JP2994672B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2994672B2 JP1318083A JP31808389A JP2994672B2 JP 2994672 B2 JP2994672 B2 JP 2994672B2 JP 1318083 A JP1318083 A JP 1318083A JP 31808389 A JP31808389 A JP 31808389A JP 2994672 B2 JP2994672 B2 JP 2994672B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文字あるいは図形情報をビツトマツプ情報
(画素情報)に交換し、これに基づいて画像を形成する
画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
電子プリンタは高解像度で高品位な印刷が可能な為、
近年レーザプリンタ、LEDプリンタ、液晶プリンタ等、
数多くのプリンタが開発され、広く使用されてきてい
る。その高品位な特徴を生かし、複雑な図形や画像を出
力することが行なわれている。
印刷面の一頁にわたる複雑な画像データを処理するコ
ントローラ(例えばポストスクリプトコントローラ)は
最小限一頁分の画像メモリ(以下ページメモリと呼ぶ)
を必要とする。例えば解像度が300dpiでA4サイズの紙を
印刷するには1Mbyteものページメモリが必要となる。
このように高品質なプリンタにおいて処理される画像
情報量はかなり多い。この為、コンピユータや他の情報
処理機器システムのメモリ装置上で扱われる画像データ
は、生のラスタイメージデータではなくコード化された
あるいはプログラム化されたデータであることが多い。
一頁分のコード化された画像情報を一頁分のラスタイ
メージ情報にいかに早く変換し印刷するかがページプリ
ンタの性能を表わすことになる。
このページプリンタの制御形態の従来例を以下に示
す。
第16図はページプリンタの中で代表的な、レーザビー
ムプリンタの断面図を示したものである。また第2図は
一般のレーザプリンタの制御回路の簡易ブロツク図を示
してある。第2図において25はレーザプリンタ外の情報
処理機器(例えばパーソナルコンピユータやワークステ
ーシヨン)を表わす。27は外部インタフエース(例えば
セントロニクスやRS232C)であり、コード化された画像
情報(例えばASCIIコード。以下これらをコード情報と
称す。)をレーザプリンタに送り出す。レーザプリンタ
内でそのコード情報はインタフエース回路18で受信され
る。マイクロプロセツサ17はインタフエース回路18で受
けたコード情報を内部バス28を介して受け取る。この内
部バス28はデータバスアドレスバス、コントロールバス
をあわせたものである。またマイクロプロセツサ17はメ
モリ21内の制御プログラムに従って動作する。なおメモ
リ21は不揮発性ROMである。
マイクロプロセツサ17はインタフエース回路18より得
られたコード情報をいくらか加工してメモリ19に格納す
る。メモリ19はコード情報格納用のRAMである。マイク
ロプロセツサ17は外部より受けたコード情報を逐次RAM1
9に格納するとともに、そのコード情報をドツトイメー
ジの画像情報に変換し、RAM20に格納する。RAM20は画像
データ格納用メモリ(ビツトマツプメモリ)である。22
はDMAコントローラであり、RAM20に格納されたデータを
読み出し、ラスター変換回路24に送出する。DMAコント
ローラ22はマイクロプロセツサ17とは独立して内部バス
28を専有することができる。マイクロプロセツサ17はRA
M20に格納された画像データが一頁分に達したのを検知
すると(すなわち一頁分のコードデータがすべて画像デ
ータに変換されたのを検知すると)、DMAコントローラ2
2をアクテイブの状態にする。そしてDMAコントローラ22
はマイクロプロセツサ17と交互に内部バスを専有する。
そしてDMAコントローラ22はラスター変換回路24の要求
に応じ、順次RAM20より画像データを読み出し、ラスタ
ー変換回路24にその画像データを送出する。ラスター変
換回路24においてはDMAコントローラ22より受けたパラ
レルの画像データをシリアルの画像データに変換する。
そして水平同期信号に同期してシリアルの画像データが
メカニカル制御部26のレーザドライバ(図示せず)に出
力され、レーザビームを変調させる。
マイクロプロセツサ17はコードデータを画像データに
展開するばかりでなく、レーザプリンタのメカニカル制
御部26に対して各種印字プロセスの指令を行なう。I/O
ドライバ23はマイクロプロセツサ17とメカニカル制御部
26とのインタフエースを担当する。
次にレーザプリンタのメカニカル制御について、第16
図を参照して説明を行なう。第16図においては1はレー
ザプリンタの本体を示す。マイクロプロセツサ17は一頁
分のコードデータを展開し、画像データをメモリ20に格
納することが終了すると、I/Oドライバ23を介して不図
示の搬送モータを回転させる。このとき、感光ドラム
2、一次帯電ローラ5、現像ローラ7、転写ローラ10、
定着ローラ15、排出ローラ16は回転し始める。搬送モー
タの回転制御はメカニカル制御部26で行なわれる。
3はレーザ走査装置であり、その内部にレーザ走査ミ
ラー、レーザ走査用モータ、レーザ発光素子、レーザ駆
動回路がある。I/Oドライバ23は搬送モータを回転させ
ると共に、レーザ走査装置3内部のレーザ走査モータも
回転させる。そしてI/Oドライバ23は一次帯電ローラ
5、現像ローラ7、転写ローラ10に順次高電圧を印加さ
せる。またI/Oドライバ23は給紙ローラ12に取付けられ
たクラツチをオンさせ、ペーパーカセツト14に積載され
た転写材13を給紙させる。給紙された転写材13はレジス
トローラ11で一旦停止する。そしてメカニカル制御部26
はI/Oドライバ23に対して給紙された転写材13がレジス
トローラ11に到達したことを知らせる。転写材13がレジ
ストローラ11で停止した時点で、マイクロプロセツサ17
はDMAコントローラ22をアクテイブの状態にする。そし
てラスター変換回路24よりシリアルの画像データが送出
される。送出されたシリアルの画像データはレーザ走査
装置3に入力され、その画像データで変調されたレーザ
光が感光ドラム2に照射される。そしてその感光体表面
で潜像が形成され、現像ユニツト6によってトナー像に
可視化される。
レジストローラ11で停止した転写材13は再度レジスト
ローラ11によって搬送され、転写ローラ10によってトナ
ー像はその転写材13に転写される。そしてトナーが付着
した転写材13は定着ローラ15によって熱定着され、その
後排出ローラ16によって機外に排出される。転写ローラ
10で転写材13に転写されなかったトナーはクリーナ9に
集められる。
以上のようにして外部情報処理機器より与えられたコ
ード情報が画像情報としてシート上に印刷される。
何頁ものデータを印刷する場合には、第17図に示すよ
うなタイミングで印刷を行なう。第17図において、
(a)のタイミングでマイクロプロセツサ17はコード情
報の受信を開始する。同時にマイクロプロセツサ17は画
像展開を開始し、メモリ20にその画像データを格納す
る。そして、(b)のタイミングで1頁目のコードデー
タの受信を終了すると、引き続き(c)のタイミングで
2頁目のコード情報の受信を開始する。そして(d)の
タイミングで1頁目の画像展開が終了したとすると、
(f)のタイミングで搬送モータを回転させ給紙動作を
行なう。そして(g)のタイミングでレジストローラ11
を駆動し、(h)のタイミングでDMAコントローラ22に
よる画像データの読み出しが開始され、同じく(h)の
タイミングでラスター変換回路24によりシリアル画像デ
ータが形成され、レーザ露光が開始される。そして
(i)のタイミングで1頁目のレーザ露光が終了する。
また既に(e)のタイミングで2頁目のコード情報の受
信が終了しており、同じく(i)のタイミングで2頁目
の画像展開が開始する。そしてその後1頁目と同じシー
ケンスで2頁目印字動作を行なう。
第17図では画像展開を行なっている期間(a)〜
(d)および(i)〜(j)と、画像データの読み出し
の期間(h)〜(i)(これはレーザ露光の期間でもあ
る)とは完全に独立しており、重複の期間はない。これ
は画像メモリが1頁分だけであるためである。
このような方法では(f)から(h)の期間(あるい
は(k)から(m)の期間)では、画像メモリ20へのア
クセスは何ら行なわれていない。従って給紙ローラ12か
らレジストローラ11までの距離が非常に長いLBPにおい
てはスループツト(単位時間あたりの印刷枚数)は低下
してしまう。画像メモリが2頁分設ければ、画像展開期
間と画像データの読み出し期間とを重複させ、スループ
ツトを向上させることができる。しかしその場合にはメ
モリコストが2倍になってしまう。
このような欠点を解決するために、本件出願人は特願
平1−195626に開示される記録装置を提案した。
この提案はマイクロプロセツサ17がホストコンピユー
タ等の外部情報処理機器25よりコード情報を1頁分受け
取った時点で紙などの転写材13の給送動作を開始し、所
定の位置で転写材13の搬送を停止して待機させておく。
この後、マイクロプロセツサ17がコード情報をドツトイ
メージの画像データに展開し終った時点で、このドツト
イメージの画像データを順次シリアルの画像データとし
て、メカニナル制御部26に送り、レーザ光を変調して電
子写真感光ドラム2上を露光するとともに転写材13が露
光像と同期するように待機状態からその搬送を再開する
ようになしたものである。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
しかしながら、該提案においては、第18図に示すよう
に、転写材13をレジストローラ11に押しあてて転写材13
がループ31を形成する状態で待機させている。あるい
は、第19図に示すように、転写材13はレジストローラ11
にはさまれて待機している。なお、30は転写材13を待機
位置で停止させるためのフオトセンサである。このよう
に第18図では転写材13は変形の力を受けループ31を形成
する。また、第19図では、参照符32で示される位置にル
ープは形成されないが、レジストローラ11のニツプおよ
び給紙ローラ12の加圧部分により転写材13は変形の力を
受ける。
近年、記録画像の複雑化に伴い、画像展開に要する時
間が長期化する傾向にある。しかも転写材13としては、
普通紙の他、第2原図用紙、OHPフイルム、人造紙、封
筒などが用いられるがいずれも薄いシートであるため、
このような状態で転写材13が長時間放置されると転写材
13は局部的にたわみを生じてしまう。
そうするとその部分は、感光ドラム2に接触して像を
転写する時に密着が悪くなり、転写不良を生じる。すな
わち、部分的にトナーが転写しないために白く像がぬけ
る現象が生じたり、密着しないで像が転写されるので像
がボケたような状態になったりして、記録画像品位が悪
化する。
したがって、本発明の目的は、上記技術的課題を解決
してコストアツプや記録画像品位の悪化を招来すること
なく、スループツトを向上することが可能な画像形成装
置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に従う画像形成装
置は、 コード化された文字あるいは図形情報であるコード情報
を受信する受信手段と、 そのコード情報を画素情報に変換する画素変換手段と、 この画素変換手段によって変換された画素情報に基づい
て転写材に画像形成を行う画像形成手段と、 前記受信手段によるコード情報の受信に応答して、前記
転写材を押圧しつつ前記画像形成手段に給送する給送手
段と、 前記給送手段による転写材への加圧状態を解除する加圧
解除手段とを含み 前記加圧解除手段は、前記給送手段によって所定の位置
まで給送されて停止された転写材への加圧を解除可能で
あり、 前記給送手段は、転写材を押圧しつつ給紙する給紙手段
と、該給紙手段によって給紙された転写材を押圧しつつ
前記画像形成手段に搬送する搬送手段とを含み、 前記加圧解除手段は、前記給紙手段又は搬送手段の少な
くともいずれか一方の加圧状態を解除することを特徴と
する。
前記給送手段の作動開始時刻から前記給送手段の転写材
への加圧解除時刻までの時間を、前記画素変換手段の動
作に応じて変えてもよい。
また、1つ又は複数の命令からなるコード情報を受信す
る場合、前記給送手段の作動開始時刻から前記給送手段
の転写材への加圧解除時刻までの時間を、前記コード情
報に含まれる命令の数に応じて変えてもよい。
本発明に従う他の画像形成装置は、 上位装置からのコード情報を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信されたコード情報を画素情報
に変換する画素変換手段と、 この画素変換手段により1頁分のコード情報を画素情報
に変換する以前に、その画素情報を形成すべき転写材を
給送し、給紙させる給送手段と、 転写材が給紙された後、所定時間が経過してもその転写
材への画素形成を開始できない場合、前記給送手段によ
る転写材への加圧状態を解除する加圧解除手段とを有す
ることを特徴とする。
〔作用〕
本発明に従えば、画素変換手段の作動中、すなわち、
画像展開等の処理中に給紙手段又は搬送手段の転写材へ
の加圧解除を行なうことができる。したがって、画像展
開が短時間で終了する場合には、加圧解除を行なわず高
スループツトで画像形成を行ない、なおかつ画像展開に
長時間を要する場合には、加圧解除を行なって、転写材
への長時間の加圧に起因する転写材の変形等を防止する
ことができる。
[実施例] 第1図は、本発明の第1の実施例の画像形成装置(レ
ーザプリンター)1を示す本体構成図である。画像信号
の生成およびプリンターの制御を行なう制御部の構成
は、従来の技術において説明した第2図示の構成と同様
であり、ここではその詳細な説明は省略する。
本発明の画像形成装置の第1の実施例の特徴とすると
ころは、給紙動作開始時から情報処理機器より受け取っ
たコード化された文字あるいは図形情報を画素情報に変
換し終えるまでに要する時間が一定時間Tf以上である場
合については、給紙ローラ12の転写材13への圧接を解除
することである。
第1図において、電子写真感光体(感光ドラム)2の
表面に帯電器5aによって均一帯電を行ない、次にレーザ
走査装置3からのレーザ光を反射ミラー4を介して感光
ドラム2に照射して画像を露光し潜像を形成する。次に
現像機6中のトナー8を現像ローラ7によって現像す
る。一方ペーパーカセツト14に積載された転写材13は、
給紙ローラ12によって給紙されレジストローラ11に先端
をはさまれた状態で待機しており、感光ドラム2上に書
きこまれた画像に同期をとるように転写帯電器34に送ら
れ画像が転写される。転写材13に転写された画像は定着
器15によって定着され、機外に排出される。さらに感光
ドラム2上に転写後残留しているトナーは、クリーナ9
によってクリーニングされ、また帯電以降の作像工程を
くり返す。
給紙ローラ12は、固定軸39により一方を固定され、も
う一方の端部近傍を固定端40を有する加圧バネ38により
加圧されたクランク37によって転写材13に圧接されてい
る。一方クランク37の加圧バネ38とは反対面には、給紙
ローラ12を転写材13へ圧接あるいは解除させるための偏
心カム35が設けられており、偏心カム35の駆動部36はマ
イクロプロセツサ17からの信号によって制御されてい
る。給紙動作開始時から情報処理機器より受け取ったコ
ード化された文字あるいは図形情報を画素情報に変換し
終えるまでに要する時間が転写材に変形の生じる一定時
間Tf以上である場合については、給紙ローラ12の転写材
13の圧接を解除するように、偏心カム35を作動させる。
第3図〜第6図は本実施例の電子写真プリンターの制
御フローチヤートである。第3図はそのメイン制御を行
なうルーチンである。第4図はそのメイン制御ルーチン
(第3図)によって起動をかけられる「コード情報受信
タスク」である。第4図では外部情報処理機器からコー
ド情報を受け取り、コード格納用メモリ19にデータを格
納する処理を行なう。第5図はメイン制御ルーチン(第
3図)によって起動される「画像展開タスク」である。
第5図ではコード格納用メモリ19に格納されたコード情
報を読み出し、そのコード情報を画像データに変換(展
開)し、その画像データを画像データ格納用メモリ20に
格納する。また第6図は「画像形成タクス」であり、一
頁分の印刷を行なう度に、メイン制御ルーチン(第3
図)によって起動されるルーチンである。これら制御フ
ローを以下に詳細に説明する。
第3図にてまずマイクロプロセツサ17は給紙許可フラ
グをセットする(ステツプS3−a)。このフラグはメイ
ン制御ルーチンと画像形成タスクで使用され、ペーパー
カセツト14に積載された転写材13を給紙するタイミング
を決定するフラグである。そしてコード情報受信タスク
を起動し(ステツプS3−b)、次に画像展開タスクを起
動する(ステツプS3−c)。
「コード情報受信タスク」が起動されると、まず外部
情報処理機器からのコード情報の受信を禁止する(ステ
ツプS4−A)。そして次に「画像形成タスク」によりペ
ージクリア指定が出力されたか否かをチエツクする(ス
テツプS4−b)。このページクリア指定とは、「画像形
成タスク」が印字動作を終了し、その終了した頁のデー
タをコード格納用メモリ19から消去させることを意味す
る。もしそのページクリア指定が出力されていれば、そ
の指定頁に対応するコード情報をクリアする(ステツプ
S4−c)。
次にコード格納用メモリ19に格納されているデータが
満杯になっているか、すなわちコード格納用メモリ19に
空領域が存在するか否かをチエツクする(ステツプS4−
d)。そして、もしコード格納用メモリ19がフルであれ
ば、何もしないで同タスクの先頭に戻る。そしてコード
格納用メモリ19に空領域があれば、外部情報処理機器か
らのコード情報の受信を許可する(ステツプS4−e)。
そして所定バイトのコード情報を受信したかをチエツク
し(ステツプS4−f),もし受信したのであれば、受信
したコード情報をコード格納用メモリ19の空領域に格納
する(ステツプS4−g)。そして受信したコード情報が
一頁分に達したか否かをチェックし(ステツプS4−
h)、メイン制御ルーチンに対してプリントの許可をす
る(ステツプS4−i)。
このように「コード情報受信タスク」では、コード格
納用メモリ19に空領域があれば、コード情報を受信し、
コード格納用メモリ19がフルであれば、受信を停止す
る。そして一頁分のコード情報がたくわえられれば、メ
イン制御ルーチンに対して印字指令を出力する。そして
一頁分の画像形成が終了した時点で、その終了した画像
に対応するコード情報をコード格納用メモリ19より消去
する。
さて「画像展開タスク」では、コード格納用メモリ19
に格納されたコード情報を画像データに展開する。第5
図にて、マイクロプロセツサ17はコード格納用メモリ19
に格納されたコード情報のうち、まだ画像展開されてい
ない最も古い頁のコード情報を検索する(ステツプS5−
a)。そしてその頁の中でまだ画像展開されていないコ
ードを検索する(ステツプS4−b)。そしてそのコード
を画像展開し、画像格納用メモリ20に格納する(ステツ
プS5−c)。次にその頁の画像展開がすべて終了したか
否かをチエツクし(ステツプS5−d)、もし終了してい
れば画像展開したという情報をメインプログラムに知ら
せる(ステツプS5−e)。さもなければその頁の画像展
開を続ける。この画像展開はコード情報の受信と並行し
て行なわれる。
一度画像展開が終了すれば、次にその画像データ(ド
ツトデータ)はDMAコントローラ22によって読み出され
る。そしてレーザ露光が行なわれる。その制御は「画像
形成タスク」によって行なわれる。この画像展開のプロ
セスとレーザ露光のプロセスとは同時に行われない。な
ぜならば画像メモリ一頁分しかないからである。さてス
テツプS5−fにて、「画像形成タスク」でのレーザ露光
の終了を待ち続ける。そしてその頁のレーザ露光が終了
すると「画像形成タスク」はルーチンの先頭に戻り、次
頁の画像の展開を開始する。
ステツプS3−dにて、メイン制御ルーチンでは、「コ
ード情報受信タスク」からプリント許可を受けたか否か
をチエツクする。もし外部情報処理機器25より一頁分の
コード情報を受信し、その頁の印字が開始可能になれ
ば、次に搬送モータ、レーザ走査モータを回転させる
(ステツプS3−g)。さもなければ、ステツプS3−eの
判断ルーチンに入る。ステツプS3−eにて、既に印字さ
れた転写材がプリンタ機内で搬送していれば、ステツプ
S3−dに戻る。さもなければ、搬送モータ、レーザ走査
モータを停止させ、ステツプS3−dに戻る。このように
して、プリント許可がなければ搬送モータ、レーザ走査
モータを停止させる。なお上記搬送モータは給紙ローラ
12、レジストローラ11、定着器15、排紙ローラ16および
感光ドラム2等を駆動する。ただし、給紙ローラ12およ
びレジストローラ11に対しては図示しない給紙クラツチ
およびレジストクラツチを介してその駆動力が伝達され
る。またレーザ走査モータは不図示の回転多面鏡を回転
駆動し、これによってレーザ光を走査する。
ステツプS3−gにて搬送モータ、レーザ走査モータを
回転させた後、それらの、モータが規定回転数で安定し
て回転するまで待ち続ける(ステツプS3−h)。次に給
紙許可フラグがセツトされているか否かをチエツクする
(ステツプS3−i)。このフラグは「画像形成タスク」
の先頭でリセツトされ、その画像形成の途中(ステツプ
S6−l)で再度セツトされる。このフラグによって連続
印字の場合の給紙間隔を決定する。ステツプS3−iに
て、この給紙許可フラグがセツトされていれば、次に不
図示の給紙クラツチをONにすることによって給紙ローラ
12を駆動してカセツト14に積載された転写材13を給紙す
るとともに(ステツプS3−j)、カウンタを起動する。
そしてその給紙した転写材13がレジストローラ11に到達
する時点まで待つ(ステツプS3−k)。この時点で、い
ま印字しようとしている頁の画像展開が既に終了してい
るか否かをチエツクする(ステツプS3−l)。この判断
は「画像形成タスク」の画像展開終了情報(ステツプS5
−e)に基づいて行なう。そして、もし終了していれ
ば、「画像形成タスク」を起動させる(ステツプS3−
q)。
そしてもし画像展開が終了してなければ、判断ルーチ
ン(ステツプS3−m)に移る。ここでは前記カウンタの
計数値に基づいて期間Tfが経過したか否かを判断する。
この判断が否定の時には、前述のステツプS3−lに戻
る。また前記判断が肯定の場合には、偏心カム35を駆動
することによって給紙ローラ12の転写材13への加圧を解
除する(ステツプS3−n)。そして「画像形成タスク」
にて画像展開が終了したか否かを再度チエツクし、(ス
テツプS3−o)、もし終了していなければ終了するのを
待ってステツプS3−pに進む。ここでは偏心カム35を駆
動して給紙ローラ12を転写材13の加圧を行なう。この後
「画像形成タスク」を起動する(ステツプS3−q)。
上記ステツプS3−l〜ステツプS3−qのルーチンに従
えば画像展開が期間Tfを経過する前に終了すれば、給紙
ローラ12の加圧が解除されることはない。逆に期間Tfを
経過しても画像展開が終了しなければ、給紙ローラ12の
加圧が解除されることになる。このようにして画像展開
終了のタイミングによって給紙ローラ12の転写材13に対
する加圧状態が制御される。
さて「画像形成タスク」が起動されるとその画像展開
した頁の印字プロセスを行なう。第6図においてまず給
紙許可フラグがセットする(ステツプS6−a)。これに
よってある頁の印字中に次頁の転写材13が給紙されるの
を防ぐ。そして1次帯電高圧をONさせる(ステツプS6−
b)。さらに所定時間後にDMAコントローラ22を作動さ
せる(ステツプS6−d)。これにより画像メモリの読み
出しが行なわれ、レーザ露光が開始する。そしてそのレ
ーザ露光が開始した後所定時間後にレジストローラ11を
駆動し(ステツプS6−f)、所定時間後現像高圧をONし
(ステツプS6−h)、さらに所定時間後に転写高圧をON
する(ステツプS6−j)。
レジストローラ11の駆動、1次帯電高圧のONレーザ露
光の開始、現像高圧のON、以上の処理動作の時間間隔お
よびこれらの順序は各高圧出力の位置やレジストローラ
11の位置に基づいて決定される。
さて転写高圧をONさせた後、所定時間後に給紙許可フ
ラグをセットする(ステツプS6−l)。この時点でもし
次頁のコード情報受信が終了していなければ、次頁の給
紙動作は行なわれない。この判断はメイン制御ルーチン
の(ステツプS3−d)、ステツプS3−i)で行なわれ
る。
さて第6図にて、給紙フラグがセツトされた後、所定
時間後にレジストローラ11が停止される(ステツプS6−
m、ステツプS6−n、ステツプS−6−o)、そして1
次帯電高圧、レーザ露光、現像高圧転写高圧が順次OFF
になる(ステツプS6−p〜ステツプS6−v)。
最後に画像形成が終了したと判断し、「コード情報受
信タスク」に今印字した頁のクリアを指定する(ステツ
プS6−w)。これによってその頁のデータで専有されて
いたコード格納用メモリ19領域を開放し、次に外部情報
処理機器からデータを受信することができる。この「画
像形成タスク」はある頁を印字する毎に起動されるタス
クである。
次に本実施例のシーケンス(第3図〜第6図)の動作
タイミングチヤートの例を第7図に示す。この例では、
期間(a)〜(b),(i)〜(j),(p)〜(q)
において、3ページのコード情報が受信されたとする。
まずマイクロプロセツサ17を含む制御部において、1
ページ目のコード情報(期間(a)〜(b)に受信され
たコード情報)の画像展開が開始される。1ページ目の
コード情報の受信が終ると(c)のタイミングで搬送モ
ータが駆動され、感光体ドラム2が回転駆動される(ド
ラム駆動)とともに、レーザ走査モータが駆動される
(スキヤナ回転)。次いで1次帯電、および転写バイア
スが順次印加され、感光体ドラム2の表面の帯電状態の
均一化や、レーザビームの出力の調整などの一連の前回
転と呼ばれるプリント準備動作が開始される。この後に
感光体ドラム2上の画像と転写材13とが同期がとれる
(d)のタイミングで、給紙ローラ12を駆動して転写材
13をレジストローラ11位置まで搬送する動作(給紙ピツ
クアツプ動作)が行なわれる。1ページ目の画像展開が
(e)のタイミングで終了しても前回転が終了していな
ければ、画像データの読み出しは行なわれないで待機し
ており前回転が終ると(f)のタイミングで画像データ
の読み出しが始まる。この場合に、1ページ目について
は給紙ピツクアツプ動作開始時刻(d)から画像展開完
了時(e)までに要する時間は時間Tf未満であるので加
圧解除信号は発せられない。
画像データの読み出しにともない、レーザ走査装置3
からのレーザ光を変調することによって画像が感光ドラ
ム2に書きこまれる。レジストローラ11に到着した転写
材13は、この感光体ドラム13と同期がとれる用に(たと
えばレーザ露光位置から転写ローラ10までの距離l1を感
光体ドラム2が移動する時間T1と、レジストローラ11か
ら転写ローラ10までの距離l2(<l1)を転写材13が移動
する時間T2との差T1−T2だけ遅れたタイミング(g)
で)、レジストローラ11が駆動される。
感光体ドラム2にレーザ露光で書かれた静電潜像が現
像位置に来ると現像バイアスが印加され現像が行なわれ
る。
(h)のタイミング1ページ目の画像データの読み出
しが終ると、期間(i)〜(j)で受信された2ページ
目のコード情報の画像展開が開始される。
このときマイクロプロセツサ17は2ページ目のコード
情報を受信しているので、1ページ目の画像データを読
み出している間の(k)のタイミングで2ページ目の給
紙ピツクアツプ動作が行なわれている。2ページ目の画
像展開はプリンターの紙間処理時間より長いので転写材
は先端をレジストローラ11にはさまれ、ループを形成し
た状態で画像展開が終るのを待つ。画像展開が終了する
タイミング(l)では、給紙ピツクアツプ動作開始時刻
(k)からの経過時間はTfに達していないので加圧解除
信号は発せられることなく(n)のタイミングで転写材
13が送られ、(m)のタイミングで画像データの読み出
しが行なわれる。この場合には、転写材13が給紙ローラ
12及びレジストローラ11間にはさまれている時間がTf以
下であるため転写材の変形は軽微であり、転写不良が生
じることはない。
マイクロプロセツサ17は3ページ目のコード情報を受
信しているので、2ページ目の時と同様に2ページ目の
画像データの読み出している間の(r)のタイミングで
3ページ目の給紙ピツクアツプ動作が行なわれる。2ペ
ージ目の画像データの読み出しが終ると3ページ目の画
像展開が開始される。3ページ目については給紙ピツク
アツプ動作開始時刻(r)から、期間Tf経過後も画像展
開が終了していないため、(s)のタイミングでマイク
ロプロセツサ17は加圧解除信号を発する。この信号によ
り偏心カム35の駆動部36は、偏心カム35を180゜反転さ
せ、クランク37を押し上げ、給紙ローラ12の転写材13へ
の加圧を解除させる。(t)のタイミングで画像展開が
終了すると、(u)のタイミングで加圧解除信号は停止
し、駆動部36は再び偏心カム35をもとの位置まで反転さ
せ、給紙ローラ12は転写材13を加圧する。以降給紙ロー
ラ12を再起動するとともに、(w)のタイミングでレジ
ストローラ11を駆動し、転写材13を送り、(v)のタイ
ミングで画像データの読み出しが行なわれる。
転写材13が給紙ローラ12およびレジストローラ11に挟
持されている時間がTfを超えると、転写材13への給紙ロ
ーラ12の加圧が解除されるため、転写材13のループは開
放される。したがって転写材13の変形は軽微であり、転
写不良が生じることはない。
この画像形成装置(レーザプリンター)は3ページ目
以降のコード情報を受信していないので4ページ目の給
紙動作は行なわれず、3ページ目の転写材13への画像転
写が行なわれると、後回転と称する動作に入り、転写バ
イアスがOFFされ、1次帯電のみで感光ドラム2の表面
が均一電位にならされ転写材13が機外に排出されると、
ドラム駆動とスキヤナー回転が止まりプリンターは停止
する。
ところでTfの値は、給紙ローラ12の加圧力、給紙ロー
ラ12とレジストローラ11との間で形成される転写材のル
ープ量及び転写条件等により異なる。たとえば給紙ロー
ラ12の単位長さあたりの加圧力=0,1kg重/cm, 給紙ローラ12とレジストローラとの間の距離=70mm, ループ量(給紙ローラ12とレジストローラ11との間に保
持される転写材13の長さ−給紙ローラ12とレジストロー
ラ11との間の距離)=8mm, 感光ドラム2の径=30mmとし、 コロナ転写器5aを用いた場合には、温度32.5℃、相対湿
度85%の環境下で、ループを形成した状態で転写材13を
放置した時、10分間放置で転写材13の変形による転写抜
けが生じた。7分間の放置では転写抜けはごく軽微で問
題なく、5分間の放置では転写抜けは発生しなかった。
また他の条件の場合にも、ほぼ同様に結果が得られた。
これからTfの値は7分間、好ましくは5分間程度とする
のが良い。
本実施例においては、給紙ローラ12により給紙された
転写材13を、停止したレジストローラ11に突き当てた状
態で保持したが、本発明の他の実施例として第6図に示
すようにレジストローラ後にセンサー30を設けることに
より、給紙ローラ12の加圧解除後の転写材13は紙カセツ
ト側に後退して、レジストローラ11から離れることがな
く、再駆動時の搬送タイミングの精度を向上することが
できる。あるいは、給紙ローラ12の加圧解除以前に転写
材をレジストローラ11に一定量だけかませることも有効
である。この際、レジストローラ11にかませた状態での
放置時間が長い場合は転写材13は変形を受けることがあ
るが、転写材13の先端の極く短い部分であれば、実用上
まったく問題がない。
また本実施例では、給紙ローラ12は、円筒状ローラと
したが、第8図〜第10図に示すように、給紙ローラ12の
一部を給紙ローラ12軸中心からの厚みを転写材13に到達
しない量となるように半月形状に切欠いた形状とした給
紙ローラ12を使用してもよい。この場合は、給紙ローラ
12の円周部において給紙ピツクアツプ動作を開始し(第
8図)、画像データの読み出しが始まるまでは、レジス
トローラ11と、給紙ローラ12との間にループを形成する
ように転写材を保持する(第9図)。その後Tf経過後に
も画像展開の終了しない場合には、給紙ローラ12をさら
に回転させ、給紙ローラ12の切欠き部が転写材13に対向
するようにして、給紙ローラ12の転写材への加圧を解除
するようにしてもよい(第10図)。
本実施例では、転写手段はコロナ転写帯電器34を用い
たが、転写ローラ等による接触転写手段を用いてもよ
い。ここで転写ローラとは、鉄やステンレスの芯金の表
面にウレタンゴム,EPDM,ネオプレンゴム,シリコーンゴ
ム等をソリツド状または発泡させて形成した弾性層を有
し、その弾性層はカーボンや酸化亜鉛などによって105
〜1012Ω・cmの体積抵抗を有するようにしたものであ
る。この転写ローラは感光ドラムに押圧されてニツプを
形成する。さらに感光ドラムと転写ローラの間には、感
光ドラム上に現像されたトナーを転写材にひきつける極
性の電圧が印加され、転写ローラによる押圧と電界によ
りトナーを転写材に転写するものである。
〔第2の実施例〕 本実施例においては、画像展開の進行状況に応じて給
紙ローラ12の加圧解除を行なうか否かを判断し、該加圧
解除に伴ない、感光ドラム2への帯電、感光ドラム2の
回転を停止させることを特徴とする。すなわち、画像展
開の開始時(給紙ローラの作動開始時)から一定時間後
の画像展開の進行が一定程度に達していない場合には、
一頁分の画像展開は長きにわたると判断し、即座に給紙
ローラ12の加圧解除を行なうとともに、感光ドラム2へ
の帯電、感光ドラム2の回転を停止させるといった制御
をするものである。
本実施例では、上に述べた制御は、マイクロプロセツ
サ17の負荷となるため、レーザプリンタのメカニカル制
御を他の独立したマイクロコンピユータ40に担当させた
例を示す。
第11図に本実施例の電子写真プリンターの本体構成図
を示す。また本実施例の制御を行う構成を第12図に示
す。第12図示の構成は外部情報処理機器からの画像のコ
ード情報の受信や、コード情報の画像展開などの画像情
報を主に扱うコントローラ部100とプリンタ本体の動作
を制御するプリンタ部102とに分かれる。
第12図にて、レーザプリンタのメカニカル制御は40の
シングルチツプマイクロコンピユータが行なう。マイク
ロコンピユータ40の負荷として、モータドライバ41、レ
ーザ走査モータドライバ43、給紙クラツチ45、レジスト
ローラクラツチ46、センサ47、高圧出力回路48、レーザ
変調回路49、ビーム検出回路51等がある。
マイクロコンピユータ40はI/Oドライバ23の指令によ
りそれら負荷の制御を行なう。マイクロコンピユータ40
とI/Oドライバ23との間では、READY信号、PRINT信号、V
SREQ信号、VSYNC信号及びPRFD信号が送受信される。他
にプリンタの負荷の状態をI/Oドライバ23に知らせた
り、I/Oドライバ23の特殊な指令をマイクロコンピユー
タ40に知らせるためのシリアル通信線も用意されてい
る。
また、ラスター変換回路24より出力される画像信号
(VIDEO信号)は、レーザ変調回路49に入力され、半導
体レーザ50から出力される光をVIDEO信号に従って変調
する。そのレーザ光は、レーザ走査ミラーによって走査
され、その走査されたレーザビームはレーザ光の走査経
路上に配置されたフオトダイオード52に入射する。そし
てビーム検出回路51によってそのレーザビームはパルス
信号に変換される。51より出力されるパルス信号は水平
同期信号(HSYNC信号)としてラスタ変換回路24に入力
される。また転写材13への加圧を解除するための信号は
マイクロコンピユータ40から駆動部36を介して偏心カム
35に伝えられる。
次に本実施例の給紙ローラ12の加圧解除を行なうか否
かの判断方法を第13図を参照して説明する。同図におい
て横軸は、マイクロプロセサ17が画像展開を開始してか
らの経過時間t〔分〕を表わし、縦軸は、コード情報か
ら画像情報に変換し終えたデータの、一頁分の画像デー
タ容量に対しての比率R〔%〕を表わす。図中実線は、
あらかじめ決められた給紙ローラ12の加圧解除可否のし
きい値Rth(t)を表わす。本実施例では画像展開開始
からマイクロプロセサ17は画像データ格納用メモリ20に
格納されたデータ量を監視しており、それにより、コー
ド情報から画像情報に変換し終えたデータの、一頁分の
画像データ容量に対しての比率R〔%〕を求め、このR
を1分おきにRthと比較し、RがRthを下回る場合には画
像展開が長きにわたるものと判断し、即座に給紙ローラ
12の加圧を解除するようにする。一例として第13図中に
実際の画像展開におけるR(t)を点線で示した。この
例では画像展開に13.7分を要しているが、3分目には加
圧解除が行われている。
次に1ページ目は比較的画像展開に時間のかからない
コード情報を受信し、2ページ目は第13図中点線で示し
たような画像展開に時間のかかるコード情報を受信した
場合について、第14図のタイミングチヤートにより説明
する。
まずプリンタ部101に電源が投入されており、いつで
もプリント信号PRINTを受けられる状態の時、レデイ信
号RDYはtrueになっている。この状態でコントローラ部1
00が期間(a)〜(b)に1ページ分のコード情報を受
信し終えると、(c)のタイミングでプリント信号PRIN
Tをプリンタ部101に送る。これを受けてプリンタ部101
ではドラム駆動が開始され、1次帯電、給紙ピツクアツ
プなどが順次行なわれ、画像信号を受けつける準備をす
る。またタイミング(d)で給紙ピツクアツプが行なわ
れ、転写材13の先端がレジストローラ11に突き当り、ル
ープを形成するタイミング(e)で、画像信号を受けつ
けられる状態になったということをコントローラ部100
に伝えるためにVSREQをtrueにする。プリンタ部101はこ
の状態で画像信号の送られるのを待つ。
一方、コントローラ部100では、コード情報の画像展
開が行なわれ、画像展開が終了し、VSREQがtrueである
タイミング(f)でコントローラ部100は画像データ送
出の開始を告げるVSYNCを発し、次いで画像データが読
み出され、期間(g)〜(h)でビデオ信号(VDO)と
して、プリンタ部101に送られる。
プリンタ部101ではVSYNC信号を受けると待機していた
転写材13は(i)のタイミングでレジストローラ11の駆
動により、画像先端と転写材13の先端が同期するように
タイミングをとって感光ドラム2に向けて送られ転写帯
電器34によって転写される。
コントローラ部100は期間(j)〜(k)に2ページ
目のコード情報を受信しており、画像展開手段の動作と
は無関係に給紙動作を開始させるためのプレフイード信
号(PRFD)を(l)のタイミングで発する。プリンタ部
101は、プレフイード信号を受けると、このレーザプリ
ンタの最大スループツトを得ることのできるタイミング
(m)で給紙ピツクアツプが行なわれ、転写材13の先端
がレジストローラ11につきあたり、ループを形成するタ
イミング(n)で画像信号を受けつけられる状態になっ
たということをコントローラに伝えるためにVSREQ信号
をtrueにする。プリンタ部101はこの状態で画像信号が
送られるのを待つ。
一方、コントローラ部100では、コード情報の画像展
開が行なわれている。第13図の点線に示すように、画像
展開開始1分及び2分後ではR>Rthであるため、加圧
解除信号は発せられないが、3分後にはR<Rthとなる
ため画像展開が長きにたると判断し、(o)のタイミン
グで加圧解除信号が発せられる。
プリンタ部101は加圧解除信号を受信すると、シング
ルチツプマイクロコンピユータ40は偏心カム35を180゜
反転させ、給紙ローラ12の転写材13への加圧を解除す
る。また、プリンタ部101は(p)のタイミングで1次
帯電を停止し、(q)のタイミングでドラム駆動を停止
する。
画像展開の完了する13.7分後、(r)のタイミングで
コントローラ部100は加圧解除信号は(s)のタイミン
グで停止し、プリンタ部101のシングルチツプマイクロ
コンピユータ40は再び偏心カム35をもとの位置まで反転
させ、給紙ローラ12は転写材13を加圧する。
これによってプリンタ部101は(t)のタイミングで
再びドラム駆動を開始するとともに、1次帯電を(u)
のタイミングで再開し、(v)のタイミングでループを
形成するための給紙ピツクアツプ動作を行ない、この後
VSREQ信号を発する。コントローラ部100はVSYNC信号を
プリンタ部101に送り、プリンタ部101はレジストローラ
11を駆動させ、コントローラ部の画像データの読み出し
(VDO)の画像を転写材13上に転写する。画像データの
読み出しが終ると、プリンタ部101は後回転に入り、順
次1次帯電、ドラム駆動が停止し、作動を終える。
本実施例によれば、画像展開に時間がかかるコード情
報でも、画像展開の初期段階において、その進行状況に
より給紙ローラ12の加圧解除を行なうことができるた
め、転写材13の変形による転写不良防止をより確実にす
ることができる。
また、本実施例では、画像展開に時間がかかるコード
情報でも、画像展開の初期段階においてプリンタ部101
が後回転に入って停止し画像展開終了を待つため、長時
間にわたって帯電を受けることによって生じる感光ドラ
ム2の劣化や、長時間にわたる感光ドラム2の回転によ
る、クリーナ9での感光ドラム2表面削れや感光ドラム
2表面きず、クリーナ9の摩耗等を効果的に防止するこ
とができる。
給紙ローラ12の加圧解除可否のしきい値Rthは、給紙
ローラ12の加圧力、給紙ローラ12とレジストローラ11と
の間で形成される転写材13のループ量、転写条件等によ
り適当な値に決めることができる。
本実施例ではRとRthとの比較を1分おきに行なった
が、マイクロプロセツサ17の能力が許せばその間隔を小
さくし、精度を上げることができるのは言うまでもな
い。
本実施例では、コントローラ部100とプリンタ部101が
分かれているので、さまざまなページ記述言語を持った
ホストに対し拡張性に富む。またコントローラ部100が
プリンタ部101の給紙タイミングを考慮せずに作動でき
るので、制御が簡単になる。
また本実施例では、画像データ格納用メモリ20に格納
されたデータ量の一頁分の画像データ容量に対しての比
率Rを、給紙ローラ12の加圧解除の判断に用いたが、一
頁分のコード情報に対し、画像展開を終えたコード情報
の比率をその判断に用いてもよい。
〔第3の実施例〕 本実施例においては、ページ記述言語によりホストコ
ンピユータから送られたコード情報の命令(あるいはオ
ペレータ)数に応じて、画像展開に要する時間を予測
し、給紙ローラ12の加圧解除を行なうまでの時間を制御
するものである。
本実施例の本体構成及び制御構成は、第11図及び第2
図と同様であるので、その説明は省略する。本実施例で
は、外部情報処理機器25は外部インターフエイス27を介
して、例えばページ記述言語であるポストスクリプト言
語で記述されたコード情報をこのレーザプリンタに送
る。マイクロプロセツサ17は、制御プログラム内蔵メモ
リ21中の制御プログラムに従って動作する。メモリ21中
の制御プログラム中にはポストスクリプト言語で記述さ
れたコード情報中に含まれるオペレータ数を数えるプリ
プロセツシングプログラムとポストスクリプト言語のイ
ンタプリタが内蔵されている。マイクロプロセサ17は外
部より受けたコード情報をプリプロセツシングプログラ
ムによりコード情報中に含まれるオペレータ数を数えな
がら、ポストスクリプト言語のインタプリタによりドツ
トイメージの画像情報に変換し、画像データ格納用メモ
リ20に格納する。
マイクロプロセツサ17は、一頁分のコード情報中のオ
ペレータ数の合計を受とると、オペレータ数に応じて、
給紙ローラ12の加圧解除信号を発するまでの時間Tfを第
15図に示すような規則で決定する。第15図において横軸
はオペレータ数、縦軸は画像展開時間を示す。図中実線
はTfを示し、オペレータ数が100未満ではTf=7
(分)、100以上ではTf=1(分)とする。図中、点線T
max、Tmod、Tmin、は各々一般の一頁分の画像展開に要
するおおよその最大値、平均値、最小値を表わす。
本実施例によれば、給紙ローラ12による加圧保持時間
は、転写材13の変形限界時間を越えることはないし、一
頁分のコード情報中に含まれるオペレータ数が多く明ら
かに画像展開に要する時間が長くなる場合には給紙ロー
ラ12の加圧を早期に解除するため、転写材13の変形は全
く生じない。さらに本実施例において、給紙ローラ12の
加圧解除に同期してプリンタ部を停止状態にする場合
は、感光ドラム1の削れによる劣化を有効に防止するこ
とができる。
また本実施例では、一頁分コード情報中のオペレータ
数を数えるだけで給紙ローラ12の加圧解除時間を判断す
るので、判断時期を早めることができるし、画像データ
格納用メモリ20を監視する必要もないため、マイクロプ
ロセサ17の負荷が少なくてする。
さらに、画像データ格納用メモリ20の一頁内で上書き
(over−write)可能なページ技術言語を用いる場合で
は、画像データ格納用メモリ20を監視していても、画像
展開が完了するまでの時間を予測することはできないた
め、本実施例が有効である。
なお、本実施例ではページ記述言語のオペレータ数の
合計を給紙ローラ12の解除の判断変数に用いたが、オペ
レータの種類により、判断変数への寄与を変えてもよ
い。すなわち、グラフイツク、演算等のオペレータの数
に各々定数を掛け、合計した値を判断変数としてもよ
い。こうすることにより、グラフイツクのオペレータが
演算オペレータより画像展開に時間がかかることを考慮
に入れた高精度の判断が可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、コード情報を
受信したとき等、1頁分のコード情報を画素情報に変換
する以前に転写材の給送を行うので、コード情報から画
素情報への変換が短時間で終了する場合に高スループッ
トを確保することができる。また、コード情報から画素
情報への変換が長時間を要する場合等、転写材が所定の
位置まで給送された後、その転写材への画像形成を開始
できない場合、前記給送手段による転写材への加圧状態
を解除するので、停止状態での加圧による転写材の変
形、及びその変形による転写不良を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の画像形成装置であるレーザ
プリンタの本体構成図、第2図は一般的なレーザプリン
タにおける制御部の構成を示すブロツク図、第3図〜第
6図は第1図示のレーザプリンタの動作を説明するため
のフローチヤート、第7図は第1図示のレーザプリンタ
の動作例を示すタイミングチヤート、第8図〜第10図は
第1図示のレーザプリンタにおいて給紙ローラ12として
半月型状のローラを使用した場合の各作動状態を説明す
るための図、第11図は本発明の第2の実施例のレーザプ
リンタの本体構成図、第12図は第11図示のレーザプリン
タの制御部の構成を示すブロツク図、第13図は第11図示
のレーザプリンタにおける加圧解除動作を行う判断基準
を説明するためのグラフ、第14図は第11図示のレーザプ
リンタの動作例を示すタイミングチヤート、第15図は第
3の実施例における加圧解除動作を行う判断基準を説明
するためのグラフ、第16図は従来技術のレーザプリンタ
の本体構成図、第17図は第16図示のレーザプリンタの動
作例を示すタイミングチヤート、第18図及び第19図は従
来技術の問題点を説明するための図である。 1……レーザプリンタ、2……感光ドラム、3……レー
ザ走査装置、6……現像器、9……クリーナー、11……
レジストローラ、12……給紙ローラ、13……転写材、15
……定着器、17……マイクロプロセサ、18……インタフ
エース回路、19〜21……メモリ、22……DMAコントロー
ラ、23……I/Oドライバ、24……ラスター変換回路、34
……転写帯電機、35……偏心カム、36……駆動部、37…
…クランク、38……加圧バネ、39……固定軸、40……固
定端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 秀幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 廣島 康一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 月田 辰一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 井上 高広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 後藤 正弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−81669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コード化された文字あるいは図形情報であ
    るコード情報を受信する受信手段と、 そのコード情報を画素情報に変換する画素変換手段と、 この画素変換手段によって変換された画素情報に基づい
    て転写材に画像形成を行う画像形成手段と、 前記受信手段によるコード情報の受信に応答して、前記
    転写材を押圧しつつ前記画像形成手段に給送する給送手
    段と、 前記給送手段による転写材への加圧状態を解除する加圧
    解除手段とを含み 前記加圧解除手段は、前記給送手段によって所定の位置
    まで給送されて停止された転写材への加圧を解除可能で
    あり、 前記給送手段は、転写材を押圧しつつ給紙する給紙手段
    と、該給紙手段によって給紙された転写材を押圧しつつ
    前記画像形成手段に搬送する搬送手段とを含み、 前記加圧解除手段は、前記給紙手段又は搬送手段の少な
    くともいずれか一方の加圧状態を解除することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項記載の画像形成装置であっ
    て、 前記給送手段の作動開始時刻から前記給送手段の転写材
    への加圧解除時刻までの時間を、前記画素変換手段の動
    作に応じて変えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】1つ又は複数の命令からなるコード情報を
    受信する請求項第1項記載の画像形成装置であって、 前記給送手段の作動開始時刻から前記給送手段の転写材
    への加圧解除時刻までの時間を、前記コード情報に含ま
    れる命令の数に応じて変えることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】上位装置からのコード情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段によって受信されたコード情報を画素情報
    に変換する画素変換手段と、 この画素変換手段により1頁分のコード情報を画素情報
    に変換する以前に、その画素情報を形成すべき転写材を
    給送し、給紙させる給送手段と、 転写材が給紙された後、所定時間が経過してもその転写
    材への画像形成を開始できない場合、前記給送手段によ
    る転写材への加圧状態を解除する加圧解除手段とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
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