JP2995205B1 - 乳房炎診断装置 - Google Patents

乳房炎診断装置

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JP2995205B1
JP2995205B1 JP10219508A JP21950898A JP2995205B1 JP 2995205 B1 JP2995205 B1 JP 2995205B1 JP 10219508 A JP10219508 A JP 10219508A JP 21950898 A JP21950898 A JP 21950898A JP 2995205 B1 JP2995205 B1 JP 2995205B1
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秀之 高橋
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農林水産省家畜衛生試験場長
秀之 高橋
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    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/76Chemiluminescence; Bioluminescence
    • GPHYSICS
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor

Abstract

【要約】 【課題】 乳房炎の細菌侵入から重度乳房炎に至るまで
の亢進度合を手軽にかつ確実に診断可能な乳房炎診断装
置を提供する。 【解決手段】 乳房炎亢進度合データ記憶部80に一定
条件下で貪食白血球が乳汁中の細菌を貪食する際に化学
発光する微弱光量と細菌による乳房炎の亢進度合との対
応関係を予め記憶しておき、光検出器41aにより一定
条件下で乳汁中の貪食白血球が化学発光する微弱光量を
検出し、検出された微弱光量に基づいて抽出・換算部1
3により乳房炎亢進度合記憶部80を参照して光量に対
応した乳房炎の亢進度合を診断し、診断された乳房炎の
亢進度合を出力手段30により出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳房炎診断装置に関
し、特に化学発光法(CL(Chemilumines
cence)能測定法)に基づいて乳牛の乳房炎の亢進
度合を容易に判定可能とする乳房炎診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国における乳牛の乳房炎の発生率
は、乳牛の全病傷の20〜25%の間を推移し、死廃率
が最も高い。このことから乳房炎が乳牛にとっては罹り
易い病気であるとともに、極めて治り難い病気であるこ
とが分かる。従って、乳房炎に適切に対処するには、罹
病を早期に発見するとともに、乳房炎の経過(亢進度
合)に応じた最適な治療を行うことが求められる。
【0003】従来、乳房炎の診断方法として各種のもの
が知られている。
【0004】図9は、乳房炎の亢進度合と主要診断方法
の有効性との関係を示す図である。図9に示すように、
乳房炎は、細菌侵入→乳房炎前兆→軽度乳房炎→中度乳
房炎→重度乳房炎の経過をたどるのが一般的である。そ
して、従来の乳房炎の診断方法には、体細胞数法,CM
T(California Mastitis Tes
t)法,電気伝導度法等があり、体細胞数法は細菌侵入
後から中度乳房炎までの診断に有効であり、CMT法お
よび電気伝導度法は軽度乳房炎から重度乳房炎までの診
断に有効である。
【0005】体細胞数法は、乳腺上皮細胞,好中球,好
酸球などの貪食細胞,リンパ球,単球,プラズマ細胞な
ど、乳汁中の細胞数を測定するものであり、感染初期か
ら中度までの乳房炎を検出することができるものであ
る。
【0006】また、CMT法は、乳汁中に界面活性剤を
加えると体細胞の数に応じて凝集反応の程度が異なるこ
とを利用して体細胞数を推定する方法である。また、p
H測定用にBTB試薬も入っているので、乳房炎時の血
管の透過性の亢進,白血球と細菌との戦いの亢進等によ
って乳汁の塩化ナトリウム,塩化カリウムなどの塩類が
増しアルカリ性に近づくことを利用して色調が黄→緑→
青と変化し、乳房炎の判定指標とするものである。誰に
でも手軽に測定でき、乳房炎か否かの概略が判定できる
こと,価格が非常に安いこと等の長所がある。
【0007】さらに、電気伝導度法は、乳房炎乳は乳腺
組織の炎症反応により血管の透過性が亢進し、血漿成分
のナトリウム,塩素などの電解質成分が増加するため、
正常乳よりも電気が通りやすくなることを利用するもの
であり、電気伝導度を数値化することにより客観的な値
が得られる利点がある。
【0008】しかしながら、体細胞数法では、乳汁細胞
数測定機器はあるがきわめて高額である一方、光学顕微
鏡による塗抹測定では手間がかかりすぎるという問題点
があった。特に、初乳は乳を塗抹固定することが難しか
った。また、乳房炎が亢進すると、細菌に多数の白血球
が吸着して団子状になるため、測定が不可能になるとい
う問題点もあった。
【0009】また、CMT法は、白血球と細菌との戦い
の後、あるいは血管透過性亢進後といった、反応が起こ
ってからでないと診断が難しいとともに、判定はあくま
でも人の主観的判断にゆだねられるため、診断方法とし
てはあくまでも目安程度にしかならないという問題点が
あった。特に、乳汁体細胞数が30万個/1ml以下で
は判定がかなりラフになることがあった。
【0010】さらに、電気伝導度法は、細菌が侵入して
白血球との戦いの後の炎症反応による変化を見ているた
め、乳房炎の初期の診断には適さないとともに、正常乳
でも各分房あるいは各牛によって電解質成分や濃度にか
なりの違いがあるので再現性が良くなく、この診断方法
だけでの診断は危険であるという問題点があった。
【0011】そこで、本願発明者の一人である高橋秀之
は、乳中体細胞の中で大勢を占める好中球などの貪食白
血球が感染時の初期反応(機動性)が優れていることに
着目し、乳汁中の貪食白血球機能をCL能として測定す
ることにより乳房炎を診断する診断方法(化学発光法)
をすでに提案した(高橋秀之著「環境ストレス低減化に
よる高品質乳生産マニュアル」,農林水産省北海道農業
試験場編,平成9年3月発行)。
【0012】この化学発光法(CL能測定法)とは、次
に示す方法である。すなわち、乳汁中の体細胞として、
乳腺上皮細胞,好中球,好酸球,リンパ球,単球,プラ
ズマ細胞等がある。これらの細胞は、健康時の乳汁中に
はほとんど存在せず、乳房が細菌の侵入を受け始める
と、それを食い止めようとして貪食殺菌能力のある白血
球(貪食白血球=好中球,好酸球等)が乳汁中に集まっ
てくる。中でも、好中球は細菌侵入後の機動性が高く、
しかも圧倒的な数によって細菌侵入を食い止めようとし
て働く。好中球は、主に活性酸素によって細菌を殺し、
活性酸素放出時にその量に比例して極微量の光(フォト
ン)を発する。
【0013】化学発光法は、この光(フォトン)を検出
して増幅・定量する方法であり、細菌侵入に連動して集
まる殺菌能力のある貪食白血球を、細菌侵入開始から重
度乳房炎までの広範囲に渡って高感度で検出可能である
という特徴を有する。
【0014】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、従来
は、前述の化学発光法(CL能測定法)に基づいて乳房
炎の診断を手軽にかつ確実に行う装置(乳房炎診断装
置)が提供されていなかった。
【0015】本発明の目的は、化学発光法(CL能測定
法)に基づいて乳房への細菌侵入の時点から重度乳房炎
に至るまでの亢進度合を手軽にかつ確実に診断可能な乳
房炎診断装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の乳房炎診断装置
は、食白血球が乳汁中の細菌を貪食する際に発するフ
ォトン数と前記細菌による乳房炎の亢進度合との対応関
係を予め記憶しておく記憶部と、乳汁そのものに培養
液,増光剤および食細胞刺激剤を加えることによって乳
汁中の貪食白血球が細菌を貪食する際に発するフォトン
数を一定時間の間カウントするフォトンカウント手段
と、このフォトンカウント手段によりカウントされたフ
ォトン数に基づいて前記記憶部を参照して前記フォトン
に対応した乳房炎の亢進度合を診断する診断手段と、
この診断手段により診断された乳房炎の亢進度合を出力
する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0017】また、本発明の乳房炎診断装置は、食白
血球が乳汁中の細菌を貪食する際に発するフォトン数と
前記細菌による乳房炎の亢進度合との対応関係を予め記
憶しておく記憶部と、乳汁そのものおよび培養液が混合
されてセットされた試験管に対して増光剤および食細胞
刺激剤を注入する試薬注入手段と、この試薬注入手段か
ら増光剤および食細胞刺激剤が注入された試験管を一定
時間攪拌する攪拌手段と、この攪拌手段により攪拌され
た試験管を一定温度に保つ恒温手段と、この恒温手段に
よりインキュベートされた試験管中の乳汁に含まれる貪
食白血球が細菌を貪食する際に発するフォトン数を一定
時間の間カウントするフォトンカウント手段と、このフ
ォトンカウント手段によりカウントされたフォトン数に
基づいて前記記憶部を参照して前記フォトン数に対応し
た乳房炎の亢進度合を診断する診断手段と、この診断手
段により診断された乳房炎の亢進度合を出力する出力手
段とを備えることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乳房炎診断装置を
図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態に係る乳房
炎診断装置Dの機構系の全体構成図であって、(A)は
正面透過図、(B)は側面透過図である。図2は、本実
施の形態に係る乳房炎診断装置Dの機構系の拡大図であ
って、(A)は正面断面図、(B)は側面断面図であ
る。図3は、本実施の形態に係る乳房炎診断装置Dの制
御系のブロック図である。
【0020】図1〜図3に示すように、乳房炎診断装置
Dは、略直方体の筐体1の表面に操作部20を構成する
スタートボタン21等と、測定結果を出力する表示部3
1と測定結果を印字出力するプリンタ32とを備えると
ともに、内部に以下に説明する各種部材を収納してい
る。
【0021】筐体1の手前上部に斜面1aを形成し、斜
面1aの右方にヒンジで回転可能に支持したカバー1b
を配置する。カバー1bは、不透明な合成樹脂材で構成
し、内部を観察可能にする。筐体1の背面側に商用電源
(AC100V)のコードを接続するコネクタ8と、A
C100Vのヒューズホルダ9とを配置する。
【0022】斜面1aおよびその下方の側面1cに配置
した操作部20の構成部品は、計測開始のスタートボタ
ン21と、スタートオン後の遅延時間設定用の3桁のデ
ジタルスイッチ23と、攪拌時間設定用の3桁のデジタ
ルスイッチ24と、電源のオン・オフスイッチ25とで
ある。表示部31は、バックライト式の液晶表示装置か
らなり、プリンタ32は、印字出力を選択する場合に押
下する印字開始ボタン33を備えている。
【0023】筐体1の内部には、次の各構成部を配置す
る。すなわち、試験管42中の乳汁が発するフォトンを
測定する測定部40と、乳汁および試薬を入れた試験管
(サンプルセル)42を支持しつつ正逆回転により攪拌
する攪拌部50と、試験管42の底面と測定ユニット4
1との間に介在しフォトンの透過を開閉制御するシャッ
タ部60と、試験管42の着脱および試験管42への試
薬の注入を行う着脱・注入部70およびその他である。
その他としては、試薬の注入の際に使用する試薬注入ポ
ンプ2と、カバー1bの開閉に使用するツマミ1dと、
カバー1bの開閉を検出するマイクロスイッチ6と、次
に説明する支柱,横板,基台等である。試薬注入ポンプ
2のタンク部には,増光剤としてのルミノール(lum
inol)と、食細胞刺激剤としてのザイモザンとを分
離して入れておく。
【0024】また、制御系は、図3に示すように、次に
説明する制御部10に、試薬注入ポンプ2と、操作部2
0と、出力部30と、測定部40と、攪拌部50と、シ
ャッタ部60と、着脱・注入部70と、乳房炎亢進度合
データ記憶部80とを接続して構成する。乳房炎亢進度
合データ記憶部80には、予め標準の乳房炎の亢進度合
のサンプルを用いて、乳房炎の亢進度合と貪食白血球が
発するフォトン数との対応関係を求め、その対応関係を
データとして記憶しておく。
【0025】制御部10は、CPU(Central
Processing Unit),ROM(Read
Only Memory),RAM(Random
Access Memory)等により構成されてい
て、フォトンカウント用の光電子増倍管でなる光検出器
41aを備えた測定ユニット41〔図2(A)〕が検出
した好中球等の貪食白血球が発するフォトンの数をカウ
ントするカウンタ部11と、フィルムヒータ53により
試験管42の温度を37±0.1℃に維持する温度調整
部12と、検出したフォトン数(極微量光)に対応関係
にある乳房炎の亢進度合を乳房炎亢進度合データ記憶部
80から抽出し、その亢進度合を判別値に換算する抽出
・換算部13と、換算結果を液晶表示や印字として出力
制御する表示・印字制御部14と、シャッタ64の開閉
を制御するシャッタ開閉制御部15と、試薬注入ポンプ
2からの試薬の注入を制御するポンプ制御部16とを備
えている。
【0026】次に、前記各構成部を図面を参照しつつよ
り詳細に説明する。
【0027】(1) 基台,支柱,横板等
【0028】まず、測定部40等の各構成部を取り付け
る基台,支柱,横板等について説明する〔図2(A),
(B)〕。
【0029】長方形の基台5の四隅にそれぞれ支柱3を
立設し、該支柱3の上方に上横板4aを水平固定すると
ともに、中段やや上に中横板4bを水平固定する。上横
板4aの右方に次に説明する攪拌部50のベルト調節用
の長方形窓4a1を形成し、左方に攪拌部50の回転筒
52支持用の上段ベアリング51aを嵌入する丸穴4a
2を形成する。
【0030】また、中横板4bの右方に攪拌部50を構
成するモータ54を挿通させる円形の逃げ穴4b1を形
成し、左方に前記回転筒52支持用の下段ベアリング5
1bを嵌入する穴4b2(図4参照)を形成する。
【0031】(2) 測定部40
【0032】図2に示すように、基台5上に直方体状を
した測定部40を構成する測定ユニット41の両側面を
2枚のL字型の支持板5aで固定する。測定部40の上
面には、試験管42中の乳汁から発せられるフォトンを
検出する光検出器41aが配置されている。
【0033】(3) 攪拌部50
【0034】図4(A)は攪拌部50の上面図、(B)
は側面図である。
【0035】図2および図4に示す如く、上横板4aの
穴4a2と中横板4bの穴4b2とにそれぞれ上段ベア
リング51aの外輪と下段ベアリング51bの外輪とを
嵌入する。上下段のベアリング51a,51bのそれぞ
れの内輪に円筒状の回転筒52を嵌入する。この回転筒
52の上部には、試験管42を上方から押し込んで密着
固定するリング状の固定ゴム52aを配置しておく。回
転筒52の下部外側に近接して回転筒52を介して試験
管42の内部の乳汁等を温めるフィルムヒータ53を配
置する。フィルムヒータ53は、温度検出センサ(図示
せず)を備え、温度調整部12により恒温(37±0.
1℃)に制御する。試験管42の底面が測定ユニット4
1の光検出器41aの真上になるように配置する。
【0036】また、中横板4bの穴4b1を跨いで逆U
字状の金具4cを固定し、この金具4cに正逆回転可能
なステッピングモータ等からなるモータ54を固定す
る。該モータ54の出力軸にプーリ54aを固定し、プ
ーリ54aと回転筒52の外側面に形成したV溝52b
との間にベルト55を掛け渡す。ベルト55の張力は、
長方形窓4a1〔図2(B)〕からネジ54cを緩めて
金具4cを左右に移動することにより、所望の張力に調
節可能である。このようにして、回転筒52中の試験管
42を正逆回転して攪拌する。符号56〔図2(A)〕
は、測定ユニット41の光検出器41aを保護する保護
ガラスである。
【0037】(4) シャッタ部60
【0038】図5はシャッタ部60の拡大図であって、
(A)は側面図、(B)は下面図である。
【0039】図2および図5に示す如く、中横板4bの
下面に矢印A方向に動作する出力軸61aを備えたソレ
ノイド61をL字型の取付金具62で固定する。ソレノ
イド61は、シャッタ開閉制御部15〔図3〕の制御に
よりオン・オフ制御される。出力軸61aの先端にピン
61bを固定し、このピン61bをシャッタ板64の係
合腕64aに穿設した長穴64bに係合させる。シャッ
タ板64は、長方形をなし、中横板4bに固定した支軸
ピン63により矢印B方向に回転自在に支持する。シャ
ッタ板64は、回転筒52の底部に形成された透過窓5
2cおよび測定ユニット41の光検出器41a〔図2
(A)〕を完全に覆って遮光する幅を有している。ソレ
ノイド61の出力軸61aの矢印A方向の動作により、
シャッタ板64は矢印B方向に動作し、シャッタ開閉制
御部15の制御の下に任意設定時間(例えば1分間)だ
け開き、この時間だけ光検出器41aにより乳汁中の貪
食白血球が発するフォトンを検出可能にする。56a
は、前述の保護ガラス56を押さえるガラス押さえであ
る。
【0040】 (5) 試験管着脱・試薬注入部(着脱・注入部)70
【0041】図6は着脱・注入部70を示す図であっ
て、(A)はスライド扉を開いた状態の上面図、(B
1),(B2)は側面図、(C)はスライド扉を閉じた
状態の下面図、(D)はスライド扉を開いた状態の下面
図である。
【0042】図2および図6に示す如く、箱状に形成し
た着脱・注入部70で回転筒52を覆うように配置す
る。すなわち、上横板4aに形成した穴4a2の周囲に
4枚の側板71a〜71dを矩形状に固定配置し、側板
71c,71dの上部にはそれぞれスライド溝を形成す
る。このスライド溝に長方形のスライド式の扉72を摺
動自在に嵌め込む。扉72の上面右端につまみ73を配
置し、扉72を左右に〔図2(A)、図6において〕開
閉可能にする。
【0043】着脱・注入部70内には試薬注入ポンプ2
(図1)に接続した平行配置の2本のパイプ76a,7
6bを天井に沿って引き込み、パイプ76a,76bの
先端をL字状に折り曲げ、その先端が試験管42の真上
になるように配置する。パイプ76a,76bの先端部
側は、塩化ビニル等の復元可能な弾力性部材により構成
する。
【0044】スライド扉72の下面中央やや右に下方に
向けて割込ピン74を固定し、扉72を左方に移動させ
ると割込ピン74が2本のパイプ76a,76b間に割
り込み、2本のパイプ76a,76bをY字状に開いて
いく〔図6(D)〕。そして、パイプ76a,76bが
Y字状に開いた間に、オペレータ(図示せず)が試験管
42を新規に回転筒52に取り付けたり、あるいは測定
済の試験管42を取り外したりする。また、扉72を閉
じた場合には、割込ピン74がパイプ76a,76b間
から外れ2本のパイプ76a,76bは自らの弾性によ
り復元して平行状態になる〔図6(C)〕。なお、符号
75は扉72を開いた場合に〔図6(D)〕、割込ピン
74の適度な割込具合を確保するために側壁71aに当
接して位置決めするストッパである。
【0045】次に、このように構成された乳房炎診断装
置Dの動作を、主として図7に示すフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0046】まず、シリコンコーティングした試験管4
2を用意し、培養液であるE−MEM(Eagle’s
Minimum Essential Mediu
m)溶液を450μlだけ入れ(ステップS1)、さら
に診断対象の乳汁を50μl追加し(ステップS2)、
その試験管42を乳房炎診断装置Dにセットする(ステ
ップS3)。
【0047】すなわち、乳房炎診断装置Dのカバー1b
を開き〔図1(B)〕、次いでスライド扉72を左方に
スライドさせて割込ピン74を2本のパイプ76a,7
6bの間に割り込ませると、2本のパイプがY字状に開
く〔図6(A),(D)〕。このY字状に開いた間隙を
介して乳汁等を入れた試験管42を、試験管固定ゴム5
2aの円形穴に挿入し所定深さまで押し込んで試験管4
2をセットした後〔図2(A)〕、スライド扉72およ
びカバー1bを閉じる。カバー1bの開閉はマイクロス
イッチ6(図1)が検出し、スライド扉72の開閉はマ
イクロスイッチ77(図2)が検出する。前記スイッチ
6,77の検出により、制御部10は動作可能状態にな
ったと判断する。
【0048】次いで、測定開始ボタン(スタートボタ
ン)21を押下し(ステップS4)、試薬注入ポンプ2
〔図1(A),(B)〕からパイプ76aを介して増光
剤であるルミノール10μlを運び、パイプ76bを介
して食細胞刺激剤であるザイモザン10μlを運んでこ
れら2液を同時に試験管42に注入する(ステップS
5)。
【0049】次に、攪拌装置50の稼働により試験管4
2を正逆転し約5秒間攪拌することにより、E−MEM
溶液,乳汁,増光剤および食細胞刺激剤を十分に混ぜ合
わせる(ステップS6)。その後、フィルムヒータ53
への通電により試験管42を温度調整部12の制御の下
に恒温(37±0.1℃)に維持し、約20分間放置し
て細菌および貪食白血球をインキュベートさせる(ステ
ップS7)。
【0050】次に、シャッタ開閉制御部15の指示によ
りシャッタ部60(図1,図2,図5)が作動し、シャ
ッタ板64が約1分間開き、この間に試験管42内から
化学発光されるフォトンを測定ユニット41の光検出器
41aで検出し、カウンタ部11がカウントを行う(ス
テップS8)。1分間のカウント値(単位はCPM)に
基づき、抽出・換算部13は、乳房炎亢進度合データ記
憶部80から前記カウント値に対応した亢進度合を抽出
し、「±S,++」等の判定値に換算し〔図8(A)参
照〕、表示部31〔図1(A)〕に表示させ、あるいは
印字開始ボタン33が押下された場合には、プリンタ3
2から判定値をプリントアウトする〔図8(A)〕(ス
テップS9)。
【0051】判定値と乳房炎の経過との関係は、図8
(B)に示す関係になっているので、プリントアウトの
際に例えば「±S」であれば、「乳房炎前兆」と印字出
力すれば一目で乳房炎の亢進度合を診断することができ
る。
【0052】ところで、本実施の形態では、電源として
商用電源(AC100V)を使用する場合を説明した
が、乳牛を飼育する牛舎で乳房炎の診断をする場合等を
考慮して、持ち運びに便利な電池式(バッテリ式)にし
てもよい。
【0053】また、本実施の形態では、増光剤としてル
ミノールを使用する場合を例にとって説明したが、この
他にルシゲニン,ウミホタル・ルシフェリン誘導体等を
使用することもできる。
【0054】さらに、本実施の形態では、食細胞刺激剤
としてザイモザンを使用する場合を例にとって説明した
が、この他にConA(Concanavalin
A),PHA(Phytohemagglutini
n),PWM(PokeweedMitogen)等を
使用することもできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶部に一定条件下で貪食白血球が乳汁中の細菌を貪食
する際に化学発光する微弱光量と細菌による乳房炎の亢
進度合との対応関係を予め記憶しておき、光検出器によ
り一定条件下で乳汁中の貪食白血球が化学発光する微弱
光量を検出し、検出された微弱光量に基づいて診断手段
により記憶部を参照して光量に対応した乳房炎の亢進度
合を診断し、診断された乳房炎の亢進度合を出力手段に
より出力するようにしたので、化学発光法(CL能測定
法)に基づいて乳房炎の細菌侵入から重度乳房炎に至る
までの亢進度合を手軽にかつ確実に診断することができ
るという効果がある。
【0056】また、本発明によれば、記憶部に一定条件
下で貪食白血球が乳汁中の細菌を貪食する際に発するフ
ォトン数と細菌による乳房炎の亢進度合との対応関係を
予め記憶しておき、試薬注入手段により診断対象の乳汁
および培養液が混合されてセットされた試験管に対して
増光剤および食細胞刺激剤を注入し、増光剤および食細
胞刺激剤が注入された試験管を攪拌手段により一定時間
攪拌し、攪拌された試験管を恒温手段により一定温度に
保ち、インキュベートされた試験管中の乳汁に含まれる
貪食白血球が細菌を貪食する際に発するフォトン数をフ
ォトンカウント手段により一定時間の間カウントし、カ
ウントされたフォトン数に基づいて診断手段により記憶
部を参照してフォトン数に対応した乳房炎の亢進度合を
診断し、診断された乳房炎の亢進度合を出力手段により
出力するようにしたので、化学発光法(CL能測定法)
に基づいて乳房炎の細菌侵入から重度乳房炎に至るまで
の亢進度合を手軽にかつ確実に診断することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る乳房炎診断装置の機
構系の全体構成図であって、(A)は正面透過図、
(B)は側面透過図である。
【図2】本実施の形態に係る乳房炎診断装置の機構系の
拡大図であって、(A)は正面断面図、(B)は側面断
面図である。
【図3】本実施の形態に係る乳房炎診断装置の制御系の
ブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る乳房炎診断装置を構成する
攪拌部の詳細構成図であって、(A)は上面図、(B)
は側面図である。
【図5】本実施の形態に係る乳房炎診断装置を構成する
シャッタ部の詳細構成図であって、(A)は側面図、
(B)は上面図である。
【図6】本実施の形態に係る乳房炎診断装置を構成する
試験管着脱・試薬注入部の詳細構成および動作を示す図
であって、(A)は扉を開いた上面図、(B1,B2)
は扉を閉じた側面図、(C)は扉を閉じた下面図、
(D)は扉を開いた下面図である。
【図7】本実施の形態に係る乳房炎診断装置の動作を示
すフローチャートである。
【図8】本実施の形態に係る乳房炎診断装置の動作の結
果を示す図であって、(A)はカウント数と判定結果の
対応を示す図、(B)は判定結果に応じて乳房炎の亢進
度合を印字出力した図である。
【図9】従来の乳房炎の亢進度合と主要診断法の有効性
の範囲とを示す図である。
【符号の説明】
D 乳房炎診断装置 1b 筐体のカバー 10 制御部 11 カウンタ部 12 温度調整部 13 抽出・換算部(診断手段) 14 表示・印字制御部 20 操作部 21 スタートボタン 30 出力部(出力手段) 31 液晶表示部(出力手段) 32 プリンタ部(出力手段) 40 測定部 41a 光検出器 42 試験管 50 攪拌部 52 回転筒 53 フィルムヒータ 60 シャッタ部 64 シャッタ板 70 着脱・注入部 72 スライド扉 74 割込ピン 76a,76b 試薬注入パイプ 80 乳房炎亢進度合データ記憶部(記憶部)
フロントページの続き (72)発明者 松江 登久 千葉県八千代市大和田新田460番5 シ ティハイムY&R201号 有限会社トッ ケン内 (72)発明者 清水 聖勝 東京都町田市高ケ坂600番地3 (56)参考文献 Am.J.Vet.Res.,Vo l.51,No.10(1990)p.1527− 1533 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12Q 1/06 G01N 21/77 G01N 21/78 G01N 33/50 BIOSIS(DIALOG) MEDLINE(STN) WPI(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食白血球が乳汁中の細菌を貪食する際に
    発するフォトン数と前記細菌による乳房炎の亢進度合と
    の対応関係を予め記憶しておく記憶部と、乳汁そのものに培養液,増光剤および食細胞刺激剤を加
    えることによって乳汁中の貪食白血球が細菌を貪食する
    際に発するフォトン数を一定時間の間カウントするフォ
    トンカウント手段と、 このフォトンカウント手段によりカウントされたフォト
    ン数に基づいて前記記憶部を参照して前記フォトン数
    対応した乳房炎の亢進度合を診断する診断手段と、 この診断手段により診断された乳房炎の亢進度合を出力
    する出力手段とを備えることを特徴とする乳房炎診断装
    置。
  2. 【請求項2】食白血球が乳汁中の細菌を貪食する際に
    発するフォトン数と前記細菌による乳房炎の亢進度合と
    の対応関係を予め記憶しておく記憶部と、乳汁そのもの および培養液が混合されてセットされた試
    験管に対して増光剤および食細胞刺激剤を注入する試薬
    注入手段と、 この試薬注入手段から増光剤および食細胞刺激剤が注入
    された試験管を一定時間攪拌する攪拌手段と、 この攪拌手段により攪拌された試験管を一定温度に保つ
    恒温手段と、 この恒温手段によりインキュベートされた試験管中の乳
    汁に含まれる貪食白血球が細菌を貪食する際に発するフ
    ォトン数を一定時間の間カウントするフォトンカウント
    手段と、 このフォトンカウント手段によりカウントされたフォト
    ン数に基づいて前記記憶部を参照して前記フォトン数に
    対応した乳房炎の亢進度合を診断する診断手段と、 この診断手段により診断された乳房炎の亢進度合を出力
    する出力手段とを備えることを特徴とする乳房炎診断装
    置。
  3. 【請求項3】 前記増光剤が、ルミノールであることを
    特徴とする請求項1または2記載の乳房炎診断装置。
  4. 【請求項4】 前記食細胞刺激剤が、ザイモザンである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の乳房炎診断装
    置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段が、少なくとも液晶表示装
    置またはプリンタのいずれか一方を含むことを特徴とす
    る請求項1または2記載の乳房炎診断装置。
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