JP2995214B2 - 建築用パネルの取付構造 - Google Patents

建築用パネルの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、壁パネルや床パネル等の建築用パネルを建
物躯体等の下地に取付けるための構造で、詳しくは、建
物用パネルを下地に取付具を介して支持させてある乾式
の取付構造に関する。
〔従来の技術〕
乾式の取付構造、例えば壁パネルを対象とする取付構
造では、壁パネルの下辺部と上辺部とを取付具を介して
下地に支持させる形態が一般に採用されている。
そのようなものとして、従来では、壁パネルの下辺部
を支持する取付具と上辺部を支持する取付具とを夫々、
独立して下地にボルト等で固着したものが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、建築用パネルの取付構造として、前述のよ
うな乾式の取付構造を採用した場合には、建築用パネル
をモルタル等で下地に固着する湿式の取付構造を採用す
る場合に比較して、施工期間の短縮化を図れるのみなら
ず、建物重量を軽減でき、結果として建物のコストダウ
ンを図り得るのである。しかし、そのような建物重量の
軽減化は、建物の柔構造化を招来し、地震や風等の外力
が建物に作用したときの建物の挙動、つまり、層間変位
や上下軸周りのねじれ変形を大きくする。
つまり、乾式の取付構造を採用する場合には、建物の
層間変位やねじれ変形等を抑制するための何等かの制振
対策が新たに必要となってくる。
しかし、従来では、その制振対策をパネルの取付けと
は別に制振装置を設けることにより行っており、そのた
め、制振対策を施した建物とする場合、工期の長期化、
コストアップを招来していた。
本発明の目的は、制振対策に有用な建築用パネルの取
付構造を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による建築用パネルの取付構造の特徴構成は、
複数の取付具のうち第1取付具を下地に固着すると共
に、前記第1取付具に対して前記建築用パネルのパネル
面に沿った方向に間隔を隔てた下地箇所に前記複数の取
付具のうちの第2取付具を固着し、前記パネル面に沿っ
た方向のうち前記第1取付具と前記第2取付具とを結ぶ
方向とは異なる方向での前記第1取付具と前記第2取付
具との相対変位に抵抗を付与する抵抗付与手段を設けて
ある点にある。
また、前記第1取付具と第2取付具とは、前記の異な
る方向、つまり、抵抗付与手段により抵抗を付与される
両者の相対変位方向に相対変位自在に連結材を介して連
結一体化されたものであることが好ましい。
〔作用〕
例えば壁パネルの取付けであれば、第1取付具と第2
取付具とをパネル面に沿った上下方向に間隔を隔てた配
置で下地に固着することにより、抵抗付与手段を介して
抵抗が付与される前記第1取付具と前記第2取付具との
相対変位の方向を、建物の層間変位に伴なう前記第1取
付具と前記第2取付具との相対変位方向に一致させるこ
とができる。また、床パネルの取付けであれば、建物の
ねじれ、つまり、床面の上下軸芯周りの回転半径方向に
間隔を隔てた配置で第1取付具と第2取付具とを下地に
固着することにより、抵抗付与手段を介して抵抗が付与
される前記第1取付具と前記第2取付具との相対変位の
方向を、建物のねじれ変形に伴なう前記第1取付具と前
記第2取付具との相対変位方向に一致させることができ
る。
上記のように、抵抗付与手段により抵抗が付与される
第1取付具と第2取付具との相対変位の方向を、建物の
層間変位やねじれ変形等の挙動に伴なう相対変位方向と
一致させる配置関係で第1取付具と第2取付具とを下地
に固着しておくことにより、建物の挙動に伴なう第1取
付具と第2取付具との相対変位に抵抗を与えることがで
きるため、前記第1取付具と前記第2取付具との相対変
位を抑制し、結果として建物の挙動を抑制できる。
更に、第1取付具と第2取付具とを連結材を介して連
結一体化する場合は、取扱いが容易である。
〔発明の効果〕
以上要するに、本発明によれば、建築用パネルを取付
具を介して下地に取付ける乾式の取付構造を採用するに
あたって必要となる建物の制振対策の1つとして、建築
用パネルの取付構造に制振対策を組込んだものであり、
それにより、乾式の取付構造でありながらも、建築用パ
ネルの取付けにより、同時に建物の制振を行なえ、別途
制振の対策工事を不要、或いは、省略化できるのであ
る。特に請求項2のようにすれば、施工性の向上を図り
得る。
〔実施例1〕 次に本発明の実施例を示す。
〈実施例〉 第6図に示すように、上下階の窓が連らなる縦連窓
(W1)を左右方向に間隔を隔てて配設し、隣接する縦連
窓(W1)の間夫々に、建築用パネルの一例である複数の
壁パネル(P)を2列状態に配設して、建物の外装を構
成する。
前記壁パネル(P)は、石板、FRP板、ネオパリエ、
大型タイル等であり、それら壁パネル(P)は、左右お
よび上下方向で隣接する複数個(図面では6つを示す)
づつを1′つのパネルユニット(U1)として建物躯体か
ら成る下地(B)に取付けられている。
そのパネルユニット(U1)の壁パネル(P)の下地
(B)への取付構造は、第1図乃至第3図に示すよう
に、横向き姿勢のバー状の複数の取付具を壁パネル
(P)の上下幅に相当する上下間隔を隔てて下地(B)
に固着し、壁パネル(P)の下辺部および上辺部を第1
取付具(1)および第2取付具(1′)に支持させ、抵
抗付与手段を設けて構成してある。
前記複数の取付具は、例えば上方の取付具を第1取付
具(1)とすると共に、下方の取付具を第2取付具
(1)として、また、その反対に上方の取付具を第2取
付具(1′)とすると共に、下方の取付具を第1取付具
(1)として利用し合うようにして設けてある。
また、前記複数の取付具は、下地(B)に固着される
角パイプ利用のフレーム材(1A)と、そのフレーム材
(1A)に固着したパネル取付金具(1B)とから成る。パ
ネル取付金具(1B)のうち、上下中段のフレーム材(1
A)に固着されたものは、壁パネル(P)の下端面下方
位置まで達する横板部(1a)と、壁パネル(P)の下端
面に形成の第1スリット(S1)に係合する第1係合板部
(1b)と、壁パネル(P)の上端面に形成の第2スリッ
ト(S2)に係合する第2係合板部(1c)とを備え、上下
で隣合う壁パネル(P)のうち上側の壁パネル(P)の
下端面を横板部(1a)で載置するとともに、第1係合板
部(1b)で第1スリット(S1)に係合することにより、
その上側の壁パネル(P)の下端部を内外方向で位置規
制して支持する一方、第2係合板部(1c)で第2スリッ
ト(S2)に係合することにより、下側の壁パネル(P)
の上端部を内外方向で位置規制するようになっている。
最上段のフレーム材(1A)に固着されたパネル取付金具
(1B)は、壁パネル(P)の上端部を内外方向で位置規
制するように、前記の横板部(1a)と第2係合板部(1
c)とを備え、最下段のフレーム材(1A)に固着された
パネル取付金具(1B)は、壁パネル(P)の下端部を内
外方向で位置規制して支持するように、前記の横板部
(1a)と第1係合板部(1b)とを備えている。
前記第1スリット(S1)と第1係合板部(1b)との間
および、第2スリット(S2)と第2係合板部(1c)との
間には夫々、第1スリット(S1)、第2スリット(S2
に対する第1係合板部(1b)、第2係合板部(1c)の或
る程度の変位を弾性変形することで許容する状態で両者
を位置規制する変成シリコン等の粘弾性材(2)が充填
されている。かつ、前記横板部(1a)と壁パネル(P)
の下端面との間、横板部(1a)と壁パネル(P)の上端
面との間、上下で隣合うパネルユニット(U)の横板部
(1a)の間には夫々、それらの横方向の相対摺動をスム
ーズに行なわせるように、表面がテフロン処理されたス
テンレス製の滑り板(3)が介装されている。
つまり、壁パネル(P)は、パネル取付金具(1B)に
対して粘弾性材(3)を弾性変形させる状態で設定範囲
で左右横方向に移動自在に取付けられている。
かつ、複数のフレーム材(1A)は、それらにピンジョ
イントする上下向き姿勢の左右2本の導結フレーム材
(4)により左右横方向に相対変位自在に連結一体化さ
れている。つまり、フレーム材(1A)および連結フレー
ム材(4)とから、長方形と上下辺を並行とする平行四
辺形との間で輪郭を形状変更自在なフレームユニットが
構成されている。なお、前記連結フレーム材(4)も角
パイプ利用のものである。
前記抵抗付与手段は、前記第1取付具(1)および第
2取付け具(1′)、つまり、フレーム材(1A)同士の
相対変位に抵抗を付与する手段である。
具体的には、フレームユニットに伸縮自在な2本のブ
レース(5)を対角線に沿った姿勢で張設し、それらブ
レース(5)の中間部夫々に、ブレース(5)を設定以
上の力で収縮側に張り作動させてフレームユニットを、
輪郭が長方形となる形状に保形するダンパ(6)を介装
し、もって、ダンパ(6)による保形力を抵抗として、
フレームユニットを平行四辺形に変形させるフレーム材
(1A)、つまり、第1取付具(1)と第2取付具
(1′)との相対変位に抵抗を付与するように構成して
ある。
前記ダンパ(6)は、第1図および第4図、第5図に
示すように、ブレース(5)のうち対角の一方から前記
中間部までの第1ブレース材(5A)の端部に第1摺動部
材(6A)を固着し、対角の他方から前記中間部までの第
2ブレース材(5B)の端部に第2摺動部材(6B)を固着
し、それら第1摺動部材(6A)と第2摺動部材(6B)と
をブレース長手方向に設定範囲内で摺動自在に重ね合せ
連結するボルト・ナット(6C)と、両摺動部材(6A),
(6B)を重ね合せ方向で互いに圧接させるコイルスプリ
ング(6D)とを設け、前記両摺動部材(6A),(6B)の
摺動面(6a),(6b)を、前記スプリング(6D)による
圧接力でそれら両摺動部材(6A),(6B)をブレース引
張り側に相対摺動させる傾斜面に形成して構成してあ
る。つまり、ダンパ(6)は、基本的には、両摺動部材
(6A),(6B)間の摩擦力および摺動面(6a),(6b)
が傾斜面であることで両摺動部材(6A),(6B)間に作
用する一方向への相対変位力とによって、ブレース
(5)に作用する引張力によるブレース(5)の伸張、
つまり、引張力に抵抗するものであり、これによるとき
は、引張力による両摺動部材(6A),(6B)の相対変位
量の増大に伴ってスプリング(6D)の弾性変形量を増大
するようにしてあるため、引張力の増大に伴って両摺動
部材(6A),(6B)間の圧接力が増して、摩擦力、つま
り、引張力に対する抵抗が増大するのである。そして、
第1取付具(1)と第2取付具(1′)とに相対変位が
生じた場合、X字状に配置されたブレース(5)の一方
には引張力が作用するが、他方には圧縮力が作用するた
め、ダンパ(6)は、通常第4図(イ)に示すように、
両摺動部材(6A),(6B)を相対変位範囲の中間に位置
させてブレース(5)に引張力を付与する状態に介装さ
れており、圧縮力が作用したときには、第4図(ハ)に
示すように両摺動部材(6A),(6B)を圧縮力で相対変
位させて圧縮力を吸収するように構成されている。
従って、上記の実施例構成によれば、建物に層間変位
が生じた場合、上下に間隔を隔てて位置する第1取付具
(1)と第2取付具(1′)とが左右方向に相対変位す
るのであるが、抵抗付与手段、つまりは、ダンパ(6)
によってその第1取付具(1)と第2取付具(1′)と
の相対変位に抵抗が付与されるから、結果として建物の
層間変位が抑制されるのである。
〈実施例2〉 第7図に示すように、横連窓(W2)と壁パネル(P)
とから成る建物の外装に適用したものであって、複数の
壁パネル(P)を1つのパネルユニット(U2)として下
地(B)に取付けてある。その取付構造は、実施例1で
示したパネルユニット(U1)が縦長の長方形であったの
に対し、本実施例2のパネルユニット(U2)が横長の長
方形である関係上、第1取付具(1)および第2取付具
(1′)、つまり、フレーム材(1A)および連結フレー
ム材(4)の数や長さが相違するだけで、基本的には実
施例1で示したものと同じであるため、説明は省略す
る。
〈実施例3〉 第8図に示すように、独立窓(W3)と壁パネル(P)
とから成る建物の外装に適用したものであって、独立窓
(W3)を壁パネル(P)の1つとして扱い、その独立窓
(W1)とそれの上下に隣合う壁パネル(P)とを1つの
パネルユニット(U3)として下地(B)に取付けてあ
る。なお、フレームユニットは、フレームユニットの基
本構成は実施例1のものと同じであり、抵抗付与手段を
構成するブレース(5)が、独立窓(W3)の上側に位置
する矩形のフレームユニット部と独立窓(W3)の下側に
位置する矩形のフレームユニット部とに夫々、対角線に
沿った姿勢で配設されている。
〔別実施例〕
以下、本発明の別実施例を示す。
[1]上記実施例で示したブレース(5)に介装するダ
ンパ(6)としては、第9図に示すように第1ブレース
材(5A)の端部と第2ブレース材(5B)の端部とにわた
って引張りスプリング(6E)を架設したものであっても
良く、また、図示はしないが、復帰スプリング付きの油
圧ダンパやエアダンパであっても良い。
[2]上記実施例では、複数の壁パネル、つまり、建築
用パネル(P)から成るパネルユニットを下地(B)に
取付けるためのフレームユニットを示したが、フレーム
ユニットは、例えば壁パネルの上辺部と下辺部とを支持
する第1取付具(1)と第2取付具(1′)とを連結材
(4)で連結したもの等、1つの建築用パネル(P)を
取付け対象とするものであっても良い。
[3]上記実施例では、複数の取付具を連結材(4)で
連結して一体化、つまり、ユニット化したが、第1取付
具(1)と第2取付具(1′)とは、第10図に示すよう
に一体化せずに別々に下地(B)に取付け、2つの第1
取付具(1)と第2取付具(1′)との間にダンパ
(6)付きのブレース(5)を架設して、それら2つの
第1取付具(1)及び第2取付具(1′)との建物挙動
に伴なう相対変位に抵抗を付与するようにしても良い。
[4]上記フレームユニットの形状、構造、大きさ等
は、上述実施例で示した以外にも適宜変更可能で、その
例を第11図に示す。なお、説明は同一符号を付与するこ
とにより省略する。
[5]上記実施例では、ダンパ(6)付きの2本のブレ
ース(5)を対角線に沿った姿勢で張設して、前記第1
取付具(1)と前記第2取付具(1′)との相対変位に
抵抗を付与する抵抗付与手段を設けていたが、第12図に
示すように、4本のブレース(5)を第1取付具(1)
と第2取付具(1′)との間で互いに連結する連結板8
を設けて実施しても良い。
[6]上記実施例では、抵抗付与手段として、第1取付
具(1)と第2取付具(1′)との建物挙動に伴なう相
対変位に抵抗を与えるのみならず、それら両者を元の位
置関係に復帰させるものを示したが、抵抗付与手段とし
ては、第1取付具(1)と第2取付具(1′)との前記
の相対変位に抵抗を与える機能のみを備えたものであっ
ても良い。
[7]上記実施例では、抵抗付与手段として、ダンパ
(6)付きのブレース(5)を示したが、抵抗付与手段
としては、第13図、第14図に示すように、第1取付具
(1)又は第2取付具(1′)と連結材(4)との間に
それらの相対変位に抵抗を与える状態にスプリング
(S)やダンパ(油圧ダンパやエアダンパ)(D)を設
けたものや、摩擦力で抵抗を与えるものであっても良
い。
[8]上記実施例では、第1取付具(1)と第2取付具
(1′)とを相対変位自在に連結するに、連結材(4)
を第1取付具(1)および第2取付具(1′)に揺動自
在に枢着させたが、第1取付具(1)および第2取付具
(1′)を連結材(4)に摺動自在に連結して第1取付
具(1)と第2取付具(1′)とを相対変位自在として
も良い。
[9]第15図に示すように、第1取付具(1)および第
2取付具(1′)を連結材(4)にゴム等の弾性体
(7)を介して連結し、その弾性体(7)の弾性変形で
第1取付具(1)と第2取付具(1′)とを相対変位自
在にすると同時に、弾性体(7)の弾性復元力を相対変
位に対する抵抗とする抵抗付与手段を構成する。
[10]上記実施例では、壁パネルの取付けに適用した
が、本発明は、床パネルや屋根パネルにも適用できる。
床パネルの場合には、建物のねじれの回転半径方向に第
1取付具(1)と第2取付具(1′)とを間隔を隔てて
配設することにより、建物のねじれを抑制でき、屋根パ
ネルの場合には、壁パネルと同様にすることにより建物
の層間変位を抑制できる。
[11]建築用パネル(P)の第1、第2取付具(1)、
(1′)への取付手段は適宜変更可能である。
[12]上記実施例では、ブレース(5)に作用する圧縮
力を吸収するために、ダンパ(6)を、その両摺動部材
(6A),(6B)を相対変位範囲の中間に位置させる状態
でブレース(5)に外装したが、ダンパ(6)として
は、第16図(イ),(口)に示すように、上記実施例に
おいて、両摺動部材(6A),(6B)の相対変位範囲を規
制するために当り面(6c),(6d)をボルト軸芯周りの
円弧に沿った面に形成し、両摺動部材(6A),(6B)り
ボルト軸芯周りでの相対揺動によってブレース(5)に
作用した圧縮力を吸収するように改変したものであって
も良い。
[13]尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の実施例を示し、第1図は一
部切欠き正面図、第2図、第3図は要部の拡大縦断側面
図、第4図(イ),(口),(ハ)は動作を示す要部の
切欠き側面図、第5図は要部の斜視図、第6図乃至第8
図は外装要部の正面図であり、第9図乃至第16図は夫々
本発明の別実施例を示し、第9図乃至第15図は要部の正
面図、第16図(イ),(口)は動作を示す要部の正面図
である。 (P)……建築用パネル、(B)……下地、(1)……
第1取付具、(1′)……第2取付具、(4)……連結
材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築用パネル(P)を下地(B)に複数の
    取付具を介して支持させてある建築用パネルの取付構造
    であって、前記複数の取付具のうち第1取付具(1)を
    下地(B)に固着すると共に、前記第1取付具(1)に
    対して前記建築用パネル(P)のパネル面に沿った方向
    に間隔を隔てた下地箇所に前記複数の取付具のうちの第
    2取付具(1′)を固着し、前記パネル面に沿った方向
    のうち前記第1取付具(1)と前記第2取付具とを結ぶ
    方向とは異なる方向での前記第1取付具(1)と第2取
    付具(1′)との相対変異に抵抗を付与する抵抗付与手
    段を設けてある建築用パネルの取付け構造。
  2. 【請求項2】前記第1取付具(1)と前記第2取付具
    (1′)とが連結材(4)を介して、前記第1取付具
    (1)と前記第2取付具(1′)とを結ぶ方向とは異な
    る方向に相対変異自在に連結一体化されたものである請
    求項1記載の建築用パネルの取付け構造。
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