JP2992729B2 - リニアアクチエータ - Google Patents

リニアアクチエータ

Info

Publication number
JP2992729B2
JP2992729B2 JP5139092A JP13909293A JP2992729B2 JP 2992729 B2 JP2992729 B2 JP 2992729B2 JP 5139092 A JP5139092 A JP 5139092A JP 13909293 A JP13909293 A JP 13909293A JP 2992729 B2 JP2992729 B2 JP 2992729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
stopper
rotor
motor
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5139092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06335228A (ja
Inventor
譲 鈴木
栄 藤谷
廣人 中俣
喬裕 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP5139092A priority Critical patent/JP2992729B2/ja
Publication of JPH06335228A publication Critical patent/JPH06335228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2992729B2 publication Critical patent/JP2992729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアアクチエータに関
し、特に車輌のヘッドライトの光軸調整用、詳しくは車
輌の水平度の変化に伴う光軸の調整又は、現在使われて
いる近/遠距離の切換を1つのランプで光軸の傾きを変
えて達成するために用いられるリニアアクチエータに関
する。
【0002】
【従来の技術】車両におけるヘッドライトの自動出し入
れなどの操作、あるいはオフイスオートメーション用機
器の操作などに、モータを駆動源とし、駆動体が直線的
に移動するアクチエータが使用される。このアクチエー
タの中には、モータの回転力を直線運動に変換するリニ
アアクチエータも含まれる。このようなリニアアクチエ
ータは、平板状に広げた電動機の固定子上を、やはり平
板状に形成した可動子を移動させるようなリニアモータ
タイプのものもあるが、通常は、モータの回転力を歯車
機構を使用して直線運動に変換して、アクチエータを直
線方向に駆動している。この種のリニアアクチエータを
たとえば上記ヘッドライトの光軸方向調整用に使用した
場合、直線方向に移動するアクチエータのストローク範
囲内の位置を正確に割り出すことができれば光軸を任意
の方向に設定できる。また、アクチエータの最上位位置
または最下端位置のみを検出すれば、ヘッドライトの光
軸位置設定に関して機械的なストッパを不要とすること
ができる。従来は、アクチエータの位置を割り出すため
に、リニアアクチエータのケースの外側に位置検出器を
設けていたため、組立時に位置検出器とアクチエータと
の位置微調整を行わなければならない。また形状も大型
になるという欠点もある。また、従来のリニアアクチエ
ータは、信頼性のある機械的なストッパを有していなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来の不都合を解消しようとするものであり、その目
的は、アクチエータの位置検出器をリニアアクチエータ
の内部に装着することができ、信頼性ある機械的なスト
ッパを備えているようなリニアアクチエータを提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の発明の目的を達成
するために、本願の請求項1に係る発明では、モータの
回転力を、アクチエータを回転させずにこれの直線方向
のみに変換するリニアアクチエータにおいて、モータを
構成するステータと、該ステータの中央で回転自在に支
持されたロータと、該ロータの回転中心線の周りに設け
られたねじと螺合し、回転抑止手段(3’、4’)を備
えてロータの回転により前記回転中心線に添ってのみ移
動自在なアクチエータと、該アクチエータに設けられた
アクチエータ位置を示すマグネットからなる位置表示体
と、ステータと同じ固定側のケース内にあって該位置表
示体を検知する磁気検知素子からなる位置表示体検知部
と、前記アクチエータの動作範囲外にあり該アクチエー
タの機械的な終端位置の調整が自在なストッパとを具備
することを特徴とするリニアアクチエータが提供され
る。本願の請求項2に係る発明では、請求項1に係る発
明に加えて、上記モータはステッピングモータであるこ
とを特徴とするリニアアクチエータが提供される。
【0005】
【作用】ステータとロータとからなるモータを駆動する
とロータが回転を始める。ロータが回転するとこれに螺
合するアクチエータが上下動を始め、アクチエータに設
けた位置表示体がケース内に設けた位置表示体検知部の
対向部分を通過するとき、アクチエータの電気的な位置
が確認される。アクチエータが暴走して所定範囲を逸脱
しようとするとき、ストッパによりアクチエータの移動
は制限される。またそのストッパが作用する位置は調整
自在である。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を、図面を用いて詳細
に説明する。図1は、本発明の実施例の断面図であり、
同図において1はアクチエータである。該アクチエータ
1は非磁性の金属からなっており、断面凸型をした同じ
く非磁性金属のケース2に上下方向に出入自在に配置さ
れている。アクチエータ1の軸受部3は、ケース2の頸
部4の内部付近で上下方向にスプライン形式で軸承され
ている。図2は図1のA−A線に添って切断した断面図
である。図2から分かるように、アクチエータ1の軸受
部3はアクチエータ1の長手方向に3条の突条3’が設
けられ、また頸部4の内方には長手方向に3条の溝4’
が設けられて、突条3’は溝4’にスライド自在に嵌合
している。このため、アクチエータ1は長手方向への移
動は自在であるが、回転は不可能となる。アクチエータ
1の下端部外周には、ねじ6が切られている。ケース2
の内部には、ベアリング7、8に支えられて、円筒状の
ロータ9が、回転自在に軸承されている。ロータ9の内
面にはアクチエータ1に切られたねじ6と噛み合うねじ
10が切られている。また、ロータ9の外周には、リン
グ状の2個の永久磁石11と12がローターマグネット
として取り付けられている。ロータマグネット11とロ
ータマグネット12の外周に位置し、少しのギャップを
介して、磁極を含むステータコイル13と14が設けら
れている。なお、これらロータマグネット11、12と
ステータコイル13、14をもって周知のPM型のステ
ッピングモータを構成している。
【0007】ケース2の下部には取付基板15がねじ込
みにより取り付けられている。アクチエータ1の下端に
は該アクチエータ1の位置決めのためのストッパ16が
配置されている。該ストッパ16は取付基板15の中央
部にねじ込まれている。該ストッパ16は図3に示すよ
うに、中央上部には先端にポイントストッパ17を有す
るセッタ18が設けられ、下部にはスクリュードライバ
の嵌合溝19を有し、かつ外周には取付基板15にねじ
込むためのねじ部20を有する。なお、このねじ20の
直径Rは、ロータ9の内側に設けられたねじ10の直径
よりも大きい。21は、取付基板15の底面に嵌め込ま
れたカバーであり、ストッパ16を保護するものであ
る。図1、図4、図5に示すように、ケース2の肩部
2’の内方には、磁気を検知するホール素子を用いた位
置検知素子23が嵌め込まれている。この位置検知素子
23は位置表示体検知部となる。位置検知素子23から
は導線が引き出され、端子24に接続されている。アク
チエータ3の突条3’には切込が形成され、更にアクチ
エータ3にはこの切り込みに連通する穴が穿たれ、これ
ら切り込みと穴には、位置表示体用のプラスチックマグ
ネット25が嵌め込まれている。
【0008】次に上記実施例の作用について説明する。
別途設けたステッピングモータ駆動回路からステータコ
イル13と14に所定の駆動用のパルスを印加すると、
ロータ9が回転を開始する。ロータ9の回転により、こ
れに螺合しているアクチエータ1は図1の上下方向に移
動する。該アクチエータ1の先端はたとえば図6に示す
ように車両のヘッドライトを取付けた基台と結合されて
いる。そして、アクチエータ1が図6に示す前後(A)
方向に移動を開始すれば、ヘッドライトの光軸はθ度変
化する。又、アクチエータ1の移動の途中でロータ9の
回転を止めればアクチエータ1はその位置で停止しヘッ
ドライトの光放射方向を所望の方向に固定することがで
きる。
【0009】アクチエータ1が降下を続けると、ヘッド
ライトを覆うカバーが閉じる。そして、プラスチックマ
グネット25が位置検知素子23の前を通過し、位置検
知素子23がプラスチックマグネット25の磁気を検知
し、アクチエータ1の現在位置が検知される。図には示
されていないが、パルスモータの駆動回路がこの信号を
受信し、たとえばアクチエータ1が電気的な終端位置に
到達したことを検知してパルスモータの回転を停止する
などの指令を発する。
【00010】このときパルスモータの駆動回路が故障
し、パルスモータの回転が止まらないようなことが発生
すると、アクチエータ1の底部22がストッパ16のポ
イントストッパ17に接触する。このときアクチエータ
1はこれにより以後の降下を停止する。ストッパ16の
ねじの直径Rは、アクチエータ1のねじの直径よりも大
きいのに加えて、ポイントストッパ17の先端はポイン
トタッチであるので、アクチエータ1の回転力がストッ
パ16に伝達されず、アクチエータ1の接触でストッパ
16のねじが緩んで取付基板15より脱落するようなこ
とはない。そしてステッピングモータの駆動回路は、一
定時間(所望パルス+αパルス分)のパルスをステッピ
ングモータへ供給しその後停止し、これの回転を止め
る。
【0011】また、ストッパ16に底部に設けた嵌合溝
19にスクリュードライバを嵌合させ、該スクリュード
ライバストッパ16を回転させて、ポイントストッパ1
7とアクチエータ1の底部22が当接する位置を替える
と、アクチエータ1の機械的な最下端位置を変更するこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
モータの回転力をアクチエータの直線方向に変換するリ
ニアアクチエータにおいて、該アクチエータに位置表示
体を設け、該アクチエータの移動を支えるケース内部に
位置表示体検知部を設けているので、従来のようにリニ
アアクチエータの外部に位置表示体検知部を設けたもの
と比較して、形状を小型に形成できるばかりか、アクチ
ュエータの絶対位置を検知できる構造とすることがで
き、組立の際に位置表示体と位置表示体検知部との位置
合わせも必要なく、さらにモータが暴走しても機械的な
ストッパが設けられてアクチエータの不要なオーバーラ
ンが生じないなど、多くの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリニアアクチエータの一実施例
の部分断面図
【図2】図1のA−A線に添って切断した断面図
【図3】ストッパ16の断面図
【図4】アクチエータの部分斜視図
【図5】位置表示体と位置表示体検知部との位置関係を
示す断面図
【図6】リニアアクチエータの取付状態を示す側面図
【符号の説明】
1・・・・アクチエータ 2・・・・ケース 3・・・・軸承部 3’・・・突条 4・・・・頸部 4’・・・溝 6・・・・ねじ 7・・・・ベアリング 8・・・・ベアリング 9・・・・ロータ 10・・・・ねじ 11・・・・ロータマグネット 12・・・・ロータマグネット 13・・・・ステータコイル 14・・・・ステータコイル 15・・・・取付基板 16・・・・ストッパ 17・・・・ポイントストッパ 18・・・・セッタ 19・・・・嵌合溝 20・・・・ねじ 21・・・・カバー 22・・・・底部 23・・・・位置検知素子 24・・・・端子 25・・・・プラスチックマグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 喬裕 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネ ベア株式会社 開発技術センター内 (56)参考文献 特開 昭63−35150(JP,A) 特開 平3−112337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 37/24 H02K 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転力を、アクチエータを回転さ
    せずにこれの直線方向のみに変換するリニアアクチエー
    タにおいて、モータを構成するステータと、該ステータ
    の中央で回転自在に支持されたロータと、該ロータの回
    転中心線の周りに設けられたねじと螺合し、回転抑止手
    段(3’、4’)を備えてロータの回転により前記回転
    中心線に添ってのみ移動自在なアクチエータと、該アク
    チエータに設けられたアクチエータ位置を示すマグネッ
    トからなる位置表示体と、ステータと同じ固定側のケー
    ス内にあって該位置表示体を検知する磁気検知素子から
    なる位置表示体検知部と、前記アクチエータの動作範囲
    外にあり該アクチエータの機械的な終端位置の調整が自
    在なストッパとを具備することを特徴とするリニアアク
    チエータ。
  2. 【請求項2】上記モータはステッピングモータであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のリニアアクチエータ。
JP5139092A 1993-05-17 1993-05-17 リニアアクチエータ Expired - Fee Related JP2992729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5139092A JP2992729B2 (ja) 1993-05-17 1993-05-17 リニアアクチエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5139092A JP2992729B2 (ja) 1993-05-17 1993-05-17 リニアアクチエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06335228A JPH06335228A (ja) 1994-12-02
JP2992729B2 true JP2992729B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=15237309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5139092A Expired - Fee Related JP2992729B2 (ja) 1993-05-17 1993-05-17 リニアアクチエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2992729B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4551623B2 (ja) 2003-02-26 2010-09-29 ミネベア株式会社 リニアアクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06335228A (ja) 1994-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7508102B2 (en) Brushless motor having a circuit board having a central hole and escape holes
EP3690294A1 (en) Electronic expansion valve
US4755709A (en) Electric machine having magnetic bearing means
EP0650246A1 (en) Brushless motor
US4898759A (en) Molded printed circuit board for use with a brushless electric motor
JPWO2005107049A1 (ja) ブラシレスモータ
US20030090171A1 (en) Direct current brushless motor
US4910420A (en) Brushless electric motor
CN115421345A (zh) 可变光圈驱动马达、摄像装置及电子设备
JP2992729B2 (ja) リニアアクチエータ
US6064471A (en) Distance measuring device
KR20240011190A (ko) 직접 구동 모터 및 지능형 장치
US20210067009A1 (en) Electric motor positioning device, electric motor, and gimbal
JPH03198647A (ja) ブラシレスモータ
CN218350671U (zh) 可变光圈驱动马达、摄像装置及电子设备
JPS61121760A (ja) 無整流子モ−タ
JPH08256449A (ja) 出力軸のない振動モータ
US11852511B2 (en) Absolute encoder
JP3308295B2 (ja) リニアアクチエータ
CN219841982U (zh) 一种磁编码器
CN220668388U (zh) 电子膨胀阀、制冷设备和汽车
JPH022074Y2 (ja)
CN210807045U (zh) 一种半圈步进电机
CN217427873U (zh) 角振动台
KR101106837B1 (ko) 리니어 스테핑 모터

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees