JP2993512B2 - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP2993512B2
JP2993512B2 JP2075371A JP7537190A JP2993512B2 JP 2993512 B2 JP2993512 B2 JP 2993512B2 JP 2075371 A JP2075371 A JP 2075371A JP 7537190 A JP7537190 A JP 7537190A JP 2993512 B2 JP2993512 B2 JP 2993512B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/02Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with variable tuning element having a number of predetermined settings and adjustable to a desired one of these settings
    • H03J5/0245Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form
    • H03J5/0272Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form the digital values being used to preset a counter or a frequency divider in a phase locked loop, e.g. frequency synthesizer
    • H03J5/0281Discontinuous tuning using an electrical variable impedance element, e.g. a voltage variable reactive diode, in which no corresponding analogue value either exists or is preset, i.e. the tuning information is only available in a digital form the digital values being used to preset a counter or a frequency divider in a phase locked loop, e.g. frequency synthesizer the digital values being held in an auxiliary non erasable memory
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一般的に言えばテレビジヨン受像機およ
びラジオ受信機の分野に関し、更に詳しくは、交流(A
C)電力の給電の中断している間に不規則な雑音の発生
を防ぐようにテレビジヨンおよびラジオ受信機を消音す
る技術に関するものである。
〔発明の背景〕
ビデオ記録装置に内蔵されるものを含めて多くのテレ
ビジヨンおよびラジオ受信機にはデジタル同調回路と制
御回路が設けられている。その様な受信機の多くは、プ
ログラム情報記憶とプリセツト同調選局を行ない、また
多くのものは遠隔制御機構を持つている。受信機をオフ
にしている期間中、メモリ内に上記の様な情報を保持し
ておくために、および常時オン遠隔制御回路を給電状態
にしておくために何等かの手段を講じておく必要があ
る。従つて、大抵の受信機は待機用(スタンドバイ)電
源を具えており、この電源は受信機がオフ状態にされて
いる間もAC電源によつて付勢され続けている。待機用電
源は、上記の常時オン回路とたとえばマイクロプロセツ
サをベースとするシステム制御装置のランダムアクセス
・メモリに含まれている情報のような記憶された情報と
を維持するために丁度充分な電力を供給することを目的
とするものである。
その様な受信機は、使用者が選択した放送および有線
放送による伝送信号を受信するためにシンセサイザ同調
回路を具えている。シンセサイザ同調回路は、チヤンネ
ル変更の時のミユーテイング機能も開示している米国特
許第3882400号、および自動プログラミング機能を開示
している米国特許第4763195号に詳しく開示されてい
る。
シンセサイザ式チユーナは屡々バラクタ同調装置とし
て構成される。典型的なバラクタ同調装置は同調されね
ばならぬ3つの段を持つている。その3つの段とは、ラ
ジオ周波数RF段、ミキサ段および電圧制御型局部発振器
段である。同調は、同調電圧および帯域スイツチング電
圧を変えることによつて行なわれる。この同調および帯
域スイツチングの両電圧はチユーナ制御回路から供給さ
れる。大抵の同調装置は集積回路を使用している。
典型的な同調装置は水晶制御位相ロツクループを有す
る周波数合成形である。チユーナ局部発振器信号のサン
プルを内部基準周波数と比較することによつて位相パル
スが生ずる。そのパルスの数、または時としてパルスの
幅は局部発振器信号の周波数がどれだけ偏移しているか
に比例している。この位相パルスはたとえば積分器に印
加されて、その局部発振器の周波数を制御する同調電圧
を生成する。位相パルスの数または幅および極性を変え
ることによつて同調状態を調節する。
チユーナ制御回路の一部として、チユーナ局部発振器
信号のサンプルがチユーナ・プリスケーラに供給され
る。プリスケーラは分割器であつて分周された局部発振
器信号を発生する。局部発振器信号を分周すると低周波
数のサンプルが得られ、位相ロツクループ中で基準信号
との低周波数基準または比較信号として使用することが
できる。
同調装置には現に2つのループがある。第1のループ
は位相ロツクループで、局部発振器信号の周波数を水晶
から取出した基準信号に固定(ロツク)する。この位相
ロツクループが一旦ロツクされると、AFTおよび同期信
号が検査されかつN分割回路のN値を変えることにより
局部発振器を精密同調させるために第2のループで使用
される。この第2のループは、有線放送系、ビデオレコ
ーダ、ビデオゲーム、コンピユータおよび類似機器によ
つて生成されるRF搬送波に周波数ずれがあるために、必
要である。
典型的には、マイクロプロセツサは、待機用電源から
給電され、従つて受信機のプラグが実際のAC給電源に差
込まれている限り常にターンオンされている。このマイ
クロプロセツサで発生したデジタル制御信号に応じてア
ナログ制御信号を生成するアナログ・インタフエース・
ユニツトは、スイツチされた待機用電圧を受入れる。ア
ナログ・インタフエース・ユニツトの電源も待機用電源
であるが、受信機がスイツチ・オフされているときはそ
の電力消費を低減するようにスイツチオンおよびスイツ
チオフされる。
チユーナ制御回路の中で、上記以外の部分たとえばプ
リスケーラ等は正常動作時(ラン)電源から給電され
る。その様な同調装置の一形成が、GEコンシユーマ・エ
レクトロニクス社発行のCTC140カラーTVシヤシー・テク
ニカル・トレーニング・マニユアル(CTC140Color TV C
hassis Technical Training Mannal)の34〜39ページに
記載されている。
多くのその様なシンセサイザ式同調装置においては、
チヤンネルの変更を行なうと可聴雑音が発生してこれが
音声増幅系を通して伝達される。この様な、時にガチヤ
ガチヤ音或いはパチパチ音と呼ばれるスタテイツク音
は、一般に有害なものではないが、非常に望ましいもの
ではなくまた不快なものである。従つて、チヤンネルの
選択と同調を制御するマイクロプロセツサは、上記の様
な可聴雑音を伝達させないためにチヤンネルの変更に先
立つて音声をミユート、すなわちオフ状態にするように
プログラムされることが屡々ある。ビデオ信号もまた消
去される。新しい放送局が選ばれ同調がとられると上記
の音声と画像は回復する。
しかし、シンセサイザ式同調機能を持つている受信機
では、チヤンネルの変更時にミユートしても除くことが
できない不要雑音を生ずるある種の動作状態がある。そ
の様な動作状態を作り出す原因はAC電力の予期しない中
断または消滅で、たとえば受信機のプラグを給電源から
抜いたとき或いは給電源が激減したときに生ずる。この
状態が起ると、マイクロプロセツサがそのプログラム、
すなわち正常状態であれば使用者の制御に応じて受信機
をターンオフして静かにする為に使用されるプログラム
の実行動作が妨げられる。この受信機のプラグ引抜きの
問題は、受信機のプラグをAC給電源に直接差込まずにケ
ーブル制御ボツクス内のソケツトに差込む受信機の数が
増えるにつれて、より多くなつて来る。それは、ケーブ
ル制御ボツクス自体をターンオフすることは給電源から
受信機のプラグを抜くことと同じことであるからであ
る。
こゝに述べた同調回路は、その導入時から広く普及す
るまでの間、幾つかの問題点の根源を作つているのでそ
れらの解決についての関心は深い。テレビジヨン受像機
用の位相ロツクループは米国特許第4110693号中に開示
されており、それは制御発振器で発生した局部発振信号
の周波数をプリスケーリングするための分周器を持つて
いる。時として、プリスケーラに制御できない不適切な
高い自己発振が生ずるとロツクアツプ状態が起る。受信
機が最初にターンオンされたとき或いは新しい周波数帯
のチヤンネルが選択されたときは何時でも、位相ロツク
ループ制御器が可動状態になる前にプリスケーラのどの
様な自己発振にも打勝つに足る高い振幅の局部発振器信
号を生ずるような周波数で制御発振器を一時的に発振さ
せるロツクアツプ禁止機構が設けられる。
最初のシンセサイザ式同調回路の或るものは精密同調
用としては精度が不充分であり、また或るものは正常動
作期間中でも雑音源になつていた。従つて、その様なシ
ンセサイザ式同調装置は粗同調用にのみ使用されその後
は非可動状態とされていた。そしてチヤンネル選択を維
持するにはアナログ自動微同調回路が利用されていた。
より最近になつて、デユアル・サーチモード同調装置
が米国特許第4405947号に開示された。自動プログラミ
ングを行なうために、画像同期成分のない信号を有線放
送している局に対してゞも、出力に同調電圧を発生する
積分器の入力に切換え結合される2つの信号源間で同調
動作を交番させるものである。一方の信号源はプリスケ
ーラを含む位相ロツクループであり、他方は自動微同調
信号である。各信号源はモード制御スイツチに対する入
力である。
チヤンネル変更のための選局が行なわれるときにブラ
ンキング信号を発生するようなテレビジヨン受像機が米
国特許第4641190号に開示されている。このブランキン
グ信号は、低域通過濾波された後オーデイオ・チヤンネ
ルのミユーテイングを制御する。ミユーテイングと非ミ
ユーテイングとは、こうしてオーデイオ妨害なしに徐々
に行なわれる。同調電圧は、ブランキング信号の開始に
続く或る遅れ期間後にのみ要求される新しい値に変化で
きる。従つて、ミユーテイングは同調の過渡状態が生じ
てオーデイオ雑音を生じさせ得る前に、実質的に完了す
る。
また、受信機内の電源の状態を検出しそれに応じて命
令シーケンスの制御を行なう回路も知られている。テレ
ビジヨン関係では、たとえば米国特許第4641064号に、
正常動作レベルの付勢電圧を発生する電源が開示されて
いる。過負荷状態が生ずると、過負荷検出器が第1の制
御信号を発生して電源を停止させ、その付勢電圧を除去
する。制御回路があつてこの付勢電圧を周期的にサンプ
リングしている。そのレベルが正常値よりも低くなると
この制御回路が第2の制御信号を発生して上記の電源を
再始動しないように停止モードに維持する。第3の制御
信号は、上記電源に給電する入力交流電圧が、短時間だ
け電圧低下状態すなわち低電力状態になつたときには第
2制御信号が発生しないようにする。
同じ様に、正常動作時電源は、たとえばCTC140カラー
TVシヤシー・テクニカル・トレーニング・マニユアルに
記載されているように過負荷状態を間接的に指示するも
のとしてモニタされている。過電圧X線保護回路はこの
正常動作時電源を非可動状態にする。正常動作電力の減
少が検出されるとマイクロプロセツサによつてそのテレ
ビジヨン受像機はターンオフされる。
シンセサイザ式チユーナに関連する上記の様なすべて
の技術的進展にもかゝわらず、なお不都合な問題が残つ
ていて今日まで解決されていない。チユーナ回路内のプ
リスケーラに給電している正常動作時電源電力がある閾
値以下に低下すると、プリスケーラは必ず異常動作をし
て非常に高い周波数の信号を出力する。この信号は、位
相ロツクループ同調装置の入力に与えられ、この同調装
置はより低い周波数の信号への急速なチヤンネル変化を
示す出力を発生する。位相ロツクループの出力は積分器
へ送られて同調電圧を急速に低下させる。この離調によ
り、RF自動利得制御信号がチユーナ利得と共に増大す
る。その結果急速な離調が行なわれて不要な著しく大き
な音声が発生する。多数の受信機のプラグを挿入すべき
AC電力受口を有する有線および衛星放送変換器ボツクス
の使用が増えるにつれて、マイクロプロセツサの電力低
下制御ルーチンはこの変換器ボツクスがスイツチオフさ
れると側路されるので、AC電源の電力低下状態の発生機
会が目立つて増加する。
この問題は、単にAC電力の減少を検出してオーデイオ
回路の各部分をミユートするだけでは解決できなかつ
た。オーデイオ装置中の種々の増幅器および回路は多数
のキヤパシタを持つていて、比較的遅い時定数で応答す
る。たとえAC電力の減少を非常に早く検出してオーデイ
オ装置のミユート可能なすべての素子をミユートさせる
に必要な信号を発生させることが出来たとしても、この
予期しなかつたAC電力の減少に応じた位相ロツクループ
の離調作用によつて発生した雑音を抑制するに足るミユ
ーテイングは急速には行なわれない。
AC電力が減少したときに、待機用電源が動作させられ
る前にたとえば約50〜100ミリ秒の間正常動作時電源の
給電量が低下するのは、待機用電源と正常動作時電源と
を持つている或る受信機の一つの特性である。これによ
つて、マイクロプロセツサとアナログ・インタフエース
・ユニツトを利用して付加制御信号を発生させ、AC電力
の中断による急速な離調作用に起因する可聴雑音を抑止
し続けることが可能になつている。
〔発明の開示〕
この発明の一特徴は、シンセサイザ式チユーナ回路と
オーデイオ回路を有する受信機における、AC電力の中断
による可聴雑音の発生と伝播を抑止することである。こ
のチユーナ回路は、局部発振器、プリスケーラ、位相ロ
ツクループおよび積分器を有し、これらは相互接続され
ていて、対応する入力信号を検出することによつて所定
のすなわち選ばれたチヤンネルに受信機を同調させる。
このチユーナ回路は、AC電力の中断期間中は制御できな
い離調状態となり、その離調している間、可聴信号と共
に再生されるような可聴雑音を発生する傾向を持つてい
る。この発明の上記特徴によつて、AC電源は、その電力
中断を表わす状態の間中、制御信号を発生する回路によ
つて厳重にモニタされる。また別の回路も設けられてい
て、それは上記制御信号に応じて、たとえばチユーナ制
御回路を非可動状態とすることによりチユーナ回路の正
常な動作を不能とし、かつオーデイオ回路を非可動状態
として、AC電力の中断中の可聴雑音を低減させる。
この発明の別の特徴によれば、また別の回路があつ
て、オーデイオ回路を非可動状態とする前にチユーナ回
路の正常な動作を不能にする。これによつて、離調期間
中に生ずる上記の如き雑音の伝播を抑止できる程急速に
オーデイオ回路をミユートできない場合に、チユーナが
可聴雑音源となる傾向が除かれる。
この発明の更に別の特徴によれば、より具体的な形と
して更に別の回路があつて、位相ロツクループの出力
を、局部発振器を制御すべき同調電圧を発生する積分器
に対する入力から切離すことにより、チユーナ回路の正
常な動作が行なわれないようにする。この積分器に対す
る入力は浮動状態にされる。修正入力なしに、この積分
器の出力は、従つて同調電圧は同じ状態を維持しようと
する。この同調電圧に幾分かの不規則な変動またはふら
つきが生ずる可能性はあるが、局部発振器の周波数が急
激に変化することはない。このふらつきや幾分不規則な
変動にもかゝわらず、実際に生ずるその様に小さな離調
は通常問題にする程充分な量の雑音を発生させるもので
はない。このやり方は、正常動作時の給電が低下したと
きのプリスケーラの不適正動作によつて生ずる不正出力
信号という問題の根源自体に取組むものであるから特に
有効である。オーデイオ回路を非可動化することによつ
て生ずるミユーテイングは、少くとも電源自体の低下に
よつて発生する雑音を低減するには有効である。そのよ
うな低下によつて生ずる雑音を完全に消去することは不
可能であるが、大抵の場合に邪魔にならないようにその
雑音レベルを低くすることは可能である。
この発明の更にまた別の特徴によれば、AC電力の中断
を検出する回路は、少なくとも一つの正常動作時電源に
よつて生ずる第1の電圧レベルを所定の電圧レベルと比
較する回路を具えている。一実施形態では、この所定の
電圧レベルは待機用電源によつて発生する第2の電圧レ
ベルに相当するものである。また他の実施形態では、こ
の所定の電圧レベルは、少なくとも1つの正常動作時電
源によつてキヤパシタのようなエネルギ蓄積装置に発生
した第2の電圧レベルに相当するものである。何れの実
施形態においても、この回路はトランジスタから成り、
制御信号はこのトランジスタのスイツチングによつて生
ずるものである。
この発明のなお別の特徴によれば、AC電力中断検出回
路からの制御信号は待機用電源で付勢されるマイクロプ
ロセツサに入力として供給される。このマイクロプロセ
ツサは、第1の命令すなわち制御信号たとえばPLL制御
信号を発生してチユーナ制御回路を非可動化し、また第
2の命令すなわち制御信号たとえばミユート制御信号を
発生してオーデイオ回路を非可動状態とする手段を具え
ている。このオーデイオ回路は、第1組と第2組の増幅
器を持つている場合があり、そのときマイクロプロセツ
サは、チユーナ制御回路を非可動状態とする第1のすな
わちPLL命令信号と、第1組の増幅器を消出力(コワイ
エツテイング)する第2のすなわち音量命令信号と、第
2組の増幅器を非可動化する第3の命令すなわち制御信
号たとえばミユート制御信号を発生する手段を持つてい
る。マイクロプロセツサは、オーデイオ回路を非可動化
する前にチユーナ回路の正常な動作を不能化して、上記
第1の場合雑音の発生により急速な離調が生ずることを
防ぐようにすることが望ましい。マイクロプロセツサ
は、位相ロツクループの出力を積分器の入力から切離す
ような命令を発生して、チユーナ回路の正常な動作が行
なわれないようにする。
上記の特徴を具えた本発明の受信機の構成を参考まで
に各構成素子毎に図面中の参照番号を付して示すと、本
発明による受信機は、この受信機を所定周波数に同調さ
せるチューナ(22)を含んでいる。このチューナ(22)
は、同調制御電圧(積分増幅器92の出力同調電圧)に応
答して、上記受信機を所定周波数に同調せせる制御を行
うために発振周波数が変化する発振器(54)を含み、ま
た上記発振周波数を表わす第1の制御信号(チューナ・
プリスケーラ56の出力のfLO/K)を発生する。この発明
の受信機は、また、上記同調制御電圧を発生し且つ第2
の制御信号(線路79上の信号)に応答して上記同調制御
電圧を変化させる第1の制御回路(帯域切換スイッチ2
6)と、該第1の制御回路と上記チューナに結合されて
いて、上記第1の制御信号(fLO/K)に応答して上記第
2の制御信号を発生する第2の制御回路(24)と、上記
第1の制御回路に動作電力を供給する電源(32)と、上
記動作電力の中断を検出する検出手段(96)と、上記動
作電力の中断の検出に応答して上記第1の制御回路から
上記第2の制御信号を切り離す手段(84)と、を含んで
いる。
〔詳細な説明と実施例〕
以下、図面を参照してこの発明を詳細に説明する。第
1図には、この発明を実施したテレビジヨン受像機10の
構成がブロツク図で示されている。この受像機10にはデ
ジタル制御システムが設けられている。このデジタル制
御システムは、システム制御用マイクロプロセツサ12、
アナログ・インタフエース・ユニツト(AIU)14、電子
的に消去およびプログラム可能なメモリ(FEPROM)16、
キーボード・マトリクスと表示器ユニツト18、および赤
外線(IR)受信器20で構成されている。
チユーナ回路は、第2図に詳細に示されているが、一
般にチユーナ22、チユーナ制御回路24および帯域切換ス
イツチ26を持つている。チユーナ制御回路24はアナログ
・インタフエース・ユニツト14の一部である。なおチユ
ーナとチユーナ制御回路との区分は或る程度定義の問題
であることを諒解されたい。
デジタル制御システムの各部分は、図には何本かの個
別分枝として示しているが単一の直列データバス15を介
して、相互におよび遠隔回路と連絡されている。遠隔制
御ユニツト用の赤外線受信器20の出力はアナログ・イン
タフエース・ユニツト14への入力としてモニタされる。
上記の直列データバス15は、典型的には第2図に示すよ
うにデータクロツクおよび可動化と付記された3本の線
路より成るものである。
システム制御用マイクロプロセツサ12はキーボード・
マトリクス18の前面パネルキーを走査してキーが押され
ているかどうかをモニタする。押されているキーを検出
すると、マイクロプロセツサ12はどのキーが押されたか
を確認して適当なプログラム・シーケンスを開始する。
前面パネルキーまたはボタンの走査はまた前面パネル表
示器の駆動にも使用される。
第2図に示すように、たとえば4MHzの水晶発振器72
が、アナログ・インタフエース・ユニツト14とマイクロ
プロセツサ12のタイミング制御のためのクロツクを発生
するのに使用されている。しかし直列データバス15はた
とえば125KHzというより低い周波数で動作するものであ
る。これは、4MHzのクロツク信号をマイクロプロセツサ
12で分周して発生される。EEPROM16は受像機を動作させ
同調させるための情報を記憶する。
少なくとも1個の待機用DC電源30を付勢し、かつ間接
的に少なくとも1個の正常動作時DC電源32を付勢するた
めに、AC電源が使用されている。この正常動作時電源32
は、フライバツク変成器を介しての、水平偏向回路28の
動作によつて付勢されるものである。この様な水平偏向
回路の詳細は既知であるから、こゝではその説明を省略
する。アナログ・インタフエース・ユニツト14は、正常
動作時電源32への給電オン/オフ制御、画像およびオー
デイオ回路のデジタル制御、オン−スクリーン表示制御
および同調制御を行なう。マイクロプロセツサ12は、受
像機がターンオフされているときでも、待機用電力を受
電している。アナログ・インタフエース・ユニツト14
は、待機用電源30の出力電圧レベル、たとえば+5VDCお
よび+12VDCをモニタするオン/オフスイツチ34からス
イツチされた待機用電力を受ける。
アナログ・インタフエース・ユニツト14は、準デジタ
ル制御と呼ばれる方法でビデオおよびオーデイオを制御
することができる。この調節は、アナログ制御電圧を発
生させるためにそのとき積分すなわち濾波されるデジタ
ルパルスを変化させることによつて実際の調節を行なう
ので、準デジタル制御というのである。
正常な条件下にあつては、システム制御マイクロプロ
セツサ12はキーボードまたは赤外線受信器からの信号を
判別して受像機をターンオンする。制御信号はアナログ
・インタフエース・ユニツト14を介してスタート/開始
回路36に送られる。この回路36は、水平偏向回路28を付
勢することを含むプロセスをスタートさせる。
水平偏向回路中のフライバツク変成器の1個またはそ
れ以上の2次巻線が、フライバツク変成器を介して磁気
的に結合されるトレースまたはリトレース電圧によつて
付勢される正常動作時電圧電源として使用される。動作
期間中、アナログ・インタフエース・ユニツト14は、必
要なビデオ処理機能を制御するための複数の信号17とオ
ーデイオ処理機能を制御するための複数の信号19とを、
連続的に調節する。これらの信号の組のうち、線路21上
の音量制御信号をこの発明では直接使用できる。
オーデイオ制御回路38は、第2図に示す双対IF/復調
器40から線路41を介し復調されたIFオーデイオ信号を受
信し、それから左および右チヤンネルのオーデイオ信号
を取出す。オーデイオ・スイツチング回路42はシステム
制御器により制御され、オーデイオ前置増幅器44はアナ
ログ・インタフエース・ユニツト14によつて制御され
る。左右の両チヤンネルはオーデイオ・スイツチング回
路42からオーデイオ前置増幅器44へ、更にそこからオー
デイオ出力増幅器46へと結合されている。この両オーデ
イオ信号は、また外部増幅器あるいはレコーダへ出力す
ることもできる。更に、補助オーデイオ入力を含ませる
こともできる。スピーカ・ミユート制御信号はシステム
制御器で発生されて、制御線路25を介してオーデイオ出
力増幅器46のミユーテイングを行う。オーデイオ出力増
幅器46はスピーカ48を駆動する。ステレオ音声機能をも
つたテレビジヨン受像機では、各音声チヤンネルは典型
的には5ワツトのダイナミツク・オーデイオ負荷を呈す
る。AC電力の中断は、オーデイオ前置増幅器44とオーデ
イオ出力増幅器46にも悪影響を及ぼし、両増幅器はAC電
力が低下すると不規則な雑音の発生源となる。しかし、
既述のように、増幅器の回路は、正常動作時電源が低下
したとき、およびその後ある期間はスピーカによつて音
声が伝達され続けるようになつている。この継続動作の
ために、受像機中の他の部分で発生した雑音信号は音響
的に伝達され得ることになる。回路は、また音量制御信
号とスピーカ・ミユート制御信号に応答する制御回路が
大きな時定数を呈するようになつている。
シンセサイザ式チユーナは、しばしばバラクタ・ダイ
オードを利用するバラクタ同調システムとして構成され
る。バラクタ・ダイオードは、両端間に印加された電圧
が変ると可変キヤパシタとして働く半導体素子である。
この特性は、同調状態を変えるために同調回路に利用す
ることができる。典型的なバラクタ・ダイオード・シス
テムからなるチューナ22は、第2図に示されるように、
同調させるべき3つの段を持つている。それは、高周波
(RF)段50、ミキサ段52および電圧制御型局部発振器段
54である。このRF段に対しては、アンテナ55と図示され
ていないケーブル・ボツクスから入力信号が供給され
る。ミキサ段52の出力は中間周波数IF信号で線路53から
双対IF復調器40に供給される。同調操作は、同調電圧と
帯域切換制御信号BAND AとBAND Bの電圧を変化する
ことによつて行なわれる。これらの両信号は、システム
の制御マイクロプロセツサが実行する同調アルゴリズム
に従つて以下説明するチユーナ制御回路24により供給さ
れる。BAND A信号とBAND B信号の電圧レベルは、バ
ンド復号器90で復号されて制御信号BS1、BS2およびBVと
なる。これらの信号はそれぞれRF段50、ミキサ段52およ
び局部発振器段54に入力として与えられて各々同調帯域
を選択する。
双対中間周波数IF/復調器部40は、線路43上に自動微
同調用AFT信号を出力し、この信号はシステム制御回路
によりモニタされて適当な同調電圧が確実に維持される
ようにされる。IF部で発生される他のチユーナ制御電圧
はRF自動利得制御AGC信号電圧である。このAGC信号は、
線路45を介してチユーナ22のRF段50に印加されて、IF部
に対する入力が大体同一振幅に維持されるように、RF増
幅器の利得を制御する。
マイクロプロセツサ12は直列データバス15を介してチ
ユーナ制御回路24と連結されている。このデータバス
は、直並列および並直列変換器60に接続されている。マ
イクロプロセツサ12から到来するデータまたは命令は直
列形式から並列形式に変換される。マイクロプロセツサ
12によつてモニタされるデータは並列形式から直列形式
に変換される。変換器60は、たとえば8ビツトのシフト
レジスタであるシフトレジスタ62に接続されている。こ
のシフトレジスタ62は、変換器60と並列データバス64の
間のデータ・バツフアを形成している。並列データバス
64は、マイクロプロセツサ12により制御或いはモニタさ
れるチユーナ制御回路24を構成している各回路に連結し
ている。全般的なおよび構成上の表示にかゝわらず、上
記各構成回路とのやり取りに8個のビツト全部が必要で
あるとは限らない。
チユーナ制御回路24の構成回路には、位相ロツクルー
プ70、自動微同調AFT信号検波器80、パルス除去回路PRC
制御器82、モードスイツチ84、帯域制御器86、および水
平同期パルス検波器88が含まれている。位相ロツクルー
プ70は、水晶発振器72、R分割回路74、プログラム可能
なN分割回路76、および位相検波器78を具えている。そ
の様なチユーナ制御回路24は、アールシーエー(トムソ
ン・コンシユーマ・エレクトロニクス社)社部品番号第
1421874−002と名付けた集積回路の一部として実施され
ている。
帯域切換スイツチ26は、チユーナ制御回路24と局部発
振器54の間の中間処理段を構成している。バラクタ同調
システムでは、通常、同調電圧と帯域制御電圧がRF段50
とミキサ段52にも印加される。帯域スイツチ26は帯域
(バンド)復号器90と積分増幅器92を持つている。積分
増幅器92は抵抗/キヤパシタ回路94によつて積分演算増
幅器の形に構成されている。積分増幅器92の出力は同調
電圧で、またRF段50、ミキサ段52および局部発振器段54
の各々に印加される。
正常動作期間中、チユーナ局部発振器54のサンプルが
チユーナ・プリスケーラ56に供給される。このプリスケ
ーラは発振器信号の分周出力を生成する分周器である。
局部発振器段54の信号を分周すると低周波数のサンプル
が生成され、高周波数の基準信号よりも発生および制御
が容易な、低周波数の基準すなわち比較信号を使用する
ことができる。プリスケーラ56はパルス除去回路を持つ
ている。パルス除去回路は、帯域の選択たとえばUHF、V
HFまたは有線の選択に従つて信号を調整する。この調整
は、並列データバス64と直列データバス15を通して行な
われるマイクロプロセツサの制御の下にPRC制御回路82
によつて行なわれる。プリスケーラ56からの出力信号は
局部発振器段54の出力信号の周波数を係数Kで除した周
波数fLO/kを有し線路59上に生ずる。このfLO/k信号はプ
ログラム可能なN分割回路76に入力として印加される。
N分割回路76も並列および直列の両データバスを介して
マイクロプロセツサによつて制御される。
水晶発振器72の出力はR分割回路74によつて分周され
る。この内部的な周波数は位相検波器78内でN分割回路
76の出力と比較される。チユーナ局部発振器段54の信号
のサンプルをプリスケーラ56とN分割回路76とによる処
理を施した後上記の内部的な基準周波数と比較すること
によつて、線路79に位相パルスが生ずる。位相パルスの
数は、局部発振器段54の信号の周波数がどれだけずれて
いるかその偏移量に正比例する。この周波数誤差が大き
ければ大きいはど生成される位相パルスの数は多くな
る。或いはまた、出力パルスの周波数は一定にしてパル
ス幅の変化がこの周波数誤差を表わすようにすることも
できる。位相パルスの極性は周波数誤差の方向によつて
決まる。局部発振器段54の出力周波数が高ければその極
性は正であり、出力周波数が低ければ負の位相パルスが
生ずる。
位相パルスの数と極性が変ると同調が調整される。RF
段54、ミキサ段52および局部発振器段54内の同調回路の
共振周波数を変化させるため、同調電圧で制御されるバ
ラクタ・ダイオードが使用されている。放送テレビジヨ
ンの周波数スペクトルと有線テレビジヨンの周波数を完
全にカバーするために、同調電圧はたとえば0.5ボルト
と30ボルトの間で変化させる。
位相検波器78の出力は、同調周波数の誤差を表わす位
相パルスの形をとつており、モード・スイツチ84の1つ
の入力となる。FLOATと記されたモード・スイツチ84の
他方の入力は線路85から供給される。線路85は実際には
使用されていない入力で、従来の同調システムでは時々
IF復調器からのAFT信号出力に結合されていたものであ
る。もしもモード・スイツチ84が、前述したような市販
集積回路の一部として含まれていない場合には、位相ロ
ツクループの出力と積分器に対する入力との間に個別の
モード・スイツチを介在させれば良い。その様なモード
・スイツチもまた直接出力バスによつて或いは直列デー
タバスによつてマイクロプロセツサに結合せねばならな
い。モード・スイツチ84は、線路79と85からの両入力の
うちの何れか一方の積分増幅器92に対する入力線路であ
る出力線路87に結合する。積分増幅器92の出力は、線路
87上の位相パルスの数と極性とに関連する電圧レベルを
持つ。モード・スイツチ84はマイクロプロセツサ12によ
つて制御される。受像機の全正常動作期間を通じて、モ
ード・スイツチ84は、位相ロツクループ70により生成さ
れた位相パルスを積分増幅器92の入力に供給して局部発
振器段54を制御するための適切な同調電圧が生成される
ようにすることにより、チユーナ制御回路24の正常な動
作を可能とするようにセツトされている。
この位相ロツクループが一旦所望の周波数にロツクさ
れると、マイクロプロセツサは、水平同期パルス検波器
88の内容を読取ることにより水平同期パルスの存在をモ
ニタし、またAFT検波器80の状態を読取ることにより同
調周波数の正しさをモニタする。水平同期パルスとAFT
信号の状態をモニタすることは、有線システム、ビデオ
レコーダ、ビデオゲーム装置、コンピユータおよび類似
の装置によつて生成されるRF搬送波の周波数の作用があ
るために、必要である。このようなものはすべて対応す
る放送搬送波周波数から偏移した搬送波周波数を発生す
る可能性を持つている。マイクロプロセツサ12は、N分
割回路76の分割比を変化させる同調アルゴリズムを実行
する。
AC電力が中断すると、チユーナ22とチユーナ制御回路
24はチヤンネル選択を維持することができない。より具
体的に言えば、チユーナ22中のプリスケーラ56に給電す
る正常動作時電源の電力がある閾値以下に低下すると、
プリスケーラ56は異常動作をして非常に高い周波数の信
号を出力する。この信号は位相ロツクループ70の入力に
与えられる。位相ロツクループ70はより低い周波数の信
号への急速なチヤンネル変更を表わす出力を発生する。
従つて、積分増幅器92へのこの位相ロツクループの出力
は、この積分増幅器92が生成する同調電圧を急速に低下
させる。この急速な離調によつて、RF自動利得制御信号
は、チユーナの利得と共に増大させられる。結果として
生ずる急速な離調により不所望な大きな音声が発生す
る。
AC電力が中断したとき上記の様な大きな音声が出るこ
とを阻止するために、チユーナ回路の正常な動作を不能
化することが必要である。これは、プリスケーラ56の異
常出力に応じて位相ロツクループにより過大な数の位相
パルスが生ずることには関係なく、同調電圧の急速な変
化を阻止するような具合にチユーナ制御回路24を非可動
化することにより、達成できる。換言すれば、チユーナ
回路に対する正常な制御ループを動作しないようにせね
ばならない。
この制御ループはこの発明の一特徴に従つて、余分な
数の位相パルスを確実に無視できるように位相ロツクル
ープの出力を切離すことによつて、動作しないようにで
きる。これは、モード・スイツチ84によつて行なう。も
しモード・スイツチ84が、入力線路79の代りに浮動入力
線路85を出力線路87に結合するようにすると、積分増幅
器92の入力には正のパルスも負のパルスも現われない。
積分増幅器92の入力に何の変化もなければ積分増幅器92
の出力すなわち同調電圧は当然一定値に維持されてい
る。入力線路85が浮動状態にある限り、積分増幅器92の
入力には多少の電圧変動が生ずるであろうが、その様な
変動は、AC電力中断中にチユーナ制御回路の正常な動作
応答として予測される急速な離調とそれによる雑音の発
生を起すには大きさが足りないものと予測できる。モー
ド・スイツチ84は、並列データバス64に接続されており
従つて直列データバス15を介してマイクロプロセツサ12
と連結されているので、マイクロプロセツサ12が発生す
る命令に従つて制御することができる。
チユーナ22とチユーナ制御回路24の正常動作を不能化
するにはAC電力の中断を検出しなければならない。AC電
力の中断は、AC/RUN検出器回路96によつて検知すること
ができ、この回路は制御信号を発生して線路97を介して
システム制御マイクロプロセッサ12に供給する。第1図
の上側部分を更に検討すると、AC電源が、待機用電源30
に、および水平偏向回路28を介して正常動作時電源32に
結合されている。正常動作時電源32はチユーナと他の負
荷に対して正常動作電圧を供給する。正常動作時電源の
出力電圧は、AC/RUN検出器回路96の入力である線路33で
モニタされる。
適当なAC/RUN検出器回路96の実例が第3図と第4図に
示されている。第3図に示されたAC/RUN検出器回路96
は、待機用電源電圧が低下するよりも50乃至100ミリ秒
前に正常動作時電源が低下するという事実を利用してい
る。正常動作時電源の電圧たとえば+9ボルトが線路35
によつて入力端子35に供給される。抵抗R1とR2で構成さ
れた分圧器によつて正常動作時電源の動作中はトランジ
スタQ1のエミツタ電極に約6ボルトの電圧が与えられ
る。トランジスタQ1のベース電極が、たとえば+5ボル
トの正常動作時待機電圧に結合されていれば、トランジ
スタQ1のエミツタ・ベース接合は順バイアスされ、正常
動作期間中このトランジスタQ1はターンオン状態を維持
する。これは、出力線路97に論理「高」を出力し、シス
テム制御マイクロプロセッサ12に伝送されてAC電力が供
給されていることを表示する。もしAC電力が中断される
とこの正常動作時電源の電圧は急速に低下し始める。正
常動作時電源電圧が約8ボルトに低下すると、トランジ
スタQ1のエミツタ電極の電圧はエミツタ・ベース接合を
逆バイアスするまで低下してトランジスタQ1を非導通状
態に切換える。これによつて、出力線路97には論理
「低」信号が発生し、システム制御マイクロプロセッサ
12によつてAC電力が中断されたことを示すものと判断さ
れる。或いはまた、システム制御マイクロプロセッサ12
は論理「低」に応動するのではなく「高」から「低」へ
の変化に応動するように構成することもできる。
第4図に示した回路は、入力端子37における正常動作
時電源電圧を、待機用電圧のレベルとではなく、正常動
作時電源電圧によつてバイアスされているキヤパシタC
両端間の基準電圧と比較する形式である。抵抗R6とキヤ
パシタCによつて形成される回路の時定数は+9ボルト
の正常動作時電源の時定数より大でなければならない。
正常動作時の電圧+9ボルトが僅かに低下するとトラン
ジスタQ2のエミツタ・ベース接合が逆バイアスされて、
トランジスタQ2は導通状態から非導通状態に変る。これ
によつても、負方向の変化を伴なう論理「低」が生じ線
路97を介してシステム制御マイクロプロセッサ12に伝え
られる。
第4図に示した回路は、電源と抵抗の許容公差が動作
の信頼性を決める要因にならないことおよび電力低下の
検出が非常に急速に行なわれる点で、第3図の回路より
も優れている。また第3図の回路は、充分安定な+9ボ
ルトの正常動作時電源電圧を必要とせず従つて誤検出を
起しにくいという点で、第4図の回路よりも優れてい
る。
受像機の正常動作中、AC/RUN検出器回路96はシステム
制御マイクロプロセッサ12に対して論理「高」信号を伝
え、チユーナ回路は上述したように正常に動作する。受
像機の給電プラグを引抜くことにより或いは給電条件が
低下してAC電力が中断した場合には、このAC/RUN検出器
回路96は線路97に制御信号を発生し、これはAC電力が中
断されたことを示すものとシステム制御マイクロプロセ
ッサ12によつて判断される。そこでシステム制御マイク
ロプロセッサ12は先ずアナログ・インタフエース・ユニ
ツト14に制御信号を送り、位相ロツクループ70の出力を
積分増幅器92の入力から切離すようモード・スイツチ84
を働かすことによつて、チユーナ制御回路24が正常な動
作を行ない得ないようにする。その後、システム制御器
は、線路21を通してアナログ・インタフエース・ユニツ
ト14を介して音量ミユートを開始し、また線路25を介し
て直接スピーカ・ミユート制御信号を発生させる。この
様な状況下では、チユーナ回路内における目立つ雑音源
は根源から除かれる。オーデイオ回路内の増幅器は正常
動作時電源電圧の低下に起因する余分な雑音の伝播を低
減するようにミユートされる。こうして、AC電力の中断
によつて生ずるオーデイオ雑音は実質的に知覚的に減少
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施したテレビジヨン受像機の一例
構成を示すブロツク図、第2図は第1図に示した受像機
におけるチユーナとチユーナ制御回路のブロツク図、第
3図はAC電力中断検出器の第1例の構成を示す回路図、
第4図はAC電力中断検出器の第2例の構成を示す回路図
である。 22……チューナ(チューナ回路)、 24……チューナ制御回路(制御回路) 30……待機用DC電源(動作電力を供給する電源)、 32……正常動作時電源(動作電力を供給する電源)、 12……システム制御用マイクロプロセッサ(検出手
段)、 96……AC/RUN検出器回路(検出手段)、 85……浮動入力回路(同調制御電圧を保持する手段)、 87……出力線路(同調制御電圧を保持する手段)、 92……積分増幅器(同調制御電圧を保持する手段)、 94……抵抗/キャパシタ回路(同調制御電圧を保持する
手段)。
フロントページの続き (72)発明者 ロバート エドワード モーリス アメリカ合衆国 インデイアナ州 イン デイアナポリス ヒルトツプ・レーン 7911 (56)参考文献 特開 昭63−236486(JP,A) 実開 昭57−15548(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同調制御電圧に応答して、受信機を所定周
    波数に同調させる制御を行うために発振周波数が変化す
    る発振器を含み、上記発振周波数を表わす第1の制御信
    号を発生する、上記受信機を上記所定周波数に同調させ
    るチューナと、 上記同調制御電圧を発生し且つ第2の制御信号に応答し
    て上記同調制御電圧を変化させる第1の制御回路と、 上記第1の制御回路と上記チューナに結合されていて、
    上記第1の制御信号に応答して上記第2の制御信号を発
    生する第2の制御回路と、 上記第1の制御回路に動作電力を供給する電源と、 上記動作電力の中断を検出する検出手段と、 上記動作電力の中断の検出に応答して上記第1の制御回
    路から上記第2の制御信号を切り離す手段と、 からなる上記受信機。
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