JP2995199B2 - カメラのシャッタ作動警告装置 - Google Patents

カメラのシャッタ作動警告装置

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JP2995199B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はシャッタの不作動の原因を判断するカメラ
のシャッタ作動警告装置に関する。
[従来の技術] カメラのシャッタ駆動装置には、例えばシャッタモー
タでシャッタ羽根を駆動するものがあり、このシャッタ
モータには電池で駆動電源が与えられている。このシャ
ッタモータの駆動電源である電池の電圧が低下している
と、シャッタ羽根の駆動が行なわれなかったり、シャッ
タ羽根の駆動の速度が変動し、適切な露光が行なわれな
いことがある。
このため、例えばシャッタ羽根を駆動する前に、シャ
ッタモータを逆転させたり、或いはシャッタモータ以外
の負荷をかけて電池の電圧をチェックするものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、シャッタモータの駆動電源の電池は、
フィルムモータ、ストロボ及び制御回路等の駆動電源と
もなっており、シャッタ羽根の駆動前の電池の電圧チェ
ックだけではシャッタを駆動するための電圧チェックと
しては正確ではない。
また、電池の電圧低下の影響の他にも、シャッタ羽根
の駆動が行なわれなかったり、シャッタ羽根の駆動の速
度が変動したりして、適切な露光が行なわれないことが
あるが、この場合には電池の電圧低下によるものなの
か、シャッタ羽根を駆動する機構の作動不良なのかが判
断できない。
この発明はこの点を解決して改良したもので、簡単な
構造で、シャッタ不作動の原因を認知することができる
カメラのシャッタ作動警告装置を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するため、この発明のカメラのシャッ
タ作動警告装置は、シャッタ羽根を駆動するシャッタ駆
動手段と、このシャッタ駆動手段に電力を供給する電源
と、前記シャッタ羽根の作動を検出してシャッタ作動信
号を出力するシャッタ作動検出手段と、前記シャッタ羽
根の作動を開始した後所定時間内に前記シャッタ作動信
号が入力されないとき前記電源の電圧を検出して警告す
る電源電圧検出回路とを有することを特徴としている。
[作用] この発明では、シャッタ羽根を駆動するシャッタ駆動
手段に電力を供給する電源を備え、このシャッタ駆動手
段でシャッタ羽根の駆動が行なわれる。このシャッタ羽
根の駆動を開始した後、所定時間内にシャッタ作動信号
が入力されないとき、電源の電圧を検出し、誤作動によ
るシャッタ羽根の作動不良か、電源の電圧低下によるシ
ャッタ羽根の作動不良かを判断する。
[実施例] 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第7図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第1図はカメラの正面図、第2図は同左側面図、第
3図は同右側面図、第4図は同上面図、第5図は同底面
図、第6図は同背面図、第7図は液晶表示部の平面図で
ある。
カメラボディ カメラは本体1、裏蓋2及び電池蓋3を有しており、
裏蓋2及び電池蓋3は本体1に開閉自在に組付けられて
いる。裏蓋2は裏蓋開放ボタン4を矢印方向aへ操作す
ることで開状態になり、電池蓋3は矢印方向bへ操作す
ると開状態となる。本体1にはこの電池蓋3の部分にリ
チウム主電池が収納され、さらに本体1には液晶の表示
や撮影関連情報を記憶しておくためのバックアップ電源
となる補助電池が設けられている。
カメラの本体1の右側部にはストラップ取付部5が設
けられ、また本体1の底部には三脚取付部6が設けられ
ている。
カメラの本体1の右側前部にはグリップ凸部1aが形成
され、また裏蓋2の右側上部にもグリップ凹部2aが形成
され、撮影時のカメラの把持性を良くしている。さら
に、裏蓋2にはフィルム確認窓7が形成され、直接パト
ローネ室のフィルムを目で確認することができる。
このカメラには同出願人が先に出願した特開平1-2174
41号の第4図のような公知のフィルム給送機構が備えら
れ、フィルムの自動巻上げ、巻戻しが行なわれる。ま
た、裏蓋2を開いて本体1にフィルムをセットして裏蓋
2を閉じ、レリーズボタンS1を押すとオートロードして
例えば4コマ給送して初期状態になる。また、リワイン
ドボタンS2の押圧操作で、フィルムの途中巻戻しも可能
である。
本体1の中央部には撮影レンズ8が備えられ、この撮
影レンズ8はバリヤ9で覆われており、撮影レンズ8を
保護する。バリヤ9はバリヤボタンS4を矢印方向cへ移
動すると開くようになっており、バリヤ9を閉じるとレ
リーズロックがかかる。
このカメラにはシャッタ駆動装置及びシャッタ作動警
告装置が備えられ、シャッタは単速ビハインドシャッタ
が用いられ、またシャッタ駆動にはDCモータが駆動源と
して用いられる。
本体1の上部にレリーズボタンS1、リワインドボタン
S2、セルフボタンS3及び液晶表示部11が設けられてい
る。
液晶表示部11には第7図に示すように、フィルムカウ
ンタ110、バッテリ表示111、セルフ表示112、ストロボ
表示113が設けられている。フィルムカウンタ110はフィ
ルム装填時、レリーズボタンS1の操作による撮影動作で
カウント値を加算し、巻戻し時にカウント値を減算す
る。バッテリ表示111は主電池がなくなると中央部分111
aが消灯し、外形のみのバッテリ表示になる。セルフ表
示112はセルフボタンS3が押されると、セルフ表示112が
点灯し、セルフモードに選定されたことを表示する。ス
トロボ表示113はストロボの充電中は中央部の表示が行
なわれず、充電が完了すると中央部が表示される。
カメラの本体1の前側には撮影レンズ8の上方位置に
測光窓12、ファインダー13及びセルフLED14が設けられ
ている。このファインダー13はアルバダブライトフレー
ム透視ファインダーが用いられ、本体1の裏側にはファ
インダー13のアイピース15が設けられている。また、カ
メラの本体1の左側にはストロボ窓16が設けられ、この
ストロボ窓16は縦長に配置され、撮影レンズ8から離す
ことで、ストロボ発光が撮影に悪影響しないようにして
いる。
カメラの制御回路 第8図はこの発明が適用されるカメラの制御回路図、
第9図は電池電圧チェック回路の詳細図、第10図はフィ
ルムモーダドライバ回路の詳細図である。
このカメラの制御回路にはCPU20、駆動回路ユニット2
1、ストロボ回路22及び液晶表示部11を有している。CPU
20には主電池E1からダイオードD1を介して駆動電圧が与
えられ、またCPU20にはダイオードD2と補助電池E2が並
列に接続され、補助電源が与えられている。駆動回路ユ
ニット21及びストロボ回路22には主電池E1から直接駆動
電圧が与えられている。CPU20で液晶表示部11が駆動さ
れるとともに、駆動回路ユニット21及びストロボ回路22
が駆動される。
CPU20にはレリーズボタンS1、リワインドボタンS2、
セルフボタンS3、バリヤボタンS4、シンクロスイッチS
5、裏蓋スイッチS6、フィルム移送検知スイッチS7が接
続されている。
駆動回路ユニット21は電池電圧チェック回路210、測
光回路211及びドライバ回路212を有している。電池電圧
チェック回路210は、CPU20の出力端子CPU-CTLからのコ
ントロール信号が入力されている状態で作動し、この出
力がCPU20の入力端子CPU-BCへ出力され、この入力電圧
で電池電圧のチェックを行なう。また、測光回路211に
はフィルムをセットすることで端子DXからフィルム情報
が入力されるとともに、測光素子CdSから測光情報が入
力され、このフィルム情報と測光情報がCPU20の入力端
子CPU-CDSに出力され、これらの情報から露光量が設定
され、これで絞りを変化させる。さらに、ドライバ回路
212はCPU20の出力端子CPU-LED,CPU-FM1,CPU-FM2,CPU-S
M,CPU-AMからの制御信号に基づき、フィルムモータFM、
シャッタモータSM、絞りマグネットAM及びセルフタイマ
LEDを駆動する。さらに、CPU20の出力端子CPU-TRGから
のトリガ信号でストロボ回路22が作動してストロボ発光
し、出力端子CPU-CHGからのチャージ信号でストロボ回
路22でストロボ用コンデンサの充電が行なわれ、ストロ
ボ回路22からの充電完了信号が入力端子CPU−FULに入力
されると、ストロボ充電が停止される。
駆動回路ユニット21の電池電圧チェック回路210は第
9図に示すように構成されている。
主電池E1に接続された入力端子MBにトランジスタTr1
が接続され、このトランジスタTr1のベースに接続した
入力端子CTLにCPU20からコントロール信号が入力され
る。トランジスタTr1の出力は抵抗R1,R2で分圧され、オ
ペアンプOPの反転入力端子に入力され、オペアンプOPの
非反転入力端子には基準電圧が入力されている。オペア
ンプOPの出力端子にはインバータNが接続され、このイ
ンバータNにはトランジスタTr2のベースが接続されて
おり、このトランジスタTr2に接続した出力端子BCがCPU
20の入力端子CPU-BCに接続されている。
従って、CPU20からのコントロール信号がLレベルの
とき、トランジスタTr1がONし、入力端子MBからトラン
ジスタTr1を介して抵抗R1、抵抗R2に電流が流れ、抵抗R
1と抵抗R2の間に分圧した電圧が発生し、オペアンプOP
の反転入力端子へ出力される。オペアンプOPは非反転入
力端子に入力される基準電圧値と前記反転入力端子に入
力される電圧値を比較し、反転入力端子の電圧が非反転
入力端子の電圧より高いとオペアンプOPの出力がLレベ
ルになる。このオペアンプOPの出力でインバータNの出
力がHレベルになり、トランジスタTr2がONして出力端
子BCがLレベルになり、主電池E1の電圧が所定値以上と
判断される。
一方、オペアンプOPの反転入力端子に入力した電圧値
が、オペアンプOPの非反転入力端子に入力した基準電圧
値より低いと、オペアンプOPの出力はHレベルになる。
このオペアンプOPの出力でインバータNの出力がLレベ
ルになり、トランジスタTr2がOFFとなって出力端子BCが
Hレベルであり、主電池E1の電圧が所定値以下と判断さ
れる。このように、主電池E1の電圧が所定値以下と判断
されると、液晶表示部11のバッテリー表示111の中央部
分111aが消灯して警告する。
フィルムモータドライバ回路は第10図に示すように構
成されている。
フィルムモータドライバ回路はCPU20に接続されるデ
コーダ213と、フィルムモータFMの回転を制御する回転
制御回路214とを有しており、それぞれの回路には駆動
電圧が印加されている。
デコーダ213の入力端子FM1,FM2にはCPU20の出力端子F
M1,FM2からの制御信号が入力される。また、回転制御回
路214はトランジスタTr7〜Tr10、ダイオードD3〜D6及び
抵抗R7〜R10から構成されている。
従って、デコーダ213の入力端子FM1,FM2がHレベルに
なると、端子C1,C3がHレベル、端子C4,C6がLレベル、
端子C2,C5が不定となり、回転制御回路214のトランジス
タTr8,Tr10,Tr7,Tr9がOFFになり、フィルムモータFMは
回転しない。
また、デコーダ213の入力端子FM1がLレベルになり、
入力端子FM2がHレベルになると、端子C1,C4,C5がHレ
ベル、端子C2,C3,C6がLレベルとなり、回転制御回路21
4のトランジスタTr8,Tr9がONし、トランジスタTr7,Tr10
はOFFになり、フィルムモータFMが正転する。
また、デコーダ213の入力端子FM1がHレベルになり、
入力端子FM2がLレベルになると、端子C2,C3,C6がHレ
ベル、端子C1,C4,C5がLレベルとなり、回転制御回路21
4のトランジスタTr7,Tr10がONし、トランジスタTr8,Tr9
はOFFになり、フィルムモータFMが逆転する。
また、デコーダ213の入力端子FM1,FM2がLレベルにな
ると、端子C2,C5がHレベル、端子C1,C3,C4,C6がLレベ
ルとなり、回転制御回路214のトランジスタTr8,Tr10がO
Nし、トランジスタTr7,Tr9はOFFになり、フィルムモー
タFMにブレーキがかかる。
シャッタ駆動装置 第11図乃至第14図はシャッタ駆動装置を示し、第11図
はシャッタ駆動装置の正面図、第12図はシャッタ駆動装
置の平面図、第13図はシャッタ駆動装置の概略斜視図、
第14図はシャッタ駆動装置の作動タイムチャートであ
る。
カメラの本体1には前板30が取付けられ、この前板30
の前方に撮影レンズ8の光軸に一致して開放固定口径31
が開口されている。前板30にはシャッタ羽根32及び絞り
羽根33がそれぞれ支持軸34,35で回動可能に軸支されて
いる。シャッタ羽根32はシャッタバネ36でストッパピン
37に圧接するように付勢され、非撮影時に開放固定口径
31を閉じるようになっている。このシャッタ羽根32はシ
ャッタレバー38に設けられたシャッタ開放部材39の作動
で開放駆動され、開放固定口径31を開放する位置で、シ
ャッタ羽根32の接片32aがシンクロスイッチS5の接片40
に接触させ、カメラの制御回路のCPU20へシンクロ信号
を送るようになっている。このシンクロスイッチS5がシ
ャッタ作動検出手段を構成し、シンクロ信号がシャッタ
羽根32の作動を検出するシャッタ作動信号としても用い
られる。シャッタレバー38には長孔38aが2箇所に形成
されており、シャッタレバー38はこの長孔38aに押通さ
れて前板30に固定された支持ピン41で案内され、左右方
向へ往復動可能になっている。このシャッタレバー38に
設けられたシャッタ開放部材39は支持軸42を支点に回動
可能に軸支され、この支持軸42にはコイルバネ43が装着
されている。このコイルバネ43の一端部43aはシャッタ
開放部材39のストッパ部39aに係止し、他端部43bをシャ
ッタレバー38のストッパ部38bに係止しており、このコ
イルバネ43でシャッタ開放部材39は常にシャッタレバー
38のストッパ部38bに当接するように付勢されている。
シャッタレバー38は前板30に取付けられたシャッタレバ
ーバネ44でシャッタレバー用カム45の方向へ付勢され、
シャッタレバー38の端部38dがシャッタレバー用カム45
に当接される。
絞り羽根33は小絞り用固定開口径46を有しており、こ
の絞り羽根33は絞りバネ47で絞りレバー48の係止部48a
に連結され、この絞りバネ47で絞り羽根33の作動部33a
を常に絞りレバー48のストッパ部48bに当接する方向に
付勢している。絞りレバー48には2箇所に長孔48cが形
成されており、この長孔48cにシャッタレバー38を支痔
する支持ピン41が押通され、シャッタレバー38と同様に
支持ピン41で左右方向へ往復動可能に支持されている。
この絞りレバー48は前板30に取付けた絞りレバーバネ49
で絞りレバー用カム50の方向へ付勢され、この絞りバネ
48のストッパ部48bによって絞り羽根33の作動部33aが押
されており、これで絞り羽根33が前板30に設けられたス
トッパピン51に当接して位置規制される。絞り羽根33に
はマグネット接片52が設けられ、この絞り羽根33が回転
して小絞り用固定開口径46が撮影レンズ8の光軸上の位
置に至るように、マグネット接片52に対向して絞りマグ
ネット53が設けられている。制御回路で制御される駆動
回路ユニット21の駆動で絞りマグネット53が通電される
と、絞り羽根33に設けられたマグネット接片52が吸着さ
れ、これにより絞り羽根33の小絞り用固定開口径46で露
光量が設定される。
シャッタレバー用カム45と絞りレバー用カム50は一体
に形成され、シャッタレバー用カム45のカム面45aは絞
りレバー用カム50のカム面50aより長く形成され、さら
にこれらのシャッタレバー用カム45と絞りレバー用カム
50は回転軸芯が同一なカムギヤ54に一体に設けられてい
る。このシャッタレバー用カム45のカム面45aがシャッ
タレバー38の端部38dに当接して往復動させ、また絞り
レバー用カム50のカム面50aが絞りレバー48の端部48dに
当接して往復動させる。カムギヤ54は中間ギヤ55のギヤ
手段を介してシャッタモータSMに連結され、このシャッ
タモータSMにはDCモータが用いられ、制御回路の駆動回
路ユニット21の駆動でシャッタレバー用カム45及び絞り
レバー用カム50を同一方向へ略一回転させる。
次に、このカメラのシャッタ駆動装置の作動を、第14
図の作動タイムチャートに基づいて説明する。
レリーズボタンS1が押されると、測光回路211で露光
量が測定され、この測定が終了するタイミングで、露光
量が所定値以上の場合には絞り羽根33を駆動するために
絞りマグネット53に通電し、所定値以下なら絞りマグネ
ット53に通電しない。
また、露光量の測定が終了するタイミングでシャッタ
モータSMが駆動され、このシャッタモータSMの回転力が
中間ギヤ55を介してカムギヤ54に伝達される。このカム
ギヤ54が反時計方向へ回転すると、シャッタレバー用カ
ム45がシャッタレバー38を往方向へ押動し、絞りレバー
用カム50が同様に反時計方向へ回転して絞りレバー48を
往方向へ押動する。
このシャッタレバー38の移動でシャッタ開放部材39の
カム片39aがシャッタ羽根32の作動部32bのカム面32cに
接触し、さらにシャッタレバー38が移動すると、シャッ
タ開放部材39がバネ43に抗して反時計方向へ回転して逃
げて作動部32bを乗り越えて、シャッタのチャージが行
なわれる。
このシャッタレバー38の移動と同様に絞りレバー48が
移動して、この絞りレバー48の移動で絞り羽根33が絞り
バネ47によって引っ張られて反時計方向へ回動して、絞
り羽根33の小絞り用開口径46が撮影レンズ8の光軸上に
位置し、絞り羽根33のマグネット接片52が絞りマグネッ
ト53の位置に移動する。
絞りレバー用カム50のカム面50aはシャッタレバー用
カム45よりカム面45aが短く形成されているため、カム
ギヤ54の回転で絞りレバー48の端部48dが先に絞りレバ
ー用カム50から外れ、絞りマグネット53が駆動していな
いと、絞りレバーバネ49によって復方向へ移動して初期
位置へ復帰する。このとき、絞りマグネット53が駆動し
ていると、絞り羽根33は絞りマグネット53の吸着力で保
持され、その小絞り用固定開口径46が撮影レンズ8の光
軸上に位置する。
カムギヤ54がさらに回転すると、シャッタレバー38の
端部38dがシャッタレバー用カム45のカム面45aから外
れ、シャッタレバー38はシャッタレバーバネ44によって
復方向へ移動して初期位置へ復帰する。このとき、シャ
ッタレバー38の設けたシャッタ開放部材39がシャッタ羽
根32の作動部32bを押動するため、シャッタ羽根32が時
計方向へ回動して開放固定開口径31を開き、シャッタ開
放部材39からシャッタ羽根32の作動部32bが外れると、
シャッタバネ36によりシャッタ羽根32が反時計方向へ回
動して初期位置へ復帰する。
このシャッタ羽根32の開放駆動時に、絞り羽根33が駆
動していると、開口波形は実線で示すようになり、絞り
羽根33が駆動していない場合には点線で示す開口波形に
なる。
そして、このシャッタ羽根32の作動で、シンクロスイ
ッチS5が作動してシンクロ信号が出力されると、制御回
路でストロボ発光が行なわれる。また、このシンクロ信
号が出力されると、これがシャッタ羽根32のシャッタ作
動信号として制御回路に入力され、シャッタモータSMの
駆動を停止する。さらに、この制御回路ではシャッタモ
ータSMが駆動して、このシャッタ作動信号が出力されな
いと、主電池E1の電源の電圧検出を行なうようになって
いる。
このように、制御回路の制御でシャッタモータSMのシ
ャッタ駆動手段が一方向へ回転し、この一方向の回転力
でカムギヤ54が回転して、シャッタレバー用カム45でシ
ャッタレバー38が往方向へ移動してシャッタチャージが
行なわれ、さらに所定の回転位置でシャッタレバー用カ
ム45からシャッタレバー38が外れることでシャッタ駆動
が行なわれ、このシャッタ駆動が終了すると、制御回路
の制御でシャッタモータSMの駆動が停止される。このシ
ャッタモータSMの停止位置はカムギヤ54がシャッタレバ
ー用カム45及び絞りレバー用カム50から、シャッタレバ
ー38の端部38d及び絞りレバー48の端部48dが外れ、しか
もシャッタレバー38の端部38d及び絞りレバー48の初期
位置はその端部48dがシャッタレバー用カム45及び絞り
レバー用カム50で押動されない位置であればよく初期位
置の管理が簡単である。
また、シャッタモータSMを駆動するシャッタモータド
ライバ回路は、シャッタモータSMをON,OFF制御するだけ
であるから、回路構成が極めて簡単になる。
さらに、シャッタモータSMによって作動する動力伝達
手段は、シャッタレバー用カム45及び絞りレバー用カム
50を一方向へ回転するだけであり、逆方向へ回転するこ
とがないから、構造が簡単で、しかも誤動作の発生を軽
減することができる。
また、シャッタレバー38や絞りレバー48は直線的に往
復動するだけで、シャッタ羽根32や絞り羽根33を作動す
るため、構造が簡単で、しかも誤動作を軽減することが
でき、装置のコストが低下でき、かつ作動の信頼性が向
上する。
カメラのシャッタ作動警告装置 カメラのシャッタ作動警告装置は、シャッタ羽根32を
駆動するシャッタ駆動手段としてのシャッタモータSM
と、このシャッタモータSMに電力を供給する電源として
の電池と、シャッタ羽根32の作動を検出してシャッタ作
動信号を出力するシャッタ作動検出手段と、シャッタ羽
根32の作動を開始した後、所定時間内に前記シャッタ作
動信号が入力されないとき電池の電圧を検出して警告す
る電源電圧検出回路とを有している。このカメラのシャ
ッタ作動警告装置の作動を、第15図のフローチャートに
基づいて説明する。
ステップaで電池の電圧チェックを行ない、電池電圧
が所定値以下の場合は液晶表示部11に電池無の表示を行
ない(ステップb)、電池電圧が所定値以上の場合には
液晶表示部11に電池有の表示を行なう(ステップc)。
そして、バリヤ9の状態の判断が行なわれ(ステップ
d)、バリヤ9が閉じている場合にはステップaに移行
し、バリヤ9が開かれている場合にはレリーズボタンS1
の状態の判断が行なわれる(ステップe)。レリーズボ
タンS1がOFFの場合には電池の電圧チェックを行ない
(ステップf)、電池電圧が所定値以下の場合はステッ
プbへ移行し、電池電圧が所定値以上の場合にはバリヤ
9の状態の判断が行なわれ(ステップg)、バリヤ9が
閉じている場合にはステップaに移行し、バリヤ9が開
かれている場合にはステップeへ移行する。このステッ
プeでレリーズボタンS1がONの場合にはシャッタ作動が
行なわれ(ステップh)、シャッタモータSMによるシャ
ッタ作動に基づいてシャッタ羽根のシャッタ作動信号の
出力を判断し(ステップi)、シャッタ作動信号が出力
されると、フィルムの巻上げを行なう(ステップj)。
また、シャッタ作動信号が出力されない場合には、液
晶表示部11全体を点滅させてシャッタ作動不良の警告表
示を行ない(ステップk)、再度電池の電圧チェックを
行ない(ステップl)、電池電圧が所定値以下の場合に
はステップbへ移行し、電池電圧が所定値以上の場合に
はステップkへ移行し、誤動作によるシャッタ羽根の停
止か、電池電圧の低下による原因によるかを判断し警告
する。
カメラのフィルム給送装置 カメラのフィルム給送装置は、オートロード手段と、
オートロードを完了したか否かを判断する判断手段と、
マニュアルリワインド不能情報又はマニュアルリワイン
ド可能情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
された情報がマニュアルリワインド可能情報の場合はマ
ニュアルリワインド手段の作動を許容し、記憶手段に記
憶された情報がマニュアルリワインド不能情報の場合は
マニュアルリワインド手段の作動を禁止するマニュアル
リワインド手段とを有し、リワインド完了に基づいて記
憶手段にマニュアルリワインド不能情報を記憶し、判断
手段がオートロードを完了したと判断した場合は記憶手
段に記憶したマニュアルリワインド不能情報をマニュア
ルリワインド可能情報に切換えるようになっている。
このカメラのフィルム給送装置の作動を、第16図のフ
ローチャートに基づいて説明する。
カメラへ電源電池を挿入することによってリワインド
フラグF(R)を不可にし(ステップa)、裏蓋スイッ
チS6の状態、フィルムカウンタ情報、レリーズボタンS1
の状態を検知し、フィルムのオートロード開始条件の判
断を行ない(ステップb)、オートロード開始条件が整
い、裏蓋スイッチS6が裏蓋開状態、フィルムカウンタ情
報が“0“、レリーズボタンS1がONされた場合にはフィ
ルムのオートロードが行なわれる(ステップc)。そし
て、ステップdにおいて、オートロードが所定時間以内
に行なわれない場合にはステップbへ移行し、オートロ
ードが正常に行なわれると、リワインドフラグF(R)
を可にしてステップbへ移行する(ステップe)。
ステップbにおいて、オートロード開始条件でない場
合には、マニュアルリワインドか否かの判断を行なう
(ステップf)。マニュアルリワインドの場合にはリワ
インドフラグF(R)の判断を行ない(ステップg)、
リワインドフラグF(R)が可の場合にはマニュアルリ
ワインドを行ない(ステップh)、リワインドフラグF
(R)を不可にして(ステップi)、ステップbへ移行
する。
ステップgにおいて、リワインドフラグF(R)が不
可の場合にはステップjへ移行する。
また、ステップfにおいて、マニュアルリワインドで
ない場合には、ステップjでレリーズボタンS1の状態の
判断を行ない、レリーズボタンS1がOFFの場合にはステ
ップbへ移行し、ONの場合には撮影が行なわれ(ステッ
プk)、フィルムの巻上げを行なう(ステップl)。フ
ィルムの巻上げが終了すると、ステップbへ移行し、フ
ィルムの突っ張りが生じると、ステップhへ移行する
(ステップm)。
このフローチャートで、例えばカメラにフィルムにセ
ットして裏蓋2を閉じ、レリーズボタンS1を押圧操作す
ると、フィルムのオートロードを行なう(ステップb,
c)。このオートロードが正常に行なわれないときに
は、ステップdからステップbへ移行して、ステップb
〜ステップjをループしてステップfでマニュアルリワ
インドが操作されてもステップgによりリワインドの作
動を禁止するので、ユーザがマニュアルリワインドの操
作としてもフィルムの先端部が不用意に巻込まれてしま
うことを防止する。
また、撮影時に不用意に裏蓋の開放をしてしまい、再
度裏蓋の閉によりオートロード開始条件が整いオートロ
ードを開始し、その時にオートロード中に突っ張りを検
知したときには、既にオートロードが行なわれているか
ら、リワインドフラグF(R)が可になっており、ステ
ップb,f,gのフローを通り、ステップhでマニュアルリ
ワインドの作動を許容する。これで、マニュアルリワイ
ンドの操作によりフィルムの巻戻しを行ない、フィルム
表示終了後は、裏蓋2を開いてフィルムの取出しを行な
うことができる。
[発明の効果] 前記のように、この発明はシャッタ駆動手段に電源か
ら電力を供給し、このシャッタ駆動手段でシャッタ羽根
の駆動を行ない、このシャッタ羽根の駆動を開始した
後、所定時間内にシャッタ作動信号が入力されないと
き、電源の電圧を検出して警告するから、誤作動による
シャッタ羽根の作動不良か、電源の電圧低下によるシャ
ッタ羽根の作動不良かを判断することができる。
従って、電源の電圧チェックレベルを高く設定しなく
ても、安心して電源の電圧を限界付近まで利用できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第1図はカメラの正面図、第2図は同右側面図、第
3図は同左側面図、第4図は同上面図、第5図は同底面
図、第6図は同背面図、第7図は液晶表示部の平面図、
第8図はこの発明が適用されるカメラの制御回路図、第
9図は電池電圧チェック回路の詳細図、第10図はフィル
ムモータドライバ回路の詳細図、第11図乃至第14図はシ
ャッタ駆動装置を示し、第11図はシャッタ駆動装置の正
面図、第12図はシャッタ駆動装置の平面図、第13図はシ
ャッタ駆動装置の概略斜視図、第14図はシャッタ駆動装
置の作動タイムチャート、第15図はこのカメラのシッタ
作動警告装置の作動を示すフローチャート、第16図はこ
のカメラのフィルム給送装置の作動を示すフローチャー
トである。 符号1は本体、2は裏蓋、S1はレリーズボタン、S2はリ
ワインドボタン、S3はセフルボタン、S4はバリヤボタ
ン、S5はシンクロスイッチ、11は液晶表示部、20はCP
U、E1は主電池、E2は補助電池、21は駆動回路ユニッ
ト、22はストロボ回路、210は電池電圧チェック回路、2
11は測光回路、212はドライバ回路、FMはフィルムモー
タ、SMはシャッタモータ、31は開放固定口径、32はシャ
ッタ羽根、33は絞り羽根、38はシャッタレバー、44はシ
ャッタレバーバネ、45はシャッタレバカム、48は絞りレ
バー50は絞りレバー用カム、54はカムギア、55は中間ギ
アである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/00 - 7/28 G03B 17/18 G03B 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタ羽根を駆動するシャッタ駆動手段
    と、このシャッタ駆動手段に電力を供給する電源と、前
    記シャッタ羽根の作動を検出してシャッタ作動信号を出
    力するシャッタ作動検出手段と、前記シャッタ羽根の作
    動を開始した後所定時間内に前記シャッタ作動信号が入
    力されないとき前記電源の電圧を検出して警告する電源
    電圧検出回路とを有することを特徴とするカメラのシャ
    ッタ作動警告装置。
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