JP2995602B2 - 光ファイバー回線切替器 - Google Patents

光ファイバー回線切替器

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JP2995602B2
JP2995602B2 JP5441293A JP5441293A JP2995602B2 JP 2995602 B2 JP2995602 B2 JP 2995602B2 JP 5441293 A JP5441293 A JP 5441293A JP 5441293 A JP5441293 A JP 5441293A JP 2995602 B2 JP2995602 B2 JP 2995602B2
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秀夫 間島
昭吉 佐原
昭 土谷
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光通信等に用いられ
る光ファイバー回線切替器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2対2光ファイバー回線切替器は、光通
信回線の保守等に使われている。例えば、図7のように
光通信回線の端末は、通常送信器(T)61と受信器
(R)62からなる。光ファィバー1からの光信号は、
光ファィバー4を経由して受信器62に入る。一方、送
信器61からの光信号は、光ファイバー2を経由して光
ファイバー3に伝わる。もし、受信器62または送信器
61が故障した場合は、図8に示すように、2対2光フ
ァイバー回線切替器10を切り替えて、光ファイバー1
からの光信号は、この端末をバイパスして直接光ファイ
バー3に伝わる。また、送信器61は受信器62に直結
され、光通信回線から切り離され、故障診断が行われ
る。
【0003】従来、このような2対2光ファイバー回線
切替器は、図9及び図10に示す原理に基づき構成され
ていた。図9において、片側3本の光ファイバーをV溝
を切った部材8上に整列し、同様の部材9をこれと向か
い合うように配置する。光ファイバー5と6を図示した
ように接続点7を介して接続すると、光ファイバー1は
光ファイバー3と接続される。光ファイバー2は光ファ
ィバー6、接続点7及び光ファイバー5を経由して光フ
ァイバー4と接続される。
【0004】故障診断等のため、図10のように、片側
の部材8をずらすと、光ファイバー1は光ファイバー4
に接続され、光ファイバー2は光ファィバー3に接続さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2対2光ファイバー回線切替器では、光ファイバー5及
び6が別途に必要なため、接続点7が生じる。この接続
には、融着やコネクタが使用されるが、この加工のため
コストアップになる。
【0006】また、この接続点の存在により、挿入損
失、反射減衰量などの性能の点でも不利になる。さら
に、光ファイバー5、6及び接続点7の引き回し処理が
煩雑であり、それらを収容する空間が余分に必要となる
等の問題があった。
【0007】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は余分な光ファイバー
5、6及び接続点7をなくし挿入損失及び反射減衰量が
小さく高性能、かつ小型で低価格な2対2光ファイバー
回線切替器を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による2対2光ファイバー回線切替器は、
先端部が軸受に回転可能に取付けられた内輪を貫通し、
該内輪に平行に固定された一対の光ファイバーからなる
第1の光ファイバー回線と同様に構成された第2の光フ
ァイバー回線を有し、前記第1の光ファイバー回線の先
端部と前記第2の光ファイバー回線の先端部を、それぞ
れ両側から挿入し、互いに対向して位置決めする整列部
材と、前記第1の光ファイバー回線を固定する内輪と前
記第2の光ファイバー回線を固定する内輪を互いに90
度逆方向に回転する回転機構を備え、前記第1の光ファ
イバー回線と前記第2の光ファイバー回線の接続を切り
替えることを主要な特徴とする。
【0010】
【作用】前述の手段によれば、整列部材の角穴の中で互
いに対向し、位置決めされ、自分のバネ性で前記角穴に
係止されている第1の光ファイバー回線と第2の光ファ
イバー回線を回転機構により、互いに90度逆方向に回
転することにより、2対2の光ファイバー回線を切り替
えることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。全図において、同一機能を有するものは同一
符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。まず、本
発明の原理を図11ないし図15によって説明する。
【0012】片側の2本の光ファイバー1及び2は、図
11に示すように、先端部が開いた形で軸受の内輪41
aに保持されている。これを図12に示すように整列部
材30の角穴30aの中に挿入すると、図13に示すよ
うに光ファイバー1及び2はその弾性により、角穴30
aの対向する角部に押し付けられ位置決めされる。
【0013】このような光ファイバーの対2組を回転可
能に配置し、図14に示すように対向させると、光ファ
イバー1からの光信号は光ファイバー3に入射し、光フ
ァイバー2からの光信号は光ファイバー4に入射する。
この2組の光ファイバーの対を互いに逆方向に90度回
転させると、図15に示すように、光ファイバー1は光
ファイバー4と対向し、光ファイバー2は光ファイバー
3と対向する。回転角は90度にとどめることによっ
て、光ファイバーがねじれてしまうことを防止できる。
このような構成により2対2光ファイバー回線切替器を
実現することができる。
【0014】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
概略構成を示す模式構成図である。図1において、第1
の光ファイバー回線を形成する1対の光ファイバー1及
び2は、軸受41に回転可能に取付けられた内輪41a
に固定され、その先端部は、内輪41aと内輪41aに
一体に取付けられたベベルギア21の中心部を貫通し、
整列部材30の角穴30aの中で対向する角部に位置決
めされ、そのバネ性で係止されている。
【0015】同様に第2の光ファイバー回線を形成する
1対の光ファイバー3及び4は、軸受42の内輪42a
に固定され、その先端部は内輪42aと内輪42aに一
体に取付けられたベベルギア22の中心部を貫通し、整
列部材30の角穴30aの中の対向する角部に位置決め
され、そのバネ性で係止されている。第1の光ファイバ
ー回線を形成する1対の光ファイバー1及び2は整列部
材30の角穴30aの中で、第2の光ファイバー回線を
形成する1対の光ファイバー3及び4と対向している。
内輪41a及び42aは、それぞれボールベアリング4
3により、軸受41及び42に保持されている。ベベル
ギア21及び22は、それぞれ中央のベベルギア20と
噛み合い、前記第1及び第2の光ファイバー回線の回転
機構を構成している。ベベルギア20のシャフト20a
を回転させると、ベベルギア21と22は互いに逆方向
に回転する。なお、内輪41a及び42aは、それぞれ
少なくとも90度回転可能となっている。
【0016】ここで、ベベルギア20を90度回転する
と、内輪41a及び42aは、互いに90度逆方向に回
転し、第1の光ファイバー回線と第2の光ファイバー回
線の接続を切り替えることができる。なお、ベベルギア
20を回転する手段としては、手動によるほか、小型モ
ータによる手段などが考えられる。
【0017】図2は、図1のA−A線で切った断面図で
ある。内輪41aに一対の光ファイバー1及び2を固定
し、軸受41との間にボールベアリング43を介して保
持し、回転できる状態を示す。 (実施例2)図3は。本発明の実施例2の概略構成を示
す図である。図3において、軸受41の内輪41aと同
軸に、図4に示す4極の永久磁石51が取付けられてお
り、その外側に電磁石53及び54が、対向して配置さ
れている。同様に、軸受42の内輪42aと同軸に、4
極の永久磁石52が取付けられており、その外側に電磁
石55及び56が、対向して配置されている。このよう
にして、それぞれステッピングモータを構成している。
【0018】図4及び図5は、このように構成したステ
ッピングモータの動作を説明するための模式構成図であ
る。前記ステッピングモータは、永久磁石51が図4に
示す状態の時に、電磁石53,54の対を磁化すると、
永久磁石51は反時計回り90度回転する。また、永久
磁石51が図5に示す状態の時には、電磁石53,54
の対を磁化すると永久磁石51は時計回り90度回転す
る。これによって、2対の光ファイバー1,2,3,4
を互いに90度逆回転させることができる。
【0019】図6は、実施例1及び実施例2で使用して
いる整列部材30を2つに分解して示す斜視図である。
図6において、半円柱の部材30a,30bの平面部の
中央に図示したようにそれぞれ90度のV溝11及び1
2が設けてある。このような部材を2個、外径を基準に
して平面部を合わせると、角穴が構成される。このよう
にすれば精度のよい角穴を得ることができる。光ファイ
バーは、角穴によって整列されるから、回転機構による
回転角が正確に90度でなくとも切替器の機能及び性能
には影響しない。
【0020】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更
し得ることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、余分な光ファイバーの接続をすることなく挿入損失
及び反射減衰量などが少なく、小型の光ファイバー回線
切替器が得られる。
【0022】また、光ファイバー回線は、接続部におい
て整列部材の角穴で位置決めされるので、回転機構によ
り正確に90度回転される必要がなく、簡単な機構で2
対2の光ファイバー回線を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の概略構成を示す模式図
【図2】図1のA−A線で切った断面図
【図3】本発明の実施例2の概略構成を示す模式図
【図4】実施例2において構成した、ステッピングモー
タの動作を説明するための模式構成図
【図5】実施例2において構成した、ステッピングモー
タの動作を説明するための模式構成図
【図6】実施例における整列部材を2つに分解して示す
斜視図
【図7】従来の2対2光ファイバー回線切替器の使用例
を示す図
【図8】従来の2対2光ファイバー回線切替器の使用例
を示す図
【図9】従来の2対2光ファイバー回線切替器の原理を
説明する図
【図10】従来の2対2光ファイバー回線切替器の原理
を説明する図
【図11】本発明の原理を説明するための図
【図12】本発明の原理を説明するための図
【図13】本発明の原理を説明するための図
【図14】本発明の原理を説明するための図
【図15】本発明の原理を説明するための図
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6 光ファイバー 7 光ファイバー接続点 8,9 V溝を切った部材 10 2対2光ファイバー回線切
替器 11,12 V溝 20,21,22 ベベルギア 30 整列部材 41、42 軸受 43 ボールベアリング 51,52 永久磁石 53,54,55,56 電磁石 61 送信器 62 受信器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2対2光ファイバー回線切替器におい
    て、先端部が軸受に回転可能に取付けられた内輪を貫通
    し、該内輪に平行に固定された一対の光ファイバーから
    なる第1の光ファイバー回線と同様に構成された第2の
    光ファイバー回線を有し、前記第1の光ファイバー回線
    の先端部と前記第2の光ファイバー回線の先端部を、そ
    れぞれ両側から挿入し、互いに対向して位置決めする整
    列部材と、前記第1の光ファイバー回線を固定する内輪
    と前記第2の光ファイバー回線を固定する内輪を互いに
    90度逆方向に回転する回転機構を備えたことを特徴と
    する光ファイバー回線切替器。
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DE4019578A1 (de) * 1990-06-20 1992-01-02 Stabilus Gmbh Hydraulisches, pneumatisches oder hydropneumatisches aggregat mit reibkraftunterstuetzung durch selbstklemmende reibelemente
JPH0478348U (ja) * 1990-11-20 1992-07-08

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