
器14内の抵抗素体17aからは前記電流分に応
じた熱が発生し、この熱によつて各抵抗器14の
ケース16内の空気を加温する。この結果、ケー
ス16内の空気は抵抗器14に電流が流れている
間は抵抗素体17aから発生する熱によつて膨張
することとなり、この際、ケース16が完全に密
閉されていると、ケース16はその内部の空気が
膨張することによつて悪影響を受ける場合が多い
が、本発明は各抵抗器14のケース16相互間が
互いに連絡管28,29によつて連通されている
と共に、抵抗装置12を構成する抵抗器14群の
うち、最上段の抵抗器14内は熱気排出管30に
よつて直接大気中と連通するように構成されてい
るので、各抵抗器14のケース16内において膨
張している空気は、連結管28,29を介して各
抵抗器14内を通つて上昇し、熱気排出管30を
備えた最上段の抵抗器14から前記熱気排出管3
0一吸湿装置31を経て大気中に放出される。こ
のため、抵抗器14への通電中に抵抗素体17a
から生ずる熱によつて各抵抗器14群のケース1
6内に存在する空気は一旦加温され膨張すること
となるが、この空気は連絡管28,29および熱
気排出管30を通てて直ちに大気中に放出される
ため、各抵抗器14内は抵抗素体17aの発熱に
よつて一時的に温度上昇はするものの膨張した空
気が直ちに排出される結果、ケース16内圧が高
くなるということは全くない。又、各抵抗器14
の内部とタク15内とは連通しない構造となつて
おり、しかも、抵抗器14内の加温された空気は
直ちに大気中に放出される構造となつているの
で、タンク15内に封入されているSF6ガスG
は、抵抗器14への通電中に生ずるケース16内
の温度上昇によつて悪影響を受けるというような
ことは全くなく絶縁性能を長期間にわたり良好に
維持することができる。抵抗器14への通電が終
了し、各抵抗器14内が自然に冷却されると、外
気が吸湿装置31を通つて熱気排出管30よりタ
ンク15内の各抵抗器14群に連絡管28,29
を介して流入される。抵抗器14に流入される空
気は吸湿装置31内の吸湿剤によつて除湿されて
いるので、抵抗素体17aを始めとする抵抗器1
4内の金属部品が吸湿によつて劣化損傷するとい
うようなことはない。
の中性点ブツシング11aからケーブル13一硝
子12aを通つて抵抗装置12を構成するタンク
15内の各抵抗器14に電流が流れた場合、抵抗
器14内の抵抗素体17aからは前記電流分に応
じた熱が発生し、この熱によつて各抵抗器14の
ケース16内の空気を加温する。この結果、ケー
ス16内の空気は抵抗器14に電流が流れている
間は抵抗素体17aから発生する熱によつて膨張
することとなり、この際、ケース16が完全に密
閉されていると、ケース16はその内部の空気が
膨張することによつて悪影響を受ける場合が多い
が、本発明は各抵抗器14のケース16相互間が
互いに連絡管28,29によつて連通されている
と共に、抵抗装置12を構成する抵抗器14群の
うち、最上段の抵抗器14内は熱気排出管30に
よつて直接大気中と連通するように構成されてい
るので、各抵抗器14のケース16内において膨
張している空気は、連結管28,29を介して各
抵抗器14内を通つて上昇し、熱気排出管30を
備えた最上段の抵抗器14から前記熱気排出管3
0一吸湿装置31を経て大気中に放出される。こ
のため、抵抗器14への通電中に抵抗素体17a
から生ずる熱によつて各抵抗器14群のケース1
6内に存在する空気は一旦加温され膨張すること
となるが、この空気は連絡管28,29および熱
気排出管30を通てて直ちに大気中に放出される
ため、各抵抗器14内は抵抗素体17aの発熱に
よつて一時的に温度上昇はするものの膨張した空
気が直ちに排出される結果、ケース16内圧が高
くなるということは全くない。又、各抵抗器14
の内部とタク15内とは連通しない構造となつて
おり、しかも、抵抗器14内の加温された空気は
直ちに大気中に放出される構造となつているの
で、タンク15内に封入されているSF6ガスG
は、抵抗器14への通電中に生ずるケース16内
の温度上昇によつて悪影響を受けるというような
ことは全くなく絶縁性能を長期間にわたり良好に
維持することができる。抵抗器14への通電が終
了し、各抵抗器14内が自然に冷却されると、外
気が吸湿装置31を通つて熱気排出管30よりタ
ンク15内の各抵抗器14群に連絡管28,29
を介して流入される。抵抗器14に流入される空
気は吸湿装置31内の吸湿剤によつて除湿されて
いるので、抵抗素体17aを始めとする抵抗器1
4内の金属部品が吸湿によつて劣化損傷するとい
うようなことはない。
以上説明したように、本発明は抵抗体をシール
ドケース内に収納して形成した抵抗器を段状に複
数段にわたつて積み重ね配置し、前記積み重ねら
れた各抵抗器を接続導体によつて直列に接続する
と共に、各抵抗器間を連絡管により相互に連通可
能に連結し、前記抵抗器を、SF6ガスを封入した
タンク内に収容して、最上段の抵抗器に熱気排出
管を抵抗器内と連通させて取付け、この熱気排出
管をタンク外に導出させて熱気排出管の先端を吸
湿装置を装着し、抵抗器の通電中に生ずる熱によ
つて加温された抵抗器内の空気を連絡管および熱
気排出管を経て大気中に放出するように構成され
ているので、抵抗器自体は通電中においても余り
温度が上昇するようなことはない。従つて、抵抗
器を収容している抵抗装置のタンク内には抵抗器
からの熱はほとんの伝わらず、このためタンク内
に封入されているSF6ガスが従来のように熱分解
されて絶縁性能が低下するということは全く生じ
ない。又、抵抗器内の加熱された空気は直ちに大
気中に放出されるので、抵抗素体の温度は下がり
やすく、この結果、抵抗素体に大電流(例えば
400A、15秒間)が流れても、抵抗素体は急速に
温度を下げることが可能なため、本発明の抵抗装
置は通電回数を増加させることができると共に、
そのインターバル時間を極力少くすることができ
る。更に、本発明は抵抗素体をケース内に多段配
置して抵抗器が構成されているので、抵抗器は簡
素な構造で製作でき、しかも、抵抗器内で発生し
た熱は直ちに外部に放出されて抵抗器内に異常圧
力が生じないように構成されているため、抵抗器
は小型軽量となり、この抵抗器を使用することに
より抵抗装置自体も小型化することができる。そ
の上、抵抗器はSF6ガスを封入したタンクに収容
されているので安全であると共に、抵抗器の小型
化に伴りこれを多段状に配置して抵抗装置を製作
することができるため、本発明の抵抗装置は設置
場所に保護柵を必要とせず、しかも、変電所内の
狭隘な設置スペースを有効に利用することができ
る等幾多の優れた特長を有する。
ドケース内に収納して形成した抵抗器を段状に複
数段にわたつて積み重ね配置し、前記積み重ねら
れた各抵抗器を接続導体によつて直列に接続する
と共に、各抵抗器間を連絡管により相互に連通可
能に連結し、前記抵抗器を、SF6ガスを封入した
タンク内に収容して、最上段の抵抗器に熱気排出
管を抵抗器内と連通させて取付け、この熱気排出
管をタンク外に導出させて熱気排出管の先端を吸
湿装置を装着し、抵抗器の通電中に生ずる熱によ
つて加温された抵抗器内の空気を連絡管および熱
気排出管を経て大気中に放出するように構成され
ているので、抵抗器自体は通電中においても余り
温度が上昇するようなことはない。従つて、抵抗
器を収容している抵抗装置のタンク内には抵抗器
からの熱はほとんの伝わらず、このためタンク内
に封入されているSF6ガスが従来のように熱分解
されて絶縁性能が低下するということは全く生じ
ない。又、抵抗器内の加熱された空気は直ちに大
気中に放出されるので、抵抗素体の温度は下がり
やすく、この結果、抵抗素体に大電流(例えば
400A、15秒間)が流れても、抵抗素体は急速に
温度を下げることが可能なため、本発明の抵抗装
置は通電回数を増加させることができると共に、
そのインターバル時間を極力少くすることができ
る。更に、本発明は抵抗素体をケース内に多段配
置して抵抗器が構成されているので、抵抗器は簡
素な構造で製作でき、しかも、抵抗器内で発生し
た熱は直ちに外部に放出されて抵抗器内に異常圧
力が生じないように構成されているため、抵抗器
は小型軽量となり、この抵抗器を使用することに
より抵抗装置自体も小型化することができる。そ
の上、抵抗器はSF6ガスを封入したタンクに収容
されているので安全であると共に、抵抗器の小型
化に伴りこれを多段状に配置して抵抗装置を製作
することができるため、本発明の抵抗装置は設置
場所に保護柵を必要とせず、しかも、変電所内の
狭隘な設置スペースを有効に利用することができ
る等幾多の優れた特長を有する。
第1図は本発明の中性点接地抵抗装置の設置状
態を示す概略図、第2図は第1図のA−A線にお
ける断面図、第3図は第2図のB−B線における
断面図、第4図は本発明装置の要部を概略的に示
す正面図、第5図は従来の中性点接地抵抗装置の
設置状態を示す概略図、第6図および第7図は従
来の抵抗装置に使用される抵抗器の縦断面図であ
る。 12……中性点接地抵抗装置、14……抵抗
器、15……タンク、16……シールドケース、
17a……抵抗素体、28,29……連絡管、3
0……熱気排出管、31……吸湿装置。
態を示す概略図、第2図は第1図のA−A線にお
ける断面図、第3図は第2図のB−B線における
断面図、第4図は本発明装置の要部を概略的に示
す正面図、第5図は従来の中性点接地抵抗装置の
設置状態を示す概略図、第6図および第7図は従
来の抵抗装置に使用される抵抗器の縦断面図であ
る。 12……中性点接地抵抗装置、14……抵抗
器、15……タンク、16……シールドケース、
17a……抵抗素体、28,29……連絡管、3
0……熱気排出管、31……吸湿装置。
Claims (1)
- 1 グリツト状に曲成された抵抗素体を上下方向
に所要の間隔を保つて複数段に配設して抵抗体を
形成し、各段の抵抗素体を接続導体により接続し
て前記抵抗をシールドケース内に気密に収納設置
せしめて抵抗器を構成し、この抵抗器を必要数所
要の間隔を保つて複数段に積み重ねて固定し、こ
れら各抵抗器を接続導体によつて直列に接続する
と共に、各抵抗器間を連絡管により相互に連通可
能に連結し、前記複数段に配設された抵抗器を六
フツ化イオウガスを封入したタンク内に収容し、
前記タンク内最上段の抵抗器には抵抗器内と連通
する熱気排出管を取付けてタンク外に導出させ、
この熱気排出管の先端に吸湿装置を取付けて成る
中性点接地抵抗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59136185A JPS6114701A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 中性点接地抵抗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59136185A JPS6114701A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 中性点接地抵抗装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6114701A JPS6114701A (ja) | 1986-01-22 |
JPH0534801B2 true JPH0534801B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=15169328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59136185A Granted JPS6114701A (ja) | 1984-06-29 | 1984-06-29 | 中性点接地抵抗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6114701A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102468649A (zh) * | 2010-11-19 | 2012-05-23 | 嵩益电机股份有限公司 | 消除电弧闪络的中性点接地电阻 |
-
1984
- 1984-06-29 JP JP59136185A patent/JPS6114701A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6114701A (ja) | 1986-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4967307A (en) | Gas insulated switchgear apparatus | |
US4326232A (en) | Lightning arrester | |
JPH02271501A (ja) | 変発電所用電気サージアレスタ | |
JPH0534801B2 (ja) | ||
JP2996059B2 (ja) | 避雷器及びその組立方法 | |
KR101880158B1 (ko) | 피뢰기 | |
JP3640448B2 (ja) | 中性点接地抵抗装置 | |
KR102433965B1 (ko) | 피뢰기 | |
JP3639192B2 (ja) | 中性点接地抵抗装置 | |
US6219225B1 (en) | Gas insulated switch gear and method for assembling therefor | |
US4227229A (en) | Lightning arrester device | |
JPS60219701A (ja) | 封入形抵抗装置 | |
JPH0360162B2 (ja) | ||
CN215868902U (zh) | 一种绝缘性能好的变压器 | |
JPH0360161B2 (ja) | ||
CN112260127B (zh) | 一种金属封闭式组合电器壳体的绝缘结构 | |
JP2626952B2 (ja) | 中性点接地装置 | |
JPS6350810Y2 (ja) | ||
JP3110996B2 (ja) | 中性点接地抵抗装置 | |
JP3256436B2 (ja) | 碍子型避雷器 | |
JP2584477Y2 (ja) | 3相y結合乾式高圧進相コンデンサ | |
JPS59723Y2 (ja) | 避雷器 | |
JPH037909Y2 (ja) | ||
JPH0693401B2 (ja) | 避雷器 | |
JPH11220816A (ja) | 絶縁開閉装置 |