JP2995119B2 - パワートランジスタ用リードフレームの製造方法 - Google Patents

パワートランジスタ用リードフレームの製造方法

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワートランジスタ用リ
ードフレームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はパワートランジスタの製造に用い
るリードフレームの一例を示す。図で2はヒートシン
ク、3はリード、4は樹脂モールド部である。ヒートシ
ンク2はパワートランジスタの放熱性を向上させるため
のものであるが、樹脂モールドする場合に図6に示すよ
うにヒートシンク2の外面を樹脂モールド部4の外面に
露出させるようにしてモールドする場合がある。このよ
うにヒートシンク2を露出してモールドする場合、ヒー
トシンク2の側縁部分を切り落とし形状にしたのではモ
ールド樹脂とヒートシンク2との接合が十分でなくモー
ルド樹脂の剥離が生じたりすることがあることから、図
5に示すようにヒートシンク2の側縁部をプレスして側
縁部に段差を形成し耳部5、5を外方に張り出す耳出し
加工を施すようにする場合がある。図7は耳部5をモー
ルド樹脂内に封止して樹脂モールドした状態で、耳部5
を形成することによってヒートシンク2の側縁部でのモ
ールド樹脂との接合性を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3は耳出し加工で一
般に使用されている装置の概略構成を示す。図で6はノ
ックアウト、7は耳出しパンチ、8はダイである。耳出
し加工ではノックアウト6でヒートシンク2をおさえ、
耳出しパンチ7でヒートシンク2の側縁部をプレス加工
して耳出しする。ところで、この耳出し加工でノックア
ウト6が当接するヒートシンク2の面は樹脂モールド後
に外面に露出する露出面であるが、従来の加工方法によ
って耳出し加工を施したリードフレームを樹脂モールド
した際に、ヒートシンク2の裏面にモールド樹脂のばり
が発生するという問題点が生じている。樹脂モールドの
際には上記のノックアウト6が当接したヒートシンク2
の面はモールド金型面に当接して樹脂充填がなされる
が、このときヒートシンク2の裏面にモールド樹脂が回
り込んでこれが樹脂ばりとなる。
【0004】上記のような樹脂ばりが発生した場合に
は、従来は樹脂モールド後にサンドブラスト等によるば
り取り工程をかけて樹脂ばりを除去している。このた
め、従来のパワートランジスタの製造ではこの樹脂ばり
を除去するための作業が煩雑になるという問題点があっ
た。そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされた
ものであり、その目的とするところは、パワートランジ
スタの製造に際してヒートシンクの露出面に樹脂ばりを
発生させることなく樹脂モールドでき、樹脂ばりを除去
する工程を不要にして作業を容易化することのできるパ
ワートランジスタ用リードフレームの製造方法を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、ヒートシンクの
一方の面にノックアウトを当接するとともに該ノックア
ウトの両側方に配置した耳出しパンチで前記ヒートシン
クの側縁部をプレスすることによって、前記ヒートシン
クの側縁部に段差部を形成するとともに該側縁部から外
方に耳部を延出させる耳出し加工を施して製造するパワ
ートランジスタ用リードフレームの製造方法において、
前記ノックアウトの外側面とこれに対向する前記耳出し
パンチの側面とのクリアランスを大きく設定し、前記耳
出しパンチによるプレス加工によって、樹脂モールドの
際の樹脂流れを阻止するダムとして作用する突縁部を前
記段差部の縁部に形成することを特徴とする。
【0006】
【作用】耳出しパンチでヒートシンクの側縁部をプレス
してヒートシンクの側縁部から外方に延出する耳部を形
成する際に、耳出しパンチとヒートシンクをおさえるノ
ックアウトとの間のクリアランスを大きくとることによ
って、ノックアウトの外面部に材料が盛り上がり形状と
なり、段差部の縁部に微小高さの突縁部が形成される。
樹脂モールドの際にこの突縁部が樹脂流れを阻止するダ
ムとして作用し、ヒートシンクの裏面に樹脂ばりが形成
されることを効果的に防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る製造方法に
よって製造したパワートラジスタ用リードフレームのヒ
ートシンク2部分を拡大して示す説明図である。図1
(a) はヒートシンク2の平面図、図1(b) は断面図を示
す。本発明方法においてもヒートシンク2の両側縁部に
耳出し加工を施して耳部5を外方に延出させることにつ
いては従来と同様である。耳出し加工によって耳部5の
基部には段差部5aが形成されるが、本発明方法ではこ
の耳出し加工の際にノックアウト6と耳出しパンチ7と
の間のクリアランスを従来の加工装置よりも広く設定し
て段差部5aの縁部に小さな突縁部10を形成すること
を特徴とする。
【0008】図2に本発明方法によってヒートシンク2
に耳出し加工を施す加工装置の構成を示す。ノックアウ
ト6および耳出しパンチ7の基本構成は従来装置と同様
であるが、図のようにノックアウト6と耳出しパンチ7
との間のクリアランスAを20μm 程度に設定してプレス
加工によって耳出し加工を施すことを特徴とする。従来
装置ではノックアウト6と耳出しパンチ7とのクリアラ
ンスは通常のノックアウトとパンチとのセッティングレ
ベルに設定しており、クリアランスを特別に設定するこ
とはしていない。
【0009】本実施例では上記のようにノックアウト6
と耳出しパンチ7とのクリアランスを広く設定すること
によって、図2に示すように、ヒートシンク2をプレス
加工して耳部5を形成する際に、段差部5aの縁部に材
料が盛り上がり形状に形成され突縁部10が形成され
る。突縁部10の高さは2〜4μm となる。突縁部10
を形成することによって、図1(b) に示すようにヒート
シンク2で樹脂モールド部の外面に露出する面の断面形
状は両縁に突縁部10が形成され、中間部が平坦面とな
る。
【0010】上記の加工方法によってヒートシンク2の
露出面に突縁部10を形成したものについて樹脂モール
ドを行い、樹脂ばりの発生状況を観察した結果、ヒート
シンク2のノックアウト6の当接面に積極的に突縁部1
0を形成したものについては、モールド樹脂の回り込み
が効果的に抑えられ樹脂ばり発生を有効に防止し得るこ
とが確認できた。これは樹脂モールドの際に突縁部10
がモールド樹脂のダムとして作用し、これによって樹脂
流れを阻止することができるためと考えられる。従来の
加工方法によって得られたリードフレームではヒートシ
ンク2の縁部は樹脂流れを防止するよう作用せず、これ
によって樹脂ばりが発生しがちであったのに対し、本実
施例の場合にはヒートシンク2の縁部に積極的に突縁部
10を形成することによって樹脂流れを抑えることがで
き、樹脂ばりの発生を効果的に防止することが可能とな
った。
【0011】本発明方法によれば、ノックアウトと耳出
しパンチとのクリアランスをヒートシンク2に突縁部1
0を形成するに十分な大きさに設定することで樹脂ばり
の発生を防止することができるから、従来装置のセッテ
ィングを調節するだけで効果を発揮することができ、製
造工程上もきわめて容易である。なお、実際のリードフ
レームの製造にあたっては、ヒートシンクの露出面の平
坦度を検査し、突縁部の寸法およびヒートシンクの平面
部の平坦度等を随時チェックすることによってリードフ
レームの製品を管理する。以上、本発明について好適な
実施例を挙げて種々説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく種々パターンのパワートランジ
スタ用リードフレームに同様に適用することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るパワートランジスタ用リー
ドフレームの製造方法によって製造したリードフレーム
を用いて樹脂モールドする場合には、上述したようにヒ
ートシンク部分での樹脂ばりの発生を効果的に防止する
ことができ、樹脂ばりを除去する工程を省いて製造作業
を効率化することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明方法によって製造したリードフレ
ームのヒートシンク部分の平面図、(b) は断面図であ
る。
【図2】リードフレームの耳出し加工方法を示す説明図
である。
【図3】リードフレームの耳出し加工に用いる従来の加
工装置を示す説明図である。
【図4】リードフレームの従来例を示す説明図である。
【図5】ヒートシンクに耳出し加工を施した例を示す説
明図である。
【図6】リードフレームを樹脂モールドした状態の断面
図である。
【図7】リードフレームを樹脂モールドした状態の断面
図である。
【符号の説明】
2 ヒートシンク 3 リード 4 樹脂モールド部 5 耳部 6 ノックアウト 7 耳出しパンチ 8 ダイ 10 突縁部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシンクの一方の面にノックアウト
    を当接するとともに該ノックアウトの両側方に配置した
    耳出しパンチで前記ヒートシンクの側縁部をプレスする
    ことによって、前記ヒートシンクの側縁部に段差部を形
    成するとともに該側縁部から外方に耳部を延出させる耳
    出し加工を施して製造するパワートランジスタ用リード
    フレームの製造方法において、 前記ノックアウトの外側面とこれに対向する前記耳出し
    パンチの側面とのクリアランスを大きく設定し、 前記耳出しパンチによるプレス加工によって、樹脂モー
    ルドの際の樹脂流れを阻止するダムとして作用する突縁
    部を前記段差部の縁部に形成することを特徴とするパワ
    ートランジスタ用リードフレームの製造方法。
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