JP2992729B2 - リニアアクチエータ - Google Patents
リニアアクチエータInfo
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
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Description
し、特に車輌のヘッドライトの光軸調整用、詳しくは車
輌の水平度の変化に伴う光軸の調整又は、現在使われて
いる近/遠距離の切換を1つのランプで光軸の傾きを変
えて達成するために用いられるリニアアクチエータに関
する。
れなどの操作、あるいはオフイスオートメーション用機
器の操作などに、モータを駆動源とし、駆動体が直線的
に移動するアクチエータが使用される。このアクチエー
タの中には、モータの回転力を直線運動に変換するリニ
アアクチエータも含まれる。このようなリニアアクチエ
ータは、平板状に広げた電動機の固定子上を、やはり平
板状に形成した可動子を移動させるようなリニアモータ
タイプのものもあるが、通常は、モータの回転力を歯車
機構を使用して直線運動に変換して、アクチエータを直
線方向に駆動している。この種のリニアアクチエータを
たとえば上記ヘッドライトの光軸方向調整用に使用した
場合、直線方向に移動するアクチエータのストローク範
囲内の位置を正確に割り出すことができれば光軸を任意
の方向に設定できる。また、アクチエータの最上位位置
または最下端位置のみを検出すれば、ヘッドライトの光
軸位置設定に関して機械的なストッパを不要とすること
ができる。従来は、アクチエータの位置を割り出すため
に、リニアアクチエータのケースの外側に位置検出器を
設けていたため、組立時に位置検出器とアクチエータと
の位置微調整を行わなければならない。また形状も大型
になるという欠点もある。また、従来のリニアアクチエ
ータは、信頼性のある機械的なストッパを有していなか
った。
な従来の不都合を解消しようとするものであり、その目
的は、アクチエータの位置検出器をリニアアクチエータ
の内部に装着することができ、信頼性ある機械的なスト
ッパを備えているようなリニアアクチエータを提供しよ
うとするものである。
するために、本願の請求項1に係る発明では、モータの
回転力を、アクチエータを回転させずにこれの直線方向
のみに変換するリニアアクチエータにおいて、モータを
構成するステータと、該ステータの中央で回転自在に支
持されたロータと、該ロータの回転中心線の周りに設け
られたねじと螺合し、回転抑止手段(3’、4’)を備
えてロータの回転により前記回転中心線に添ってのみ移
動自在なアクチエータと、該アクチエータに設けられた
アクチエータ位置を示すマグネットからなる位置表示体
と、ステータと同じ固定側のケース内にあって該位置表
示体を検知する磁気検知素子からなる位置表示体検知部
と、前記アクチエータの動作範囲外にあり該アクチエー
タの機械的な終端位置の調整が自在なストッパとを具備
することを特徴とするリニアアクチエータが提供され
る。本願の請求項2に係る発明では、請求項1に係る発
明に加えて、上記モータはステッピングモータであるこ
とを特徴とするリニアアクチエータが提供される。
とロータが回転を始める。ロータが回転するとこれに螺
合するアクチエータが上下動を始め、アクチエータに設
けた位置表示体がケース内に設けた位置表示体検知部の
対向部分を通過するとき、アクチエータの電気的な位置
が確認される。アクチエータが暴走して所定範囲を逸脱
しようとするとき、ストッパによりアクチエータの移動
は制限される。またそのストッパが作用する位置は調整
自在である。
に説明する。図1は、本発明の実施例の断面図であり、
同図において1はアクチエータである。該アクチエータ
1は非磁性の金属からなっており、断面凸型をした同じ
く非磁性金属のケース2に上下方向に出入自在に配置さ
れている。アクチエータ1の軸受部3は、ケース2の頸
部4の内部付近で上下方向にスプライン形式で軸承され
ている。図2は図1のA−A線に添って切断した断面図
である。図2から分かるように、アクチエータ1の軸受
部3はアクチエータ1の長手方向に3条の突条3’が設
けられ、また頸部4の内方には長手方向に3条の溝4’
が設けられて、突条3’は溝4’にスライド自在に嵌合
している。このため、アクチエータ1は長手方向への移
動は自在であるが、回転は不可能となる。アクチエータ
1の下端部外周には、ねじ6が切られている。ケース2
の内部には、ベアリング7、8に支えられて、円筒状の
ロータ9が、回転自在に軸承されている。ロータ9の内
面にはアクチエータ1に切られたねじ6と噛み合うねじ
10が切られている。また、ロータ9の外周には、リン
グ状の2個の永久磁石11と12がローターマグネット
として取り付けられている。ロータマグネット11とロ
ータマグネット12の外周に位置し、少しのギャップを
介して、磁極を含むステータコイル13と14が設けら
れている。なお、これらロータマグネット11、12と
ステータコイル13、14をもって周知のPM型のステ
ッピングモータを構成している。
みにより取り付けられている。アクチエータ1の下端に
は該アクチエータ1の位置決めのためのストッパ16が
配置されている。該ストッパ16は取付基板15の中央
部にねじ込まれている。該ストッパ16は図3に示すよ
うに、中央上部には先端にポイントストッパ17を有す
るセッタ18が設けられ、下部にはスクリュードライバ
の嵌合溝19を有し、かつ外周には取付基板15にねじ
込むためのねじ部20を有する。なお、このねじ20の
直径Rは、ロータ9の内側に設けられたねじ10の直径
よりも大きい。21は、取付基板15の底面に嵌め込ま
れたカバーであり、ストッパ16を保護するものであ
る。図1、図4、図5に示すように、ケース2の肩部
2’の内方には、磁気を検知するホール素子を用いた位
置検知素子23が嵌め込まれている。この位置検知素子
23は位置表示体検知部となる。位置検知素子23から
は導線が引き出され、端子24に接続されている。アク
チエータ3の突条3’には切込が形成され、更にアクチ
エータ3にはこの切り込みに連通する穴が穿たれ、これ
ら切り込みと穴には、位置表示体用のプラスチックマグ
ネット25が嵌め込まれている。
別途設けたステッピングモータ駆動回路からステータコ
イル13と14に所定の駆動用のパルスを印加すると、
ロータ9が回転を開始する。ロータ9の回転により、こ
れに螺合しているアクチエータ1は図1の上下方向に移
動する。該アクチエータ1の先端はたとえば図6に示す
ように車両のヘッドライトを取付けた基台と結合されて
いる。そして、アクチエータ1が図6に示す前後(A)
方向に移動を開始すれば、ヘッドライトの光軸はθ度変
化する。又、アクチエータ1の移動の途中でロータ9の
回転を止めればアクチエータ1はその位置で停止しヘッ
ドライトの光放射方向を所望の方向に固定することがで
きる。
ライトを覆うカバーが閉じる。そして、プラスチックマ
グネット25が位置検知素子23の前を通過し、位置検
知素子23がプラスチックマグネット25の磁気を検知
し、アクチエータ1の現在位置が検知される。図には示
されていないが、パルスモータの駆動回路がこの信号を
受信し、たとえばアクチエータ1が電気的な終端位置に
到達したことを検知してパルスモータの回転を停止する
などの指令を発する。
し、パルスモータの回転が止まらないようなことが発生
すると、アクチエータ1の底部22がストッパ16のポ
イントストッパ17に接触する。このときアクチエータ
1はこれにより以後の降下を停止する。ストッパ16の
ねじの直径Rは、アクチエータ1のねじの直径よりも大
きいのに加えて、ポイントストッパ17の先端はポイン
トタッチであるので、アクチエータ1の回転力がストッ
パ16に伝達されず、アクチエータ1の接触でストッパ
16のねじが緩んで取付基板15より脱落するようなこ
とはない。そしてステッピングモータの駆動回路は、一
定時間(所望パルス+αパルス分)のパルスをステッピ
ングモータへ供給しその後停止し、これの回転を止め
る。
19にスクリュードライバを嵌合させ、該スクリュード
ライバストッパ16を回転させて、ポイントストッパ1
7とアクチエータ1の底部22が当接する位置を替える
と、アクチエータ1の機械的な最下端位置を変更するこ
とができる。
モータの回転力をアクチエータの直線方向に変換するリ
ニアアクチエータにおいて、該アクチエータに位置表示
体を設け、該アクチエータの移動を支えるケース内部に
位置表示体検知部を設けているので、従来のようにリニ
アアクチエータの外部に位置表示体検知部を設けたもの
と比較して、形状を小型に形成できるばかりか、アクチ
ュエータの絶対位置を検知できる構造とすることがで
き、組立の際に位置表示体と位置表示体検知部との位置
合わせも必要なく、さらにモータが暴走しても機械的な
ストッパが設けられてアクチエータの不要なオーバーラ
ンが生じないなど、多くの効果を有する。
の部分断面図
示す断面図
Claims (2)
- 【請求項1】モータの回転力を、アクチエータを回転さ
せずにこれの直線方向のみに変換するリニアアクチエー
タにおいて、モータを構成するステータと、該ステータ
の中央で回転自在に支持されたロータと、該ロータの回
転中心線の周りに設けられたねじと螺合し、回転抑止手
段(3’、4’)を備えてロータの回転により前記回転
中心線に添ってのみ移動自在なアクチエータと、該アク
チエータに設けられたアクチエータ位置を示すマグネッ
トからなる位置表示体と、ステータと同じ固定側のケー
ス内にあって該位置表示体を検知する磁気検知素子から
なる位置表示体検知部と、前記アクチエータの動作範囲
外にあり該アクチエータの機械的な終端位置の調整が自
在なストッパとを具備することを特徴とするリニアアク
チエータ。 - 【請求項2】上記モータはステッピングモータであるこ
とを特徴とする請求項1記載のリニアアクチエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139092A JP2992729B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | リニアアクチエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139092A JP2992729B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | リニアアクチエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06335228A JPH06335228A (ja) | 1994-12-02 |
JP2992729B2 true JP2992729B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=15237309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5139092A Expired - Fee Related JP2992729B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | リニアアクチエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992729B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4551623B2 (ja) | 2003-02-26 | 2010-09-29 | ミネベア株式会社 | リニアアクチュエータ |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5139092A patent/JP2992729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06335228A (ja) | 1994-12-02 |
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